4: 2017/06/09(金) 23:24:49.775
―ガヴリール家の玄関―


ガヴリール(ふぁぁぁ……ネトゲをしすぎて寝むい……)

ガヴリール(しょうがない、授業中寝ますか……)ガチャッ

ガヴリール(……ん? 玄関前になんか落ちてる……)ヒョイ

ガヴリール(ボタンと紙? ……なんて書いてあるんだろ)ピラッ




「ランダムボタン・・・これは相手に向けてボタンを押すと、相手にランダムで何かがおきるよ!

良いことも悪いことも起こるから、くれぐれも悪用してはダメだよ!」

5: 2017/06/09(金) 23:25:37.823
ガヴリール(へえ、相手になんか起こるボタンね……)

ガヴリール(……面白そうだから誰かに使ってみるか!)ニヤリッ


―学校―


ガヴリール(さーて、誰に使おうか……)スタスタ


タプリス「!」

タプリス「天真先輩―!!」トテテ

ガヴリール(お、タプリスか……丁度いい所にきたな)

ガヴリール(最初の被験者に決定だ!)ポチッ


タプリス「天真先輩! おはようございます!」ペコッ

ガヴリール「おはよう、タプリス…………何か変わったことはあるか?」

6: 2017/06/09(金) 23:27:00.676
タプリス「はい! 天真先輩のつるペタボディを舐めまわしたいです!」

ガヴリール「ふぁっ!?」

タプリス「それか天真先輩の履きたてパンツを、じっくりコトコト煮込んで出汁をとって、調味料として使いたいです!

 天真先輩はどちらがいいですか?」

ガヴリール「どっちも嫌だよ!?」

タプリス「もう……わがままな人ですね……!」プクー

ガヴリール「今のタプリスはふくれっ面しても可愛くないからね ただの変態だか……」ハッ

ガヴリール(これはもしかして……あの装置の影響か!?)




ガヴリール(…………)

ガヴリール(すまなかったタプリス!)ダッ

7: 2017/06/09(金) 23:28:16.131
タプリス「天真先輩なぜ逃げるんですか!? 私と良いことしましょうよ!」

ガヴリール「すまん、また今度な!」ヒューン



タプリス「行っちゃった……」


タプリス「まあ、いいや……今日の放課後は天真先輩の机でガ〇ニーをしよう♪」ルンルン


『タプリス ボタン使用者(ガヴリール)に対して変態になる』




ガヴリール(本当にすまなかったタプリス……こんな駄目な私を許してくれ)クッ

ガヴリール(…………ボタンの効果はいつまで続くんだろう?)

9: 2017/06/09(金) 23:29:34.079
まち子「あれ、天真さん こんな所で何をしているの?」


ガヴリール(まち子か……ヴィーネに劣らず世話焼きなクラスの委員長)

ガヴリール(何が起こるのか……私、気になります!)


ガヴリール「ちょっとした実験をしているんだよ」ポチッ


まち子「!!!」ドクンッ


まち子(あれ……天真さんって前から思ってたけど……可愛い……!)ドキ

まち子(長いまつ毛にもふもふの金髪の髪……)ドキドキ

ガヴリール「どうしたまち子?」

まち子「いえ、なんでもないわ///」

ガヴリール「顔が赤くなっているぞ……もしかして、熱があるのか?」

まち子「熱はないわ、大丈夫よ……///」ドキドキ

まち子(他人に興味なさそうだけど……実は心配してくれるところもいい……///)ドキドキ

11: 2017/06/09(金) 23:31:13.400
ガヴリール「……そうか、もし何かあったら私に言ってくれよ」

ガヴリール「まち子は大事な……友達だからな」ニコッ


まち子(!!)キュン

まち子(もしかして、これは……恋!?///)カアアアア

ガヴリール「んじゃ、もう行くな……体調には気をつけろよ」スタスタ

まち子「う、うん……ありがとう///」


まち子(……天真さんを……好きになったかも///)キュン


『まち子 ガヴリールを好きになる』


ガヴリール(まち子にはなにも起こらなかったな……)スタスタ

ガヴリール(こういうこともあるのかな?)ウーン

13: 2017/06/09(金) 23:32:15.098
サターニャ「あれ、ガヴリール何してるのよ」

ガヴリール(サターニャか……)

ガヴリール「……今から、トイレに行こうと思っているんだよ」

サターニャ「ちょうど、私も行きたかったからついていくわ! 異論はないわね!」

ガヴリール「はいはい、分かったよ」テクテク


―女子トイレー


ガヴリール(あ、ついでだしボタンを押そう)ポチッ

ガヴリール(さーて、サターニャには何が起こるのかな?)ワクワク

14: 2017/06/09(金) 23:34:17.882
サターニャ「!!」ビクン

サターニャ(え……? 何この感じ……?)

ガヴリール「……? おーい、サターニャ?」ポン

サターニャ「ふぁ……あああああぁぁぁっっ!?」ビクビクンッ 

ガヴリール「え!? どうしたんだサターニャ!?」

サターニャ「いま……はなし……かけにゃいでぇ……」ビクンビクン

ガヴリール(これは……もしかして!)ピコーン

ガヴリール「おい、大丈夫か」ガシッ

サターニャ「にゃあああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」ビクビクンッ

ガヴリール「……」ニヤリ

ガヴリール「前から思っていたが……サターニャって意外と胸大きいよな!」ガシッ モミモミ

サターニャ「い……や、あぁぁぁぁああぁぁぁっっ!!」ビクンビクンビクンッ

15: 2017/06/09(金) 23:34:58.330
サターニャ「おね……がい、さわら…………ないで……」ウルウル

ガヴリール「……!」ゾクゾクッ


ガヴリール「そんなこと言って……これがいいんだろ!」モミモミモミモミ

サターニャ「あひぃぃいいいいいっっ!!?」ビックゥゥ!!

サターニャ「ダ……メ……! もれちゃうううぅぅぅっっ!!!」チョロ…

ガヴリール「え?」


ショロロロロロロ…………


ガヴリール(や……やってしまったああぁぁぁぁ!!)アワアワ


サターニャ「う……うわあああああああああぁぁぁん」ポロポロ


ガヴリール「すまなかったサターニャ! 調子に乗りすぎた!」

サターニャ「…………替えのもの持ってきてよ」ヒッグヒッグ

ガヴリール「分かりました!!」ダッシュ!!

16: 2017/06/09(金) 23:35:57.486
ガヴリール(その後、私の体操服の下を持ってきてサターニャに履かせた……)

ガヴリール(さすがに、やりすぎてしまった……)

サターニャ「今日のことは……誰にも言わないでね……」グスッ

ガヴリール「ああ、絶対に誰にも言わない! すまなかったサターニャ!」ペコッ

サターニャ「そう……反省しているなら許すわ!」ニコッ

ガヴリール(……サターニャまじ天使! かわいい!)キュン


『サターニャ 全身の感度があがる』

17: 2017/06/09(金) 23:37:04.279
ガヴリール(やりすぎには注意しよう……)

???「ガヴリール」

ガヴリール「!! 誰だ!」キョロキョロ

ゼルエル「私だ、ガヴリール」ヌッ

ガヴリール「わぁ!! ゼルエル姉さん、学校まで来ないでよ!」

ゼルエル「なーに、偶然にも愚妹が女子トイレで、悪魔の子を泣かしているのを千里眼で見てしまってな……」

ゼルエル「一体、どういうことか説明しろ! ガヴリール!」ギロッ

18: 2017/06/09(金) 23:37:40.013
ガヴリール(あわわ、姉さんに見られていたのかよ!)

ガヴリール(くそ、こうなったら)

ゼルエル「聞いているのかガヴリール!」

ガヴリール「頼む! なにか起きてくれ!」ポチッ


ゼルエル「!!」


ゼルエル「…………」

ガヴリール「……? どうしたの……ゼルエル姉さん?」

ゼルエル「姉さんと気安く呼ぶな」

ガヴリール「!」ビクツ

ガヴリール「え、どういうことなの……?」オロオロ

ゼルエル「お前など好きに生きていけばいい」

ガヴリール「!?」

19: 2017/06/09(金) 23:38:26.019
ゼルエル「一生下界で暮らせ」

ゼルエル「もう、天界に帰ってくるなよ」バサッ

ガヴリール「ちょっと待ってよ!」

ゼルエル「私はお前が嫌いだ 見るだけでもイライラする」

ゼルエル「天界に一歩でも踏み入れたら……その時は容赦せん」ギロッ

ゼルエル「神足通!!」ヒュンッ


ガヴリール「……え、もしかして……ゼルエル姉さんに……嫌われた……?」

ガヴリール「うう……」グスッ


『ゼルエル ボタン使用者を嫌いになる』

20: 2017/06/09(金) 23:39:17.696
ガヴリール「なにしてんだよ、私は……」グスッ トボトボ

ガヴリール(装置の効果はすぐに切れるよな……)

ガヴリール(もしも、一生このままだったら……)ゾクッ


ラフィエル「あれ、ガヴちゃんどうしました? 元気ないですね」

ガヴリール「! 何でもない……」ゴシゴシ

ラフィエル「なにか困ったことがあったら私に相談してくださいね」フフッ

ガヴリール「……! うん、わかった」

ガヴリール(そうだな……今は悩んでも仕方がないな)

ラフィエル「……ガヴちゃんの手に持っているものは何ですか?」

ガヴリール「えっと……これは……その……」オロオロ

ガヴリール(もしも、ゼルエル姉さんのようにラフィにも嫌われたら……)ブルッ

ラフィエル「見せてください! ガヴちゃん!」ワクワク ガシッ

21: 2017/06/09(金) 23:40:13.812
ガヴリール「あ、ちょっと……!」ポチッ



ラフィエル「!!」ボンッ


ガヴリール(ああ……押してしまった…………ん?)

ラフィにゃん「にゃんですか! これはーーー!!」ネコミミ シッポフリフリ

ガヴリール「ラフィに猫耳と尻尾が生えた!?」ガ-ン

ラフィにゃん「これはどういうことニャ! ガヴにゃん!」フシャー


ガヴリール「あの……その……ごめんなさい!」ダッ

ラフィにゃん「逃がさにゃいニャー!」ダッ



ガヴリール(その後、ラフィにゃんから逃げ続けているとサターニャに出くわした)

ガヴリール(ラフィにゃんはサターニャに意識が向いたおかげで私はなんとか逃げ切れた……)

ガヴリール(後ろからはサターニャの悲鳴が聞こえてきたが……助けられそうになかった)クッ

ガヴリール(すまない、サターニャ! 今度、なにかお詫びをするから!)タッタッタッ


『ラフィエル 猫っぽくなる』

22: 2017/06/09(金) 23:41:43.080
ガヴリール(ハアハア……ここまで逃げ切ればいいだろ……)ゼエゼエ

ヴィーネ「あら……ガヴ、どうしたの? そんなに汗かいて」

ガヴリール「ああ、ヴィーネか……」ゼエゼエ

ヴィーネ「もう、そんなに汗かいて……汗を拭くから動かないでね」フキフキ

ガヴリール「ありがとう、ヴィーネ」フー

ガヴリール(ヴィーネか……まだ、ボタンは使ってはないな……)

ガヴリール(最後だから、押すか……)

ヴィーネ「それで、どうしたの? こんなに汗かいて?」

ガヴリール「実は……ラフィに追いかけられていたんだ」ポチッ


ヴィーネ「!!」ビクン


ガヴリール(さーて、どうなるのか……)

23: 2017/06/09(金) 23:43:45.126
ヴィーネ「まったく……ラフィには呆れたものね」

ヴィーネ「こんなに可愛くて優しい、私の大好きなガヴを追いかけるなんて……」プンプン!


ガヴリール「ああ、そうだ…………今、なんて言った?」

ヴィーネ「……? 私の大好きなガヴを追いかけるなんて」

ガヴリール「そうだ、そこだ……え、私のことが好きなのか……?」

ヴィーネ「何言っているの、ガヴとは目と目が合う瞬間好きだと知ったのよ」


ガヴリール(何言っているんだ!?…………もしかして、本音が出てるとか!)

ヴィーネ「はあ……早くガヴと付き合いたいわ……」

ガヴリール「お付き合いはまだ早いよ!」

ヴィーネ「まだ……それは付き合ってもいいっていうこと?」ズイッ

ガヴリール「いや、そういうわけじゃ……(顔が近いよ///)」カアア

ヴィーネ「私はガヴと……そんな関係に……なりたいな///」モジモジ

ガヴリール「……!」ドキッ


ガヴリール「……ごめん、ヴィーネ! その話はまた今度!」ダッ

ヴィーネ「あ、待ってよーー! ガヴー!」タッタッタッ


『ヴィーネ ボタン使用者に本音を言ってしまう』

24: 2017/06/09(金) 23:44:52.002
タプリス「あ、天真先輩探しましたよ! やっぱり、先輩のパンツを被ってガ〇ニーしたいです!」トテテ


まち子「天真さん……ガヴリールって呼んでもいい///」モジモジ


サターニャ「ちょっと、ガヴリール! ラフィエルをなんとかしなさいよ!」グググッ

ラフィにゃん「サターニャん! 私と遊んでにゃー!」ググググッ


ゼルエル「ガヴリールぅぅぅ! お姉ちゃんが悪かったよーー! 私のこと嫌いにならないでー!!」グスッ 


ヴィーネ「返事を聞かせてよー! ガヴー!」タッタッタッ


ガヴリール「もう、このボタンはこりごりだ!」


           おわり

25: 2017/06/09(金) 23:46:57.436
終わりです
安価ssの練習としてやってみたんですが、すごく難しかったです
もっと、上手に作れるようにします

27: 2017/06/10(土) 00:17:14.655
安価SSは心が汚くなるからやめなさい

28: 2017/06/10(土) 00:30:22.797
>>27
読者の奴隷だからなぁ

引用元: ガヴリール「ランダムでなにかが起きるボタン?」