1: 2011/03/05(土) 04:18:13.85
どうも、初投稿です( ̄^ ̄)ゞ

一応、このSSでパンツを脱ぐ必要はございませんd( ̄  ̄)

ぼちぼち書いていくんで、ヒマな方は是非ご覧になってください

なお、キャラ崩壊、誤字脱字は割愛ということで

2: 2011/03/05(土) 04:31:27.66
律「今、ギー太のネックを折ってしまった私の後輩は
女子校に通うごく一般的な女子高生
違うところをあげるとしたらごきぶrうわなにをするやめくぁっうぇdrftgyふじこlp」


梓「それだけは言わないでくださいよもう!」


律「イテテ、、ギブ!ギブ!」


澪「いやいやそんなことしてる場合じゃないだろ!
ギー太だぞギー太!唯がどれだけ大切にしてきたと思ってるんだよ!」


梓「でも唯先輩がギー太を大切にしてるとは思えません!
メンテも私がやってますし、唯先輩が自分でギー太のお手入れしたい!
って言って、それで私があげたレモンオイルを目の前で飲み干されたときに私h・・」


澪「だー!うっさい!とりあえず今の状況をなんとかすべきだろ!」


紬「そうよ梓ちゃん。まずはこのコトを唯ちゃんにばれないようにする方が先だと思うの~」


澪「さっすがムギ!名案だな!今日は唯、補習でいないんだし、早速リペア出すか!」


一同「アハハハハ!」




3: 2011/03/05(土) 05:05:00.61
がっきや!

澪「お!このベースいいなぁ。すいません店員さん!これ弾かせてください!」


律「お!このスネアいいなぁ・・色も黄色だし買っちゃおうかなぁ・・」


紬「もうひとこえ~」


店員「もうタダでいいっす・・・orz」


梓「先輩!目的忘れてませんか!?」


三人「へ?」


梓「へ?じゃないですよもう!ギー太ですよギー太!リペア出すんじゃなかったんですか?」


三人「あ~。」


状況が掴めた三人と一緒に梓はカウンターへ向かった


梓「あの・・ネック折れを直して欲しいんですが・・。」


店員「わかりました。んで、そのギターはどちらに・・」

そこd律が唯のギグバッグからネックの折れたギー太を取り出した

店員「この折れ方じゃちょっと・・折れというか裂けというか」


梓「直らないんですか?」


店員「はい。」


紬「もうひとこえ~」

店員「いや、無理ですからorz」


・・・・・・・・・・
しばし長い沈黙の後、ようやく律が口を開いた

律「みおー。どーしよっか?」


澪「どうしたもこうしたもあるか!ギー太が直らないんだぞ!
唯が知ったらどうなるか・・・


梓「あ!」


澪「ん!?」


梓「そっかぁ、唯先輩のは知らないんだァ。ギー太が壊れたってことを。
ならば隠しちゃえばいいじゃないですか。私たちで。」


そう言った梓の顔はある城でモンスターからまきあげた
てつのよろいを法外な値段で売り飛ばす時の馬車行き商人の顔そのものだった

4: 2011/03/05(土) 05:33:39.84
そこで梓は律が背負っているギグからネックの折れたギー太を床に取り出し床に叩きつけた挙句唾を吐き
その辺に立てかけてあった売り物コピーモデルのレスポールを投げ槍に引っ張り出し
9800円の値札を歯で引っぺがして
サインペンでヘッドに「ぎぶそん」と今の表情に似合わない可愛らしい平仮名で殴り書きして
店員の目を盗みギグに詰め込みぞんざいにこう言い放った

梓「これでばれないっしょww」


紬「ププぅwwwちょっwばれるってw」


律「おまwムリだろwしかも平仮名w「ぎぶそん」てちょw」


澪「でもいんじゃねw別にばれんだろw」


四人「唯(先輩)だしなwアハハハハハハ!」


その微笑ましい?光景を(偶然にも見てしまった)平沢憂は歯を食いしばりながら呟いた


憂「ブッコロシテヤル・・ギータヲ・・オネエチャンノギータヲ・・!
ブッコロシテヤル・・ブッコロシテヤル・・アハハハハ・・・。」

7: 2011/03/05(土) 06:20:42.41
その後、平沢憂は泣きながら家に帰る途中
幼馴染であり、先輩でもある真鍋和に出くわした

憂「ひっく・・ひっく・・それでね
かくかくしかじかでね」


和「そんなことがあったの?嘘でしょ・・?嘘・・・だよね?」


憂「違うもん・・・おねえちゃんギー太に・・・おねえちゃ・・ひっく・・
おでえでぅあああん!おでえでぅあああん!
ごべんねおでえでぅああん!!!!」


和「あなたは全然悪く無いわ。
でも、みんながそんなことするなんて信じがたいわね・・・」

とててててて


唯「う~い~!のどかちゃ~ん!」


二人「ビクッ」


和「じゃ、また明日!」


唯「え!?のどかちゃん行っちゃうの?」


和「え、ええ。ちょっと用事があってね。」


唯「む~。まあしかたないか。憂、帰ろ?」


憂「う、うん。おねえちゃん。」

10: 2011/03/05(土) 13:19:02.89
テクテク・・      テクテク・・

唯「うい?泣いてるの?何があったの」

突然投げかけられた質問に憂は動揺を隠さずにはいられなかった

でも

憂「べ、べつに大丈夫だよ。」

そういった憂の顔はとても大丈夫そうには見えなかった


唯「ほんとかなぁ?しょーじきにはなしてみなよ!おねえちゃんこれでも口は固い方なんだから」

「正直に話す」とても簡単なことだが、
憂は目の前にいる人にだけは絶対に打ち開けたくはなかったのだ
さっきのことに対する疑問と真実を

だから
憂「本当に大丈夫だから!ね!?もう家についたよ」


唯「(ボソボソッ」


憂「え?何?」


唯「何でもない♩」


憂「ふーん。もう入ろ?」

そう言った憂の顔にはもう涙で滲んだ痕もなく
いつもの笑顔にもどっていた
そこで憂は鞄から鍵を取り出し
平沢家の扉を開けるのであった・・・

12: 2011/03/05(土) 17:53:17.05

その日の夜。

唯「練習しようかな・・・」

唯はギグバッグのファスナーを勢い良く開けようとしたその時!

憂「お、おねえちゃん!ア、アイス!アイスあるけど・・・・」


唯「あとでいいよ。んじゃ始めますかね。」


その言葉と同時にギグバッグのファスナーは勢い良く開かれた


唯「よっこいしょ。」
唯はギターを出して、いつも通りに弾き始めた


憂「ばれてない!?・・・いや・・あり得ない!」


憂は唯と唯の持ってるギターを何度も見つめ、動揺を隠せないでいた。


唯「憂、どしたの?具合でも悪いの?
何かさっきから変だよ?ねえ?憂?」


憂「大丈夫だよ・・・大丈夫。」


唯「ふーん。あ!憂。ゴハンまだ?」


憂「うん!今作るよ!」


憂は野菜を炒めながら考えていた
(おねえちゃんはギー太のことを異常なほど溺愛してる・・
なのにばれてない!?絶対おかしい!
でも仮にばれてたとして、何故それを隠す?)

そんなことを考えてる内に
憂は醤油がないことに気づいた

13: 2011/03/05(土) 17:55:35.61


憂「おねえちゃん!醤油切らしちゃったから留守番よろしくね!」


唯「うん。
でも、なるべく早く帰って来てね。」


憂「うん!行ってくるn・・・」


唯「憂!」


憂「え?何?」





唯「マサカ・・バレナイトデモオモッテルノカナァ・・・?」





憂「え・・・お・・ねえ・・ちゃん?」

場の空気が一瞬で凍りついたかのように
憂は動くこと、いや声を発することさえ許されなかった


憂「お・・・ね・・えちゃ・・ん?」


唯「ん?何?いってらっしゃーい。」

唯は何もなかったかのように笑いながら玄関まで走り寄って来た


唯「鍵、しめとくね。」


憂「あ、うん。ありがとうおねえちゃん。
行ってきm・・・・」

その時だ


                   バッターーーンッッ!


憂の言葉を拒絶するかの如くドアは閉ざされた。


憂「おねえ・・ちゃん?」


17: 2011/03/05(土) 22:59:38.26

一方その頃
田井中家の食卓では
律、澪、紬、梓、聡の5人が律の手料理を食べていた


律「結局あの後部室に唯はもどったのかな?」


澪「多分戻ったと思うぞ。ギー太取りに行ったんじゃないか?」


聡「『ゆい』って今いない人?何でいないの?」


澪「補習受けてたんだ。んでそのままはぐれて」


聡「補習か・・・・可哀想だね・・。」


澪、律、梓「ホント、可哀想だねwww」


聡「???」


・・・・・・・・・・・・・・・・


律「さあて、そろそろお開きだ!」


澪「そうだな。あまり遅いとマm・・お母さんに叱られるからな」


律、梓、紬、聡「ププぅw」


澪「笑うなァ!」


紬「ほらほら早くしないと澪ちゃんがママに叱られちゃうよw」


澪「ムギ!?」


梓「それじゃ、私達は帰りますね」


律「また明日な~。」


18: 2011/03/05(土) 23:00:06.48
放置スレにはしません!
糞スレでも最後までやりますよorz


一方その頃
田井中家の食卓では
律、澪、紬、梓、聡の5人が律の手料理を食べていた


律「結局あの後部室に唯はもどったのかな?」


澪「多分戻ったと思うぞ。ギー太取りに行ったんじゃないか?」


聡「『ゆい』って今いない人?何でいないの?」


澪「補習受けてたんだ。んでそのままはぐれて」


聡「補習か・・・・可哀想だね・・。」


澪、律、梓「ホント、可哀想だねwww」


聡「???」


・・・・・・・・・・・・・・・・


律「さあて、そろそろお開きだ!」


澪「そうだな。あまり遅いとマm・・お母さんに叱られるからな」


律、梓、紬、聡「ププぅw」


澪「笑うなァ!」


紬「ほらほら早くしないと澪ちゃんがママに叱られちゃうよw」


澪「ムギ!?」


梓「それじゃ、私達は帰りますね」


律「また明日な~。」


19: 2011/03/05(土) 23:36:06.28
そして、翌日の放課後


憂「はぁ・・・昨日はあのまま普通だったけど
あの時のおねえちゃん、何かがちがってたもんなぁ・・
おねえちゃん一体どうしちゃったのk・・・」


唯「憂!」


憂「ビクッ!
お、おねえちゃんどうしたの?」


唯「ねえ、憂。今から部活なんだけど来てくれるかな?一緒に?」


憂「でも、私家に帰っt・・・・」


唯「う~い~!たまにはいいでしょ?
ギー太も来て欲しいって言ってるよ?」


ギー太。それは今の憂にとって最も聞きたくない単語であった
それに、おそらくギー太を壊したのはあの三人の内一人。
あのあと、ギー太は憂が醤油を買った帰りに楽器屋から回収し、
現在、憂のベッドの下に隠されているのだが、


なぜだろう?大きな違和感。


唯「ねえ~う~い~。」ガシャガシャ


憂「え・・・?」


唯「いや、だから来てくれるんだよね?」ガシャッ


憂(そうだ。私は朝、毎日おねえちゃんを起こしてる。
けど、今朝はトイレに行ってから起こしたんだっけ?
そういやリビングにはギターが入ったギグバッグがソファに置かれてたっけ・・
それで、おねえちゃんを起こした時、
部屋のスタンドにあのコピーモデルのギターがあったってこと・・・・
更に、昨日のおねえちゃんの態度・・
それに、今おねえちゃんが体を揺らすたびガタガタ言ってる音・・・は




紛れもなく




ギー太だ・・・・・・






「ギータモキテホシイッテイッテルヨ」

23: 2011/03/06(日) 06:08:20.40

そういった唯の右手には

                                        スタンガンが握られていた



そして、かすかに笑みを浮かべ





唯「イコウ・・・ミンナ・・マッテルヨ・・?」


ビリリリリリ!激しい痛みが首筋から全身に伝わった
薄れていく景色の中


憂「おねえ・・ちゃん・・(バタン」


憂の言葉はもう唯にはなんの意味も成さなかった



・・・・・・・・・・


ふと目が覚めた。


そこは部室だった


だが、何かがおかしい


やけに静かだ・・・・・・


人の気配がない


だが何かがおかしい


鉄の匂い・・・血!?


そこで憂は後ろを振り返った


そこにはかつて
田井中律、秋山澪、琴吹紬、中野梓と言う名で
今日まで生命活動を行って来たモノの残骸と


血がべっとりついた秋山澪の所有物と思われるLHのジャズべが転がっていた・・


憂「え・・あず・・さ・・ちゃ・・ん?
それに・・・みな・・・さん
え・・・うぅ・・・ウボァァアァアア!」


憂はあまりにも無残な光景を目の当たりにしとても普通ではいられなかった




寝ます。明日・・てか、今日の更新は、正午か夕方六時過ぎになると思います

28: 2011/03/22(火) 20:24:34.80

唯「ねぇ、何でギー太が折れてるんだろ? 憂、何か知ってる?」

憂「あ……あ、あ……」

唯「知ってるんなら言って」

憂「わ、私は何も知らな

唯「嘘つき」

憂「!?」

29: 2011/03/22(火) 20:38:34.45
唯「じゃあ、何でギー太が憂のベッドの下にあるの?」

憂「うっ……」

唯「ねぇ、正直に答えて」

唯「ギー太を折ったのは、だ れ な の ?」

憂「……ぁ……さ……ん」

唯「聞こえないよ」

憂「梓ちゃんが折ったの!」

唯「……」

憂「うぅ……」

なでなで

憂「え……?」

唯「やっぱり、憂は正直者さんだね」

憂「お姉ちゃん……?」

唯「私ね、憂が正直者さんだって、確かめたかったんだ」

唯「前に憂、私に嘘ついたよね」

唯「アイスあるのに、アイス無いって」

30: 2011/03/22(火) 20:42:23.98
憂「あっ……」

唯「私ね、すっごく悲しかったんだよ? 憂が嘘つきさんだったなんて」

唯「だからね、みんなに協力してもらったんだ」

憂「お姉ちゃん……ごめんなさい」

唯「さ? 部室行こ? みんな待ってるよ?」

憂「……うん!」

31: 2011/03/22(火) 20:58:24.63
がちゃ

唯「おいーっす!」

憂「失礼しまーす」

律「おー唯、どうだった?」

唯「うん! 憂はやっぱり、正直者さんだったよ!」

紬「良かったわね~」

澪「そりゃそうだろ。 憂ちゃんが嘘をつくとは思えないし」

梓「良かったですね、唯先輩!」

唯「みんな、ありがとね!」

憂「ありがとうございます。お姉ちゃんのために、こんな……」

律「何言ってんだよ憂ちゃん」

憂「?」

律「唯と憂ちゃんのため、だぜ?」

憂「……!」

紬「さぁ、お茶にしましょう?」

いつもと変わらない放課後。
でも今日は、お姉ちゃんともっと仲良く慣れた、素晴らしい放課後でした。

終わり

引用元: 梓「ギー太のネック折っちゃった・・・・」