1: 2011/03/21(月) 03:26:21.62
梓「……え、私ですか」

律「なんかやったのか梓」
唯「やっちゃったねあずにゃん」

梓「何もしてません!……何もしてませんよね?」
和「ええ特に」

澪「じゃあ何で……」

和「愛でたいでしょう?」
梓「めでたい?」

律「なんかあったのか梓」
唯「おめでとうあずにゃん」

梓「何か……ありましたっけ私?」


4: 2011/03/21(月) 03:31:48.26
和「適当に座って」
梓「は、はい」

和「……」
梓「あ、あの……」

和「何?」

梓「全部の机になにかしらの耳が置いてあるんですが……」

和「気付いた?」
梓「はい……」

和「どうぞ?」

梓「……はい?」


7: 2011/03/21(月) 03:39:07.54
和「猫以外もいろいろ用意したから」
梓「……これ何ですか?」

和「プーアル」
梓「プーアル?」

和「ドラゴンボールの」
梓「あぁ……。この黄色いのは?」

和「清水エスパルスの謎の生き物の耳」

梓「あぁ……」

9: 2011/03/21(月) 03:45:15.28
和「どうぞ?」
梓「……猫で」

和「……」
梓「……?」

――カシャッ

梓「!?」
和「良いのが撮れたわ」

梓「ど、どうも」
和「いいえ」

梓「……あ、あの」
和「何?」


梓「ご用件は……?」

13: 2011/03/21(月) 03:54:10.39
和「ちょっとそこにある箱開けてみて」

梓「?これですか?」
和「そう」

梓「大量のメガネが入ってますけど……」

和「度は入ってないわ」
梓「はぁ」


和「どうぞ?」

梓「……はい?」

16: 2011/03/21(月) 04:02:37.89
和「色・形雑種多様に用意したから」
梓「かけたらまた写真撮るんですか?」

和「撮るわね。3枚撮るわね」

梓「……」
和「……」

梓「の、和先輩のしてるメガネがいいなぁ!」
和「!」

梓「……」
和「私に……メガネを外せ、って言うの?」

梓「はい」
和「……」


梓「どうぞ?」

20: 2011/03/21(月) 04:09:27.12
和「……仕方ないわね。はい」

――カシャッ

和「!?」
梓「良い写真が取れました」

和「よかったわ。じゃあ梓ちゃんも……、――っ!!」

梓「もう掛けてますよ?可愛く撮ってください、3枚」

和(な、なんてことなの……)
梓「和先輩も耳どうですか?狼耳とか似合いそう」


和(メガネが無いから見えない!!)

22: 2011/03/21(月) 04:23:20.51
和「あ、梓ちゃん……本当に私のメガネ掛けてる?」
梓「掛けてますよ。メガネなし和先輩すごくかっこいいです。コンタクトにしてみたらどうですか?」

和「……ありがとう」
梓「いえいえ」

和「その度の強いメガネ越しでもかっこいいなら、私相当かっこいいみたいね」

梓「――!」

和「……ふふ、」
梓「……」

――カシャッ


和「……何で撮ったの今」

梓「いえ、何となく……」

25: 2011/03/21(月) 04:38:29.13
梓「ないと全然見えないんですか?」
和「梓ちゃんがレディ・ガガに摩り替わっていても全く気付かないわ」

梓「ごめんなさい返します」
和「ええありがとう。ついでに抱きついて良いかしら、唯みたいに」

梓「……」
和「唯だけ好きに抱きつくの不公平でしょう」

梓「……ま、まぁいいです」
和「ありがとう」

梓「代わりに狼耳付けてもらっていいですか」

和「……」
梓「……」

和「そういう趣味なの?」

梓「私だけ耳付けてるの不公平でしょう」


27: 2011/03/21(月) 04:51:05.64
和「あずにゃんって呼んだほうがいいのかしら」
梓「それは……まぁ好きにしてください」

和「じゃあ、いくわね」
梓「ど、どうぞ……」

和「あぁ……こんな感じなのね」
梓「……唯先輩に抱きつかれたりした事ありますか?」

和「すがりつかれた事ならあるわ」
梓「あぁ……」

――

律「あれ、梓は?まだ話終わんないの?」
唯「……」

澪「唯?生徒会室行ったんだろ?」
唯「狼と……猫が……」

紬「?」


唯「寝取られって……こういう事を言うんだね……」


29: 2011/03/21(月) 04:52:22.23
消灯時間来たから寝るわ

31: 2011/03/21(月) 04:55:26.43
いやキリよく終わってるじゃないか
完全燃焼じゃないか

35: 2011/03/21(月) 05:36:04.72
空気感もオチもよかった

引用元: 和「梓ちゃん、至急生徒会室に来なさい」