1: 2012/09/15(土) 13:50:18.34
雪歩「帰り際に誰かと電話でよく喋ってるんです」
P「普通だな」
雪歩「お昼に仕事が終わると用事があるからって、すぐ直帰しちゃうんです」
P「んー、珍しくはないな。俺もたまに……」
雪歩「これは貞操の危機なんですよ!真ちゃんのっ!」バンッ
P「はい?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347684618
P「普通だな」
雪歩「お昼に仕事が終わると用事があるからって、すぐ直帰しちゃうんです」
P「んー、珍しくはないな。俺もたまに……」
雪歩「これは貞操の危機なんですよ!真ちゃんのっ!」バンッ
P「はい?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347684618
2: 2012/09/15(土) 13:54:41.69
雪歩「まずは真ちゃんの携帯を取り上げて、電話の相手を確かめるべきです」
雪歩「それが憚られるなら、せめて電話会社に通話記録を確認……」
P「いやいやいや、ちょっと待て待て。いきなり何だって俺がそんな事しなきゃ」
雪歩「プロデューサーでしょう!?」バンッ
P「はい、プロデューサーです」
雪歩「だったら!」
P「何がだったらなの?」
雪歩「それが憚られるなら、せめて電話会社に通話記録を確認……」
P「いやいやいや、ちょっと待て待て。いきなり何だって俺がそんな事しなきゃ」
雪歩「プロデューサーでしょう!?」バンッ
P「はい、プロデューサーです」
雪歩「だったら!」
P「何がだったらなの?」
3: 2012/09/15(土) 13:59:23.41
雪歩「プロデューサーなら、アイドルのプライベートは把握しておくべきでは!?」
P「うーん、それはそうかもしれないが」
雪歩「かもしれない、じゃなくてそうじゃなきゃいけないんです!」
P「それじゃあ、今日の雪歩のパンツの色教えてくれ」
雪歩「イヤです」
P「あれ?」
P「うーん、それはそうかもしれないが」
雪歩「かもしれない、じゃなくてそうじゃなきゃいけないんです!」
P「それじゃあ、今日の雪歩のパンツの色教えてくれ」
雪歩「イヤです」
P「あれ?」
4: 2012/09/15(土) 14:06:04.81
P「大体なぁ、真に限らずアイドルのプライバシーは尊重しt」
雪歩「電話相手が男だったら!?貞操の危機なんですよ、真ちゃんのっ!!」バンッ
P「親父さんかもしれないだろ?とりあえず、俺のデスクバンバン叩かないでくれ」
P「つーか、真に男?今んとこ、女の子しか寄り付かないあいつに?」
P「……ないわー」ヘラヘラ
雪歩「どうしてそこまで楽観視できるんですか!?もっと真剣に」
春香「それじゃプロデューサーさん、私行ってきますねー」
P「おう、生放送頑張ってこいよー」ヒラヒラ
雪歩「っ……もういいです!」ガタッ
P「ん?……なーんか忘れてるような……何だったかな」
雪歩「電話相手が男だったら!?貞操の危機なんですよ、真ちゃんのっ!!」バンッ
P「親父さんかもしれないだろ?とりあえず、俺のデスクバンバン叩かないでくれ」
P「つーか、真に男?今んとこ、女の子しか寄り付かないあいつに?」
P「……ないわー」ヘラヘラ
雪歩「どうしてそこまで楽観視できるんですか!?もっと真剣に」
春香「それじゃプロデューサーさん、私行ってきますねー」
P「おう、生放送頑張ってこいよー」ヒラヒラ
雪歩「っ……もういいです!」ガタッ
P「ん?……なーんか忘れてるような……何だったかな」
5: 2012/09/15(土) 14:10:55.40
亜美「ほうほう、まこちんにカレシがねぇ」
真美「まこちんも女の子だったんだねぇ」
雪歩「感心してる場合じゃないの。電話の内容だと多分、今日……」
雪歩「真ちゃんは電話の相手と二人きりで、お昼に会う約束をしてるはず」
亜美「ほほう、顔に似合わず盗聴してたんだ、ゆきぴょん」
雪歩「ううん、私は右斜め後方半歩後ろから見守ってただけ」
雪歩「ともかくあなた達二人に手伝ってもらって、何とか阻止できたらと思って」
真美「まこちんも女の子だったんだねぇ」
雪歩「感心してる場合じゃないの。電話の内容だと多分、今日……」
雪歩「真ちゃんは電話の相手と二人きりで、お昼に会う約束をしてるはず」
亜美「ほほう、顔に似合わず盗聴してたんだ、ゆきぴょん」
雪歩「ううん、私は右斜め後方半歩後ろから見守ってただけ」
雪歩「ともかくあなた達二人に手伝ってもらって、何とか阻止できたらと思って」
6: 2012/09/15(土) 14:18:20.14
亜美「そだねぇ、亜美もまこちんのカレシ、気になるし……」
真美「んっふっふ~、これは真美達が一肌脱いで」
P「それは全力で阻止」ガシッ
真美「!?」
律子「あんた達は午後からレッスンでしょーが」ガシッ
亜美「げぇっ!律っちゃん!!」
P「サボろうとしたってそうはいかんぞ、二人とも」
真美「んっふっふ~、これは真美達が一肌脱いで」
P「それは全力で阻止」ガシッ
真美「!?」
律子「あんた達は午後からレッスンでしょーが」ガシッ
亜美「げぇっ!律っちゃん!!」
P「サボろうとしたってそうはいかんぞ、二人とも」
7: 2012/09/15(土) 14:22:16.04
真美「うあうあー……」ズルズル
亜美「ざんねん!!あみの ぼうけんは ここで おわってしまった……」ズルズル
P「……何をするつもりだか知らんが、程々にな。雪歩」
雪歩「………」
雪歩「……こうなったら、今日オフの人を呼び出して……!」ポパピプペ
亜美「ざんねん!!あみの ぼうけんは ここで おわってしまった……」ズルズル
P「……何をするつもりだか知らんが、程々にな。雪歩」
雪歩「………」
雪歩「……こうなったら、今日オフの人を呼び出して……!」ポパピプペ
8: 2012/09/15(土) 14:28:39.35
美希「……あふぅ」ボケー
貴音「今日も暑いですね、雪歩」
雪歩「……なんか頼りない」
美希「じゃ、帰っていい?」
雪歩「ダメ」
貴音「今日も暑いですね、雪歩」
雪歩「……なんか頼りない」
美希「じゃ、帰っていい?」
雪歩「ダメ」
9: 2012/09/15(土) 14:32:03.16
貴音「美希、寝癖がついております」
美希「雪歩から携帯で叩き起こされるまで寝てたから。仕方ないの」
雪歩「もう……お昼奢ってあげるんだから、しっかりしてよ」
貴音「それで、わたくし達は何をすれば……?」
雪歩「真ちゃんが午前中のお仕事を終えて事務所から出てくるから、そこを尾行するんです」
貴音「尾行、ですか」
雪歩「という訳で二人とも、尾行しやすいようにコレで変装してもらいます」ゴソゴソ
美希「ハンチング帽とサングラス?……ベタすぎない?」
貴音「何やらワクワクしてきました」
美希「雪歩から携帯で叩き起こされるまで寝てたから。仕方ないの」
雪歩「もう……お昼奢ってあげるんだから、しっかりしてよ」
貴音「それで、わたくし達は何をすれば……?」
雪歩「真ちゃんが午前中のお仕事を終えて事務所から出てくるから、そこを尾行するんです」
貴音「尾行、ですか」
雪歩「という訳で二人とも、尾行しやすいようにコレで変装してもらいます」ゴソゴソ
美希「ハンチング帽とサングラス?……ベタすぎない?」
貴音「何やらワクワクしてきました」
10: 2012/09/15(土) 14:37:23.20
美希「……あ、真君が出てきたの」
真「~♪」フンフン
貴音「鼻息混じりで上機嫌ですね。何かあったのでしょうか」ヒソヒソ
雪歩「恐らくこれから待ち合わせ場所に向かうはず……さぁ、行きましょう」ヒソヒソ
美希「ねぇ雪歩ー、ミキお腹空いたー」
雪歩「シーッ!」ヒソヒソ
真「~♪」フンフン
貴音「鼻息混じりで上機嫌ですね。何かあったのでしょうか」ヒソヒソ
雪歩「恐らくこれから待ち合わせ場所に向かうはず……さぁ、行きましょう」ヒソヒソ
美希「ねぇ雪歩ー、ミキお腹空いたー」
雪歩「シーッ!」ヒソヒソ
11: 2012/09/15(土) 14:42:27.25
真「やっほー!待った?」
「いえ、私もさっき来たばかりで……」
雪歩「お、女……!?」プルプル
貴音「ほう……真と同年代の女性、でしょうか」
美希「何か全然問題なさそうだね。もう帰っていい?」
雪歩「ちょっと待って!」
美希「……何~?」
「いえ、私もさっき来たばかりで……」
雪歩「お、女……!?」プルプル
貴音「ほう……真と同年代の女性、でしょうか」
美希「何か全然問題なさそうだね。もう帰っていい?」
雪歩「ちょっと待って!」
美希「……何~?」
12: 2012/09/15(土) 14:46:22.57
雪歩「真ちゃんは女の子と個人的にデートするような人じゃない!きっと何かワケがあるんです!」
美希「えー?」
雪歩「だって私ですらまだ誘ってもらったことないのに、あの女……!」ギリッ
真「着いたばかりでなんだけど、お腹空いちゃって」グゥ
「あはは、もうこんな時間ですしね……それじゃ、まずはお昼を済ませちゃいましょうか」
貴音「む……どうやら二人でご飯を食べに行く模様ですね」
美希「ご飯?それならミキも行くの!」
美希「えー?」
雪歩「だって私ですらまだ誘ってもらったことないのに、あの女……!」ギリッ
真「着いたばかりでなんだけど、お腹空いちゃって」グゥ
「あはは、もうこんな時間ですしね……それじゃ、まずはお昼を済ませちゃいましょうか」
貴音「む……どうやら二人でご飯を食べに行く模様ですね」
美希「ご飯?それならミキも行くの!」
13: 2012/09/15(土) 14:54:46.00
店員「らっしゃーせー、お二人様ですかー?」
真「はい、禁煙席でお願いします」
店員「こちらへどうぞー」
店員「らっしゃー……」
雪歩「三人です。さっき入ってきた二人と、なるだけ近い席にお願いします」
店員「は、はぁ」
美希「何食べよっかな~♪」
真「はい、禁煙席でお願いします」
店員「こちらへどうぞー」
店員「らっしゃー……」
雪歩「三人です。さっき入ってきた二人と、なるだけ近い席にお願いします」
店員「は、はぁ」
美希「何食べよっかな~♪」
14: 2012/09/15(土) 14:58:21.61
真「ミックスグリル一つお願いします」
「それじゃ私は、このナポリ風ドリアのプチフォッカ付きで」
店員「ご注文はお決まりデス?」
貴音「そうですね……では、これを一つ」
美希「ミキはね、カルボナーラと……」
雪歩「……日替わりで」
「それじゃ私は、このナポリ風ドリアのプチフォッカ付きで」
店員「ご注文はお決まりデス?」
貴音「そうですね……では、これを一つ」
美希「ミキはね、カルボナーラと……」
雪歩「……日替わりで」
15: 2012/09/15(土) 15:03:17.13
「真さん、ちょっと」
真「ん?」モグモグ
「ハンバーグのソースが付いてますよ」フキフキ
真「あっ……ありがとう」
雪歩「っ……!!」バンバン
貴音「見てください、雪歩。このご飯、丸くかたどられておりますよ!何と美しい……」
美希「店員さーん、追加で生チョコケーキとマンゴージェラート!」
真「ん?」モグモグ
「ハンバーグのソースが付いてますよ」フキフキ
真「あっ……ありがとう」
雪歩「っ……!!」バンバン
貴音「見てください、雪歩。このご飯、丸くかたどられておりますよ!何と美しい……」
美希「店員さーん、追加で生チョコケーキとマンゴージェラート!」
16: 2012/09/15(土) 15:09:01.82
真「ふぅ、お腹一杯……ご馳走様でしたっと!」
「ご馳走様でした」
雪歩「あっ……私達もそろそろ出ますよ!」
美希「まだ食べてるのに席を立つのは失礼なの」モグモグ
店員「お会計は○千円となりまーす。オノコシはキョカされませーん」
雪歩「うぐっ……!」
貴音「りんごゼリー、まこと美味でした。玩具は付いてないのでしょうか?」
店員「申し訳ありません、ウチは付けないシュギなんで」
貴音「いけずです……」
「ご馳走様でした」
雪歩「あっ……私達もそろそろ出ますよ!」
美希「まだ食べてるのに席を立つのは失礼なの」モグモグ
店員「お会計は○千円となりまーす。オノコシはキョカされませーん」
雪歩「うぐっ……!」
貴音「りんごゼリー、まこと美味でした。玩具は付いてないのでしょうか?」
店員「申し訳ありません、ウチは付けないシュギなんで」
貴音「いけずです……」
17: 2012/09/15(土) 15:15:18.73
雪歩「……四条さんはともかく、美希ちゃん連れてきたのは間違いだったかも」
美希「そんな事ないの。あのお店、とってもおいしかったよ?」
雪歩「ひ、人の金だと思って……!」
貴音「シッ……静かに」
真「色々とあそこで見てみたい服があるんだよね~」
「真さんならどんな服も似合いそうですけど」
真「うちのプロデューサーと同じ事言うんだなぁ、もう」
雪歩「服選びなら私がいつもしてあげるのに……!」ギリッ
美希「あの百貨店に入るつもりなのかな?」
貴音「なかなかにふれんどりぃですね。行きましょう」
美希「そんな事ないの。あのお店、とってもおいしかったよ?」
雪歩「ひ、人の金だと思って……!」
貴音「シッ……静かに」
真「色々とあそこで見てみたい服があるんだよね~」
「真さんならどんな服も似合いそうですけど」
真「うちのプロデューサーと同じ事言うんだなぁ、もう」
雪歩「服選びなら私がいつもしてあげるのに……!」ギリッ
美希「あの百貨店に入るつもりなのかな?」
貴音「なかなかにふれんどりぃですね。行きましょう」
18: 2012/09/15(土) 15:19:25.42
シャーッ
真「どう?」ビシッ
「うん、すごく似合ってますよ。とてもカワイイですね」
真「でしょー?えへへ……皆否定的なんだよなー、ボクが選ぶ服」
「そうですか……」
雪歩「ダメだよ、真ちゃん……そんなフリフリ、私は認めないっ!」
貴音「声が大きいです、雪歩」
真「どう?」ビシッ
「うん、すごく似合ってますよ。とてもカワイイですね」
真「でしょー?えへへ……皆否定的なんだよなー、ボクが選ぶ服」
「そうですか……」
雪歩「ダメだよ、真ちゃん……そんなフリフリ、私は認めないっ!」
貴音「声が大きいです、雪歩」
19: 2012/09/15(土) 15:24:32.12
シャーッ
「ど、どうでしょうか、これ……」
真「うわぁ、ピッタリだね!すっごくカワイイよ」
「あはは……ふ、普段は、あんまりこういうの、着ないんですけどね」
真「それは流石にもったいないよ、うん。今度から選んであげよっか?」
「そ、それはちょっと考えさせて下さい」
雪歩「私だったら即OK出すのに……あの女っ……!」ワナワナ
美希「!……あの子、真君から離れてくの」
「ど、どうでしょうか、これ……」
真「うわぁ、ピッタリだね!すっごくカワイイよ」
「あはは……ふ、普段は、あんまりこういうの、着ないんですけどね」
真「それは流石にもったいないよ、うん。今度から選んであげよっか?」
「そ、それはちょっと考えさせて下さい」
雪歩「私だったら即OK出すのに……あの女っ……!」ワナワナ
美希「!……あの子、真君から離れてくの」
20: 2012/09/15(土) 15:28:17.67
「えぇっと……真さんのは、どれにしようかな」
美希「チョコナッツクランチ」
「へっ?」
美希「チョコナッツクランチ、オススメなの」キリッ
「は、はぁ……」
美希「チョコナッツクランチ」
「へっ?」
美希「チョコナッツクランチ、オススメなの」キリッ
「は、はぁ……」
21: 2012/09/15(土) 15:32:33.88
「真さーん、買ってきましたー」
真「そう、これこれ!ボクが一番好きな奴」ペリペリ
「自販機で売ってるアイスなんて滅多に見ないもんですから、迷っちゃいました」
真「行きつけのレッスン場の近くに、今でも置いてあってね~」
真「プロデューサーと帰りによく食べるんだ」パクパク
「そうだったんですかー」
真「んん~!最高~」ホッコリ
真「そう、これこれ!ボクが一番好きな奴」ペリペリ
「自販機で売ってるアイスなんて滅多に見ないもんですから、迷っちゃいました」
真「行きつけのレッスン場の近くに、今でも置いてあってね~」
真「プロデューサーと帰りによく食べるんだ」パクパク
「そうだったんですかー」
真「んん~!最高~」ホッコリ
22: 2012/09/15(土) 15:37:41.74
美希「でもミキなら、ここはマカダミアナッツを選ぶの」ペロペロ
雪歩「『ここはミキに任せて!』って、200円もしないアイス買いに行っただけ!?」
美希「そうだよ?」ペロペロ
雪歩「そうだよ?って……」
貴音「……雪歩」
雪歩「……何です?」
貴音「わたくしは宇治抹茶ラテ、スティックタイプでお願いします」キリッ
美希「えー?ミキはスティックよりワッフルコーンの方が……」
雪歩「二人とも、いい加減にしてください!」ダンッ
雪歩「『ここはミキに任せて!』って、200円もしないアイス買いに行っただけ!?」
美希「そうだよ?」ペロペロ
雪歩「そうだよ?って……」
貴音「……雪歩」
雪歩「……何です?」
貴音「わたくしは宇治抹茶ラテ、スティックタイプでお願いします」キリッ
美希「えー?ミキはスティックよりワッフルコーンの方が……」
雪歩「二人とも、いい加減にしてください!」ダンッ
23: 2012/09/15(土) 15:41:31.79
雪歩「あの二人のデートをブチ壊すのが私達の目的だったじゃないですか!」
貴音「そうだったのですか?」
雪歩「そうなんですよっ!」
雪歩「仲を引き裂くどころか、逆に手助けしてどうするんですか!?」
美希「……でも、女の子同士だよ?何も問題ないと思うけど」
貴音「雪歩……わたくし、人の仲を裂くというのは、あまり気乗りが致しません」
雪歩「四条さんまで……!」
貴音「そうだったのですか?」
雪歩「そうなんですよっ!」
雪歩「仲を引き裂くどころか、逆に手助けしてどうするんですか!?」
美希「……でも、女の子同士だよ?何も問題ないと思うけど」
貴音「雪歩……わたくし、人の仲を裂くというのは、あまり気乗りが致しません」
雪歩「四条さんまで……!」
24: 2012/09/15(土) 15:47:07.48
雪歩「……分かりました、もういいです」
美希「もういいって?」
雪歩「後は一人で、やりますから」ダッ
貴音「な、何ということでしょう……」
美希「ほっとけばいいんじゃない?」ペロペロ
貴音「……美希、お金を貸していただけないでしょうか」
美希「えっ?」ペロペロ
貴音「このままでは、宇治抹茶ラテが買えません……!」
美希「もういいって?」
雪歩「後は一人で、やりますから」ダッ
貴音「な、何ということでしょう……」
美希「ほっとけばいいんじゃない?」ペロペロ
貴音「……美希、お金を貸していただけないでしょうか」
美希「えっ?」ペロペロ
貴音「このままでは、宇治抹茶ラテが買えません……!」
25: 2012/09/15(土) 15:51:40.43
「!……ま、真さん」ソワソワ
真「?……どうしたの?」
「ちょ、ちょっとトイレ……行って来てもいいですか?」ソワソワ
真「いいよ~。じゃ、ここで待ってるね」
雪歩「真ちゃんを一人待たせてトイレ……!?」
雪歩「私だったら漏らしてでも買い物に付き合えるのに、あの女っ……許せない!」
真「?……どうしたの?」
「ちょ、ちょっとトイレ……行って来てもいいですか?」ソワソワ
真「いいよ~。じゃ、ここで待ってるね」
雪歩「真ちゃんを一人待たせてトイレ……!?」
雪歩「私だったら漏らしてでも買い物に付き合えるのに、あの女っ……許せない!」
26: 2012/09/15(土) 15:55:55.37
「………」キョロキョロ
「……誰も、見てないよね」
ガラッ
雪歩「……女子トイレの方に行かず、多目的トイレに入った?」
雪歩「あの中で一体何を……はっ!」
雪歩「も、もしかしたら、このネタで真ちゃんから引き剥がせるかも!」
「……誰も、見てないよね」
ガラッ
雪歩「……女子トイレの方に行かず、多目的トイレに入った?」
雪歩「あの中で一体何を……はっ!」
雪歩「も、もしかしたら、このネタで真ちゃんから引き剥がせるかも!」
27: 2012/09/15(土) 16:00:15.28
雪歩「カギは……」スッ
雪歩「開いてる!……普段誰も使わないから、油断した……?」
雪歩「これはチャンス……早速、中を」
デーデーデー デーデデー デーデデー
雪歩「!?」
デーデーデー デーデデー デーデデー
デーデーデー デーデデデデッ デッデーデーデ デデデッ
pi
雪歩「っ……もしもし!」
春香『あ、雪歩?今大丈夫?オフの日に突然ごめんねー』
雪歩「開いてる!……普段誰も使わないから、油断した……?」
雪歩「これはチャンス……早速、中を」
デーデーデー デーデデー デーデデー
雪歩「!?」
デーデーデー デーデデー デーデデー
デーデーデー デーデデデデッ デッデーデーデ デデデッ
pi
雪歩「っ……もしもし!」
春香『あ、雪歩?今大丈夫?オフの日に突然ごめんねー』
28: 2012/09/15(土) 16:04:11.19
雪歩「何?今忙しいんだけど」
春香『えっ?……あ、あのね、今私』
雪歩「用がないなら切っちゃうよ」
春香『あっ、ちょっと待って!今隣に』
ブツッ
雪歩「ったく……」
デーデーデー デーデデー デーデデー
春香『えっ?……あ、あのね、今私』
雪歩「用がないなら切っちゃうよ」
春香『あっ、ちょっと待って!今隣に』
ブツッ
雪歩「ったく……」
デーデーデー デーデデー デーデデー
29: 2012/09/15(土) 16:08:52.53
デーデーデー デーデデー デーデデー
雪歩「………」
pi
春香『わ、わっほーい』
雪歩「………」
春香『あ、あのね、落ち着いて私の話を』
雪歩「もう!いい加減にしてよ、ホントに!」
雪歩「………」
pi
春香『わ、わっほーい』
雪歩「………」
春香『あ、あのね、落ち着いて私の話を』
雪歩「もう!いい加減にしてよ、ホントに!」
30: 2012/09/15(土) 16:15:30.48
雪歩『春香ちゃんの話を聞いてるほど、私暇じゃないの!分水嶺なの!!』
春香「そ、それは、うん、分かってるんだけど……分水嶺?」
雪歩『分かってるなら、今は電話してこないで!それじゃ!』ブツッ
春香「あっ、ちょっ……雪歩!?」
ツー ツー ツー
春香「………」
タモリ「……間髪いれず、切られたねぇ」
春香「そ、それは、うん、分かってるんだけど……分水嶺?」
雪歩『分かってるなら、今は電話してこないで!それじゃ!』ブツッ
春香「あっ、ちょっ……雪歩!?」
ツー ツー ツー
春香「………」
タモリ「……間髪いれず、切られたねぇ」
32: 2012/09/15(土) 16:19:59.11
春香『あ、あは……あははは……』
タモリ『もしかして、嫌われてるとか?』
春香『い、いえ!全然そんな事はないですよ!あはははは』
P「」
高木「これは……」
真美「うっわぁ……思いっきり放送事故ってるよ」
小鳥「や、やっちゃいましたね……」
P「……雪歩だよ……そうだよ、完全に忘れてた……」ガクリ
タモリ『もしかして、嫌われてるとか?』
春香『い、いえ!全然そんな事はないですよ!あはははは』
P「」
高木「これは……」
真美「うっわぁ……思いっきり放送事故ってるよ」
小鳥「や、やっちゃいましたね……」
P「……雪歩だよ……そうだよ、完全に忘れてた……」ガクリ
33: 2012/09/15(土) 16:24:13.91
雪歩「もう……どいつもこいつも私の邪魔ばかりして……!」
DQN「おいそこの姉ちゃん、ちょっと通行の邪魔……」
雪歩「うるさいっ!」バシッ
DQN「あ?」
雪歩「……あっ」
DQN「何やねん、自分……ええ度胸してるやん」
雪歩「」
DQN「おいそこの姉ちゃん、ちょっと通行の邪魔……」
雪歩「うるさいっ!」バシッ
DQN「あ?」
雪歩「……あっ」
DQN「何やねん、自分……ええ度胸してるやん」
雪歩「」
35: 2012/09/15(土) 16:28:22.60
雪歩「ご、ごごごめんなさいぃぃ……」ガクガク
DQN「いやー傷ついたわー、ほんま傷ついたわー」
DQN「あー、これは慰謝料もらわんとな。ちょっと話付けよか、この中で」グイッ
雪歩「い、イヤですっ!は、放してくださいぃぃ……!」ブルブル
DQN「けったいな帽子にグラサンはめとるけど……君、なかなかどうして、可愛い顔しとるやん」
雪歩「ひっ……!」
DQN「これはアカンなー、アカンアカン。さ、多目的トイレの中へ行ってQ……」
ガラッ
「……私の連れに、一体何してるんです?」
DQN「いやー傷ついたわー、ほんま傷ついたわー」
DQN「あー、これは慰謝料もらわんとな。ちょっと話付けよか、この中で」グイッ
雪歩「い、イヤですっ!は、放してくださいぃぃ……!」ブルブル
DQN「けったいな帽子にグラサンはめとるけど……君、なかなかどうして、可愛い顔しとるやん」
雪歩「ひっ……!」
DQN「これはアカンなー、アカンアカン。さ、多目的トイレの中へ行ってQ……」
ガラッ
「……私の連れに、一体何してるんです?」
36: 2012/09/15(土) 16:33:13.40
雪歩「あっ……!」
DQN「な、何や、先客がおったんか……こんなん、ただの冗談やで、冗談。ハハハ」
「……人、呼びますよ?」
DQN「あ、アカーン!それだけはアカーン!」タタタ
「だ、大丈夫ですか!?あいつに何か変な事、されませんでした?」
雪歩「うっ……」
「……?」
雪歩「うわぁぁぁぁんっ!!」ブワッ
DQN「な、何や、先客がおったんか……こんなん、ただの冗談やで、冗談。ハハハ」
「……人、呼びますよ?」
DQN「あ、アカーン!それだけはアカーン!」タタタ
「だ、大丈夫ですか!?あいつに何か変な事、されませんでした?」
雪歩「うっ……」
「……?」
雪歩「うわぁぁぁぁんっ!!」ブワッ
38: 2012/09/15(土) 16:37:52.65
真「――という事があったらしいんですけど……」
真「それからボクのそばを離れなくなっちゃってて」
雪歩「………」ギュッ
P「そ、それは災難だったな、雪歩……」
真「その場にいたら、ボクもそいつをとっちめてやったんですけどねー」
真「……って、プロデューサーも元気ないみたいですけど、どうしたんです?」
P「いや……こっちもちょっと、色々あってな」ズーン
真「それからボクのそばを離れなくなっちゃってて」
雪歩「………」ギュッ
P「そ、それは災難だったな、雪歩……」
真「その場にいたら、ボクもそいつをとっちめてやったんですけどねー」
真「……って、プロデューサーも元気ないみたいですけど、どうしたんです?」
P「いや……こっちもちょっと、色々あってな」ズーン
39: 2012/09/15(土) 16:42:33.65
P「しかし、悪い事をしたな。せっかくのオフに事務所まで来る羽目になって」
真「いえ、どうって事ないですよ。今日の予定はほぼ終わってましたし」
P「そうか……雪歩、今から俺と二人だけで、ちょっと話せるか?」
雪歩「は、はい……その前に少し、いいですか」
P「ん?」
雪歩「……真ちゃん」
真「?」
雪歩「連れの人の事、なんだけど……」
真「いえ、どうって事ないですよ。今日の予定はほぼ終わってましたし」
P「そうか……雪歩、今から俺と二人だけで、ちょっと話せるか?」
雪歩「は、はい……その前に少し、いいですか」
P「ん?」
雪歩「……真ちゃん」
真「?」
雪歩「連れの人の事、なんだけど……」
40: 2012/09/15(土) 16:46:36.71
~翌日~
愛「ハッピバースデー、ツーユー!ハッピバースデー、ツーユー!!」
愛「ハッピバースデー、ディーア涼さーん!!ハッピバースデー、ツーユー!!!」
涼「ふーっ」
愛「涼さん、お誕生日おめでとうございまーすっ!!!」パチパチ
絵理「おめでとう、涼さん?」パチパチ
まなみ「おめでとうございます」パチパチ
石川「おめでとう、涼」パチパチ
涼「ありがとう、みんな……私、とても嬉しいよ」グスッ
愛「ハッピバースデー、ツーユー!ハッピバースデー、ツーユー!!」
愛「ハッピバースデー、ディーア涼さーん!!ハッピバースデー、ツーユー!!!」
涼「ふーっ」
愛「涼さん、お誕生日おめでとうございまーすっ!!!」パチパチ
絵理「おめでとう、涼さん?」パチパチ
まなみ「おめでとうございます」パチパチ
石川「おめでとう、涼」パチパチ
涼「ありがとう、みんな……私、とても嬉しいよ」グスッ
41: 2012/09/15(土) 16:50:49.89
石川「そうそう、私からあなたにプレゼント……って程のものじゃないけれど」
涼「えっ?」
石川「テレビ、付けて御覧なさい」
涼「は、はい」
パチッ
タモリ『いやー、それにしても昨日はビックリしたね~』
雪歩『す、すみませんでしたぁ……』
涼「あっ……」
涼「えっ?」
石川「テレビ、付けて御覧なさい」
涼「は、はい」
パチッ
タモリ『いやー、それにしても昨日はビックリしたね~』
雪歩『す、すみませんでしたぁ……』
涼「あっ……」
42: 2012/09/15(土) 16:55:05.71
タモリ『それじゃあ、お友達を紹介してくれないかな』
雪歩『はい、えっと……私のお友達は、秋月さんを』
タモリ『765プロの?』
雪歩『いえ、そっちじゃなくて、秋月涼さんです』
タモリ『へぇ~、秋月涼さん、ねぇ。仲いいの?』
涼「わ、私!?」
愛「涼さん、早く電話をっ!」
絵理「ステンバーイ、ステンバーイ……」
雪歩『はい、えっと……私のお友達は、秋月さんを』
タモリ『765プロの?』
雪歩『いえ、そっちじゃなくて、秋月涼さんです』
タモリ『へぇ~、秋月涼さん、ねぇ。仲いいの?』
涼「わ、私!?」
愛「涼さん、早く電話をっ!」
絵理「ステンバーイ、ステンバーイ……」
43: 2012/09/15(土) 16:59:04.74
涼「も、もしもしっ?」
雪歩『あ、もしもし。秋月涼さん……ですか?』
涼「は、はい!」
雪歩『……先日は、本当にありがとうございました』
涼「あ、いえ、とんでもないです……」
雪歩『あの、今度また……お会いできませんか?』
涼「えっ?」
雪歩『その……真ちゃんと、三人で』
雪歩『あ、もしもし。秋月涼さん……ですか?』
涼「は、はい!」
雪歩『……先日は、本当にありがとうございました』
涼「あ、いえ、とんでもないです……」
雪歩『あの、今度また……お会いできませんか?』
涼「えっ?」
雪歩『その……真ちゃんと、三人で』
44: 2012/09/15(土) 17:07:15.71
涼「さ、三人でですか!?……は、はい!大丈夫です!……はい、分かりました!」
愛「涼さん、顔が真っ赤になっちゃってますよ?」
石川「……胸が熱くなるわねぇ」
まなみ「爆発しろって感じですね」
タモリ『えぇっと、秋月涼さん?』
涼「は、はい!初めまして、秋月です!」
タモリ『明日の出演なんだけど、来てくれるかな?』
涼「い、いいともー!」
おわり
愛「涼さん、顔が真っ赤になっちゃってますよ?」
石川「……胸が熱くなるわねぇ」
まなみ「爆発しろって感じですね」
タモリ『えぇっと、秋月涼さん?』
涼「は、はい!初めまして、秋月です!」
タモリ『明日の出演なんだけど、来てくれるかな?』
涼「い、いいともー!」
おわり
45: 2012/09/15(土) 17:14:16.00
乙 途中まで涼ちんだと素で気付かなかった
涼ちん誕生日おめでとう!
涼ちん誕生日おめでとう!
46: 2012/09/15(土) 17:35:00.13
雪歩SSに見せかけた巧妙な涼ちんの誕生日祝いSS、乙
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