1: 2011/10/16(日) 00:05:18.33
・全文書き溜め済み。総レス40程度予定。さっくりと。
・長門はそれほど出てこない。時々ちょっかい出してくる感じ。
・まどか☆マギカ、涼宮ハルヒの憂鬱に加えおりこ☆マギカ分あり。

以下本文。

2: 2011/10/16(日) 00:06:52.88
→CDショップ前

長門「私と契約して魔法少女になって」

まどか「え、あの・・・」

さやか「・・・まどか、知り合い?」

まどか「ううん、知らない人・・・」

長門「情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。でも、聞いて」

さやか「すみません、私達用事があるので!失礼します!
    ・・・ほら、まどか!」

まどか「あ、あの・・・ごめんなさいっ」

長門「・・・」

3: 2011/10/16(日) 00:08:29.89
まどか「CD、買いそびれちゃったね・・・」

さやか「仕方ないよ、変なセールスにつかまったら大変じゃん」

まどか「ごめんね、私のせいで・・・」

さやか「いーっていーって!CDなんていつでも買えるんだしさ」


→同刻某所

マミ「飲み込みが悪いわね。見逃してあげるって言ってるの」

ほむら「・・・っ」

マミ「お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」

ほむら(キュゥべえとまどかの接触は防げた・・・ここは引くべきね・・・)

マミ「・・・大丈夫?」

キュゥべえ「やれやれ・・・ひどい目にあったよ」

4: 2011/10/16(日) 00:11:21.27
→翌日

まどか「おはよー」

仁美「おはようございます」

さやか「おはよー」

まどか「・・・ねぇ、さやかちゃん。向こうからくるのって・・・」

さやか「あ、あの人って昨日の・・・」

仁美「え?」

長門「・・・」

さやか「あの、私達はそーゆーの興味ないんで!」

長門「現在の私はステルスモード。
   私の姿と声は特定の対象からしか視認および可聴できない」

さやか「は?なに言って・・・」

仁美「・・・さやかさん、どなたとお話になっているんですか・・・?」

さやか「なん・・・だと・・・」

まどか「ど、どうしよう、さやかちゃん・・・」

5: 2011/10/16(日) 00:12:34.55
さやか「・・・ごめん仁美、先に行ってて」

仁美「・・・はっ!まさかお二人は禁断の・・・!ごゆっくりー!」

長門「ユニーク」



さやか「それで、話って何なんですか?」

長門「私は長門有希。
   貴女達に危害を加えるつもりは無い。協力して欲しいだけ」

まどか「そ、そんなこと言われても・・・」

さやか「あたし達、ただの中学生ですよ?協力って言ったって・・・」

長門「貴女達にしかできないこと。私も貴女達に協力する」

さやか「ちょ、ちょっと待って、話がよく・・・」

長門「・・・今日はここまで。また会いにくる」

まどか「行っちゃった・・・」

さやか「・・・学校、行こっか」

6: 2011/10/16(日) 00:15:10.53
ほむら「止まりなさい」

長門「・・・」

ほむら「あなたは何者?インキュベーターの仲間?
    ・・・何にせよ、まどかと契約はさせないわ」

長門「暁美ほむら。貴女にも協力してほしい」

ほむら「答えなさい」

長門「私は貴女達がインキュベーターと呼称する知的生命体群とは
   別の概念。この銀河を統括する情報統合思念体によって作られた
   対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」

ほむら「目的は?まどかと契約すること?だとしたら・・・!」

長門「・・・今の貴女は興奮状態にある。
   時間をおいて冷静な判断をしてもらいたい。また接触する」

ほむら「待ちなさ・・・!くっ・・・」

7: 2011/10/16(日) 00:17:37.88
→学校

ほむら「まどか、あなた今朝変な人に会わなかった?」

まどか「えっ、ほむらちゃんも?」

さやか「転校生も会ったの?あいつ、何者なんだろうね」

ほむら「ええ・・・」

まどか「さやかちゃん」

さやか「ん?あぁ・・・」

ほむら「?」

さやか「・・・あたし、美樹さやか。よろしくね、『ほむら』」

ほむら「・・・ええ、こちらこそ」

まどか「ティヒヒ」

さやか「くーっ!やっぱり照れ臭いってこういうの!」

8: 2011/10/16(日) 00:18:36.38
→学校 視聴覚室

マミ「隣、いいかしら?」

キリカ「・・・うん」

マミ「進路指導講演ねぇ・・・高校なんてまだ1年近く先の話に思えるけど、
   受験があるからそうも言ってられないのかしら。
   そろそろ志望校もはっきりさせておかないといけないしね」

キリカ「・・・そうだね」

マミ(うぅ・・・いくら他のクラスの初対面の子とはいえ気まずいわ・・・)

キリカ「あっ・・・」

マミ「あら・・・先生!資料もう一部いただけますかー?」



マミ「はい、どうぞ」

キリカ「ありがとう・・・」

9: 2011/10/16(日) 00:21:10.60
→放課後 廃ビル

マミ「ティロ・フィナーレ!」



ほむら「あの程度の魔女、あなたなら心配する必要もなかったかしら」

マミ「残念だったわね。コレを獲れなくて。
   ・・・あと一度くらいは使えるはずよ。あなたにあげるわ」

ほむら「あなたの獲物よ。あなただけの物にすればいい」

マミ「そう・・・それがあなたの答えね。
   今日はお仲間もいるようだし退散させてもらうわ」



長門「・・・」

ほむら「・・・さあ、話してもらうわよ」

10: 2011/10/16(日) 00:24:15.44
→数日後 病院

さやか「はぁ・・・」

まどか「あれ?上条君、会えなかったの?」

ほむら「残念だったわね」

さやか「なんか今日は都合悪いみたいでさー・・・
    わざわざ来てやったのに、失礼しちゃうわよねー」

まどか「・・・?あそこ、何か・・・」

ほむら「下がって!グリーフシード・・・孵化しかけている」

さやか「何それ・・・こないだの変な人と関係あるの?」

ほむら「説明してる暇はないわ・・・さやか、まどかを連れて逃げて」

さやか「待って!ここが危ないってことは・・・恭介が・・・!」

ほむら「心配には及ばないわ。すぐに片付けるから」

11: 2011/10/16(日) 00:25:45.81
まどか「うぅ・・・やっぱりほむらちゃんが心配だよ・・・」

さやか「随分待つよね・・・
    でもまどか、あんたが行ってどうなるっての?」

まどか「でも・・・」

さやか「ほむらは魔法みたいな力で戦ってる。
    まどかじゃなくて私だって足ひっぱるだけだよ。
    ・・・恭介が、危ないかもしれないのに・・・!」

まどか「さやかちゃん・・・」

さやか「私だって何とかしたい・・・
    いざとなったらバット振り回してでも・・・」

長門「その必要はない」

さやか「!?」

12: 2011/10/16(日) 00:28:17.47
長門「バット自体の属性情報を変更しホーミングモードにしても
   使用者自身の安全を考慮するとそれだけで戦うのは無理」

さやか「あんた何か知ってるんでしょ!?
    教えてよ!じゃないとあたし・・・!」

長門「グリーフシードは魔女を生む。魔女は結界を張り人間を襲う。
   それを倒すのが彼女達魔法少女」

まどか「そんな・・・」

さやか「魔法少女になれば・・・あたしも戦えるの?」

長門「無理強いはできない。
   ただ、戦う意思があるのなら私は協力できる」

さやか「・・・わかった。あなたと契約する」

まどか「さやかちゃん!?」

さやか「だって、ほっとけないよ!
    ・・・あ、違っ!ほ、ほむらのことだからね、うん!」

13: 2011/10/16(日) 00:30:42.22
さやか「ほら、早く!急がないと!」

長門「わかった。腕を出して」

さやか「こ、こう?」

長門「がぶ」

さやか「」

まどか「ふぇっ!?」

さやか「ちょちょちょちょちょ何して・・・っ!?」

長門「対物理、対魔法防護シールドを展開するナノマシンを注入した。
   他にも魔翌力を変換して剣を召喚できる等のおまけつき。契約完了」

さやか「恭介・・・あたしの初めて・・・とられちゃった・・・」

長門「次はこれ」

さやか「え?」

長門「衣装。着替えて」

14: 2011/10/16(日) 00:33:27.53
さやか「はい、これでいい!?もう行くからね!」

まどか「さやかちゃん・・・無茶しないでね・・・?」

さやか「大丈夫っ!」

まどか「行っちゃった・・・ところで・・・長門、さん?」

長門「何?」

まどか「服も・・・武器みたいに魔翌力じゃ出せなかったのかなって」

長門「・・・迂闊」

16: 2011/10/16(日) 00:36:45.90
→シャルロッテ結界内

ほむら(深部に到達するのに時間をかけすぎた・・・本体は・・・そこね!)

ほむら(早くしないとまどかが・・・っ!?使い魔!?)

 ガッシ!ドカ!

ほむら「くっ・・・!」


さやか「とおおおりゃああああああああ!!」

ほむら「さやか!?」

さやか「スイーツ!なにここすごい!」

ほむら「バカっ・・・そんなこと言ってる場合じゃ・・・!」

さやか「あ、今の『バカっ・・・』っての
    幼馴染が照れ隠ししてる感じでもう一度お願い」

ほむら「・・・来るわよ!」

17: 2011/10/16(日) 00:38:21.25
→病院前

ほむら「さやか・・・あなたどうして!?」

さやか「ん、あはは・・・
    でもほら、初めてにしちゃあ上手くやったでしょ?」

ほむら「・・・ってあなた!ソウルジェムは!?」ペタペタ

さやか「ちょ、なに!?ほむら、やめっ・・・へそ!?ひぁっ!」

まどか「あのねほむらちゃん、長門さんが・・・ってあれ?
    いなくなっちゃった・・・」

ほむら「・・・そう」

さやか「恭介・・・あたしまた・・・汚れちゃった・・・」

18: 2011/10/16(日) 00:41:06.25
→学校

仁美「ふぁ・・・あ、はしたない・・・ごめんあそばせ」

さやか「どうしたのよ仁美、寝不足?」

仁美「えぇ、ゆうべは病院やら警察やらで、夜遅くまで・・・」

さやか「えぇっ!?何かあったの!?」

仁美「なんだか私、夢遊病っていうのか・・・
   廃工場に倒れているのを先輩に助けていただいたんですの」

まどか「先輩って・・・?」

仁美「巴マミ先輩ですわ。紅茶までご馳走になってしまって・・・」

ほむら「・・・魔女のしわざね・・・」

まどか「そう、なんだ・・・」

19: 2011/10/16(日) 00:42:58.41
→放課後 廊下

さやか「ねぇ、まどか、ほむら。先輩にお礼言いに行かない?」

まどか「うん、友達を助けてもらっちゃったんだもん。
    私も行きたいって思ってた」

ほむら「私は・・・ちょっと・・・」

さやか「薄情だなー。いいから行こ行こ。」

ほむら「あっ・・・バカ・・・!」

さやか「おっ、今の『バカ・・・』は良かっ・・・あイテっ!」

20: 2011/10/16(日) 00:43:43.92
マミ「お礼なんていいわよ。街を守るのが魔法少女の使命だもの。
   美樹さん、鹿目さん、それと・・・暁美ほむら、さん?」

ほむら「・・・」

まどか(な、なんか空気が・・・)

さやか(ケンカでもしてたのかこの2人!?
    だから会いに行きたがらなかったのかほむら!?
    あたしってほんとバカ・・・)

マミ「あなたが来るなんて意外ね。
   こういうことには興味が無いと思っていたわ」

さやか「す、すみません、私が無理矢理・・・」

ほむら「・・・ありがとう、巴マミ」

21: 2011/10/16(日) 00:44:37.83
ほむら「あなたのおかげで友達が泣かずにすんだわ」

マミ「・・・あなたのこと、少しだけ誤解してたかも。ごめんなさい」

キリカ「マミー、まだかい?
    今日は恩人に愛人を紹介したいんだよー」

マミ「呉さん、名前を伸ばすのはやめて?別の意味になっちゃうから。
   それから愛人っていうのもきっと別の意味になっちゃってると
   思うのだけれど」

キリカ「それは、ま、その、あれだ。ささいだ。さあ早く」

マミ「ごめんなさい、今日は用事があるの。
   今度はお茶でもしながらお話しましょう?」

さやか「あ、はい、また!」

まどか「ありがとうございました!」

22: 2011/10/16(日) 00:45:36.17
→夜

杏子「で、さっき隣町の魔法少女を襲った犯人ってのがあいつか」

キュゥべえ「そうさ。その子は何とか逃げ切ったみたいだけどね。
      そして、その犯人の隣にいるのが」

杏子「巴マミ、だな。どうしちまったんだよアイツ・・・
   こういうこととは真逆の人間だろ?」

キュゥべえ「心境の変化でもあったんじゃないかな。
      この国では言うんだろう?『女心と秋の空』って」

杏子「そーゆーレベルの話じゃねーっつってんだよ。
   一番『正義の味方』してやがったマミがおかしーじゃねーか」

キュゥべえ「一度話をしてみたらどうだい?
      生憎僕は嫌われちゃったみたいだしね」

杏子「言われなくてもそのつもりだっての」

24: 2011/10/16(日) 00:48:02.14
キュゥべえ「そうそう、この件には織莉子が絡んでる」

杏子「あいつが・・・!」

ゆま「キョーコ、織莉子は悪い人じゃないよ・・・
   織莉子のおかげでキョーコを助けられたんだもん・・・」

杏子「だからだっての!私は氏んでもよかったんだ!
   あいつのせいでお前まで戦うハメに・・・!」

ゆま「氏んでもよかったなんて言わないで!
   キョーコがいなくなったら、ゆま、ゆま・・・グス」

杏子「わーかった泣くな!ほら、行くぞ!」

ゆま「っく・・・うん・・・」

25: 2011/10/16(日) 00:49:02.34
キリカ「まったく、邪魔するなんてアイツひどいよね。
    折角織莉子のお願いで初めての獲物だったのに。
    魔法少女でもないみたいだし、なんだったんだろうね?」

マミ「そう、ね・・・」

キリカ「おや、マミは元気が無いね。ほら、笑って笑って」

マミ「笑えるわけないでしょう!?
   魔法少女は魔女を産むのよ!?
   いつか・・・いつか私達だって!」


杏子「・・・どーゆーことだオイ」

キリカ「おや?獲物かな?」

マミ「・・・佐倉さん・・・」

26: 2011/10/16(日) 00:49:43.30
杏子「お前、何やってんだよ・・・わかるように説明しろ」

マミ「魔法少女は魔女を産むの・・・だから・・・みんな氏ぬしかないのよ・・・」

杏子「はぁ?お前、何言って・・・」

マミ「穢れを溜め込んだソウルジェムはグリーフシードになるの!
   私達はいつかみんな魔女になるのよ!だから!」

杏子「・・・なんだよ、それ」

マミ「だから・・・佐倉さんも先に逝ってて。全てが終わったら私も・・・」

キリカ「さぁ恩人、最初の獲物だね」

ゆま「・・・待ってよ」

27: 2011/10/16(日) 00:50:31.34
ゆま「キョーコから聞いたよ。あなたは何人もの人達を助けてきたって。
   これからも沢山の人達を助けられる人だって」

キリカ「マミ、どうしたの?やらないのかい?」

ゆま「人はみんないつか氏ぬんだよ。
   いつか魔女になるからってこれから救う沢山の人達を見捨てるの?」

杏子「・・・っ!」

ゆま「『いつか』は今じゃないんだよ」

マミ「・・・呉さん、行きましょう」

キリカ「んん?どうするのさ?」

マミ「どうかしてたわ、私。美国さんとお話しないとね」

キリカ「困ったな。恩人と愛人が異を唱えあうのなら。
    私は待つことにするよ。二人が意見を決めるまで」

28: 2011/10/16(日) 00:51:13.19
マミ「あなたも来るかしら?佐倉さん」

杏子「ガキに説教されて気がそがれちまったよ・・・
   今日のところは帰らせてもらうとするかな。
   そうだ、もう目は覚めただろうがこれ、食うかい?」

マミ「・・・レモン飴」

杏子「長い夜になりそうだしな。目ぇ覚めるぞ」

マミ「くすっ・・・ありがとう。
   ・・・あなたもありがとう。小さい魔法少女さん」

ゆま「えへへ・・・」

杏子「じゃあ、また・・・」


長門「待って」

29: 2011/10/16(日) 00:51:46.54
キリカ「あれ?織莉子の命を邪魔立てした人間だね。
    んん?人間?なのかな?」

マミ「・・・さっきはごめんなさい。そしてありがとう。
   あなたのお陰で人頃しをせずにすんだわ」

長門「そう」

杏子「その様子じゃあたし達全員に用があるみたいだけど?」

長門「そう」

織莉子「私にも、かしらね?」

長門「そう」

キリカ「織莉子!迎えに来てくれたのかい?嬉しいよ!」

織莉子「惜しいけれど外れね。一緒にお出かけよ。
    案内してもらえるんでしょう?」

長門「そう」

30: 2011/10/16(日) 00:52:35.49
→ほむホーム

ほむら「ちょっと、こんなに人を集めるなんて聞いてないわ・・・
    それに、美国織莉子と呉キリカまで・・・」

まどか「お泊りの事前連絡、準備はばっちりだよ」

さやか「マミさんとその友達と・・・白女の生徒?
    わ、寝ちゃってる子がいるけどもしやあの子も魔法少女!?」

杏子「っく・・・これだけ初対面やらなんやらがいると居心地悪いな・・・
   ・・・すまねぇ、こいつ寝せられる所あるか?」

ゆま「zzz」

マミ「ごめんなさいね、遅くに押しかけちゃって・・・」

キリカ「織莉子、マミ、大丈夫。何があってもキミ達は守るよ」

織莉子「ふふ、ありがとう」

長門「・・・」

31: 2011/10/16(日) 00:53:31.79
→ほむホーム前

キュゥべえ「魔法少女が一堂に会するだけじゃなくて
      遮蔽シールドによって進入不可の限定空間が作られている・・・
      わけがわからないよ」

→ほむホーム

マミ「ごめんなさい、急だったからこんなものしか用意できなくて・・・」

ほむら「・・・ありがとう。じゃあ早速だけd」

杏子「おい、お茶出しなんぞに魔力の無駄遣いしてんじゃねーよ」

ほむら「始めていいかしr」

キリカ「あーっ!!
    マミ、キミと織莉子の紅茶は私専用だって言ったじゃないか!
    私は大好きなんだよ!?マミも、織莉子も!それなのに!」

マミ「大丈夫、呉さんのは特別よ(砂糖とハチミツの量的な意味で)」

32: 2011/10/16(日) 00:54:34.22
ほむら「えっと・・・」

キリカ「特別かぁ!私の気持ちも特別だよ!
    あっ織莉子、キミももちろん特別な存在だからね!」

ほむら「・・・」

さやか「ヴェルタースオリジナル!」

ほむら「・・・あなたたちはどこまで愚かなの・・・!」

まどか「ほむらちゃん落ち着いて!銃しまって!」

織莉子「・・・」

長門「・・・話を始める」

33: 2011/10/16(日) 00:55:12.07
長門「一週間後、この街にワルプルギスの夜が来る」

杏子「なぜわかる」

ほむら「統計よ」

長門「このままではこの街はおろか
   地球そのものが危うくなる事態になっている。
   それを是正したい」

ほむら「・・・」

マミ「でも、いくらワルプルギスの夜とはいえ
   地球自体が危ういなんて・・・」

織莉子「事実です。私は視てしまったもの・・・世界の週末を」

キリカ「織莉子が言うならその通りだね!」

さやか「そこであたし達の出番ってわけね!」

34: 2011/10/16(日) 00:56:02.73
長門「ワルプルギスの夜を相手にする戦力としてはこれで十分。
   その後に起こりうる事象も回避できると予測される」

まどか「起こりうる事象って・・・?」

長門「・・・秘密」

ほむら「私は!」

まどか「っ!?」

ほむら「私は・・・絶対に阻止したい。お願い、力を貸して・・・」

35: 2011/10/16(日) 00:56:56.65
さやか「もっちろん!友達の頼みなら尚更!」

マミ「とりかえしのつかない事をしそうになった私だけど・・・
   それでも手伝わせてもらえるかしら・・・」

キリカ「したいようにするといいさ。
    それがキミという個体の思想であり意思。
    私はマミと織莉子についていくよ」

杏子「正直気はすすまねーが・・・」

ゆま「やらなきゃ」

杏子「そうだよな。あたしだって最初は・・・って起きてたのか!?」

まどか「私も・・・少しでも手伝えることがあるのなら」

織莉子「・・・」

36: 2011/10/16(日) 00:57:55.85
長門「今回の作戦の成否の鍵を握るのは恐らく貴女。
   私からもお願いする」

ほむら「・・・っ」

キリカ「織莉子、どうする?」

マミ「美国さん・・・」

織莉子「・・・ワルプルギスの夜の出現位置はここよ。
    辿るのはこのルート。戦闘をするならこの区域ね。
    なるべく被害を少なくしたいわ」

ほむら「・・・!」

織莉子「お父様が創ろうとした街を、国を・・・壊させるわけにはいかない。
    私は・・・救世を成したい!」

37: 2011/10/16(日) 00:58:53.96
→一週間後 避難所

まどか「みんな・・・」

キュゥべえ「心配かい?
      とはいえ、あれだけの戦力が集まってしまうとはね。
      全て君の思い通り、といったところかな?」

長門「・・・」

キュゥべえ「ようやく会えたね。有機生命体である僕達は
      君たちほどの情報制御能力を持ち合わせていない。
      そちらが接触してくれるまでお手上げってわけさ」

長門「貴方達の行動によって
   私達の自律進化の可能性を失うわけにはいかなかった。
   8年前の情報爆発以後、彼女の監視はずっと続いている」

キュゥべえ「僕達だって解析したさ。
      でも彼女には何の能力も無かった。
      君達はいったいどんな魔法を使ったんだい?」

38: 2011/10/16(日) 01:00:07.57
→数時間後

長門「貴女に言われたとおり、
   蓄えていたグリーフシードは公平に分配してきた」

ほむら「あなたには感謝してもしきれないわね」

長門「私達も感謝している。
   インキュベーターによる事実上の惑星破壊を阻止できた。
   既にその個体の多くは地球上から撤退している」

ほむら「そう・・・よかったわ」

長門「・・・では、能力を返してもらう」

ほむら「ええ。
    と言ってもそんなもの預かっていた自覚もないのだけれど」

 その夜、大規模な情報爆発が観測された。

39: 2011/10/16(日) 01:01:03.52
→エピローグ

さやか「まーどかっ!おはよー」

まどか「おはよー、さやかちゃん。あれ?仁美ちゃんは?」

さやか「いやーそれがさー・・・宣戦布告されちゃって・・・たっはっは」

まどか「それって・・・上条君の・・・?」

さやか「うん・・・あ、でも良いニュースがあってさ!
    恭介の腕、手術すれば回復の見込みがあるって!」

まどか「ほんとに!?」

さやか「それから・・・編入生が来るって、風の噂で聞いた、ような・・・」

40: 2011/10/16(日) 01:02:17.42
早乙女先生「コホン。今日はみなさんに大事はお話があります。
      心して聞くように。
      ・・・シュークリームを食べるときは、お皿に出しますか?
      それとも手掴みですか?はい、中沢くん!」

中沢「えぇ!?っと・・・どっちでもいい・・・と言いますか・・・
   お皿洗うのが大変だから・・・要らないかな、と・・・」

早乙女先生「その通り!お皿など出さなくてよろしい!
      シュークリームを皿に盛り付けるかどうかで
      女の魅力が決まると思ったら大間違いです!
      ・・・はい、座って?」

早乙女先生「あとそれから、今日は皆さんに編入生を紹介します」

41: 2011/10/16(日) 01:03:34.76
杏子「さ、佐倉、杏子です。よろしk」

さやか「ニヤニヤ」

杏子「わ、笑うなてめー!
   あたしだってこんなかっこ恥ずかしいんだ!頃すぞ!」

杏子(っと・・・そういえばマミ、こないだから魔法使っても
    ソウルジェムが濁らないのは気のせいか?)

マミ(そうなのよね・・・悪い事じゃないんだけど、なぜかしら・・・)

早乙女先生「はいはい静かに・・・あら?暁美さんはお休み?」



ほむら「はっ・・・ここは・・・
    私、もう退院してる・・・夢じゃない・・・寝坊した」


おわり

42: 2011/10/16(日) 01:04:16.51
→おまけ

先生「では転校生を紹介する」

マミ「あら?うちのクラスにも?」

織莉子「美国織莉子です。よろしくお願いします」

キリカ「織莉子ーっ!
    ひどいじゃないか!どうしてこのクラスなのさ!
    私よりもマミをとるのかい!?」

織莉子「キリカ、これはね・・・」

先生「呉、このクラスは他より1人少ないんだ。
   わかったら自分の教室に・・・」

キリカ「はっ・・・なら1人減らせばいいのか!
    愛は無限に有限なんだ!やってやれないことはない!」

マミ「やめなさい」


おしまい

44: 2011/10/16(日) 01:08:14.16
補足
・キリカは契約前に関わったマミと織莉子の両方に依存。
・長門がさやかに与えたもののうち『魔力』ってのはキュゥべえと別で
 イメージを物質化させ―中略―長門さんマジ万能宇宙人。
・情報爆発時に改変能力を使ったのがどちらなのかは読み手さん次第で。
・情報爆発から8年後設定なのは原作で大学生の某キャラが出たからですが
 余計こんがらがりそうだったので特にフラグは回収せず。
・編入の杏子は施設あたりから登校な脳内設定。


いやはや、至らぬ点ばかりで恥ずかしいやら申し訳ないやら・・・
秋の夜長にさらっと読んでいただけたら幸いです。
お目汚し失礼しました。

46: 2011/10/16(日) 08:35:08.17
まどかの役割とか何がなんだか

引用元: 長門「私と契約して魔法少女になって」