ロックオン「おっ？噂をすれば、か。どうした？」

刹那「・・・ロックオンか。ちょうどいい。エアガンはもっていないか？」

ロックオン「ははっ。早速おねだりか。エアガンなら高級なのがあるぞ。ガスガンや電動ガンのがいいんじゃないか？」

刹那「いや、エアガンがいいんだ。それも壊れて割れかけの」

ロックオン「了解。後で部屋にもっていってやるよ」

刹那「！い、いや。部屋には来なくていい俺が受け取りにいく」

ーーーロックオンの部屋
ロックオン「ーーーあったあった。ほらよ」

刹那「感謝する。」

ロックオン「けどよ、本当に部屋まで届けなくて良かったのか？」

刹那「・・・プライバシーを尊重してくれ」

ロックオン「お？さては思春期特有のアレか？さしずめ今度はエアガンをもちいる、エアガナニ「そういうのじゃない。詮索は辞めてくれ」

ロックオン「お、おう。悪いな」

まさかこれでリペアにすんのか

どっちかといえば一期の刹那っぽいな

ーーーアレルヤの部屋

アレルヤ「刹那がゴミを集めてるらしいね」

アレルヤ「ちょうど使わないけど新品で捨てにくい物がたくさん有るから、刹那が欲しがればわけてやろうかな」

アレルヤ「たまには年上らしいことをしてやらなくちゃ」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

アレルヤ「おっ。来た来た」

ﾀｯﾀｯﾀｯ


ﾀｯﾀｯﾀｯ

ｰｰﾘﾋﾃｨ､ｲﾗﾅｲﾓﾉｶﾞｱﾚﾊﾞﾜｹﾃｸﾚｰｰ
ｰｰｼﾞｬｱﾈﾝﾄﾞﾄｶﾃﾞｲｲｯｽｶ?ｰｰ
ｰｰｱﾘｶﾞﾀｲ｡ﾁｮｳﾄﾞﾎｼｶｯﾀﾄｺﾛﾀﾞｰｰ



アレルヤ「あれ？スルー？」

ロックオン「・・・さて、さっきからこうして刹那を尾行しているわけだが」

ティエリア「彼の行動に意義が見出せない。時間の浪費だ。万氏に値する」

クリス「まあまあ！面白そーだしいいじゃない！ねっ？フェルト？」

フェルト「・・・」ｺｸﾘ

スメラギ「ところで皆は何をあげたの？」

ロックオン「俺はお古のエアガンだな」

ティエリア「僕はメガネを」

クリス「あたしは余ってた通販のダンボールを」

フェルト「・・・おもちゃの刀と壊れたLED電球」

リヒティ「僕は粘土っす。紙ふやかしたやつ」

スメラギ「で、私はビール瓶と。ますます何がしたいかわからなくなったわね」

ーーー格納庫

イアン「ーーーこれがこうなって・・・」

イアン「おっ？どうした刹那？珍しいな」

刹那「イアン。ワイヤーか導線は余っていないか？」

イアン「そ、そりゃ腐る程あまっちゃいるが・・・」

刹那「わけては貰えないか？」

イアン「まあ、こんなもんならいくらでも持って行ってかまわんが・・・」

刹那「感謝する」


ーーーーーーーーーー

スメラギ「イアンからはワイヤーと導線・・・」

ロックオン「おっ、次は医務室にいくみたいだぜ」

ーーーーーーーーーーーー

ーーー医務室
刹那「失礼する。モレノはいるか？」

モレノ医師「ん？刹那か。珍しいね～、怪我か？それとも病気かい？」

刹那「じつは、塗料を手に入れたいのだが、何かいい方法はないか？」

モレノ医師「あー、塗料か。それなら・・・」




ーーーーーーーーーー
ｰｰｶﾝｼｬｽﾙｰｰ

ロックオン「出てきた出てきた」

スメラギ「今度は塗料・・・」

ティエリア「度し難い・・・」ｷﾞﾘｯ

クリス「あっ！部屋に戻って行くみたい！」

リヒティ「追いかけるっす！」

ーーー刹那の部屋の前
スメラギ「で、部屋に戻ってきたはいいけど」

ロックオン「中で何してるんだろうな。やっぱりエアガナニーか？」

ティエリア「下品だぞ！ガンダムマイスターとしての品位を欠くんじゃない！」

フェルト「気長に、待とう」

ーーー1時間後
ロックオン「出て来ないな」

クリス「中からは変な音が聞こえるけどね」

ーーーさらに2時間後
スメラギ「暇ねー、お酒持ってくれば良かった」

リヒティ「まあまあ、堪えるっすよ」


ｳｨｨｨﾝ


皆「！！」

スメラギ「出てきた！隠れて隠れて！｣ﾋｿﾋｿ

ロックオン「ちょ！無茶言うなよ！｣ﾋｿﾋｿ

ティエリア「それより彼が持っているのはなんだ！？｣ﾋｿﾋｿ

クリス「導線と・・・」

フェルト「自転車？」

ーーーアレルヤの部屋

アレルヤ「刹那の悪意が見えるようだよ、アレルヤ・・・」

ｺﾝｺﾝ

アレルヤ「！」

刹那「すまない。アレルヤ・ハプティズム。頼みがあるんだ」

アレルヤ「あ、ああ！何か集めてまわってるんだって？ほら、そこにあるの全部いらないからあげるy」
刹那「いや、材料は揃ったから要らないんだ。代わりにこれを・・・」

アレルヤ「こ、これは！」

ーーーーーーーー
ｳｨｨｨﾝ


ティエリア「また出てきたぞ！」

ロックオン「お、おい、こっちくるぜ！？」


刹那「・・・何をしているんだ？」

スメラギ「い、いや！あのね！？たまたま皆ここを通りがかったというか」
フェルト「・・・刹那が変な事してるから尾行してたの」

ロックオン「ちょっ！フェルト！」

刹那「・・・なんだ、その事か。ちょうどよかった。俺の部屋に来てくれ」

ーーー刹那の部屋
ｳｨｰﾝ

刹那「入っていいぞ。ただし壊す事は認めない」





クリス「おじゃましまー・・・って！」

ティエリア「なんだと！！」

ロックオン「これは・・・」

リヒティ「ちっさい・・・」

スメラギ「エクシア？」


刹那「1/18、SG(刹那グレード)ガンダムエクシアだ」

SG(刹那グレード)

いい仕事してますねぇ！

スメラギ「ワイヤーで骨格を作ったのね」

クリス「ぱ、パーツは私のあげたダンボール？塗料が塗ってある・・・」

リヒティ「関節は紙粘土っすね」

ティエリア「カメラアイは僕のメガネか」

ロックオン「GNライフルにはエアガンとフェルトの刀を使ったのか」

フェルト「・・・ってことはあの胸に突き刺さっているのが・・・」

刹那「GNビール瓶だ」

GNビール瓶ワロタ

絶対ドヤ顔してるな

刹那「さらに・・・」

ﾊﾟﾁｯ

ヴｩｩﾝ

ティエリア「目が！」
スメラギ「GNドライヴも！」

刹那「電力を供給することで、フェルトがくれたLEDが点灯する」


クリス「綺麗・・・」

ロックオン「やるじゃないか！」

リヒティ「ロマンっすね！」


スメラギ「あれ？でも電源は？」

刹那「電源なら」

ーーーアレルヤの部屋

アレルヤ「・・・ふう、ふう、どうして、僕が、こんな、こと」

ｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶ

アレルヤ(軽々しく人力発電なんか引き受けるからだよォ！アレルヤァァ！！)

ーーー刹那の部屋

刹那「電池が頑張ってくれている」

そのころ
ーーーユニオン軍事基地

グラハム「ついに！ついにできたぞ！」

ビリー「どうしたんだいグラハム」

グラハム「これを見ろカタギリ！」

グラハム「1/18.GG(グラハムグレード)ガンダム。全四種だ！」


おしまい

乙
シュール感漂ってた

乙ー

うむ安定の電池要員だった

乙
電池が電池だった

00見たこと無いけど、刹那さんってこんなキャラだったのか…

ドラマCDを考えると原作再現度は高いと言えよう