1: 2013/10/25(金) 23:34:02.40
――事務所――
雪歩「お疲れ様でしたぁ」
P「お疲れ。 送ってくか?」
雪歩「あ、いえ、今日はお家から迎えが来てるので……」
P「そうか」
雪歩「はい、それじゃ、その、失礼しますぅ」
ガチャッ バタン
P「……」
P「雪歩って、どんなパンツ履いてるんだろう」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382711642/
雪歩「お疲れ様でしたぁ」
P「お疲れ。 送ってくか?」
雪歩「あ、いえ、今日はお家から迎えが来てるので……」
P「そうか」
雪歩「はい、それじゃ、その、失礼しますぅ」
ガチャッ バタン
P「……」
P「雪歩って、どんなパンツ履いてるんだろう」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382711642/
2: 2013/10/25(金) 23:35:07.43
律子「……流石に引きますね」
P「そうか」
小鳥「無難に白ですかね?」
P「いやぁ、分からんぞ?」
律子「え、その話続けるんですか?」
小鳥「あーそうか、みんなで買いに行って思い切ったヤツ買っちゃったパターンか!」
P「グッド! やはりあなたは素晴らしい!」
律子「仕事をしろぉ!!」バン
P「そうか」
小鳥「無難に白ですかね?」
P「いやぁ、分からんぞ?」
律子「え、その話続けるんですか?」
小鳥「あーそうか、みんなで買いに行って思い切ったヤツ買っちゃったパターンか!」
P「グッド! やはりあなたは素晴らしい!」
律子「仕事をしろぉ!!」バン
3: 2013/10/25(金) 23:36:08.84
P「それなんだけど、律子」
律子「何ですか?」
P「俺、用事思い出したからさ……帰っていいかな?」
律子「はぁ!?」
P「帰っていいとも?」
律子「何が!?」
小鳥「雪歩ちゃんのパンツ談義はどうするんですか!?」ガタッ
P「すいません音無さん、何もシチュを提示できず……」
律子「違う! 私と態度が違いすぎるんですけど!」
律子「何ですか?」
P「俺、用事思い出したからさ……帰っていいかな?」
律子「はぁ!?」
P「帰っていいとも?」
律子「何が!?」
小鳥「雪歩ちゃんのパンツ談義はどうするんですか!?」ガタッ
P「すいません音無さん、何もシチュを提示できず……」
律子「違う! 私と態度が違いすぎるんですけど!」
4: 2013/10/25(金) 23:37:09.21
P「ごめん、今度律子も定時で上がっていいからさ」
律子「そんな無茶な……」
小鳥「プロデューサーさん、今度飲み付き合ってもらいますよー?」
P「はい、オールナイトパンツ談義と行きましょう!」
律子「このテンションの落差ね」
P「それじゃあ、お先失礼しまーっす!」
律子「あっ、ちょっ」
ガチャッ バタン
律子「……」
小鳥「律子さん、雪歩ちゃんのパンツ」
律子「不愉快です」
小鳥「ピヨッ!?」
――――
――
律子「そんな無茶な……」
小鳥「プロデューサーさん、今度飲み付き合ってもらいますよー?」
P「はい、オールナイトパンツ談義と行きましょう!」
律子「このテンションの落差ね」
P「それじゃあ、お先失礼しまーっす!」
律子「あっ、ちょっ」
ガチャッ バタン
律子「……」
小鳥「律子さん、雪歩ちゃんのパンツ」
律子「不愉快です」
小鳥「ピヨッ!?」
――――
――
5: 2013/10/25(金) 23:38:13.30
――萩原家――
雪歩「うーん……うーん……」
雪歩「微分なんて……微分なんて埋まっちゃえばいいんだ……」ブツブツ
ピーンポーン
雪歩「え?」
雪歩(こんな時間に……誰だろう?)
雪歩「まぁ、いっか……宿題やらなきゃ……」
雪歩「うーん……うーん……」
雪歩「うーん……うーん……」
雪歩「微分なんて……微分なんて埋まっちゃえばいいんだ……」ブツブツ
ピーンポーン
雪歩「え?」
雪歩(こんな時間に……誰だろう?)
雪歩「まぁ、いっか……宿題やらなきゃ……」
雪歩「うーん……うーん……」
6: 2013/10/25(金) 23:39:09.37
P「……」
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「……」
ガララッ
雪歩母「お茶です……」スッ
雪歩父「……ん」
雪歩母「………ごゆっくり」
ガララッ ピシャッ
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「……」
ガララッ
雪歩母「お茶です……」スッ
雪歩父「……ん」
雪歩母「………ごゆっくり」
ガララッ ピシャッ
雪歩父「……」
P「……」
7: 2013/10/25(金) 23:40:09.00
雪歩父「こんな夜更けに、突然やってきたかと思えば……」
P「……」
雪歩父「大事な話がある。 そう言ったな」
P「はい」
雪歩父「……」ゴクッ ゴクッ
P「……」
雪歩父「……っぷはぁ」
P「……」
雪歩父「俺はよぉ……おめぇの仕事についちゃ、理解してるつもりだぜ」
雪歩父「最初はふざけんな、なんて言ってたもんだが……」
雪歩父「おめぇんとこなら、雪歩を安心して預けられる。 そう思ってんだ」
P「……ありがとうございます」
P「……」
雪歩父「大事な話がある。 そう言ったな」
P「はい」
雪歩父「……」ゴクッ ゴクッ
P「……」
雪歩父「……っぷはぁ」
P「……」
雪歩父「俺はよぉ……おめぇの仕事についちゃ、理解してるつもりだぜ」
雪歩父「最初はふざけんな、なんて言ってたもんだが……」
雪歩父「おめぇんとこなら、雪歩を安心して預けられる。 そう思ってんだ」
P「……ありがとうございます」
8: 2013/10/25(金) 23:41:10.81
雪歩父「……だけどよ」
P「はい」
雪歩父「その『大事な話』によっちゃあ……考えを、変えなくちゃならねぇ」
P「……と、言いますと?」
雪歩父「その足で帰ってもらうワケには……いかなくなっちまうってことだ」
P「……」
P「その必要は、ありません」
雪歩父「なに?」
P「簡単な話です……とても、驚くほど簡単な……」
雪歩父「……何が言いてぇ」
P「……お父さん」
P「はい」
雪歩父「その『大事な話』によっちゃあ……考えを、変えなくちゃならねぇ」
P「……と、言いますと?」
雪歩父「その足で帰ってもらうワケには……いかなくなっちまうってことだ」
P「……」
P「その必要は、ありません」
雪歩父「なに?」
P「簡単な話です……とても、驚くほど簡単な……」
雪歩父「……何が言いてぇ」
P「……お父さん」
10: 2013/10/25(金) 23:42:06.10
P「娘さんの……雪歩のパンツを、俺に下さい」
12: 2013/10/25(金) 23:44:17.60
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「おめぇ……今、なんつった?」
雪歩父「雪歩のパンツを下さいと……そう、言ったのか?」
P「……はい」
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「……ふ」
雪歩父「ふは、はーっはっはっは! ガッハッハッハ!」
P「!?」
P「……」
雪歩父「おめぇ……今、なんつった?」
雪歩父「雪歩のパンツを下さいと……そう、言ったのか?」
P「……はい」
雪歩父「……」
P「……」
雪歩父「……ふ」
雪歩父「ふは、はーっはっはっは! ガッハッハッハ!」
P「!?」
13: 2013/10/25(金) 23:45:21.70
雪歩父「はは、こいつは上出来だ! ハッハッハ!」
P「なっ……何がおかしい!」バン
雪歩父「いや、わりぃな……まさかよ、突然やってきたおめぇが……」
雪歩父「パンツを下さい、なんて言うもんだから……はっは」
P「……俺は、本気です」
雪歩父「そうかい」
P「本気で、雪歩のパンツを頂戴するつもりでここに来ました」
P「だから!」
雪歩父「……」
P「なっ……何がおかしい!」バン
雪歩父「いや、わりぃな……まさかよ、突然やってきたおめぇが……」
雪歩父「パンツを下さい、なんて言うもんだから……はっは」
P「……俺は、本気です」
雪歩父「そうかい」
P「本気で、雪歩のパンツを頂戴するつもりでここに来ました」
P「だから!」
雪歩父「……」
14: 2013/10/25(金) 23:46:08.48
雪歩父「おめぇ、気に入ったぜ……酒ならいくらでも飲ましてやるとこだが」
雪歩父「あいにく、パンツがお望みだったか……」
P「はい」
雪歩父「なあ、おめぇ……京都に行ったことはあるかい?」
P「はっ?」
雪歩父「俺は、何回か行ったんだがよ……1つ、気に入った『遊び』があんだ……」
P「……」
雪歩父「野球拳、しようぜ」
P「……」
P「……は?」
雪歩父「あいにく、パンツがお望みだったか……」
P「はい」
雪歩父「なあ、おめぇ……京都に行ったことはあるかい?」
P「はっ?」
雪歩父「俺は、何回か行ったんだがよ……1つ、気に入った『遊び』があんだ……」
P「……」
雪歩父「野球拳、しようぜ」
P「……」
P「……は?」
17: 2013/10/25(金) 23:47:17.01
P「何を……言ってるんです……?」
雪歩父「いやなに、おめぇが欲しいのは雪歩のパンツだろ?」
雪歩父「はいそうですか、ってワケにはいかねえからよ……」
P「それで野球拳? 一体……」
P「……まさか!」
雪歩父「気付いたか?」
P「まさか……そんな」
P「『履いてる』っていうのか……!? アンタが! 雪歩のパンツを!!」
雪歩父「おいおい……おめぇ、敬語ぐれえきちっと喋れや」
雪歩父「いやなに、おめぇが欲しいのは雪歩のパンツだろ?」
雪歩父「はいそうですか、ってワケにはいかねえからよ……」
P「それで野球拳? 一体……」
P「……まさか!」
雪歩父「気付いたか?」
P「まさか……そんな」
P「『履いてる』っていうのか……!? アンタが! 雪歩のパンツを!!」
雪歩父「おいおい……おめぇ、敬語ぐれえきちっと喋れや」
18: 2013/10/25(金) 23:48:14.40
P「答えろ!!」バン
雪歩父「まぁ、座れや……」
P「だから!」
雪歩父「座れっつってんだコラァ!!!」バンッ
P「っ…………申し訳ありません」
雪歩父「……おめぇのことを『気に入った』のは、そういう理由だ」
P「あなたも……雪歩のパンツが……」
雪歩父「ん、まぁな……」
雪歩父「……で、やるかい? 野球拳」
P「……」
雪歩父「まぁ、座れや……」
P「だから!」
雪歩父「座れっつってんだコラァ!!!」バンッ
P「っ…………申し訳ありません」
雪歩父「……おめぇのことを『気に入った』のは、そういう理由だ」
P「あなたも……雪歩のパンツが……」
雪歩父「ん、まぁな……」
雪歩父「……で、やるかい? 野球拳」
P「……」
19: 2013/10/25(金) 23:49:20.31
P「それは、素晴らしい話だとは思います。 思いますが……そのままお受けする訳にはいきません」
雪歩父「ほう?」
P「その野球拳は、あなたにメリットがありません。 俺が脱ぐだけです」
P「何かあるのではないかと……そう、勘ぐらざるを得ない」
雪歩父「……おいおい、何言ってんだ?」
雪歩父「俺のメリットは、おめぇが脱ぐこと……もっと言えばな、おめぇのパンツだ」
P「なっ……!?」
雪歩父「ほう?」
P「その野球拳は、あなたにメリットがありません。 俺が脱ぐだけです」
P「何かあるのではないかと……そう、勘ぐらざるを得ない」
雪歩父「……おいおい、何言ってんだ?」
雪歩父「俺のメリットは、おめぇが脱ぐこと……もっと言えばな、おめぇのパンツだ」
P「なっ……!?」
20: 2013/10/25(金) 23:50:15.26
雪歩父「そこに関しちゃ、分かり合えねぇか……おめぇでも」
P「パンツなら何でもいいと……そういうことですか?」
雪歩父「いやぁ……おめぇ、気に入ったからよ」
雪歩父「おめぇのパンツを見てみたくなった。 そんだけだ」
P「っ…………なるほど」
P「世界は広い、って訳か……」
雪歩父「井の中の蛙、大海を知らず。 俺からすりゃあ、おめぇなんてただの餓鬼だ」
P「……面白い方だ、掛け値なしに」
P「パンツなら何でもいいと……そういうことですか?」
雪歩父「いやぁ……おめぇ、気に入ったからよ」
雪歩父「おめぇのパンツを見てみたくなった。 そんだけだ」
P「っ…………なるほど」
P「世界は広い、って訳か……」
雪歩父「井の中の蛙、大海を知らず。 俺からすりゃあ、おめぇなんてただの餓鬼だ」
P「……面白い方だ、掛け値なしに」
21: 2013/10/25(金) 23:51:24.17
雪歩父「やーきゅーうー、すーるならっ」
P「こーいうぐーあいにしーありゃんせっ」
雪歩父「アウト!」
P「セーフ!」
雪歩父・P「「よよいのよいっ!!」」
――――
――
22: 2013/10/25(金) 23:52:14.01
P「…………」チーン
雪歩父「ほほぅ、これが……」
P「……」
雪歩父「おめぇ、帰っていいぜ? 服は着てけよ」
P「…………はい……」
雪歩父「おい」
P「なんです……?」
雪歩父「雪歩のことを、よろしく頼む。 おめぇになら……いや、なんでもねえや」
P「………」
P「はいっ!」
雪歩父「ほほぅ、これが……」
P「……」
雪歩父「おめぇ、帰っていいぜ? 服は着てけよ」
P「…………はい……」
雪歩父「おい」
P「なんです……?」
雪歩父「雪歩のことを、よろしく頼む。 おめぇになら……いや、なんでもねえや」
P「………」
P「はいっ!」
23: 2013/10/25(金) 23:53:17.25
雪歩父「おい雪歩! 見てんだろ!」ガララッ
雪歩「ひうっ!?」
P「ゆ、雪歩!?」
雪歩父「こいつを送ってやれ……それと、『アレ』を土産に持ってけ」
雪歩「う、うん!」
P「…………?」
雪歩「ひうっ!?」
P「ゆ、雪歩!?」
雪歩父「こいつを送ってやれ……それと、『アレ』を土産に持ってけ」
雪歩「う、うん!」
P「…………?」
24: 2013/10/25(金) 23:54:11.51
雪歩「あの、プロデューサー……駅まででいいですか?」
P「ああ……」
雪歩「……」
P「……」
P(雪歩、どこから見てたんだろう……パンツの下り聞かれてたら……まずいな)
雪歩(お父さんに数学聞こうと思ったら、何故かプロデューサーが……なんで……?)
雪歩「あの!」
P「ん、どうした?」
P「ああ……」
雪歩「……」
P「……」
P(雪歩、どこから見てたんだろう……パンツの下り聞かれてたら……まずいな)
雪歩(お父さんに数学聞こうと思ったら、何故かプロデューサーが……なんで……?)
雪歩「あの!」
P「ん、どうした?」
25: 2013/10/25(金) 23:55:26.74
雪歩「プロデューサーは、どうしてうちに……?」
P「いや……お父さんと、仕事の話をな……」
雪歩「え、私何か……」
P「やらかしてない、やらかしてないぞ」
P(やらかしたのは俺だ)
雪歩「あ、あと!」
P「うん?」
雪歩「その……お父さんから、お土産、って言われて……持ってきたんですけど……」ガサッ
P「お土産?」
雪歩「あ、明日も……よろしくお願いしますぅ!」ダッ
P「え、おい雪歩!」
P「いや……お父さんと、仕事の話をな……」
雪歩「え、私何か……」
P「やらかしてない、やらかしてないぞ」
P(やらかしたのは俺だ)
雪歩「あ、あと!」
P「うん?」
雪歩「その……お父さんから、お土産、って言われて……持ってきたんですけど……」ガサッ
P「お土産?」
雪歩「あ、明日も……よろしくお願いしますぅ!」ダッ
P「え、おい雪歩!」
26: 2013/10/25(金) 23:56:18.76
P「行っちゃったよ……」
P(で、コレは何だ?)ガサゴソ
P「…………!!」
P「この感触は……パンツ?!」
P(そうか……お父さん、もとい、お義父さん……結局、雪歩のパンツを)
P「ありがとうございますっ!!」バサーッ
P(で、コレは何だ?)ガサゴソ
P「…………!!」
P「この感触は……パンツ?!」
P(そうか……お父さん、もとい、お義父さん……結局、雪歩のパンツを)
P「ありがとうございますっ!!」バサーッ
27: 2013/10/25(金) 23:57:15.11
P「……」
P「…………」
P(おお……この……伸縮性溢れるパンツは……)
P「あの親父のじゃねーか!!」バシン
おわり
P「…………」
P(おお……この……伸縮性溢れるパンツは……)
P「あの親父のじゃねーか!!」バシン
おわり
28: 2013/10/25(金) 23:58:00.75
以上です。読んで下さって、ありがとうございました。
あれ…雪歩のお父さんてどんな人だったっけ…
あれ…雪歩のお父さんてどんな人だったっけ…
29: 2013/10/25(金) 23:58:08.31
乙
30: 2013/10/26(土) 00:11:01.75
めっちゃ笑った
乙
乙
引用元: P「雪歩とパンツとお義父さん」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります