2: 2011/03/19(土) 23:01:14.14
?「神龍が眠りについてから2222年、その力は最高潮に達している。
今こそ眠りから呼び覚まし、この世界を創りかえるとき。」
梓「はい。」
?「神龍を復活させるにはさまざまな力が必要。天の力、大地の力。
…それは手に入れたものの、それだけでは足りなかった。
世界を新たに造り変えたのち、そこに秩序を与えねばならない。
そのために必要なのは、癒しの力。」
梓「その力を持つ者は『癒しの天使』と呼ばれる」
?「そう、癒しの天使……それこそが、平沢唯。」
梓「私にお任せください。必ずや、癒しの天使の力を手に入れてみせます。」
?「期待している」
今こそ眠りから呼び覚まし、この世界を創りかえるとき。」
梓「はい。」
?「神龍を復活させるにはさまざまな力が必要。天の力、大地の力。
…それは手に入れたものの、それだけでは足りなかった。
世界を新たに造り変えたのち、そこに秩序を与えねばならない。
そのために必要なのは、癒しの力。」
梓「その力を持つ者は『癒しの天使』と呼ばれる」
?「そう、癒しの天使……それこそが、平沢唯。」
梓「私にお任せください。必ずや、癒しの天使の力を手に入れてみせます。」
?「期待している」
3: 2011/03/19(土) 23:01:58.49
澪「みんな、そろそろ練習始めるぞ。」
一同「はーい」
ジャーンジャーンジャーン!ゲエッ憂!!
澪「いい演奏だったな。すぐにでもライブができそうなぐらいだ。」
澪「特に唯、バッチリだったじゃないか。」
唯「えへへー、澪ちゃんありがとう。」
律「おやおや澪さん、これはどういう風の吹き回しで?」
澪「もっと練習すればもっとうまくなるよ!」
律「……話聞けよ。」
澪「おっと、もうこんな時間か。じゃ、今日は解散するか。」
一同「はーい」
梓「唯先輩、ちょっといいですか?」
唯「うん、なあに?あずにゃん」
梓「はい、ちょっと一緒に来てほしいところがあって。」
律「なんだぁ梓?唯と放課後デートか!?」
紬「あらあらまあまあまあ!」
梓「そ、そんなんじゃないです!とにかくみなさんは先に帰っててください。」
律「おうおう、邪魔者はとっとと消えてやるよ、じゃあ帰るぞ、澪、ムギ。」
澪「梓、戸締りよろしくな。」
一同「はーい」
ジャーンジャーンジャーン!ゲエッ憂!!
澪「いい演奏だったな。すぐにでもライブができそうなぐらいだ。」
澪「特に唯、バッチリだったじゃないか。」
唯「えへへー、澪ちゃんありがとう。」
律「おやおや澪さん、これはどういう風の吹き回しで?」
澪「もっと練習すればもっとうまくなるよ!」
律「……話聞けよ。」
澪「おっと、もうこんな時間か。じゃ、今日は解散するか。」
一同「はーい」
梓「唯先輩、ちょっといいですか?」
唯「うん、なあに?あずにゃん」
梓「はい、ちょっと一緒に来てほしいところがあって。」
律「なんだぁ梓?唯と放課後デートか!?」
紬「あらあらまあまあまあ!」
梓「そ、そんなんじゃないです!とにかくみなさんは先に帰っててください。」
律「おうおう、邪魔者はとっとと消えてやるよ、じゃあ帰るぞ、澪、ムギ。」
澪「梓、戸締りよろしくな。」
4: 2011/03/19(土) 23:02:48.72
唯「あずにゃん、どこまで行くの?もう暗くなっちゃうよ。」
梓「疲れましたか?ジュースあるんで飲んでください、疲れなんか吹き飛びますよ。」
唯「わーい!」ゴクゴクゴク
梓「さあ、もう少しで着きますよ。」
梓「疲れましたか?ジュースあるんで飲んでください、疲れなんか吹き飛びますよ。」
唯「わーい!」ゴクゴクゴク
梓「さあ、もう少しで着きますよ。」
5: 2011/03/19(土) 23:03:20.31
梓「唯を連れてまいりました。」
唯「あれ、なんで……ちゃんが……」バタン
?「なに、どうしたの?」
梓「安心してください、市販の睡眠導入剤です。」
?「そう、ご苦労さま。じゃあ、もう下がっていいわよ。」
梓「え?」
?「聞こえなかった?じゃあもう一度言うわ。私の前からさっさと消えうせなさい。」
梓「そんな、どうして!?」
?「私の目的は唯を手に入れること。あんたはもう用済みなのよ。」
梓「でも、新しい世界では王と姫の二人が。…まさか!」
?「そう、『姫』とは唯のこと。あんたは私の手駒に過ぎないわ。」
梓「そ、そんなぁ。」グスン
?「目障りね。消えなさい!」
梓「わかりました……」
唯「あれ、なんで……ちゃんが……」バタン
?「なに、どうしたの?」
梓「安心してください、市販の睡眠導入剤です。」
?「そう、ご苦労さま。じゃあ、もう下がっていいわよ。」
梓「え?」
?「聞こえなかった?じゃあもう一度言うわ。私の前からさっさと消えうせなさい。」
梓「そんな、どうして!?」
?「私の目的は唯を手に入れること。あんたはもう用済みなのよ。」
梓「でも、新しい世界では王と姫の二人が。…まさか!」
?「そう、『姫』とは唯のこと。あんたは私の手駒に過ぎないわ。」
梓「そ、そんなぁ。」グスン
?「目障りね。消えなさい!」
梓「わかりました……」
6: 2011/03/19(土) 23:03:56.06
唯「う、うーん。」
?「おはよう、唯。」
唯「あ、和ちゃん。……どうしてここにいるの?」
和「あんたをずっと待ってたのよ。さあ、こっちへいらっしゃい。」
唯「………」トテトテ
和「いい子ね。」ナデナデ
唯「…ねぇ、あずにゃんはどこいったの?」
和「…先に帰ったわ。それより唯、聞いてほしいことがあるの。」
唯「なぁに?」
和「私はね、唯。……あんたが好きなの。」
?「おはよう、唯。」
唯「あ、和ちゃん。……どうしてここにいるの?」
和「あんたをずっと待ってたのよ。さあ、こっちへいらっしゃい。」
唯「………」トテトテ
和「いい子ね。」ナデナデ
唯「…ねぇ、あずにゃんはどこいったの?」
和「…先に帰ったわ。それより唯、聞いてほしいことがあるの。」
唯「なぁに?」
和「私はね、唯。……あんたが好きなの。」
7: 2011/03/19(土) 23:04:23.55
憂「お姉ちゃん、遅いなあ。一緒にお買い物行くって約束してるのに。
連絡しても出ないし、お姉ちゃんに何かあったのかな?そうだ、律さんに電話してみよう。」
律「もしもし、憂ちゃん?」
憂「あ、律さん。…よかった、お姉ちゃんどこいったか知りませんか?」
律「まだ帰ってないのか!?……分かった、他のみんなにも連絡する。集合場所は憂ちゃん家でいいよな?」
憂「はい」
澪「おい律、梓はどうしたんだ?」
律「それが、梓とも連絡が取れないんだ。」
紬「そういえば、唯ちゃんと梓ちゃん、一緒にどこかに行くって言ってたわよね。まだ一緒にいるかもしれないわ。」
律「よし、手分けして探そう!」
連絡しても出ないし、お姉ちゃんに何かあったのかな?そうだ、律さんに電話してみよう。」
律「もしもし、憂ちゃん?」
憂「あ、律さん。…よかった、お姉ちゃんどこいったか知りませんか?」
律「まだ帰ってないのか!?……分かった、他のみんなにも連絡する。集合場所は憂ちゃん家でいいよな?」
憂「はい」
澪「おい律、梓はどうしたんだ?」
律「それが、梓とも連絡が取れないんだ。」
紬「そういえば、唯ちゃんと梓ちゃん、一緒にどこかに行くって言ってたわよね。まだ一緒にいるかもしれないわ。」
律「よし、手分けして探そう!」
8: 2011/03/19(土) 23:04:54.69
唯「私が好きって、それどういうこと?」
和「こういうことよ」チュッ
唯「…!?」
和「ん、あっ、……唯。」
チュッ、クチュッ、レロレロ、クチュックチュッ
唯「の、のどか、ちゃん。」
和「大好きよ、唯。」
和「こういうことよ」チュッ
唯「…!?」
和「ん、あっ、……唯。」
チュッ、クチュッ、レロレロ、クチュックチュッ
唯「の、のどか、ちゃん。」
和「大好きよ、唯。」
9: 2011/03/19(土) 23:05:24.77
律「あ、澪!そっちは見つかったか?」
澪「いや、どこにも見あたらない。」
律「一体、唯と梓はどこに行ったんだ」
澪「めぼしい所は全部あたったけど……あ、あれ、梓じゃないか?」
律「え、どこだ?」
澪「ほら、あの寂しそうにブランコをこいでいる人影」
律「ほんとだ、唯は一緒じゃないのか?」
澪「わからない。とにかく、紬たちに連絡しよう」
梓「どうして、どうしてなの。……和さん。」
律「おい梓!!」
梓「ひぃ!!り、律先輩?澪先輩も」
律「おい梓、唯をどこにやったんだ!!」
澪「落ち着け律。…なあ梓、事情を説明してくれないか?」
梓「はい。実は……。」
澪「いや、どこにも見あたらない。」
律「一体、唯と梓はどこに行ったんだ」
澪「めぼしい所は全部あたったけど……あ、あれ、梓じゃないか?」
律「え、どこだ?」
澪「ほら、あの寂しそうにブランコをこいでいる人影」
律「ほんとだ、唯は一緒じゃないのか?」
澪「わからない。とにかく、紬たちに連絡しよう」
梓「どうして、どうしてなの。……和さん。」
律「おい梓!!」
梓「ひぃ!!り、律先輩?澪先輩も」
律「おい梓、唯をどこにやったんだ!!」
澪「落ち着け律。…なあ梓、事情を説明してくれないか?」
梓「はい。実は……。」
10: 2011/03/19(土) 23:06:00.22
唯「和ちゃん、こんなにも私のことを想っててくれたなんて。」
和「あなたの答えも聞かせて」
唯「……ごめん和ちゃん、私はわからないよ」
和「仕方ないわね。でもすぐにわかるわよ。」
ガシャン、ガシャン!
唯「な、なにこれ!手足が拘束されて、動けないよ。」
和「……スイッチON」
ビリビリ、ビリビリ!
唯「きゃあああ、なにこれ、電流!?痛い、痛いよ和ちゃん!」
和「ちょっとの辛抱よ」
和「ああ、唯の体力、もとい癒しの天使のパワーが集まってゆく。……もう少し、もう少しで!」
和「あなたの答えも聞かせて」
唯「……ごめん和ちゃん、私はわからないよ」
和「仕方ないわね。でもすぐにわかるわよ。」
ガシャン、ガシャン!
唯「な、なにこれ!手足が拘束されて、動けないよ。」
和「……スイッチON」
ビリビリ、ビリビリ!
唯「きゃあああ、なにこれ、電流!?痛い、痛いよ和ちゃん!」
和「ちょっとの辛抱よ」
和「ああ、唯の体力、もとい癒しの天使のパワーが集まってゆく。……もう少し、もう少しで!」
11: 2011/03/19(土) 23:06:29.59
梓「そこまでです!」
和「…あんたもしつこいわね。雑魚どもを引き連れてきたようだけど、それで私に対抗してるつもりかしら?」
紬「あ、あれは唯ちゃん!?」
憂「うわあ、お姉ちゃん!!」
澪「なんてひどいことを、見損なったぞ和!」
和「やれるもんならやってみなさい。」
律「和!こうなったらもう容赦しねえぞ。律さまをなめてかかるとひどい目に合うぞ!」
梓「私も加勢します。他のみなさんは、唯先輩を解放してください。」
澪「よし、いくぞ、ムギ、憂ちゃん。」
紬・憂「はい!」
和「…あんたもしつこいわね。雑魚どもを引き連れてきたようだけど、それで私に対抗してるつもりかしら?」
紬「あ、あれは唯ちゃん!?」
憂「うわあ、お姉ちゃん!!」
澪「なんてひどいことを、見損なったぞ和!」
和「やれるもんならやってみなさい。」
律「和!こうなったらもう容赦しねえぞ。律さまをなめてかかるとひどい目に合うぞ!」
梓「私も加勢します。他のみなさんは、唯先輩を解放してください。」
澪「よし、いくぞ、ムギ、憂ちゃん。」
紬・憂「はい!」
12: 2011/03/19(土) 23:06:59.60
和「どうしたの、それが本気かしら?」
律「うるせえ、うおりゃ、うおりゃあああ!」
梓(律先輩、力任せで全く周りが見えていない。どうすれば)
憂「お姉ちゃん、しっかりして!」
唯「うぅぅぅ」
紬「頑張って、唯ちゃん。今外してあげるからね。」カチャカチャ
ビリビリ!
紬「きゃあ!」
憂「気をつけてください、これ、電気が流れているみたいです。」
澪「くそ、どうすればいいんだ」
和「どうしたの、その程度かしら?まだかすり傷一つ与えられてないわよ。」
律「はぁ、はぁ、はぁ」
和「みっともないわね。……梓、あんたも突っ立ってないでかかってきなさい。私に捨てられた恨みを晴らしたいのでしょう?」
梓「そんなことのために戻ってきたんじゃありませんよ。和さん、これを見てください!」
律「何だ、それはロケット?」
和「そ、それは…!」
律「うるせえ、うおりゃ、うおりゃあああ!」
梓(律先輩、力任せで全く周りが見えていない。どうすれば)
憂「お姉ちゃん、しっかりして!」
唯「うぅぅぅ」
紬「頑張って、唯ちゃん。今外してあげるからね。」カチャカチャ
ビリビリ!
紬「きゃあ!」
憂「気をつけてください、これ、電気が流れているみたいです。」
澪「くそ、どうすればいいんだ」
和「どうしたの、その程度かしら?まだかすり傷一つ与えられてないわよ。」
律「はぁ、はぁ、はぁ」
和「みっともないわね。……梓、あんたも突っ立ってないでかかってきなさい。私に捨てられた恨みを晴らしたいのでしょう?」
梓「そんなことのために戻ってきたんじゃありませんよ。和さん、これを見てください!」
律「何だ、それはロケット?」
和「そ、それは…!」
13: 2011/03/19(土) 23:07:27.21
梓「えへへ、こうして和さまとお出かけするなんて、夢みたいです。」
和「たまには気晴らしも必要よ。」
梓「あ、私、あそこのクレープ屋さんにいきたいです!」
梓「う~ん、あま~い!これ、とってもおいしいです!」
和「ふふ、口にクリームがついてるわよ。」ペロッ
梓「……!」///
和「もう、クレープは逃げないんだから落ち着いて食べなさい」
梓「あ、あそこで写真撮りませんか?」
和「プリクラか…別にいいわよ。」
カメラに目線を合わせて……ハイ、チーズ!カシャ!
梓「次はデコレーションですね、いっぱい飾りつけしちゃいましょう。」
和「そうね。あ、これなんかいいわね。」
梓「ハートマークだなんて、和さまったら。」
和「嬉しいくせに」
和「たまには気晴らしも必要よ。」
梓「あ、私、あそこのクレープ屋さんにいきたいです!」
梓「う~ん、あま~い!これ、とってもおいしいです!」
和「ふふ、口にクリームがついてるわよ。」ペロッ
梓「……!」///
和「もう、クレープは逃げないんだから落ち着いて食べなさい」
梓「あ、あそこで写真撮りませんか?」
和「プリクラか…別にいいわよ。」
カメラに目線を合わせて……ハイ、チーズ!カシャ!
梓「次はデコレーションですね、いっぱい飾りつけしちゃいましょう。」
和「そうね。あ、これなんかいいわね。」
梓「ハートマークだなんて、和さまったら。」
和「嬉しいくせに」
14: 2011/03/19(土) 23:08:47.55
>>13修正
梓「えへへ、こうして和さんとお出かけするなんて、夢みたいです。」
和「たまには気晴らしも必要よ。」
梓「あ、私、あそこのクレープ屋さんにいきたいです!」
梓「う~ん、あま~い!これ、とってもおいしいです!」
和「ふふ、口にクリームがついてるわよ。」ペロッ
梓「……!」///
和「もう、クレープは逃げないんだから落ち着いて食べなさい」
梓「あ、あそこで写真撮りませんか?」
和「プリクラか…別にいいわよ。」
カメラに目線を合わせて……ハイ、チーズ!カシャ!
梓「次はデコレーションですね、いっぱい飾りつけしちゃいましょう。」
和「そうね。あ、これなんかいいわね。」
梓「ハートマークだなんて、和さんったら。」
和「嬉しいくせに」
梓「えへへ、こうして和さんとお出かけするなんて、夢みたいです。」
和「たまには気晴らしも必要よ。」
梓「あ、私、あそこのクレープ屋さんにいきたいです!」
梓「う~ん、あま~い!これ、とってもおいしいです!」
和「ふふ、口にクリームがついてるわよ。」ペロッ
梓「……!」///
和「もう、クレープは逃げないんだから落ち着いて食べなさい」
梓「あ、あそこで写真撮りませんか?」
和「プリクラか…別にいいわよ。」
カメラに目線を合わせて……ハイ、チーズ!カシャ!
梓「次はデコレーションですね、いっぱい飾りつけしちゃいましょう。」
和「そうね。あ、これなんかいいわね。」
梓「ハートマークだなんて、和さんったら。」
和「嬉しいくせに」
15: 2011/03/19(土) 23:09:15.91
梓「思い出しましたか、和さん。……私たちがどれだけ愛し合っていたかを。」
和「敵を欺くにはまず味方からって言うでしょ。……愛なんて、あるはずないわ。」
律「スキあり!」バッ
和「しまった!」
律「これがカギだな、お~い澪、パス!」
澪「わ、わわわ」
憂「キャッチ」
ガチャリ
唯「はぁ、はぁ、……助かった。」
憂「大丈夫、お姉ちゃん?」
唯「うん、みんなありがと。」
和「敵を欺くにはまず味方からって言うでしょ。……愛なんて、あるはずないわ。」
律「スキあり!」バッ
和「しまった!」
律「これがカギだな、お~い澪、パス!」
澪「わ、わわわ」
憂「キャッチ」
ガチャリ
唯「はぁ、はぁ、……助かった。」
憂「大丈夫、お姉ちゃん?」
唯「うん、みんなありがと。」
16: 2011/03/19(土) 23:09:59.86
澪「和、これは一体どういうことだ!」
和「…分かった、全て話すわ。……私は唯を愛していた。幼い頃からずっと。
でもなかなか言い出せなくて。そのうち唯は軽音部に入り、次第に疎遠になっていった。
だから私は、軽音部、更には憂ちゃんすら消し去って、二人だけの世界で永遠に幸せになろうとした。
そのためには、唯の力が必要だったのよ。」
梓「私は、真面目で清楚な和さんを、いつしか思慕するようになりました。
そして、その想いを打ち明けたら、和さんは快く受け入れてくれました。
ある日、和さんが怪しげな古文書を読んでいるので尋ねてみると、『二人だけの世界を造るために学んでいる』と答えてくれました。
それを私のためだと勘違いして、和さんの計画に加担するようになりました。
……もし、和さんが私を手駒としか見ていなかったとしても、それでも私は、和さんを愛しています。」
和「…分かった、全て話すわ。……私は唯を愛していた。幼い頃からずっと。
でもなかなか言い出せなくて。そのうち唯は軽音部に入り、次第に疎遠になっていった。
だから私は、軽音部、更には憂ちゃんすら消し去って、二人だけの世界で永遠に幸せになろうとした。
そのためには、唯の力が必要だったのよ。」
梓「私は、真面目で清楚な和さんを、いつしか思慕するようになりました。
そして、その想いを打ち明けたら、和さんは快く受け入れてくれました。
ある日、和さんが怪しげな古文書を読んでいるので尋ねてみると、『二人だけの世界を造るために学んでいる』と答えてくれました。
それを私のためだと勘違いして、和さんの計画に加担するようになりました。
……もし、和さんが私を手駒としか見ていなかったとしても、それでも私は、和さんを愛しています。」
17: 2011/03/19(土) 23:10:31.55
唯「……わたし、むずかしいことはよくわかんないけど、和ちゃんのこと大好きだよ。
でも、みんなのことも大好きなの。だから、軽音部や憂を消すなんて、そんなさみしいこと言わないで!」
和「そうよね、ごめんなさいね唯、私が間違ってたわ。みんなにも、本当にごめんなさい。」
梓「私も、みなさんをひどい目に合わせようとしてました、ごめんなさい!」
唯「治療費はキッチリ払ってもらうんだからね!……あいたた」
憂「お姉ちゃん、無理しないで。」
澪「和、お前はもう一つ罪を犯してる。ちゃんと梓の気持ちに答えてやるんだ。」
和「梓、ごめんなさい。私、あなたの気持ちには気づいていたわ。
でも、それに応えることは唯への気持ちを否定することだと思って、怖かった。
だから貴女も一緒に消し去ってしまおうとした。……でも今なら、貴女の気持ちに応えてあげられる。
貴女の気持ちに応えたい、私が切にそう願うからよ。」
梓「和さん、ありがとうございます!……焦らされた分、たっぷり私の気持ちに答えてもらいますからね!」
でも、みんなのことも大好きなの。だから、軽音部や憂を消すなんて、そんなさみしいこと言わないで!」
和「そうよね、ごめんなさいね唯、私が間違ってたわ。みんなにも、本当にごめんなさい。」
梓「私も、みなさんをひどい目に合わせようとしてました、ごめんなさい!」
唯「治療費はキッチリ払ってもらうんだからね!……あいたた」
憂「お姉ちゃん、無理しないで。」
澪「和、お前はもう一つ罪を犯してる。ちゃんと梓の気持ちに答えてやるんだ。」
和「梓、ごめんなさい。私、あなたの気持ちには気づいていたわ。
でも、それに応えることは唯への気持ちを否定することだと思って、怖かった。
だから貴女も一緒に消し去ってしまおうとした。……でも今なら、貴女の気持ちに応えてあげられる。
貴女の気持ちに応えたい、私が切にそう願うからよ。」
梓「和さん、ありがとうございます!……焦らされた分、たっぷり私の気持ちに答えてもらいますからね!」
18: 2011/03/19(土) 23:11:02.22
律「何はともあれ、これで一件落着だな!」
紬「唯ちゃんのケガも大したことなくてよかったわぁ、でも、もう少し遅れてたら大変だったわ。」
和「唯、本当にごめんね。」
唯「いいんだよ。……和ちゃん、これからもよろしくね?」
和「ええ!」
紬「唯ちゃんのケガも大したことなくてよかったわぁ、でも、もう少し遅れてたら大変だったわ。」
和「唯、本当にごめんね。」
唯「いいんだよ。……和ちゃん、これからもよろしくね?」
和「ええ!」
19: 2011/03/19(土) 23:11:34.82
ゴゴゴゴゴゴゴ
律「な、なんだ!?地震か!?」
澪「ひぃぃぃぃ」
和「いや、違う!……この音は、まさか儀式が完成してしまったの!?」
ドーーーーーーン!!!
神龍「私は神龍。……私の眠りを妨げる者は誰だ?」
和「こ、これが……神龍。」
律「すっげー、CGじゃないよな?」
澪「あたりまえだろ!……それにしても、凄い迫力。立ってるのがやっとだ。」
紬(ひざをガクガクさせてる澪ちゃんかわいい)
神龍「私の力を欲する者よ、そなたの願いを叶えよう。」
律「……つってもなあ、願いなんてもうないだろ?」
憂「あ、あの!」
紬「どうしたの、憂ちゃん?」
律「な、なんだ!?地震か!?」
澪「ひぃぃぃぃ」
和「いや、違う!……この音は、まさか儀式が完成してしまったの!?」
ドーーーーーーン!!!
神龍「私は神龍。……私の眠りを妨げる者は誰だ?」
和「こ、これが……神龍。」
律「すっげー、CGじゃないよな?」
澪「あたりまえだろ!……それにしても、凄い迫力。立ってるのがやっとだ。」
紬(ひざをガクガクさせてる澪ちゃんかわいい)
神龍「私の力を欲する者よ、そなたの願いを叶えよう。」
律「……つってもなあ、願いなんてもうないだろ?」
憂「あ、あの!」
紬「どうしたの、憂ちゃん?」
20: 2011/03/19(土) 23:12:01.75
憂「世界をお姉ちゃんと私の二人だけにしてください!!!」
一同「!!?」
唯「な、何言ってるの憂。」
神龍「よかろう、そなたの願いを叶えよう。」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴ
ドカーーーーーーン!!!!!
21: 2011/03/19(土) 23:12:32.16
唯「う、う~ん。……あれ、もう朝なの?」
憂「おはよう、お姉ちゃん!」
おわり
憂「おはよう、お姉ちゃん!」
おわり
引用元: 唯「光と闇」
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