1: 2015/08/03(月) 19:57:30.487
女「私が望むのは一杯のコーヒー。それと貴方の家に行かない事」
男「ああ、間違えた。家にあるのはビールサーバーじゃなくてコーヒー・ミルさ」
女「随分酔っているみたいね。家族はいるの?」
男「猫が一匹。小蝿が沢山」
女「貴方を家に送っていくわ。貴方にはそれが必要よ。」
男「俺に必要なのはアルコールとコインだ。」
女「あいにく10ドルしか持ってないの。酔っ払いに渡すような金はね」
男「財布を仕舞いな。あんたは俺の母ちゃんじゃない。歩いて帰るさ」
女「墓場まで歩いて行くつもり?人の好意は受け入れるものよ」
男「あんたいい人だな」
女「どうも」
男「ああ、間違えた。家にあるのはビールサーバーじゃなくてコーヒー・ミルさ」
女「随分酔っているみたいね。家族はいるの?」
男「猫が一匹。小蝿が沢山」
女「貴方を家に送っていくわ。貴方にはそれが必要よ。」
男「俺に必要なのはアルコールとコインだ。」
女「あいにく10ドルしか持ってないの。酔っ払いに渡すような金はね」
男「財布を仕舞いな。あんたは俺の母ちゃんじゃない。歩いて帰るさ」
女「墓場まで歩いて行くつもり?人の好意は受け入れるものよ」
男「あんたいい人だな」
女「どうも」
5: 2015/08/03(月) 20:08:26.077
女「随分と汚れた部屋ね」
男「ヘイ、マクドナルド!客に挨拶しな」
猫「meow」
女「マクドナルド?」
男「ああ、肥満と精神症をもたらす我らが神さ。それでも飢えを満たしてくれる」
女「マクドナルド、貴方のご主人様は最低ね。痛み入るわ」
男「ああ、そうだ、すまない。実はコーヒー・ミルなんか持ってないんだ。冷えたビールも」
女「知ってるわ」
男「空き瓶をどこに持って行くんだよ」
女「知らなかったのなら教えてあげるけど、空いた瓶は捨てるものなのよ」
男「言ったろ?あんたは俺のママじゃないって」
女「女はみんな男のママで、男はみんな女の子供よ」
男「まいったね、ママ」
男「ヘイ、マクドナルド!客に挨拶しな」
猫「meow」
女「マクドナルド?」
男「ああ、肥満と精神症をもたらす我らが神さ。それでも飢えを満たしてくれる」
女「マクドナルド、貴方のご主人様は最低ね。痛み入るわ」
男「ああ、そうだ、すまない。実はコーヒー・ミルなんか持ってないんだ。冷えたビールも」
女「知ってるわ」
男「空き瓶をどこに持って行くんだよ」
女「知らなかったのなら教えてあげるけど、空いた瓶は捨てるものなのよ」
男「言ったろ?あんたは俺のママじゃないって」
女「女はみんな男のママで、男はみんな女の子供よ」
男「まいったね、ママ」
7: 2015/08/03(月) 20:18:18.112
嫌いじゃないよ
9: 2015/08/03(月) 20:19:30.737
センスあるな
11: 2015/08/03(月) 20:21:06.445
ああクソッタレ、まるでうちのママみたいなセリフを吐きやがる!
12: 2015/08/03(月) 20:29:55.520
女「貴方の神様を持ってきたわ。冷えてなければいいけど」
男「ワオ、まるで感謝祭だ。こんなの食べた事がないよ」
女「貴方はまるで動物ね。マクドナルドと同じ」
男「ママ、説教なら教会で十分聞いてきたよ」
女「ダメよ。マクドナルドにはオニオンがない方をあげて」
男「あんたは変わってる。俺の人生の中で二番目の変わり種だ」
女「一番は誰?」
男「小さい頃向かいに住んでたスージーおばさん。喧嘩して旦那の耳を串焼きにした」
女「食べ残しでよかったら、このブリトーもあげるわ」
男「気を害したかい?悪いなママ、この口が粗相して」
女「スージーおばさんの気持ちが分かるわ」
男「ワオ、まるで感謝祭だ。こんなの食べた事がないよ」
女「貴方はまるで動物ね。マクドナルドと同じ」
男「ママ、説教なら教会で十分聞いてきたよ」
女「ダメよ。マクドナルドにはオニオンがない方をあげて」
男「あんたは変わってる。俺の人生の中で二番目の変わり種だ」
女「一番は誰?」
男「小さい頃向かいに住んでたスージーおばさん。喧嘩して旦那の耳を串焼きにした」
女「食べ残しでよかったら、このブリトーもあげるわ」
男「気を害したかい?悪いなママ、この口が粗相して」
女「スージーおばさんの気持ちが分かるわ」
13: 2015/08/03(月) 20:39:10.930
男「こりゃなんだい?」
女「私の事務所の連絡先よ。文字が読めないなら誰かに読んでもらって。電話がないなら誰かに借りて」
男「ああ、そりゃ良くない。全く良くないよ」
女「どうして?貴方には支援が必要よ」
男「俺だけ特別って訳にはいかないさ。あんたは蟻にキャンディーまでやるのかい」
女「いい?貴方は蟻じゃないし、これは私のエゴ。例えどんな出会いだろうと、知り合いがどこかで震えてると思ったら手を差し伸べずにはいられない」
男「男のプライドってもんもあるのさ、こればっかりはママにもわからねえ」
女「プライドで腹が満ちるなら、イエスは決して悪魔に誘惑されなかったわね」
男「女はママで、悪魔さ。もういい時間だ。家に帰って、いつも通りの事をしなよ」
女「さようなら。また機会があれば」
男「ああ、さようなら」
女「私の事務所の連絡先よ。文字が読めないなら誰かに読んでもらって。電話がないなら誰かに借りて」
男「ああ、そりゃ良くない。全く良くないよ」
女「どうして?貴方には支援が必要よ」
男「俺だけ特別って訳にはいかないさ。あんたは蟻にキャンディーまでやるのかい」
女「いい?貴方は蟻じゃないし、これは私のエゴ。例えどんな出会いだろうと、知り合いがどこかで震えてると思ったら手を差し伸べずにはいられない」
男「男のプライドってもんもあるのさ、こればっかりはママにもわからねえ」
女「プライドで腹が満ちるなら、イエスは決して悪魔に誘惑されなかったわね」
男「女はママで、悪魔さ。もういい時間だ。家に帰って、いつも通りの事をしなよ」
女「さようなら。また機会があれば」
男「ああ、さようなら」
15: 2015/08/03(月) 20:46:56.854
女「オフィサー。部下が怖がってるわ。一体何の用かしら」
警官「ろくでなしが一人氏んだ。奴さん、肺を悪くしていたらしい」
女「それで、私に何か関係が?」
警官「俺にもわからねえ。ただ、奴さんの住んでた部屋に、あんたの連絡先と、メモがあった。マクドナルドを頼むってさ。」
女「了解、オフィサー。部屋にテープは貼っているかしら」
警官「なあ、ぶちまけるなら何でも早い方がいい。巻き込まれてるなら尚更だ。俺には何の事か分からないけれど、そいつはあんたが背負う荷物なのか?」
女「オフィサー、そこに荷物が置かれているなら、誰かが持たなければいけないのよ。もしそれが、部屋の隅で震えてるなら、尚更」
警官「何かあったらいつでも署を訪ねてくれ。部屋には入って構わない」
女「了解、オフィサー」
警官「ろくでなしが一人氏んだ。奴さん、肺を悪くしていたらしい」
女「それで、私に何か関係が?」
警官「俺にもわからねえ。ただ、奴さんの住んでた部屋に、あんたの連絡先と、メモがあった。マクドナルドを頼むってさ。」
女「了解、オフィサー。部屋にテープは貼っているかしら」
警官「なあ、ぶちまけるなら何でも早い方がいい。巻き込まれてるなら尚更だ。俺には何の事か分からないけれど、そいつはあんたが背負う荷物なのか?」
女「オフィサー、そこに荷物が置かれているなら、誰かが持たなければいけないのよ。もしそれが、部屋の隅で震えてるなら、尚更」
警官「何かあったらいつでも署を訪ねてくれ。部屋には入って構わない」
女「了解、オフィサー」
17: 2015/08/03(月) 20:53:16.706
女「おいで、マクドナルド」
猫「meow」
女「ああ、私も、貴方も、貴方のご主人様も、みんな孤独ね。」
女「それでも埋めなければいけない。人は穴を埋めなければいけないのよ。マクドナルド」
猫「meow」
女「家に帰ったら、お風呂に入りましょう。ご飯を食べて、暖かい毛布で眠りましょう。この寒い部屋を出て、いつも通りの事をするの」
女「そして、せめて悼みましょう。名前も知らない、あの男を。貴方に名前をくれた、あの男を」
猫「meow」
猫「meow」
女「ああ、私も、貴方も、貴方のご主人様も、みんな孤独ね。」
女「それでも埋めなければいけない。人は穴を埋めなければいけないのよ。マクドナルド」
猫「meow」
女「家に帰ったら、お風呂に入りましょう。ご飯を食べて、暖かい毛布で眠りましょう。この寒い部屋を出て、いつも通りの事をするの」
女「そして、せめて悼みましょう。名前も知らない、あの男を。貴方に名前をくれた、あの男を」
猫「meow」
18: 2015/08/03(月) 20:53:36.924
end
19: 2015/08/03(月) 20:54:09.800
おい
おい
おい
20: 2015/08/03(月) 20:55:05.154
おつ
22: 2015/08/03(月) 21:01:10.499
バッドエンドかよ
24: 2015/08/03(月) 21:03:25.316
世の中にはメリーバッドエンドという言葉がある
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