1: 2016/07/28(木) 00:00:53.80

あずさ「あらあら美味しそうなプリンね~」

あずさ「ひいふうみい……6個もあるわ~とても美味しそうなプリンね~」

あずさ「本当に美味しそう……」

あずさ「………」

あずさ「………」キョロキョロ

あずさ「………」ゴクリ


あずさ「いただきま~す」アーン

貴音「そこまでです!!」


https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469631653

2: 2016/07/28(木) 00:01:42.49

あずさ「た、貴音ちゃん!?」

貴音「三浦あずさ、その手に持っているぷりんをゆっくりと机に下ろすのです!」

あずさ「うぅ……」

貴音「早く!」

あずさ「はい……」シュン

貴音「ふう、他人の物を勝手に食べるのは感心しませんね」

あずさ「ご、ごめんなさい……」

3: 2016/07/28(木) 00:02:52.19

あずさ「こ、これは貴音ちゃんが買ったものなの?」

貴音「いえ、違います。初めて見たぷりんです」

あずさ「違うの?じゃあ……」

貴音「ですが勝手に食べるなどという、人の道に反する行為を見過ごすわけにはいきません」

あずさ「そう、よね……本当に恥ずかしいことをしたわ……」

貴音「いいのですよ、三浦あずさ……過ちは誰にでもあることなのですから」

あずさ「貴音ちゃん……」

貴音「大事なのは自らの行いを反省し、過ちを繰り返さないことです」

あずさ「貴音ちゃん……」


貴音「さすれば人としてもあいどるとしても成長することが」モグモグモグ

あずさ「貴音ちゃん何を食べてるのかしら~?」

4: 2016/07/28(木) 00:03:50.69

貴音「何といいますと……そこにあったぷりんを……」モグモグ

あずさ「………」

貴音「………」モグモグモ

貴音「はっ!?」

貴音「な、なぜ私はぷりんを食べているのでしょうか!?」モグモグモグ

あずさ「それは私が聞きたいんだけど~」

貴音「なんということでしょう……食べる前にいただきますを言わなかったなんて……」モグモグモグ

あずさ「そこは反省するところじゃないと思うわ~」


貴音「四条貴音、一生の不覚です!」モグモグモグ

あずさ「とりあえず、そのモグモグを止めましょうか?」

5: 2016/07/28(木) 00:04:58.14

貴音「御馳走様でした」ペコリ

あずさ「……美味しかったかしら?」

貴音「ええ、とても!」

あずさ「………」

貴音「大変美味しくて、思わず6個全部平らげてしまいました!」

あずさ「………」


貴音「あぁ痛いです!お尻をつねらないでください!」

あずさ「うふふ~」ギュ~

6: 2016/07/28(木) 00:05:54.78

あずさ「でもこのプリン、いったい誰のだったのかしら?」

貴音「はい……とても気になりますね」サスサス

あずさ「全部食べたあとに気になるって言われても~」

貴音「まあそうなのですが、相手によって対応が変わってくるので」

あずさ「そうなの?」

貴音「はい、やよいや雪歩のであれば、まだ楽な方です」

あずさ「あ~、あの二人は優しいから~」

貴音「はい、やよいはお尻を思いっきり叩いてくるくらいでしょうし」

あずさ「え?」

貴音「あと萩原雪歩はお尻に熱湯をかけてくるくらいですから、比較的安全ですね」

あずさ「それって安全なの!?」

7: 2016/07/28(木) 00:08:00.78

貴音「問題は、真ですね……」

あずさ「真ちゃん?」

貴音「さっきの二人とは違い想像でしかないのですが……」

あずさ「さっきの二人にはされたのね?叩かれて熱湯をかけられたのね?」

貴音「恐らく……蹴られるかと」

あずさ「真ちゃんのキック……痛そうね」

貴音「噂では真の本気の蹴りは木製バットを4本へし折るとか……」

あずさ「さ、さすがにその噂は真ちゃんに失礼じゃないかしら……」

貴音「そんなものでお尻を蹴られたら……お、恐ろしい!」

あずさ「蹴られるのがお尻なのは確定事項なのね?」

8: 2016/07/28(木) 00:08:42.47

あずさ「それじゃあ一番楽な相手は誰かしら?」

貴音「ふむ………」

貴音「水瀬伊織でしょうか」

あずさ「伊織ちゃんね~まあ伊織ちゃん優しいから、本当に反省してれば許してくれそうね~」

貴音「はい、泣きながら土下座して靴を舐めれば……流石の水瀬伊織も許してくれるでしょう」

あずさ「貴音ちゃんは伊織ちゃんのことをどう思っているのかしら?……いえ、言わなくてもいいわ」

貴音「まあ罵られたとしてもそれはそれで」

あずさ「言わなくてもいいから!」

9: 2016/07/28(木) 00:09:18.30

あずさ「でも、響ちゃんの方が泣き落しがききそうじゃないかしら?」

貴音「響は駄目です」

あずさ「ダメなの?」

貴音「響というか……響の家族が危険です」

あずさ「あ~」

貴音「いぬ美やへび香……わに子に襲われたら!」

あずさ「こ、怖いわ~」

貴音「はい、私のお尻はひとたまりもないでしょう」

あずさ「貴音ちゃんのそのお尻推しはなんなのかしら?」

10: 2016/07/28(木) 00:10:28.31

貴音「まあいろいろ言いましたが、765プロで怒ったら一番怖いのは」チラ

あずさ「怖いのは?」


<ガチャ


律子「ただいま戻りました」

貴音「り、律子嬢?」

あずさ「律子さんおかえりなさ~い」

律子「あら?貴音とあずささんだけ?」

貴音「は、はい」

律子「そっか~」

律子「あっ」


律子「そういえば机に置いてあったプリンだけど」

貴音あずさ「「!?」」ビクッ

11: 2016/07/28(木) 00:11:07.53

貴音「あ、あのそれは……」

あずさ「律子さん……実は……」

律子「あれ?ないわね」

貴音「………」

律子「………」

あずさ「………」

律子「もしかして……食べた?」

貴音「………」

12: 2016/07/28(木) 00:12:21.58

あずさ「ご、ごめんなさい律子さん!」

律子「え?」

貴音「三浦あずさ?」

あずさ「そのプリン……うっかりして私と貴音ちゃんで食べてしまいました」

貴音「そんな……」

あずさ「本当にごめんなさい!」ペコリ

律子「あずささん……」

貴音「…三浦……あずさ……」

貴音「………」

貴音「……律子嬢」


貴音「本当に申し訳ございませんでした!」ペコリ

律子「貴音まで……」

13: 2016/07/28(木) 00:13:30.52

律子「二人とも顔を上げなさい」

あずさ「律子さん……怒っていませんか?」

律子「怒りませんよ、ほら貴音も顔を上げて」

貴音「………」

あずさ「貴音ちゃん」

貴音「三浦あずさ……感謝致します……」ボソ

あずさ「うふふ、私も食べようとしたし……同罪だわ」ボソ

貴音「………ふふ、そうでしたね」

あずさ「そうね、うふふ」

貴音「ふふふ」


律子「まあどちらにせよ、あのプリンはあずささんへの差し入れでしたからね」

あずさ「うふふ………え?」

14: 2016/07/28(木) 00:14:07.78

貴音「………」

あずさ「え?ど、どういうことかしら?」

律子「どうもこうも、今月あずささんの誕生日があったじゃないですか?」

あずさ「ええ……あったわね」

律子「それでお得意様から遅くなったけど誕生日プレゼントって」

あずさ「………」

貴音「………」

律子「プリンをもらいましてね」


あずさ「………」ギュ~

貴音「痛!!指が!爪がお尻に食い込んでいます!!」

16: 2016/07/28(木) 00:15:26.93

あずさ「うふふふ」ギュ~

貴音「すみません!三浦あずさ!!」

あずさ「うふふふふふ」ギュ~~

貴音「心から反省し!二度と繰り返さないよう誓います!!」

あずさ「うふふふふふふふふ」ギュ~~~

貴音「故に!ご勘弁を!!このままでは指と爪の圧でお尻の形が変わってしまいます!!!」

あずさ「ダ~~~~メ~~~~」ギュ~~~~~~

貴音「ご勘弁をぉぉぉぉ!!!」

律子「な、なんなの一体?」



結論・765プロで怒らせたら一番怖いのは三浦あずささんでした






おわり


17: 2016/07/28(木) 00:16:16.65
亜美真美だったらどうなるのか想像つかんな

18: 2016/07/28(木) 00:17:02.13
終わりです
ありがとうございました

19: 2016/07/28(木) 00:18:26.94

20: 2016/07/28(木) 04:05:50.76
お姫ちんはいつになったら学習するんだろうか…
乙でした

21: 2016/07/28(木) 09:27:20.61
途中まではいい話だったのに

22: 2016/07/28(木) 09:37:16.73
あずささんがツッコミって久しぶりに見た気がする

引用元: あずさ「あら~?こんなところにプリンが」