1: 2014/10/10(金) 00:58:26.89 ID:LgwrydlLo
八幡「さて、そろそろ帰るか」
八幡(今日の部活は珍しく俺一人だった)
八幡(由比ヶ浜は期末考査の追試、雪ノ下は風邪で欠席)
八幡(あの雪ノ下をダウンさせるとは、今年の風邪は相当たちが悪いな)
八幡(俺も気をつけねぇと)
RRRRR
八幡「もしもし」
2: 2014/10/10(金) 00:59:11.53
結衣「あ・・・ヒッキー?」
八幡「ああ、どうした?」
結衣「実はさ・・・」
教師「由比ヶ浜さーん、休憩は終わりですよー!」
結衣「は、はーい。すぐ戻りまーす」
八幡「お前まだ追試終わってないのかよ」
結衣「あははは・・・はぁ」
結衣「合格点に届くまで、何回もやるとか酷過ぎるよ」
八幡「まあ、あれだ、ドンマイケル!」
結衣「きもーい、ヒッキーってギャグはセンスないよね」
八幡(なんで元気づけようとした俺が、元気失ってるんですかねぇ)
八幡「ああ、どうした?」
結衣「実はさ・・・」
教師「由比ヶ浜さーん、休憩は終わりですよー!」
結衣「は、はーい。すぐ戻りまーす」
八幡「お前まだ追試終わってないのかよ」
結衣「あははは・・・はぁ」
結衣「合格点に届くまで、何回もやるとか酷過ぎるよ」
八幡「まあ、あれだ、ドンマイケル!」
結衣「きもーい、ヒッキーってギャグはセンスないよね」
八幡(なんで元気づけようとした俺が、元気失ってるんですかねぇ)
3: 2014/10/10(金) 00:59:43.05
八幡「で、何の用だ」
結衣「そうそう!今日ゆきのん休みだったみたいでさ」
八幡「風邪引いたらしいな」
結衣「あ!知ってた?」
八幡「平塚先生から聞いた」
結衣「そうなんだ、じゃあ話は早い!」
結衣「ゆきのんのお見舞いに行ってあげてよ」
八幡「なんでだよ、風邪ぐらいで」
結衣「ひどー、だからヒッキーはヒッキーなんだよー。ゆきのん一人暮らしなんだよ!絶対心細いじゃん」
八幡(ヒッキーがヒッキーでなにが悪いんだよ!なんなの、その謎の理論)
結衣「そうそう!今日ゆきのん休みだったみたいでさ」
八幡「風邪引いたらしいな」
結衣「あ!知ってた?」
八幡「平塚先生から聞いた」
結衣「そうなんだ、じゃあ話は早い!」
結衣「ゆきのんのお見舞いに行ってあげてよ」
八幡「なんでだよ、風邪ぐらいで」
結衣「ひどー、だからヒッキーはヒッキーなんだよー。ゆきのん一人暮らしなんだよ!絶対心細いじゃん」
八幡(ヒッキーがヒッキーでなにが悪いんだよ!なんなの、その謎の理論)
4: 2014/10/10(金) 01:00:22.97
結衣「風邪引いたときくらい、ゆきのんだって誰かそばにいて欲しいはずだよ」
八幡「じゃあお前が行けばいい」
結衣「だーかーら」
教師「由比ヶ浜さん!!」
結衣「す、すいませーん」
結衣「私も後から行くから、絶対行ってよね!」
八幡「お、おい!」
ブチッ
八幡「・・・」
八幡(一方的な要求だけ言って切りやがった)
八幡「じゃあお前が行けばいい」
結衣「だーかーら」
教師「由比ヶ浜さん!!」
結衣「す、すいませーん」
結衣「私も後から行くから、絶対行ってよね!」
八幡「お、おい!」
ブチッ
八幡「・・・」
八幡(一方的な要求だけ言って切りやがった)
5: 2014/10/10(金) 01:00:57.61
八幡(別にお見舞いに行くのはやぶさかじゃない)
八幡(ただ・・・あの雪ノ下が俺一人だけで行って、部屋にあげるのか?)
八幡(いや絶対無理だ)
八幡(あなたを部屋に入れると負のオーラで霊道を作ってしまいそうね、とか言いそうだ)
八幡(無駄足だけ運んで、罵詈雑言言われるとか、八幡のガラスのハートが砕けちゃう)
八幡(さて、どうするか)
八幡(出ないとは思うが雪ノ下に電話してみるか)
八幡(もし断られれば、由比ヶ浜にも言い訳になるし)
八幡(俺は最善の手を尽くしたと言い張れる・・・ただ電話しただけだけど)
RRRRR
雪乃「・・・もし・・・コホッコホッ、もしもし」
八幡(ただ・・・あの雪ノ下が俺一人だけで行って、部屋にあげるのか?)
八幡(いや絶対無理だ)
八幡(あなたを部屋に入れると負のオーラで霊道を作ってしまいそうね、とか言いそうだ)
八幡(無駄足だけ運んで、罵詈雑言言われるとか、八幡のガラスのハートが砕けちゃう)
八幡(さて、どうするか)
八幡(出ないとは思うが雪ノ下に電話してみるか)
八幡(もし断られれば、由比ヶ浜にも言い訳になるし)
八幡(俺は最善の手を尽くしたと言い張れる・・・ただ電話しただけだけど)
RRRRR
雪乃「・・・もし・・・コホッコホッ、もしもし」
6: 2014/10/10(金) 01:01:39.58
八幡「その様子だとだいぶキツそうだな」
雪乃「・・・誰かと思えば、ヒキガエ、コホッコホッ」
八幡(悪口もまともに言えないとか重症だな)
八幡「大丈夫か?」
雪乃「・・・あなたが誰かを心配するなんて、明日天変地異が起こりそうね」
八幡(毒舌はまだ大丈夫そうだな)
雪乃「あなたに心配されるほど、落ちぶれてはいな、ケホッ」
八幡「それにしては、キツそうだけどな」
雪乃「用がないなら切るわよ」
八幡「何か欲しいもんとかないか?」
雪乃「・・・誰かと思えば、ヒキガエ、コホッコホッ」
八幡(悪口もまともに言えないとか重症だな)
八幡「大丈夫か?」
雪乃「・・・あなたが誰かを心配するなんて、明日天変地異が起こりそうね」
八幡(毒舌はまだ大丈夫そうだな)
雪乃「あなたに心配されるほど、落ちぶれてはいな、ケホッ」
八幡「それにしては、キツそうだけどな」
雪乃「用がないなら切るわよ」
八幡「何か欲しいもんとかないか?」
7: 2014/10/10(金) 01:02:43.60
雪乃「え?」
八幡「いや水とか食べ物とか・・・もし外に出られないなら、買って行ってやるよ」
雪乃「あとで何十倍の対価を要求されても、払えないわよ」
八幡「しねーよ」
雪乃「・・・」
雪乃「・・・実は病院からの帰りに買い忘れてしまって、困っていたところよ」
雪乃「・・・熱が酷くて、もう一度外に出るのは無理そうなの」
八幡「そうか、じゃあ買ってく」
雪乃「・・・素直すぎて怖いわね」
八幡「俺は常日頃から素直だが」
雪乃「なんだか耳鳴りが酷くて上手く聞きとれなかったわ、ごめんなさい」
八幡「いや水とか食べ物とか・・・もし外に出られないなら、買って行ってやるよ」
雪乃「あとで何十倍の対価を要求されても、払えないわよ」
八幡「しねーよ」
雪乃「・・・」
雪乃「・・・実は病院からの帰りに買い忘れてしまって、困っていたところよ」
雪乃「・・・熱が酷くて、もう一度外に出るのは無理そうなの」
八幡「そうか、じゃあ買ってく」
雪乃「・・・素直すぎて怖いわね」
八幡「俺は常日頃から素直だが」
雪乃「なんだか耳鳴りが酷くて上手く聞きとれなかったわ、ごめんなさい」
8: 2014/10/10(金) 01:05:27.82
八幡(一つ貸しができるし、雪ノ下の弱った姿を見れるし、俺には得することばかりだからな)
雪乃「とても腹黒い波動を感じる」
八幡(こいつ直接脳内を!?)
八幡「風邪のときくらいは素直に甘えろよ」
雪乃「そうね、あなたは捻くれ者だけどそこまで外道ではないものね」
八幡「お、おう!当たり前じゃねえか!」
八幡(熱のせいか?雪ノ下の毒気が少し抜けてるのん)
雪乃「とても腹黒い波動を感じる」
八幡(こいつ直接脳内を!?)
八幡「風邪のときくらいは素直に甘えろよ」
雪乃「そうね、あなたは捻くれ者だけどそこまで外道ではないものね」
八幡「お、おう!当たり前じゃねえか!」
八幡(熱のせいか?雪ノ下の毒気が少し抜けてるのん)
9: 2014/10/10(金) 01:06:48.11
雪乃「申し訳ないけれど、頼んだわ」
八幡「ああ、40分くらいで着くから」
雪乃「ええ」
雪乃「ねぇ、比企谷君」
八幡「ん?」
雪乃「・・・なんでもないわ」
雪乃「頼んだわよ」
八幡「ああ」
ツーツー
八幡「小町に晩御飯いらねぇってメールしとくか」
おわり
八幡「ああ、40分くらいで着くから」
雪乃「ええ」
雪乃「ねぇ、比企谷君」
八幡「ん?」
雪乃「・・・なんでもないわ」
雪乃「頼んだわよ」
八幡「ああ」
ツーツー
八幡「小町に晩御飯いらねぇってメールしとくか」
おわり
10: 2014/10/10(金) 01:50:02.37
>>9 んんんっ!??
最後の三文字が見えないなあ
つづけろください
最後の三文字が見えないなあ
つづけろください
引用元: 雪ノ下、風邪を引くの巻
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