3: 2010/07/25(日) 17:27:57.22 ID:smQHdJX60
レイ「えーそんなことないよー? 全然全っ然高くないよー普通だよ? チョーふつーだよー?」
シンジ「へ、へぇ…そうなんだ。 というか今日テンション高くない?」
レイ「ないって! そんなことないって! 普通だけど、でも碇君がそういうなら高いのかな? 高め? 内角高め? 直球ストレート!?」
シンジ「な、何の話? あ、綾波? 大丈夫?」
レイ「もー碇君ったらー、いつもみたいにレイちゃんって呼んでよー」
シンジ「呼んでない! 呼んでないよ!?」
シンジ「へ、へぇ…そうなんだ。 というか今日テンション高くない?」
レイ「ないって! そんなことないって! 普通だけど、でも碇君がそういうなら高いのかな? 高め? 内角高め? 直球ストレート!?」
シンジ「な、何の話? あ、綾波? 大丈夫?」
レイ「もー碇君ったらー、いつもみたいにレイちゃんって呼んでよー」
シンジ「呼んでない! 呼んでないよ!?」
5: 2010/07/25(日) 17:39:35.30
シンジ「あ…アスカ! 大変だ…綾波が壊れた!」
アスカ「…え」
レイ「壊れたってなによもう! 碇君のいじわる!」
シンジ「ほら…な? 変だろ、今日の綾波……あれ? どうしたの、アスカ? なんで柱の影に」
アスカ「ち、違うの…その、シンジくん」
シンジ「シンジ、クン!?」
アスカ「その、あのね、別にファーストはシンジくんと仲良さそうだなぁとか思って、見てたわけじゃなくて」
レイ「仲良いよっ! だって、私と碇君だもん! ねっ! 私のこと大好きだよねっ?」
シンジ「……壊れてる…みんな壊れてる…」
アスカ「…え」
レイ「壊れたってなによもう! 碇君のいじわる!」
シンジ「ほら…な? 変だろ、今日の綾波……あれ? どうしたの、アスカ? なんで柱の影に」
アスカ「ち、違うの…その、シンジくん」
シンジ「シンジ、クン!?」
アスカ「その、あのね、別にファーストはシンジくんと仲良さそうだなぁとか思って、見てたわけじゃなくて」
レイ「仲良いよっ! だって、私と碇君だもん! ねっ! 私のこと大好きだよねっ?」
シンジ「……壊れてる…みんな壊れてる…」
9: 2010/07/25(日) 18:07:53.48
シンジ「ただいまっ! ミサトさん! 大変です、綾波とアスカが」
ミサト「あ、おかえりなさいませ、シンジさん」
シンジ「………み、ミサトさんがちゃんと服を着てる!?」
ミサト「え? ふふっ…おかしなことをおっしゃいますね」
シンジ「み、ミサトさん?」
ミサト「もうすぐ晩ご飯ができますから、うがいと手洗いをなさって下さいね」
シンジ「…ええと、ミサトさんが料理を?」
ミサト「ええ、今日の晩ご飯は奮発して『仔羊の香草ハーブ仕立て 赤ワインソース』にしました。 二人とも育ち盛りですからね」
シンジ「……こ、こんなの、僕の知ってるミサトさんじゃないっ…」
ミサト「あ、おかえりなさいませ、シンジさん」
シンジ「………み、ミサトさんがちゃんと服を着てる!?」
ミサト「え? ふふっ…おかしなことをおっしゃいますね」
シンジ「み、ミサトさん?」
ミサト「もうすぐ晩ご飯ができますから、うがいと手洗いをなさって下さいね」
シンジ「…ええと、ミサトさんが料理を?」
ミサト「ええ、今日の晩ご飯は奮発して『仔羊の香草ハーブ仕立て 赤ワインソース』にしました。 二人とも育ち盛りですからね」
シンジ「……こ、こんなの、僕の知ってるミサトさんじゃないっ…」
14: 2010/07/25(日) 18:23:37.19
アスカ「あ、あのシンジくん…その…玄関で立ち尽くされると、入れない」
シンジ「うわあああああ、あ、アスカっ!?」
アスカ「ご、ごめっ…ごめんなさいっ…驚かせるつもりはなかったの」
シンジ「どうしちゃったのさ、アスカっ! ジャマなら、回し蹴りとか巴投げで僕を排除するのがアスカだろ!?」
アスカ「そ、そんな……スカートでそういうことするの…むり」
レイ「わーお肉おいしそーやっぱり、暑い季節には焼肉に限るよねっ! 碇君!」
ミサト「あら、レイもいらっしゃったんですね。 いいですよ、ちょうど材料もあるからレイの分の晩ご飯も用意しますね」
レイ「さすが葛城三佐っ! 大好きっ! お肉も大好きっ!」
シンジ「…え…綾波、肉食べるの?」
レイ「食べるよー食べまくり! チョー肉食系っ!」
アスカ「あ、あの…ミサト、私、ご飯少な目でいいから」
ミサト「ダメですよ。 育ち盛りなんだから、ちゃんと食べなさい」
シンジ「………」
シンジ「うわあああああ、あ、アスカっ!?」
アスカ「ご、ごめっ…ごめんなさいっ…驚かせるつもりはなかったの」
シンジ「どうしちゃったのさ、アスカっ! ジャマなら、回し蹴りとか巴投げで僕を排除するのがアスカだろ!?」
アスカ「そ、そんな……スカートでそういうことするの…むり」
レイ「わーお肉おいしそーやっぱり、暑い季節には焼肉に限るよねっ! 碇君!」
ミサト「あら、レイもいらっしゃったんですね。 いいですよ、ちょうど材料もあるからレイの分の晩ご飯も用意しますね」
レイ「さすが葛城三佐っ! 大好きっ! お肉も大好きっ!」
シンジ「…え…綾波、肉食べるの?」
レイ「食べるよー食べまくり! チョー肉食系っ!」
アスカ「あ、あの…ミサト、私、ご飯少な目でいいから」
ミサト「ダメですよ。 育ち盛りなんだから、ちゃんと食べなさい」
シンジ「………」
17: 2010/07/25(日) 18:37:01.61
ミサト「はい、もしもし…はい、葛城でございます………申し訳ありませんが、今朝お話したとおり…私の考えは変わりません」
レイ「おいしいね、碇君…あ、このポテトサラダもおいしいよ! ほら、碇君、あーん」
シンジ「あるから! 僕のお皿にも同じものが乗ってるから!」
アスカ「し、シンジ君、私のポテトサラダもおいしい……と思う」
シンジ「いらないってば!」
アスカ「…ご、ごめっ……ぐすっ…」
レイ「あー、碇君、惣流さん泣かせてる! 女の敵っ!」
シンジ「えぇっ!? ご、ごめんよ、アスカ…ええと、別に怒ったわけじゃなくて」
ミサト「そんな連絡より、たまには息子さんとお話してはいかがですか? 二人きりの親子なのでしょう?」
レイ「あれ? 葛城三佐の電話って司令だったんだ?」
シンジ「…もしかして、父さんも…なんてことは……いや、でも…」
アスカ「……ぇくっ…」
ミサト「はい、シンジさん…お父様からですよ」
シンジ「えぇっ!?」
レイ「おいしいね、碇君…あ、このポテトサラダもおいしいよ! ほら、碇君、あーん」
シンジ「あるから! 僕のお皿にも同じものが乗ってるから!」
アスカ「し、シンジ君、私のポテトサラダもおいしい……と思う」
シンジ「いらないってば!」
アスカ「…ご、ごめっ……ぐすっ…」
レイ「あー、碇君、惣流さん泣かせてる! 女の敵っ!」
シンジ「えぇっ!? ご、ごめんよ、アスカ…ええと、別に怒ったわけじゃなくて」
ミサト「そんな連絡より、たまには息子さんとお話してはいかがですか? 二人きりの親子なのでしょう?」
レイ「あれ? 葛城三佐の電話って司令だったんだ?」
シンジ「…もしかして、父さんも…なんてことは……いや、でも…」
アスカ「……ぇくっ…」
ミサト「はい、シンジさん…お父様からですよ」
シンジ「えぇっ!?」
24: 2010/07/25(日) 18:47:26.43
ゲンドウ『…シンジか』
シンジ「は、はい……と、父さん?」
ゲンドウ『…お前に特に用はない。 葛城三佐に代われ』
シンジ「いつもの父さんだぁ…っ!!!」
ゲンドウ『し…シンジ?』
シンジ「ああ…ううん、なんでもないんだ…もしかして父さんも『シンジたん、らぶらぶ~』とか言い出すんじゃないかと」
ゲンドウ『………』
シンジ「父さん?」
ゲンドウ『…今朝、葛城三佐が突然退職願いを出してきた。 お前からも業務に戻るよう説得しろ、以上だ――』
シンジ「――って、父さん? 父さん?……切れてる…み、ミサトさん、ネルフやめるんですかっ!?」
ミサト「ええ…私は成り行きとはいえ、あなたたち二人の保護者みたいなものですし……家事が忙しいから」
シンジ「は、はい……と、父さん?」
ゲンドウ『…お前に特に用はない。 葛城三佐に代われ』
シンジ「いつもの父さんだぁ…っ!!!」
ゲンドウ『し…シンジ?』
シンジ「ああ…ううん、なんでもないんだ…もしかして父さんも『シンジたん、らぶらぶ~』とか言い出すんじゃないかと」
ゲンドウ『………』
シンジ「父さん?」
ゲンドウ『…今朝、葛城三佐が突然退職願いを出してきた。 お前からも業務に戻るよう説得しろ、以上だ――』
シンジ「――って、父さん? 父さん?……切れてる…み、ミサトさん、ネルフやめるんですかっ!?」
ミサト「ええ…私は成り行きとはいえ、あなたたち二人の保護者みたいなものですし……家事が忙しいから」
28: 2010/07/25(日) 18:57:32.58
アスカ「そ、そんな私たちのために…お仕事やめるの?」
ミサト「ええ…と言ってもそれだけじゃなくて……ネルフで使徒と戦うより、お料理やお洗濯をしている方が私には合ってるかなぁ…なんて」
シンジ「合ってないよ! ミサトさんと言えば、料理や洗濯よりN2爆雷や対戦車ロケットでしょう?」
ミサト「ふふっ…シンジさんたら」
シンジ「なにその冗談ばっかり~♪みたいな反応!? ミサトさんらしくないですよ!」
レイ「碇くーん、食べないんだったら、お肉もらうよー」
シンジ「食べるよ! 人の狙わないでよ!」
レイ「だって、おいしいんだもん…」
アスカ「あ、あの、ファース…レイさん、よかったら、私の」
レイ「いいの!? ありがとっ!! 惣流さん大好きっ!!」
アスカ「きゃっ…い、いきなり抱きつくのは危ないよぉ…」
レイ「ごめんごめん~」
ミサト「ええ…と言ってもそれだけじゃなくて……ネルフで使徒と戦うより、お料理やお洗濯をしている方が私には合ってるかなぁ…なんて」
シンジ「合ってないよ! ミサトさんと言えば、料理や洗濯よりN2爆雷や対戦車ロケットでしょう?」
ミサト「ふふっ…シンジさんたら」
シンジ「なにその冗談ばっかり~♪みたいな反応!? ミサトさんらしくないですよ!」
レイ「碇くーん、食べないんだったら、お肉もらうよー」
シンジ「食べるよ! 人の狙わないでよ!」
レイ「だって、おいしいんだもん…」
アスカ「あ、あの、ファース…レイさん、よかったら、私の」
レイ「いいの!? ありがとっ!! 惣流さん大好きっ!!」
アスカ「きゃっ…い、いきなり抱きつくのは危ないよぉ…」
レイ「ごめんごめん~」
30: 2010/07/25(日) 19:00:10.25
シンジ(…みんながおかしくなったのには、何か原因があるはずだ)
シンジ(………ここは、まともな僕がなんとかしなきゃ)
シンジ(…うん、僕がなんとかするんだ!)
シンジ(……でもなぁ…手がかりもないし)
シンジ「そうだ…リツコさんっ」
シンジ(………ここは、まともな僕がなんとかしなきゃ)
シンジ(…うん、僕がなんとかするんだ!)
シンジ(……でもなぁ…手がかりもないし)
シンジ「そうだ…リツコさんっ」
38: 2010/07/25(日) 19:10:44.61
リツコ『……なるほど、ね』
シンジ「…何か心当たりはありませんか?」
リツコ『確証はないけど、あるにはあるわ』
シンジ「ほ、本当ですかっ! 教えて下さいっ!」
リツコ『セイカクハンテンダケ…ホウライタケ科で、脳に直接作用する毒性を持つことで知られている…毒キノコね」
シンジ「毒キノコ……そ、そういえば昨日の晩…ミサトさんがどこからともなく持ってきたキノコで鍋を」
リツコ「それ、ね」
シンジ「どうしましょう? 何か解毒剤とかそういうものはないんですか?」
リツコ「ないわ。 1日~1週間ほど症状が続くらしいけど…まぁ、氏ぬような毒でもないし、いいんじゃないの」
シンジ「そ、そんな無責任な………あ、あれ? そういえば僕も昨日鍋食べてるんですけど…」
リツコ「そうでしょうね」
シンジ「なんともないですよ?」
リツコ「…そうかしら」
シンジ「いつもどおり、決して問題から目を背けたりない自分ですけど」
リツコ「……そうね」
シンジ「…何か心当たりはありませんか?」
リツコ『確証はないけど、あるにはあるわ』
シンジ「ほ、本当ですかっ! 教えて下さいっ!」
リツコ『セイカクハンテンダケ…ホウライタケ科で、脳に直接作用する毒性を持つことで知られている…毒キノコね」
シンジ「毒キノコ……そ、そういえば昨日の晩…ミサトさんがどこからともなく持ってきたキノコで鍋を」
リツコ「それ、ね」
シンジ「どうしましょう? 何か解毒剤とかそういうものはないんですか?」
リツコ「ないわ。 1日~1週間ほど症状が続くらしいけど…まぁ、氏ぬような毒でもないし、いいんじゃないの」
シンジ「そ、そんな無責任な………あ、あれ? そういえば僕も昨日鍋食べてるんですけど…」
リツコ「そうでしょうね」
シンジ「なんともないですよ?」
リツコ「…そうかしら」
シンジ「いつもどおり、決して問題から目を背けたりない自分ですけど」
リツコ「……そうね」
41: 2010/07/25(日) 19:22:58.92
ミサト「レイ、今日はもう遅いですし、泊まっていかれてはどうですか?」
レイ「うん、泊まる泊まるー。 あ、惣流さん、今からお風呂? 私も私もー」
アスカ「えぇっ! で、でも、狭いよ? そ、それに恥ずかしいし…」
レイ「うっふっふー女同士で気にしない気にしないっ……あ、碇君も一緒する?」
シンジ「な……い、いいの?」
ミサト「ダメです。 私の目の黒いうちは、この家でそんな破廉恥な行いはさせません」
アスカ「そ、そうよ!……ふ、二人きりならともかく、三人でなんて、そんな…」
レイ「もう、冗談よ冗談…ね、碇君」
シンジ「……うん、わかってたよ…冗談だってわかってたさ……でも僕だって、ふくらはぎとかが気になるお年頃なんだよ…」
アスカ「どうしたの、シンジくん?」
シンジ「…なんでもありません」
レイ「うん、泊まる泊まるー。 あ、惣流さん、今からお風呂? 私も私もー」
アスカ「えぇっ! で、でも、狭いよ? そ、それに恥ずかしいし…」
レイ「うっふっふー女同士で気にしない気にしないっ……あ、碇君も一緒する?」
シンジ「な……い、いいの?」
ミサト「ダメです。 私の目の黒いうちは、この家でそんな破廉恥な行いはさせません」
アスカ「そ、そうよ!……ふ、二人きりならともかく、三人でなんて、そんな…」
レイ「もう、冗談よ冗談…ね、碇君」
シンジ「……うん、わかってたよ…冗談だってわかってたさ……でも僕だって、ふくらはぎとかが気になるお年頃なんだよ…」
アスカ「どうしたの、シンジくん?」
シンジ「…なんでもありません」
49: 2010/07/25(日) 20:50:49.72
加持「…なるほどね、葛城が辞めると聞いて来てみればそういうことか」
リツコ「ええ、今なら性格が反転しているから、お互い意地も張らずに口説き落としやすいかもよ?」
加持「よせよ…俺にそういう趣味はない」
リツコ「ふーん、そう。…まぁ、使徒が現れたら首に縄つけてでも来させればいいし、1週間くらいなら問題ないでしょ」
加持「ところで、りっちゃん」
リツコ「なぁに? こっちはどこかのスパイさんと違って仕事が忙しいんですけど?」
加持「いや、シンジくんたちのことなんだが、エヴァっていうのは、性格が変わってても乗れるモノなのか?」
リツコ「それはもちろん――」
加持「りっちゃん?」
リツコ「………加持君、お願いが」
加持「はぁっ……俺が言うのもなんだが、スパイもスパイで忙しいんだぜ?」
リツコ「ええ、今なら性格が反転しているから、お互い意地も張らずに口説き落としやすいかもよ?」
加持「よせよ…俺にそういう趣味はない」
リツコ「ふーん、そう。…まぁ、使徒が現れたら首に縄つけてでも来させればいいし、1週間くらいなら問題ないでしょ」
加持「ところで、りっちゃん」
リツコ「なぁに? こっちはどこかのスパイさんと違って仕事が忙しいんですけど?」
加持「いや、シンジくんたちのことなんだが、エヴァっていうのは、性格が変わってても乗れるモノなのか?」
リツコ「それはもちろん――」
加持「りっちゃん?」
リツコ「………加持君、お願いが」
加持「はぁっ……俺が言うのもなんだが、スパイもスパイで忙しいんだぜ?」
50: 2010/07/25(日) 20:53:58.12
シンジ「ふあぁぁぁ…」
シンジ(リツコさんは1週間くらい症状が続くようなことを言ってたけど)
シンジ(…だからって、ほうっておいていい問題じゃないよなぁ)
シンジ「…よし」
シンジ(明日にでもキノコを探し出して、リツコさんに解毒薬をつくってもらおう)
シンジ(リツコさんは1週間くらい症状が続くようなことを言ってたけど)
シンジ(…だからって、ほうっておいていい問題じゃないよなぁ)
シンジ「…よし」
シンジ(明日にでもキノコを探し出して、リツコさんに解毒薬をつくってもらおう)
51: 2010/07/25(日) 20:58:28.33
レイ「い・か・り・くんっ」
シンジ「………ふぁ…あやなみ?」
レイ「おはよ」
シンジ「…おはよ……って、あ、そっか…泊まってたんだっけ?」
レイ「うん」
シンジ「………いや、まだ夜なんだけど」
レイ「そうだね。 夜這いだから」
シンジ「あーなんだぁ、夜這いかぁ…そりゃ、夜だよね――じゃないっ」
レイ「…碇君、一緒に気持ちよくなろう?」
シンジ「………ふぁ…あやなみ?」
レイ「おはよ」
シンジ「…おはよ……って、あ、そっか…泊まってたんだっけ?」
レイ「うん」
シンジ「………いや、まだ夜なんだけど」
レイ「そうだね。 夜這いだから」
シンジ「あーなんだぁ、夜這いかぁ…そりゃ、夜だよね――じゃないっ」
レイ「…碇君、一緒に気持ちよくなろう?」
52: 2010/07/25(日) 21:05:04.35
シンジ「き、きもももち!?」
レイ「なーんてね」
シンジ「………」
レイ「あれ? ガッカリした?」
シンジ「…そりゃ、ちょっとは」
レイ「そっか……じゃあ、慰めてあげるね」
シンジ「え」
レイ「……よ、っと…………大丈夫? きつくない? 痛くない?」
シンジ「い、痛くはないけど」
レイ「じゃあ、もっと、ぎゅってするね」
シンジ「う、うん」
レイ「………ねぇ、碇君」
シンジ「な、なに?」
レイ「…あなたに触れたい、あなたを抱きしめてあげたい………私の奥底から湧きあがるこの気持ちはいったいなんだろう」
シンジ「…な、なんだろうと言われても」
レイ「なーんてね」
シンジ「………」
レイ「あれ? ガッカリした?」
シンジ「…そりゃ、ちょっとは」
レイ「そっか……じゃあ、慰めてあげるね」
シンジ「え」
レイ「……よ、っと…………大丈夫? きつくない? 痛くない?」
シンジ「い、痛くはないけど」
レイ「じゃあ、もっと、ぎゅってするね」
シンジ「う、うん」
レイ「………ねぇ、碇君」
シンジ「な、なに?」
レイ「…あなたに触れたい、あなたを抱きしめてあげたい………私の奥底から湧きあがるこの気持ちはいったいなんだろう」
シンジ「…な、なんだろうと言われても」
55: 2010/07/25(日) 21:14:46.61
レイ「なんだろうねぇ」
シンジ「…あ、綾波? あ、あのさ」
レイ「きゃっ…う、動かないで、くすぐったいよぅ」
シンジ「ご、ごめん……あのさ、綾波」
アスカ「ごめん、シンジくん夜遅くに…こっちにファースト来てな………な!? なにしてるのよ!?」
レイ「え?……夜這い?」
シンジ「……僕に聞かないでよ」
アスカ「し、シンジくん?」
レイ「えーっと、ちょっと碇君のこと抱きたくなったっていうか」
アスカ「だ、抱きっ………わ、私だって、シンジくんのこと嫌いじゃな――好きなんだからっ!!」
レイ「そう。 でも碇君はファザコンでマザコンだから、私の方が好きよ?」
アスカ「そ、そんなことないよね? 私の方が好きよね?」
シンジ「………なにこの展開」
シンジ「…あ、綾波? あ、あのさ」
レイ「きゃっ…う、動かないで、くすぐったいよぅ」
シンジ「ご、ごめん……あのさ、綾波」
アスカ「ごめん、シンジくん夜遅くに…こっちにファースト来てな………な!? なにしてるのよ!?」
レイ「え?……夜這い?」
シンジ「……僕に聞かないでよ」
アスカ「し、シンジくん?」
レイ「えーっと、ちょっと碇君のこと抱きたくなったっていうか」
アスカ「だ、抱きっ………わ、私だって、シンジくんのこと嫌いじゃな――好きなんだからっ!!」
レイ「そう。 でも碇君はファザコンでマザコンだから、私の方が好きよ?」
アスカ「そ、そんなことないよね? 私の方が好きよね?」
シンジ「………なにこの展開」
57: 2010/07/25(日) 21:21:19.12
加持「よぉ。 なかなかシュラバになってるなぁ、色男」
シンジ「…なに普通に窓から侵入してるんですか」
加持「いやぁ、りっちゃん――赤城博士からの頼まれごとでね」
アスカ「だいたい、司令のこと好きだったんじゃ……加持さん?」
加持「よぉ、二人とも動くな?」
アスカ「え? 痛っ」
レイ「きゃ」
加持「……これでよし」
シンジ「『これでよし』って、何を注射したんですかっ!!」
加持「ん?…ああ、例のキノコのエキスだよ。 反転した性格を元に戻すには、もう一度反転させれば良いってことで」
シンジ「…つまり、解毒剤?」
加持「んー…まぁ、そういうこと」
シンジ「…なに普通に窓から侵入してるんですか」
加持「いやぁ、りっちゃん――赤城博士からの頼まれごとでね」
アスカ「だいたい、司令のこと好きだったんじゃ……加持さん?」
加持「よぉ、二人とも動くな?」
アスカ「え? 痛っ」
レイ「きゃ」
加持「……これでよし」
シンジ「『これでよし』って、何を注射したんですかっ!!」
加持「ん?…ああ、例のキノコのエキスだよ。 反転した性格を元に戻すには、もう一度反転させれば良いってことで」
シンジ「…つまり、解毒剤?」
加持「んー…まぁ、そういうこと」
58: 2010/07/25(日) 21:24:31.49
シンジ「えぇと二人は?」
加持「眠っているだけ。 明日になったらいつもの二人に戻ってるよ」
シンジ「…そ、そうですかぁ…良かった」
加持「よし、シンジくん、君にも一本いっとこうか」
シンジ「え? 僕はいつもどおりですから、いりませんよ」
加持「…ぷす、っと」
シンジ「痛っ」
加持「……よし、これで後は――」
ミサト「もう! シンジさん、今何時だと――加持くん?」
加持「眠っているだけ。 明日になったらいつもの二人に戻ってるよ」
シンジ「…そ、そうですかぁ…良かった」
加持「よし、シンジくん、君にも一本いっとこうか」
シンジ「え? 僕はいつもどおりですから、いりませんよ」
加持「…ぷす、っと」
シンジ「痛っ」
加持「……よし、これで後は――」
ミサト「もう! シンジさん、今何時だと――加持くん?」
59: 2010/07/25(日) 21:28:39.62
加持「じゃましてるよ」
ミサト「…え? う、うん……ええと、あれ、なんで3人とも倒れて」
加持「ああ、命に別状はない。 眠っているだけだ」
ミサト「そ、そう……あ、私がネルフを辞めたから? だから、こんな遅くに来たの?」
加持「……まぁな」
ミサト「………あ、あのね、加持くん。 ずっと言えなかったんだけど、私……私ね、ずっと、あなたの」
加持「おやすみ、葛城」
ミサト「え? なにを………いたっ…」
加持「………おやすみ」
ミサト「…え? う、うん……ええと、あれ、なんで3人とも倒れて」
加持「ああ、命に別状はない。 眠っているだけだ」
ミサト「そ、そう……あ、私がネルフを辞めたから? だから、こんな遅くに来たの?」
加持「……まぁな」
ミサト「………あ、あのね、加持くん。 ずっと言えなかったんだけど、私……私ね、ずっと、あなたの」
加持「おやすみ、葛城」
ミサト「え? なにを………いたっ…」
加持「………おやすみ」
61: 2010/07/25(日) 21:37:41.09
アスカ「ああ、もう! バカシンジ! バカシンジ! バカシンジ!」
シンジ「…そ、そんなにバカバカ言わなくてもいいだろ」
ミサト「あんたたち、じゃれあってないで早く学校行きなさい…あー…頭いたい」
アスカ「なんでみんなで3時間も寝過ごすのよ! だいたいなんでみんなシンジの部屋で寝てるわけ?」
シンジ「知らないよ、そんなの…僕に言うなよ」
アスカ「もう信じらんないっ! ちょっとファーストっ! あんたも遅刻なんだから少しは慌てなさいよね!」
レイ「…今日は基地に行くから」
アスカ「なにそれ! ふーん、いいわねー優等生は学校に来ないのがデフォルトで!」
レイ「………」
シンジ「綾波に当らなくてもいいだろ」
アスカ「なによ? かばうわけ? バカシンジのくせに」
ミサト「はぁ……頭イタイし、休もっかなぁ……んなわけにゃいかないか」
シンジ「…そ、そんなにバカバカ言わなくてもいいだろ」
ミサト「あんたたち、じゃれあってないで早く学校行きなさい…あー…頭いたい」
アスカ「なんでみんなで3時間も寝過ごすのよ! だいたいなんでみんなシンジの部屋で寝てるわけ?」
シンジ「知らないよ、そんなの…僕に言うなよ」
アスカ「もう信じらんないっ! ちょっとファーストっ! あんたも遅刻なんだから少しは慌てなさいよね!」
レイ「…今日は基地に行くから」
アスカ「なにそれ! ふーん、いいわねー優等生は学校に来ないのがデフォルトで!」
レイ「………」
シンジ「綾波に当らなくてもいいだろ」
アスカ「なによ? かばうわけ? バカシンジのくせに」
ミサト「はぁ……頭イタイし、休もっかなぁ……んなわけにゃいかないか」
65: 2010/07/25(日) 21:45:44.87
ミサト「はい、みんな忘れ物ないわね」
シンジ「…はい」
アスカ「あるわけないでしょ」
レイ「………」
ミサト「それじゃ、二人は学校に仲良く遅刻して、クラスメートに勘ぐられなさい」
シンジ「な」
アスカ「うわ……シンジ、あんた学校休みなさい」
シンジ「な、なんでだよっ」
ミサト「レイ、乗せて行くから駐車場に――って、司令!?」
ゲンドウ「………ああ」
シンジ「…はい」
アスカ「あるわけないでしょ」
レイ「………」
ミサト「それじゃ、二人は学校に仲良く遅刻して、クラスメートに勘ぐられなさい」
シンジ「な」
アスカ「うわ……シンジ、あんた学校休みなさい」
シンジ「な、なんでだよっ」
ミサト「レイ、乗せて行くから駐車場に――って、司令!?」
ゲンドウ「………ああ」
66: 2010/07/25(日) 21:46:25.97
アスカ「碇司令?…なんでこんなところに、珍しい……あ、ファーストがなかなか来ないから」
ゲンドウ「いや、昨夜の………問題はなさそうだな」
ミサト「は、はい! 何も全く問題ありません!」
ゲンドウ「そうか…。 レイ、行くぞ」
レイ「……はい」
ゲンドウ「………………し、シンジたんも、問題ないな?」
シンジ「!?」
ミサト(シンジ…たん!?)
アスカ(……え、聞き間違いよね?)
レイ「……?」
シンジ「も、もんだい、ありません…父さん」
ゲンドウ「……そ、そうか…」
ゲンドウ「いや、昨夜の………問題はなさそうだな」
ミサト「は、はい! 何も全く問題ありません!」
ゲンドウ「そうか…。 レイ、行くぞ」
レイ「……はい」
ゲンドウ「………………し、シンジたんも、問題ないな?」
シンジ「!?」
ミサト(シンジ…たん!?)
アスカ(……え、聞き間違いよね?)
レイ「……?」
シンジ「も、もんだい、ありません…父さん」
ゲンドウ「……そ、そうか…」
69: 2010/07/25(日) 21:52:29.98
加持「なぁ、りっちゃん知ってるか?」
リツコ「……見てわからない? 忙しいの」
加持「いや、碇司令がさ」
リツコ「…なに? 司令がなにか?」
加持「忙しいんじゃないの?」
リツコ「…話したくないの、リョウちゃん?」
加持「最近、ご子息のことを『シンジたん』と呼んでいるらしいんだが」
リツコ「……なんだ、そんなこと。 この前のキノコ騒動の影響。 それだけよ」
加持「……大丈夫なのか、司令」
リツコ「大丈夫なんじゃないの…親子なんだし。 それくらいの呼称、普通でしょ」
加持「普通か…?」
リツコ「…それで、二人の関係が改善されるなら…もしかしたら、あの人も」
加持「もしかしたら?」
リツコ「なんでもないわ…仕事に戻りたいんだけど」
加持「…はいはい、オジャマしました」
リツコ「……見てわからない? 忙しいの」
加持「いや、碇司令がさ」
リツコ「…なに? 司令がなにか?」
加持「忙しいんじゃないの?」
リツコ「…話したくないの、リョウちゃん?」
加持「最近、ご子息のことを『シンジたん』と呼んでいるらしいんだが」
リツコ「……なんだ、そんなこと。 この前のキノコ騒動の影響。 それだけよ」
加持「……大丈夫なのか、司令」
リツコ「大丈夫なんじゃないの…親子なんだし。 それくらいの呼称、普通でしょ」
加持「普通か…?」
リツコ「…それで、二人の関係が改善されるなら…もしかしたら、あの人も」
加持「もしかしたら?」
リツコ「なんでもないわ…仕事に戻りたいんだけど」
加持「…はいはい、オジャマしました」
74: 2010/07/25(日) 22:00:26.99
アスカ「ちょっとバカシンジ! 早くしなさいよ!」
シンジ「…無理…なんで僕がアスカの分の鞄まで持って」
アスカ「あんたのせいで遅刻だからでしょ!」
シンジ「………」
アスカ「なに? 文句あるわけ?」
シンジ「…ないけど」
アスカ「あと、放課後はシンクロテストだからね! ファーストをこてんぱんに叩きのめしてやるんだから!」
シンジ「………うん、アスカらしいな」
アスカ「え?」
シンジ「いや、なんとなく、やっぱり僕は、こういうアスカが好きなんだなぁって思ってさ」
アスカ「え? え? そ、それって、シンジあんた……」
シンジ「え?………べ、別に深い意味は無いよ!!」
アスカ「ないの!?」
シンジ「あ、あるわけないだろ」
アスカ「ば、バカシンジっ!! もう知らないっ!!」
シンジ「…無理…なんで僕がアスカの分の鞄まで持って」
アスカ「あんたのせいで遅刻だからでしょ!」
シンジ「………」
アスカ「なに? 文句あるわけ?」
シンジ「…ないけど」
アスカ「あと、放課後はシンクロテストだからね! ファーストをこてんぱんに叩きのめしてやるんだから!」
シンジ「………うん、アスカらしいな」
アスカ「え?」
シンジ「いや、なんとなく、やっぱり僕は、こういうアスカが好きなんだなぁって思ってさ」
アスカ「え? え? そ、それって、シンジあんた……」
シンジ「え?………べ、別に深い意味は無いよ!!」
アスカ「ないの!?」
シンジ「あ、あるわけないだろ」
アスカ「ば、バカシンジっ!! もう知らないっ!!」
75: 2010/07/25(日) 22:01:20.31
おしまい
78: 2010/07/25(日) 22:05:27.60
こんばんは
なんか思いつきで書き込んで
すいぶん前に見たアニメの記憶で話をつくってるので
多分、大分変なことになっていると思います。
怒らないで寛大な気持ちで読んでいただければ幸いです。
こんなものを読ませてしまって、なんかもうすいません…
そして、読んでくださってありがとうございます。
では、皆さん、良い一週間をお過ごし下さい
なんか思いつきで書き込んで
すいぶん前に見たアニメの記憶で話をつくってるので
多分、大分変なことになっていると思います。
怒らないで寛大な気持ちで読んでいただければ幸いです。
こんなものを読ませてしまって、なんかもうすいません…
そして、読んでくださってありがとうございます。
では、皆さん、良い一週間をお過ごし下さい
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