1: 2010/08/02(月) 07:30:16.69
12歳になって
初めて………………
………ポケモン始めました!!

2: 2010/08/02(月) 07:31:16.03
遡ること三日前
いつものように私は家でゴロゴロしてました

3: 2010/08/02(月) 07:35:17.26
憂「お姉ちゃ~ん、ご飯できたよ~」
唯「は~い、今行くよ~、憂!」
妹に私は返事をした
私の妹、憂は家事炊事を完璧にこなす スーパー妹なのだ!
ちなみに両親はヤマブキシティという街の………しらふ?うーんと、なんか凄い会社に勤めていて、仕事が大変で
家には月に一回しか帰ってきません
寂しくはないです
だって憂がいるから!

4: 2010/08/02(月) 07:37:04.84
さて、こんな話をしてる場合じゃないよ
この時間は私の好きなアニメ「ぽけもん!」がやるんだからね
今日も楽しみだ!……あれ?なんか忘れてるような…まぁいいや!

5: 2010/08/02(月) 07:39:48.14
憂「お姉ちゃん!」
唯「う、ういっ!?
ど、どうしたの?」
憂「ご飯冷めちゃうよっ!」
唯「あっ…」
憂「もう…っ、今日はお母さん達もいるのに」
唯「てへへ、そうでした…」
そうだ、今日は久しぶりにお母さん達が帰ってきてるんだっけ
ご飯が楽しくなりそうだ!!

6: 2010/08/02(月) 07:41:37.15
唯母「唯、ただいま」
唯「おかえり~!」
唯父「遅いぞ、唯。久しぶり」
久々な家族水入らずの夕飯!わくわくするね!

7: 2010/08/02(月) 07:45:08.96
唯父「唯、憂、お前達に大事な話がある」
唯憂「なに?」
唯父「お父さん達の仕事は本格的に取り組んでいくことになった
それでいつまでもマサラに留まると効率が悪い」
唯「え………」
唯父「ヤマブキシティに引っ越そう」
憂「そんなっ……」
唯父「仕方がないことなんだ憂、わかってくれ
唯、お前も…」
唯「い、いやだよ!いきなり引っ越すなんて!」

8: 2010/08/02(月) 07:48:43.11
唯父「………唯、憂
お前達はどうしたい?」
憂「……………私はマサラにいたい」
唯父「そうか分かった。唯は?」
唯「(憂は残りたいのか……じゃぁ私も…………いや……)
お父さん、前に私の友達の澪ちゃん達が旅に出たって話したよね?」
唯父「ああ」
唯「私もね、旅に出たい!」

9: 2010/08/02(月) 07:51:23.43
唯父「だが…」
唯「ううん、私がんばるから!!」
唯父「………………分かった」
お父さんが何を言いたいか分かった
うん、私 憂がいないと何もできないダメなお姉ちゃんだもんね…
でも私、頼りになるお姉ちゃんになりたいの!
そのために旅に出る!自信をつけるために!
頼りになるお姉ちゃんになるために…!!

10: 2010/08/02(月) 07:56:19.99
唯「…というわけで旅に出よう!りっちゃん」
黄色いカチューシャをつけた女の子、マサラの阪東英二、田井中律ちゃんが半眼になって私の話をきいていた
律「誰が阪東英二だ
つーか、どういうわけだよ」
唯「だから、旅に出ようよ!澪ちゃんもムギちゃんも旅に出たんだよ?私達だけ旅に出てないっておかしいよ!」
律「んまぁ、いいんだけどさ
でも私達ポケモン持ってないぜ?」
唯「大丈夫だよ!りっちゃん
聡くんも今度、ポケモンをもらって旅に出るんでしょ?私達もその時もらえばいいんだよ!」
律「そう上手くいくかぁ?」

11: 2010/08/02(月) 07:58:11.93
「いよいよだね!りっちゃん」
律「そうだな、貰えるかわかんねえけど」
聡「博士には俺も頼んでみますよ」
唯「たのむよ!聡くん」

12: 2010/08/02(月) 08:00:30.20
唯「こんにちはぁ」
律「たのもー!」
聡「お邪魔しまぁす」
オーキド「おお、よく来たな、聡くん」
聡「オーキド博士!」
オーキド「ん?この二人は…?」

13: 2010/08/02(月) 08:04:05.47
唯「こんにちは!平沢唯です!こっちが田井中律ちゃんで、私達もポケモンを貰いにきました!」
オーキド「ほう…元気があってよろしい
君達にも特別にポケモンをやろう
悪い子たちではなさそうじゃしの」
唯律「ありがとうございます!」

14: 2010/08/02(月) 08:22:34.39
オーキド「じゃが、しかし困った。渡すポケモンは聡くんにあげる一匹しか用意しとらんのじゃ」
唯律「えっ」
オーキド「ん~、前もって言ってくれてたらのう
いや今言っても仕方がない
そうじゃ特別に初心者向けではないが違うポケモンをやろう」
聡「え~ずるい!」
オーキド「まぁそういうな聡くん」

15: 2010/08/02(月) 08:41:04.71
オーキド「こいつらじゃ」ぽん
「ニド!」
「ブイ!」
オーキド「こっちがニドラン♂
そっちがイーブイじゃ
どちらでも好きな方を選ぶがよい
聡くんはこっちじゃ、来なさい」
唯(聡くんの方も気になるねぇ
いや今は自分たちのだよ!)

16: 2010/08/02(月) 08:44:48.23
唯「りっちゃん、どうする?」
律「私は…」
唯「りっちゃん…!」きらきらきらきら
律「うっ…分かったよ、唯が先好きなの選べよ」
唯「えー、悪いねりっちゃん!私ねえ、もう決めてるんだぁ
こっちの可愛い、もふもふのイーブイちゃん!」
律「お、そうなのか?私はこっちのニドランが強そうだし、こっちに決めてたんだ」

17: 2010/08/02(月) 08:47:42.77
唯「私達、息が合うね!りっちゃん」
律「はは、使い方まちがってないか?」
唯「りっちゃん!」きらきらきらきら
律「な、なんだよ
またそんな瞳で見て」
唯「せっかくポケモン貰ったんだからさ!」わくわく
律「ん?…お!そうだな!
請けて立つ来い!!」
ープロローグ完ー

18: 2010/08/02(月) 08:50:01.94
おまけ!

聡「姉ちゃん、唯さん、おまたせ!ヒトカゲもらったんd」
しーん…
聡「あれ、いない………」
しーん…
聡「一緒に行くんじゃ…なかったんだ…」
しーん…
オーキド「(話かけづらいのう…)」

19: 2010/08/02(月) 08:52:52.18
とりあえず、プロローグは終了

けいおん!二期が終わるのとポケモンブラック・ホワイト発売と俺の誕生日が近いので記念に書いてみた

続きは一息いれてから投稿
読んでくれるとありがたい

20: 2010/08/02(月) 09:33:00.32
続き

唯「いや~、ニドランはりっちゃんの言った通り、強かったね~」
律「あったり前だろ!なんせこの私が選んだんだからな!私の目に狂いはない!」
唯「うう…」
律「あ、いや、唯のイーブイもなかなかだったぞ!」
唯「りっちゃん!!」がばっ
律「うわぁ!分かったから抱き着くなぁ!」

21: 2010/08/02(月) 09:38:50.84
「………」
「これは取引だ
こちらには貴社の研究員よりも優秀な研究員がいる
技術がある
私はジムリーダーだ
実力がある
協会での権力もある
どうだ?私達ロケット団と組む気はないかね?」
「悪いが、断らせてもらおう
マフィアと組む気はない」
「そうか…残念だ
後悔するなよ
ーーーー琴吹社長」

22: 2010/08/02(月) 09:45:51.55
唯「でも聡くん置いてきちゃってよかったの?」
律「あ」
唯「えっ」
律「忘れてたわ」
唯「あー…」
律「……つか唯こそいいのかよ?憂ちゃん家に残して」
唯「ああ、大丈夫だよ
おばあちゃんがいてくれることになったからね」
律「そえか………ん?ここがトキワシティか?」
唯「そうみたいだね
ジムっていう所もあるみたいだよ」
律「ジムねぇ…ちょっくら行ってみるか!」
唯「うん!」

23: 2010/08/02(月) 10:46:43.22
唯「閉鎖中…」
律「やってないのか?」
「お嬢ちゃん達、トキワジムに何か用かね?」
律「あ、はい」
「ここのジムリーダーはもう半年前から不在なんじゃ」
律「そうなんですか」
「時に、お嬢ちゃん達
それはポケモンかね?」

24: 2010/08/02(月) 10:51:24.49
律「いや~、あのおじいさんにすっかり世話になったな~」
唯「うん、イロイロ教えてもらったし
ブイ太も電光石火おぼえたし、ニドランにも負けないよ!」
律「ふふん!それはどうかな…ニドランも強くなったからな
つうか、ニックネーム付けたんだな」
唯「りっちゃんも付けなよ」
律「う~ん、、、ら…ランス…」
ニドラン「」
唯「ふふっ」
律「な、なに笑ってんだよ///」
唯「りっちゃん、かわいい♪」

25: 2010/08/02(月) 11:01:44.55
唯「ブイ太すなかけ!
今だよ、電光石火!」
キャタピーは倒れた
唯「よしっ!よくやったよ~!」
律「ふう、でもだいぶ進んだよな~
この森広いったらありゃしないな」
唯「そうだねえ」
ぶるっ
唯「?どうしたの?ブイ太」
ざわざわ
律「ん?なにか…いる?」
しゅっ
律「!
ランス、にどげり!」
ざしゅざしゅ
「スピャア!」
律「!!スピアー…?」

26: 2010/08/02(月) 11:06:30.02
こつこつ…
「ほう…私のスピアーに傷を負わせるとは…
君達の実力、目を見張るものがあるな」
律「誰だっ!?」
「スピアー、ダブルニードル!」
律「!
ランス、つのでつくで迎え撃て!」がきぃん!
唯「互角…っ!?」
スピアー「」ばたっ
「いや…私の負けのようだ
戻れスピアー」しゅぅ
律「お前、誰だ?」
「ふ…通りすがりのトレーナーさ」すっ
律「!?
待てっ!!」

27: 2010/08/02(月) 11:08:53.23
律「結局誰だったんだ?」
唯「通りすがりのトレーナーさんだよ!りっちゃん」
律「バカッ、ごまかされただけだよ!」
唯「でも強そうな感じだったよねえ~
雰囲気が!」
律「ああ…殺気もな」

28: 2010/08/02(月) 11:19:37.64
唯「やっと抜けたね~!ニビシティだぁ~」のび~
律「ここもジムがあるな」
唯「よし!実力を試しに行こう!りっちゃん」
律「おう!」
「ちと待たれよ!」
唯律「!?」
「おぬしら、ニビジムに挑戦するのか?」
律「ああ、そうだけど?」
「どんなポケモンで挑戦するのだ?」
唯「ニドランとイーブイだよ」
「はっはっは、そんなポケモンでは勝てまい」
律「なんだと!?」
「なぜなら、ここニビシティジムリーダーの専門は岩タイプだからだ
毒タイプ、ノーマルタイプでは勝てんよ」
律「やってみないとわかんないだろ!」
「ふ…そんな君らに朗報だ」
唯「ろうほう?」
「ああ、ここ最近
ニビシティの町の外れにある湖でマリルが出るという噂があってな」
律「マリル…?」

29: 2010/08/02(月) 11:27:43.51
律「ん~、いねえなあ…マリル~マリルちゃん出ておいで~」
がさっ
律「そこかっ!ランス、つのでつくだ!」
ざしゅ
「痛っ!」
律「!?あ…トレーナー…?」
「いてて…いきなりなにするんだぁ!」
律「あーごめんごめん
悪気はなかったんだ」
唯「ちょっと捜し物をね!」
「捜し物?それって…」
唯「マリルだよ」
「!!
やっぱり!それでニビジムに挑む気か!?」
律「え…そうだけど」
「ダメだ!ジムに挑む前に俺と勝負だ!」
律「え?ま、まぁいいけど」

30: 2010/08/02(月) 12:06:19.78
「俺から行くぜ!行け、イシツブテ!」
イシツブテ「イッシェ!」
律「おお!初めて見るな!ワクワクしてきたぞ
じゃあこっちも行くぜ!ランス!」
ランス「ニド!」
「ニドランか…
よし、イシツブテ!まるくなるだ!」まるまる
律「?ランス、今のうちに仕掛けろ!にどげり!」たたっ
「(しめた!)甘い!今だイシツブテ、転がる!」ごろっ
どんっ
律「ランス!」
ランスは倒れた
「戦闘不能だな俺の勝ちだ」
律「くそっ!」

32: 2010/08/02(月) 13:23:15.66
律「唯、私弱いのかな…」
唯「そ、そんなことないよ!りっちゃん
りっちゃんは弱くないよ!さっきは相性が悪かっただけだよ」
律「………」


律「ランス!避けて、そこでにどげり!」ざしゅざしゅ
律「よし!これで修行の課題はクリアだ!」
唯「りっちゃん、まだ起きてるの~?」
律「あ~、ごめん起こしちゃった?」
唯「あんまり無理しちゃダメだよ~」
律「分かってる」

33: 2010/08/02(月) 13:30:38.71
律「唯、あのさ」
唯「なに?」
律「私、明日ジムに挑戦してみるよ」
唯「うん、分かってるよ
そのために修行してたんだよね」
律「ああ
あとさ、私…今日負けて思ったんだ」
唯「なにを?」
律「負けるのって悔しいなって
強くなって勝ちたいなってさ」
唯「りっちゃん…」
律「私、決めたよ!
この旅、唯が誘ってきてなんとなく始めたけど
目標ができた!
私はポケモンバトル、強くなりたい!」
唯「りっちゃんなら、きっと強くなれるよ!」
律「ありがとう
あ、そういや
唯はこの旅、なんでしようと思ったんだ?
澪達が旅に出たから…って理由だけじゃないだろ?」

34: 2010/08/02(月) 13:37:15.34
唯「…私はね自信をつけたいと思ったの!」
律「自信?」
唯「うん、私って憂に頼ってばっかでしょ?
それじゃダメなお姉ちゃんだよ…
それで頼りになるお姉ちゃんになりたいって思ったの!でも、いきなり頼りになるっていっても……だから、自分に自信をつけたいの!そのために旅を始めたんだ!」
律「そっか
唯はいいお姉ちゃんだと思うけどな…
でもまぁ自信をつけるのはいいことだ!がんばれよ」
唯「うん!」
律「んじゃ明日に備えて寝るか~」
唯「りっちゃん!」
律「ん?」
唯「明日、がんばってね!りっちゃんなら勝てるよ!」
律「…おう」

35: 2010/08/02(月) 13:40:34.31
律「たのもー!!」
唯「ほぇ~ジムの中って凄いね!りっちゃん
岩だらけだよ!」
「それはここのジムリーダーが岩タイプ使いだからさ」
律「だれだ!?」
「おっと怪しい者ではないさ
このジムのジムリーダーさ
相手をしてもらうよ」
律「よし来た!
ランス、出番だっ!」
ランス「ニド!」

36: 2010/08/02(月) 13:42:25.14
「ここまで来たか」
律「お前は…!」
「また会ったな」
唯「あ、昨日の…」
タケシ「俺はタケシ。ここのジムリーダーだ
さぁバトルを始めようか」

37: 2010/08/02(月) 13:45:44.86
律「お前、ジムリーダーだったのか!」
タケシ「ああ、そうだ
だが、この際だれでも構わないだろ?」
律「まぁそうだな、どうせ誰が相手でも倒すしな」
タケシ「ふふ」
タケシ「そういえば、マリルは捕まえてきたのか?」
律「いや」
タケシ「ふ、そうか
俺が岩タイプ使いなのは知ってるよな」
律「ああ」
タケシ「だが今回は岩タイプは使わない」
律「なん…だと」

38: 2010/08/02(月) 13:50:50.33
タケシ「使うのは…コイツだ」
ぽん
「リルリル」
律「!」
タケシ「マリルだよ
俺を倒すためにマリルを捕まえようとして、でも俺がそのマリルを捕まえて、そしてお前を倒す
ずいぶんと滑稽じゃないか挑戦者…
そして、負け様もみじめにしてやるよ!
さぁバトルだ!!
ルッリルリにしてやんよ!!」

39: 2010/08/02(月) 13:53:53.93
タケシ「マリル、水鉄砲!」ぷしゃぁ!
律「ランス、つのでつくで弾き飛ばせ!」
ばしゃしゃ
タケシ「ふ…
面白い戦い方だな
それに、この前より技の威力が数段あがっている
ただ技をかけるだけじゃダメか
ならばっ!
マリル、まるくなるだ!」まるまる

40: 2010/08/02(月) 14:17:26.23
律「(よし!)ランス、今だダッシュだ!」
タケシ「また掛かったな!マリル、転がるだ!」
律「同じ手には引っかからないぜ!
ランス、穴を掘る!」ずずず
タケシ「なに!?」
マリル「リルッ!」どかっ
律「マリルが壁にぶつかった今がチャンスだ!ランス!」ざしゅっ
タケシ「…ふ、甘いなマリルはまるくなるで防御力が…」
ざしゅっざしゅっ
タケシ「!?」
ざしゅっざしゅっ
ばたっ
マリルは倒れた

41: 2010/08/02(月) 14:59:46.24
タケシ「な、なんで」
律「みだれづきだ
運よく五回当たってくれたよ
おかげで勝てた」
タケシ「く、負けた!グレーバッジだ受け取れ!」
律「バッジ…?」
タケシ「なんだ、知らないのか?ジムに勝ったらもらえるものだ
詳しいことは入口にいる関係者に聞いてくれ」
律「そうなのか…
よっしゃあ!グレーバッジ、ゲットだぜ!」
唯「完璧サトシだね!りっちゃん」
律「は?聡?」


聡「っくしゅん
…風邪かな」ずず
ヒトカゲ「カゲー」
ーVSタケシ編完ー

42: 2010/08/02(月) 15:05:38.53
おまけ!

唯「りっちゃん!私、主人公のはずなのに出番少ないよ!りっちゃんしか戦ってない!」
律「いや唯も戦ってけばいいじゃん」
唯「でも作者が戦いの描写がりっちゃんの方が書きやすいらしいよ!
あと、場面が変わりすぎだよね!」
律「まぁ場面のことは分かるが…つかそんなこと言っていいのか」
唯「おまけ!だしいいよ
あと澪ちゃんやムギちゃん出てないよね!名前しか」
律「そうだな、まぁ中盤あたりで出るんじゃね?って私は誰だよ」

43: 2010/08/02(月) 15:10:47.11
タケシ編、終了
タケシ編が1章でこのあとは 2 3 4…と続く

見ていただいた方、ありがとうございました


ふう、一休み一休み

45: 2010/08/02(月) 15:29:07.84
2章投下


律「あのおっさんに聞いたところ、ポケモンリーグってのがあるらしいんだ」
唯「知ってる!リーグチャンピオン!憧れるよねえ」
律「だろ?なってみたいだろ?それでだ、さっきタケシにもらったバッジを合わせた八つのバッジを集めると、リーグに挑戦できるらしいんだ!」
唯「それって…」
律「ああ!私達もチャンピオンになれるかもしれないってことだ!」
唯「すごいねっ!」
律「そのために、あと七つ、バッジ集めよう!
旅の目標追加だ!」
唯「おー!がんばろう!」
律「だが、しかし!困った!」
唯「?」
律「次の町へはどうやって行けば!?」
唯「」

46: 2010/08/02(月) 15:39:44.45
律「ここがお月見山か…」
唯「いかにも暗そうだし広そうだし迷いそうだね!
りっちゃん、迷わないようにね」
律「心配なのはお前だ」
唯「でも、あのおじさんに聞かなかったらこのお月見山に行く道すら分からなかったじゃん、りっちゃん」
律「う、うるへー!だいたい唯も知らなかっただろうが…」ばささっ
律「!?
こ、こうもり?」
唯「ズバットだよ!りっちゃん
よぉし、ブイ太電光石火!」

47: 2010/08/02(月) 15:46:28.76
《こちらチャクラ部隊、つきのいしを発見》
《こちらオウカ部隊、つきのいしを発見》
《こちらサキ部隊、つきのいしを発見
ピッピの群れも発見》

「フンフフフ、ピッピか
つきのいしで進化する…
月…宇宙に関係するポケモン
フンフフフ、私のスターミーも宇宙から来たという…
実に興味ぶかいな
………ん?誰か来たようだ、面倒だな…
お前ら、先にピッピとつきのいしを持ってアジトへ戻っていろ!」
『了解しました、サキ様ぁ!』たったった

48: 2010/08/02(月) 21:28:57.28

唯「う~、りっちゃん疲れた~」

律「我慢しろ、ほら光が見え…
あれ?出口じゃない」

唯「うぁー!きれーい!」

唯「ピンクいポケモンがいるよー!」

「お前たち、ここは立入禁止だぞ!」

唯律「!?」

49: 2010/08/02(月) 21:33:22.31
「ここは我々ロケット団の研究対象の土地だ
出ていってもらおう」

律「そんなことどこにも書いてなかったぞ!
私達がどこにいても自由だろ!」

「そうか、ならば
力付くでも帰ってもらおうか」

50: 2010/08/02(月) 21:50:39.70
「行け!スターミー」ぽん

スターミー「トゥトゥトゥトゥル」

律「行け!ランス」

唯「ブイ太!」

「フンフフフ、スターミー、スピードスター!」しゅぴしゅぴ

ブイ太「ブイ!」

唯「ブイ太!」

律「ランス、避けろ!」

「無駄だ
スピードスターは必中技
絶対に当たるぞ」

律「!
…なら、ランス!つのでつくだ」ざしゅっ

「なに!?」

51: 2010/08/02(月) 21:57:48.47
律「今だ唯!」

唯「うん!ブイ太、すなかけ!」しゅば

スターミー「トゥトゥトゥトゥル!」

唯「電光石火!」しゅばん

「くっ…!」

唯「噛み付く!」がぶり

スターミー「トゥトゥトゥトゥル!!」

効果は抜群だ!

「なるほど、イーブイとニドラン…
お前達はボスがトキワの森で…
フンフフフ、いい戦い方だな
ボスが目を見張るだけある」

律「ボス…?」

唯「トキワの森…
あ!りっちゃん、この前の
通りすがりのトレーナーさんだよ!」

律「あいつか!」

「フンフフフ、そう
そのお方が我らロケット団の首領
…サカキ様だ」

律「サカキっていうのか、あいつ」

52: 2010/08/02(月) 22:01:51.49
唯「ロケット団って…?」

「フンフフフ、ポケモンマフィア
…とだけ言っておこうか
スターミー行くぞ」たっ

スターミー「トゥトゥトゥトゥル」うぃーん

唯「行っちゃったね」

律「ああ」

唯「りっちゃん、一つだけ聞きたいんだけど…」

律「なに?」

唯「マフィアって何?
…パン?」オイシソウ

律「………」

律「お前は知らない方がいい」

唯「へ?」


ーVSサキ編完ー

53: 2010/08/02(月) 22:03:07.10
おまけ!


唯「りっちゃん!
カスミもスターミー持ってるから
被るんだけど
よかったのかな??」

律「は?」

58: 2010/08/03(火) 06:04:06.33
>


唯「ふぇ~、やっと出口だね!りっちゃん」

律「ふぅ、疲れたなぁ」

唯「ここはハナダシティだね!
プールがあるよ!行ってみよう!」

律「おいおい、遊びにきたんじゃないだろ?」

唯「でも息抜きも必要だよ!」

律「はいはい、また今度な~
ほら、ここジムあるじゃん
ジム優先な」

唯「ぶ~、けち~」

聡「お~い、唯さん!姉ちゃん!」

59: 2010/08/03(火) 06:12:02.75
唯「あっ聡くん」

律「聡!」

聡「もう、なんで研究所でおいてったんだよ!」

律「あー、すまんすまん
忘れてたんだよ」

聡「ったく、あっそうだ
この先の町のはずれにマサキっていうポケモンマニアがいるんだ」

聡「唯さんってイーブイを貰ったんでしたよね
そのマサキって人はイーブイに
詳しいんらしいんで
会って話をきいたらためになると思います」

唯「そうなんだ!
行ってみるね!
ありがとう!聡くん」がしっ

聡「い、いえ//当然ですよ///」

律「んじゃぁな聡、頑張れよ」

聡「うん!じゃぁな」




聡「……ってまた置いてかれたような……
でも三人で旅はやらないって作者が……ってなんの話をしてるんだ?俺」

60: 2010/08/03(火) 06:17:32.34
唯「ゴールデンボールブリッジ…?」

律「卑猥だな」

唯「へ?なにが」

律「…いや何でもない」

唯「?」

ざっ

「おっと俺は一人目!
覚悟!」

律「は?なに?」

「なんだ知らないのか?
ここ、ゴールデンボールブリッジを通るには…」

唯「ねえねえ
なんでゴールデンボールブリッジって言うの?」

「へ?ああ、ゴールデンボールを象徴とした橋だからな
そう言われるんだ」

唯「へぇ~
ゴールデンボールってなに?」

「えっ」

唯「どんなもの?
今持ってる?みせてみせて」

「いや…その//」

律「もういいよゴールデンボールは」

61: 2010/08/03(火) 06:22:51.35
律「それより一人目って何だよって話だよ」

「あ、ああ
ここゴールデンボールブリッジを通るには
この橋にいる五人のトレーナーと戦って
勝ち抜けしないといけないんだ」

律「めんどくせー…」

「もちろん、五人抜きしたら賞品を貰えるぞ」

律「…!なにモタモタしてんだ!
早く勝負勝負!」

「」

唯「りっちゃん、現金な子!」

62: 2010/08/03(火) 06:30:14.20
律「ランス、みだれづき!」ざしゅっざしゅっざしゅっざしゅっざしゅっ

マンキー「キキィ!」

マンキーは倒れた

律「ぃよし!五人抜きだぁ!」

唯「やったね!りっちゃん」

ぱちぱちぱち

「五人抜きおめでとう」

律「!
あ、どうも」

「これは賞品のきんのたまだよ
受け取ってくれ」

律「」

唯「やったね!りっちゃん」

63: 2010/08/03(火) 06:37:12.03
「ところで強いね君
ジムトレーナーか何かかい?」

律「いや別に」

「そうか、もったいないなぁ
その才能を生かす場がないとは……
あ、そうだ!ロケット団に入らないかい?」

律「え、ロケット団?」

唯「マフィンだっけ?」

律「マフィアな」

「そうそうポケモンマフィア
なんだ知ってるのか
じゃあ話が早いな
ロケット団に…」

律「はいらねーから」

「」

「そうか、ならば[ピーーー]!!」

64: 2010/08/03(火) 06:55:03.71
「」

律「さて、と
橋も抜けたし、マサキって人のトコに行くか」

唯「うん!りっちゃん」




律「ごめんくーださい」

唯「あれ~?誰もいないねえ…
あ、ポケモンがいる!
ぃよ~しよしよしよしよし」

ポケモン「やめんかい!」

唯律「!?」

ポケモン「こんにちは
僕ポケモン…ってちゃうわい!」

65: 2010/08/03(火) 07:03:52.22
律「うぉっ!?」

唯「ぽ、ぽ、ぽけもん!
り、り、りっちゃんが喋った!」あわあわ

律「唯、落ち着け。逆だ
私はポケモンじゃない
そしてりっちゃんは喋る」

ポケモン「なにごちゃごちゃ漫才やってんねん!
わいはポケモンやない!
実はかくかくしかじかで…」

律「ほうほう、かくかくうまうま…
そんなことが!」

唯「文章は楽だね!りっちゃん
それと、かくかくしかじかの部分が分からない人は
ゲームをやって確かめてね!今ならリメイクがあるよ!」

律「誰に話してるんだよ
…つまりこのポケモン転送プログラムで転送先のポケモンと体が入れ替わっちゃった、と」

ポケモン「そうや
だが、わい一人ではパソコンを動かせん
せやから困っとったんや
そこであんたらが来よった
これも何かの縁や
助けてけーへん?」

律「お安い御用だぜ」

ポケモン「おお、ほんまおおきに!」

66: 2010/08/03(火) 07:20:01.78
「いや~助かったわ
この恩は忘れへんさかい
あ、お礼と言っちゃ難やが、これやるわ」

律「『船のチケット』…?」

「そうや、クチバゆう港町でサントアンヌ号ゆう船が今パーティーやっとるんや
それはそのパーティーの招待券でな
まぁわいはパーティーゆうんは好きやないんや
行ってき、豪華客船やで」

律「おお、ありがとな!」

唯「それで、あのポケモンさん、ちょっと聞きたいことが…」

「ポケモンさんってなんやねん!
わいにも名前はあるっちゅーねん!
あ、自己紹介してなかったな
わいはマサキ。ポケモン転送プログラムの管理人や
人は皆、わいのことをポケモンマニアと呼ぶけどな」

唯「あ、私は平沢唯です」

律「私は田井中律…」

唯律「って、ええ!?」

67: 2010/08/03(火) 07:26:16.88
マサキ「な…なんや?」

唯「ポケモンさんがマサキさんだったんですか!?」

マサキ「だからポケモンさんってなんやねん!」

唯「あ…すみません…
あの、私達マサキさんに用があって…」

マサキ「わいに?なんや」

唯「かくかくしかじかで…」

マサキ「お、そないなことならお安いこっちゃ
恩人のためや」

唯「ありがとうございます!」

律「やっぱ文章は楽だな
あ、かくかくしかじかっつうのは私達が聡と再会して
話した内容みれば分かるよ」

唯「りっちゃん、誰に話してるの?」

律「」


ーマサキ編完ー

68: 2010/08/03(火) 07:28:23.76
おまけ!


唯「聡くん!ゴールデンボールってなに?」

聡「え?いや、その…」

唯「どんなものなの?
みせてみせて」

聡「いや…俺……」

律「やめろ」

69: 2010/08/03(火) 07:30:33.05
3章、マサキ編終了

見てくださった方、ありがとうございました

4章は今日の昼か昼すぎぐらいに投下

70: 2010/08/03(火) 14:47:18.20
4章投下


唯「いやぁマサキさんにブイ太のこと色々教えてもらったねえ」

律「なんだっけ
シャワーズ・ブースター・サンダース…
どれに進化させるんだ?」

唯「写真みたけどみんな可愛いよね!迷っちゃうよ」

律「んまぁ気長に考えればいいんじゃね」

唯「そうだね!さすがりっちゃん」

律「いや普通の意見だろ…ん?警察?」

71: 2010/08/03(火) 14:55:59.10
律「こんにちは、どうしたんですか?」

警察「ん?ああ、ちょっとこの家に泥棒が入ってね
事情聴取してるとこなのさ」

唯「へえ、大変ですねえ」

律「まったく、悪いやつもいるもんだな!
ロケット団とかな!」

唯「もしかしてロケット団が関わってたりね」

警察「ん?ロケット団とはあのロケット団かね」

律「あ、やっぱり警察の方にも知れ渡ってますよね」

警察「ああ、ロケット団
近頃カントーを拠点に悪事を働いてるポケモンマフィア
我々警察も彼らの悪事にはほとほと困っているんだ」

律「そうなんですか」

警察「さっき君達が言ったとおり、この事件もロケット団が関係しているのかもしれない
だとしたら、まだこの辺にロケット団がいるかもしれない
気をつけてくれ」

唯「はい!」びしっ

唯「ほら、りっちゃんも!
敬礼、一回やってみたかったんだ!」びしっ

律「あ、ああ…」びし

72: 2010/08/03(火) 15:03:33.80
律「よし、マサキんとこ行ったし
次はジム行くか!」

唯「あのね、りっちゃん!」

律「なんだ?」

唯「りっちゃん、今回は私が挑戦したい!
私、自分の力をためしたい!」

律「唯………
もちろんいいに決まってるだろ!がんばってこいよ!」

唯「うん!」

???「………」

73: 2010/08/03(火) 15:16:01.10
唯「たのもー!!」ばん

「よう挑戦者!俺は海パン野郎だ!いざ勝負!」

唯「なんか裸の変な人がいるよ!りっちゃん」ぼそぼそ

律「聞こえるぞ、唯
あんな変態にからまれる前にさっさと行こうぜ」ぼそぼそ

海パン「聞こえてるわ!!
俺は変態じゃない!ここのジムトレーナーさ!
ここはプールもあるから海パンなのさ!」

律「へえ~
んじゃ行こうか唯」

唯「うん」

海パン「おい!待て!
勝負って言ってんだろ!
売られた勝負は買う!
それがトレーナーじゃないのかよ!!」

唯「海パンさん…!」

律「海パン…!」

74: 2010/08/03(火) 15:30:29.54
律「別にそういうプライドないんで、んじゃ」

唯「うん」

海パン「おいいいい!
糞が!!待て!このデk」だだだだだ

律「デk…なんだって?」

海パン「え…?」

律「ランス…」

海パン「え?ちょ、待って…
え?なにする気?
え?ちょ、話せばわかるって…
大体俺、海パンいっちょ…
ああああああああああああああああ!!」

75: 2010/08/03(火) 15:36:15.23
???「来たわね、挑戦者」

唯「あなたは…」

カスミ「私はハナダジムジムリーダー・おてんば人魚のカスミよ!」

律「(おてんば人魚て…)」

唯「よし!負けないよ!」ふんすっ

カスミ「じゃあ2対2の交代アリの勝負ね」

唯「え?でも私一体しか…」

カスミ「?
その後ろのポケモンしか持ってないの?」

唯「へ?後ろ…?」ちら

76: 2010/08/03(火) 15:42:23.66
ちら

律「………」

ちら

???「………」

唯「りっちゃんのおデコがぴかぴかだからって
いくらなんでもポケモンと間違えるのはひどいよ!!」ぱしん!

律「ちがうだろーが」

唯「いだい~」

律「こっちのことだろ」

???「………」

唯「あ!この子、お月見山のピンク色のポケモンだよ!」

律「……ピッピか」

ピッピ「……」

唯「かわいい~」なでなで

77: 2010/08/03(火) 16:01:39.12
カスミ「ちょっと私をおいて話を進めないでくれる?」

唯「う~ごめんねえ
この子、なんか勝手についてきちゃったみたいなの…」

カスミ「どうでもいいけど、早くしてよね」

律「どうするんだよ唯」

唯「ん~、でもこの子お月見山の子でしょ?
返してきた方が…」

律「でもお前についてきたんだろ?仲間になりたいんじゃないのか?」

唯「そうなのかなあ?
そうなの?」

ピッピ「ピッ」

律「らしいな」

唯「じゃあゲットしよう!
ちょうど2体になるしね」

ぽん ころころ ぴん

唯「よし、ゲットだよ!
カスミちゃん、ゴメンね待たせちゃって…
じゃあ勝負だよ!」

カスミ「ええ」

78: 2010/08/03(火) 16:17:21.04
カスミ「行くわよ!ヒトデマン!」

ヒトデマン「ヘヤッ」

唯「ブイ太、出てきて!
すなかけ!」

カスミ「いきなりね…
まぁいいわ
ヒトデマン、高速スピンで吹き飛ばしなさい!」しゅるる

唯「ああっ!」

カスミ「ヒトデマン、みずのはどう!」しゅわっ

唯「ブイ太!
頑張って!しっぽをふって電光石火!」

ブイ太「ブイ!」どがん

ヒトデマン「ヘヤッ」

カスミ「くっ…」

唯「ブイ太!そのまま噛み付くで追撃だよ!」がぶ

ヒトデマンは倒れた

79: 2010/08/03(火) 16:18:26.35
カスミ「なかなかやるじゃないの
でもこの子には勝てないわ
スターミー!!」ぽん

スターミー「トゥトゥトゥトゥル」

唯「あ!お月見山で戦った星くん!」

カスミ「へ?」

唯「いや、こっちの話だよ!」

カスミ「まぁいいわ
この子は私の切り札、エースよ
勝てるものなら勝ってみなさい!
スターミー、バブル光線!」しゅわわわ

唯「あっ!ブイ太!」

ブイ太は倒れた

80: 2010/08/03(火) 16:40:19.28
唯「大丈夫?」

ブイ太「キュウ…」

唯「ここまでありがとうね、戻って」しゅうう

律「唯、大丈夫なのか?」

唯「うん!大丈夫!
こっちも切り札のピッ太で行くから!」

ピッ太「ピッ」

律「切り札って…
さっき捕まえたばかりだろ(つうか、もうニックネームつけてる)」

唯「じゃあルーキーだね!」

律「いや、そうじゃなくて…」

唯「なんでもいいよ!
行くよ、ピッ太!」

ピッ太「ピッ」

81: 2010/08/03(火) 18:31:41.09
唯「ってピッ太ってどんな技覚えてるんだろう?」

律「おい!」がくっ

律「とにかくなんでもいいから
あてずっぽで言ってみろ!」

唯「了解!
かえんほうしゃ!!」

ピッ太「」

律「ってできるかっ!!」

唯「おほほ、冗談ですわよりっちゃん」

律「冗談いってる場合か!」

82: 2010/08/03(火) 18:33:23.17
カスミ「漫才はいいから早くしてくれないかしら?」

律「あ、すいません
ってなんで私が謝ってんだ?
唯!真面目にやれよ!」

唯「わかってるよお
ええと、ピッ太…はたく!かな?」

ピッ太「ピッ」ぱしっ

スターミー「!?」

カスミ「スターミー、怯まないで!ただのはたくよ!
いつものように攻めて攻めて攻めまくりなさい!
バブル光線!!」しゅわわわ

83: 2010/08/03(火) 18:34:09.24
唯「かわして!」

カスミ「バブル光線!」しゅわわわ

唯「かわし…」

ピッ太「ピッ!?」

唯「ああっ!
大丈夫?ピッ太!」

ピッ太「ピッ!」

唯「おおう!タフだねピッ太!
よし、おうふくビンタ!」

びしびしびしびしびし

スターミー「トゥトゥトゥトゥル!」

カスミ「スターミー!」

84: 2010/08/03(火) 18:46:16.86
唯「いいよ、ピッ太!
そのまま…あれ?なにしてるの?」

ちっちっちっちっち…

唯「?」

律「なんだ…?」

カスミ「まさか…!いけない!スターミー気をつけ…」

ぴかっ

スターミー「トゥトゥトゥトゥル!!」ぴしゃん

効果は抜群だ!

スターミーは倒れた

律「今のは…電撃波?」

唯「でもピッ太がそんな技覚えてるなんて」

カスミ「違うわ
今のは指を振るよ」

85: 2010/08/03(火) 18:52:14.31
唯律「指を振る?」

カスミ「そう指を振る
ランダムにその技以外の技が出るデンジャラスな技よ
今回はあなた、運よく電撃波が出たわね
まぁなんでもいいわ
私の負けよ
はいブルーバッジ」すっ

唯「あ、どうも」

律「やったな!唯」

唯「り、りりりっちゃん…私…」がくがく

律「ど、どうした?」

唯「……勝ったの?」

律「………………くくっ
なぁに、今更言ってんだよ!」どん

唯「え、えへへ……
やったよお!ピッ太ぁ!ブイ太ぁ!!」

律「(……これでちょっとは自信ついたんじゃないか?唯)
………ふふ」
ーVSカスミ編完ー

86: 2010/08/03(火) 18:55:08.81
おまけ!


泥棒「あいつら、まだ来ないな…」

警察「もうすぐ来るんじゃないか?
まぁ饅頭でも食べて待ってろよ」すっ

泥棒「おお…さんきゅ」ひょい ぱく

警察「……」ぱくぱく

泥棒「……」ぱくぱく

警察「……」ぱくぱく

泥棒「……お茶ほしい」

87: 2010/08/03(火) 18:56:46.38
4章終わり

見てくださった人ありがとうございました

5章もそのうち投下
早ければ今日中に

88: 2010/08/03(火) 20:30:34.91
早いけど5章投下


唯「~♪」

律「えらくご機嫌だな唯」

唯「だってだってジム戦勝っちゃったんだもん!
ブルーバッジ…!」うるうる

唯「毎日磨くよー!
磨きに磨くよー!」わしわし

律「ははっ」

唯「ところでりっちゃん」

律「なに?」

唯「次はどこへ行こう?」

律「うーん…
そうだ、せっかくマサキにチケット貰ったんだし
クチバシティに行こう」

唯「そうだね!」

89: 2010/08/03(火) 20:35:55.97
律「で、あちこち歩き回って探したけど
出口がないな、どうする?」

唯「………お巡りさんに聞いてみよう!」

律「あ、その手があったな
こうゆうときだけ頭が働くな唯は」

唯「もう、りっちゃんいじわるぅ」

90: 2010/08/03(火) 20:41:01.30
唯「こんにちは、お巡りさん」

警察「ああ、君達か
なにか用かい?」

唯「出口を探してるんですけど、見つかんなくって…」

警察「ハナダからの出口かい?
う~ん…君達、いあいぎりって使えるかい?」

唯「いあいぎり?」

警察「知らないか…
……よし、まぁしょうがない
事情聴取も済んだし
この家を通っていいよ」

律「え!?でも」

警察「仕方がないんだ
ここ以外に君達が通れる出口がないんだ」

唯「しょうがないよりっちゃん
お言葉に甘えて通ろう」

律「…そうだな」

91: 2010/08/03(火) 20:43:00.53
唯「おじゃましまぁ~す…
うわっ!足跡いっぱい!」

律「うわぁ…荒れてんなぁ
こりゃひでぇや
あんまり見てるとあれだからさっさと出ようぜ」

唯「うん」

92: 2010/08/03(火) 20:47:36.68
唯「ういしょお、脱出!」

律「そんなダンジョンじゃねえんだか…ん?」

???「!?」

唯「え…誰?」

???「お前達!人んちの庭で何してる!」

唯「ひぇ!?ごめんなさい!」

律「あんたこそ、何してるんだ?」

???「ん?別に怪しいものではないぞ…………………………怪しい?」

唯「うん」

律「怪しいな」

???「ふん、ワンリキー!スリープ!蹴散らせ!」

唯「ブイ太!」

律「ランス!」

93: 2010/08/03(火) 21:19:21.91
ロケット団下っ端「くそぉ…」

唯「やっぱりロケット団だったね関係あったね!」

律「ああ、とりま、しょっぴくぞ」



警察「ご協力感謝するよ」

唯「いえっ!」びしっ

唯「りっちゃん、何回も言うけど
敬礼だよ敬礼!」びしっ

律「あ、ああ」びし

94: 2010/08/03(火) 21:23:32.29
唯「ここがクチバシティかぁ」

律「ほんと港町だな
潮の匂いが鼻をつくぜ」

唯「釣りがしたくなるねえ」

律「親父かっ」べし

唯「えへへ」



唯「………」

律「………」

唯「………」

律「………って本当にしてるし」

唯「りっちゃん、静かにして」

律「…ごめん」

95: 2010/08/03(火) 21:27:43.86
唯「いやー、大漁だったね~」

律「コイキングしか釣れなかったけどな
全部逃がしたし…」

唯「りっちゃん、釣りは楽しむことが大事なんだよ!欲に目がくらんじゃダメだよ
意地汚いよりっちゃん!
卑しいよお粗末だよ」

律「お前には言われたくねえ!」

96: 2010/08/03(火) 21:50:16.22
唯「そういえば、りっちゃんってまだランスしか持ってないよねえ」

律「そうだな、ここもジムあるみたいだし
この際だし捕まえるか!」


唯「可愛いポケモンいるかなぁ~」

律「私はかっこよくて強そうなのがいいんだけどな」

ぽちゃ

???「にょろ~ん」

97: 2010/08/04(水) 06:14:44.80
律「なんだコイツ」

唯「かわいい~!
あ、ちょっと待っててね
オーキド博士から貰ったポケモン図鑑で調べてみる
ちなみに描写されてなかったけど今までもポケモンに出会う度に図鑑を使ってたんだよ!」

律「だから誰に話してるんだよっ」

98: 2010/08/04(水) 06:18:27.07
唯「ニョロモっていうらしいよぉ」

律「ニョロモねえ…」

唯「捕まえてみなよ!りっちゃん」

律「よし、ランス行け!」

ランス「ニド!」

律「つのでつくだ!」

ニョロモ「!?」

ニョロモは倒れた

律「はれ…?弱…
まぁいいや、とりゃー!」 ころ ころ ぴん!

唯「やったね!りっちゃん」

律「あっさりだったけどな
まぁとりあえずニョロモゲットだぜ!」

99: 2010/08/04(水) 06:21:18.99
唯「サントアンヌ号だね!」

律「ああ、入ろうぜ」

船乗り「チケットをお願いします」

律「はいよ、二人分」

船乗り「確かに確認しました
それではお気をつけて
よい船旅を」

律(私らはパーティーだけだけどな)

100: 2010/08/04(水) 06:46:01.39
唯「広いね!りっちゃん」

律「おお…これはすげえな」

唯「私たちの部屋はここかなあ?」がちゃ

律「ちょ待t」

???「なんだね?君達は
ノックもなしに不躾な」

律「あ、すいません!
今出ていきますんで」

???「いやこれも何かの縁
せっかくだ、ポケモンバトルをしようじゃないか。船旅は暇でね」

律「よし!そうゆうことなら請けて立ちましょう!」

102: 2010/08/04(水) 07:08:00.55
ジェントルマン「私はジェントルマンだ
さぁ行くぞ
ガーディ!」

ガーディ「ガウッ」

唯「可愛い~!
よしよしよしよしいよ~しよし」すりすり

ガーディ「ガウ~」

ジェントルマン「面白い子だな」

律「ははっすいません
唯、バトルの邪魔だぞ!」

唯「あっごめんね!りっちゃん
バトル頑張って!」

律「おう!
よし行け!スカイ!」

スカイ「にょろ~ん」

103: 2010/08/04(水) 07:11:16.52

唯「ニックネームつけたんだね!」

律「ああ!コイツ、水タイプみたいだし
海って意味でな」

スカイ「にょろ~ん」

唯「…りっちゃん、凄い言いにくいけど
スカイって空だよね」

律「えっ
…あ」

104: 2010/08/04(水) 07:15:48.02
律「………」

律「と、とにかく
勝負だぜジェントルマンさん!」

唯(ごまかした
無理矢理ごまかした)

ジェントルマン「ふふ、なかなか愉快な子たちだな
さぁ行くぞ!ガーディ
火の粉!」

ガーディ「ガウッ」ぼうっ

スカイ「♪」

律「甘いぜっ!
コイツは水タイプ!
火の粉なんてへっちゃらだぜ!」

ジェントルマン「ふ…さて、それはどうかな?」

律「!?スカイ!どうした!?」

スカイ「にょろ~ん…」

105: 2010/08/04(水) 07:24:14.92
ジェントルマン「火の粉で体の水分が蒸発したのさ
たとえ不利な相手でも
それを覆す戦術があるものさ」

律「く…スカイ、雨乞いだ!」ざざぁ

唯「でも、こんなところで雨乞いなんてしたら…」

ジェントルマン「ああ!ベッドがぁ!」

律「あ、すいません!
でもこれで蒸発はしませんね
炎技も弱体化する!
そして…
スカイ、水鉄砲!」

ぷしゃっ

律「水技の威力が上がる!」

ガーディは倒れた

ジェントルマン「負けたよ
ふ、見事な戦術だ」

106: 2010/08/04(水) 07:29:52.18
ジェントルマン「気に入った
君に預けることにしたよ」

律「なにをですか?」

ジェントルマン「これだよ」

「ヒヒーン」

ジェントルマン「ポニータだ
コイツはちょうど弱っていたところを見つけてね
看病するために捕まえたんだが……
まだ子供のようだからな
こんな年寄りよりも君みたいな元気な子と一緒にいたほうがいいだろう
受け取ってくれ」

律「い、いいんですか?」

ジェントルマン「ああ、これは私が頼んでいるんだ」

律「ありがとうございます!」

107: 2010/08/04(水) 07:32:52.82
ジェントルマン「お礼を言うのは私の方だよ
ではかわいがってくれよ」

律「はい!
よし行こう!ヒート!」

唯「またもうニックネーム付けてるね!
それにしても安直なニックネームだね!りっちゃんは」

律「うるへー!
何でもかんでも『~太』の奴に言われたくねえ!」

唯「ひどいよ!りっちゃん」

ジェントルマン「ははは、気をつけていくんだよ」

唯律「はい!」

108: 2010/08/04(水) 07:37:20.49

唯「でもいいな~
りっちゃんばっかりい」

律「へへ、まぁ唯も捕まえればいいさ」

唯「もちろん、その気だけどね!」


聡「お~い、唯さん!姉ちゃん!」

唯「あ、聡くん!」

律「激しくデジャヴだな」

唯「でも聡くん、なんでこんなところに?」

聡「いや~パーティーに招待されたんです!実力をかわれちゃって」

唯「すごいね!聡くん」がしっ

聡「い、いやあ///」

律「やっぱデジャヴだな
まぁ頑張れよ聡、私たちはパーティーを楽しむからさ」

109: 2010/08/04(水) 07:41:08.15
聡「あ、そうだ
船長さんがなんか体調悪いらしいんだ」

律「そりゃ大変だ
見に行ってみるか唯」

唯「うん!船長室みたいし!」

律「はは…目的はそれかい」

聡「唯さんらしいですね」

唯「じゃあ聡くん、またね!」

聡「はい、失礼します」

律「じゃあな~」

110: 2010/08/04(水) 07:44:58.46
こんこん

唯「失礼しまぁす」

???「うおえええ!」

唯律「!?」

律「なんだ?」

唯「あのー…どうかされたんですか?」

???「あ、ああ
船酔いしてしまってな」

律「もしかすると、船長さん?」

船長「ああ、私がこのサントアンヌ号の船長だ
……うっぷ」

律「ちょ、大丈夫ですか?」

船長「ああ、大丈……うおえええ!」

律(あのごみ箱の中はみないようにしよう…)

111: 2010/08/04(水) 07:47:10.68
すりすりすりすり

船長「?」

唯「酔った時は背中をさするといいんですよお
憂がいっつも私にそうしてくれた
私も酔いやすいかr……うおえええ!!」

船長「」

船長「うおえええ!!」

律「おいおい大丈夫かよ…」

112: 2010/08/04(水) 07:50:54.80


船長「ありがとう
だいぶ良くなったよ」

唯「はい!お安い御用ですよ!」

律「お前を宥めるのは苦労したがな」

唯「ありがとね!りっちゃん」

船長「さぁそろそろ出航の時間だ」

律「じゃあそろそろ行かなきゃな」

唯「え~まだごちそう食べてない~!探検したい~!」

律「はいはい、行くぞ~」

船長「じゃあ気をつけてな……………………うっぷ」

律(アンタこそな)

113: 2010/08/04(水) 07:53:22.71


唯「行っちゃったね~」

律「大丈夫かな…船長」

唯「次はジムだね!
前は私が挑戦したから
今回はりっちゃんの番だね!頑張ってね」

律「おう!任せろぃ」


ーサントアンヌ号編完ー

114: 2010/08/04(水) 07:55:03.31
おまけ!

ジェントルマン「………」

ガーディ「ガウッ」ぼわ~っ

ジェントルマン「夜までに乾くかな…ベッド……」

ガーディ「……」ぼわ~っ

115: 2010/08/04(水) 07:56:56.66
サントアンヌ号編、5章おわり

見てくださった人ありがとうございました

6章はできれば今日中

119: 2010/08/04(水) 13:03:06.98
律「たのもー!」ばん

???「Oh!チャレンジャーさんですカー?」

律「はい、そうです」

???「Oups!困ったネ
このジムにはトラップがあったんデスガ…
警戒心の強いミーとしたことが!
まぁいいデース!
運も実力のうちネ!
このままお相手しまショ!」

律「え?じゃあ、あなたが…」

マチス「そうデース
ミーがこのクチバジムジムリーダー・イナズマアメリカン
“マチス”デース」

律「!!」

マチス「さぁ、バトルスタートデース!」

120: 2010/08/04(水) 13:11:15.87
なんか、マチスの台詞よみにくいけど許してくれ


マチス「3対3のバトルデス
さぁデュアルYO!
ビリリダマ出番デス!」

ビリリダマ「ドゥダドゥン!」

唯「りっちゃん、頑張ってね!」

律「おうよ!よしまずはお前だ!
ヒート!」

ヒート「ヒヒーン」

マチス「さあ先攻はもらいマース!
ビリリダマ、じゅうでん!」

ビリリダマ「…」じじじ…

律「?
よし、今のうちに攻撃だ!
ヒート、かえんぐるま!」

ヒート「ヒヒーン!」どかん

ビリリダマ「!?」

律「よしクリーンヒットだぜ!
もう戦闘不能なんじゃないのかぁ?」

121: 2010/08/04(水) 13:20:04.75
マチス「ふふ…」

律「?なに笑ってんだ?」

マチス「じゅ・う・で・ん」

律「?」

マチス「特殊防御力がアップする技デース
…あーんど」

マチス「電気タイプの威力もアップアップしマース
ビリリダマ、スパーク!」

ヒート「!?」

ヒートは倒れた

律「ヒート!」

マチス「HAHAHA!その程度デスカー?本気だすデース」

律「言われなくてもっ!」ぽん

ランス「ニド!」

律「ランス、頼む!」

122: 2010/08/04(水) 13:26:36.45
律「充電は切れたはずだ!切れさえすれば、戦闘不能寸前のビリリダマなんてワケないぜ!
ランス、つのでつく!」ざしゅっ

ビリリダマは倒れた

マチス「オーノー!ビリリダマがやられてしまいマシタ!
デワ、次はエレキトリックプリティポケモン・ライチュウ!
ユアーズターンデス!」

ライチュウ「ライライ!」

唯「かわいい~!!」

マチス「Oh!分かりマスカー!あなた見る目ありますネー!」

唯「ダイヤモンド・スーパー・プリティポケモンってだけあるよー!」なでなで

マチス「そこまでは言ってないデスケド、ソデショー!?」わいわいがやがや

123: 2010/08/04(水) 13:35:15.50
律「(試合中…だよな?)あのー…」

マチス「Oh!ソーリーソーリー!ヒゲソーリー!」

律「寒いです」

マチス「Oh…ソーリーソーリー…
試合中デシタネ!さあバトル再開デース!」

124: 2010/08/04(水) 13:49:47.27
マチス「ライチュウ、しっぽをふる!」

ライチュウ「ライライ」ふりふり

唯「か わ い い~!」

律「いちいち反応すんな」

律(ランスの防御が下がったか…まずいな)

律「よし、じゃあ一気に叩き込めだ!ランス、みだれづき!」

ざしゅっざしゅっざしゅっざしゅっざしゅっ

マチス「Oh、これはマイッタネ
ダメージだいぶ食らったYO
バーット、ユーは知らなかったようだネ!」

律「?」

125: 2010/08/04(水) 13:54:03.05
ランス「ニド…」びりびり

律「ランス、どうした!?」

マチス「麻痺したネ!
ライチュウの特性、せいでんきネ!
触った相手をビリビリ痺れさせマース!
さぁ、ニドランは麻痺でビリビリ動けナーイ!
フィニッシュだYO!」

律「く………ん?」

ランス「…」ぴきぴき

律「!?」

126: 2010/08/04(水) 15:08:06.53
律「ランス!?」

ランス「…ぴきぴき」

マチス「Oh、リアリー!?」

ランス「!」ぴかっ

おめでとう ランスはニドリーノに

唯「進化したんだよ!進化だよ!りっちゃん
初めてみたよ!」

律「進化…
よし、パワーアップしたランスなら勝てるかも!ライチュウに…!」

マチス「それはどうかナ!
エボリューションしてもミーのライチュウにはカテマセーン!
麻痺もしてるしネ!」

127: 2010/08/04(水) 15:19:50.31
律「そんなこと、やってみなくちゃわかんねえだろ!
ランス、ライチュウの後ろに回り込め!」しゅっ

マチス「ナッ!?早イ!!」

律「空元気だ!」どがん

ライチュウは倒れた

マチス「オーマイガッ!!ナルホド、麻痺してるのを逆に利用し、空元気デスカ
なかなかのタクティクスデス
バット、麻痺してるのにあんなに早く動けたのはサプライズでしたケドネ!
これはポケモン哲学のニューディスカバリーデスカー??」

律「そんな大層なもんじゃないさ
私が信じて、それがランスに伝わってやり遂げてくれただけさ!」

128: 2010/08/04(水) 15:34:19.57
マチス「HAHAHA!
…面白いデスネ~
ミー、久しぶりに本気出しちゃいマショウカー!コイツはチャレンジャー相手には一回も出したことがない、ストロングポケモンデース
ミーのリアル・エース!レッツゴー!エレブー!」

エレブー「エーレブッ」

唯「うわあ、強そう!」

律「関係ねえ!こっちも進化したんだ
ランス、行け!」

マチス「イイデスネー!実にホットホットデース
ミーも負けないくらいホットバトルしまショ!」

129: 2010/08/04(水) 15:43:36.00
マチス「エレブー、かみなりパンチYO!」

律「ランス、つのでつくで受け止めろ!」がきぃん!

マチス「ふふふ、面白いデース」

律「へへ…」

マチス「でも、マケマセン!
エレブー、ワンモア!かみなりパンチ!」

律「ランス、こっちももう一度つのでつくで…
どうした!ランス!?」

ランスは体が痺れて動けない

マチス「どうやら、今になって麻痺がビリビリ効いてきましたネ~
チャンスYO、エレブー
そのままかみなりパンチ!」ばちぃん

ランスは倒れた

律「くそっ…!ランス、戻れ!」しゅうう

130: 2010/08/04(水) 17:49:02.66
マチス「さあ、どうしマシタ?早く三匹目を出してミーをもっとホットにしてプリーズ!」

律「……悪いがコイツじゃお前をホットにはできないかもな
いけ、スカイ!」ぽん

スカイ「にょろ~ん」

マチス「」

マチス「HAHAHA!!この期に及んで水タイプデスカ?そのジョーク笑えないヨー!」

律「スカイ、水鉄砲!」ばしゃ

エレブー「!?」

マチス「!」

律「ジョークなんかじゃないさ、私は本気だよ
弱点なんざ覆してコイツであんたとあんたのポケモン共々、そのホットな頭、冷やしてやらあ!」

マチス「……ふふふ、やはり面白い子デスネー」

131: 2010/08/04(水) 17:58:28.30
マチス「エレブー、かみなりパンチ!」

スカイ「にょろっ!」ばちばち

効果は抜群だ!

律「スカイ!大丈夫か!?」

スカイ「にょろ~ん…」

マチス「さっきまでの威勢はウェア?どこに行ったんデスカー?」

律「く…
スカイ、雨乞い!」

マチス「アラー?ヤケにでもなったんデスカー?そんなことしても意味ナイヨ!無意味ネ!」

律「意味ならあるさ」

マチス「?
……!Oh…ワカリマシタ
ここは雨乞いで水浸し…
オフコース、エレブーもデス
ミーのエレブーが電気技を出したらエレブーも感電してしまう
そうゆうコトデスネ?」

律「…そうだ」

132: 2010/08/04(水) 18:04:59.53
マチス「よく考えマシタネ~、グッドアイディアだヨ!
バーット、いくらエレブーが感電してしまっても確実に先にダウンするのはユーのニョロモね!」

律「…」

マチス「では、確実にダウンするように、最大出力で雷をシマショウ!
雨乞いというサポートのおかげでストリクトリー、絶対にヒットするネ!
エレブー、雷!」

ごろごろ…

マチス「さぁ、フィニッシュデース!」ぴかっ

133: 2010/08/04(水) 18:08:23.53
律「へへ」にや

マチス「!?」

律「今だ!スカイ、自分の回りにマッドショット!」びちゃびちゃ

マチス「そんなことしても無…………
!!リアリー!?」

律「そのまさかさ」

マチス「マッドショットで雷を防がれ、ニョロモに当たらず行き場を失った雷は……」

134: 2010/08/04(水) 18:11:34.63
律「あんたのエレブーに襲い掛かる…!」

ぴしゃん!

エレブー「エレブー!」

エレブーは倒れた

マチス「オーマイガッ!」

唯「やったね!りっちゃん」

律「やったぜ唯!」

マチス「マケタネ!
ベリーベリーナイスな戦いだったヨ!
これオレンジバッジよ!ギブユーね!」

律「どうも!」

律「よっしゃあ!
オレンジバッジゲットだぜ!」

135: 2010/08/04(水) 18:24:25.79
唯「いやー凄い戦いだったよ!今までの中で一番激しかったね!3対3だったし!」

律「そうだな
つうか、このあとどこ行けばいいんだろ」

唯「う~ん…」

???「お~い!唯さん!律さん!」

唯「?」

律「誰だ…?」

助手「僕ですよ!オーキド博士の助手です!」

律「…」

唯「覚えてません!」

律(バッサリだー!)

137: 2010/08/04(水) 20:08:12.29


では続き投下

助手「うう…確かに描写してなかったですけど、君達がポケモンを受け取った時だっていたのに…」

律「そ、そんな落ち込まないでくださいよ…(つか描写とか言うな!おまけ!で愚痴ろ!そうゆうことは)」

唯「ごめんなさい!私、馬鹿だから…あなたの気持ち考えなくて…うう…
ごめんなさい!オーキド博士が助手の人!」

律「唯、あべこべだ」

助手「まぁいいですよ
気にしたって仕方ないです、だって僕…こんなことしょっちゅうですから…」

律(暗ぇ!!)

唯「暗いですn」ぱしん

唯「痛いよ!りっちゃん」

律「お前は喋るな、ややこしくなる」

唯「え~…」

138: 2010/08/04(水) 20:19:31.34
律「それで、何か用ですか?」

助手「あ、ああ。実はオーキド博士から頼まれてね、これを君達に渡せと」

律「なんですか?それ」

助手「ひでんマシンさ
フラッシュが入ってる」

律「フラッシュ?」

助手「ああ、暗闇を光で照らす技さ」

律「なんでそんなものを?」

助手「そろそろ君達が行く場所がなくて困っているころだと思ってね」

律「はい、ご名答です
さっき、あっちの道も行ってみたんですが、なんかポケモンがとおせんぼうしてて…船も行っちゃったし」

139: 2010/08/04(水) 20:23:45.48
助手「うん。それでね、ハナダシティに一旦戻ると、東に道があるんだ
そこにはいあいぎりで切れる木が……って君達、いあいぎりって…?」

律「なんか聞いたことあるような気がしますが、知りません」

助手「そうですか、ならいあいぎりのひでんマシンもあげよう」

律「え、いいんですか?」

助手「ええ、そうじゃないと僕が博士に怒られてしまいますし…」

律「ありがとうございます」

140: 2010/08/04(水) 20:27:28.27
助手「それでさっきの話の続きだけど、ハナダシティの東の道にいあいぎりで切れる木があるんだ
それをいあいぎりで切って奥に進むと、イワヤマトンネルという洞窟がある」

律「あ、そこでさっき言ってたフラッシュを使うんですね」

助手「そう。イワヤマトンネルの中は自分の体が見えないぐらい暗いんだ、だからフラッシュが要るんだ」

律「なるへそ、よく分かりました」

141: 2010/08/04(水) 20:30:31.99
助手「うん、ということでハイ。いあいぎりとフラッシュのひでんマシンだ」

律「ありがとうございます」

助手「それじゃあ僕は行くね」

律「はい、また!」

律「さて、目指すはイワヤマトンネルだぞ唯!」

唯「う、うん!りっちゃん」

―VSマチス編+α完―

142: 2010/08/04(水) 20:46:21.09
おまけ!

唯「りっちゃん、質問なんだけど、マチスさんとの戦いでりっちゃんがスカイ出したよね?
その時、スカイの水鉄砲をエレブーに浴びせたよね?
あれってマッドショットをやった方がダメージ与えられたんじゃない?
なんで水鉄砲にしたの?」

律「あー、それはアレだよ
雷の時のマッドショット作戦が警戒されるだろ?だからだよ」

唯「ほんとに?」じー

律「うっ…
ほんとはその…水鉄砲やった方が、か、かっこいいかな?って場面的に…さぁ//」

唯「うふふ♪」

律「な、なに笑ってるんだよ!」ぺしっ

唯「いたっ!痛いよ!りっちゃん!鬼畜だよ、野蛮だよ、おてて大きいよ」

律「う、うるへー!」

143: 2010/08/04(水) 20:48:13.10
おまけ!!

律「そういや、なんか助手さんと話してる時、終盤らへん、唯静かだったな」

唯「だって…りっちゃんが喋るなって言うから…」

律「あ、ああ…
……なんかスマン」

144: 2010/08/04(水) 20:50:22.76
VSマチス編+α、6章終わり

見てくださった人ありがとうございました

7章もぼちぼちと

146: 2010/08/04(水) 21:30:34.38
―――――――――――――――――――――
唯「ここがイワヤマトンネルかぁ~」

律「ああ、入るぞ」

唯「ちょい待ち!りっちゃん」

律「なに?」

唯「フラッシュって誰が覚えるんだろ!?」

律「あ」

147: 2010/08/04(水) 21:36:04.30
―――――――――――――――――――――
マサキ「なんや?フラッシュ?」

律「ああ、お前くらいしか近くにいる人で聞けそうな人いなくてな」

唯「お願いします!」

マサキ「まぁこないなことやったら、いくらでも聞いてき
でも、できるだけな
ポケモンセンターのパソコンから電話かけたらすぐやから、それで頼むわ」

律「そんなことできるのか?」

マサキ「なんや知らんかったんかいな
トレーナー……いや世界の常識やで」

律「悪かったな非常識で」

マサキ「冗談や
あないなハイテクな技術、ポケモンセンターのパソコンぐらいしかないからな
知らんのが当たり前やで」

律「…」

148: 2010/08/04(水) 21:39:08.31
マサキ「は、話戻すで?
とりあえず、今持ってるポケモン言ってみ」

律「ニドリーノとニョロモ、ポニータ」

唯「イーブイとピッピだよ」

マサキ「ん、そん中ならピッピが使えるなあ
よし、あとひでんマシンの使い方も教えたるわ」

唯「ありがとー!」

マサキ「なあに、お安いこっちゃ」

150: 2010/08/05(木) 05:07:11.88
―――――――――――――――――――――――
唯「再びイワヤマトンネルだね!りっちゃん」

律「ああ」

唯「う~、それにしても本当に真っ暗だねえ
でもりっちゃんのフラッシュさえあれば安心だね、ピッ太!」ごん

律「逆だ逆」

唯「う~…軽いジョークなのに~」

律「さっさとフラッシュやれよ」

唯「う~、ピッ太フラッシュ!」

ピッ太「ピッ」ぴか~

唯「うわ~ピカピカだね!りっちゃん!」ごん

唯「~っ…!今のは誤解だよ~…」ひりひり

律「あ、スマン
なんか反射的に」

151: 2010/08/05(木) 05:20:56.63
――――――――――――――――――――――
唯「何はともあれ、イワヤマトンネルは抜けれたね!この先はシオンタウンだよ!」

律「!
タウンなんてマサラ以来だな」

唯「きっとマサラタウンみたいにのどかで小さい町だよ!」

???「そうじゃな
まぁのどかではないがの」

唯「うわわわわわ!?」ぶくぶくぶく…

律「ゆ、唯!大丈夫か!?」

???「あ…すまんのう
驚かしてしまったかの
ちょっとわしの家に来なさい
彼女を介抱しないとな」

152: 2010/08/05(木) 05:29:50.39
――――――――――――――――――――――
唯「うう…ムギちゃんがゲル状に…!?
って…ん?りっちゃん」

律「大丈夫か?唯」

唯「りっちゃんがいきなり、ムギちゃんの沢庵二個も食べちゃうからだよ!」

律「なんの話だよ」

唯「ってあれ…?ここどこ?」

???「わしの家じゃよ」

律「唯、この人はフジ老人だ」

153: 2010/08/05(木) 05:38:09.82
フジ「すまんのう、驚かしてしまったようじゃ
悪気はなかったんじゃが」

唯「あ、いえ!いいんです!私こそこんな介抱してもらっちゃって!」

フジ「いやいや元はと言えばわしが悪いんじゃ、いいんじゃよ」

唯「いえ、いきなり倒れちゃった私が…」

律(どっちも自分が悪いこと肯定するのに必氏だな)

律「まぁどっちもどっちということで」

フジ「そうじゃな」

唯「さすがりっちゃん!良いこと言うね!」

律(やっぱり唯か…)

唯「それにしても家の中から見るとこの町の雰囲気が分かるね!暗いムード!」

律(本当にやっぱり唯だな…)

154: 2010/08/05(木) 05:49:37.01
フジ「ふむ、やはり分かるか
数日前からこんな感じなんじゃ」

律「なにかあったんですか?」

フジ「ああ、実はな
あそこに見えるポケモンタワーという建物で幽霊が出たんじゃ」

律「え?幽r」

唯「幽霊ですか!?うわあ…恐いい」

律「いや、唯…」

フジ「ふふ、君みたいにこの話を信じてくれた人は初めてじゃ」

155: 2010/08/05(木) 06:48:47.00
律「……
で、幽霊と暗いムードに何の関係が?」

フジ「ああ、幽霊が出たことが噂になったことで町の住人達が互いを疑い始めたんじゃ
…コイツは幽霊じゃないのか?…とね
それで住人達は疑心暗鬼に陥ってしまい
互いを信じなくなり、今はこの状態なんじゃ
……一刻も早く、前のシオンに戻ってくれるとよいのじゃが……叶わぬ夢なのかもしれんな…」

律「フジさん…」

唯「フジさん!その夢、私達が叶えてあげるよ!
シオンを元のシオンに戻してあげる!」

フジ「唯くん…」

156: 2010/08/05(木) 06:55:52.66
律「そうだよな!唯
フジさん、叶わない夢じゃないさ!その元凶の幽霊を成仏させればいい話だ!私達に任せろ!」

フジ「……!」

唯「りっちゃん、それが難しいんだよ!ちゃんと考えて言葉を選ぼうよ!」

律「うるへー!つかお前が言い出したんだろうが!」

唯「でも、幽霊を成仏までは言ってないよ」

律「た、確かに言ってねえけど…」

唯「うふふ、分かってるよ。私達が力を合わせれば幽霊を成仏させるなんてわけない!ってことでしょ?」

律「ああ、それが言いたかったんだ!言葉のアヤだ!」

唯「よし、そういうワケでフジさん、私達ポケモンタワーへ幽霊を成仏させに行ってきます!」

フジ「ああ…頼む」

唯「行くよ!りっちゃん」

律「おうよ!」

唯律「我等無敵の~唯!律!ポケモントレーナ~♪」

フジ「………」

157: 2010/08/05(木) 06:59:31.99
フジ「……」

フジ「……これでいいかね?………サキ」

こつこつ

サキ「フンフフフ、ああいいとも
上手くやったな。約束通り研究予算の方はなんとかしておこう」

フジ「ああ、有り難い」

サキ「フンフフフ、あんまり研究しても頭が堅くなるだけだぞ
もう年なんだ、若いのに研究を任せたらどうだ?」

フジ「そうもいかん
わしも久方ぶりの大発見で興奮しておるんじゃ
なんせ、宇宙から来たポケモンなんてな」

158: 2010/08/05(木) 07:04:52.93
サキ「フンフフフ、まず研究とかもとより、その軽い口を塞いでおくことが利口だろうな
あまり口外するなよ、その件は」

フジ「ああ、分かっておるよ
研究をしていたいからな」

サキ「フンフフフ、いい心がけだよ
………フンフフフフフ、やっと奴らに仕返しができるな」

フジ「なにかしでかされたのか?」

サキ「フンフフフ、ちょっとな。お月見山での調査で邪魔をされてね」

フジ「そうか
わしも研究しているところを邪魔されると腹が立つからよく分かるよ」

サキ「フンフフフ、そうか……………っと、長居しすぎるのもよくないな…
さっさと作戦に入ろう
お前も準備をしろよ」

フジ「ああ」

159: 2010/08/05(木) 07:07:11.00
フジ「っと、準備の前にカツラ君に電話を…」ぷるるるるる

カツラ『もしもし?』

フジ「カツラ君かね?フジだが」

カツラ『あ、フジ博士
どうなされたんですか?』

フジ「ああ、話があってな…」

カツラ『?』

160: 2010/08/05(木) 07:10:15.87
フジ「ちと、ある研究を手伝ってほしいのじゃが…」

カツラ『いいですけど、またどのような?』

フジ「まぁとにかくクチバに来てくれ
ある島に行くんじゃ
研究内容はその時にまた話そう」

カツラ『分かりました』

フジ「まぁ確実に興味を持ってくれると思うよ」

カツラ『楽しみにしておきます』

フジ「明日でいいかね?」

カツラ『はい、大丈夫です』

162: 2010/08/05(木) 21:16:53.51
続き投下

―――――――――――――――――――――――
唯「りっちゃん…!」

律「ん?」

唯「恐いいいい…」

律「言い出しっぺがなぁにを言ってんだ」

唯「でも恐いものは恐いよお
りっちゃんは恐くないの?」

律「馬鹿野郎!いや馬鹿女郎!
この私だぜ?幽霊なんか恐いわけねえだろ?」がちがち

163: 2010/08/05(木) 22:05:16.02
唯「ねえ、さっきから気になってたんだけど
なんで手を繋いでるの?」

律「え!?これか?これはだな、唯が恐いかな~?と思ってだな」がちがち

唯「しかも手汗凄いし手震えてるし」

律「え、あ…いやこれは」

唯「やっぱりりっちゃんも恐いんだね!」

律「」

164: 2010/08/05(木) 22:05:53.16
律「う、うるへー!なにが悪い!私だって女の子だからいいだろ!」

唯「えっ」

律「なんだよ、そのえっは…いい加減怒るぞ?」

唯「プクク…女のk…」

律「おい!」

唯「ンクク…」

律「お前ー!笑ってんじゃねー!!」

唯「あはははは!!」

律「このー!」

ぎゃあぎゃあ

165: 2010/08/05(木) 22:11:46.00
――――――――――――――――――――――
こつこつ

律「ん?」

???「フンフフフ、また会ったな」

律「あ!お前は…!」

唯「お月見山で戦った、星くんを使ってたロケット団の人だあ!」

サキ「フンフフフ、そうだよ
まだ名乗ってなかったな
私の名はサキ、ロケット団三幹部のリーダーさ」

律「幹部…!」

唯「昆布…!」

律「ちげーよ」

唯「えっ、違うの?」

律「」

166: 2010/08/06(金) 07:03:17.14
サキ「フンフフフ、おふざけはそこまでだ!
よくもあの時は邪魔をしてくれたな」

唯「おふざけじゃないよ!本気だよ!本気で昆布と間違ったんだよ!」えへん

律「威張るな!恥ずかしい!ってちげーよ!つっこむ所はそこじゃねえ!
…サキさんよ、邪魔ってなんのことだ?」

167: 2010/08/06(金) 07:06:48.35
サキ「あの時、私達ロケット団はお月見山でポケモンの生態実験をしていたんだ
その時にお前達が現れて見事に邪魔されたってわけさ」

律「生態実験?」

サキ「ああ、ピッピ達のな」

唯「!生態実験って何をするの?」

サキ「?ああ、薬物を投与したり刺激を与えたりして観察したり
解剖したりもするかな」

唯律「!!」

168: 2010/08/06(金) 07:10:55.50
唯「なんでそんなことするの!?」

サキ「フンフフフ、少し興味があってね」

律「……実験に使ったピッピはどうしたんだ…?」

サキ「捨てたさ
実験済みの奴は必要ないんでね」

唯「…!!」

律「ひでえ…」

サキ「フンフフフ、我等ロケット団には最高の褒め言葉だな」

唯「許せない!」

サキ「フンフフフ、ではどうすると言うんだ?」

169: 2010/08/06(金) 07:14:58.93
唯「りっちゃん!」

律「おうよ!ヒート、かえんぐるま!」ぽん!

ヒート「ヒヒーン」ぼわぁ

唯「ピッ太、みずのはどう!」ぽん!

ピッ太「ピッ」びゅわ

サキ「!?」どがん!

律「よし、クリーンヒットだぜ!ピッ太はカスミにもらった技マシンが役に立ったな!」

サキ「フンフフフ、ずいぶん勝ち誇っているのだな」

唯律「!!」

律「あれほど攻撃を喰らっておいて無傷だと!?」

170: 2010/08/06(金) 07:28:31.16
サキ「フンフフフ、逆に聞こう
あの程度の攻撃で傷を受ける方が難しくはないか?」

律「く…」

サキ「どうした?かかってこないのか?
ならば私から行くぞ!
ペルシアン、きりさく!」

ヒート「キャウ!」ざしゅっ

きゅうしょにあたった

ヒートは倒れた

律「ヒート!」

唯「大丈夫?りっちゃん!
ピッ太、みずのはどう!」

サキ「ペルシアン、しっぽをふるで防げ!」ばしゃばしゃ

唯「ああっ…」

171: 2010/08/06(金) 11:42:08.11
サキ「…ん?そのピッピ、お月見山のピッピか?」

唯「!
そうだよ」

サキ「ほう…おかしいな
ピッピは全て捕まえたはずだが…取り逃がしたか?」

唯「………」

サキ「(…………?)フンフフフ、しかしポケモンは哀れだな
人間に勝てるはずなのに生態実験やらを簡単にさせてしまうのさ
愚かだな」

唯「………」

サキ「(?
おかしい…挑発に乗ってこない
さっきまではあんなに怒っていたのにな
いや…これはもしや………フンフフフ)
フンフフフ、やめだ
私はここで撤退させてもらおう」

172: 2010/08/06(金) 11:45:23.12
唯「!」

律「なっ…
ふざけんなっ!逃げる気かよ!?」

サキ「フンフフフ、撤退と言っているだろう。作戦のうちの一つさ」

律「変わんねえよ!」

唯「りっちゃん、もういいよ。私達じゃあの人を止められないよ…」

律「くそ…っ!」

サキ「フンフフフ、話が分かるじゃないか
ではお言葉に甘えさせてもらおう
スターミー!」ぽん!

サキ「フンフフフ、さらばだ」

唯「…………」

173: 2010/08/06(金) 11:48:20.75
ぷるるるる

フジ『なんじゃ?』

サキ「作戦は中止だ
お前はタマムシの基地に行け
次の作戦だ」

フジ『わかった、すぐに行く』ぴっ


サキ「フンフフフ、あの二人はもうダメだな
いずれ仲たがいをするだろうな…早いと今日のうちにな……」

174: 2010/08/06(金) 11:50:59.40
――――――――――――――――――――――
律「唯、とりあえず、フジさんの言ってた幽霊をさがそうぜ…?」

唯「うん…」


――――――――――――――――――――――
律「いなかったな、幽霊。フジさんに言わなくちゃな」

唯「うん…」

「大変だあー!フジ老人があー!」

175: 2010/08/06(金) 11:56:31.88
律「あの!フジさんがどうかしたんですか!」

「ああ、大変なんだ!フジ老人がさっきロケット団にさらわれちゃって!」

律「ええ!大変だ!」

「確か…フジ老人をタマムシの基地に連れていくとか言っていた!」

律「じゃあ助けに行かなくちゃな!私達が助けに行きます!」

「本当かい!頼んだよ!」

律「はい!」


律「よし、行こうぜ唯!」

唯「……」


律「唯…?」

176: 2010/08/06(金) 11:59:43.78
唯「……」

律「どうしたんだよ唯!?早く行かないと!!」

唯「りっちゃん…」

律「なんだ?」

唯「私、行かない…」

律「!?なに言ってんだよ唯!?フジさんさらわれてんだぞ!?助けに行かないのかよ!」

177: 2010/08/06(金) 12:05:15.30
唯「だって…ロケット団にさらわれたんでしょ?私達じゃどうにもならないよ…敵いっこないよ…」

律「ロケット団には今まで勝ってきただろ!?今回だって…」

唯「でもこんな大きな事件だから、きっとあの人もいるよ…」

律「あの人って…サキのことか?」

唯「うん…あの人強いもん!勝てっこないよ!」

律「そんなことねえよ!二人で手を合わせれば…!」

唯「無理だよ!さっきも無理だったし…
それに、りっちゃんだって逃がしたってことは負けを認めたってことだよね…」

178: 2010/08/06(金) 12:09:35.14
律「それは……」

唯「だから…行っても無駄なんだよ…」

律「……私は行く!私一人でもフジさんを助けに行ってやる!
何が一回負けただけで勝てっこないだよ
やってみなきゃわかんねえよ………唯がそんな弱虫だとは思わなかったぜ………じゃあな」

唯「…………」ぐす

――――――――――――――――――――――
サキ「フンフフフ、やはり仲たがいしたか
あの娘は私との実力差を感じ取ったのだろう
もう戻ってはきまい
フンフフフフフフフフ」

―シオン編完―

179: 2010/08/06(金) 12:11:53.78
シオン編、7章終わりです

見てくださった人ありがとうございました

180: 2010/08/06(金) 16:05:04.05
では、8章投下しますね

181: 2010/08/06(金) 16:07:59.49
―――――――――――――――――――――――
律「ここがタマムシか…
トレーナーが多かったから来るまでずいぶん時間がかかったぜ
…唯がいればもっと早く来れたかな…
いやいや、何を言ってるんだ私は!唯とはもう…
…………そ、それよりも、ロケット団の基地を探さないとだ!」

182: 2010/08/06(金) 16:10:21.19
――――――――――――――――――――――
律「このゲーセンか…ロケット団の目撃情報があったのは
とにかく、入ろう」うぃーん

律「ん~、別に普通のゲーセンだな
特にこれといった………ん?あれって……」

183: 2010/08/06(金) 16:16:04.02
律「おい、なにしてんだ?」

???「!な、なんだお前は!?俺は何もしてないぞ!?ただ我等ロケット団の基地に入ろうとしてただけだ!」

律「(自分でばらしてるし…)やっぱりお前ロケット団か」

ロケット団員「あ」

律「で、基地にはどうやって入るんだ?」

ロケット団員「そ、そんなこと教えるか!だが姿を見られたからにはただで帰すわけにはいかん!
ラッタ、ひっさつまえば!」

律「やっぱ話し合いは無理か…
まぁいいや、行けランス!」

184: 2010/08/06(金) 16:19:22.14
―――――――――――――――――――――――
ロケット団員「くそ、俺のラッタが!
…まずい、このことを早くサキ様に伝えなくては!」だだっ

律「あっ!待て!
…くそ、結局入り方教えてもらってねえ
つかあいつ、サキって言ってたな…」

律「……」

185: 2010/08/06(金) 16:22:34.49
律「…そういやあいつ、なんかこのポスターの前にいたよな…なんかあるのか?」ぺら

律「あ…ボタンだ…
わかりやすすぎだろ…
Rの文字が入ってるし」

律「とりあえず、押してみよう。ポチッとな」がしゃん

律「なんだ…ポチッとなって…いや、なんか言わないといけない感じがしたんだよな…
つか階段が現れたな
降りてみよう」

188: 2010/08/06(金) 19:40:13.40
――――――――――――――――――――――
律「なんだ?ここ本当にロケット団の基地か?ロケット団員一人いねえぞ」

???「フフフフフ、一人だと独り言が目立つな」

律「誰だ!!」

???「フフフフフ」すとん

律「サキ…!」

サキ「フフフフフ、さあバトルを始めようじゃないか」

189: 2010/08/06(金) 19:45:20.05
―――――――――――――――――――――
唯「……」ぐす

唯「……こんなとこで泣いてても仕方ないや…」ずぴ

唯「そうだ…!」たたっ

――――――――――――――――――――――
ぴぴっ

マサキ「なんや?テレビ電話や」

マサキ「はい、どなたでっか?」

唯『うわああああん!!マサキさああん!!』ぶわっ

マサキ「うわっ!ビックリしたなあ…どないしたんや?あれ、律はんは居れへんのかいな?」

唯『………………
うう………あのね…………』

190: 2010/08/06(金) 19:52:02.94
関西弁が変だが許してくり


――――――――――――――――――――――
マサキ「そうか…そないなことがな」

唯『………』

マサキ「んで、唯はんはどうしたいんや?」

唯『……………りっちゃんと……仲直りしたい
だって……私が悪いんだもん…』

マサキ「じゃあしたらええ。ちゃんと謝ってな」

唯『でも、りっちゃん、きっと私のこと嫌いになってるよ…』ぐす

191: 2010/08/06(金) 20:01:37.34
マサキ『そんなことないて、唯はんと律はん普段は仲良えやん
喧嘩するほど仲がええ…それや』

唯「…そう、かな?」

マサキ『そうや
けどな、いくら仲良うても喧嘩したまんまやと、仲直りせんとダメや
関係が崩れてくで
互いに意地張ったり、謝るんの焦らしたりしとると、ずっと仲たがいしたまんまや
それじゃダメや、それはわかっとるやろ?』

唯「…………」

マサキ『律はんはフジ老人ゆう人、助けにタマムシに行ったんやろ?
一人で大丈夫やろか?サキゆうロケット団の強い幹部もいてるんやろ?』

唯「…………」

192: 2010/08/07(土) 05:02:31.38
寝てしまった。続き投下


マサキ『唯はん、今なにをするべきなんかわかっとるな?』

唯「…………」ごしごし

唯「………うん!」

マサキ『それでええ
……行ってき』

唯「うん!ありがとねマサキさん!」にこっ

マサキ『ふふ、ええ笑顔や』ぴっ


マサキ「ガンバってな、唯はん」

――――――――――――――――――――――
唯(ごめんね…りっちゃん、私…私…!)たったっ

193: 2010/08/07(土) 05:10:25.63
――――――――――――――――――――――
サキ「フンフフフ、スターミー、ハイドロポンプ!」じょばあああ!

ヒート「!?」

律「ヒート!」

効果は抜群だ!

ヒートは倒れた

律「くそっ…戻れ!ヒート
ごめんな休んでてくれ」しゅうう

サキ「フンフフフ、先程ニョロモがやられ、今ポニータもやられた
次で最後か?」

律「……行け!ランス!」ぽん

ランス「ガウ!」

サキ「フンフフフ、まあ何体こようが関係ないことだな…
……終わりだ…!
スターミー、ハイドロポンプ!ペルシアン、破壊光線!」ぴかっ じょばあああ!

194: 2010/08/07(土) 05:14:33.36
律「くそ……!」

ぴしゃん!

サキ律「!?」

サキ「くっ…!」ばっ

サキ「弾き返された!?」

唯「今のはミラーコートとカウンターだよ、ピッ太の指を振るで出したの」

サキ「…貴様!なぜここに…」

律「ゆ、唯!!」

唯「りっちゃん…」

律「ゆ、唯!なんでお前…」

唯「ごめんなさい!りっちゃん!私…私…」

195: 2010/08/07(土) 05:19:29.47
律「…いや、あの時は私も…」

唯「ううん、りっちゃんは悪くないの
私がわがままだったから…私が弱かったから…
今もわがままで言っちゃうね…ごめん
でも言わせて?」

律「あ、ああ…」

唯「私ね、ポケモンタワーでサキさんと戦った時に戦う前は怒ってたんだけど戦ったら、あまりの実力差で怖くなっちゃって…
それでさっきもりっちゃんに弱虫って言われちゃって…」

律「………」

196: 2010/08/07(土) 05:35:19.86
唯「私ね……私、頑張るから……がんばるからあ……りっちゃん、嫌いになっちゃやだよう……りっちゃんと別れたくない……これからも一緒に旅してたいよおお………うえ~ん」ぽろぽろ

律「唯…!
唯、ごめんな、私もひどいこと言って
それに唯は弱虫なんかじゃない
ハナダジムに挑んだ時だって、幽霊騒動の時だって、サキに怒った時だって……凄いと思った
それは勇気があるからできることだよ
唯は……弱虫なんかじゃないよ」

197: 2010/08/07(土) 05:39:20.43
律「……あんまり上手くは言えないけどさ…」

唯「うう……」ぐす

律「ほーら!泣き止めって!親友の泣いてるとこなんて見たくないよ!」

唯「うう…りっちゃん!…りっちゃん!……うえ~ん!!」がばっ

律「おい!もっと泣いてどうする!つか抱き着くなあ!鼻水つく!」

唯「うえ~ん!……りっちゃ~ん!」

律「…ったく
…唯……………」ぎゅっ

198: 2010/08/07(土) 05:42:31.70
――――――――――――――――――――――
律「落ち着いたか?」

唯「クカー」すぴー

律「寝るな!」ぱん

唯「うぇ!?あ、りっちゃん!おはよー」

律「…ったく、へへ…」

サキ「お取り込み中のとこ悪いが…」

律「あ」

サキ「忘れてたか?
まったく、とんだ茶番だよ」ぐす

律(あれ?泣いてる?)

199: 2010/08/07(土) 05:46:22.57
サキ「フンフフフ、まあ二人になろうが変わりはないさ、すぐに片を付けてやる」

律「ハッ!今の私達の友情パワーは誰にも止められないぜ?
もちろん、お前にもなあ!
行くぞ、唯!」

唯「うん!りっちゃん
行け、ブイ太!スターミーに噛み付く!」

サキ「フンフフフ、単発で考えなしにくるとは…」

律「考えなし?単発ぅ?どっちも違うぜっ!
ランス、ペルシアンに穴を掘る!」ずばっ

サキ「!?」

200: 2010/08/07(土) 05:52:40.90
サキ「な、いつのまに背後に穴を……!?」

ペルシアン「キャウッ」

ペルシアンは倒れた

サキ「くっ…」

スターミー「トゥトゥトゥトゥル?」ちら

サキ「!
いかん!スターミー、ちゃんとイーブイを見て…」

がぶっ

スターミー「トゥトゥトゥトゥル!」

効果は抜群だ!

スターミーは倒れた

サキ「な…」

唯「やったね!りっちゃん」

律「おう!友情パワーだな!」

サキ「く……」

201: 2010/08/07(土) 05:56:41.37
サキ「フンフフフ、これは予想外だったな
今回もここらで撤t」

律「いい加減自分の負けを認めろよ!!」

サキ「………そうだな、今回は逃走するとしようか
さらばだ」しゅば

律「………」

唯「よかったぁ~かてたねぇ~」

律「ああ」

唯「りっちゃん」

律「なに?」

唯「私達…」

律「ああ、ずっと親友だよ」

唯「えへへ…これからもよろしくね…りっちゃん!」

律「ああ、よろしくな…唯」

―再VSサキ編完―

202: 2010/08/07(土) 06:00:00.78
おまけ!
サキ「イイハナシダナー」

サカキ「どうした?サキ」

サキ「い、いえ…なんでもありません」ぐす

サカキ「…花粉症か?」

サキ「」

サキ「…あ、大丈夫です」


おまけ!!
律『マサキ、唯から聞いたよ、色々ありがとな!』

マサキ「当然のこっちゃ!」

マサキ(結局、お礼言われんままに次進むと思っとったから、嬉しいわ…)

203: 2010/08/07(土) 06:01:53.92
8章、再VSサキ編終わり

見てくださった人ありがとうございました

206: 2010/08/07(土) 09:59:55.49
律「サキも行ったし、フジさんを探すだけだな!」

唯「うん!」

――――――――――――――――――――――
唯「いなかったね…フジさん」

律「どぉこ行ったんだ?」

唯「ちょっと、シオンタウンに戻ってみる?」

律「ああ、そうだな」

???「……ふふ」

207: 2010/08/07(土) 10:04:05.09
――――――――――――――――――――――
律「え?帰ってきてる!?」

「ああ、そうなんだ。詳しいことは本人に聞いてみたらいいよ」

――――――――――――――――――――――
唯「フジさぁん、いますかあ~?」

フジ「ああ、君達か
すまないな、心配をかけてしまって」

律「いえいえ、無事で何よりです」

律「でもなんで帰れたんですか?そもそもどうして連れていかれたんですかね?」

210: 2010/08/07(土) 16:56:10.97


フジ「ああ、連れて行かれたのはね
わしが持っているポケモンの笛というものが原因なんだ」

律「ポケモンの笛?」

フジ「ああ。この笛を吹くと眠っているポケモンを眠気覚ましなしで起こすことができるんじゃ
ロケット団はこの笛が珍しいものだと感づいて、わしに笛を渡すように言ってきたんじゃ
じゃがわしは断った
そしたら奴らの基地に連れて行かれての」

212: 2010/08/07(土) 16:59:43.71
律「そうだったんですか」

フジ「あと帰れたのはな
基地についたら突然、ロケット団員がいなくなってな
その隙に逃げたんじゃ」

唯「間一髪ですね!」

律(団員がいなくなったのはサキの仕業っぽいな…)

フジ「……!
そうじゃ、この笛をあげよう」

律「え?いやでも」

213: 2010/08/07(土) 17:06:24.08

フジ「なあに、わしを助けに来てくれたんじゃろ?
幽霊の件でも世話になったんじゃしな」

唯「幽霊か………そういえば、町の雰囲気が明るくなったみたい」

フジ「そうじゃろ?
悪い噂と同じように良い噂も広まるのが早い
君達が幽霊がいないことを証明してくれたおかげじゃよ(描写なかったけど)」

律「いやあ…//(つーか作者!、描写すんの面倒臭いからってキャラに言わせんな!)」

214: 2010/08/07(土) 17:12:18.75
フジ「シオンも前の活気を取り戻しつつある…」

唯「叶わない夢じゃなかったですね!」にこっ

フジ「ああ…本当に感謝しておるよ
これは、その感謝の印じゃよ
受け取ってくれ」ぽん

律「はぁ、じゃあ遠慮なく…
ありがとうございます」

唯「でもこれで、あのポケモンを起こせるんじゃない?」

律「あのポケモン?」

唯「あれだよ、クチバで通せん坊してたポケモン!」

律「ああ、あいつか
てかよく覚えてるな」

唯「りっちゃんがわすれんぼなだけだよお」

律「なんだとー?」

215: 2010/08/07(土) 17:21:13.87
――――――――――――――――――――――
律「んじゃ、フジさん私達は行きますね」

フジ「ああ気をつけてな」

唯「またさらわれないようにしてくださいね!」

律「縁起悪いこと言うなっ」ぺしっ

唯「あいたっ」

フジ「ほほ、大丈夫じゃ
ポケモンの笛はもうないしな」

律「はは、すいません
もらっちゃって」

フジ「いいんじゃよ
さらわれなくて済むんなら安いものじゃ」

律「…そうですね」

唯「じゃあ行こうか!りっちゃん」

律「おう!」

唯律「お世話になりました!」

216: 2010/08/07(土) 17:24:17.54
ばたん

フジ「…………」

フジ「さて、わしも行くとしようかな…
………………誕生の島に」

――――――――――――――――――――――
律「よし、ところでどこ行く?」

唯「セキチクシティだね!ジムに挑戦しよう!」

???「お待ちなさい!」

唯律「!?」

217: 2010/08/07(土) 17:26:54.96
???「セキチクシティに行く前にタマムシシティに来なさい!」

律「…あんた誰だ?」

エリカ「タマムシジムジムリーダー、エリカですわ」

唯律「ジムリーダー…!」

エリカ「ええ、では挑戦お待ちしていますわ
……ふふ」

218: 2010/08/07(土) 17:34:30.22
――――――――――――――――――――――
律「ここか…タマムシジム!」

唯「セキチクシティはこの後だね!」

律「前回は私が戦ったけど、今回は唯がやるか?」

唯「うん!そうするよ!頑張ろうね、ブイ太、ピッ太!」ふんすっ

ブイ太「ブイ!」ふんすっ

ピッ太「ピッ!」ふんすっ

律(なんか唯に似てきたなあ~…)

219: 2010/08/07(土) 17:39:18.44
唯「たのもー!」ばん

エリカ「来ましたね
それで、どなたがチャレンジャーですか?」

唯「私です!」しゅびっ

エリカ「あら、元気があっていいですこと
お名前は?」

唯「唯です!」

エリカ「いいお名前ですね」

唯「いやあ、えへへ//」

エリカ「ふふ…私も改めて名乗らせてもらいますわ
タマムシジムジムリーダー、エリカでございますわ
それでは、始めましょう」

220: 2010/08/07(土) 17:46:40.47
エリカ「バトル形式は2対2の交代戦ですわ
行きなさい、モンジャラ!」ぽん!

モンジャラ「モンモン!」

唯「うわあ!もじゃもじゃだあ!!
よし、行って!ピッ太」ぽん!

ピッ太「ピッ」

221: 2010/08/07(土) 17:48:51.00
エリカ「ふふ…先攻はどうぞ」

唯「いいの?
じゃあピッ太、おうふくビンタ!」

ばしばしばしばし

モンジャラ「」くら

唯「よし!もうもじゃもじゃ君は戦えないようだね!替えた方がいいよ!」

222: 2010/08/07(土) 17:50:24.75
エリカ「ふふ…」

唯「?」

モンジャラ「モンモン!」

唯「!?」

唯「あれ…?嘘…
元気になった!?なんで?」

223: 2010/08/07(土) 17:55:08.24
エリカ「ふふ…モンジャラの、ねをはるですわ
文字通り、地に根を張って養分を吸い取り体力を回復する技ですわ」

唯「…つまり、ダメージを与えても…」

エリカ「回復してしまいますわ」

唯「…………」

224: 2010/08/07(土) 17:57:01.56
エリカ「どうしました?もう諦めましたの?」

唯「ううん!逆転する方法思い付いちゃったの!」

エリカ「!」

唯「行くよ!ピッ太、みずのはどう!」ぱしゃ

225: 2010/08/07(土) 18:00:16.12
モンジャラ「モン?」

エリカ「ふふ…それが逆転する方法?ちゃんちゃら可笑しいですわ
やけになったのかしら?
それとも、草タイプに水タイプの技が聞かないのをご存知ないのかしら?
どちらにしても、そんな攻撃大したダメージにはなりませんわ
モンジャラ、つるの鞭ですわ!」

モンジャラ「モン」しゅるる

227: 2010/08/07(土) 18:39:12.00

ぱちぃん!

エリカ「?どうしましたの、モンジャラ。そちらにはなにもな…」

唯「ふふ」

エリカ「!?」

ぱちぃん!

モンジャラ「」ばた

モンジャラは倒れた

エリカ「自滅!?どうして…」

228: 2010/08/07(土) 18:44:30.75
唯「もじゃもじゃ君は混乱したんだよ」

エリカ「混乱?それはまたどうして…」はっ

唯「うん。みずのはどうだよ
みずのはどうを受けたらたまに混乱する
混乱させれば回復はできないかな?って思って
イチかバチか賭けてみたんだけど、混乱したみたいでよかったよお」

律「すごいぞ!唯!(やっと喋れた…)」

229: 2010/08/07(土) 18:49:43.04
エリカ「ふふ…なかなかやりますわね
さすがはロケット団の幹部を倒しただけありますわ」

律「!なんでそれを!?」

エリカ「ふふ…わたくし、陰から見てましたの
助太刀しようとしましたけど
如何せんあなた方が勝ちそうだったのでやめましたわ」

エリカ「ジムへの挑戦を誘ったのだって、あなた方が強いと知ってのことでしたし」

律「そうだったのか」

唯「えへへ…なんか照れますなあ…」

230: 2010/08/07(土) 18:51:38.15
エリカ「そんな話はこの際どうでもいいですわ!
今はバトルを楽しみましょう!」

唯「そうだね!」

律「頑張れよ唯!」

唯「うん!」

エリカ「では行きますわよ、ラフレシア!出番ですわ」

ラフレシア「ラフラー」

231: 2010/08/07(土) 19:00:40.09
唯「わあ、かわいい!
でも可愛さではこっちも負けてないよ!ピッ太、メロメロ!」

ラフレシア「…」つーん

唯「あれ?」

エリカ「そのピッピ、雌みたいですね
それなら効きませんわ
私のラフレシアは雌ですもの」

唯「…………」

232: 2010/08/07(土) 19:02:24.28
ちょっとここで休憩します

見てくださった人ありがとうございました

234: 2010/08/07(土) 21:02:14.55

唯「えぇーーーっ!
ピッ太って女の子だったのーっ!?」

エリカ「」

律「知らなかったのかよ!!自分のポケモンだろ!?」

235: 2010/08/07(土) 21:12:50.90
唯「うう…ごめんねピッ太、私…てっきり男の子だと思ってて…それで…」

律(“太”って付けたの後悔したか)

唯「抱きしめるの躊躇ってたよ!これからはずっと抱きしめてあげるからね!」ぎゅう

律「そこかよ!“太”ってのはいいのかよ!」

唯「へ?」

237: 2010/08/07(土) 21:40:59.67

律「いや、雌に“~太”ってのは変だろ!」

唯「そうかなあ?ブイ太は女の子だって思って付けたよ」

律「ええ!?」

エリカ「あら、そのイーブイは雄みたいですわね」

律「なんでもありかっ!」

唯「じゃあブイ太ももっと抱きしめてあげないとね!」

律「矛盾しまくりだろっ!
てかバトルはっ!?」

唯「あ」

エリカ「あら、忘れてましたわ」

律「おいおい…」

238: 2010/08/07(土) 21:43:55.56
エリカ「では再開しましょうか
ラフレシア、花びらの舞いですわ!」ひらひら

ピッ太「」ばた

ピッ太は倒れた

唯「ああっ!ピッ太!うう…戻って!
行ってブイ太!」ぽん!

ブイ太「ブイブイ!」

239: 2010/08/07(土) 21:47:04.70
エリカ「ふふ…ラフレシア、花びらの舞い!」ひらひら

ブイ太「!?」

唯「また!?」

エリカ「花びらの舞いは高威力の技
早く終わらせたいんですの
次も行きますわよ」

律「まずいぞ唯
次またあの技を食らったら、確実にブイ太は戦闘不能だ!」

240: 2010/08/07(土) 22:28:22.67
唯「大丈夫、りっちゃん!…高威力の分、リスクも高いはずだよ!何か方法はあるよ!」

エリカ(…勘がいいですわねこの子)

律(つーか、唯がリスクって言葉を知ってたのにビックリだ)

エリカ「そう!確かに、花びらの舞いにはリスクがありますわ
ですがそれを知ったところであなたが勝つことはありません!
なぜなら、この一撃で終わりですことよ!!
ラフレシア、花びらの舞い!」ひらひら

唯「来るよ!ブイ太」

ブイ太「ブイ!」ばしぃん

ブイ太「」ばた

242: 2010/08/08(日) 03:38:10.08
エリカ「ふふ…戦闘不能ですわ
さあイーブイを戻し…
!?イーブイがいな…」

唯「ブイ太!今だよ、恩返し!」

ブイ太「ブイ!」だだっ

エリカ「後ろ!?
いけませんわ!ラフレシアよけ…」

ラフレシアは疲れ果てて混乱した!

ラフレシアは混乱している!

エリカ「あっ……」

唯「!
行けえ!ブイ太あ!」がん

ラフレシアは倒れた

243: 2010/08/08(日) 03:46:32.92
エリカ「影分身…ですか」

唯「そうだよ。ラフレシアが攻撃したのはブイ太の分身!エリカちゃんが油断してる間にブイ太が後ろに回る!
いい作戦でしょ~
でもラフレシアが混乱してなかったら勝てなかったけどね…リスクがあるってことに賭けてみたんだあ」

244: 2010/08/08(日) 03:48:57.17
エリカ「ふふ…すごい子ですわ
私負けましたわ
レインボーバッジ、差し上げますわ」すっ

唯「!!
やったあ!レインボーブリッジ、ゲットだよ!」

律「バッジな
とにかく、おめでとう!唯!」

唯「次はセキチクシティだあ!!」

律「がんばるぞぉー!」

唯律「おー!!」

―VSエリカ編完―

245: 2010/08/08(日) 03:53:21.14
おまけ!
律「………」

おとなのお姉さん「あら?このジムはおしとやかな女の子しか入っちゃいけないのよ?」ジー

律「…どういう意味だよ!」


おまけ!!
唯「というか、この章の冒頭の???「ふふ………」ってやつ、エリカちゃんだったんだね」

律「ああ…新しい敵かと期待してたんだけどな」

唯「なんかガッカリだよねえ…」

エリカ「……」ぐす


おまけ!!!
律「つかさ、エリカさんって私達とサキの戦いを見てたってことは私達のあのやり取りも……」

唯「あ…」

唯律「////」

エリカ「キマシタワー」

251: 2010/08/08(日) 09:51:54.13
10章

エリカ「セキチクシティに行くのでしたら、二つ道がありますけど…
あなたたち、自転車はお持ちですか?」

唯「持ってないよお」

エリカ「そうですか
でしたらシオンタウンの南側の道から行ってください」

唯「そっか!ありがとー」ぺこ

律「サンキュー!」

252: 2010/08/08(日) 09:55:37.52
――――――――――――――――――――――
律「ふう…結構歩いたな」

唯「そうだね」

律「……ん?」

???「ああ…なぜお前はそんなに美しいのだ
何度見ても飽きない…
何度見ても美しい…
俺はお前に認められるまで何度でもお前を追いつづけるぞ…!
さあ、行かなくては!」
だっ

???「げふん!」どか

律「…なんだあれ?」

唯「…何かにぶつかったみたい
ちょっと行ってみよう!」

律「ああ(変態にしか見えなかったけどな)」

253: 2010/08/08(日) 10:01:05.47
――――――――――――――――――――――
???「いてて…なんだ?カビゴン?」

カビゴン「zzzz」

???「ん?」

唯「あのー、大丈夫ですか?」

???「!!」ささっ

唯「?」

???「これはこれは美しいお嬢さん、ごきげんよう
さあ、これを」さっ

唯「ふぇ!?バラの花束!?」

254: 2010/08/08(日) 10:03:49.91
???「これは私達が出会った記念に君にあげよう」

唯「あ、ありがとうございます…」

律「つうか、あんた誰なんだ?」

???「む!これはこれはまた美しいお嬢さんだ」

律(なんだコイツ…)

255: 2010/08/08(日) 10:07:12.47
???「では君にも記念に花束を…」さっ

律「……さ、さんきゅー…」

???「ふふふ、挨拶も終わったことだ。自己紹介をしよう」

律(つか、自己紹介までが挨拶だろう)

ミナキ「私はミナキ
この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士であり
そして、スイクンハンターさ!」

256: 2010/08/08(日) 10:09:02.59
唯律「スイクンハンター?」

ミナキ「ああ、スイクンを愛し追いつづける者、それがスイクンハンターさ」

律「つうか、スイクンってなんなんだよ」

ミナキ「なに!?」

257: 2010/08/08(日) 10:11:15.59
ミナキ「スイクンを知らないのか!?」

律「…ああ」

ミナキ「なんと…!
まぁいい。私がスイクンのことを教えてあげよう」

唯「ぜひ、聞きたいです!」

ミナキ「♪」

律(ええ~…)

258: 2010/08/08(日) 10:13:47.22
ミナキ「スイクンとはな、ジョウト地方という所の伝説のポケモンの一匹なのだ」

唯「すごいですね!」

律(!伝説のポケモンか…)

ミナキ「それでな、スイクンは………」

唯「ふむふむ!」

259: 2010/08/08(日) 10:16:04.96
ミナキ「この世で最も美しいのだーーー!!」

律「」

唯「最も!?見てみたい!!」

ミナキ「そうだろ!?」

律(私がこの二人の波長と合ってないだけなのか?)

260: 2010/08/08(日) 10:21:23.09
ミナキ「だがスイクンはあちこちを徘徊していてね、それを追って……
!!」

カビゴン「カンビ!」どがっ

ミナキ「うおっ!?」

唯「あっ!」

ミナキ「いてて…」

唯「大丈夫ですか!?」

ミナキ「ああ…だが何でカビゴンが起きたんだ…
寝てしまったら誰が何をやっても起きないのに…」

律(いや~、お前がうざいからだろ~
明らかにお前に襲い掛かってたし)

261: 2010/08/08(日) 10:25:57.56
カビゴン「カンビ~!」だだだ

唯「あっ!危ない!」

どがあああん!!

唯「ミナキさん!」

ぱらぱら…

ミナキ「ふふ…この程度では私はやられないさ
スイクンハンターの力を見せてあげよう」

262: 2010/08/08(日) 10:28:41.74
ミナキ「ドガース、頼む!」ぽん!

ドガース「ドッドッドガースドドッガド」

律「!
トレーナーなのか!?」

ミナキ「ああ、スイクンを捕まえるためにはポケモンも必要だしね
行くぞ!ドガース、たいあたり!」

律(技がショボい…!!)

263: 2010/08/08(日) 10:33:11.79
カビゴン「カビ!?」

律「お!効いてる!?」

ミナキ「当然さ
私のポケモンは鍛えられたポケモン達ばかりだからね
たいあたりでも相当の威力だよ」

律「そうなのか…」

ミナキ「よし、行け!ドガース、毒ガス!」

ドガース「ドッドッドガースドドッガド」しゅわ~

カビゴン「!?」

唯「なにこれ?」

律「なんかくせえな」

ミナキ「これは毒ガス。人間が吸ったら危険だ
君達は口に何かあてておきなさい」

264: 2010/08/08(日) 10:36:01.29
唯「わかりました!」

律「でもアンタは大丈夫なのかよ!?」

ミナキ「心配には及ばないさ
私は人間じゃないからね」

唯「ええ!?」

ミナキ「ふっ、冗談だよ」

律(どんな冗談だ)

ミナキ「まあ、私は訓練しているから大丈夫さ」

265: 2010/08/08(日) 10:45:28.31
ミナキ「さあ、行くぞ!カビゴン
………む?」

カビゴン「zzz」

唯「あれ?また寝ちゃった」

律「じゃあ一件落着だな」

ミナキ「いや、これは“ねむる”という技だ
体力を回復し、すぐに起きる!」

266: 2010/08/08(日) 10:47:50.48
カビゴン「!!カンビ!」ぱち

ミナキ「ふっ、もうお目覚めか」

唯「でも…すぐに回復されちゃあ勝ち目ないんじゃ…」

ミナキ「いやあるさ」

ミナキ「戻れ、ドガース!」しゅうう

律「なにを?」

267: 2010/08/08(日) 10:51:28.18
ミナキ「さっきみたとおり、ドガースの戦法は毒で相手を弱らせてダメージを与える戦法だからね
すぐに回復されては分が悪いのさ」

唯「でも、回復されるなら同じなんじゃ…」

ミナキ「いいや、違うさ!
マルマイン出番だ!」ぽん!

マルマイン「シュゴー!」

268: 2010/08/08(日) 10:54:41.80
ミナキ「スパーク!」

カビゴン「!?」びりり

ミナキ「スパーク、スパーク、スパーク!」

律「!
そうか!回復するなら回復する暇を与えなければ…」

ミナキ「その通り!
さぁて、止めだ!
10万ボルト!」

マルマイン「シュゴー!」びりりり

どぎゃあん!

カビゴン「!?」

269: 2010/08/08(日) 11:01:10.76
ミナキ「そらっ!モンスターボール!」ぽん ころころ ぴん!

ミナキ「ふっ、ゲットだ」

唯「す、すごい!
カビゴンを圧倒的に!」

ミナキ「ふっ、マルマインはスピードが速いポケモン。一方、カビゴンはスピードがとても遅いポケモンだから、回復する暇を与えずに圧倒できたのさ」

ミナキ「自分と相手のポケモンの相性、そして能力の違い
それで戦法を変えるのが真のポケモンバトルだと私は思うね」

唯「なるほど!なんか深いですね!」

律「……」

270: 2010/08/08(日) 11:03:38.98
律「ミナキさん」

ミナキ「ん?なんだい」

律「ぜひ、私達にそれを教えてください!」

ミナキ「?」

律「私達、強くなりたいんです!どうか…」

唯「りっちゃん…
私からもお願いします!」

ミナキ「………」

271: 2010/08/08(日) 11:44:50.69
ミナキ「断る」

律「ええ!?」

唯「なんでですか!?」

ミナキ「私はスイクンを追うのを疎かにするわけにはいかないからね」

ミナキ「それに、こういうのは自分で見つけるものだよ」

唯律「………」

272: 2010/08/08(日) 11:49:32.68
ミナキ「君達には君達なりの君達だけの君達の戦法がある
それを見つけるのは大変だ」

唯律「………」

ミナキ「でも大丈夫さ
なぜか君達を見てるとできそうな気がするよ
頑張ってくれ」

唯律「は、はい!」

ミナキ「では私は失礼するよ
さらばだっ」だっ

ミナキ「待ってろー!スイクーン!!」

律「なぁんか、やっぱり変な人だったな」

唯「でもすごい人だったよ!
また会えたら、その時までに私達なりの戦法を見つけておこう!りっちゃん」

律「ああ!」

―ミナキ編完―

273: 2010/08/08(日) 11:50:26.59
おまけ!

ポケモンの笛「ミナキェ……」

274: 2010/08/08(日) 11:52:20.00
10章、ミナキ編終わり

なんか番外編みたいになったけど一応10章

ただカビゴンを出させたかっただけ

見てくださった人ありがとうございました

278: 2010/08/08(日) 14:58:15.13
では11章投下しますね

――――――――――――――――――――――
律「着いたぜ、セキチクシティ!」

唯「じゃあ、早速ジムに行こう!りっちゃん」

律「おう!」

279: 2010/08/08(日) 15:00:44.59
――――――――――――――――――――――
律「たのもー!」ばん

唯「あれ?誰もいない…留守かな…?」

律「すいませーん!ジムリーダーさん、いらっしゃいませんかー?」

???「ファファファ、私ならここだよ」

280: 2010/08/08(日) 15:03:28.38
律「えっ!?どこ!?」

唯「りっちゃん!上だよ、上!」

律「!!
すげえ!天井に垂直で立ってる!」

???「ファファファ、お楽しみいただけたかな?」

キョウ「私がセキチクジムジムリーダー、キョウだよ
ジムリーダーでもあり忍者でもあるのさ」

281: 2010/08/08(日) 15:06:42.18
律「忍者?」

唯「だから、天井に立てたんだね!
凄いよ、りっちゃん!本物の忍者だよ!」

キョウ「ファファファ
喜んでもらえて結構だが君達はジム戦にきたのではないのかね?」

律「あっ、そうだった!私が挑戦します!」

キョウ「ファファファ、そうか、ではバトルだ
形式は1対1の一本勝負!
では、行くぞ!ゴルバット!」

282: 2010/08/08(日) 15:09:52.10
――――――――――――――――――――――
凶「」

律「あれ?勝っちゃった…?」

唯「やったね!りっちゃん
ジムリーダーを瞬殺だよ!」

凶「」

凶「わ、私の負けだ。ピンクバッジを受け取るがよい」

律「ん…まぁとりあえず、ピンクバッジ、ゲットだぜ!」

凶「」

283: 2010/08/08(日) 15:13:00.99
――――――――――――――――――――――
律「よし、ジム戦(笑)に勝ったし、次の町に行くか!」

唯「でも、りっちゃん
海を進むしかないよ」

律「…う~ん……
スカイに乗って……とかは無理だよなあ…」

唯「まぁ気長に考えよっか」にへら

律(のんきだなー)

284: 2010/08/08(日) 15:23:53.38
――――――――――――――――――――――
フジ「さて、カツラくん
これが今私が研究しているものだよ」

カツラ「………!これはなんなんですか…ポケモン?」

フジ「ああ、実はコイツは地球に落ちた隕石、グラン・メテオに付与していたウイルスだったんじゃ
それがこのポケモンになったんじゃよ」

カツラ「!つまり…コイツは……!」

285: 2010/08/08(日) 15:26:24.48
フジ「ああ、宇宙から来たポケモンじゃ」

フジ「名を……デオキシス」

カツラ「デオキシス…」

フジ「そうじゃ
いずれコイツはとても強いポケモンになる、とわしは確信している
だがわしだけでコイツを完成させることは無理じゃ
カツラくん、それにはどうしても君の力が必要なんじゃ」

286: 2010/08/08(日) 15:29:09.97
フジ「…いでんしポケモン、ミュウツーを作り出した君の力がな」

カツラ「!
ですが…ミュウツーの二の舞になるだけでは…」

フジ「いや、ミュウツーは上手くできてたさ」

カツラ「でもミュウツーは逃げ出して…」

287: 2010/08/08(日) 15:31:47.52
フジ「どうやら話し合いでは無駄のようじゃの
スリーパー!さいみんじゅつ!」みょーん

カツラ「フジ博士……!?……なにを…」くら

カツラ「」ばた

フジ「ふふふ…」

―VSキョウ編完―

288: 2010/08/08(日) 15:34:13.21
おまけ!
唯「なんか、VSキョウ編ってとこが違和感があるね!りっちゃん」

律「まあな」

唯「というか実は、11章が短いから12章からちょっとだけ持ってきたんだけどね!」

律「そうなのか?」

凶「見えない聞こえない」

293: 2010/08/08(日) 17:54:36.64
――――――――――――――――――――――
7月5日:ここは南アメリカのギアナ。ジャングルの奥地で新種のポケモンを発見

7月10日:新発見のポケモンをわたしはミュウと名付けた

2月6日:ミュウが子供を産む。産まれたばかりのジュニアをミュウツーと呼ぶことに…

9月1日:ポケモン ミュウツーは強すぎる。ダメだ…私の手には負えない!

294: 2010/08/08(日) 18:02:29.65
――――――――――――――――――――――
3月28日:久しぶりの日記だ。今の今までこの日記は放置していた。だが今日は書くことにした。実に興味深いことが起こったからだ。ホウエン地方というところに隕石が落ちた

5月13日:隕石が落ちてから約2か月、ようやく明日、隕石を見に行くことになった

5月14日:隕石の名はグラン・メテオ。私は興味本意で隕石を行っただけだった。しかし、この日から私の運命は大きく変わる

299: 2010/08/08(日) 20:57:23.71
5月15日:結局昨日はすぐに帰った。隕石は思ったほど、大したものではなかったからだ

5月20日:朝、新聞を見ていたらある記事に目がいった。内容は《隕石、グラン・メテオ盗まれた!?》というものだった。私は驚いた。だが別にどうともしなかった

5月27日:隕石が盗まれてから一週間。私をある女性が訪ねてきた。その女性の名はサキ。私に話があるらしい
…話を聞いていると、どうやら彼女が隕石を盗んだらしい。ロケット団といったか、彼女はそれに属しているといった。彼女は帰った。彼女はまた来るといった

300: 2010/08/08(日) 20:58:27.70
7月25日:またあの女性がやってきた。サキだ。今度はこんな話をしてきた。「隕石に興味はないか?」。私は少し興味があった。初めてみた時はどうでもよかったのだが、最近隕石をまた見たいと思っていた。私は「興味がある」と答えた

8月16日:またサキがやってきた。もう慣れていた。ここ最近は私のところによく通っているのだ。いつもと変わらない。だが、サキはいつもと違う話を持ち掛けた。「隕石について研究してみないか?」。私が研究者だということをサキは知っていた。私は断った。だが次のサキの一言で私の考えは変わった

301: 2010/08/08(日) 21:01:01.49
「隕石に未知のウイルスが付与していた。それはポケモンになった」。サキは言った。「宇宙からきたポケモン」と

9月30日:私は初めて宇宙からきたらしいポケモンを見せてもらった。そして、見た途端、私は確信した。このポケモンは凄いポケモンになる、と

302: 2010/08/08(日) 21:01:52.37
2月6日:ミュウツーが逃げ出してから、20年が過ぎた。ミュウツーか…嫌なことを思い出してしまった。だがあえてこれを記念に今日、この宇宙からきたポケモンに名前を付けよう。…DNAポケモン、デオキシス

303: 2010/08/08(日) 21:02:30.79
2月24日:私にある思いがよぎった。だがこれがなんなのかは分からない。だがミュウツーのことなのは分かった

304: 2010/08/08(日) 21:08:06.13
3月7日:デオキシスには様々な能力があることが分かった。まずはフォルムチェンジ。地方によって姿形、能力までもが変わるのだ。これには私もサキも驚かされた。だが私がもっと驚いたことがあった。それはデオキシスの高い念思能力。デオキシスはある特定の物・人・ポケモンを見つけることができた。ふと、私は思った。これでやっと、ミュウツーに……

日記はここで途切れているようだ…

306: 2010/08/08(日) 21:17:49.28
――――――――――――――――――――――
律「スカイ!そこでおうふくビンタ!」

相手のドードリオは倒れた

おや…?

律「おお!」

おめでとう!スカイはニョロゾに進化した

律「よし!やったぜ唯!」

307: 2010/08/08(日) 21:19:30.56
唯「」すぴー

律「って、寝てるし…
まぁいいや
これでスカイも乗れるぐらいには成長しただろ」

唯「そうだね!りっちゃん」

律「うおっ!?いつの間に起きたんだよ!?」

308: 2010/08/08(日) 21:21:53.32
唯「さっきだよ!
スカイ進化したね!おめでとう!
これでりっちゃんも波乗りできるね!私もできるし!ね、ブイ太!」

ブイ太(シャワーズ)「シャララー」

律「いやー、マサキに相談して正解だったな」

唯「うん!」

309: 2010/08/08(日) 21:28:16.41
――――――――――――――――――――――
律「じゃあ、行くか~」

唯「待って!りっちゃん
いくらポケモンに乗るからって、この格好で海に入るの!?」

律「え…あ、そうだな
濡れるし……水着に着替えてくか?」

唯「うん!スク水がいい!」

律「ええ…?」

310: 2010/08/08(日) 21:30:48.82
――――――――――――――――――――――
唯「よさこい!」ふるふる

律(恥ず…)

唯「よし、行こう!りっちゃん」

律「ああ…」

ちゃぷん

唯「うう~気持ちいい~」ぷかぷか

律「そうだな~
ってなんだ?島が見えるぞ」

唯「本当だね!りっちゃん」

311: 2010/08/08(日) 21:32:58.05
――――――――――――――――――――――
唯「なんだろ?ここ」

律「ううっ!なんだか寒いな
水着だし余計に…」ぶるぶる

唯「ん?なにかいるよ」たたっ

律「鳥…?」

唯「こんな寒い所で平気なのかなあ?」

312: 2010/08/08(日) 21:35:20.40
???「…」じと

律「うわ、こっち向いたぞ」

唯「やっぱり寒いんだね!」

???「ギショー!!」ばささ

律「って襲ってきたあ!?」

唯「元気だね!」

313: 2010/08/08(日) 21:59:11.23
律「ヒート、頼む!」ぽん!

ヒート「ヒヒーン」

???「」ぎろ

ぶおおおお!!

律「うお!?」

唯「すごい風…!」

ヒート「ヒヒーン!」がんっ

ヒートは倒れた

律「ヒート、戻れ!
なかなかやるな!コイツ」

唯「私も戦うよ、りっちゃん!」

314: 2010/08/08(日) 22:02:04.59
律「いや、いい!」

唯「ふぇ!?」

律「いや、なんか分かってきたんだ」

唯「なにが?」

律「ミナキさんの言葉さ!」

唯「!」

律「“自分と相手の能力”か…
コイツは、鳥ポケモンだ
鳥ポケモンは空中戦が得意
だがこの洞窟だ。空中戦もくそもねえ!」

315: 2010/08/08(日) 22:05:23.91
律「それを利用して、あいつを追い込む!
ランス、どくばりだ!」

ランス「ガウッ」ぢぢぢぢぢ

???「」じり…

律「追い詰めたぜ!
今だ、ランス!とっしん!」どがん

???「!?」

律「よっしゃあ!」

唯「凄いよ!りっちゃん」

???「キショーーー!!」ばささっ

律「!?」

316: 2010/08/08(日) 22:07:34.79
???「ピショー!」ばささっ

唯「あ…」

律「飛んでっちまった……ん?誰か来たぞ」

???「おーい、フリーザー!フリーザーちゃあん
出てくるじゃあん!
…ん?」

唯律「…」

319: 2010/08/09(月) 08:00:03.41

???「お前たち、なんなんじゃん?そんな格好で何してるじゃん?」

律「いや~、ちょっと海を渡ってたから…」

???「ふうん」

チャクラ「で、オイラはチャクラっていうんじゃん?
お前らフリーザーを見なかったじゃん?」

320: 2010/08/09(月) 08:02:06.29
唯「フリーザー?」

チャクラ「なんだ、知らないじゃん?
フリーザーっつうのは水色のデカイ鳥ポケモンのことじゃん?」

律「それならさっき、あっちに飛んでったぞ」

唯「フリーザーっていうんだねえ」

チャクラ「なっ!?マジじゃん!?
それを先に言えじゃん!」

321: 2010/08/09(月) 08:06:20.34
チャクラ「じゃオイラ行くじゃん」

律「まてよ!なんでそのフリーザーとやらをそんな一生懸命に探してるんだ?」

チャクラ「なんでって…
そりゃフリーザーは伝説のポケモンですからー!」

律「伝説のポケモン?」

チャクラ「そうじゃん
んじゃオイラは行きますからー
じゃあな!ぺったんず!」たたっ

律「ナニモキコエナカッタ」

唯「あ、行っちゃった」

律「(気にしてないのかよ)…伝説のポケモンか、ミナキさんもなんか言ってたな」

唯「あとで、マサキさんに聞いてみよう!」

律「そうだな」

322: 2010/08/09(月) 08:09:31.67
――――――――――――――――――――――
律「ふう…着いたな!グレンタウン!」

唯「うわー!火山だよ、りっちゃん!」

律「迫力あんなぁ…
っと、まずはポケモンセンターに行って、着替えてマサキに連絡だな」

唯「なんでマサキさんに連絡?」

律「忘れたんかいっ!」

323: 2010/08/09(月) 08:16:01.25
――――――――――――――――――――――
律「何度もすまないな、マサキ」

マサキ「なんや?またなんか用かいな」

律「ああ、伝説のポケモンについてなんだけど」

マサキ「伝説のポケモンか
…伝説のポケモンっちゅうのはな
その名の通り、伝説になってるポケモンのことや
このカントーでは今のところ、4匹が確認されとる
そのうち3匹が鳥ポケモンや」

324: 2010/08/09(月) 08:18:12.55
唯「あ、フリーザーっていうポケモンもそうだよね?」

マサキ「なんや、知っとるやないか」

律「それだけな」

マサキ「んでな、今言ったフリーザーと雷の鳥サンダー、炎の鳥ファイヤーがおる
あと、1匹ゆうが…」

どがん!!

325: 2010/08/09(月) 08:19:42.58
唯律マサキ「!?」

マサキ「な、なんや!?」

唯「す、すごい音がしたよ!?」

律「外からか!?唯、外を見に行こう!
とりあえず切るぞマサキ」

マサキ「なっ…」ぴっ

326: 2010/08/09(月) 08:21:14.18
――――――――――――――――――――――
唯「………りっちゃん、なにあれ?」

律「わかんねえ…
ポケモンか…?」

???「………」しゅっ

唯「あっ…」

律「行っちまった…」

328: 2010/08/09(月) 09:10:44.01

もうデオキシスが完成する…!」

カツラ「」ゆらゆら

フジ「ふふ…」

がしゃん!

フジ「!!」

デオキシス「…」

329: 2010/08/09(月) 09:16:24.14
フジ「おお!デオキシス…!
ついに完成したぞ!こいつさえいれば…
再びミュウツーを……」

デオキシス「…」しゅる

どがん!

フジ「おっと…
まだ野生と同じだな
とりあえず…
スリーパー、さいみんじゅつ!」みょーん

デオキシス「」くら

330: 2010/08/09(月) 09:19:30.47
フジ「さて、ボールを…」ぽん ころ ころ ころ ぴん!

フジ「ふ…出でよ、デオキシス!」ぽん!

デオキシス「…」

フジ「さぁ、我がミュウツーを探すんじゃデオキシス」

デオキシス「…」しゅっ

フジ「ふふ…」

331: 2010/08/09(月) 09:27:18.35
――――――――――――――――――――――
律「なんだったんだ?さっきの…」

唯「わかんない…でもヤマブキシティの方へ飛んでいったね」

律「よし、行ってみよう!」

マサキ「待ちや!」

律「!マサキ!」

唯「どうしたんですか?」

マサキ「どうしたもこうしたもないわ
あんなことがあったら誰でも飛んでくるわ!」

332: 2010/08/09(月) 09:30:13.76
律「飛んできたって…マジで飛んできたな」

マサキ「ああ、ピジョットや
なぁにこいつでハナダからここまでちょちょいや
で、さっきの音はなんやったんや?」

律「わかんねえけど、いきなりポケモン?があらわれて」

唯「ヤマブキシティの方へ飛んでいったんだよ」

マサキ「よっしゃ!なら今すぐ行こうや!ヤマブキシティへ!」

唯「うん!」 律「おう!」

333: 2010/08/09(月) 09:32:45.65
――――――――――――――――――――――
フジ「ふ…デオキシスが誕生した今、コイツはもう役立たずだな
ここへ置いていくか
エアームド!そらをとぶ!」ばさばさ

――――――――――――――――――――――
カツラ「うぅ…くっ…私は…
ここは……?」

334: 2010/08/09(月) 09:34:18.15
カツラ「そうだ、デオキシスが誕生してしまった………
さいみんじゅつをかけられていたようだが、記憶はある
く……フジ博士が…馬鹿な…!
いや、ここにいても仕方がない!
フジ博士を止めなくては!」

335: 2010/08/09(月) 09:37:01.42
――――――――――――――――――――――
サキ「サカキ様」

サカキ「なんだ?」

サキ「たった今、グレンタウン上空にデオキシスと思われる反応が…」

サカキ「なんだと?
では、フジ博士が完成させたのか」

サキ「はい、恐らく…
そして、デオキシスはここ、ヤマブキに向かってきています」

サカキ「ふ…いよいよか」

サキ「はい」

336: 2010/08/09(月) 09:40:28.15
サカキ「チャクラとオウカは?」

サキ「オウカはジョウトに出張しています。チャクラについては所在は不明です」

サカキ「そうか
チャクラはまたどこかフラついているんだろう
気にすることはない
あの二人なしでも作戦は施行できる
準備にとりかかれ」

サキ「はっ、かしこまりました」かつかつかつ

サカキ「くく…
さぁ、どうする?琴吹社長」

341: 2010/08/09(月) 22:03:21.10

マサキ「着いたで
ヤマブキシティや」

唯「うわあ!大都会!」

律「そういや、ムギのお父さんの会社の本社がここにあったな」

唯「うん、あれだよ!あのビル!高いなあ
…あ、そういえば私のお父さんとお母さん、ここで働いてるんだっけ…今はマサラに帰ってるけど」

律「マジで!?いいなあ、エリートじゃん
唯は両親、どちらにも似なかったんだな」

唯「それどうゆう意味~?」ぶー

342: 2010/08/09(月) 22:06:03.73
マサキ「!?
ふ、二人とも!あれ見てみ!」

唯律「?」

唯「あっ!」

律「あれは…」

唯律「ロケット団!?」

律「なんでロケット団がここに…?」

マサキ「見や!あんたらがさっき言ってたシルフカンパニーに入ってくで!」

唯「ほんとだ…」

律「とりあえず、中へ入ってみよう!」

343: 2010/08/09(月) 22:09:07.38
――――――――――――――――――――――
サキ「フンフフフ、戻ったか」

フジ「ああ」

サキ「ご苦労だったぞ
それで、デオキシスは?」

フジ「ここだよ
出でよ、デオキシス!」ぽん!

デオキシス「…」

サキ「フンフフフ、調子はどうだ?」

フジ「いい調子じゃよ、こんな感じでな」

サキ「?」

344: 2010/08/09(月) 22:11:54.52
フジ「デオキシス、アタックフォルム」うぉん

サキ「!
なんと…姿が…!」

フジ「ああ、こいつの地方によって姿形・性能が変わる能力、フォルムチェンジだ」

サキ「フンフフフ、フォルムチェンジか
実に興味深いな」

345: 2010/08/09(月) 22:14:53.41
サキ「アタックフォルムと言ったな。攻撃に特化でもしているのか?」

フジ「その通りじゃ」

サキ「フンフフフ、素晴らしいポケモンだな」

フジ「…それで、サカキ様はデオキシスを何に使う気なんじゃ?」

サキ「シルフカンパニーを征服することだ
この間のマスターボールの交渉は成立しなかったからな
フンフフフ、無理矢理にでも手に入れるのさ」

フジ「そうか」

346: 2010/08/09(月) 22:23:46.02
フジ「サキ、お前は何をするんじゃ?」

サキ「ああ、サカキ様直属の親衛隊だからな
サカキ様の護衛をするのさ
いざという時のためにな」

フジ「…お前じゃ役不足じゃな」

サキ「フンフフフ、なにが言いたいんd」

フジ「…デオキシス」

デオキシス「…」ぐさっ

サキ「!?
な…なにを!?」

フジ「ふふお前がいては面倒じゃからな
始末しておくのさ」

サキ「貴様…!」

フジ「デオキシス、ばかぢから」どがん

サキ「」ばた

フジ「ふふふ…」

347: 2010/08/09(月) 22:27:19.07
――――――――――――――――――――――
マサキ「見たか?今の…」

律「…ああ。でもなんでフジさんが…
しかも、さっきのポケモンも一緒だ…」

唯「とりあえずついて行ってみようよ
ここで言ってても無駄なだけだし」

律「そうだな」

マサキ「しかし、あれがフジ老人か…
温厚そうなじーさんやけどな…」

唯律「………」

353: 2010/08/10(火) 06:30:11.24
――――――――――――――――――――――
サカキ「さぁ琴吹社長
ご決断願いたい
私と組むか、組まないか」

琴吹社長(以下:社長)「何度も言っているだろう
マフィアなどとは組まないと」

サカキ「…ではこうしましょう
組まなくてもいい
シルフカンパニーで開発中のマスターボールをくれれば、それでね」

354: 2010/08/10(火) 06:33:34.26
社長「やはり目的はそれか
あれはダメだ
お前たち悪党の手に渡ったらどうなるか…」

どがん!

社長「!?」

サカキ「来たか、フジ」

フジ「はい
デオキシスも連れて来ました」

サカキ「サキは?」

フジ「……分かりませんが、侵入者の確認でもしているのでしょう」

サカキ「そうか」

355: 2010/08/10(火) 06:36:11.53
フジ「では早速…
デオキシス」

デオキシス「…」しゅび

フジ「マスターボールはそこですね」

サカキ「ふ…」

社長「!!なぜ分かった!?やめr」

フジ「引っ込んでろ
デオキシス!」

デオキシス「…」どがっ

社長「!!」ばんっ!

社長「ぐはっ!」

356: 2010/08/10(火) 06:39:43.49
サカキ「よし、マスターボールが手に入ればそいつは用済みだ
シルフカンパニー征服もすぐだろう
後は頼んだぞ、フj…
!?」ぐさ

デオキシス「…」

サカキ「フジ…!お前…」

フジ「貴様も用済みだよ
シルフカンパニー征服など興味はない
私はマスターボールさえ手に入ればそれでいいのさ」

サカキ「ぐ…」

357: 2010/08/10(火) 06:43:29.06
フジ「ここまでご苦労だったな
デオキシス、やれ」

ばたん!

律「やめろおおおお!!」

フジ「!」

律「ランス、とっしん!」

フジ「…デオキシス、ディフェンスフォルム」

がきぃん!

律「大丈夫か!?おっさん!」

サカキ「……ぐ、お前たちは」

唯「あ!通りすがりのトレーナー!?」

サカキ「ふ、久しぶりだな」

358: 2010/08/10(火) 06:44:55.41
唯「しゃ、しゃべらないで!安静にしてないと…」

律「マサキ!おっさんを安全なところへ!」

マサキ「わかったで!
ピジョット、そらをとぶや!」ばさばさばさ

359: 2010/08/10(火) 06:48:51.90
フジ「……」

フジ「久しぶりじゃな
律くん唯くん」

律「フジさん…!」

唯「どうして!?
どうして、こんな酷いこと…!」

フジ「ふ…話す必要はないよ
じゃあ、わしは行く所があるのでな
さらばじゃ」

律「待てよっ!?」

フジ「デオキシス」

デオキシス「…」ぶぉわああああ!!

律「!?」

唯「すごい風…!
前が見えない……」

360: 2010/08/10(火) 06:56:55.17
律「消えた……!」

――――――――――――――――――――――
マサキ「大丈夫か?おっさん」

サカキ「む…
ここは…?」

マサキ「ポケモンセンターや」

サカキ「……く、行かなくては」

マサキ「!
ま、待てや!どこ行く気や!そんな怪我で!」

サカキ「フジを放っておくわけにはいかまい」

マサキ「…おっさん、気になってたんやけど……その胸のマーク…」

サカキ「ああ、私はロケット団の首領だ」

マサキ「な!?やっぱりかいな!」

361: 2010/08/10(火) 07:01:07.94
マサキ「しかも首領て…
なおさら、行かせるわけにはいかん!」

サカキ「ふ…別に今から行くのは、ロケット団としてではない。一人のトレーナーとして、フジを止めに行くのだ」

マサキ「な、なんやて?」

サカキ「フジはある場所に向かっている
ある場所とはハナダ洞窟」

マサキ「ハナダ洞窟…」

サカキ「そこで、フジはミュウツーを捕まえる気だ」

マサキ「なんやて!?」

362: 2010/08/10(火) 07:22:54.70
――――――――――――――――――――――
律「くそ…どうしてだよ
なんでフジさんがあんな…
親切な人だったのに…!」

唯「りっちゃん…」

律「く…」

唯「きっと、何か理由があるんだよ!そうじゃなきゃ、あの親切だったフジさんがこんなことするわけないよ!」

???「私もそう思う」

律「!」

363: 2010/08/10(火) 07:26:34.68
すいません、外出しなくちゃいけないんで朝はここまで

というか、書き溜めた分が尽きそう…今までは書き溜めてあったから早く投下できましたが
これからは書き溜めながらやってくんで
少し遅くなりそうです

とりあえず今日中に書き溜めた分は全部投下します

では、見てくださった人ありがとうございました

367: 2010/08/10(火) 17:18:49.71
唯「誰…?」

カツラ「私はカツラ
フジ博士の研究仲間だ」

唯「私は唯です」

律「律です」

カツラ「そうか、よろしく」

唯「あの…カツラさん、研究仲間って…?」

カツラ「ああ、私とフジ博士はポケモン研究者なんだ」

唯「フジさんが研究者…(研究者ってなんだっけ……)」

カツラ「ああ」

律「カツラさん、研究仲間ってことはフジさんのことなにか知ってますか?」

カツラ「ああ、知っている」

368: 2010/08/10(火) 17:21:34.39
カツラ「そして、さっき私が言った、『私もそう思う』の答え、つまりなぜこうなってしまったかも確かではないが分かる」

唯「!」

律「本当ですか!?ぜひ教えてください!」

369: 2010/08/10(火) 17:27:16.82
――――――――――――――――――――――――
マサキ「ミュウツーってあのミュウツーか?」

サカキ「ああ、いでんしポケモン、ミュウツー
最強の伝説ポケモン
ふ…知っていたのか」

マサキ「ああ、わいはカントーのことは大体知っとるからな」

サカキ「ほう、ではミュウツーを誰が作ったかは知っているか?」

マサキ「……あんたら、ロケット団や」

370: 2010/08/10(火) 17:27:52.69
サカキ「…ほう。まぁ正解といえば正解だ
だが詳しく言うと
作ったのはフジ博士だ」

マサキ「な……!」

サカキ「そして、先程のフジが持っていたポケモン、デオキシスもフジが作った
これがどういうことか分かるな?」

マサキ「フジ老人は…ロケット団に…」

371: 2010/08/10(火) 17:29:07.02
サカキ「ふふふ
そうだ。だがフジ本人はミュウツーを作った時はロケット団の存在を知らなかったがな
フジの研究所に私の部下を送り込んでいたのさ
フジが正式にロケット団に入団したのはミュウツーを作った後のことだよ」

マサキ「…フジ老人がロケット団の研究員ゆうんは分かった
でも、ひっかかることが幾つかあるんや」

サカキ「なんだ?」

マサキ「なぜ、フジ老人は首領のあんたに攻撃したのか
そもそもあんたがミュウツーを捕まえるように言ったんやないか?
それを止めにいくあんたの気も分からん!分からんことばかりや!」

サカキ「ふん、それを全部つなげてみれば答えが見つかるんじゃないか?」

マサキ「?
………………!あ…」

サカキ「ふ、分かったようだな」

372: 2010/08/10(火) 17:30:41.32
マサキ「フジ老人があんたを」

サカキ「ロケット団を裏切った、そうゆうことだ」

マサキ「…」

サカキ「さっき、フジ博士がミュウツーを作ったことを話したな?
ミュウツー完成後、なにがあったか知っているか?」

マサキ「…ミュウツーは逃げたんや」

サカキ「そう、ハナダ洞窟にな」

373: 2010/08/10(火) 17:31:53.33
サカキ「そしてフジ博士はデオキシスを作り、今デオキシスを連れハナダ洞窟へミュウツーを捕まえに行っている」

マサキ「…!
ふ、フジ老人は……ミュウツーを再び自分の物にしようと……つ、つまり…」

サカキ「ああ、これは推測だがミュウツー、デオキシスを使い、世界を………」

マサキ・サカキ「征服しようとしている!!」

374: 2010/08/10(火) 17:37:19.57
サカキ「……」

マサキ「…どしたんや?」

サカキ「やはり気が変わった」

マサキ「?」

サカキ「私はさっき一人のトレーナーとしてフジを止めると言った。それは世界の征服をただ世界の一人の人間として言ったんだ。だが話していて思った」

マサキ「……」

サカキ「ロケット団首領として私のロケット団が征服するべき世界を奪われるわけにはいかない」

マサキ「って、なにさりげなく世界を自分のもんにしてんねん!しかも悪い方に気が変わっとるやないか!」

サカキ「…………話は終わった
では、私は行く」

マサキ「ま、待てや!」

375: 2010/08/10(火) 17:38:38.34
マサキ「それを聞いてもお前が行っていい理由にはならん!
もしフジ老人の野望を阻止したとしても、今度はロケット団が世界を…」

サカキ「では…」

マサキ「…?」

サカキ「この私を止められるか…!!!」ぎろ

マサキ「…!」

376: 2010/08/10(火) 17:39:58.06
サカキ「私を止められるかと聞いているんだ…!」ぎろり

マサキ「…うぐ…」じり…

サカキ「ふん!」どが

マサキ「ぐわっ!」がしゃん!

サカキ「………(せめてもの憐れみだ…)ついでに言っておこう、シルフの方はもう警察やらは来ているだろう………
さらばだ…!」たったった

377: 2010/08/10(火) 17:41:45.42
マサキ「うぐ…
………」


サカキ《シルフの方はもう警察やら…》


マサキ「……そうか……」

マサキ「待っててな!唯はん、律はん」ぽん!

ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ

378: 2010/08/10(火) 18:05:26.92
――――――――――――――――――――――
律「…つまり、フジさんを止めないと…」

カツラ「世界が征服される。フジ博士によって」

カツラ「……私も催眠術をかけられていたとはいえ、デオキシスを作ってしまった…
そしてミュウツーも…」

カツラ「このことは私が片を付けなければいけない
たとえ、フジ博士を頃してでも、私が氏んでも
……フジ博士を止めなければ……!!
それでは私は急がなければいけない!
ウインディ頼むぞ!」たったった

379: 2010/08/10(火) 18:06:55.29
唯「………」

律「唯…」

唯「分かってるよ、りっちゃん!
あんな話聞かされたら行かないワケにもいかないしね!」

律「よし、行こう!」

384: 2010/08/11(水) 10:05:48.81
――――――――――――――――――――――
フジ「ふむ、流石にそう簡単には見つからないか
…だが私にはこいつがいる
さあ、デオキシスよ
ミュウツーはどこに隠れている?」

デオキシス「…」しゅび

フジ「ふ、そっちか」

385: 2010/08/11(水) 10:08:09.93
―――――――――――――――――――――――
たったった

カツラ「ウインディ、ありがとう
戻ってくれ」しゅうう

カツラ「さて、早くフジ博士を止めなくては!フジ博士がミュウツーを手にするより前に!」だだっ

386: 2010/08/11(水) 10:14:14.01
唯「カツラさん!」

カツラ「!
君達か…」

律「私達も一緒に行きます!カツラさん!」

唯「私達も、フジさんを放っておけません!」

カツラ「……わかった
よし、ならば急ぐぞ!」

唯律「はい!」

387: 2010/08/11(水) 10:16:16.65
―――――――――――――――――――――――
フジ「………見つけたぞ」

ミュウツー「……」

フジ「ミュウツー、久しぶりだな。お前を忘れたことはひと時もなかった」

ミュウツー《ふ…フジ、博士か》

フジ「!
テレパシーか…ちょうどいい、言葉が通じるなら話しやすい」

ミュウツー《なんだ?》

388: 2010/08/11(水) 10:18:00.10
フジ「お前は私のものだ
私がお前の創造主。マスターだ
さあ、今一度私の元へ戻ってこい」

ミュウツー《…》

フジ「ふ、まぁいい
お前が何と言おうと、思おうと、お前は私に捕まる
逃げられないさ」

389: 2010/08/11(水) 10:20:48.87
ミュウツー《なに?》

フジ「これだ」かちゃ

ミュウツー《なんだそれは?》

フジ「マスターボール。シルフ社によって作られた、ポケモンを絶対に捕獲できるボールだ
これで、お前を…」

フジ「観念しろ、ミュウツー
お前は私のものだ」かちゃ

390: 2010/08/11(水) 10:25:24.70
サカキ「そこまでだ」

フジ「!?
……サカキ、貴様なんで……」

ミュウツー《私を作り上げたうちの一人、ロケット団首領サカキか…》

391: 2010/08/11(水) 10:27:47.63
サカキ「ふ、紹介ありがとうよ、ミュウツー」たっ

フジ「……止めにきたのか?だったら無駄だ
お前は私を止められない」

サカキ「どうかな?」

フジ「デオキシス」

デオキシス「…」さっ

サカキ「サイドン、頼むぞ」

サイドン「サイドーン!」

392: 2010/08/11(水) 10:42:08.69
フジ「デオキシス、アタックフォルム」

デオキシス「…」うぉん

サカキ「!
それがフォルムチェンジか」

フジ「デオキシスは強い
お前ごときでは勝てないさ」

393: 2010/08/11(水) 10:47:39.51
サカキ「…やってみないと分からん
サイドン、じしん!」

どどどど……

デオキシス「!」

フジ「ほう、なかなかの威力だ
だがまだまだだな
デオキシス、面倒だ
一気に畳み掛けろ
サイコブースト…!!」

デオキシス「…」こおおお

394: 2010/08/11(水) 10:51:59.36
サカキ「なんだ…その技は……」

ぴかっ

どがああああああ!!

サイドン「!?」

サカキ「ぐあっ!?」

どがらがっしゃん!!

フジ「ふ、あっけないな
ロケット団首領と言ってもこんなものか」

サカキ「」

395: 2010/08/11(水) 10:56:44.25
フジ「ふ…
邪魔物もいなくなった
さあミュウツー、私のものとなれ」ぽん

ミュウツー《!》かちっ

ころ、ころ、ころ、ぴん!

フジ「ふふ…はははは……ふはは…ふはははははははははは!!」

フジ「ミュウツー…ゲットだ…!!」

396: 2010/08/11(水) 11:01:58.43
カツラ「な…なんてことだ……
ミュウツーが…」

フジ「!
カツラくんか、それと唯くん律くん」

カツラ「…もう、間に合わない……」

律「カツラさん、しっかりしてください!
まだ止められます!希望をもって!」

カツラ「!
ああ、すまない
そうだな、私達でフジ博士を止めるんだ!」

唯律「はい!」

397: 2010/08/11(水) 11:05:53.40
フジ「ふ、無理だな
私どころか、デオキシスを止めることも不可能だろう」

デオキシス「…」さっ

カツラ「くっ…
唯くん、律くん
デオキシスは私が相手をする!君達はフジ博士を」

唯「はい!」

398: 2010/08/11(水) 11:15:22.35
デオキシス「…」

カツラ「…ギャロップ、頼む」

ギャロップ「ヒヒーン!」

399: 2010/08/11(水) 11:19:21.62
―――――――――――――――――
フジ「ふ、私の相手は君達か」

律「フジさん…なんでこんなこと…」

フジ「答える謂れはないさ
スリーパー、エアームド、頼むぞ」

スリーパー「…」

エアームド「きしゃー!」

400: 2010/08/11(水) 11:37:19.22
唯「りっちゃん」

律「ああ、唯
タッグバトル…私の背中は預けたぜ!唯
一緒にフジさんを止めるぞ!」

唯「うん!」

律「行け、ヒート!」

ヒート「ヒヒーン!」

唯「ピッ太、お願い!」

ピッ太「ピッ!」

402: 2010/08/11(水) 11:40:55.46
フジ「スリーパー、サイコキネシス!
エアームド、エアカッター!」

ピッ太「!?」ぎゅいーん

ヒート「ヒン!?」ざきざき

唯「ピッ太!?」

403: 2010/08/11(水) 11:41:25.64
律「ひるむな、ヒート!
スリーパーにかえんぐるま!」

スリーパー「!?」

ピッ太「ピッ!」ぽたり

唯「あ、ありがとう!りっちゃん」

律「いいってことよ!
よし、決めるぞ!唯」

404: 2010/08/11(水) 11:45:22.74
唯「うん!ピッ太、コメットパンチ!!」

律「ヒート、フレアドライブ!!」

どがああああああん!

スリーパーは倒れた

エアームドは倒れた

フジ「…中々やるようだな」

律「へへん!どうだ!」

405: 2010/08/11(水) 11:49:04.32
フジ「だが本番はこれから…
ミュウツー、頼むぞ」

ミュウツー《…》

409: 2010/08/12(木) 03:17:25.63
――――――――――――――――――――――
デオキシス「………」

カツラ「ギャロップ、メガホーン!」

ギャロップ「ヒヒーン!」どがっ

デオキシス「!!」ばん

効果は抜群だ!

410: 2010/08/12(木) 03:18:57.98
デオキシス「…」しゅわあああ

カツラ「!
なんと、自己再生能力も持っているとは…」

デオキシス「…」しゅびっ

ギャロップ「!?」がしっ

どがん!

カツラ「ギャロップ!」

ギャロップ「」

ギャロップは倒れた

411: 2010/08/12(木) 03:20:07.78
カツラ「戻れ!
ウインディ、頼むぞ!」ぽん!

ウインディ「ガウ!」

デオキシス「…」しゅびっ

カツラ「ウインディ、かみつくで腕を制せ!」がぶっ

デオキシス「!?」

カツラ「ほのおの牙だ!」こおあああ

412: 2010/08/12(木) 03:22:19.28
がぶっ

デオキシス「!!」

カツラ「そのままラッシュだ!!
フレアドライブ!大文字!!」

どがっ!

デオキシス「!!」

ぼおおお!!

デオキシス「!?」どがん

ウインディ「ガウ!」がしぃ

413: 2010/08/12(木) 03:23:51.33
カツラ「ディフェンスフォルムになっても無駄だ
このラッシュ、防御を高めても無意味」

デオキシス「…」

カツラ「……デオキシス、お前は確かにフジ博士に作られた
だが、催眠術をかけられていたとは言え私もお前を作ったうちの一人
少なからずお前に情がある
今ならまだ間に合う……フジ博士の元へ離れ野生に…」

デオキシス「…」

414: 2010/08/12(木) 03:26:29.01
――――――――――――――――――――――
フジ「さあ、何体でもかかってこい
そうじゃないと、すぐに負けるぞ?
ミュウツー、サイコカッター」

ミュウツー《…》かちゃ

だだっ

415: 2010/08/12(木) 03:27:02.29
唯「くるよ、りっちゃん!」

律「ああ!ヒート、気をつけ…」

どがん!

ヒート「!?」じゃきぃん!

ヒートは倒れた

ミュウツー《…》

律「な…!は、早い!」

フジ「だから言っただろう
さぁ、残るポケモンを全部出すことだな」

416: 2010/08/12(木) 03:28:29.58
律「く…言われなくても…!
ヒート、戻れ!
行け、ランス!スカイ!」

唯「行って!ブイ太!
ピッ太もまだ頑張って!」

ランス「ぐるる」

スカイ「にょろっ」

ブイ太「しゃらら~」

ピッ太「ピッ!」

417: 2010/08/12(木) 03:30:27.26
フジ「ミュウツー、スピードスター!」

ミュウツー《…》しゅららららら

律「くる……!!」

かっかっか!ばきぃ!

フジ「?」

ミュウツー《…》

唯「!?」

律「な、なんだ!?
スピードスターが弾きとばされ…」

カモネギ「カモ!」

唯「カモ…ネギ?」

418: 2010/08/12(木) 03:33:16.35
律「コイツがスピードスターを……って一体だれの…」

マサキ「いや~、遅れてしもたわ~」

唯「あっ…!」

律「マサキ!?
お前、なんで…」

マサキ「なんで…って世界の危機……いいや、友人の危機や!助けにこん方がおかしいやろ!」

唯「マサキさん…」

419: 2010/08/12(木) 03:36:25.21
律「つうか、おっさんは大丈夫なのか?」

マサキ「サカキか、それならここに来てるはずやけど」

唯「え…」

律「あんな怪我でかよ!?」

マサキ「あ、ああ
わいも止めたんやけど
逃げられてしもたさかい
でも来とらへんみたいやな」

フジ「サカキなら私が倒したよ」

唯律「!!」

420: 2010/08/12(木) 03:38:30.31
マサキ「な、なんやて!?」

フジ「今頃、瓦礫の下敷きになっているだろう」

マサキ「むごいやっちゃで……」

フジ「ふ、アイツはロケット団首領。そのくらいの処罰を受けてもいいと思うがな」

421: 2010/08/12(木) 03:41:25.49
マサキ「……そうや
あんたに確認したいことが…あんた、なんでロケット団を裏切ってまでミュウツーを捕まえたんや?やっぱり世界を征服するためか?」

フジ「ふ、そうだ
私は絶対的な力が欲しかった
元々ミュウツーを作った理由もそれだ」

422: 2010/08/12(木) 03:43:13.18
マサキ「そうかいな
なら、食い止めなあかんな
唯はん、律はん、行くで!」

律「ってマサキお前戦えるのか?」

マサキ「昔、トレーナーとしてポケモンリーグ優勝を夢見て修行してた時もあったんや
少なくとも、律はん達ぐらいの実力はあるで」

律「そうだったのか」

唯「頼りになります!」

423: 2010/08/12(木) 03:45:42.34
マサキ「ほんじゃ行くで!
ナッシー、カモネギ頼む!」

ナッシー「ナッシー!」

カモネギ「カモ!」

フジ「ふ、ミュウツー
サイコウェーブ」

ミュウツー《…》うぉおん

律「!?
なんだ…?」

424: 2010/08/12(木) 03:48:15.89
マサキ「!!
あかん!ナッシー、戻れ
律はん達もポケモンを一匹だけにするんや!」

律「な、なんで!?」

マサキ「早う!」

律「わ、わかった!ランス、戻れ」しゅうう

唯「ブイ太、戻って!」

425: 2010/08/12(木) 03:50:47.48
うぉああああん

スカイ「にょろっ!?」

ピッ太「ピッ…」

カモネギ「カモ…」

律「スカイ、大丈夫か!?」

唯「ピッ太も……」

マサキ「大丈夫や。ダメージを最小限に抑えられたからな
今のはサイコウェーブ、相手のポケモンの数が多いほど威力が上がる技や」

唯「それで…」

426: 2010/08/12(木) 03:52:29.23
フジ「ほう、よく知っているな」

マサキ「当たり前や!
ミュウツーのこと調べてたから遅くなったんやしな!」

律「そうだったのか!」

唯「マサキさん、色々とありがとう」

マサキ「お安いこっちゃ!世界の命運がかかってるんや!」

427: 2010/08/12(木) 03:55:00.79
フジ「……なら、これはどうだ?」

マサキ「?」

フジ「ミュウツー、波動弾」

ミュウツー《…》ずだん!

マサキ「!?
かはっ!!」びゅわん!

428: 2010/08/12(木) 03:59:14.34
唯「マサキさん!!」

律「てめえ!トレーナーに当てるなんて…!!」

唯「りっちゃん!マサキさんが瓦礫に…」

律「…!!
今、助けに…」

ミュウツー《…》すっ

律「!!」

429: 2010/08/12(木) 04:00:35.59
フジ「行かせないさ
それに行っても無駄だろう
もう命はないさ」

律「く…
てめえは、私が倒す!!!」

433: 2010/08/12(木) 21:50:23.36
律「スカイ、みずでっぽう!」ぶしゃああ!

フジ「ミュウツー、サイコウェーブ」

ミュウツー《…》うぉああああん

ぱぁん!

律「スカイ、怯むな!
冷凍ビーム!」

ミュウツー《!》ぱきぃ

434: 2010/08/12(木) 21:51:16.19
フジ「ほう、ミュウツーに攻撃を当てるとは…
だがそんなあてずっぽうでは勝てんぞ」

律「うるせえ!!
よくも…おっさんやマサキを……
こんなことして、お前の良心は痛まないのかよ!」

フジ「ふ、さて?
人間の命の一つや二つ失った程度で何を怒っているんだ?」

ミュウツー《…》

律「てめえ…!」

435: 2010/08/12(木) 21:52:43.88
唯「りっちゃん」

律「…唯?」

唯「フジさん、どうしてですか?」

フジ「ん?」

唯「初めて会った時、あんなに親切だったじゃないですか!」

フジ「ふ…なにを」

唯「本当に心が痛まないんですか!?なにも思わないんですか!?」

フジ「だから何度も言っているだろう」

436: 2010/08/12(木) 21:53:44.94
唯「そんなわけない!!
私を介抱してくれた時、親切にしてくれた!
シオンタウンが暗い雰囲気で本当に寂しく思って、元通りになった時、本当に嬉しそうだった!
あの時、あの目は本物だった!!
そんな人が……誰よりも人やポケモンを気遣ってる人が…なにも感じないわけないよ!!!」

律「唯…」

ミュウツー《…》

フジ「………」ぐっ

フジ「………(どうした?なぜだ…なぜこんなにも……胸が…痛い?これは………いや…)」

437: 2010/08/12(木) 21:55:19.48
フジ「ふ、私は全てを手に入れる。そのためなら何だってするのだー!!」

フジ「ミュウツー!
とどめだあ!!
サイコウェーブ!!!」

ミュウツー《…》

フジ「…ミュウツー?
どうしたんだ……?早く技を出さないか」

ミュウツー《…》

438: 2010/08/12(木) 21:58:09.45
――――――――――――――――――――――
若フジ『ミュウツー、私はお前を作った
世界最強のポケモン、お前を作った
なぜ、お前を作ったか?最強のお前を…』

若フジ『それはな
決して、世界を征服する力を得るためじゃない
じゃあ何かって?
ふ、世界を救う力を得るためさ
お前を完成させて
お前の力を借りて、この世界から争いをなくす
それが私の夢だ!』
――――――――――――――――――――――

ミュウツー《…》

439: 2010/08/12(木) 21:59:35.58
フジ「ミュウツー?
…まぁいい、デオキシスにやってもらおう
もうカツラくんを倒してるころだろう」

フジ「デオキシス!どこだ!」

カツラ「デオキシスならもういませんよ」

フジ「!!
カツラくん…!デオキシスがいないとはどういう…」

440: 2010/08/12(木) 22:00:33.50
カツラ「野生に帰りました
デオキシスはあなたの元にいるより野生になることを選んだ」

フジ「余計なことを…
ならば、ヘルガー!かえんほうしゃ!」ぽん!

ヘルガー「ガルル!」ごおおおお!

カツラ「ウインディ!しんそくだ!!」どがん

ウインディ「ガウッ!」

ヘルガー「キャン!」ばたん

フジ「……っ!」

441: 2010/08/12(木) 22:01:23.62
カツラ「もうやめてください
こんなのフジ博士じゃない!」

フジ「……なんとでも言え」

カツラ「あの頃は、共に研究に励んで……
あなたを尊敬していた!!自分の研究に…夢に一生懸命なあなたを!!」

フジ「ミュウツー、サイコウェーブ」

442: 2010/08/12(木) 22:02:54.03
ミュウツー(フジ博士……お前は私を研究しているうちに、世界を手に入れることのできる私の力に魅了され、変わってしまった……)


“争いを研究で、お前の力で終わらせることが私の夢だ!”


ミュウツー(……あの時のお前に戻るなら、私は………私は…………!!)

ごおおおおおおおおお!!!

443: 2010/08/12(木) 22:05:13.18
フジ「!?」

唯「な…なに?」

律「地面が…割れて…」

カツラ「唯くん、律くん
気をつけろ!まもなく地割れがくるぞ!」

がきぃいい!!

唯「きゃあ!!」

律「唯!!」

カツラ「く…
ポニータ!頼む!」

444: 2010/08/12(木) 22:12:30.86
ぼぉあ!

唯「!?
な、なに?」

律「大丈夫か!?唯!」

唯「う、うん!」

カツラ「ポニータの炎のバリア。特殊な炎で作られている。その中にいれば安心だ」

唯「あ、ありがとうございます!」

カツラ「なんの…
もう少し堪えててくれ」

445: 2010/08/12(木) 22:14:13.06
がきぃいい!

フジ「!?
なっ…(落ちる…!)」

がし!!

フジ「!!
カツラくん…お前…」

カツラ「大丈夫ですか?フジ博士
今、引き上げます」

フジ「…なぜ、敵である私を…」

446: 2010/08/12(木) 22:16:59.26
カツラ「敵?
ふふ、おかしなことをおっしゃる。私達、研究仲間じゃないですか」

フジ「カツラくん…」

ぴきぃい!!

カツラ「!?く…」

フジ「手を離せ…
このままではカツラくんまで…」

カツラ「手は離しません
優秀な科学者をここで手放してたまりますか……!」

フジ「………」

447: 2010/08/12(木) 22:18:15.91
ぴきぃい!!

フジ「………」

ぴきぃい!!

フジ「…………ロコン」ぽん!

カツラ「!?なにを…」

がぶっ

カツラ「…っ!」ぱっ

カツラ「あっ…!」

448: 2010/08/12(木) 22:19:31.26
フジ「カツラくん、私は愚かだよ…
夢…世界平和……見届けることは……できなかったなあ…
それ以前に私は……」

フジ「ふ……この罪はあの世で償うさ…
それじゃぁ…カツラくん、元気で……な(そしてミュウツー…ありがとう…)」ひゅうう

カツラ「フジ博士え!!
くっ、ウインディ!!」

449: 2010/08/12(木) 23:20:41.18
律「カツラさん!!やめてください!
もう…間に合いません……」

唯「フジさん……やっぱり、いい人だった……
でももう……ううっ」ぽろぽろ

律「唯…」

カツラ「……いや、全てなくなったわけじゃない」

唯「え…」

450: 2010/08/12(木) 23:21:10.87
カツラ「…」だきっ

ロコン「コーン…」

カツラ「私は、フジ博士の叶えれなかった夢を叶えてみせる」

律「カツラさん…」

451: 2010/08/12(木) 23:32:42.39
――――――――――――――――――――――
ミュウツー《…》

ミュウツー《フジ博士…
よかった……昔に戻れたみたいだな……
……私にも、何かできるだろうか……
世界平和か……》

452: 2010/08/12(木) 23:34:18.79
――――――――――――――――――――――
マサキ「いだだだだ…」

マサキ「えらいめにあったでぇ~……ってフジ老人は…?みんなは?」

マサキ「!
あ、唯はん律は~ん!!」

唯律「!!」

453: 2010/08/12(木) 23:36:41.33
律「ま、マサキ!?お前…なんで…」

マサキ「なんや?
人を氏んだみたいに
フジ老人はどうしたんy」

唯「うえ~ん!!」がばっ

マサキ「うおっ!?」

律「よ、よかったぁ~!!」

マサキ「な、なんやなんや!?
なに泣いてんねん!?」

唯律「うえ~ん!!」

マサキ「???」

カツラ「…ふふ」

454: 2010/08/12(木) 23:37:44.20
最終章おわり

エピローグ↓

455: 2010/08/12(木) 23:38:45.11
――――――――――――――――――――――
サカキ「む…
!?…私は、何故生きている…!?確かフジ博士に…
!!」

サキ「ご無事でなによりです、サカキ様」

サカキ「サキ…!
お前か…」

サキ「サカキ様の親衛隊ですから」

サカキ「ふ、助かった」

サキ「それで、いきなりで申し訳ありませんが」

サカキ「なんだ?」

サキ「ジョウトのオウカから連絡が…」

サカキ「!そうか…ふふ」

456: 2010/08/12(木) 23:43:03.81
――――――――――――――――――――――
唯「りっちゃん、これからどうするの~?」

律「唯、私達はポケモンリーグを目指してただろ?でもあと残り二つのジムのジムリーダーが不在らしい(カツラにはバッジもらった)
だからカントーではバッジ集めはできない…
マサキに聞いたところ、ジョウトというところでもポケモンリーグの受付をやってるらしい」

唯「ふんふん」

457: 2010/08/12(木) 23:44:28.93
律「そこでだ!」

唯「なに?」

律「ジョウトでジムバッジを集めて、ポケモンリーグに出場したいと思う!」

唯「おお!」

律「つうことで、目指せジョウトー!!」

唯「おーっ!!」

―終わり―

458: 2010/08/12(木) 23:45:05.00
ここまで、見てくださった人ありがとうございました!

459: 2010/08/13(金) 00:00:33.09
乙!
ジョウト編もやるんだよな?

引用元: 唯「私、平沢唯、12歳!」