なんて嫌な癖だ

ガチャッ！

エマ「大変なのよ大尉！カミーユ！」

大尉「どうしたエマ中尉」（今日もあり得ないほどスカートが短くてイヤらしいなエマ中尉）

カミーユ「なにかあったんですか？」（うわ、今日もあり得ないほど胸がパッツンパッツンでイヤらしいなエマ中尉）

エマ「それが私の焼きそばバゴーンが………！」

エマ「ってキャアア！！」

ヘンケン「…………」ジーッ

エマ「へ！ヘンケン艦長！なんで私のスカートの下に寝そべっているんですか！」

クワトロ「い、いつの間に………」

カミーユ「気が違ってますよ………」

ヘンケン「やあ、エマ中尉奇遇だな！」ジーッ

エマ「奇遇って言うより、ひ、卑猥です！どいてください！」

エマ「カミーユにクワトロ大尉！ヘンケン艦長をどうにか………」





カミーユ「エマ中尉の三角公園は実にいい眺めですね、大尉」ｼﾞｰｯ

クワトロ「そうだなカミーユ。実にいいバミューダトライアングルだ」ｼﾞｰｯ

ヘンケン「だろう///」ｼﾞｰｯ




エマ「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！！！！」

ヘンケン「それがな、実は私の大吉ねぎラーメンしょうゆ味も消えてしまったんだよ、跡形もなく」

カミーユ「ヘンケン艦長もですか」

エマ「三人とも！どかないとブライト艦長を呼びますよ！」

ブライト「呼んだか？エマ中尉」

エマ「ブライト艦長！……って、あら、どこに………」





ブライト「実にいい眺めだ。よし、撮影を許可する」



エマ「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！」

ブライト「実は私の屋台十八番なま味塩味も消えてしまってな」

カミーユ「ブライト艦長まで！？」

ハサン「私の激めんワンタンメンも……エマ中尉、もっと足を開いてください」ｼﾞｰｯ

カツ「僕のバリうまとんこつ長浜風も…ちょっと湿ってませんかエマ中尉」ｼﾞｰｯ

アストナージ「もちもちラーメンもですよ……もっと屈んでくださいエマ中尉」ｼﾞｰｯ

ヘンケン「災難だなあ………ああエマ中尉！エマ中尉！」ｼﾞｰｯ

カミーユ「なんでこんなにラーメンが盗まれるんでしょう、あ、エマさんいまの位置です」

エマ「な、なんでこんなに増えているのよ……」

カミーユ「こんなにラーメンが艦内から消えるなんて、妙ですね」

ブライト「そうだな。原因を探る必要がありそうだ」

ヘンケン「ついでにエマ中尉を探る必要も………」

エマ「……ありません！」

ファ「あら、皆そろって一体………」

ファ「って、キャアアアアアアア！！！！？」

カミーユ「ガンダムのごとき白ですね」

クワトロ「ああ、アーガマのごとき白だな」

ブライト「ああ、見事なまでのホワイトベースだ」

ファ「や、やめてください！ひ、卑猥です！！」

エマ（良かったわ。これで皆ファに………）






ヘンケン「安心してくれエマ中尉。私はずーーーっとここにいる」

エマ「キャアアアアアアアアアアアアア！！」

カミーユ「で、どうしたんだよファ」

ファ「ど、どうしたって……その、私の屋台十八番しょうゆ味が無くなっちゃって………」

クワトロ「それは大変だ」

ファ「た、大変なのは今です！」

カミーユ「………で、犯人は誰かってことなんですけどね」

ブライト「なにか知っているような口振りだな、カミーユ」

カミーユ「僕はクワトロ大尉が怪しいんじゃないかと思うんですよ」

クワトロ「な、なあああ…………！」

カミーユ「前に大尉、僕の焼きそば弁当食べたがっていたじゃ有りませんか！」

クワトロ「そ、それはだな！」

ブライト「じゃあクワトロ大尉で決定だな」

ヘンケン「大尉、自習室１ヶ月な」

クワトロ「ま、まて！証拠もないのにそのようなことを！そんなことを言えば……」
クワトロ「ブライトキャプテン！あなただって私の金ちゃんヌードルを欲していた！」

ブライト「なぁ………！」

クワトロ「あなただって潔白ではない！ブライト艦長！」

ブライト「へ、屁理屈を言う！」

ブライト「それならば、ヘンケン艦長！あなただって、エマ中尉の焼きそばバゴーンに異様な興味を示していた！」

エマ「へ、ヘンケン艦長………」

ヘンケン「ち、違う！わ、わわわわ私は！そんな犯罪者のようなことは断じて！」ジーッ

一同（どの口が言う……）

ヘンケン「そんなことを言ったならカツおまえだって！」

カツ「アストナージさんだって！」

アストナージ「ハサン先生だって！」

ハサン「ファ軍曹だって！」

ファ「エマさんだって！」

エマ「カミーユだって！」


一同「………………」ハァ、ハア

レコア「あらあら、エゥーゴ崩壊の危機かしらね」

一同「レコア少尉！」

レコア「そんなあなた達に朗報よ。たまたま事の一部始終を映し出したフィルムがあるの」

レコア「これで犯人が分かるわよ」

カミーユ（ちっ！何が朗報だ！ズボンだよ！）

ブライト（抜け目のない女だ！）

クワトロ（ちぃぃっ！）

レコア「まずはカミーユのやきそば弁当から」

カミーユ「はい、確かに僕の部屋に……」
●ＲＥＣ


ガチャッ………


カミーユ「誰か入ってくるぞ」


ブライト「こ、これは………」




ブライト『………』コソコソ

ブライト『よし！』

ブライト『…………』ズズズズズ




カミーユ「ぶ……ブライト艦長！」

ブライト「………」

ブライト「仕方あるまい！私は艦長なんだ！何も食べずに指揮をすると言うわけにはいかんのだ！」

カミーユ「そんなもの！だから大人ってヤツは！」


レコア「次にブライト艦長の屋台十八番 なま味塩味だけれど」

●ＲＥＣ

カミーユ『クソッ！僕のやきそば弁当が！さては大尉の仕業だな！』

カミーユ『よし。腹いせにブライト艦長の屋台十八番 なま味塩味を勝手に食べてやるぞ！』


カミーユ『ざまあないぜ！！！』ズズズズズ

ブライト「………」ギロッ

カミーユ「あはははは………」

レコア「次はエマ中尉の焼きそばバゴーンだけれど」


●ＲＥＣ

ガチャッ

ヘンケン『エマ中尉の部屋だ！エマ中尉の匂いがするぞ！』

ヘンケン『ああ、エマ中尉！エマ中尉！』くんかくんか

ヘンケン『艦長やっててよかったなぁ！なんてったってマスターキー持ち出しし放題なんだからなぁ！』


ヘンケン『はははははははははははははははははは！！！！！！！！！！』

ヘンケン「　」


一同「うわあ」

ヘンケン『あ、エマ中尉のカップラーメンだ』
ヘンケン『こ……これを食べれば……エマ中尉と……か、か、間接………』

ヘンケン『………』ズズズズズズズズズズ

エマ「　」

一同「うわあ」

カミーユ「ヘンケン艦長、あなたって人は！修正してやる！」ドゴォ！

ヘンケン「んぐぬふぅ！！？」


ブライト「やめないかカミーユ！とんでもないスケベだが腐っても上官だぞ！！」
カミーユ「だって、馬鹿ですよこの人は！！」

クワトロ「カミーユ！君は正しいが………」

カミーユ「未開封の焼きそばバゴーンを食べたってエマ中尉と間接キスなんか出来っこないのに！！」

クワトロ「……カミーユ？」

ヘンケン「あっ！」


一同（まさか気がついてなかったのかコイツ……）

レコア「気を取り直して次」カチッ

レコア「ファの屋台十八番しょうゆだけれど」

●ＲＥＣ

エマ『…………』ズズズズズ

ファ「エマ中尉！」

エマ「ご……ごめんなさい………お腹が空いていて…つい……」


カミーユ（麺をねっとりと絡みつかせるようにすするエマ中尉はイヤらしいな）

ブライト（欲望に駆られて我慢しきれないエマ中尉はイヤらしいな）

クワトロ（ああ……エマ中尉は大体何をしてもイヤらしいな）

レコア「それからヘンケン艦長の大吉ねぎラーメンしょうゆ」

●ＲＥＣ

カツ『…………』ズズズズズ


レコア「アストナージさんのもちもちラーメン」

●ＲＥＣ

ファ『………』ズズズズズ


レコア「ハサン先生の激めんワンタンメン」

アストナージ『…………』ズズズズズ

レコア「カツのバリうまとんこつ長浜風」

ハサン『………』ズズズズズ


レコア「と、言う訳だけれど」


一同「…………」

カミーユ「……痛み分けってことですかね」


ブライト「そのようだな」


一同「あははははははははは！！！！！！！！！！！！！！！！！」

カミーユ「なんだ、無事解決しましたね」

ブライト「そうだな、それにしても同じ景色では飽きてきた」

アストナージ「意外とズボンの方もなかなかですよ！艦長！」

カツ「あれ、もしかして履いてません？レコア少尉」

ハサン「何！」

ブライト「今行くぞ！」


レコア「イヤアアアアアアアアアアアアア！！」

ファ（よ、良かったわ。これでレコアさんに………）

カミーユ「………」ジーッ

ファ「か、カミーユ！どうして！」

カミーユ「居たいから居るだけさ」

ファ「あ、あっちは履いてないのよカミーユ！」

カミーユ「僕はファがいいんだよ。ずっとここに居たいんだ」

ファ「か、カミーユ………///」

クワトロ「待て！おかしい！おかしいぞ！」 ドンッ


カミーユ「何がおかしいってんです大尉」

ブライト「解決したことをいつまでも引きずっても仕方あるまい」

クワトロ「違う！私の金ちゃんヌードルについては解決していない！」

クワトロ「レコア少尉！私の！私の金ちゃんヌードルは一体どうした！」

レコア「それが………」


ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ

レコア「何故か消されていて」


クワトロ「　」

エマ「やだ、怖いわ」

カミーユ「不気味ですね」

レコア「ちなみに私が犯人だというのはあり得ないわ。さっき氏ぬほど、もちもちの木を食べたんだから」

エマ「それに、カップラーメンを食べた後にわざわざ金ちゃんヌードルを食べるとは考え難いわ」

ブライト「金ちゃんヌードルに関しては………」


一同（一体………誰が…………？）


カミーユ「まさか………」


ハロ「オバケ！オバケ！」


クワトロ「　」

カミーユ「まあクワトロ大尉ですからね」
ブライト「クワトロ大尉だからな」

クワトロ「ど、どう言う意味だ……」

クワトロ「ま、まあ良い。まだ倉庫に金ちゃんヌードルが大量に保管してあるのだろう」

クワトロ「一つくらい、どうと言うことは………」

アポリー「大変です大尉！大尉の金ちゃんヌードルが999個、全部消えました！」

クワトロ「　」

―――――

「お待たせしました」

「ああ、すまないな」

「……すみません。食事は探しましたがこのような物しか」

「構わん。大義だった」

「しかし、まさか我々が……」


キャラ「クルーに扮してアーガマに潜入しているとは思いませんでしょうに、ハマーン様」

ハマーン「……………」ズズズズズ

キャラ「お気に召しましたかハマーン様」
ハマーン「まだあるのか？」

キャラ「はい！この戦艦にあった分998個、全部持ってきました！」

ハマーン「そうか………」ズズズズズズズズズズ

クワトロ「もう金ちゃんヌードルなどいい！」

クワトロ「こうなったら、私が冷凍庫に大切に大切に保管していたネオサイタマ銘菓十万石まんじゅうを……」

カミーユ「十万石まんじゅうって！」

ブライト「十万石まんじゅうと言えば、一年戦争時に壊滅したネオサイタマの……！」
クワトロ「一年戦争前、購入しておいたものを大切に大切に保管していたのだよ！」

カミーユ「……食べられるんですかそんなもの」


クワトロ「風が語りかけてくるから大丈夫だ」

クワトロ「つまりカミーユ、戦いとは常に一手二手先を………」ガサゴソ

クワトロ「先を…………」ガサゴソ

クワトロ「先………」ガサゴソ

クワトロ「………」ガサゴソ………

カミーユ「どうしたんです、大尉」

クワトロ「……ない」

カミーユ「えっ？」

クワトロ「私のネオサイタマ銘菓十万石まんじゅうが」


クワトロ「ない」

――――――

ハマーン「うむ、金ちゃんヌードルとやらは良かったが」

ハマーン「イマイチ何かが足りんな」

マシュマー「そうです、ハマーン様、デザートなどはいかがでしょう」

ハマーン「ほう、楽しみだな」

マシュマー「ええ、さっき見つけたんですが、ネオサイタマ銘菓十万石まんじゅうという名前で………」ガサゴソガサゴソ

ハマーン「あの幻のコロニー、ネオサイタマの銘菓か！」

マシュマー「ええと、ここに……」ガサゴソ

ハマーン「まだかマシュマー」ソワソワ

マシュマー「はいただいま！……確か」ガサゴソ

ハマーン「おいマシュマー」ソワソワ

マシュマー「………」ガサゴソガサゴソ

ハマーン「どうしたマシュマー」ソワソワ

マシュマー「………」

ハマーン「マシュマー？」ソワソワ

マシュマー「…………ない」

ハマーン「えっ」





アムロ「うまい！うますぎる！」ムシャムシャ


おわり

乙

だめだこいつら早く何とかしないと…