1: 2013/06/30(日) 00:47:11.97 ID:Gv8EFQUO
城廻「ふふふ、元気ないねー」

八幡「…い、いや別に元気ない訳じゃないですから(っ近い!近いって!)」

城廻「ん~?でも、顔赤いよ?あ、風邪とか具合悪いとか!?大変だよ!」

八幡「いえいえ!別に具合は…ってひょっ!!」

城廻「うーん、熱は無いみたいだね~」オデコピタッ

八幡「」
結衣「」
雪乃「」

4: 2013/06/30(日) 01:01:55.02
城廻「ん~、熱は無いみたいだね~。でもでも、キミは無理ばっかりしちゃうんだから体調には気をつけなきゃダメだよー?」

八幡「いや、俺は自分の限界以上には無理しませんので」ドキドキ

城廻「ふふふ、そうかなぁ」

雪乃「あ、あの城廻先輩」

八幡「そうです」

城廻「そっか。じゃあそーゆー事にしておこうかな」ニコニコ

八幡「…そーゆー事にしといて下さい…」

城廻「ふふふ、そーゆー事にしておくね」

雪乃「あのっ!」

7: 2013/06/30(日) 01:24:29.85
城廻「あら、雪ノ下さん」

雪乃「先輩、一体どうしたんですか」

結衣「そうですよ!城廻先輩、ヒッキーに凄い近すぎですよ!羨まし…」

雪乃「…由比ヶ浜さん?」

結衣「じゃなくて!何か用ですか!」

八幡「…そ、そうだ。何か用が有るから来たんでしょ…?俺で遊んでないでとっとと用事済ませてくださいよ」

城廻「用事…う~ん、用事っていうか」

城廻「比企谷くんに会いに来た、っていうのが用事かなぁ?」

23: 2013/06/30(日) 05:42:46.77
八幡「!」
結衣「!」
雪乃「!」

城廻「ちょーど暇だったし、そういえば比企谷くんどうしてるかなー?って思って来ちゃったんだ~。えっと、忙しかったかな…」

雪乃「い、いえ……忙しかった訳じゃないんですけれど…」

結衣「えと、あの…ひ、ヒッキーが困ってるかなー、って…。ね、ヒッキー」

八幡「…俺に振るなよ」

城廻「ええっ、ごめんね比企谷くん、…迷惑だったかな?」ズイッ

八幡「(近っ!)い、いや、その、俺は…」

雪乃「…ちょっと比企谷君。部活、まじめにやる気があるのかしら」

結衣「なんか嬉しそう…」ムッスー

30: 2013/06/30(日) 09:10:35.07
雪乃「城廻先輩も、依頼が無いようでしたらお引き取りください」

結衣「そ、そうだよねゆきのん!あたしたちも部活で忙しいし」

城廻「ああぁ、ごめんね!うん、えーっと…」

八幡「?」

城廻「…こほん。えっと、奉仕部への依頼なんだけど…」チラッ

城廻「ひ、比企谷君、付き合ってくれないかな」

結衣「」
雪乃「」

八幡「…は?………えっと、俺が?」

城廻「う、うん」テレテレ

結衣「」
雪乃「」

46: 2013/06/30(日) 13:14:55.90
雪乃「…どういう事かしら、比企谷君」

結衣「ヒッキー、何したの」

八幡「おい何故俺に聞く。俺が聞きたい位なのに」

雪乃「この場合、とぼけるのは卑怯というのではないかしら」

結衣「そうだよ!ヒッキー、めぐり先輩といつの間にそんな仲良くなったの!」

八幡「おいだから原因を俺だと断定するな。名誉毀損で訴えるぞ」

雪乃「あら、それは興味深い提案ね。うちの顧問弁護士にあなたの捻くれ論議がどこまで通用するかしら」

八幡「おいマジで止めて下さい。イジメ格好悪いぞマジで。というか雪ノ下、お前怒ってるのか?」

雪乃「怒ってません」

結衣「あたしは怒ってるよ!」

城廻「ふふふ、やっぱりチームワークばっちりだね~」ニコニコ

49: 2013/06/30(日) 13:24:25.52
八幡「いやこれがチームワークに映るなら世界に争いは無くなるでしょ」

城廻「そうなの?ふふ、相変わらず比企谷君は面白いね」

雪乃「ええ、ホントに不愉快だわ」

結衣「じゃあヒッキー、あたしとデートしよう」

八幡「おまえ等は本当に噛み合わないな。というか由比ヶ浜、お前とデートはしません。以上」

結衣「なんでー!ゆきのんとだってしてたじゃんかー!めぐり先輩ともするのに、ズルい!えこひいきだよ!」

雪乃「あ、あれは別にデートでは…」

城廻「え、あ、あのわたし、比企谷君とデートするの?」

結衣「さっきそう言ってたじゃないですかー!」

52: 2013/06/30(日) 13:37:41.60
城廻「え?え?」

結衣「ヒッキーに、つ、付き合って、って…言ってたじゃないですか」

雪乃「あれは取りようによっては告白と取られかねないわね」

八幡「ば、俺は別にそんな、勘違いとかしないし。こ、告白とかじゃないくらいわかってるし?」

雪乃「比企谷君、声がずいぶんうれしそうなのだけれど」

八幡「はぁ!?そんなんじゃねえよ」

雪乃「不愉快だわ」

八幡「済まなかった、だからその目を止めろ怖いだろうが」

城廻「え、あ!…あぅぅ、ち違うの!こ、告白とかじゃなくって、単純に付いてきて欲しいっていうか、えっとお借りしたい?っていうか………」

城廻「そ、そう!ご奉仕してもらうの!」

八幡「」
結衣「」

53: 2013/06/30(日) 13:39:21.09
雪乃「…念のため確認しますが、誰が、誰にでしょうか」

城廻「え!えっと、比企谷君が、私に、かなぁ」アセアセ

雪乃「………比企谷君」

八幡「ヒィッ!」

雪乃「どういう、事かしら」

77: 2013/06/30(日) 16:51:30.99
八幡「いや、俺だってサッパリだ。一体どうなってるんだ?」

雪乃「この後に及んでまだシラを切るのね。そもそも生徒会長にご奉仕するだなんて、普段のあなたからは考えられないけれど。大した勤労意欲だわ」

八幡「ちょっと待て。俺を舐めるなよ雪ノ下。勤労意欲なんて俺には一生縁のない形容詞で俺を形容するな」

雪乃「あら、じゃあ何を動機に会長にご奉仕するのかしら?性……いやらしい。不潔だわ」

八幡「おいもっとイヤな感じで俺を形容するな」

雪乃「奉仕部を夜のサービスみたいな印象づけになる行動は止めてくれないかしら」

八幡「どんどんダイレクトに形容してくるなお前。聞いてるコッチが恥ずかしくなってくるわ」

雪乃「………………」

八幡「…そんなに恥ずかしくなるなら言うなよな」

83: 2013/06/30(日) 17:58:41.17
八幡「(しかし参ったな…)」

八幡「(由比ヶ浜は据わった目で俺を威嚇してるし)」

八幡「(雪ノ下はチラチラこっち見てはまだ何か言いたそうだし)」

八幡「(城廻先輩を問いただせるような空気じゃないよな)」

八幡「城廻先輩、詳しいことは後で聞くとして…ちょっと一旦移動しましょう」

城廻「う、うん。分かった」

雪乃「!待ちなさい比企谷君」

結衣「ヒッキー、ちょっと!」

八幡「すまんな。それじゃ俺は今日はこれで上がるわ。それじゃ、行きましょうか先輩」

城廻「うん。それじゃ、またねー2人共」

雪乃「ちょっと、まだ話は…」

ガラガラ ピシャッ


雪乃「終わってないのだけど…」

92: 2013/06/30(日) 19:04:55.53
結衣「ゆきのん…」

雪乃「………」

結衣「えと、ヒッキー、行っちゃったね…」

雪乃「…………」

結衣「あはははは…どしよ…」

雪乃「………」メキッ

結衣「!」ビクッ

雪乃「…由比ヶ浜さん」

結衣「はいっ!」

雪乃「私たちは、何部かしら」

結衣「え!…えっと、奉仕部?」

雪乃「そう。そうね」

94: 2013/06/30(日) 19:13:03.25
雪乃「決して、夜の奉仕部などではないわ。いかがわしいレッテルを貼られるのは部の沽券に関わるのよ」ドンッ

結衣「う、うんっ!そうだね!」

雪乃「なら、私たちのすることは…」

結衣「うんっ!」

結衣雪乃「ヒッキー(比企谷君)を追っかける事(だ)ね」

103: 2013/06/30(日) 19:51:13.67
図書室

八幡「…それで、城廻先輩は俺に何の用だったんですか?返答次第では俺、八つ裂きにされちゃうんですけど」

城廻「あはは、それは困ったね」

八幡「(ホントにそう思ってんのかこの人…)」

城廻「用って言っても、そんなたいしたことじゃなかったんだ~。…ただ、その」

八幡「?」

城廻「キミと、話がしたかったんだ」

八幡「!」

八幡「(落ち着け…落ち着くんだ比企谷八幡。下手な思い込みは自滅を招く。無駄に傷を、深手を負うだけだ。クールになれ)」

城廻「ふふ、そんなにビックリする事かな?比企谷君、すごい顔してるよ」

八幡「(近ッ)」

城廻「?」

107: 2013/06/30(日) 20:14:35.66
八幡「ゴホン…えっと、何で俺と?自慢じゃないけど、俺みたいなぼっちで嫌われ者と話したって一利もないですよ」

城廻「ふふふ、そうかなぁ」

八幡「そ、そうですよ…」

城廻「……比企谷君って、強いよね」

八幡「は?」

城廻「初めは、キミの事、単に目つきの悪いひねくれた人だって思ってたんだ」

八幡「…まぁ、その通りですけど」

城廻「文実の時も、めちゃくちゃな事言うし、相模さんの件だって、結構酷い事したって言うし」

八幡「……」

111: 2013/06/30(日) 20:43:51.91
城廻「でも、平塚先生とか、陽乃さん見てて不思議に思ったの」

城廻「あんなに酷い人なのに、なんで比企谷君を怒らないのかなって」

八幡「……」

城廻「…二人とも、分かってたんだね。誰かの為に比企谷君が自分から犠牲になってること」

八幡「……俺は、別に。ぼっちで人が嫌いですから」

城廻「嘘つき」

114: 2013/06/30(日) 20:55:37.38
城廻「本当に人が嫌いなら、あんな事出来ないよ。人に嫌われてまで、その人のために犠牲になるなんて」

城廻「キミが敵になってくれたから、文実がまとまった。キミが憎まれたから、相模さんがバッシングを受けずに済んだ」

城廻「そんな事も気付かないで、キミを非難してた自分が、恥ずかしくて。」

八幡「……先輩、もういいです」

城廻「そして、比企谷君は本当に強くて、優しい人なんだなー、って気付いたんだ」

八幡「……」

城廻「比企谷君。ごめんなさい。そして、ありがとう」ギュッ

八幡「!!」

117: 2013/06/30(日) 21:03:05.44
※図書室の外

結衣「そっか、先輩も気付いちゃったんだ」

雪乃「…随分な高評価ね」

結衣「ふふふ、ゆきのんも同じな癖に」

雪乃「……!わ、私は別に」

結衣「ってあれ…なんだか不穏な空気が」

雪乃「…なぜあんなに城廻先輩は近寄るのかしら」

結衣「あれ…あれれれ!ゆ、ゆきのん!」

雪乃「!!」

119: 2013/06/30(日) 21:21:42.98
城廻「(わわっ…抱きついちゃった)」

八幡「(…………柔らかい………)」

城廻「……///」ナデナデ

ドアバーン!!

「あー!そういえばこの本返却日今日までだったー!!」
「奇遇ね!私もすっかり忘れてたわ」

城廻八幡「」ビクッ

雪乃「…あら先輩、それに工口ヶ谷君。奇遇ですね」

八幡「おい、俺の名前をナチュラルに毀損するな」

結衣「ヒッキー、デレデレしてる」ムスッ

八幡「おい、まさか見てたのか」
城廻「///」カーッ

122: 2013/06/30(日) 21:31:06.10
雪乃「…ところで、城廻先輩。依頼の件ですが」

城廻「?」

雪乃「著しく風紀を乱すような依頼は、お引受け出来ません」

結衣「そうですよー!ご、ご奉仕とか、ヒッキーがしてくれるなんて…えへへへ」

八幡「なんつー顔してんだ、由比ヶ浜」

結衣「はぅっ!?えっと、うらやまけしからんですよ!!」

雪乃「由比ヶ浜さん、落ち着いて」

結衣「ひゃわっ!う、うぅぅ~///」

130: 2013/06/30(日) 21:49:42.50
城廻「そっかぁ~、残念。でも、今回は、十分だったし、いいかぁ。」

結衣雪乃「」イラッ

城廻「ね、比企谷君」ニコニコ

八幡「……」プイッ

雪乃「…比企谷君、後で話があります」

結衣「あ、ゆきのんズルい!あたしもヒッキーにお願いあるもん!」

八幡「俺は別にお前等のワガママ聞く義理も義務も無いんだが」

雪乃「何か言ったかしら、工口ヶ谷君?」ニコッ

結衣「ヒッキーのエOチ」ムスッ

八幡「……何でもない。好きにしてくれ」

134: 2013/06/30(日) 22:00:51.09
城廻「でもね…」

城廻「(また、キミと二人で話せたら嬉しいな)」ミミウチ
八幡「……!」

雪乃「工口ヶ谷君?」ニコッ
結衣「あー!!!めぐり先輩近いです!」プンスカ

八幡「由比ヶ浜、声デカい」

結衣「ヒッキー酷い!」

八幡「はいはい、もうこんな時間だし帰るぞ」

結衣「ヒッキー!!」ムキーッ

136: 2013/06/30(日) 22:09:20.61
その後、ヒッキーが奉仕部の二人にご奉仕を強要されたのはまた別の話。



八幡「それじゃ、俺はこれで」

城廻「あ、比企谷君まってよぅ」

雪乃「待ちなさい、比企谷君。逃げるの?」

結衣「あー!ヒッキー待ってよ~!」


ガラガラ ピシャン





???「……………」

141: 2013/06/30(日) 22:17:36.44
図書室


相模「……嘘…嘘だ…アイツがそんな奴な訳ない…」

相模「…比企谷は…そんな」

相模「……嘘だ……!」

相模「……それじゃ、あたしは…」

相模「……アイツは…あたしの、為に……?」



つづく?

151: 2013/06/30(日) 22:37:53.66
体育祭

<ソレデハ、ツギハ二人三脚デース

八幡「……」

八幡「俺には、相手がいない、だと…」

八幡「(…フッ、分かってたさ。期待なんてしてない。)」

八幡「(しかし、いつものようにフける訳には行かない)」

八幡「(そうだ、戸塚は?!)」

戸塚「八幡!がんばってー!」

八幡「(…応援してる)」

152: 2013/06/30(日) 22:46:56.43
八幡「(どうしよう……)」

城廻「困ってるみたいだね!比企谷君」ピョコッ

八幡「」ビクッ

城廻「あたしが、キミの相棒になるよ!」ニコッ

八幡「ハイィ?」



雪乃「……由比ヶ浜さん」

結衣「…なに、ゆきのん」

雪乃「…あれ、なにに見えるかしら」

結衣「…めぐり先輩と、ヒッキーが抱き合ってるね」

155: 2013/06/30(日) 23:02:52.63
八幡「す、すみません!大丈夫ですか先輩」ムニュッ

城廻「だいじょぶだよ、っひゃ!」

八幡「!ちょ、離れますね」ムニュニューン

城廻「はうっ!!…ちょ、それ以上は///ひゃんっ!」

八幡「!すみません!!」スリスリ



< オオット!ハチマン&シロメグリペアガアツアツダー!

雪乃「………」
結衣「………」



競技後、奉仕部の怒れる女子にボコボコにされました


雪乃「不潔だわ」
結衣「ヒッキーのエOチ」

199: 2013/07/01(月) 11:18:16.85
部室

ガラガラガラ…

八幡「…うっす」

雪乃「……」チラッ

八幡「…?」

雪乃「………」プイッ

八幡「…ふぅ…」ペラペラ

雪乃「……」チラッチラッ

八幡「…何、どうした?」

200: 2013/07/01(月) 11:25:48.83
雪乃「…別に、何もないわ」

八幡「……そうか、ならいいけど」ペラペラ

雪乃「……」チラッ

八幡「……」

雪乃「………」チラッチラッ

八幡「……なぁ」

雪乃「………」

八幡「……何?さっきから見られてて気になってしょうがないんだけど」

雪乃「別に見てないわ。自意識過剰ね、工口ヶ谷君は」

八幡「嘘つけ見てただろうが。それに何ですかその呼び方。しかも雪ノ下さん何かおこってらっしゃる?」

雪乃「怒ってないわ」

204: 2013/07/01(月) 12:44:30.13
雪乃「…怒ってはないけれど、不愉快な事はあるわ」

八幡「不愉快な事?」

雪乃「ええ。だから、それを解消出来るよう、原因の一因であるあなたにどうにかして欲しいんだけれど」

ガラッ

城廻「こんにちは~!あ、いたいた比企谷君~」

雪乃「…どうにかして貰えないかしら」

八幡「……」

215: 2013/07/01(月) 16:13:27.84
城廻「やぁやぁ比企谷君。こんにちは!」

八幡「…ども」ペコッ

城廻「雪ノ下さんもこんにちは」

雪乃「どうも。…それで、城廻先輩。今日はどんなご用でしょうか?」

城廻「またまた~、分かってる癖に~。今日も癒されに来ました!」

雪乃「…先輩。申し訳有りませんが、奉仕部はそういったサービスはしていません」

城廻「そんな~。雪ノ下さんだけ比企谷君を独占するのはズルいよー」

八幡「」

雪乃「な、べ、別にこんな人を独占だなんて…」カァッ

八幡「おいこっち見んな」

雪乃「あ、あなたが私の視線の先にいるからそう感じるんでしょ。自意識過剰ね、嫌なら移動しなさい」

城廻「うんうん、二人とも仲良いね~♪」

八幡雪乃「仲良くなんて有りません!」

城廻「息ぴったりだねぇ」ニコニコ

217: 2013/07/01(月) 16:26:21.27
部室前

< ワタシモー! ウワ、シロメグリセンパイ!? ヒキガヤクン、サイテーネ

相模「(何盛り上がってるんだろ…)」ソーッ

相模「(アイツ…)」ジーッ

結衣「以外と日直の仕事掛かっちゃったー!」ドタバタ

相模「!」ビクッ サササッ

結衣「あれっ、今の…」

結衣「相模さん??…まいっか」

ドアバーン
結衣「やっはろー♪」

城廻「ひゃっ///」
雪乃「んっ!ちょ、ちょっと比企谷君!///」
八幡「」チーン


結衣「……なんだこれ」

232: 2013/07/01(月) 18:43:13.80
結衣「ゆきのんのスカートの中からヒッキーの首が出てる」

結衣「というか、ゆきのんヒッキーの顔に座ってる…」

結衣「そして城廻先輩のスカートがヒッキーに掴まれて脱げてる」

結衣「あれー、ここ、奉仕部だった筈だけど…」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん。そう淡々と状態を説明しないで頂戴。あと、目が怖いわ」

城廻「んしょっ、んしょっ…比企谷君、離して~」

結衣「ゆきのん」

雪乃「はい」ビクッ

結衣「退く!」クワッ

雪乃「」シュタッ

結衣「先輩」

城廻「な、なにかな…」ビクッ

結衣「穿くっ!」クワッ

城廻「はいぃ!」

237: 2013/07/01(月) 18:52:07.49
結衣「そしてヒッキー…」ユラリ

結衣「起きてる?」ジーッ

八幡「………………」

結衣「……………」

八幡「………………」

結衣「………むー」

八幡「………………」

結衣「えいっ」スワリッ

八幡「………………グェ」

結衣「おーきーるーの!」ムギュー ツネリッ ノビー

244: 2013/07/01(月) 19:27:14.07
結衣「俺はぼっちだー、とか、いいながら!」ギュー

結衣「ゆきのんを顔に座らせるとか!」ギュギュギュー
雪乃「///」

結衣「どんなぼっちなのさー!エOチ!エOチ!このエOチ!」ムギュギュ

結衣「ヒッキーのばか!」

八幡「……って」

結衣「ん?」

八幡「いったいわ!何何なんなんですか一体俺何されてんですか拷問ですか」

八幡「って、由比ヶ浜」

結衣「や、やっはろー…」

八幡「なんで俺の上に座ってんの?」

結衣「え!えと、あははは…」

八幡「重いんですけど」

結衣「」ムカッ

結衣「ヒッキーの、ばかぁぁぁぁぁあ!!!」パチーン!

八幡「いってぇ!」

246: 2013/07/01(月) 19:53:12.19
八幡「…痛ぇ…なんでこんな目に遭ったんですかね…」

結衣「ふんだ」プンスカ

雪乃「まぁ、そんなに気にしなくてもいいと思うわ。むしろ忘れなさい」

八幡「確か城廻先輩が来て…それからどうなった…?何か衝撃的な光景が」

雪乃「だから忘れなさい」

城廻「まぁまぁ、無事でなによりだよー」ニコニコ

結衣「もー、ヒッキーがそんな調子じゃ怒るのもバカみたいだよ…」

八幡「そういえば、由比ヶ浜はなんで俺の上に乗ってたんだ?」

結衣「ふぇっ!だってゆきのんをヒッキーが」

雪乃「イヤだわ、比企谷君。卑猥ね。いやらしい」

八幡「あれ、なんで聞いただけなのにこんなに罵倒されるの?泣いていい?」

250: 2013/07/01(月) 20:27:24.03
雪乃「…あら、もうこんな時間」

結衣「ホントだ~、そろそろ帰ろっか」

城廻「楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうね~」

八幡「俺にとっては間違いなく辛い時間でしたけどね」

雪乃「あら、それは良かったわ。辛い記憶の方が忘れ易いものね」

八幡「清々しいくらいに容赦ないな雪ノ下。優しい言葉の一つくらい掛けても損はないぞ」

雪乃「あなたに安易に掛ける薄っぺらい優しい言葉なんて、私は持ち合わせてないわ」ニコッ

結衣「ゆきのんも相変わらずだよね~。素直じゃないなぁ」

雪乃「わ、私は別に」

城廻「かわいそう比企谷君。よし、私が慰めてあげる。ほらほらおいで~」ニコニコ

八幡「い、いえ、結構です」ドキドキ

雪乃「やっぱりいやらしいわね」
結衣「ヒッキーのエOチ」

251: 2013/07/01(月) 20:41:58.18
八幡「もう勘弁してくれ」

結衣「えへへ、冗談だよ~。それじゃ帰ろー!」

雪乃「そう言えば由比ヶ浜さん、今日は部室に来るの遅かったけど何かあったのかしら?」

結衣「いやー、それが日直の仕事手間取っちゃって。あんなに時間掛かっちゃうとは、あたしも予想外だったよー」

雪乃「そう。大変だったわね」

結衣「そうなんだよー…ってそう言えば」

結衣「あたしが遅れてきたとき、奉仕部の部室前に相模さんが居たんだけど、来たの?」

八幡「いや、来てないぞ。つかなんで相模がこんな所に来るんだよ。校内一来たくない場所だろココ」

結衣「あたしだって分かんないよ。でもじゃあ、なんで来たんだろ?」

252: 2013/07/01(月) 21:02:11.54
雪乃「嫌な予感がするわね」

結衣「あたしも」

八幡「オイオイ、いくら相模が恨んでても復讐なんて真似をするほどアホじゃないだろ。何か用でもあったんじゃないか?」

結衣「そうじゃなくてさー…ま、ヒッキーは分からなくていいか」

八幡「なんだその釈然としない答えは。まぁ気になるんなら由比ヶ浜、お前聞いてみれば?」

結衣「いいよー、別に(…なんとなく予想つくし)」




――――――――――――――――――

相模「比企谷、八幡…」トコトコ

相模「うち、少し…気になってるのかな…」

相模「分かんない…アイツ…ホント訳わかんない」




253: 2013/07/01(月) 21:03:05.19
えっ

254: 2013/07/01(月) 21:04:23.22

261: 2013/07/01(月) 21:52:26.39
子ネタでいいから仕込んで

265: 2013/07/01(月) 22:40:32.31
陽乃「よしっ!比企谷君、デートしよう!」

結衣「」
雪乃「」
八幡「」

雪乃「い、いきなり現れて何を言い出したのかしらこの姉さんは」

結衣「ゆきのん!どどどど、どうしよう!」

陽乃「いやー、花火大会でガハマちゃんと比企谷君のデート思い出したらさー、」

陽乃「あたしも比企谷君とデートしたくなった!」

雪乃「由比ヶ浜さん?」

結衣「」

269: 2013/07/01(月) 23:09:03.76
陽乃「雪乃ちゃんともデートしたんだし、お姉ちゃんともしよう!そうしよう!」

結衣「やっぱり、あれゆきのんとデートだったんだね」

陽乃「ふふふ、で?どっちのデートが楽しかった?」

八幡「」

結衣「あ、あたしは楽しかったかなぁ」

雪乃「あの時は…まぁ、デートではないけれど、なかなか有意義な時間を過ごせたわね」

結衣雪乃「で、比企谷君(ヒッキー)はどうだったの(かしら)」

273: 2013/07/01(月) 23:36:51.72
八幡「感想ですか…、なんつーか、疲れ」

結衣「ヒッキー疲れたとか言ったら怒るよ」
雪乃「そうやってまた本心を隠す気かしら」
陽乃「言ったよね?雪乃ちゃんを傷付けたら許さないって」


八幡「楽しくなくはなかった…です」

結衣「そっかー!良かった♪」

雪乃「煮え切らないわね」

陽乃「あー、いいなぁ!いいなぁ!うん、お姉ちゃんとデートしようすぐしよう!どこ行こっか!」

八幡「いや、だから俺は別に行かないですから」

陽乃「なんで!?雪乃ちゃんだけズルいぞー!」


???「ズルいのはお前もだ!!!」

277: 2013/07/01(月) 23:47:12.97
ドアバーン!!

静「比企谷ァ!私も行きたい!私を連れていけェェェァァァァ!!!」

八幡「」
結衣「」
雪乃「」
陽乃「」




八幡「はっ!そう言えば急用が有ること忘れてた!すいません、俺先帰ります」

結衣「あ、あたしもー、そろそろ帰らなきゃ」

雪乃「待って由比ヶ浜さん、私も行くわ」

ガラガラ ピシャン

陽乃「………」
静「…………」

陽乃「静ちゃん、ドンマイ」

静「…………」

ガラガラ ピシャン

282: 2013/07/01(月) 23:56:30.57
静「………………」

静「えへっ☆張り切りすぎちゃった」テヘペロ

静「それにしても、比企谷は相変わらずシャイだな。みんなの前で堂々とokだと言ってくれた方が好印象なんだがな」ニヤニヤ

静「OKだろうし、スケジュールの確認をしなくてはな」

静「メールしよ」メルメル…



小町「おにーちゃーん!さっきからメールすごい来てる見たいだけど、みなくていいの~?」

八幡「あー…みない方がいい。電源切っとくか」

小町「平塚先生からだったらちゃんと取ってよね。小町のとこたくさん来ちゃうよ」

283: 2013/07/02(火) 00:02:38.57
八幡「じゃあお前も切っとけば?」

小町「お兄ちゃんヒドーイ!ともかく、電源は切らないでおいてよね」

八幡「分かったよ…ハァ、これいつになったら止まるのかな」


『 メール:50件 不在着信:45件 』


翌日・正門前

静「比企谷ァ…なぜ出なかったァ…」

八幡「キャーーーー!!!」

おしまい

285: 2013/07/02(火) 00:07:33.29
保守感謝

まだ残ってんの…やっぱさがみん行くべきなのかドシヨ

それはともかく保守thxシタ!
あとは落とすなり自由に(ry

292: 2013/07/02(火) 01:22:28.24
たのしかった

293: 2013/07/02(火) 01:40:41.08
ありがとう

引用元: 城廻「比企谷くーん♪」結衣雪乃「」イラッ