4: 2014/05/23(金) 22:42:58.11
あずさ「あ、あの、それってどういう意味ですか?」

伊織「あずさー、行くわよー」

あずさ「プロデュー……」

亜美「なーにやってんの!はやくいくよー!」ぐいぐい

あずさ「あっ……」

P「……」

5: 2014/05/23(金) 22:51:02.97
P「20歳……めっちゃくちゃいい年齢じゃん……」

P「あの胸、モミしだきたい」

P「誰だよ、年増とか言ってるやつら……」

P「ちっぱいがいいだと?」

P「あるに越したほうがいいにきまってんだろ……」

P「だいたい、あのフェロモンっつーか……実際やばいだろ」

ぶつぶつ

春香(なんかぶつぶついってる……)

8: 2014/05/23(金) 22:55:52.26
P「はぁ……癒されてぇ……」

春香「プロデューサーさん!」

P「お、おはよう春香」

春香「どうしたんですか?なんかぶつぶつ言ってましたけど」

P「んー、あずささんのこと考えてたんだ」

春香「あずささんの?」

P「いや、20歳って普通に考えたらかなりいいところだし」

P「あのナイスバディはかなりの武器……」

P「あげくあの性格は申し分ないという」

春香「はぁ……」

P「なんか、女が出てるって感じがすごいんだよね」

春香「……女……ですか」

10: 2014/05/23(金) 22:59:32.64
P「っと、すまん。お前にいうことでもなかったな」

春香「い、いえ」

春香「……」

春香「あ……あのっ……」

P「ん?」

春香「プロデューサーさんは……あずささんみたいな人がタイプなんですか?」

P「……春香」

P「リボンが傾いてるぞ」

春香「え!?あっ、ほんとだ」

P「さー、営業行ってくるかな」

春香「えっ!あっ!プロデューサー!?」

P「~♪」

13: 2014/05/23(金) 23:03:00.70
あずさ(……あれは……どういう)

あずさ「メス臭い……」

あずさ(あの日じゃないのに……そんなに匂うのかな)クンクン

伊織「何やってんの?」

あずさ「伊織ちゃん、私って臭う?」

伊織「?」

伊織「ん~」クンクン

伊織「……すっごくいい匂いよ」

あずさ「……ふふっ、ありがとう」なでなで

伊織「なっ……なによ」

あずさ「何でもないわ、ふふふっ」なでなで

17: 2014/05/23(金) 23:12:28.20
P「ふぃ~」

P「さーて、資料をまとめないと……」

音無「プロデューサーさん、私、今日用事があるので先に帰りますね」

P「え?音無さん、用事があるんですか?」

音無「むっ、私にだって用事くらいありますよ」

P「そうですか、お疲れ様です」

音無「おつかれさまです、また明日」ぱたん

P「……っし、さっさとまとめて帰るか」

「~~~」「~~~」

P「ん?なんだ?廊下から話し声が……」

19: 2014/05/23(金) 23:17:30.30
ガチャッ

律子「お疲れ様です!」

亜美「兄ちゃん!亜美はお疲れじゃ!」

伊織「うるさいわよ、まったく」

P「おー、そっちも終わったところか?」

律子「そうですね。私はあと資料をまとめて」

亜美「亜美はいおりんが買ってきてくれたケーキ食べたら帰るー」

伊織「ありがたく思いなさいよ」

亜美「へへーっ」

P「あれ?あずささんは?」

律子「あれ?先に帰ったのかしら?」

伊織「えぇ!?ケーキ余っちゃうじゃない!」

20: 2014/05/23(金) 23:21:41.08
しばらくして

P「ったく、食ったもんくらい片づけて……」

P「あーぁ、資料にジュースこぼしてる……ったく」

P「律子も早々に帰っちまうし」

P「……仕事を増やされただけとはな」

がちゃっ

P「っ、律子、せめて後片付けくらいは手伝って」

あずさ「プロデューサーさん」

P「って、あずささんでしたか」

P「……3人が帰ってきてから1時間ほど何してたんです?」

あずさ「えーっと……まぁいいじゃないですか」

24: 2014/05/23(金) 23:28:30.11
P「もう遅いんですから……」

あずさ「そんなことよりプロデューサーさん」

あずさ「一つ、どうしても聞いておかないといけないことが」

P「なんです?」

あずさ「私が事務所に出る前に、その……私が……」

P「……私が?」

あずさ「その……め……メス……臭いとか……」

P「え?」

あずさ「で、ですから、メス臭いって……」

P「……すみません、よく聞こえなかったのでもう一度おねがいします」

あずさ「……メス臭い……って、どういう意味ですか?」

P「……え?ごめんなさい、もう一度……あずさ「聞こえてますね?」

26: 2014/05/23(金) 23:33:17.95
P「……」

P「ごめんなさい、本当に聞こえてなかったのでもう一度だけお願いします」

あずさ「……」

あずさ「メス臭い、っていいましたよね」

あずさ「どういう意味ですか?」

P(あ、さすがにもう恥ずかしそうには言ってくれないな)

P「……あぁ、メス臭い」

P「聞こえてたんですか」

P「すみません、ちょっと疲れてて……」

あずさ「……」

P「確かに言いましたね、すみません」

あずさ「……そ、その……どういう意味か……聞かせてもらえませんか?」

29: 2014/05/23(金) 23:38:55.80
P「……どういう意味だと思います?」

あずさ「え……」

P「あずささんって、メス臭いですよね?って意味」

P「どういう意味だと思います?」

あずさ「し、知りませんよっ!」

P「わからないなら考えてください」

P「いきなり答えを求めないでください」

P「あずささんの返答次第で正解不正解にかかわらず答えをお教えしますよ」

P「あずささんは自分が『メス臭い』」

P「そういわれて、俺がどうあずささんを見ていると感じているのか」

P「それが知りたいので」

あずさ「……」

30: 2014/05/23(金) 23:40:49.59
Pがわりとクズい

33: 2014/05/23(金) 23:44:01.10
P「答えないなら帰ってください」

P「タクシーを呼びますので」

あずさ「ま、待ってください……」

あずさ「考えます……考えますから……」

P「ははっ、愉しみにしてますよ」

あずさ「……」

P「俺はこっちで資料まとめときますんで、いつでもいってください」

あずさ「……」

34: 2014/05/23(金) 23:44:38.95
割とどころかガチ屑だった

36: 2014/05/23(金) 23:51:12.89
あずさ「……」

P「……」パチパチパチ ッターン

P「あ、お茶でも飲みますか?」

あずさ「いえ、結構です」

P「そんなに固くならないでくださいよ」

あずさ「……プロデューサーさんって、結構堅実だと思ってたんですが」

あずさ「割と……変態といいますか……危ない感じがしますね」

P「あずささんは俺のことをそう思ってたわけですか?」

あずさ「そ、そうではないんですが……」

あずさ「……私のこと……体臭のキツい女って思ってますか?」

P「……え?」

あずさ「……伊織ちゃんはいい匂いって言ってくれましたけど」

あずさ「男の人と女の人じゃ感じ方が違うのかなって……」

あずさ「だとしたら少し傷つきます……」

P「ほぅ……」

37: 2014/05/23(金) 23:53:12.82
ほぅじゃない

39: 2014/05/23(金) 23:53:47.53
ほう・・・

40: 2014/05/23(金) 23:54:29.89
ふぅ…

42: 2014/05/23(金) 23:58:40.99
P「あずささんは俺がいった『メス臭い』という『臭い』に反応したわけですね」

P「そして俺はあずささんの『体臭』を『臭い』、そう感じていると思っているわけです」

あずさ「……そうじゃないんですか?」

P「否……その答えは不正解です」

P「単に『体臭が臭い』と『メス臭い』というのは全くの別物です」

P「意味が分かりますか?」

あずさ「いえ……」

P「『体臭』というのが単なる嗅覚を通じて脳に働きかける『臭い』とします」

P「『メス』の『臭い』、それ即ち『フェロモン』を意味します」

P「つ・ま・り」

P「メス臭いですよね、といった意味は……」

P「あずささんは男を誘惑する色気のあるフェロモンをまき散らしていますよね」

P「という意味になるわけです」

43: 2014/05/23(金) 23:59:05.35
意味が分からない

44: 2014/05/24(土) 00:03:42.80
あずさ「……」

P「ここまで話したのでぶっちゃけトークをしましょう」

P「俺は20歳ってすごく魅力のある年齢だと思います」

P「その胸……いいえ、おっOいだって大きさや張りもワンダフル」

P「あげくその穏やかな性格も相まってミラクル」

P「想像する夜の営みはカーニバル!!……というわけですよ」

P「っと、ぶっちゃけてないですね」

P「ぶっちゃけ、あずささん工Oすぎって言いたいだけです」

あずさ「そ……そんな……」///

P「さぁ、答えたところでもういいでしょう」

P「明日も仕事なんですから、今日は家に帰ってゆっくりしてください」

50: 2014/05/24(土) 00:14:41.79
あずさ「あ、あのぉ……」

P「はい?」

あずさ「えっとぉ……」

あずさ「……」

P「どうしました?」

あずさ「……その……プロデューサーさんにとって私ってタイプ……なんでしょうか?」

P「タイプです、ドストライク」

あずさ「……あ、あらあら~……」///

P「それがどうかしましたか?」

あずさ「えっと……じゃ、じゃあ……そのぉ……」

P「そんなもじもじして……誘ってるんですか?」

あずさ「っ……」

あずさ「も、もしそうだとしたら……」

P「襲っちゃいますよ?」

あずさ「……」///

53: 2014/05/24(土) 00:20:47.35
P「まぁ冗談はさておき、時間は本当に冗談じゃなくなりつつあるわけです」

P「もうすぐ日が変わっちゃいますよ?」

あずさ「……その、私も……冗談じゃないって言ったら」

P「?」

P「あぁ、それなら早く帰りましょうか」

P「そんな時間を気にしてたなら言ってくれれば」

あずさ「違います!」

あずさ「……その……誘ってるのが冗談じゃないって意味です……」

P「……つまり、俺に襲ってほしいってことですか?」

あずさ「……これ以上……言わせないでください」

P「襲って」スッ

P「ほしいですか?」ジッ……

あずさ(そ……そんな至近距離で見つめられたら……)

P「顔、真っ赤ですよ」

54: 2014/05/24(土) 00:27:54.86
P「どうしてほしいんです?」

あずさ「……」

P「言いませんか」スッ

あずさ「あっ」

P「俺も仕事切り上げて帰ります」

P「途中まで送りますから、帰りましょう」

あずさ「……き……キスしてください」

P「……あぁ」

P「声が小さくて聞こえませんでした」

あずさ「キスしてほしいです……」

P「お断りします」

あずさ「……」

P「……」

55: 2014/05/24(土) 00:31:36.27
あずさ「そ…そうですか……」じわっ

P「なんて……」スッ 

P「嘘ですよ」

あずさ「っ……プロデューサーさん……」スッ

バーーン!!!

あずさ「!?」

亜美「ドッキリ大成功!」

あずさ「え!?」

P「いやぁ、やばかった」

P「もうちょっと早く出てきてくれ……」

あずさ「……え?」

56: 2014/05/24(土) 00:32:37.07
え?

57: 2014/05/24(土) 00:33:33.86
え?

58: 2014/05/24(土) 00:33:52.56
は?

59: 2014/05/24(土) 00:37:57.42
てめえこらあずささん泣かしたらただじゃおかねえぞこら

61: 2014/05/24(土) 00:38:29.62
律子「というわけで、ドッキリでした」テッテレー

あずさ「……あらあら、ドッキリだったんですか」

伊織「なぁに?もうちょっと驚いてもいいのよ?」

あずさ「ふふっ……いきなりでプロデューサーさんの様子がおかしいと思ってたから」

亜美「渾身の演技でしたよ旦那!」

P「勘弁してくれ、あれ以上は無理」

あずさ「ふふっ、プロデューサーさん?」

P「いやぁ、すみません……3人からドッキリを手伝えと言われて……」チュッ

律子「なっ」亜美「わきゃっ!?」伊織「うぇ!?」

あずさ「ふふっ、ドッキリのお返しです」

あずさ「この気持ちの責任はとってもらいますからね!」

P「……メス臭ぇ」

END

62: 2014/05/24(土) 00:39:32.11
ムンムンだな

64: 2014/05/24(土) 00:44:30.88
落ち込むんじゃなくてグイグイいくあずささん素敵

引用元: P「あずささんってメス臭いですよね」あずさ「え・・・」