1: 2017/03/28(火) 23:52:33.817
◇サターニャの家

ラフィエル「お邪魔しまーす」

サターニャ「なんか普通に家に来る方が珍しい気がするわね」

サターニャ「大体侵入よね」

ラフィエル「そんなに侵入しているわけではありませんけどね」

犬「ワンワン!」

ラフィエル「おーよしよしー」

犬「クウン」

2: 2017/03/28(火) 23:52:56.232
サターニャ「何よお前!」

サターニャ「私が撫でてもそんな声で鳴かないじゃない!」

ラフィエル「あらあら、やきもちでしょうか」

サターニャ「別にそんなんじゃないし!」

サターニャ「ただ使い魔として服従すべき相手を見誤ってるんじゃないかと……」ゴニョゴニョ

サターニャ「も、もういいでしょ!」

サターニャ「何か飲み物持ってくるわ」

ラフィエル「私カフェオレがいいです」

サターニャ「無いわよそんなもん」テクテク

ガチャバタン

4: 2017/03/28(火) 23:53:26.874
犬「……」ブルッ

ラフィエル「?」

犬「……」プリプリ

ラフィエル「ほう……」

犬「」スッキリ

ラフィエル「サターニャさんの部屋でうOちをするとはやりますねえあなた」

ラフィエル「まあわんちゃんですからあまりおかしくはないんですけどね」

ガチャバタン

5: 2017/03/28(火) 23:53:57.857
サターニャ「おまたせー、ってあぁ!」

サターニャ「お前またやったわねーっ!」

ラフィエル「しつけはなさってないんですか?」

サターニャ「してるわよ!」

サターニャ「でもこいつ全く言うことを聞かないの」

ラフィエル「賢い子ではあるんですけれどね」

犬「ワン」

サターニャ「あんたわざとやってるんじゃないの?」

犬「ワンワン」

サターニャ「それならいいけど……」

ラフィエル(会話してる!?)

6: 2017/03/28(火) 23:54:32.033
サターニャ「ていうか片付けなきゃ」

テキパキ

フキフキ

ラフィエル「……」

ラフィエル「なるほど」

サターニャ「なんで何か思いついたみたいな顔してるのよ」

ラフィエル「あぁ、いえ」

ラフィエル「なんでもないです」

ラフィエル「……」

7: 2017/03/28(火) 23:54:43.200


ラフィエル(うOちを片付けるサターニャさん……)

ラフィエル(なんでしょうね、汚いものと綺麗なもののベストマッチ感は)

ラフィエル(何かに目覚めそうでした)

ラフィエル(……)

ラフィエル(よし)

8: 2017/03/28(火) 23:55:24.760


ペットショップ店員「ありがとうございましたー」

ラフィエル(サターニャさんの家に置いてあったドッグフードは確認しておきましたから同じものを購入することが出来ました)

ラフィエル(計画を整理しましょう)

ラフィエル(今日から私はサターニャさんのところの犬と同じ食生活をします)

ラフィエル(これは私のうOちを少しでも犬に似せるためです)

ラフィエル(私のうOちが十分に犬のうOちになったら)

ラフィエル(サターニャさんのお部屋でサターニャさんが退席した隙にうOちをします)

ラフィエル(サターニャさんはうOちを犬のうOちと勘違いして片付けるでしょう)

ラフィエル(その姿を見て私は背徳感を得る)

ラフィエル(完璧ですね)

9: 2017/03/28(火) 23:55:42.561
◇数週間後

ラフィエル「ドッグフードと水とメロンパンだけの生活はなかなか堪えますね」

ラフィエル「でもそれも全ては大いなる計画のため」

ラフィエル「サターニャさーん」

サターニャ「おはようラフィエルなんか痩せた?」

ラフィエル「はい3キロほど」

サターニャ「大丈夫なの? ちゃんと食べてる?」

ラフィエル「大丈夫ですよ」

10: 2017/03/28(火) 23:56:04.106
ラフィエル「お優しいですね」

サターニャ「はあ!?」

サターニャ「別にただサタニキアブラザーズの体調管理は師匠である私の務めっていうだけで……」

ラフィエル「今日、サターニャさんのお家にお伺いしても?」

サターニャ「え? いいわよ」

ラフィエル「じゃあ放課後お邪魔しますね」

ラフィエル「お茶菓子、楽しみにしています!」

サターニャ「たいしたものはないわよ」

11: 2017/03/28(火) 23:56:16.681
ラフィエル「またまたご謙遜を」

ラフィエル「大悪魔であるサターニャさんのことですからきっと私のような小物では一生目にする機会のないようなお茶菓子をご用意してくださるに決まっています」

サターニャ「と、当然よ!」

ラフィエル「うふふ」

12: 2017/03/28(火) 23:56:34.689
◇サターニャの家

犬「ワンワン」

サターニャ「じゃあお茶入れてくるわね」

ラフィエル「そういえば今日は新しいちゃようを持ってきたんですよ」

サターニャ「ちゃよう?」

ラフィエル「お茶の葉っぱと書いて茶葉です」

サターニャ「ちゃばじゃないの?」

ラフィエル「本来はちゃようと読むところをメディアがちゃばと誤って発信したせいでちゃばという読み方が一般的になったのだとか」

サターニャ「へー」

サターニャ「まあどうでもいいんだけど」

サターニャ「じゃあ今日はそれを淹れてみるわね」

ラフィエル「お願いします」

ガチャバタン

13: 2017/03/28(火) 23:56:50.596
ラフィエル(これでサターニャさんはお湯を沸かしてお茶を入れるまでは帰ってこないはず)

ラフィエル(私も人の家でのうOちは慣れていませんから)

ラフィエル(どのくらい時間がかかるかわかりませんからね)

ラフィエル(お湯が沸かしている間に帰ってくる可能性もありますが)

ラフィエル(前に来たときにヤカンに細工をして沸騰しても音がならないようにしておいたので)

ラフィエル(サターニャさんはそばでお湯を見張るはずです)

ラフィエル(部屋に居ては沸騰してもわかりませんからね)

犬「クウン?」

14: 2017/03/28(火) 23:57:03.400
ラフィエル「今から見ることはサターニャさんには秘密ですよ?」

犬「ワン!」

ラフィエル「うふふ、偉いですね」

ラフィエル「さて」ヌギッ

ラフィエル「ん、む……」グヌヌ

ラフィエル(あぁ、なにやってるんでしょう私は)

ラフィエル(ご友人の部屋でうOちをしようとしている)

ラフィエル(もしこんな姿見られたらどうなることか)

ラフィエル(下手すれば通報ですよね)

ラフィエル(私だったら通報します)

15: 2017/03/28(火) 23:57:17.139
ラフィエル「ん、ぐぅ……」グヌヌ

ラフィエル(おかしい……出ない……)

ラフィエル(緊張のせいでしょうか)

ラフィエル(あ、でももう少し……)グヌヌヌヌ

ラフィエル「んっぐぅ!」ボフン

ラフィエル「ふう……あら」プシャアアア

ラフィエル「大きい方だけのつもりがつい小さい方まで……」シャァァ

ラフィエル「別々に出す訓練もしないとですね」プシュゥ

16: 2017/03/28(火) 23:57:31.113
ラフィエル「あっ」

ラフィエル「拭くものがありません!」

ラフィエル「部屋を見渡す限り拭けるものはサターニャさんの衣服しか……」

ラフィエル「流石にそれは出来ません」

ラフィエル「仕方ないですね」

ラフィエル「このまま下着を穿きましょう」

ラフィエル「うぅ……」

ラフィエル「気持ち悪い……」

ラフィエル「でも客観的に見て気持ち悪いのは私ですかね」

ラフィエル「ふう……」

ガチャバタン

17: 2017/03/28(火) 23:57:44.572
サターニャ「待たせたわね……ってあぁ!」

サターニャ「お前また!」

サターニャ「しかもおしっこまで!」

サターニャ「もー! ぐちゃぐちゃじゃない!」

サターニャ「っていうかラフィエルも見てたなら止めなさいよ!」

ラフィエル「いやー、うふふ」

サターニャ「もう、お茶が冷めるまえに早く片付けなきゃ」

テキパキ

18: 2017/03/28(火) 23:58:30.539
 サターニャさんは何枚かトイレットペーパーを手に取り、まずは大きいものを手慣れた手つきでひょいひょいと掴んでいきます。

 一旦手に取ったそれをトイレに流しに行き、次は床に広がった小さい方を拭いていきます。

 広がったそれを、周りから中心へと集めるように拭いていきます。

 その液体はトイレットペーパーに染み込んで行き、サターニャさんの手を汚します。

 サターニャさんは犬のトイレの始末は慣れているのでしょうね、てきぱきと床がきれいになっていきます。

 まさか今片付けたそれが犬のものではないだなんて、考えもしないでしょうね。

19: 2017/03/28(火) 23:58:47.032
サターニャ「なんか悪いわね、あんたが来ている時に限って」

ラフィエル「いえいえ、お気になさらず」

サターニャ「ほら、このお茶菓子この間実家から届いたのよ」

サターニャ「お父様とお母様が腕によりをかけて作った新作よ!」

サターニャ「心して口にすることね」

 正直サターニャさんの言葉は頭に入ってきませんでした。
 あのサターニャさんが何食わぬ顔で私の糞尿を素手で片付け、
 今はこうして私に笑いかけている。
 その圧倒的に異常な状況、興奮しないはずがありません。

20: 2017/03/28(火) 23:59:02.111
サターニャ「ちょっと! 聞いてるの!」

ラフィエル「あぁ、失礼しました」

ラフィエル「ちょっと考え事を」

サターニャ「まったく……」

ラフィエル(次はどうしましょうか)

 いつの間にか『次』の事を考えている始末。
 私はいつの間にか変態になっていたのでしょうか。
 いえ、そんなはずはありません。
 誰だってこんなことをすれば興奮が収まらないはずです。

21: 2017/03/28(火) 23:59:13.115
◇ラフィエルの家

ラフィエル「もっともっとサターニャさんに私のうOちを処理してもらいたい……」

ラフィエル「流石に行く度毎回していたらばれてしまうでしょうか」

ラフィエル「いえ、あの子が私が来ると条件反射でうOちをしてしまうようになったのではないかと思うはずです」

ラフィエル「私が人の家でうOちをするとは思わないでしょう」

ラフィエル「次はお尻を拭くものも持っていかなきゃいけませんね」

ラフィエル「……いや」

ラフィエル「あの下着が汚れる不快感」

ラフィエル「あれもまた醍醐味というものですね」

ラフィエル「明日はどうやって時間を稼ぎましょうか」

22: 2017/03/28(火) 23:59:25.673
◇数日後 サターニャの家

サターニャ「最近よく来るわね」

サターニャ「また何か企んでるんじゃないの?」ニヤニヤ

ラフィエル(最近のサターニャさんは凄く気を許してくれていますね)

ラフィエル(ずっとこんな関係でいられたら嬉しいのですが)

ラフィエル(それだと私の欲求は満たされないんです)

ラフィエル(なんて……罪深いのでしょうか)

23: 2017/03/28(火) 23:59:44.402
ラフィエル「今日は果物を持ってきたんですよ」

サターニャ「お、いいわね」

ラフィエル「ほらこんなに」

サターニャ「ってこれお見舞い用のやつじゃない!」

ラフィエル「ちょうどいい詰め合わせがこれしかなかったもので」

サターニャ「こんなにあってどうするつもりよ……」

ラフィエル「サターニャさんのご実家がケーキ屋さんだと聞いたので」

ラフィエル「大悪魔であるサターニャさんの天才的なセンスで盛り付けていただこうと思いまして」

24: 2017/03/28(火) 23:59:58.302
サターニャ「なるほどね!」

サターニャ「そう言われちゃあ見せつけてあげるしかないわね」

サターニャ「悪魔の──真の力ってやつを!」

ラフィエル「楽しみですー」

サターニャ「首を長くして待っていなさい!」

ガチャバタン

ラフィエル「……さて、始めますか」

25: 2017/03/29(水) 00:00:17.432
ラフィエル「この日のためにとついつい溜めすぎてしまいました」

ラフィエル「ほぅ……」ゾクゾク

ラフィエル「では、行きましょう」プリ

ラフィエル「ん、……んっ」プリリ

ラフィエル「二回目ともなると慣れたものですね」

ラフィエル「……と」

ラフィエル「まだまだ出そうですね」

ラフィエル「今日はここで全部出し切ってしまいましょう」

26: 2017/03/29(水) 00:00:28.767
ラフィエル「ふん……ぬ」プリリ

ラフィエル「……ぐっ」ボヒュ

ラフィエル「ふう」

ラフィエル「……あら」

ラフィエル「ちょうどいいところにサターニャさんのスカートが」

ラフィエル「」ムラッ

ラフィエル「ああ、ちょっとだけ」

ラフィエル「ちょっとだけです」

ラフィエル「ごめんなさい、ごめんなさい、サターニャさん」

27: 2017/03/29(水) 00:00:40.855
ラフィエル「罰当たりなのはわかっていますが」

ラフィエル「この胸の高鳴りを抑えきることは出来ません」

ガチャ

ラフィエル「では、失礼します」オシリフキフキ

ラフィエル「友人の衣服で自分の糞尿を拭く」

ラフィエル「これ以上に背徳的な行為があるでしょうか」

ラフィエル「興奮するとなんだかまた便意が……」

ラフィエル「ふぅ……んんっ」プリプリ

サターニャ「……」

28: 2017/03/29(水) 00:00:54.060
ラフィエル「ふー」

ラフィエル「さて、サターニャさんが帰ってくる前に下を穿かないと」

サターニャ「ねえ」

ラフィエル「はう!?」

サターニャ「……」

サターニャ「あんたさ、何やってるの?」

ラフィエル「あの、その、えっと」

ラフィエル「これはなんというかその」

ラフィエル「サターニャさんの好きな悪魔的行為……」

29: 2017/03/29(水) 00:01:12.285
サターニャ「……」ポロポロ

ラフィエル「ああっ」

サターニャ「なんなの本当に……」ポロポロ

ラフィエル「ごめんなさい! ダメなことだとはわかっていたのですがついうっかり」

サターニャ「うっかりじゃないわよ!」

サターニャ「最近あんたと居るのも結構楽しいなって……」

サターニャ「ひぐっ、思ってたのにぃ……っ」ポロポロ

ラフィエル(あれ、なんでしょう)

ラフィエル(ばれたときの興奮も期待していたのに)

ラフィエル(凄く胸が痛みます)

30: 2017/03/29(水) 00:01:26.334
ラフィエル「その」

ラフィエル「謝って済む問題ではないのはわかっています」

ラフィエル「それでも、サターニャさんを強く傷つけてしまって……」

ラフィエル「本当に申し訳なく思ってるんです」

ラフィエル「だから……」

ラフィエル「私はもうサターニャさんとは……」

ラフィエル「縁を切り」
サターニャ「そんなことさせるわけないでしょ!」

ラフィエル「え?」

31: 2017/03/29(水) 00:01:40.397
サターニャ「あんたなんて放っておいたら何をしでかすかわからないわ」

サターニャ「だから、あんたに付き合ってやれるのは大悪魔である私だけ」

サターニャ「もう二度とこんなことしないように」

サターニャ「犬と一緒にしつけてやるんだから!」

ラフィエル「えっと……じゃあ」

ラフィエル「私はまだ、サターニャさんのお友達でいていいんですか?」

サターニャ「当然よ」

サターニャ「大悪魔は寛大なの」

ラフィエル「……サターニャさん!」パァァ

サターニャ「その代わりあんた自分で全部片付けなさい」

ラフィエル「わかりました!」

32: 2017/03/29(水) 00:01:52.930
◇数日後

ラフィエル「サターニャさん! 今日のお散歩はこっちの道に行きたいです!」

犬「ワンワン!」

サターニャ「仕方ないわね」

サターニャ「ほら! 行くわよあんた達!」

犬・ラフィエル「ワンワン!」

アハハ ウフフ ワンワン

ガヴリール「あいつら……なにやってんだ」

ヴィーネ「なるほど、そういうのもあるのね」

ガヴリール「ヴィーネさん……?」


引用元: ラフィエル「お家にお邪魔しても良いでしょうか」