1: 2011/09/17(土) 10:53:28.43
側近「は?ダイエットですか?」

魔王「そうだ、何度も言わせるな」

側近「はぁ。しかし突然……」

魔王「……そうだな。これには深い訳があるのだ……」



~~~~~~~~

2: 2011/09/17(土) 11:00:32.27
――――――数日前

勇者「さて、今日こそ覚悟してもらうぞ、魔王!!」バン!

魔王「ふはははははっ!!121勝117敗の貴様が何をほざくか!!」ザン!

勇者「うるせえ!俺達の方が4つ勝ち越してるじゃねーか!!」

魔王「うるさいっ!さっさとかかって―――」

勇者「…………」ジーッ…


魔王「……何をそんなに見て「なぁ、魔王」ズイッ

魔王「な、何だ?」ドキッ


勇者「お前、太ったか?」


魔王「」

3: 2011/09/17(土) 11:05:26.40
魔王「な、何をいきなり……」

勇者「いや、だってその腹」ビシッ

魔王「うっ」フヨンッ

勇者「その腰」ビシッ

魔王「うううっ」プニッ

勇者「その二の腕に脇までピッチピッチじゃねーか」

魔王「うううううううっ」

4: 2011/09/17(土) 11:08:18.74
女戦士「ちょ、ちょっと勇者……」

女僧侶「言い過ぎですって……」

魔王「…………」プルプル…

剣士「いや、しかしサイズアップは間違いない」

魔王「」

5: 2011/09/17(土) 11:12:25.77
剣士「露出度高い衣装なのに、もうちょっと気をつけて欲しいよなぁ」ヤレヤレ…

魔王「…………」グスッ

勇者「全く、これじゃやる気も出ねーよ……」ハァ…


魔王「」ガーン…

6: 2011/09/17(土) 11:19:36.10
魔剣士「そこまでだ、勇者ども!!」ザッ!

勇者「出たな、魔剣士!」チャキ!

側近「これ以上、主を傷つける事は許しません!!」ドン!

剣士「いや、まだ戦ってねーんだけど」

8: 2011/09/17(土) 11:27:50.93
勇者「しかし、側近ちゃんの相変わらずなのに……」ヒソヒソ…

剣士「ほら、あれだよ。自己管理の差じゃねーか?」ボソボソ…

魔王「…………」プルプル


魔剣士「そこまでだ、貴様ら!!」チャキ!

魔剣士「ここのところ、魔王様がやや食べ過ぎておられる事や、おつうじが止まっておられ、そのやつあたりをされるからといって我等の忠義に――――「ブチッ」


9: 2011/09/17(土) 11:33:50.85
魔王「うっ、」キュイイイイ……


魔王「うるさいっんだよ!!貴様らぁーーーーー!!」

ちゅどおおおおおんんんっっっ!!!



勇者・剣士・魔剣士「「「ぎゃあああああああああーーーーっっっ!!!………」」」



…………




魔王「……ってな事があっただろう?」

側近「はぁ……」

10: 2011/09/17(土) 11:39:52.35
魔王「……何時も配下と謁見しても歯が浮くようなお世辞しか言わないし」フニッ

魔王「そりゃ私も多少は食べ過ぎてるかな?とは思ってたけど、みんなが寄ってたかって変わりないっていうから安心してたのに」フニフニ

魔王「気付けば何時の間にやらこの体たらく、そりゃ我が魔装もピッチピッチだ……」

側近「はぁ……」

11: 2011/09/17(土) 11:48:08.81
魔王「何で魔王の衣装はこんな露出度なんだろうな……」ハァ…

側近「あ、何だったら露出度低めのを引っ張り出してきます?」

魔王「ダサいから却下」

側近「え~?」

魔王「あんな人間の女を捨てた中年女の着るような衣装は二度と着ない」

側近「わがままさんだなぁ……」

魔王「大体、あれの力は我が魔装より随分、力が落ちる上に勇者どものがっかり感が酷い」

側近「はぁ」

魔王「おまけに女戦士と女僧侶にクスクス笑われてたしな……」

側近「……確かに」

12: 2011/09/17(土) 11:52:54.16
魔王「と、いう訳でこれからダイエットしようと言うわけだ」

側近「はぁ、理由は分かりましたが……」

魔王「当然お前にも付き合ってもらう!!」

側近「え~っ!?」

13: 2011/09/17(土) 11:57:35.31
側近「今度の休みには食べ歩きしようと思ってたのに……」

魔王「……何か言ったか?」ギロッ

側近「い、いえ……」

魔王「では早速「面白そうな事をしてるじゃないか」

魔王「誰だっ!?」



女戦士「よっ」ヒラヒラ

女僧侶「お邪魔しま~す……」コソコソ


魔王「女戦士に女僧侶だと!?」

14: 2011/09/17(土) 12:02:58.93
魔王「何故、貴様らがここに!?衛兵は何をしていた!!」

女戦士「いや、プライベートで遊びに来たって言ったら通してくれたけど?」

魔王「何だと!?」

女戦士「おまけにお茶まで出してくれたし」

魔王「何やってるんだあいつら!?」

女僧侶「あ、これお土産です」スッ

側近「これはご丁寧に」

魔王「受け取るな!!」

15: 2011/09/17(土) 12:07:07.76
魔王「で、何をしに来た貴様ら」ピリピリ

女戦士「そんなに気色ばるなって。実はちょっと話しがしたくてさ」




女戦士「……そう、ダイエットの」



側近「なん」

魔王「だと!?」

16: 2011/09/17(土) 12:11:57.14
女戦士「ほら、あたしらも一応勇者パーティーだろ?だからみんな中々本当の事を言ってくれなくて……」ハァ…

女僧侶「……この間、ちょっと私達もサイズを計ってみたんです。すると、」


魔王「すると……」ゴクッ



女僧侶「コショコショ…」

魔王「うわぁぉ……」

側近「それは大変ですね……」

女僧侶「はい……」クスン

17: 2011/09/17(土) 12:17:08.73
女戦士「あたしらも国いたら何やかんやで飯を食わされるし……」

魔王「なるほど、それで我等と共にダイエットしたいと」クスッ…

女僧侶「はい、そろそろ勇者様にも言われそうな気がして……」

魔王「なるほどな……」フム…

18: 2011/09/17(土) 12:24:23.55
女戦士「なあ、頼むよ。勇者と剣士がくたばってる今がチャンスなんだ」

側近「まだお二人は立ち上がれないんですか?」

女戦士「魔剣士だって起き上がれねーだろ?」

側近「そうなんですよ。おかげでデートもままならな」



魔王「…………」

女僧侶「…………」

女戦士「……こいつ、吊していい?」

側近「ちょっ、ちょっと!?」

魔王「許可する」

側近「ひいいっ!女僧侶さん、助け「……神の御加護を」

側近「いやああああああっ」

19: 2011/09/17(土) 12:34:58.09
女戦士「よーし、じゃあ協定成立。明日から頑張って行こーぜ」グッ

魔王「まあ世の支配者たる我にかかればダイエットなぞ容易い」フンッ

女僧侶「ええ、頑張りましょう、みんなで!!」


「「「えいっえいっおー!?」」」



女戦士「ところで、この後どうする?」

魔王「そうだな、本格的な事は明日からにして、今日は吊した側近でももてあそぶか」

側近「ちょっとちょっと、何でそうなるんですか!?」


女戦士「まずどれから行く?」

魔王「この触手なんかどうだ?」ニョロニョロ

側近「ちょっと助けて下さいよ女僧侶さん!?」

女僧侶「神の御加護を……」スッ



側近「いやあああああああ………」

23: 2011/09/18(日) 02:57:18.75


――――――翌日、とある山の中の山荘

女僧侶「うわーっ、空気が良いですねー」ノビーッ

女戦士「確かに、お前らのところにこんな所があったなんて・・・」スゥー・・・

魔王「まあな」

女戦士「そんじゃ、早速着替えてランニングにでも行くかー」

側近「・・・なんか嫌な予感もしますけど・・・」

女戦士「なんか言ったか?」

側近「いえいえ・・・」

24: 2011/09/18(日) 03:00:25.36
女戦士「そんじゃ、みんな着替えたかーー?」

女僧侶「はーい」

側近「着替え終わりましたけど」

魔王「ジャージというものを着るのは初めてだ」

女戦士「そんじゃ、しゅっぱーつ」

「「「おーっ!!」」」

女戦士「遅れるなよーーっ」

ザッザッザッ・・・

25: 2011/09/18(日) 03:02:40.58
女僧侶「でも本当に空気がいいですねーー」タッタッタ

女戦士「ほんとほんと、天気も良いし合宿日和だなっ」タッタッタ

側近「ちょっ、ちょっとまって下さいよ・・・」ハァハァ・・・

女戦士「なんだ、だらしないぞーー?」

側近「普段デスクワークなんですから私・・・」ハァハァ・・・

女僧侶「全く、ほら、手を貸してあげますから」スッ

側近「す、すいません・・・」ハァハァ・・・

26: 2011/09/18(日) 03:04:09.82
女戦士「で、魔王のヤツは?」

側近「私よりまだ後ろです・・・」ハァハァ・・・

女戦士「全く、仕方ねーな」ハァ

女戦士「ちょっと見てくるから休んどいてくれ」タッ

女僧侶「はーい」

側近「お気をつけてー・・・」ゼエゼエ・・・

27: 2011/09/18(日) 03:05:09.48
女戦士「おーい、大丈夫かー?」

魔王「・・・・・・」グッタリ

女戦士「ほら、これでも飲めよ」ポイッ

魔王「・・・・・・」パシッ、コクコク

女戦士「全く、もうちょっと体力つけろよな?これじゃダイエット以前の問題だぞ?」

魔王「・・・・・・」クピクピ

28: 2011/09/18(日) 03:07:38.29
魔王「・・・ところで、今どれくらいだ?」

女戦士「ん?時間か?だいぶ経ってきてると思うけど・・・」

魔王「・・・いかん」

女戦士「へっ?」

魔王「もうそろそろあれが―――」

女戦士「あれってなんだよ?」

魔王「あれというのはな・・・」

29: 2011/09/18(日) 03:10:31.19
どどどどどどどどどどどっ


女戦士「なっ、何の揺れだっ?」グラグラ

魔王「まずいっ」



女僧侶「いやあああああああっ」ドドドドド

側近「ひえええええええええっ」ドドドドドド


女戦士「どっ、どうしたんだお前ら!?」

30: 2011/09/18(日) 03:13:40.42
女僧侶「うっ、後ろ後ろ!!」

女戦士「後ろって・・・」クルッ

スラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッ
スラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッ
スラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッ
スラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッスラーッ

魔王「スライム雪崩の時間だ」

女戦士「そういう事は先に言ええええええええええっ!!」

ダダダダダダダダダダッ・・・・

32: 2011/09/18(日) 13:32:40.62

女戦士「ひっ、酷い目にあった・・・」ハァハァ・・・

側近「さすが魔王様、一筋縄では行きません・・・」

魔王「だろう?」ニヤッ

女戦士「せめて人の背中から降りてからにしろっ」ドサッ

魔王「あいたっ」スリスリ

33: 2011/09/18(日) 13:33:20.64
女僧侶「それよりもご飯にしましょう。なんか簡単なものでも作りますから・・・」

魔王「食料庫は裏手にある。冷房設備もあるから自由に使ってくれ」

女僧侶「はーい・・・」トテトテトテ

側近「あっ、私も手伝いますねー」トトトト・・・

女戦士「しかし、冷房設備つきの貯蔵庫とはすげーな」

魔王「我が国自慢の逸品だ」ドヤッ

女戦士「それは確かにすげーわ」

34: 2011/09/18(日) 13:34:20.77
女僧侶「ちょっときてくださーいっ」

女戦士「何だ、どうした!?」

側近「しょっ、食料の大半がスライムなんですっ!!」

女戦士「なんだとーーーーっ!?」

35: 2011/09/18(日) 13:35:30.00
女戦士「どういう事だ、一体!?」

側近「知りませんよう・・・」クスン

女僧侶「これじゃ三食スライム尽くしですよぅ・・・」トホホ・・・

魔王「うむ、計算通りだ」

女戦士「えっ?」

魔王「知らないのか?スライムは低カ口リーなんだぞ?」

女戦士「・・・お前、これから2週間スライムオンリーでいくつもりか!?」

魔王「痴れ者がっ!そのくらいやらなくてどうする!?ダイエットを甘く見るな!!」カッ!

(((リバウンダーの典型的な発想だ!!!)))

36: 2011/09/18(日) 13:36:35.14
女戦士「いきなり飯が最悪になっちまったな・・・」ハァ・・・

女僧侶「もうスライムは見たくありませんよぅ・・・」

魔王「同じく・・・」ウプッ

側近「魔王様のせいじゃ・・・」

魔王「あ?」ギロッ

側近「いえいえ何も・・・」コワゴワ・・・


37: 2011/09/18(日) 13:37:41.11
―――――昼


女戦士「よーし、そんじゃ二人一組、そうだな、魔王と女僧侶が組んで、あたしと側近でペアになる。その組でまずは柔軟体操からだ」

魔王「まて、何でお前が仕切ってる?」

女戦士「まあ、一応こういったことのプロだからな、あたしは。ほら、ぶつくさ言わずに体操しろっ」

魔王「むう」

女僧侶「じゃあお願いしますね、魔王さん」ニコッ

魔王「・・・おう」

38: 2011/09/18(日) 13:38:31.35
女戦士「そんじゃ、体操はじめーっ」


女戦士「ほら、座ってから足を大きく開いて体を前に倒す。サポートをしっかりしてやれよ~~?」

魔王「おう」グイグイ

女僧侶「いたたっ、も、もうちょっとゆっくり・・・」

魔王「・・・こんなもんか?」クイックイッ

女僧侶「そうそう、そんな感じで・・・」

魔王「おう」クイックイッ

39: 2011/09/18(日) 13:39:37.82
魔王「・・・・・・・」クイックイッ

女僧侶「どうしました、魔王さん?」ンションショ・・・

魔王「・・・お前。結構スタイル良いよな」

女僧侶「へっ?」ドキッ

魔王「この胸なんて相当・・・」モミモミ・・・

女僧侶「ちょっ、ちょっと魔王さん///」カァァ・・・

魔王「ふふふっ、好いではないか・・・」スススッ・・・

女僧侶「あっ、ちょっと・・・」///

女戦士「真面目にやれっ」カーンッ

魔王「あいたっ」

女僧侶「あうう・・・」ヒリヒリ

40: 2011/09/18(日) 13:40:12.63
―――――


魔王「さて、ダイエットといえばこれは外せまい」

女戦士「だな」

魔王「さて、いざ参らん」

「「魔性のサウナへっ!!」」

41: 2011/09/18(日) 13:41:09.23
側近「なーにが魔性のサウナですか」ハァ

側近「あなたも大変ですよねぇ、こんなことに付き合わされて」パタパタ

女僧侶「・・・わかってない」

側近「へっ?」

女僧侶「分かってないんですよ、あなたは!!」ドンッ!

42: 2011/09/18(日) 13:42:18.81
女僧侶「もし思い人がですよ、お菓子作りの名人だったらどうします!?」

側近「へっ?」

女僧侶「しかもその手には美味しそうなケーキが!!しかし、一口食べれば
その豊穣な甘味とともに待っているのは明日の分を前借しても足らないくら
いの、高カ口リー!!」


女僧侶「しかしですよ、そこで断ればその人は随分と悲しそうな顔とともに
私への好感度ずーんとダウン!!ああっ、でも一口食べれば明日をも知れな
い高カ口リー・・・。この苦しみがあなたに分かりますか!?」


43: 2011/09/18(日) 13:43:08.61
側近「いっ、いえ・・・」タジッ・・・

女僧侶「しかし、この苦しい戦いを制するには無限ともいえ
るカ口リー消費を行い続けなければスタイルが保てない、こ
の苦しみがあなたに!!」

側近「い、いえ。私は彼氏がいるから・・・」

女僧侶「あああっ、神よっ!この腐れビッチに天罰を!!」

女戦士「うるせえっ!!」カーンッ

女僧侶「あいたっ」

側近「大変だなぁ・・・」パタパタ・・・


44: 2011/09/18(日) 13:43:41.57
―――――



女戦士「うーい。飯も食い終わったしそろそろ寝るか・・・」フアァ・・・

女僧侶「・・・スライムばっかりじゃあんまりお腹にも溜まりませんしね・・・」グゥゥ・・・

魔王「全く、誰がこんな事を」

女戦士「テメーのせいだろうが、テメーの!!」

魔王「むう」

45: 2011/09/18(日) 13:44:58.96
女戦士「・・・しっかし、寝付けねーな・・・」

女僧侶「なんだったら恋バナでもします?」

魔王「恋バナってなんだ?」コソッ

側近「まあ、誰が誰を好きかーっ的な恋愛トークですよ」モゾモゾ

魔王「恋愛トークか・・・。しかし、誰が誰を好きってのは・・・・」

女戦士「あたしら同士じゃ意味ねーよなぁ・・・」

側近「では、こんなのどうです?これまで何人と経験したかっ」

46: 2011/09/18(日) 13:45:50.10
女戦士「・・・・・・」

魔王「・・・おい」

女僧侶「喧嘩売ってるんですか・・・」ギロッ

側近「ひっ」ビクッ

魔王「・・・とりあえず、吊るすか」スッ

側近「ちょっ、ちょっと」タジッ・・・

女僧侶「・・・神のご加護を・・・」スッ

側近「いやあああああああ・・・・・・・」

47: 2011/09/18(日) 13:48:18.80
魔王「で、馬鹿もつるし終えたが」

側近「ひーん・・・」ブーラブラ

女僧侶「女戦士さんの反応が今一ですよね・・・」

女戦士「いや、その」モジモジ

女戦士「・・・ちなみにお前ら、何人とヤった・・・?」ボソッ・・・

48: 2011/09/18(日) 13:48:52.07
女僧侶「・・・0です」

魔王「・・・同じく」

女戦士「・・・そっか。まあ、これから出会いは幾らでも・・・」アハハ・・・

魔王「ちなみに貴様は・・・?」

女戦士「うっ」

女僧侶「そうですよ。私たちも言ったのに女戦士さんだけずるいですよ」

女戦士「・・・う~ん」

49: 2011/09/18(日) 13:49:26.98
女戦士「・・・お前らさ、引かない?」

女僧侶「・・・ええ」

魔王「まあ・・・」

女戦士「そっか・・・、じゃあ言うぞ」

女僧侶「ワクワク」

魔王「ドキドキ」

50: 2011/09/18(日) 13:50:43.26
女戦士「・・・多分、3桁は行ってないと思う・・・」モジモジ・・・

女僧侶「へっ?」

魔王「はっ?」

女僧侶「ぐ、具体的には?」

女戦士「・・・8,90人くらい」ボソッ

魔王「・・・・・・」ハッ

女僧侶「・・・神よ」スッ

51: 2011/09/18(日) 13:52:31.47
女戦士「しっ、仕方ねーだろ!?勇者パーティーに加わる
までは、その色々あったんだしっ」

女僧侶「でも、3桁寸前って・・・」

魔王「貴様は想像通りのビッチだったというわけだ」ニヤリ

側近「まあ、勇者パーティーっ言ってもこんなもんですよね~~」ブーラブラ

女戦士「うっ、うっせえ!!大体側近、テメーは何人なんだよっ!!」


52: 2011/09/18(日) 13:53:08.44
側近「えーとですね・・・」ブーラブラ

魔王「ワクワク」

女僧侶「ドキドキ」

側近「ここから下ろしてくれたら教えてあげますよ♪」

女僧侶「・・・・・・」

魔王「・・・・・・」

側近「あっ、あれ?」

53: 2011/09/18(日) 13:53:41.03
魔王「自白剤でも打つか」スッ

側近「えっ、ちょっと!?」

女僧侶「手伝います」スッ

側近「やっ、待って、女戦士さん!?」

女戦士「・・・頑張れよ」ポンポン

側近「ひっ」ビクッ




側近「いやああああああああああああああ・・・・・・」


54: 2011/09/18(日) 13:54:14.92
そんなこんなで2週間―――


女戦士「明日で合宿も終わりか・・・」

魔王「なんだかんだで割りと楽しかったな」

女僧侶「みんな結構痩せられましたしね」

側近「だったら、最後の夜くらい布団で寝かせて欲しいんですけど・・・」ブーラブラ

女戦士「だが断る」

側近「くすん」

55: 2011/09/18(日) 13:54:53.66
女戦士「そんじゃ、最後の日くらいはパーッと・・・」ドドドドドドド・・・

魔王「・・・?何の音だ?」

女僧侶「外のほうから何か・・・?」パタン

どどどどどどどどどどどどどどどどどどっ

女戦士「げっ!?」

魔王「なんなんだ一体!?」


56: 2011/09/18(日) 13:56:42.28
女僧侶「大変です!?」

側近「なっ、なにが大変なんですか!?吊るされたまんまじゃよく見えない!!」

女僧侶「外いっぱいにスライムの大群、いや、土石流が!?」

どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどっ!!

女戦士「う、うわわ」

57: 2011/09/18(日) 13:57:37.59
側近「なっ、何がどうなって!?」

魔王「あ、そういや今晩はスライム警報がでてたような」

女戦士「先にいええええええええっ!!」

女僧侶「いっ」

スラッ

女僧侶「いやああああああああああああああああああああああああっ」




スラああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・

58: 2011/09/18(日) 14:00:35.54



こうしてダイエット合宿最終日を襲ったスライム洪水によって山荘は壊滅。
四人は三日後人間・魔族の合同捜索隊によって救出されたのである。

このことがきっかけで魔族と人間の間に平和協定が結ばれることになるの
だから世の中分からない。

とりあえず、

魔王「ほら、私は怪我人なのだぞ、もっと丁重に扱わんか」ニヨニヨ

勇者「はいはい・・・」

今日も嬉しげに勇者の見舞いを受ける魔王であった。

59: 2011/09/18(日) 14:01:28.17
勇者はこのあと女戦士と女僧侶の見舞いをし、人類と魔族の平和と安定に
努めなければならないのだが、



勇者「・・・・・・まあ、いっか」

とりあえず、のんびりやっていこうと思ったのであった。



ちなみに、側近は毎夜スライムの大群に襲われる夢をみては魔剣士
の服のすそを放さないのはまた別の話・・・





60: 2011/09/18(日) 14:02:27.48
終りです。

駄文をダラダラとすいませんでした。

では。

引用元: 魔王「……ダイエット、か」