1: 2017/07/02(日) 21:12:54.307
あかり「最近ずっと引き込もってばかりだよぉ」
あかり「外に出るのも億劫なんだぁ」
あかり「ふぃーやっぱりおうちは快適だよぉ」
あかり「どれくらい引きこもってたかなぁ」
あかり「3ヶ月くらいだったよぉ」
あかり「外に出るのも億劫なんだぁ」
あかり「ふぃーやっぱりおうちは快適だよぉ」
あかり「どれくらい引きこもってたかなぁ」
あかり「3ヶ月くらいだったよぉ」
2: 2017/07/02(日) 21:15:12.607
あかり「ここまで来ると引きこもるのが我が人生の目的に思えてくるよねぇ」
あかり「まったくもって人生の目的とは千差万別だよぉ」
あかり「あかりに人生を教示してくれるとは引きこもりも捨てたものじゃないよぉ」
あかり「あかりってば幸せだなぁ」
ドンドンドンドン
あかり「ひえっ!」
ドンドンドンドン
あかり「誰かドアを叩いてるよぉ…」
結衣「いるか!あかり!」
あかり「まったくもって人生の目的とは千差万別だよぉ」
あかり「あかりに人生を教示してくれるとは引きこもりも捨てたものじゃないよぉ」
あかり「あかりってば幸せだなぁ」
ドンドンドンドン
あかり「ひえっ!」
ドンドンドンドン
あかり「誰かドアを叩いてるよぉ…」
結衣「いるか!あかり!」
5: 2017/07/02(日) 21:17:21.310
あかり「結衣ちゃんかよぉ」
結衣「引きこもってないで出てこい!あかり!」
あかり「何を言い出すかと思えば笑止だよぉ」
結衣「このままじゃ2chに入り浸るような駄目人間になっちゃうぞ!」
あかり「うるせぇよぉあかりがどうなろうと勝手だよぉ」
結衣「出てこい!あかり!」
あかり「あああああああ!!!!!!!!!!」
あかり「うるせぇよぉ!!!!」
結衣「!!!!!!」
結衣「引きこもってないで出てこい!あかり!」
あかり「何を言い出すかと思えば笑止だよぉ」
結衣「このままじゃ2chに入り浸るような駄目人間になっちゃうぞ!」
あかり「うるせぇよぉあかりがどうなろうと勝手だよぉ」
結衣「出てこい!あかり!」
あかり「あああああああ!!!!!!!!!!」
あかり「うるせぇよぉ!!!!」
結衣「!!!!!!」
6: 2017/07/02(日) 21:20:28.968
あかり「あかりがなにしようとあかりの勝手だよぉ!」
結衣「あかり…」
あかり「貴様ら自由主義者の奴隷が今更あかりに強制してるんじゃねぇよぉわ!」
結衣「あかり…私はそんなつもりじゃ…!」
あかり「社会主義勢力が最多議席を取ってから出直してこいよぉ」
ドゴォ!
結衣「あかり…」
結衣「あかり…」
あかり「貴様ら自由主義者の奴隷が今更あかりに強制してるんじゃねぇよぉわ!」
結衣「あかり…私はそんなつもりじゃ…!」
あかり「社会主義勢力が最多議席を取ってから出直してこいよぉ」
ドゴォ!
結衣「あかり…」
7: 2017/07/02(日) 21:22:23.969
あかり「まったくあかりの自由を侵害するとは何事だよぉ
あかり「だからあかりは都合の悪いときだけ社会正義ぶるリベラリストが嫌いなんだよぉ」
あかり「あかりの引きこもりは誰にも止められないよぉ」
あかり「うすしおでも食べてストレス解消するよぉ」
あかり「だからあかりは都合の悪いときだけ社会正義ぶるリベラリストが嫌いなんだよぉ」
あかり「あかりの引きこもりは誰にも止められないよぉ」
あかり「うすしおでも食べてストレス解消するよぉ」
10: 2017/07/02(日) 21:23:42.491
あかり「ぱくりんぱくりん」
あかり「うすしお美味しいなぁ」
あかり「もうなくなっちゃったよぉ」
あかり「買いに行かなきゃだよぉ」
あかり「……」
あかり「暗くなってから買いに行くよぉ」
あかり「べつに…」
あかり「べつに社会にたいして後ろめたい訳じゃないよぉ」
あかり「うすしお美味しいなぁ」
あかり「もうなくなっちゃったよぉ」
あかり「買いに行かなきゃだよぉ」
あかり「……」
あかり「暗くなってから買いに行くよぉ」
あかり「べつに…」
あかり「べつに社会にたいして後ろめたい訳じゃないよぉ」
13: 2017/07/02(日) 21:25:24.646
あかり「日が高いうちだとあかりの姿が他の人に見られて嫌だとか」
あかり「正常な社会生活を営んでる人を見るのが嫌だとか」
あかり「そんなことはないよぉ」
あかり「あかりと同い年の子が陽向で楽しそうにお話しながら歩いてるのが」
あかり「悔しいわけじゃないよぉ」
あかり「正常な社会生活を営んでる人を見るのが嫌だとか」
あかり「そんなことはないよぉ」
あかり「あかりと同い年の子が陽向で楽しそうにお話しながら歩いてるのが」
あかり「悔しいわけじゃないよぉ」
14: 2017/07/02(日) 21:28:53.188
あかり「そんなことは一切考えたことないよぉ」
あかり「あかりの愉快なる人生はこの瞬間にありだよぉ」
あかり「楽しいなぁ楽しいなぁ」
京子「おーい!あかりーいるかー!」
あかり「!!!!!」
京子「きょっぴーだよぉ」
あかり「ワキガ……」
あかり「あかりの愉快なる人生はこの瞬間にありだよぉ」
あかり「楽しいなぁ楽しいなぁ」
京子「おーい!あかりーいるかー!」
あかり「!!!!!」
京子「きょっぴーだよぉ」
あかり「ワキガ……」
17: 2017/07/02(日) 21:37:43.079
京子「まだ引きこもってるのかーあかりー」
あかり「うるさいよぉ!!!」
京子「結衣が『アカの豚め』ってプリプリ怒りながら歩いてたぞ」
あかり「今度会ったらファックしてやるよぉ」
京子「もーそろそろ出てきたらどうだー引きこもりも飽きただろ」
あかり「そんなこたぁねぇよぉあかりは快適だよぉ」
京子「子宮以来の引きこもりしちゃってまぁ幼児退行ですかー」
あかり「うるせぇよぉあかりは崇高なる思索に耽るために敢えて社会から断絶したんだよぉ」
京子「引きこもりはいっつもそう言う」
あかり「あかり凡百のナメクジ糞野郎な引きこもりとは一線を画してるよぉ」
あかり「うるさいよぉ!!!」
京子「結衣が『アカの豚め』ってプリプリ怒りながら歩いてたぞ」
あかり「今度会ったらファックしてやるよぉ」
京子「もーそろそろ出てきたらどうだー引きこもりも飽きただろ」
あかり「そんなこたぁねぇよぉあかりは快適だよぉ」
京子「子宮以来の引きこもりしちゃってまぁ幼児退行ですかー」
あかり「うるせぇよぉあかりは崇高なる思索に耽るために敢えて社会から断絶したんだよぉ」
京子「引きこもりはいっつもそう言う」
あかり「あかり凡百のナメクジ糞野郎な引きこもりとは一線を画してるよぉ」
18: 2017/07/02(日) 21:41:06.325
京子「うんうん。目くそ鼻くそのクソなこって。きょっぴーは満足したから帰るよ」
あかり「え?…もう帰っちゃうのぉ?」
京子「もち帰りますよー」
あかり「もっとあかりを説得しないの?」
京子「なんで?」
あかり「あかりの心情に訴えかける為に感情的な言葉であかりを説得しないの?」
あかり「あかりのことを心配してどうにかあかりを説き伏せようと努力しないの?」
京子「めんどうじゃん?」
あかり「……!」
京子「ほなね」
あかり「クソがよぉ!!!」
ドゴォ
あかり「え?…もう帰っちゃうのぉ?」
京子「もち帰りますよー」
あかり「もっとあかりを説得しないの?」
京子「なんで?」
あかり「あかりの心情に訴えかける為に感情的な言葉であかりを説得しないの?」
あかり「あかりのことを心配してどうにかあかりを説き伏せようと努力しないの?」
京子「めんどうじゃん?」
あかり「……!」
京子「ほなね」
あかり「クソがよぉ!!!」
ドゴォ
19: 2017/07/02(日) 21:44:57.735
あかり「もっとあかりのこと心配しろよぉ!」
あかり「あかりがなんで引きこもっちゃったのかとか」
あかり「どうしたらあかりが外に出られるようになるかとか」
あかり「もっとあかりのこと気にかけろよぉ」
あかり「この世には糞野郎しかいねぇのかよぉ」
あかり「あかりがなんで引きこもっちゃったのかとか」
あかり「どうしたらあかりが外に出られるようになるかとか」
あかり「もっとあかりのこと気にかけろよぉ」
あかり「この世には糞野郎しかいねぇのかよぉ」
20: 2017/07/02(日) 21:48:04.304
あかりちゃんは引きこもっていた
海王星大気圏より1000kmの下の広大な海の底に
あかりちゃんは引きこもっていた
直径49,528kmの惑星
ただ耳が痛いほどの静寂と
膨大な水圧だけがそこにあった 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
海王星大気圏より1000kmの下の広大な海の底に
あかりちゃんは引きこもっていた
直径49,528kmの惑星
ただ耳が痛いほどの静寂と
膨大な水圧だけがそこにあった 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
21: 2017/07/02(日) 21:51:08.479
中心温度約5,000kの熱が生み出す僅かな惑星生命の鼓動
海の上では時速2,000kmの風が吹き荒れている
ここに訪ねてくるものもいなかった
すべてはあかりちゃんが見た幻でしかなかった
海の上では時速2,000kmの風が吹き荒れている
ここに訪ねてくるものもいなかった
すべてはあかりちゃんが見た幻でしかなかった
23: 2017/07/02(日) 21:54:27.324
膨大と言って良いほどの海
巨大な惑星
あかりちゃんはその底に沈んで
世界が終わるのを待っていた
幻覚はあまりに長い孤独のせいなのか
お薬の副作用なのかはわからない
ただたまにドラッグストアに出向いて
海王星人から薬剤を買うのだけど
それが人間にとって良いものかは判然としないから
それのせいかもしれなかった
巨大な惑星
あかりちゃんはその底に沈んで
世界が終わるのを待っていた
幻覚はあまりに長い孤独のせいなのか
お薬の副作用なのかはわからない
ただたまにドラッグストアに出向いて
海王星人から薬剤を買うのだけど
それが人間にとって良いものかは判然としないから
それのせいかもしれなかった
24: 2017/07/02(日) 21:58:05.630
むしゃくしゃするときは
帰り道に会う海王星人を一人残らずしばき倒しながら帰った
あかりちゃんは海王星人に恨みはなかったけど
海王星人があかりちゃんのイライラしてるときに通りかかるのが悪かった
必然海王星人はしばき倒されてお金を巻き上げられ
泣きながら逃げることになるのだ
あかりちゃんは暴力で海王星人を畏怖させていた
帰り道に会う海王星人を一人残らずしばき倒しながら帰った
あかりちゃんは海王星人に恨みはなかったけど
海王星人があかりちゃんのイライラしてるときに通りかかるのが悪かった
必然海王星人はしばき倒されてお金を巻き上げられ
泣きながら逃げることになるのだ
あかりちゃんは暴力で海王星人を畏怖させていた
25: 2017/07/02(日) 22:01:31.565
太陽系の端っこで一人
あかりちゃんは孤独に耐えていた
それは純粋に耐える為の孤独だった
他のすべての孤独にかかる要素は一切取り払われ
純然たる耐える孤独の孤独がそこにあった
あかりちゃんは一ヶ月か数万年か何億年かはわからない時間を耐えていた
あかりちゃんは孤独に耐えていた
それは純粋に耐える為の孤独だった
他のすべての孤独にかかる要素は一切取り払われ
純然たる耐える孤独の孤独がそこにあった
あかりちゃんは一ヶ月か数万年か何億年かはわからない時間を耐えていた
26: 2017/07/02(日) 22:03:20.415
ちなつ「おーい!あかりちゃーん!」
あかり「むにゃむにゃ寝てたよぉ」
ちなつ「あかりちゃーん!」
あかり「うるせぇよぉ!海の中にいる愉快な夢を見てたのに起こすんじゃねぇよぉ」
ちなつ「あかりちゃーん!ちーなが来たよぉ!」
あかり「……ちなつちゃん?」
あかり「むにゃむにゃ寝てたよぉ」
ちなつ「あかりちゃーん!」
あかり「うるせぇよぉ!海の中にいる愉快な夢を見てたのに起こすんじゃねぇよぉ」
ちなつ「あかりちゃーん!ちーなが来たよぉ!」
あかり「……ちなつちゃん?」
27: 2017/07/02(日) 22:05:51.354
あかり「ちなつちゃんかよぉ」
ちなつ「そーよ。ちーなが来てあげたわよぉ」
あかり「随分偉そうだよぉ。頼んでねぇよぉ」
ちなつ「いーえ。あかりちゃんに呼ばれて来たんだから」
あかり「え?あかり呼んだかよぉ?」
ちなつ「しっかりちーなを呼んでたわよ」
あかり「でもここには外部と連絡とれるものはないよぉ」
ちなつ「第六感で呼ばれたのよ」
あかり「ふざけんじゃねぇよぉ」
ちなつ「そーよ。ちーなが来てあげたわよぉ」
あかり「随分偉そうだよぉ。頼んでねぇよぉ」
ちなつ「いーえ。あかりちゃんに呼ばれて来たんだから」
あかり「え?あかり呼んだかよぉ?」
ちなつ「しっかりちーなを呼んでたわよ」
あかり「でもここには外部と連絡とれるものはないよぉ」
ちなつ「第六感で呼ばれたのよ」
あかり「ふざけんじゃねぇよぉ」
28: 2017/07/02(日) 22:10:24.925
ちなつ「あかりちゃんいつまで引きこもってるのよ」
あかり「あかりは外に出たくないんだよぉ」
ちなつ「誰も外に出ろなんて言ってないよ」
あかり「どういうことだよぉ」
あかり「あかりを外に連れ出そうとしてるんじゃないのかよぉ」
ちなつ「いいえ。外に出る意味がないなら出なくても良いじゃない」
あかり「え?」
ちなつ「私が言いたいのは、いつまでちなつに会わないつもりなのってことよ」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃんは私に会いたいくせに」
あかり「……!」
あかり「あかりは外に出たくないんだよぉ」
ちなつ「誰も外に出ろなんて言ってないよ」
あかり「どういうことだよぉ」
あかり「あかりを外に連れ出そうとしてるんじゃないのかよぉ」
ちなつ「いいえ。外に出る意味がないなら出なくても良いじゃない」
あかり「え?」
ちなつ「私が言いたいのは、いつまでちなつに会わないつもりなのってことよ」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃんは私に会いたいくせに」
あかり「……!」
29: 2017/07/02(日) 22:11:53.082
あかり「ふざけん……」
ちなつ「ふざけてないつもりよ」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃんはちーなに会いたくないの?」
あかり「……」
ちなつ「どうなの」
あかり「……」
ちなつ「ふざけてないつもりよ」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃんはちーなに会いたくないの?」
あかり「……」
ちなつ「どうなの」
あかり「……」
30: 2017/07/02(日) 22:13:38.024
あかり「あかりは……」
31: 2017/07/02(日) 22:23:14.837
あかり「あかりは……」
32: 2017/07/02(日) 22:25:08.163
ちなつ「ええい!10分も待たせてイライラするわね!」
ちなつ「しかも答え出てないじゃないの!」
ちなつ「二重にイライラするわ!」
ちなつ「今日は帰るから!」
あかり「え……?」
ちなつ「また明日来るわね!じゃ!」
あかり「まっ……て」
あかり「……」
あかり「……」
ちなつ「しかも答え出てないじゃないの!」
ちなつ「二重にイライラするわ!」
ちなつ「今日は帰るから!」
あかり「え……?」
ちなつ「また明日来るわね!じゃ!」
あかり「まっ……て」
あかり「……」
あかり「……」
33: 2017/07/02(日) 22:27:07.846
リアルタイムかよ
34: 2017/07/02(日) 22:28:03.939
天王星人との惑星間戦争は熾烈を極めるばかりだった
今はあかりちゃんは天王星とは反対側の半球にいるために
その戦争の余波は届いてはいなかったけど
近々天王星人による大規模な上陸作戦が展開されるのだと
戦場とは反対の海でも話題がもちきりだった
天王星人による上陸作戦は惑星の場所問わず行われるとの噂だった
今はあかりちゃんは天王星とは反対側の半球にいるために
その戦争の余波は届いてはいなかったけど
近々天王星人による大規模な上陸作戦が展開されるのだと
戦場とは反対の海でも話題がもちきりだった
天王星人による上陸作戦は惑星の場所問わず行われるとの噂だった
35: 2017/07/02(日) 22:31:47.434
あかりちゃんは引きこもっていたけど無理矢理徴兵され
適性検査もパスをして
気付けば銃を握らされていた
赴任した場所は運悪く翌日の早朝には 天王星人による
海王星への歴史上初となる上陸作戦の戦場となった
装備充実し士気高い天王星人は一気呵成に海王星への侵攻を開始した
適性検査もパスをして
気付けば銃を握らされていた
赴任した場所は運悪く翌日の早朝には 天王星人による
海王星への歴史上初となる上陸作戦の戦場となった
装備充実し士気高い天王星人は一気呵成に海王星への侵攻を開始した
37: 2017/07/02(日) 22:37:42.113
「天王星人は橋頭堡を確保。戦果拡大戦闘に移行」
「各師団は敵の侵攻に反撃し敵本陣へ突発への道を切り開け」
劣勢の海王星軍は前衛の兵士を氏なせながら
敵の侵攻を遅滞させるのが精一杯だった
あかりちゃんも氏んだ僚兵から銃や弾を奪って戦い続けるも
次第に少なくなる友軍に孤立を感じて戦争的氏期が近いことを悟っていた
「各師団は敵の侵攻に反撃し敵本陣へ突発への道を切り開け」
劣勢の海王星軍は前衛の兵士を氏なせながら
敵の侵攻を遅滞させるのが精一杯だった
あかりちゃんも氏んだ僚兵から銃や弾を奪って戦い続けるも
次第に少なくなる友軍に孤立を感じて戦争的氏期が近いことを悟っていた
38: 2017/07/02(日) 22:42:51.421
なんか不思議な感じがして好き
39: 2017/07/02(日) 22:44:39.929
「いずれ銃弾に撃たれるのだろう」
砲弾と銃弾が降り注ぐ火と鉄の世界であかりちゃんは一人
引き金を絞るときに感じるサブマシンガンの鼓動を頼りに
次々と天王星人を撃ち頃していった
教練で嫌というほど叩き込まれた銃撃姿勢を崩さず
この神をも冒涜するような殺戮の世界で研ぎ澄まされた感覚を遺憾無く発揮し
恐ろしいほどの精確さで天王星人を撃ち抜いていく
あかりちゃんは一人この孤立戦線を支える
砲弾と銃弾が降り注ぐ火と鉄の世界であかりちゃんは一人
引き金を絞るときに感じるサブマシンガンの鼓動を頼りに
次々と天王星人を撃ち頃していった
教練で嫌というほど叩き込まれた銃撃姿勢を崩さず
この神をも冒涜するような殺戮の世界で研ぎ澄まされた感覚を遺憾無く発揮し
恐ろしいほどの精確さで天王星人を撃ち抜いていく
あかりちゃんは一人この孤立戦線を支える
40: 2017/07/02(日) 22:48:07.015
ちなつ「あかりちゃんきたよー」
あかり「ぶっひぇー寝てたのに起こすなよぉ」
ちなつ「朝だよあかりちゃん」
あかり「あかりは夜遅くまで一人ジェンガしてたから眠いんだよぉ」
ちなつ「楽しいのそれ」
あかり「質問は受け付けないよぉ」
ちなつ「ほら早くデートするわよ」
あかり「ていうかどうして部屋に入れてるんだよぉ!?デート!?」
ちなつ「扉の鍵部分をバールで壊したまでよ。行くわよあかりちゃん」
あかり「ぶっひぇー」
あかり「ぶっひぇー寝てたのに起こすなよぉ」
ちなつ「朝だよあかりちゃん」
あかり「あかりは夜遅くまで一人ジェンガしてたから眠いんだよぉ」
ちなつ「楽しいのそれ」
あかり「質問は受け付けないよぉ」
ちなつ「ほら早くデートするわよ」
あかり「ていうかどうして部屋に入れてるんだよぉ!?デート!?」
ちなつ「扉の鍵部分をバールで壊したまでよ。行くわよあかりちゃん」
あかり「ぶっひぇー」
41: 2017/07/02(日) 22:51:04.746
あかり「ふざけんじゃねぇよぉ器物破損だよぉ」
ちなつ「政体が嫌いなくせにいまさら現行法を頼りにしないの。ほら行くわよ」
あかり「弁護士の召喚を要求するよぉ!」
ちなつ「全員氏んだわよ。ほらほら良い天気だよ」
あかり「ぐええええ日の光が痛いよぉ!!!」
ちなつ「政体が嫌いなくせにいまさら現行法を頼りにしないの。ほら行くわよ」
あかり「弁護士の召喚を要求するよぉ!」
ちなつ「全員氏んだわよ。ほらほら良い天気だよ」
あかり「ぐええええ日の光が痛いよぉ!!!」
42: 2017/07/02(日) 22:56:11.248
ちなつ「引きこもりのクズって本当に太陽に弱いのね」
ちなつ「初めて見たから写真とろうかしら」
パシャパシャ
あかり「パパラッチは犯罪だよぉ盗撮で訴えるよぉ!」
ちなつ「……」
パシャパシャ
あかり「無言で撮り続けるなよぉ!事務所から正式な抗議文出すよぉ!」
ちなつ「まったくほら行くわよ」
あかり「グエエエ太陽痛いよぉ」
ちなつ「初めて見たから写真とろうかしら」
パシャパシャ
あかり「パパラッチは犯罪だよぉ盗撮で訴えるよぉ!」
ちなつ「……」
パシャパシャ
あかり「無言で撮り続けるなよぉ!事務所から正式な抗議文出すよぉ!」
ちなつ「まったくほら行くわよ」
あかり「グエエエ太陽痛いよぉ」
43: 2017/07/02(日) 23:04:07.812
後退を継続する
周りに友軍はいない
自分のための支援射撃を行い
僅かずつ後退を繰り返す
その時に海王星人の声を聞いた
倒れているがまだ息がある
あかりちゃんは久々に会った友軍に嬉しくなった
まだあかりに以外に生き残りがいたのだ
あかりちゃんはその海王星人を引きずって後退する
早く医療が施せる場所へ行かなければ
砲弾が近接に着弾する
轟音と砂ぼこりが収まって振り向くと
海王星人の体は半分になっていた
もちろんもう息はしていなかった
それと同時にあかりちゃんの肩を銃弾が貫いた
海王星人を引きずっての後退は天王星人の接近を致命的に許していた
周りに友軍はいない
自分のための支援射撃を行い
僅かずつ後退を繰り返す
その時に海王星人の声を聞いた
倒れているがまだ息がある
あかりちゃんは久々に会った友軍に嬉しくなった
まだあかりに以外に生き残りがいたのだ
あかりちゃんはその海王星人を引きずって後退する
早く医療が施せる場所へ行かなければ
砲弾が近接に着弾する
轟音と砂ぼこりが収まって振り向くと
海王星人の体は半分になっていた
もちろんもう息はしていなかった
それと同時にあかりちゃんの肩を銃弾が貫いた
海王星人を引きずっての後退は天王星人の接近を致命的に許していた
44: 2017/07/02(日) 23:07:44.236
ちなつ「まずはショッピングでしょ。そのあとクレープを食べて、カフェでお茶ね」
あかり「ありがちだよぉ」
ちなつ「映画館に入って最後は手を繋いで散歩しておわりよ」
あかり「ヘドが出るよぉ」
ちなつ「だまらっしゃい」
あかり「そんな懐かしいようなデート内容聞かされるとあかり胸が苦しくなるよぉ」
ちなつ「懐かしい?前にもしたことあったっけ」
あかり「あれ?ないよぉ。でも確かに凄く昔にした気がするんだぁ」
ちなつ「変なあかりちゃん」
ちなつ「いつも変な頭だけど」
あかり「変な頭は余計だよぉ」
あかり「ありがちだよぉ」
ちなつ「映画館に入って最後は手を繋いで散歩しておわりよ」
あかり「ヘドが出るよぉ」
ちなつ「だまらっしゃい」
あかり「そんな懐かしいようなデート内容聞かされるとあかり胸が苦しくなるよぉ」
ちなつ「懐かしい?前にもしたことあったっけ」
あかり「あれ?ないよぉ。でも確かに凄く昔にした気がするんだぁ」
ちなつ「変なあかりちゃん」
ちなつ「いつも変な頭だけど」
あかり「変な頭は余計だよぉ」
47: 2017/07/02(日) 23:14:05.687
天王星人がせまる
視界が霞む
それが砂埃のせいか疲労のせいか
肩から流れる血のせいで血圧が低下していってるせいかはわからない
ただここはあまりに寒かったのだと今になって気付いた
ここは海王星だ
天も海も凍りついている
銃を持ち上げる力は残されていない
あかりちゃんの眼前に暗い銃口が下ろされた
あかりちゃんの意識は途絶えた
視界が霞む
それが砂埃のせいか疲労のせいか
肩から流れる血のせいで血圧が低下していってるせいかはわからない
ただここはあまりに寒かったのだと今になって気付いた
ここは海王星だ
天も海も凍りついている
銃を持ち上げる力は残されていない
あかりちゃんの眼前に暗い銃口が下ろされた
あかりちゃんの意識は途絶えた
48: 2017/07/02(日) 23:20:50.781
ちなつ「あかりちゃんまずはショッピングね」
あかり「仕方ないよぉ付き合うよぉ」
ちなつ「それじゃまずはあっちから」
そのトラックは偶然歩道へと乗り上げた
運転手が居眠りをしてしまったことも全ては偶然だった
しかし仮にそれが偶然と言う言葉の意味するものではなかったとしても
ちなつちゃんと並んで歩くあかりちゃんのみを轢き頃したのは
最早偶然と言うしかないものだった
優しく撫でるようにあかりちゃんの体のみを包み込んで
その後バラバラにした
ちなつちゃんの手には繋いでいたあかりちゃんの手の小指しか
残っていなかった
あかり「仕方ないよぉ付き合うよぉ」
ちなつ「それじゃまずはあっちから」
そのトラックは偶然歩道へと乗り上げた
運転手が居眠りをしてしまったことも全ては偶然だった
しかし仮にそれが偶然と言う言葉の意味するものではなかったとしても
ちなつちゃんと並んで歩くあかりちゃんのみを轢き頃したのは
最早偶然と言うしかないものだった
優しく撫でるようにあかりちゃんの体のみを包み込んで
その後バラバラにした
ちなつちゃんの手には繋いでいたあかりちゃんの手の小指しか
残っていなかった
49: 2017/07/02(日) 23:31:13.851
あかり「ぶっひぇー!なんていう夢だよぉ!」
海王星で引きこもり始めたあかりちゃんは起き上がって悪態をついた
あかり「あかりがトラックに轢き殺されるなんて悲惨も良いとこだよぉ」
あかり「まぁこの惑星にはトラックなんてないんだけどねぇ」
あかり「あかりもう一眠りするよぉ」
あかり「あれ?あかりの小指がないよぉ」
あかり「元からなかったんだっけかなぁ」
あかり「それとも、ちなつちゃんが持ってるのかなぁ」
あかり「……会いたいなぁ」
あかり「……今のは嘘だよぉ。あかりは孤独が好きだよぉ」
あかり「あかりは……」
海王星で引きこもり始めたあかりちゃんは起き上がって悪態をついた
あかり「あかりがトラックに轢き殺されるなんて悲惨も良いとこだよぉ」
あかり「まぁこの惑星にはトラックなんてないんだけどねぇ」
あかり「あかりもう一眠りするよぉ」
あかり「あれ?あかりの小指がないよぉ」
あかり「元からなかったんだっけかなぁ」
あかり「それとも、ちなつちゃんが持ってるのかなぁ」
あかり「……会いたいなぁ」
あかり「……今のは嘘だよぉ。あかりは孤独が好きだよぉ」
あかり「あかりは……」
50: 2017/07/02(日) 23:35:33.218
運命は循環する
それはまるでダンスのように廻る
あかりちゃんはいつ抜け出せるかわからない輪のなかで
躍り続ける
いつか抜け出せる時
あかりちゃんはちなつちゃんに会いに行こうと思うだろう
だけどまだそれには気付いていない
だからあかりちゃんは穏やかな二度寝を果たしたのだった
遠い遠い惑星の広大な海の中独りぼっちで引きこもってるけど
いつか抜け出せる日が来ると心の隅で思って
おわり
それはまるでダンスのように廻る
あかりちゃんはいつ抜け出せるかわからない輪のなかで
躍り続ける
いつか抜け出せる時
あかりちゃんはちなつちゃんに会いに行こうと思うだろう
だけどまだそれには気付いていない
だからあかりちゃんは穏やかな二度寝を果たしたのだった
遠い遠い惑星の広大な海の中独りぼっちで引きこもってるけど
いつか抜け出せる日が来ると心の隅で思って
おわり
53: 2017/07/02(日) 23:41:15.632
なかなか楽しかった
乙カレー
乙カレー
54: 2017/07/02(日) 23:54:45.503
よくわからんけどいい感じの読後感が残る
乙
乙
引用元: あかり「おうちが快適だよぉ」
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