1: 2009/10/01(木) 19:09:17.75 ID:qTZ1UGt0O
ゲンドウ「でなければ帰れ!」
マダオ「いや、清掃員の面接に来ただけなんですけどー…」
ミサト「乗るのよ、長谷川さん」
マダオ「いや、重機の操作は慣れてるんだけどね」
マダオ「問題は給料の方で時給はー…」
ゲンドウ「お前には失望した。」
マダオ「え?何?ちょっと待って!!」
マダオ「乗らないなんて言ってないよ?言ってないからね?」
マダオ「いや、清掃員の面接に来ただけなんですけどー…」
ミサト「乗るのよ、長谷川さん」
マダオ「いや、重機の操作は慣れてるんだけどね」
マダオ「問題は給料の方で時給はー…」
ゲンドウ「お前には失望した。」
マダオ「え?何?ちょっと待って!!」
マダオ「乗らないなんて言ってないよ?言ってないからね?」
2: 2009/10/01(木) 19:10:38.39
グラグラグラ
マダオ「え?何?何?何?地震?」
ゲンドウ「やつめ、ここに気づいたか」
マダオ「何?何これ?何なのこれ?怖いんだけど!!めちゃめちゃ怖いんだけど!!」
ピッ
ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」
冬月「まだ使えるかね」
ゲンドウ「構わん。」
3: 2009/10/01(木) 19:11:59.40
数分後
ガラガラガラガラ
ストレッチャーに少女が乗せられている
マダオ「え?病人?」
グラグラグラ
震動が始まると少女がストレッチャーごと倒れた。
綾波「きゃあ!」
マダオ「きゃあ!だ…大丈夫?」
綾波「うぅ…」
苦悶の表情を浮かべる綾波
彼女を抱き抱えたマダオの掌には血がベットリついている。
マダオ「いやァァァァ!!血がァァァァ!血がァァァァ!」
ガラガラガラガラ
ストレッチャーに少女が乗せられている
マダオ「え?病人?」
グラグラグラ
震動が始まると少女がストレッチャーごと倒れた。
綾波「きゃあ!」
マダオ「きゃあ!だ…大丈夫?」
綾波「うぅ…」
苦悶の表情を浮かべる綾波
彼女を抱き抱えたマダオの掌には血がベットリついている。
マダオ「いやァァァァ!!血がァァァァ!血がァァァァ!」
4: 2009/10/01(木) 19:12:40.36
マダオ「何で?面接に来て何でこうなっちゃったの?何で?」
しかし微動だにしないゲンドウ。
むしろニヤニヤ笑っている。
ゲンドウ「乗れ。」
マダオ「無理!無理だから!やな予感しかしないからいや!」
綾波「…………」
綾波「不採用」
しかし微動だにしないゲンドウ。
むしろニヤニヤ笑っている。
ゲンドウ「乗れ。」
マダオ「無理!無理だから!やな予感しかしないからいや!」
綾波「…………」
綾波「不採用」
5: 2009/10/01(木) 19:13:08.57
一人二役か…
6: 2009/10/01(木) 19:13:23.12
マダオ「えっ?」
リツコ「不採用よ。」
マダオ「………もしかして」
ミサト「今のは面接だったのよ。残念ね。」
リツコ「いちいちそんなに焦ってたらD級勤務者すら勤まらないわ」
マダオ「いや、誰でもああ言うでしょ!ふつう、ふつうでしょ?」
リツコ「不採用よ。」
マダオ「………もしかして」
ミサト「今のは面接だったのよ。残念ね。」
リツコ「いちいちそんなに焦ってたらD級勤務者すら勤まらないわ」
マダオ「いや、誰でもああ言うでしょ!ふつう、ふつうでしょ?」
7: 2009/10/01(木) 19:13:57.47
ひでえ面接だなww
8: 2009/10/01(木) 19:14:51.14
リツコ「14歳の少年、以下ね」
ゲンドウ「帰れ!」
こうして今日も俺は無職
ああ。無職
負けるな、マダオ。
勝つんだ、マダオ。
お前の戦いは今始まったばかりだ!
冬月「…………」
冬月「独り言の途中…ちょっといいかね」
ゲンドウ「帰れ!」
こうして今日も俺は無職
ああ。無職
負けるな、マダオ。
勝つんだ、マダオ。
お前の戦いは今始まったばかりだ!
冬月「…………」
冬月「独り言の途中…ちょっといいかね」
9: 2009/10/01(木) 19:17:05.59
シンジ出番なしw
10: 2009/10/01(木) 19:20:28.79
さっき画面に映っていた初老の男が俺に話し掛けてきた。
さっきの面接の批評なら止めてくれ。
いくら落ちるのが慣れている、と言えどもさっきの面接はヘビーだった。
冬月「さっきの面接で…」
俺を傷付けるなら止めてくれええぇぇぇぇ!!
繊細なんだァァァァァァァァ
冬月「清掃員としては不採用だったが」
不採用不採用やめて!社会のクズだからってやめて!とにかくやめて!
冬月「諜報部員として、採用したい。」
だから不採用不採用…
…え?
さっきの面接の批評なら止めてくれ。
いくら落ちるのが慣れている、と言えどもさっきの面接はヘビーだった。
冬月「さっきの面接で…」
俺を傷付けるなら止めてくれええぇぇぇぇ!!
繊細なんだァァァァァァァァ
冬月「清掃員としては不採用だったが」
不採用不採用やめて!社会のクズだからってやめて!とにかくやめて!
冬月「諜報部員として、採用したい。」
だから不採用不採用…
…え?
14: 2009/10/01(木) 19:25:23.61
冬月「一目見たときから気になっていたんだよ。」
冬月「君は碇にそっくりだ。」
ゲンドウ「………」
マダオ「うあぁァァァァ!」
冬月…とか言う男の後ろから顔を出してきた。いきなり。
しかし、良く良く見てみると…
冬月「似ているだろう?」
冬月「碇の憎たらしさとか碇の根性の悪さとか碇の顔の悪さとか…そっくりだとは思わんかね。」
マダオ「………」
ゲンドウ「………」
冬月「君は碇にそっくりだ。」
ゲンドウ「………」
マダオ「うあぁァァァァ!」
冬月…とか言う男の後ろから顔を出してきた。いきなり。
しかし、良く良く見てみると…
冬月「似ているだろう?」
冬月「碇の憎たらしさとか碇の根性の悪さとか碇の顔の悪さとか…そっくりだとは思わんかね。」
マダオ「………」
ゲンドウ「………」
19: 2009/10/01(木) 19:32:56.35
冬月「君に仕事を頼みたい。報酬は君の望み以上に出そう。」
冬月「………万では、不足かね?」
エエエエエ!!
そんなに貰っていいのかよ!?
へへっ残念だが、銀さん。
不幸のエンドレスループから先に抜け出すのは俺みたいだぜ。
冬月「ちょうど明日から私達は南極に行かなければならないのだが…」
…南極?
そういやこの職場は何かおかしい。
俺は不安になった。
高額な報酬といい、
まさかこの仕事
ブラックでデンジャラスな仕事なんじゃないのか?
21: 2009/10/01(木) 19:36:16.61
冬月「何、ブラックでもデンジャラスでもない。」
冬月「君にしか出来ない、しかも簡単な仕事だ」
『君にしか出来ない、簡単な仕事』
その一言で俺の不安はぶっ飛んだ。
君にしか出来ない
なんて甘い響きだろうか。
簡単な仕事だ
なんて美しい響きだろうか。
その一言に惑わされ俺は
内容も聞かず即答してしまった。
マダオ「…やります。俺がやります!」
冬月「君にしか出来ない、しかも簡単な仕事だ」
『君にしか出来ない、簡単な仕事』
その一言で俺の不安はぶっ飛んだ。
君にしか出来ない
なんて甘い響きだろうか。
簡単な仕事だ
なんて美しい響きだろうか。
その一言に惑わされ俺は
内容も聞かず即答してしまった。
マダオ「…やります。俺がやります!」
25: 2009/10/01(木) 19:42:21.11
冬月「そうか。やってくれるか。」
人に頼られる、と言うのはこんなに気持ちよい事だったか。
冬月「では、君に頼みたい任務は…」
ゴクリ。
冬月「碇の影武者だ。」
…
影武者。囮ってことだよな?
ブラックでデンジャラスな仕事じゃねえかあァァァァ!!
人に頼られる、と言うのはこんなに気持ちよい事だったか。
冬月「では、君に頼みたい任務は…」
ゴクリ。
冬月「碇の影武者だ。」
…
影武者。囮ってことだよな?
ブラックでデンジャラスな仕事じゃねえかあァァァァ!!
28: 2009/10/01(木) 19:46:35.29
ゲンドウ「ネルフ本部を3日も開ける訳にはいかんのだよ」
と、さっきまで黙ってた目の前のオッサンがいきなり喋り出した。
ゲンドウ「頼む」
と言い、土下座をし始めた。
何だか自分自身の土下座を見ているようで見苦しい。
止めろ!止めて!止めて下さい!お願いだから!
しかし彼は顔をあげない。
それに「やる」と言ってしまった手前断れない。
と、さっきまで黙ってた目の前のオッサンがいきなり喋り出した。
ゲンドウ「頼む」
と言い、土下座をし始めた。
何だか自分自身の土下座を見ているようで見苦しい。
止めろ!止めて!止めて下さい!お願いだから!
しかし彼は顔をあげない。
それに「やる」と言ってしまった手前断れない。
30: 2009/10/01(木) 19:49:51.98
結局、俺は親指に赤いインクを塗りたくり、紙に押し付けた。
その瞬間、碇司令はさっきの土下座は嘘だったかのように
素早く立ち上がりニヤリと笑った。
計画通り。とでも言うかの様に。
騙されたァァァァァァァァァァァァ!!
その瞬間、碇司令はさっきの土下座は嘘だったかのように
素早く立ち上がりニヤリと笑った。
計画通り。とでも言うかの様に。
騙されたァァァァァァァァァァァァ!!
31: 2009/10/01(木) 19:55:16.71
黒服の男達に無理矢理腕を掴まれ
無理矢理服…と言っても2枚しか着てないが、奪われ
無理矢理制服を着せられた。
俺はこうして
真ん前のオッサンの
ダミーの
オッサン
になっちまった。
バカ!一時の苦しみを耐え切れなかった俺のバカ!バカ!バカ!バカ!バ…(以下略)
無理矢理服…と言っても2枚しか着てないが、奪われ
無理矢理制服を着せられた。
俺はこうして
真ん前のオッサンの
ダミーの
オッサン
になっちまった。
バカ!一時の苦しみを耐え切れなかった俺のバカ!バカ!バカ!バカ!バ…(以下略)
35: 2009/10/01(木) 20:09:47.89
司令室。
俺は暇を持て余していた。
司令と言ってもまるでやることがない。
書類の処理は
「極秘事項に当たりますので」と書類を触らせても貰えないし
じゃあ、とネットゲームをやろうとすれば「情報漏洩の危険が」
とか言って禁止されるし
銀さんに自慢したいと思って万事屋に電話しようとすると
同じ理由で止められた。
この分じゃハツに連絡することも叶わないだろう。
折角デカイ仕事をしてるってのに…何だかな
プルルルルル
マダオ「!」
突然、電話が鳴った。
机の上に『マニュアル』があることを確認し、出た。
俺は暇を持て余していた。
司令と言ってもまるでやることがない。
書類の処理は
「極秘事項に当たりますので」と書類を触らせても貰えないし
じゃあ、とネットゲームをやろうとすれば「情報漏洩の危険が」
とか言って禁止されるし
銀さんに自慢したいと思って万事屋に電話しようとすると
同じ理由で止められた。
この分じゃハツに連絡することも叶わないだろう。
折角デカイ仕事をしてるってのに…何だかな
プルルルルル
マダオ「!」
突然、電話が鳴った。
机の上に『マニュアル』があることを確認し、出た。
36: 2009/10/01(木) 20:13:19.97
マダオ「……碇だが」
緊張する。
あまりヘビーな内容でなければ良いんだが。
シンジ「もしもし」
シンジ「父さん?」
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
どうしよう!どうしよう!!
父さん?って事は息子だよね?ね?
いきなりヘビーな相手来ちゃったァァァァ
落ち着け!俺!落ち着け!
とにかく、マニュアル通りやればいいから!
大丈夫だから!バレないから!
緊張する。
あまりヘビーな内容でなければ良いんだが。
シンジ「もしもし」
シンジ「父さん?」
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
どうしよう!どうしよう!!
父さん?って事は息子だよね?ね?
いきなりヘビーな相手来ちゃったァァァァ
落ち着け!俺!落ち着け!
とにかく、マニュアル通りやればいいから!
大丈夫だから!バレないから!
38: 2009/10/01(木) 20:15:22.70
シンジ「どうしたの?父さん?」
マダオ「いや…あぁ…」
マニュアルには『なるべく早く話を切り上げるように』としか書いてない。
役に立たねえぇぇぇぇ!
シンジ「今日の父さん何だか…」
ヤバい。バレる。ヤバい。
ビッー!ビッー!
42: 2009/10/01(木) 20:17:15.05
マダオ「!?」
諜報部員「碇司令、警報です!」
黒服ナイス!
助かったァァァァァァァァ!
マダオ「と、言うわけだから切るぞ」
シンジ「ちょ…父さ…」
プッープッープッー
シンジ「………切れちゃった」
諜報部員「碇司令、警報です!」
黒服ナイス!
助かったァァァァァァァァ!
マダオ「と、言うわけだから切るぞ」
シンジ「ちょ…父さ…」
プッープッープッー
シンジ「………切れちゃった」
44: 2009/10/01(木) 20:18:05.71
声は完璧だからなw
46: 2009/10/01(木) 20:20:40.78
ふう。
どうやら危機は脱出出来たようだな。
マダオ「ありがとう、お前達のおかげで助かったぜ!」
諜報部員「いえ…」
マダオ「本当にありがとう!飲みに行こう!勿論俺の奢りだ!」
諜報部員「ですから…」
諜報部員「司令は何を勘違いしているか知りませんが、使徒が襲来しました。」
え?
マダオ「え?何?どういうこと?」
諜報部員「使徒、我々の敵が来ました。」
51: 2009/10/01(木) 20:25:31.52
マダオ「じゃ何?さっきのは本物の警報ってこと?」
諜報部員「警報に本物も偽者もありません」
無駄な感謝しちゃったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
飲みに行くって行ったの撤回!
奢りだってのも撤回!撤回!
諜報部員「とにかく、発令所へ」
得体の知れないもんと関わり持つなんて聞いてない!聞いてないよ!
マダオ「ヤダ!ヤダ!絶対ヤダ!嫌な予感しかしないからヤダ!ヤダ!」
…するとまたもや黒服に腕を捕まれ
何人か仲間を呼ばれた後抵抗もむなしく
俺は引きづられていった。
この職場、辞めたい。
諜報部員「警報に本物も偽者もありません」
無駄な感謝しちゃったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
飲みに行くって行ったの撤回!
奢りだってのも撤回!撤回!
諜報部員「とにかく、発令所へ」
得体の知れないもんと関わり持つなんて聞いてない!聞いてないよ!
マダオ「ヤダ!ヤダ!絶対ヤダ!嫌な予感しかしないからヤダ!ヤダ!」
…するとまたもや黒服に腕を捕まれ
何人か仲間を呼ばれた後抵抗もむなしく
俺は引きづられていった。
この職場、辞めたい。
55: 2009/10/01(木) 20:30:35.75
ミサト「使徒の位置は?」
日向「使徒の攻撃と発する電磁波で確認出来ません」
ミサト「そう。」
ミサト「使徒の攻撃が落ちた場所は?」
マヤ「一日前はここ。」
マヤ「12時間前はここに。」
リツコ「ズレを修正していってるのね。恐らく次は…」
ミサト「ここよ。」
何だか難しい話をしていた。
ダメだ。俺には理解できねぇ。
聞くなよ?聞くなよ?俺に聞くなよ?意見を求めるなよ?
ミサト「…碇司令はどう、お考えですか?」
このアマァァァァァァァァ!
56: 2009/10/01(木) 20:33:54.61
手元にあるマニュアルを読む、と「とりあえず部下に任せろ」と書いてあった。
なるほど。部下に一任、か。
マダオ「君に任せる」
そう俺が言った瞬間、目の前のボインのお姉ちゃんはニヤッと笑った。
ミサト「そうですか。」
リツコ「で、ミサト作戦は考えてあって?」
ミサト「もちよ。それはね…」
なるほど。部下に一任、か。
マダオ「君に任せる」
そう俺が言った瞬間、目の前のボインのお姉ちゃんはニヤッと笑った。
ミサト「そうですか。」
リツコ「で、ミサト作戦は考えてあって?」
ミサト「もちよ。それはね…」
61: 2009/10/01(木) 20:39:04.08
リツコ「使徒を手で、受け止める?」
ミサト「そうよん」
リツコ「バカじゃないの?そんなの技術部は許可出来ないわ」
ミサト「でも使徒を倒すにはこれしかないのよ」
リツコ「倒さなくとも、避難すれば良いだけじゃない!」
ミサト「使徒を倒すのが私達の仕事よ?」
リツコ「仕事?あなたのくだらないプライドの間違いじゃなくて?」
女の言い争いはなんて醜いのか。
何だかすまいるの裏側みたいだなぁ…
リツコ「司令もそう思いますよね?」
えっ
ミサト「あら、司令は私に一任するって言ったわ。」
ちょ!待って!待って!
俺を巻き込まないでぇぇぇぇ!
ミサト「そうよん」
リツコ「バカじゃないの?そんなの技術部は許可出来ないわ」
ミサト「でも使徒を倒すにはこれしかないのよ」
リツコ「倒さなくとも、避難すれば良いだけじゃない!」
ミサト「使徒を倒すのが私達の仕事よ?」
リツコ「仕事?あなたのくだらないプライドの間違いじゃなくて?」
女の言い争いはなんて醜いのか。
何だかすまいるの裏側みたいだなぁ…
リツコ「司令もそう思いますよね?」
えっ
ミサト「あら、司令は私に一任するって言ったわ。」
ちょ!待って!待って!
俺を巻き込まないでぇぇぇぇ!
63: 2009/10/01(木) 20:43:59.96
マダオ「いやぁ…それは…」
リツコ(耳元で)「今夜…セーラー服の着用、考えてもよくってよ。」
え?セーラー服って何?何?
ミサト(耳元で)「あら…私なんか今夜、セーラー戦士に変身してお仕置きしてあげちゃうわよん?」
セーラー戦士?お仕置き?何?何それ?何なのそれ?
ふざけてる。ふざけてやがる。っつうか何で司令だってだけで
モテモテなの?同じような顔なのに
同じようにダンディな声なのに
何で俺はハツに逃げられちゃったの?
おかしいよね?ね?
無職だから?ねえ無職だからなの?ねえ?
リツコ(耳元で)「今夜…セーラー服の着用、考えてもよくってよ。」
え?セーラー服って何?何?
ミサト(耳元で)「あら…私なんか今夜、セーラー戦士に変身してお仕置きしてあげちゃうわよん?」
セーラー戦士?お仕置き?何?何それ?何なのそれ?
ふざけてる。ふざけてやがる。っつうか何で司令だってだけで
モテモテなの?同じような顔なのに
同じようにダンディな声なのに
何で俺はハツに逃げられちゃったの?
おかしいよね?ね?
無職だから?ねえ無職だからなの?ねえ?
65: 2009/10/01(木) 20:45:47.83
しかし、男には選ばなければならない時がある。
今の俺は長谷川泰三ではない
碇ゲンドウである。
セーラー服かセーラー戦士か
選ばなければならない。
答えは出ていた。
マダオ「セーラー戦士で」
お仕置き付きは、デカかった。
今の俺は長谷川泰三ではない
碇ゲンドウである。
セーラー服かセーラー戦士か
選ばなければならない。
答えは出ていた。
マダオ「セーラー戦士で」
お仕置き付きは、デカかった。
68: 2009/10/01(木) 20:49:23.02
アスカ「使徒を手で、」
アスカ「受け止めるぅ?」
ミサト「そうよん」
アスカ「成功の確率は?」
ミサト「神のみぞ知るってとこね。」
アスカ「成功したら奇跡ってことね…」
ミサト「奇跡は起こしてこそ初めて価値が出るものよ。」
ミサト「すまないけど作戦にあたって…遺書を書いてもらいたいんだけど」
綾波「私はいいわ。」
アスカ「私もよ」
シンジ「……僕も……ですけど」
ミサト「どうしたのシンジ君?」
シンジ「お願いがあるんです。ミサトさん!」
ミサト「…………?」
アスカ「受け止めるぅ?」
ミサト「そうよん」
アスカ「成功の確率は?」
ミサト「神のみぞ知るってとこね。」
アスカ「成功したら奇跡ってことね…」
ミサト「奇跡は起こしてこそ初めて価値が出るものよ。」
ミサト「すまないけど作戦にあたって…遺書を書いてもらいたいんだけど」
綾波「私はいいわ。」
アスカ「私もよ」
シンジ「……僕も……ですけど」
ミサト「どうしたのシンジ君?」
シンジ「お願いがあるんです。ミサトさん!」
ミサト「…………?」
69: 2009/10/01(木) 20:54:27.44
司令室
ない!ない!ない!ない!
碇司令の息子がもうすぐ来ると言うのに
マニュアルがない。
なんでも危険な作戦の前だからって言うから断れなかったが…
どうしよう。
多分掃除のババアが捨てたに違いない。
そんなに役に立った記憶はないがないならないで不安だ。
コンコン
シンジ「父さん、入ります。」
うわぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァ!
きたァァァァァァァァ!!
ない!ない!ない!ない!
碇司令の息子がもうすぐ来ると言うのに
マニュアルがない。
なんでも危険な作戦の前だからって言うから断れなかったが…
どうしよう。
多分掃除のババアが捨てたに違いない。
そんなに役に立った記憶はないがないならないで不安だ。
コンコン
シンジ「父さん、入ります。」
うわぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァ!
きたァァァァァァァァ!!
70: 2009/10/01(木) 20:59:43.11
こうなったら覚悟を決めよう。
碇司令っぽいこと言ってれば大丈夫だから!バレないから!
きっと他愛もない親父の会話だから!大丈夫!
マダオ「どうした。」
シンジ「まさか、会ってくれるとは思わなかった」
マダオ「……そうか。」
シンジ「父さんは何で」
しかし、何でこの息子は暗いのか。
中々会えないならちょっとは喜ぶだろうに…
シンジ「僕を捨てたの?」
…え、捨てたって何?
何この親子?どうなってんの?
碇司令っぽいこと言ってれば大丈夫だから!バレないから!
きっと他愛もない親父の会話だから!大丈夫!
マダオ「どうした。」
シンジ「まさか、会ってくれるとは思わなかった」
マダオ「……そうか。」
シンジ「父さんは何で」
しかし、何でこの息子は暗いのか。
中々会えないならちょっとは喜ぶだろうに…
シンジ「僕を捨てたの?」
…え、捨てたって何?
何この親子?どうなってんの?
72: 2009/10/01(木) 21:02:33.64
シンジ「僕を放って置いたくせに」
シンジ「僕を利用したいだけしてる」
シンジ「どうせ父さんは、僕をエヴァの部品としか考えてないんでしょ?」
何このヘビーな親子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
他愛もない会話どころじゃねぇぇぇぇぇぇ!
シンジ「僕を利用したいだけしてる」
シンジ「どうせ父さんは、僕をエヴァの部品としか考えてないんでしょ?」
何このヘビーな親子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
他愛もない会話どころじゃねぇぇぇぇぇぇ!
78: 2009/10/01(木) 21:07:03.56
シンジ「どうせ、僕のことなんて何も分からないんだ。父さんは」
実はねーオジサンお父さんの影武者なんだぁァァァァァァァァ
だから君のことなぁーんにもしらないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
とはまさか言えない。
俺は今、「碇ゲンドウ」だ。
「碇ゲンドウ」として彼に向き合わなきゃいけない。
碇ゲンドウなら何と言うか、
……何故かすぐに言葉にすることが出来た。
実はねーオジサンお父さんの影武者なんだぁァァァァァァァァ
だから君のことなぁーんにもしらないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
とはまさか言えない。
俺は今、「碇ゲンドウ」だ。
「碇ゲンドウ」として彼に向き合わなきゃいけない。
碇ゲンドウなら何と言うか、
……何故かすぐに言葉にすることが出来た。
79: 2009/10/01(木) 21:10:32.94
マダオ「シンジ、大人になれ。」
決まった。
この一言で全ては解決する。
勝った。
最初に負けたガキに俺は勝ったァァァァァァァァ!
シンジ「……僕には何が大人かわかりません」
予想外だった
奴は、カウンターを仕掛けてきた。
二倍にも三倍にも膨れ上がり
しまいには長谷川泰三…俺自身の脳天から何からを貫いた。
オジサンも何が大人か分かんないやァァァァァァァァ!!
決まった。
この一言で全ては解決する。
勝った。
最初に負けたガキに俺は勝ったァァァァァァァァ!
シンジ「……僕には何が大人かわかりません」
予想外だった
奴は、カウンターを仕掛けてきた。
二倍にも三倍にも膨れ上がり
しまいには長谷川泰三…俺自身の脳天から何からを貫いた。
オジサンも何が大人か分かんないやァァァァァァァァ!!
89: 2009/10/01(木) 21:18:27.69
綾波「あなたは何が大人か、分からないのね」
この娘
…どっから出てきた?
アスカ「40にもなって…アンタにバカぁ?」
そうだよ。俺はバカだ。
ミサト「一般的に考えればもう立派な大人よ」
リツコ「無職なのが負い目なのね」
マヤ「そんなに無職は嫌ですか?」
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!
日向「どうして長谷川さんは職にこだわるんだい?」
…それは
この娘
…どっから出てきた?
アスカ「40にもなって…アンタにバカぁ?」
そうだよ。俺はバカだ。
ミサト「一般的に考えればもう立派な大人よ」
リツコ「無職なのが負い目なのね」
マヤ「そんなに無職は嫌ですか?」
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!
日向「どうして長谷川さんは職にこだわるんだい?」
…それは
91: 2009/10/01(木) 21:19:21.76
青葉「世間の目?」
93: 2009/10/01(木) 21:21:49.61
冬月「家族の為?」
ゲンドウ「それとも」
ゲンドウ「自分のプライドの為、か?」
うるさい!うるさい!うるさい!
お前さんに何が分かる!
ゲンドウ「分からない。人間とは理解し合えない生き物だ。」
ゲンドウ「が、私も…」
ゲンドウ「私もマダオだ。」
マダオ「…………!」
ゲンドウ「それとも」
ゲンドウ「自分のプライドの為、か?」
うるさい!うるさい!うるさい!
お前さんに何が分かる!
ゲンドウ「分からない。人間とは理解し合えない生き物だ。」
ゲンドウ「が、私も…」
ゲンドウ「私もマダオだ。」
マダオ「…………!」
97: 2009/10/01(木) 21:24:32.72
マダオ「職もあるのに?女もいるのに?」
ゲンドウ「私も妻に逃げられた」
マダオ「…………!」
ゲンドウ「さっき、お前も見ただろう?私は息子に嫌われている。」
ゲンドウ「『マルでダメなお父さん』」
ゲンドウ「略してマダオだ」
ゲンドウ「私も妻に逃げられた」
マダオ「…………!」
ゲンドウ「さっき、お前も見ただろう?私は息子に嫌われている。」
ゲンドウ「『マルでダメなお父さん』」
ゲンドウ「略してマダオだ」
98: 2009/10/01(木) 21:27:29.19
ゲンドウ「しかし私は一人でも立って歩けている。」
ゲンドウ「私は大人だ」
マダオ「なぜ、そう言い切れるんだ?」
ゲンドウ「私は大人だと私自身がしんじているからだ。」
ゲンドウ「自分がそれを本当だと信じれば、それは真実になり得る。」
マダオ「…………そうか」
マダオ「俺は大人だ!」
マダオ「俺は無職でもマダオでも立派な大人なんだ!」
ゲンドウ「私は大人だ」
マダオ「なぜ、そう言い切れるんだ?」
ゲンドウ「私は大人だと私自身がしんじているからだ。」
ゲンドウ「自分がそれを本当だと信じれば、それは真実になり得る。」
マダオ「…………そうか」
マダオ「俺は大人だ!」
マダオ「俺は無職でもマダオでも立派な大人なんだ!」
102: 2009/10/01(木) 21:30:08.18
マダオ覚醒
103: 2009/10/01(木) 21:30:19.34
おめでとう
104: 2009/10/01(木) 21:30:33.82
めでたいなー
108: 2009/10/01(木) 21:31:41.67
マダオ「無職でもいいんだ!」
目の前が明るくなった。
シンジ「おめでとう」
ミサト「おめでとう」
アスカ「おめでとう」
綾波「おめでとう」
リツコ「おめでとう」
加持「おめでとう」
ヒカリ「おめでとう」
ケンスケ「めでたいな」
トウジ「おめでとさん」
ペンペン 「クェ!クェ!」
日向「おめでとう」
青葉「おめでとう」
マヤ「おめでとう」
冬月「おめでとう」
ゲンドウ・ユイ「おめでとう」
職にさようなら
ハツにありがとう
マダオ
そして全ての無職達に
おめでとう
目の前が明るくなった。
シンジ「おめでとう」
ミサト「おめでとう」
アスカ「おめでとう」
綾波「おめでとう」
リツコ「おめでとう」
加持「おめでとう」
ヒカリ「おめでとう」
ケンスケ「めでたいな」
トウジ「おめでとさん」
ペンペン 「クェ!クェ!」
日向「おめでとう」
青葉「おめでとう」
マヤ「おめでとう」
冬月「おめでとう」
ゲンドウ・ユイ「おめでとう」
職にさようなら
ハツにありがとう
マダオ
そして全ての無職達に
おめでとう
109: 2009/10/01(木) 21:32:08.25
クエックエッ
110: 2009/10/01(木) 21:32:46.77
( ;∀;)イイハナシダナー
115: 2009/10/01(木) 21:35:19.18
碇カンドウ
116: 2009/10/01(木) 21:35:27.95
無職でも良いんだっ…!
121: 2009/10/01(木) 21:39:01.54
……………
…………
………
…わさーん
…がわさーん
………長谷川泰三さーん!
ババアの声が響く
100分待ち
職安ではいつもの事だが寝ちまったみたいだ。
ババアの声を無視し、
6409番と書かれた紙をくしゃくしゃにして
ゴミ箱に捨てた。
俺は外へと歩き出す。
後ろで「坂田銀時さぁーん」と
次の奴の名前が呼ばれていたが気にしない。
「ありがとう」
俺はそう呟きながら
嗚呼 歌舞伎町へと
男一人今日も消えて行く
終劇
…………
………
…わさーん
…がわさーん
………長谷川泰三さーん!
ババアの声が響く
100分待ち
職安ではいつもの事だが寝ちまったみたいだ。
ババアの声を無視し、
6409番と書かれた紙をくしゃくしゃにして
ゴミ箱に捨てた。
俺は外へと歩き出す。
後ろで「坂田銀時さぁーん」と
次の奴の名前が呼ばれていたが気にしない。
「ありがとう」
俺はそう呟きながら
嗚呼 歌舞伎町へと
男一人今日も消えて行く
終劇
122: 2009/10/01(木) 21:39:51.44
おめでとう!全俺が泣いた
123: 2009/10/01(木) 21:40:29.45
まさかの夢オチ
129: 2009/10/01(木) 21:44:02.46
お付き合いありがとうございました。
明日も僕は元気にニートです。
明日も僕は元気にニートです。
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