1: 2016/05/29(日) 09:05:01.869
さやか「杏子・・・ あんた頭は大丈夫?」
杏子「あたしじゃねーよ!」
「・・・っていうか わざわざトゲのある言い方すんな」
さやか「ああ ゴメン ・・・じゃあ誰が記憶喪失になったの?」
杏子「・・・ほむら」
杏子「あたしじゃねーよ!」
「・・・っていうか わざわざトゲのある言い方すんな」
さやか「ああ ゴメン ・・・じゃあ誰が記憶喪失になったの?」
杏子「・・・ほむら」
5: 2016/05/29(日) 09:07:01.348
さやか「はあ!? ・・・ほむら?」
「・・・なんでそんな事になったのさ?」
杏子「いや それがね」
さやか「うん」
杏子「バナナの皮で転んで 頭を打っちゃてさ」
さやか「コントかよ!?」
杏子「ちなみに あたしの捨てたバナナの皮なんだ」
さやか「犯人はお前か!」
「・・・なんでそんな事になったのさ?」
杏子「いや それがね」
さやか「うん」
杏子「バナナの皮で転んで 頭を打っちゃてさ」
さやか「コントかよ!?」
杏子「ちなみに あたしの捨てたバナナの皮なんだ」
さやか「犯人はお前か!」
6: 2016/05/29(日) 09:09:18.022
杏子「ちっ ちげーよ! あたしがバナナを食べてる時に たまたまほむらが通りかかって・・・」
さやか「うわー なんつーベタな展開・・・」
杏子「しょーがねーだろ! まさかバナナの皮ですっ転んで記憶喪失になるなんて 思いもよらなかったんだからさ」
さやか「そりゃそーだ ・・・ってゆーか あんた食べ物を粗末にするなとか言う割に お行儀悪いなあ・・・」
さやか「うわー なんつーベタな展開・・・」
杏子「しょーがねーだろ! まさかバナナの皮ですっ転んで記憶喪失になるなんて 思いもよらなかったんだからさ」
さやか「そりゃそーだ ・・・ってゆーか あんた食べ物を粗末にするなとか言う割に お行儀悪いなあ・・・」
7: 2016/05/29(日) 09:11:30.525
杏子「なんで? バナナの皮は食べ物じゃねーだろ」
さやか「そうじゃなくて ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てなさい!」
杏子「えー だって近くにゴミ箱なかったし・・・」
さやか「そもそも 道端で食べ歩きするんじゃないわよ」
杏子「なんだよー さやかってば 口煩いお母さんみたいだな・・・」
さやか「そうじゃなくて ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てなさい!」
杏子「えー だって近くにゴミ箱なかったし・・・」
さやか「そもそも 道端で食べ歩きするんじゃないわよ」
杏子「なんだよー さやかってば 口煩いお母さんみたいだな・・・」
8: 2016/05/29(日) 09:13:36.900
さやか「お母さんって・・・ あんたねー せめてお姉ちゃんぐらいにしときなさいよ」
杏子「お姉ちゃんか・・・」ニヤリ
さやか「・・・な 何よ その薄笑いは?」
杏子「さやかおねえちゃーん」
さやか「んなっ!?」
杏子「お姉ちゃんか・・・」ニヤリ
さやか「・・・な 何よ その薄笑いは?」
杏子「さやかおねえちゃーん」
さやか「んなっ!?」
9: 2016/05/29(日) 09:15:16.919
杏子「おねえちゃーん 杏子ドーナッツ食べたいなー」
さやか「ちょ ちょっと やめなさいよ恥ずかしい!」
杏子「あははっ さやかったら テレてやんの」
さやか「あーもう うるさいうるさい!」
杏子「おーおー 顔真っ赤っか ・・・林檎みたい」
さやか「やっかましいわ!」
さやか「ちょ ちょっと やめなさいよ恥ずかしい!」
杏子「あははっ さやかったら テレてやんの」
さやか「あーもう うるさいうるさい!」
杏子「おーおー 顔真っ赤っか ・・・林檎みたい」
さやか「やっかましいわ!」
13: 2016/05/29(日) 09:22:36.777
杏子「怒んなよー 軽い冗談だってば じょーだん」
さやか「・・・むー」
杏子(ちょっとからかい過ぎたかな・・・)
さやか「・・・それで?」
杏子「ん?」
さやか「話の続きは?」
さやか「・・・むー」
杏子(ちょっとからかい過ぎたかな・・・)
さやか「・・・それで?」
杏子「ん?」
さやか「話の続きは?」
14: 2016/05/29(日) 09:25:34.177
杏子「・・・ああ 今度からは 皮付きバナナじゃなくて チョコバナナか まるごとバナナにするよ」
さやか「ちょっと待って・・・ 一体 何の話をしてんのよ!?」
杏子「え? ・・・バナナの話じゃねーのか?」
さやか「ちっがーうッ! あんたの捨てたバナナの皮で転んだほむらが 記憶喪失になったって話でしょうが!!」
杏子「だからさー 食べた後に皮を捨てなきゃ こんな事にはならなかった訳だろ?」
「それで今回の失敗を踏まえて 改善するポイントを・・・」
さやか「いや・・・ そーゆー事じゃなくて ほむらはその後どうなったのよ?」
さやか「ちょっと待って・・・ 一体 何の話をしてんのよ!?」
杏子「え? ・・・バナナの話じゃねーのか?」
さやか「ちっがーうッ! あんたの捨てたバナナの皮で転んだほむらが 記憶喪失になったって話でしょうが!!」
杏子「だからさー 食べた後に皮を捨てなきゃ こんな事にはならなかった訳だろ?」
「それで今回の失敗を踏まえて 改善するポイントを・・・」
さやか「いや・・・ そーゆー事じゃなくて ほむらはその後どうなったのよ?」
18: 2016/05/29(日) 09:38:19.509
杏子「あれ? 一緒に連れて来た筈なのに・・・ おーい! ほむらー!!」
「いた・・・ 何やってんだよ そんな所で?」
ほむら「あの 佐倉さん・・・ 美樹さんとお話は終わりました?」
杏子「まだ途中だけど・・・」
ほむら「なら私・・・ お話が終わるまで待ってます」
「私の事は気にしないで下さい」
「いた・・・ 何やってんだよ そんな所で?」
ほむら「あの 佐倉さん・・・ 美樹さんとお話は終わりました?」
杏子「まだ途中だけど・・・」
ほむら「なら私・・・ お話が終わるまで待ってます」
「私の事は気にしないで下さい」
19: 2016/05/29(日) 09:40:10.416
杏子「いや・・・ 気にするとかじゃなくって あんたの話をしてんだから あんたがいないと話が進まないだろ?」
ほむら「・・・でっ でも私 美樹さんがちょっと苦手で」
杏子「はあ? なんだよそれ?」
「いいから そんな所に隠れてないで こっちに来いってば」
ほむら「・・・でっ でも私 美樹さんがちょっと苦手で」
杏子「はあ? なんだよそれ?」
「いいから そんな所に隠れてないで こっちに来いってば」
22: 2016/05/29(日) 09:44:14.283
さやか「・・・ねえ杏子」
杏子「なんだよさやか?」
さやか「この眼鏡だれ?」
杏子「眼鏡って・・・ ほむらじゃねーか」
さやか「え! えぇええ!?」
杏子「なんだよさやか?」
さやか「この眼鏡だれ?」
杏子「眼鏡って・・・ ほむらじゃねーか」
さやか「え! えぇええ!?」
23: 2016/05/29(日) 09:46:38.562
杏子「うわっ うるさいな!? 耳元で大声出すなよ」
さやか「えっ だって・・・ これがほむら!? 全然雰囲気違うじゃん?」
杏子「別に眼鏡掛けてるだけで 外見は変わってねーだろ」
さやか「・・・そーだけどさ 記憶がなくなったからって 性格まで変わったりするもんなの?」
杏子「いや 知らんけど」
さやか「知らんって あんた・・・」
杏子「じゃあ さやかは知ってんのかよ?」
さやか「えっと・・・ 言われてみればそうだよね」
杏子「だろ?」
さやか「えっ だって・・・ これがほむら!? 全然雰囲気違うじゃん?」
杏子「別に眼鏡掛けてるだけで 外見は変わってねーだろ」
さやか「・・・そーだけどさ 記憶がなくなったからって 性格まで変わったりするもんなの?」
杏子「いや 知らんけど」
さやか「知らんって あんた・・・」
杏子「じゃあ さやかは知ってんのかよ?」
さやか「えっと・・・ 言われてみればそうだよね」
杏子「だろ?」
24: 2016/05/29(日) 09:48:32.648
さやか(・・・それにしても これがほむら?)
(上目遣いでおどおどして・・・ 何というか あたしの中にあるイメージと乖離しすぎて別人に見えるわ)
(・・・あれ? あたしの中にあるほむらのイメージって どんなだったっけ?)
(何だか既視感があるような ないような・・・)
(上目遣いでおどおどして・・・ 何というか あたしの中にあるイメージと乖離しすぎて別人に見えるわ)
(・・・あれ? あたしの中にあるほむらのイメージって どんなだったっけ?)
(何だか既視感があるような ないような・・・)
25: 2016/05/29(日) 09:50:53.749
杏子「おーい さやか」
さやか「ん? ああ・・・ どしたの杏子?」
杏子「『どしたの』 じゃねーよ」
「あんまり睨むから ほむらが怖がってるじゃんか」
さやか「え!? 別にそんなつもりじゃなかったんだけど・・・」
杏子「おいおい・・・ 本当に大丈夫かよ?」
さやか「うん大丈夫・・・ ちょっとびっくりしてただけだから」
杏子「ならいいけど・・・ それより これからどうする?」
さやか「ん? ああ・・・ どしたの杏子?」
杏子「『どしたの』 じゃねーよ」
「あんまり睨むから ほむらが怖がってるじゃんか」
さやか「え!? 別にそんなつもりじゃなかったんだけど・・・」
杏子「おいおい・・・ 本当に大丈夫かよ?」
さやか「うん大丈夫・・・ ちょっとびっくりしてただけだから」
杏子「ならいいけど・・・ それより これからどうする?」
27: 2016/05/29(日) 09:52:39.525
さやか「そーねえ・・・ 普通に考えたら病院に連れてくべきだけど・・・」
杏子「何か問題でもあんのか?」
さやか「あんた本気で言ってんの? あたし達は『普通』じゃないでしょうが」
杏子「そっか あたし達は魔法少女だもんな・・・ ならさ」
さやか「ん?」
杏子「さやかが魔法で治してやればいいんじゃないか? ・・・得意だろ?」
杏子「何か問題でもあんのか?」
さやか「あんた本気で言ってんの? あたし達は『普通』じゃないでしょうが」
杏子「そっか あたし達は魔法少女だもんな・・・ ならさ」
さやか「ん?」
杏子「さやかが魔法で治してやればいいんじゃないか? ・・・得意だろ?」
29: 2016/05/29(日) 09:55:06.429
さやか「そんな簡単に言わないでよ 傷の治癒とかならともかく 他人の脳だよ?」
「自分の体を修復するのとは訳が違うんだから・・・ 失敗して悪化したらどうすんのよ」
杏子「ふーん そんなもんなのか・・・」
さやか「あんたこそ 何かいいアイデアはないの?」
杏子「へ? あたし?」
「自分の体を修復するのとは訳が違うんだから・・・ 失敗して悪化したらどうすんのよ」
杏子「ふーん そんなもんなのか・・・」
さやか「あんたこそ 何かいいアイデアはないの?」
杏子「へ? あたし?」
30: 2016/05/29(日) 09:57:45.522
さやか「大体 あんたはベテランなんだから 頭にダメージ受けた時の対処法ぐらい知らないの?」
杏子「あー あたしは短期決戦で一気に勝負を決めるタイプだからさー 攻撃される前にカタを付けるのが基本だし・・・」
さやか「うわー 使えねえ・・・」
杏子「なんだとー! ボコボコに被弾しながら突進するよりは 全然スマートでいいだろ!」
さやか「ちょっと それって誰の事よ!?」
杏子「さあ?」
杏子「あー あたしは短期決戦で一気に勝負を決めるタイプだからさー 攻撃される前にカタを付けるのが基本だし・・・」
さやか「うわー 使えねえ・・・」
杏子「なんだとー! ボコボコに被弾しながら突進するよりは 全然スマートでいいだろ!」
さやか「ちょっと それって誰の事よ!?」
杏子「さあ?」
31: 2016/05/29(日) 09:59:16.097
ほむら「あ あの・・・ お二人とも喧嘩しないで下さい」
さやか「ああ ごめんごめん・・・」
「・・・そういえばさあ」
ほむら「はい?」
さやか「あんた なんで眼鏡掛けてるの?」
ほむら「え? 目が悪いからですけど・・・」
さやか「ああ ごめんごめん・・・」
「・・・そういえばさあ」
ほむら「はい?」
さやか「あんた なんで眼鏡掛けてるの?」
ほむら「え? 目が悪いからですけど・・・」
32: 2016/05/29(日) 10:00:42.165
さやか「そうなの? 初耳なんだけど ・・・じゃあ今迄はコンタクト付けてたんだ」
「・・・あれ? それなら眼鏡掛けてるのって変じゃない?」
ほむら「えっと・・・ 多分 以前は魔法で視力強化してたんだと思います」
「でも 今は魔力の使い方が思い出せなくて・・・」
「・・・あれ? それなら眼鏡掛けてるのって変じゃない?」
ほむら「えっと・・・ 多分 以前は魔法で視力強化してたんだと思います」
「でも 今は魔力の使い方が思い出せなくて・・・」
33: 2016/05/29(日) 10:02:19.011
杏子「よーするに 経験の少ない契約直後の状態に戻っちゃった感じなんだよ」
さやか「はー なるほど・・・ 魔法少女になってからの記憶が 大部分とんじゃってる訳か」
ほむら「はい・・・ それで概ね合ってます」
さやか「・・・」
杏子「・・・」
ほむら「・・・」
さやか「はー なるほど・・・ 魔法少女になってからの記憶が 大部分とんじゃってる訳か」
ほむら「はい・・・ それで概ね合ってます」
さやか「・・・」
杏子「・・・」
ほむら「・・・」
34: 2016/05/29(日) 10:04:06.659
杏子「・・・なー どーする さやか?」
さやか「んー・・・ そ-ねー ちょっと気になる所はあるけど・・・」
杏子「あるけど?」
さやか「とりあえず マミさん家に行こうか」
「マミさんなら こういう時の対処法を知ってるかも・・・ 一番のベテランだし」
さやか「んー・・・ そ-ねー ちょっと気になる所はあるけど・・・」
杏子「あるけど?」
さやか「とりあえず マミさん家に行こうか」
「マミさんなら こういう時の対処法を知ってるかも・・・ 一番のベテランだし」
35: 2016/05/29(日) 10:06:05.779
杏子「そーだな・・・ ついでにケーキでも食べさせてもらおーぜ!」
「あたしもう お腹空いちゃってさー」
さやか「ちょっと杏子・・・ あんたさっきバナナ食べたばっかりなんでしょ? どんだけ食べるつもりなのよ」
杏子「うっさいなー 育ち盛りなんだからしょうがねーじゃん!」
さやか「それに遊びに行くんじゃないのよ? 大体あんたが原因でこんな事になったんだから もうちょっと・・・」
杏子「あーもう 分かってるよ! だから反省してるってば!」
ほむら「あ あの・・・ お二人とも喧嘩しないで下さい」
「あたしもう お腹空いちゃってさー」
さやか「ちょっと杏子・・・ あんたさっきバナナ食べたばっかりなんでしょ? どんだけ食べるつもりなのよ」
杏子「うっさいなー 育ち盛りなんだからしょうがねーじゃん!」
さやか「それに遊びに行くんじゃないのよ? 大体あんたが原因でこんな事になったんだから もうちょっと・・・」
杏子「あーもう 分かってるよ! だから反省してるってば!」
ほむら「あ あの・・・ お二人とも喧嘩しないで下さい」
36: 2016/05/29(日) 10:08:04.218
さやか「ああ ごめん ・・・別に喧嘩してる訳じゃないのよ?」
杏子「そーそー さやかってばいっつも口煩くってさー・・・」
さやか「あんたがだらしないのがいけないんでしょうが!」
ほむら「あ あのう・・・」グスッ
杏子「あー! さやかが怖い顔するから ほむらが泣きそうじゃん」
さやか「え!? ちょ ちょっとほむら こんな事で涙ぐまないでよ」
さやか(・・・なんか 調子狂うなあ)
杏子「そーそー さやかってばいっつも口煩くってさー・・・」
さやか「あんたがだらしないのがいけないんでしょうが!」
ほむら「あ あのう・・・」グスッ
杏子「あー! さやかが怖い顔するから ほむらが泣きそうじゃん」
さやか「え!? ちょ ちょっとほむら こんな事で涙ぐまないでよ」
さやか(・・・なんか 調子狂うなあ)
37: 2016/05/29(日) 10:10:03.339
―― 巴マミ宅 ――
マミ「そう・・・ 暁美さんが記憶喪失に・・・」
さやか「ええ 転んだ拍子に頭を打っちゃって・・・」
まどか「ほむらちゃん 頭を打ったの!? 怪我は大丈夫?」
ほむら「うん 鹿目さん」
「たんこぶは出来たけど 血は出てないし大丈夫だよ」
まどか「そっかあ・・・ 良かった・・・」
マミ「そう・・・ 暁美さんが記憶喪失に・・・」
さやか「ええ 転んだ拍子に頭を打っちゃって・・・」
まどか「ほむらちゃん 頭を打ったの!? 怪我は大丈夫?」
ほむら「うん 鹿目さん」
「たんこぶは出来たけど 血は出てないし大丈夫だよ」
まどか「そっかあ・・・ 良かった・・・」
38: 2016/05/29(日) 10:12:17.920
ほむら「鹿目さん・・・ 心配かけてごめんね」
まどか「ううん いいの・・・ ほむらちゃんが無事ならそれで」
「・・・でも 駄目だよほむらちゃん」
ほむら「え!?」
まどか「ううん いいの・・・ ほむらちゃんが無事ならそれで」
「・・・でも 駄目だよほむらちゃん」
ほむら「え!?」
39: 2016/05/29(日) 10:14:04.147
まどか「私達はお友達なんだから そんな他人行儀な呼び方は・・・ ちゃんと『まどか』って呼んで」
ほむら「でっ でも鹿目さん・・・」
まどか「まどか」
ほむら「えっと・・・ その・・・ まどか」
まどか「えへへー・・・ うん! ほむらちゃん!」
なぎさ(二人とも仲良しで微笑ましいのです)
マミ(女の子同士の禁断の恋・・・ 素敵だわ)
ほむら「でっ でも鹿目さん・・・」
まどか「まどか」
ほむら「えっと・・・ その・・・ まどか」
まどか「えへへー・・・ うん! ほむらちゃん!」
なぎさ(二人とも仲良しで微笑ましいのです)
マミ(女の子同士の禁断の恋・・・ 素敵だわ)
40: 2016/05/29(日) 10:16:13.245
さやか「・・・ねー 杏子」
杏子「なんだよ さやか?」
さやか「人前でイチャついてるバカップル見ると イラっとするよね」
杏子「はあ? 別にいいだろそんぐらい」
「どんだけ心が狭いんだよ」
さやか「怪我はない・・・ ケガない・・・」
「毛があるのにケガない・・・ ぷぷっ 面白い」
杏子「いや つまんねーよ」
なぎさ「あんたらが面白いのです」
マミ(百合少女・・・ ハアハア(*´Д`))
杏子「なんだよ さやか?」
さやか「人前でイチャついてるバカップル見ると イラっとするよね」
杏子「はあ? 別にいいだろそんぐらい」
「どんだけ心が狭いんだよ」
さやか「怪我はない・・・ ケガない・・・」
「毛があるのにケガない・・・ ぷぷっ 面白い」
杏子「いや つまんねーよ」
なぎさ「あんたらが面白いのです」
マミ(百合少女・・・ ハアハア(*´Д`))
42: 2016/05/29(日) 10:18:29.315
さやか「・・・それで どうですマミさん?」
マミ「え!? なっ なあに美樹さん? 別に鹿目さん達を 邪な目で見たりしてないわよ!?」
さやか「えっと・・・ 何言ってるか分かんないけど そうじゃなくて ほむらの記憶喪失についてなんですが・・・」
マミ「あっ そ そうね そうだったわね」
マミ(いけない よだれ垂れてないかしら? ・・・とりあえず お茶を飲んで さりげなく誤魔化しましょう)
マミ「え!? なっ なあに美樹さん? 別に鹿目さん達を 邪な目で見たりしてないわよ!?」
さやか「えっと・・・ 何言ってるか分かんないけど そうじゃなくて ほむらの記憶喪失についてなんですが・・・」
マミ「あっ そ そうね そうだったわね」
マミ(いけない よだれ垂れてないかしら? ・・・とりあえず お茶を飲んで さりげなく誤魔化しましょう)
43: 2016/05/29(日) 10:23:41.649
マミ「・・・結論から言うと 多分大丈夫じゃないかしら」
さやか「多分?」
マミ「ええ」
マミ「今の暁美さんは 魔法少女になってからの経験値がリセットされて レベル1状態な訳でしょう?」
ほむら「はい・・・ 端的に言うとそうです」
マミ「なら もう一度最初から経験を積み直せばいいのよ」
「ある程度 魔力の扱いに熟練すれば 患部の異常箇所も特定出来るでしょうし 治療も可能な筈よ」
まどか「そっかあ よかった・・・」
さやか「多分?」
マミ「ええ」
マミ「今の暁美さんは 魔法少女になってからの経験値がリセットされて レベル1状態な訳でしょう?」
ほむら「はい・・・ 端的に言うとそうです」
マミ「なら もう一度最初から経験を積み直せばいいのよ」
「ある程度 魔力の扱いに熟練すれば 患部の異常箇所も特定出来るでしょうし 治療も可能な筈よ」
まどか「そっかあ よかった・・・」
44: 2016/05/29(日) 10:26:56.804
杏子「・・・ちょっと待て」
マミ「何かしら?」
杏子「最初から経験を積み直すって・・・ じゃあ魔獣狩りはどうすんだよ?」
マミ「暫くは暁美さん抜きでやるしかないでしょうね ・・・せめて実戦に耐えられる程度に鍛えてからでないと」
杏子「えー! マジで!?」
「そんなまだるっこしい・・・ なんか他に良い方法は無いのかよ?」
さやか「あんた・・・ 自分が原因だってのに何ワガママ言ってんのさ?」
まどか「・・・原因?」
杏子「い いや 何でもないよまどか」
杏子《馬鹿! 余計な事言うなよ さやか!》
さやか《ご ごめん・・・ つい》
マミ「何かしら?」
杏子「最初から経験を積み直すって・・・ じゃあ魔獣狩りはどうすんだよ?」
マミ「暫くは暁美さん抜きでやるしかないでしょうね ・・・せめて実戦に耐えられる程度に鍛えてからでないと」
杏子「えー! マジで!?」
「そんなまだるっこしい・・・ なんか他に良い方法は無いのかよ?」
さやか「あんた・・・ 自分が原因だってのに何ワガママ言ってんのさ?」
まどか「・・・原因?」
杏子「い いや 何でもないよまどか」
杏子《馬鹿! 余計な事言うなよ さやか!》
さやか《ご ごめん・・・ つい》
45: 2016/05/29(日) 10:29:32.510
マミ「じゃあ 一応他の方法も考えてみましょうか? それで駄目なら最初の案を採用しましょう」
まどか「そうですね 全員で意見を出し合えば 何かいい方法を思い付くかもしれないし・・・」
マミ「みんな 何か案はない?」
まどか「んー・・・ よく聞くのは 同じショックを受けるとか?」
杏子「じゃあ もう一度頭を打ったら治るんじゃねーか?」
さやか「よしなさいよ 余計に酷くなる展開しか思い浮かばないっての」
マミ「でも ショックを与えるのは悪い案じゃないわよ」
さやか「え!? そうなんですか?」
まどか「そうですね 全員で意見を出し合えば 何かいい方法を思い付くかもしれないし・・・」
マミ「みんな 何か案はない?」
まどか「んー・・・ よく聞くのは 同じショックを受けるとか?」
杏子「じゃあ もう一度頭を打ったら治るんじゃねーか?」
さやか「よしなさいよ 余計に酷くなる展開しか思い浮かばないっての」
マミ「でも ショックを与えるのは悪い案じゃないわよ」
さやか「え!? そうなんですか?」
46: 2016/05/29(日) 10:31:22.068
マミ「一種のショック療法・・・ もう一度頭を打ったりするのは論外だけど 試してみる価値はあるわね」
さやか「というと?」
杏子「具体的には?」
マミ「所謂サプライズというか 楽しい事や嬉しい事限定で驚かす・・・ っていうのはどうかしら?」
さやか「おお それなら肉体的なダメージも 精神的なストレスもなしにいけそうですね」
さやか「というと?」
杏子「具体的には?」
マミ「所謂サプライズというか 楽しい事や嬉しい事限定で驚かす・・・ っていうのはどうかしら?」
さやか「おお それなら肉体的なダメージも 精神的なストレスもなしにいけそうですね」
47: 2016/05/29(日) 10:33:15.536
なぎさ「はい! いい事を思い付いたのです!!」
マミ「なあに なぎさ?」
なぎさ「ハンバーグにチーズが入ってると なぎさはビックリして嬉しいのです!」
さやか「いや あんたを驚かせる訳じゃないから」
マミ「まあ なぎさはお利口さんね 今日の夕食はチーズハンバーグにしましょう」
なぎさ「やったのです!」
杏子「つーか 単なる夕食のリクエストじゃねーか ・・・あたしもハンバーグ食べたくなってきた」
まどか「ちょっとみんな もう少し真面目に考えようよ」
マミ「なあに なぎさ?」
なぎさ「ハンバーグにチーズが入ってると なぎさはビックリして嬉しいのです!」
さやか「いや あんたを驚かせる訳じゃないから」
マミ「まあ なぎさはお利口さんね 今日の夕食はチーズハンバーグにしましょう」
なぎさ「やったのです!」
杏子「つーか 単なる夕食のリクエストじゃねーか ・・・あたしもハンバーグ食べたくなってきた」
まどか「ちょっとみんな もう少し真面目に考えようよ」
48: 2016/05/29(日) 10:35:06.034
さやか「いや 決してふざけてる訳じゃないのよ ・・・そもそも ほむらの喜ぶ物って何さ?」
杏子「んー・・・ 分かんねー・・・ 直接本人に聞いた方が早いかも」
ほむら「あの・・・ ちょっといいですか?」
さやか「おお! 何か良案でもあるの?」
ほむら「いえ 私がここで話し合いに参加してたら サプライズの意味がないんじゃないでしょうか?」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
杏子「・・・」
マミ「・・・」
なぎさ「・・・」
杏子「んー・・・ 分かんねー・・・ 直接本人に聞いた方が早いかも」
ほむら「あの・・・ ちょっといいですか?」
さやか「おお! 何か良案でもあるの?」
ほむら「いえ 私がここで話し合いに参加してたら サプライズの意味がないんじゃないでしょうか?」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
杏子「・・・」
マミ「・・・」
なぎさ「・・・」
49: 2016/05/29(日) 10:37:12.845
さやか「あーッ! そーだよ!! サプライズを企画してるのに 本人にバレたら意味ないじゃん!?」
マミ「言われてみればそうね」
杏子「あははっ さやかは間抜けだなあ」
さやか「人の事が言えるか!」
ほむら(・・・私 この人達と一緒に居て大丈夫なのかしら?)
マミ「言われてみればそうね」
杏子「あははっ さやかは間抜けだなあ」
さやか「人の事が言えるか!」
ほむら(・・・私 この人達と一緒に居て大丈夫なのかしら?)
50: 2016/05/29(日) 10:40:56.412
さやか「あーもう 振り出しに戻っちゃったじゃんかー 今迄の苦労がパーだよ・・・」
まどか(言うほど大した苦労もしてない気が・・・)
さやか「・・・もうさー まどかがほむらにキスでもしてやればいいんじゃない?」
まどか「ええッ!? さやかちゃん?」
ほむら「そ そんな 女の子同士でキスだなんて・・・」
「・・・でも まどかとだったら嫌じゃないっていうか・・・ むしろ嬉しいかも」
まどか「ほ ほむらちゃん?」
ほむら「ちッ 違うのよまどか! 誤解しないで!」
まどか「う うん・・・」
まどか(言うほど大した苦労もしてない気が・・・)
さやか「・・・もうさー まどかがほむらにキスでもしてやればいいんじゃない?」
まどか「ええッ!? さやかちゃん?」
ほむら「そ そんな 女の子同士でキスだなんて・・・」
「・・・でも まどかとだったら嫌じゃないっていうか・・・ むしろ嬉しいかも」
まどか「ほ ほむらちゃん?」
ほむら「ちッ 違うのよまどか! 誤解しないで!」
まどか「う うん・・・」
51: 2016/05/29(日) 10:42:29.131
ほむら「だけど あんまり長い事みんなに迷惑も掛けられないし 早期解決の方法があるなら 積極的に試してみるべきだと思うの!」
「その・・・ 私がまどかとキスしたいからって 決してやましい気持ちで言ってる訳じゃないのよ!」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「えっと・・・ そう! 治療行為!! 人工呼吸みたいなものだと思えば 別にいやらしくないから 女の子同士でも問題ないわ!」
まどか「そ そうかな?」
ほむら「そうよッ!!」
「その・・・ 私がまどかとキスしたいからって 決してやましい気持ちで言ってる訳じゃないのよ!」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「えっと・・・ そう! 治療行為!! 人工呼吸みたいなものだと思えば 別にいやらしくないから 女の子同士でも問題ないわ!」
まどか「そ そうかな?」
ほむら「そうよッ!!」
52: 2016/05/29(日) 10:44:05.486
さやか「あー お二人さん・・・ 盛り上がってるトコ悪いんだけど 冗談だよ?」
まどか「そ そーだよね 冗談だよね ・・・あはは 良かったあ」
さやか(本気にしてたなコイツ・・・)
ほむら「え!? そんな・・・ 嘘・・・?」
さやか「いや・・・ だから冗談だってば」
まどか「そ そーだよね 冗談だよね ・・・あはは 良かったあ」
さやか(本気にしてたなコイツ・・・)
ほむら「え!? そんな・・・ 嘘・・・?」
さやか「いや・・・ だから冗談だってば」
53: 2016/05/29(日) 10:46:13.566
ほむら「そッ そんな まどか・・・ まどかとキス・・・ ううッ・・・ ぐすっ ひぐッ・・・ う ううぅ・・・」
さやか(やだ・・・ この娘ったら ガチでマジ泣きしてるわ・・・)
杏子「なー まどか・・・ いいじゃん キスぐらいしてやれよ」
まどか「きょ 杏子ちゃん!?」
杏子「だって なんか可哀想じゃんか」
まどか「でっ でも・・・ 初めてのキスは 海の見える公園で 夕日を眺めながらって 心に決めてたのに・・・」
さやか「まどか・・・ あんたってば どんだけ乙女チックな夢想してんのよ」
まどか「え!? そ・・・ そうかな?」
さやか(てか 相手がほむらだってのは問題ないのか・・・)
さやか(やだ・・・ この娘ったら ガチでマジ泣きしてるわ・・・)
杏子「なー まどか・・・ いいじゃん キスぐらいしてやれよ」
まどか「きょ 杏子ちゃん!?」
杏子「だって なんか可哀想じゃんか」
まどか「でっ でも・・・ 初めてのキスは 海の見える公園で 夕日を眺めながらって 心に決めてたのに・・・」
さやか「まどか・・・ あんたってば どんだけ乙女チックな夢想してんのよ」
まどか「え!? そ・・・ そうかな?」
さやか(てか 相手がほむらだってのは問題ないのか・・・)
54: 2016/05/29(日) 10:48:09.369
マミ「・・・確かに昔から お姫様に掛けられた呪いを解くのは 王子様のキスと相場が決まっているわね」
「どうかしら鹿目さん・・・ ここは暁美さんの為に 一肌脱いであげるっていうのは?」
まどか「マッ マミさんまで!」
なぎさ「マミ! チューするですか!? 女の子同士なのに!?」
マミ「しっ・・・ 駄目よなぎさ 邪魔したら・・・ これは世界・・・ いえ 全宇宙の存亡を掛けた大事な局面なのよ」
さやか(マミさんテンションたけー ・・・つーか なんで鼻血出してんのこの人)
「どうかしら鹿目さん・・・ ここは暁美さんの為に 一肌脱いであげるっていうのは?」
まどか「マッ マミさんまで!」
なぎさ「マミ! チューするですか!? 女の子同士なのに!?」
マミ「しっ・・・ 駄目よなぎさ 邪魔したら・・・ これは世界・・・ いえ 全宇宙の存亡を掛けた大事な局面なのよ」
さやか(マミさんテンションたけー ・・・つーか なんで鼻血出してんのこの人)
55: 2016/05/29(日) 10:50:17.097
なぎさ「なんだか なぎさもドキドキしてきたのです・・・」
マミ「なぎさ・・・ あなたがもう少し大きくなったら 色々と教えてあげるわ」
「今は二人の純愛の行方を 静かに見守りましょう」
さやか(マミさん・・・ あんた一体 幼女に何を教えるつもりなんですか・・・)
マミ「なぎさ・・・ あなたがもう少し大きくなったら 色々と教えてあげるわ」
「今は二人の純愛の行方を 静かに見守りましょう」
さやか(マミさん・・・ あんた一体 幼女に何を教えるつもりなんですか・・・)
56: 2016/05/29(日) 10:53:36.920
ほむら「うう・・・ まどか まどかぁ・・・」
まどか「分かったよほむらちゃん・・・ キスするから もう泣かないで」
ほむら「まどか・・・ 本当にいいの?」
まどか「いいよ私・・・ ほむらちゃんとなら・・・ でも恥ずかしいから目を瞑っててくれる?」
ほむら「う うん・・・」
ほむら(ああ 夢にまで見たまどかの唇・・・ 温かくて柔らかい感触が後頭部に・・・)
(・・・後頭部?)
まどか「分かったよほむらちゃん・・・ キスするから もう泣かないで」
ほむら「まどか・・・ 本当にいいの?」
まどか「いいよ私・・・ ほむらちゃんとなら・・・ でも恥ずかしいから目を瞑っててくれる?」
ほむら「う うん・・・」
ほむら(ああ 夢にまで見たまどかの唇・・・ 温かくて柔らかい感触が後頭部に・・・)
(・・・後頭部?)
57: 2016/05/29(日) 10:55:34.234
まどか「・・・ちゃん」
「・・・ほむらちゃんってば」
ほむら「!?」
まどか「ほむらちゃん 気が付いた!?」
ほむら「・・・まどか? 私は一体・・・?」
まどか「良かったあ・・・ 急に倒れちゃうから心配したんだよ」
ほむら「倒れた・・・?」
ほむら(何故 私はまどかに膝枕して貰ってるの? どうしてこんな状況に?)
「・・・ほむらちゃんってば」
ほむら「!?」
まどか「ほむらちゃん 気が付いた!?」
ほむら「・・・まどか? 私は一体・・・?」
まどか「良かったあ・・・ 急に倒れちゃうから心配したんだよ」
ほむら「倒れた・・・?」
ほむら(何故 私はまどかに膝枕して貰ってるの? どうしてこんな状況に?)
58: 2016/05/29(日) 10:57:10.450
まどか「ほむらちゃん 大丈夫?」
ほむら「ええ 大丈夫よ・・・ ありがとう まどか」
ほむら(まどかの膝枕・・・ とっても柔らかくて気持ちいい・・・ まどかの良い匂いがする)
まどか「ねえ ほむらちゃん・・・ どう? 思い出した?」
ほむら「思い出した・・・ って 何を?」
まどか「えっとね・・・ その・・・」
ほむら「・・・?」
「!!?」
ほむら「ええ 大丈夫よ・・・ ありがとう まどか」
ほむら(まどかの膝枕・・・ とっても柔らかくて気持ちいい・・・ まどかの良い匂いがする)
まどか「ねえ ほむらちゃん・・・ どう? 思い出した?」
ほむら「思い出した・・・ って 何を?」
まどか「えっとね・・・ その・・・」
ほむら「・・・?」
「!!?」
59: 2016/05/29(日) 10:59:09.910
ほむら「思い出してきた・・・ たしか私は記憶喪失になって それから・・・」
まどか「ほむらちゃん 思い出したの!?」
ほむら「ええ まどか・・・ まだ少し記憶が混濁しているけれど 事の経緯は思い出したわ」
まどか「良かった・・・ いつものほむらちゃんに戻ったんだね」
ほむら「でも・・・」
まどか「でも?」
まどか「ほむらちゃん 思い出したの!?」
ほむら「ええ まどか・・・ まだ少し記憶が混濁しているけれど 事の経緯は思い出したわ」
まどか「良かった・・・ いつものほむらちゃんに戻ったんだね」
ほむら「でも・・・」
まどか「でも?」
62: 2016/05/29(日) 11:01:10.244
ほむら「何かしら・・・ とても大事なことがあった気がするのに どうしても思い出せないの・・・」
まどか「あ あのね ほむらちゃん・・・」
ほむら「何かしら まどか?」
まどか「・・・えーと その」
ほむら「まどか?」
まどか「な 何でもないの! 気にしないで」
ほむら「?」
まどか「あ あのね ほむらちゃん・・・」
ほむら「何かしら まどか?」
まどか「・・・えーと その」
ほむら「まどか?」
まどか「な 何でもないの! 気にしないで」
ほむら「?」
63: 2016/05/29(日) 11:03:16.451
まどか(ほむらちゃん・・・ キスの事は覚えてないのかな?)
(ほっとしたような ちょっと残念なような・・・)
(わ 私ってば 何考えてるんだろう? 恥ずかしい)
ほむら「まどか・・・ 顔が真っ赤よ? ・・・本当に大丈夫?」
まどか「だっ 大丈夫だよ ほむらちゃん!」
さやか「おーおー お熱いですなあ お二人さん」
杏子「その様子だと どうやら元に戻ったみてーだな」
ほむら「あなた達・・・」
(ほっとしたような ちょっと残念なような・・・)
(わ 私ってば 何考えてるんだろう? 恥ずかしい)
ほむら「まどか・・・ 顔が真っ赤よ? ・・・本当に大丈夫?」
まどか「だっ 大丈夫だよ ほむらちゃん!」
さやか「おーおー お熱いですなあ お二人さん」
杏子「その様子だと どうやら元に戻ったみてーだな」
ほむら「あなた達・・・」
64: 2016/05/29(日) 11:05:41.930
なぎさ「とにかく治ってよかったのです」
マミ「・・・ええ そうね」ムスッ
なぎさ「マミ どうして怒ってるですか?」
マミ「怒ってなんかいないわ」
「ただ 世界の非情さと 理不尽について憤りを感じていただけよ」
さやか「それって怒ってるって事じゃんか ・・・なんで?」
なぎさ「さやか 気にしないでいいのです」
「マミは時々情緒不安定になるのです」
マミ「・・・ええ そうね」ムスッ
なぎさ「マミ どうして怒ってるですか?」
マミ「怒ってなんかいないわ」
「ただ 世界の非情さと 理不尽について憤りを感じていただけよ」
さやか「それって怒ってるって事じゃんか ・・・なんで?」
なぎさ「さやか 気にしないでいいのです」
「マミは時々情緒不安定になるのです」
65: 2016/05/29(日) 11:07:15.673
マミ(全く! 自分からキスをせがんでおいて 直前で気を失うなんてヘタレにも程があるわ!)
(据え膳食えぬは乙女の恥よ! ・・・全くもう)
(まあ 暁美さんらしいといえばらしいけど・・・)
(でも鹿目さんの膝枕で髪を撫でられている暁美さんは とっても幸せそうね・・・ こっちの顔もほころぶわ)
さやか(あっ ホントだ 今度は急に機嫌良くなってる ・・・忙しい人だなあ)
(据え膳食えぬは乙女の恥よ! ・・・全くもう)
(まあ 暁美さんらしいといえばらしいけど・・・)
(でも鹿目さんの膝枕で髪を撫でられている暁美さんは とっても幸せそうね・・・ こっちの顔もほころぶわ)
さやか(あっ ホントだ 今度は急に機嫌良くなってる ・・・忙しい人だなあ)
66: 2016/05/29(日) 11:09:25.992
杏子「いやー 一時はどうなる事かと思ったよ」
さやか「まあ でも上手い事いったみたいだし 結果オーライかな?」
ほむら「あなた達・・・ 世話を掛けたわね」
杏子「遠慮すんなって・・・ あたし達 仲間だろ?」キリッ
さやか(うわー 杏子のヤツ なんちゅう白々しい・・・ 元はと言えば自分の所為なのに)
ほむら「いえ・・・ この借りは必ず返すわ」
さやか「・・・あーあ 可愛げのない普段のほむらに戻っちゃった」
杏子「そっかあ? あたしはこっちのほむらの方がしっくりくるけど」
マミ「とりあえず これで一件落着ね」
なぎさ「やれやれなのです」
さやか「まあ でも上手い事いったみたいだし 結果オーライかな?」
ほむら「あなた達・・・ 世話を掛けたわね」
杏子「遠慮すんなって・・・ あたし達 仲間だろ?」キリッ
さやか(うわー 杏子のヤツ なんちゅう白々しい・・・ 元はと言えば自分の所為なのに)
ほむら「いえ・・・ この借りは必ず返すわ」
さやか「・・・あーあ 可愛げのない普段のほむらに戻っちゃった」
杏子「そっかあ? あたしはこっちのほむらの方がしっくりくるけど」
マミ「とりあえず これで一件落着ね」
なぎさ「やれやれなのです」
67: 2016/05/29(日) 11:12:50.234
杏子「ほら立てるかい? 手ぇ貸すよ ほむら」
ほむら「杏子・・・ いえ 意識もハッキリしてるしもう大丈夫よ」
杏子「・・・そっか」
まどか「じゃあ杏子ちゃん 私に手を貸してもらえるかな?」
「ちょっと足が痺れちゃって・・・」
杏子「ああ・・・ ずっとほむらに膝枕してたからな」
「ほら まどか」
まどか「ありがとう 杏子ちゃん」
ほむら「杏子・・・ いえ 意識もハッキリしてるしもう大丈夫よ」
杏子「・・・そっか」
まどか「じゃあ杏子ちゃん 私に手を貸してもらえるかな?」
「ちょっと足が痺れちゃって・・・」
杏子「ああ・・・ ずっとほむらに膝枕してたからな」
「ほら まどか」
まどか「ありがとう 杏子ちゃん」
68: 2016/05/29(日) 11:14:20.125
ほむら「待ってまどか」
「そういう事なら私が手を貸すわ」スッ
杏子「お おい ほむら!」
「ずっと横になってたのに 急に立ち上がったら危ないって!」
ほむら(いけない 急に立ち眩みが・・・)フラッ
杏子「危ない! ほむらッ!?」
まどか「わッ わわわっ!?」ズデンッ!!
「そういう事なら私が手を貸すわ」スッ
杏子「お おい ほむら!」
「ずっと横になってたのに 急に立ち上がったら危ないって!」
ほむら(いけない 急に立ち眩みが・・・)フラッ
杏子「危ない! ほむらッ!?」
まどか「わッ わわわっ!?」ズデンッ!!
69: 2016/05/29(日) 11:16:13.571
マミ「ちょ ちょっとみんな大丈夫!?」
なぎさ「・・・なんだかすごい音がしたのです」
まどか「いたたた・・・ ほむらちゃん 杏子ちゃん 怪我しなかった?」
ほむら「私は平気よ でも杏子が私達を庇って下敷きになって・・・」
さやか「おい杏子! しっかりしろ!!」
杏子「あー いったあ・・・」
さやか「もー 何やってんだよバカ! ・・・あんまり心配させんな」
なぎさ「・・・なんだかすごい音がしたのです」
まどか「いたたた・・・ ほむらちゃん 杏子ちゃん 怪我しなかった?」
ほむら「私は平気よ でも杏子が私達を庇って下敷きになって・・・」
さやか「おい杏子! しっかりしろ!!」
杏子「あー いったあ・・・」
さやか「もー 何やってんだよバカ! ・・・あんまり心配させんな」
70: 2016/05/29(日) 11:20:27.252
杏子「・・・あれ? あたし なんでこんな所に? ・・・あんた達 だれ?」
さやか「杏子!?」
マミ「えーと・・・ これって」
なぎさ「今度は まさか・・・」
まどか「杏子ちゃんが記憶喪失に!?」
ほむら「・・・どうやら そうみたいね」
まどか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
マミ「・・・」
なぎさ「・・・やれやれなのです」
―― おわり ――
さやか「杏子!?」
マミ「えーと・・・ これって」
なぎさ「今度は まさか・・・」
まどか「杏子ちゃんが記憶喪失に!?」
ほむら「・・・どうやら そうみたいね」
まどか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
マミ「・・・」
なぎさ「・・・やれやれなのです」
―― おわり ――
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