1: 2012/03/24(土) 10:22:00.18
勇者「ふう・・・・」 勇者は間もなく沈む夕日を見て、一人ひっそりとため息をついた。

2: 2012/03/24(土) 10:24:14.06
魔王「あなた。コーヒーをお持ちしましたよ。」

勇者「おっ!いつもありがとね。魔王」

魔王「どういたしまして。」ニコッ

勇者「ああそうそう。大事な話があるんだが・・・」

魔王「?・・・なんでしょう?」

3: 2012/03/24(土) 10:32:03.63
勇者「一緒にパン屋をやらないか?」

魔王「え?」

勇者「いや。いきなりでごめん。でもどうしてもやりたい理由があるんだ。」

魔王「理由?」

勇者「ああ。・・・・今日は何の日か知っているか?」

魔王「今日は・・・・・あっ。」

勇者「分かった?  そう。今日は君と結婚してから5回目の結婚記念日だよ。」

魔王「///  すっかり忘れていました アワワ アワワ」

勇者「ハハッ。まあいいけどね^^;」

魔王「ごめんなさい・・・///」

勇者「それで、今日は5回目の結婚記念日じゃん?」

魔王「fmfm」

勇者「それで、そろそろ夫婦で何かしてもいいかな~って頃だしさ。」

魔王「fmfm」

勇者「ええと^^:・・・魔王?聞いてる?」

魔王「fmfm」

勇者「おーい」

魔王「ハッ!」

勇者「まあ、大体分かってくれたかな?」

魔王「分かりました」

勇者「それと・・もう一つ理由があるんだ・・・」

魔王「もう・・一つ?」

4: 2012/03/24(土) 10:49:47.93
勇者「実は・・俺の夢・・パン屋を開くことだったんだ。」

魔王「・・・・」

勇者「いや~ほら、俺だって好きで勇者になったわけじゃないからさ。」

魔王「確かに、好きで勇者になる奴はあまり少ないと聞くからな。」

勇者「まあそれで、今まで自由な事がやれなかった事だし。」

魔王「fmfm」

勇者「それに・・・魔王と結婚してからだって、人間と魔物の共存の事で4年間大変だったし。」

魔王「そうだな。人間の王を説得するのに1年掛かかりましたから。」

勇者「で、今5年目だしもうほとんどやる事無いに等しいじゃん。」

魔王「そう言われてみれば・・・確かにやる事がない。」

勇者「でしょ?だから、今年からパン屋をやろうって訳だ!」

魔王「分かった。大体把握しました。」

勇者「じゃあ・・・パン屋開いてもいい?」

魔王「なんか楽しそうだしいいと思う。それに・・・」

勇者「それに?」

魔王「あなたとだったら・・モジモジ・・・なんでもいい///」

勇者「魔王・・・大好きだよ」ダキッ

魔王「///!? そ、そうだ。お夕飯の準備をしないと! じゃ、私夕飯作ってくるから!」ヒューン

勇者「?・・なんであんなに顔真っ赤なんだ?」

魔王「ふう・・ふう・・・なんであんなに私ドキドキしたんだろう・・・でも・・まあ・・」ヒョコッ

勇者「よーし!明日から早速準備するぞーー!」ヘックシュ!

魔王「クスクス・・・あなたとだったら・・・楽しそうね」

8: 2012/03/24(土) 14:10:10.72
ちょっと用事あって抜けていました^^:

夕食時

勇者「あっ!そうそう魔王」

魔王「どうしたの?」

勇者「パン屋の件なんだけど、明日から早速取り掛かっていい?」

魔王「もちろん。あなたの好きな様にするといい。それで、私に何かできることある?」

勇者「そうだな~・・・・買出しかな~」

魔王「じゃあ、一旦町に行かないとね。」

勇者「じゃあ、明日一緒に行こうか。俺も王に店出すための許可証もらいに行かないといけないから。」

魔王「分かった。明日じゃあ一緒に行こう」


寝室

勇者「zzzzz」

魔王「クスクスッ こんなにいびきかいちゃってる。それにしても・・・久しぶりだな~魔王とお出かけなんて・・」

勇者「zzzzz」

魔王「私も寝るか・・」


次の日の朝

勇者「ふわ~~。おはよー魔王」

魔王「おはようあなた」チュッ

勇者「おっ。目覚めのキスかい? 珍しいな魔王からしてくるなんて」

魔王「そ、そう?//」

・・・・・・・・・・・・・・・

勇者「よし、じゃあ出かけようか」

魔王「うん」

町の道中


勇者「いや~それにしても久々だな~。魔王と一緒に出かけるなんて」

魔王「私も久しぶり」

勇者「ハハッ。魔王なんてほとんど城から出なかったに等しいもんな」

魔王「私はどうにも光が苦手とゆうか・・・」

勇者「そういえば俺が始めて魔王と在った時も光の魔法凄い嫌ってたよね。」

魔王「ま、まあ私は悪魔だし。」

勇者「でも、悪魔がみんな光を嫌ってるわけではないだろう?」

魔王「・・・・」マブシッ

勇者「なんだ、ただ眩しいのが嫌いなだけか」ハハッ


10: 2012/03/24(土) 14:29:06.09
魔物「勇者様ー、魔王様ー、こんにちは」

勇者「あ、魔物さん。こんにちは。」

魔王「よっ」

勇者「(よって・・)

魔物「これからどちらへ?もしかしてデートですか?」

魔王「//」

勇者「ちがうよ。王国の町に用事あってね。それで」

魔物「そうですか。魔王様も元気でなによりです」

魔王「うむ。そちらも元気でなにより」

魔物「じゃあ、私も行くとします。ではまた」

勇者「ああ、気をつけてな」

魔王「行ったね」

勇者「じゃあ、俺達も向かうとするか」

5分後

魔王「」ギュッ

勇者「? どうしたの魔王。急に手を握ったりして」

魔王「いや、ほら・・・その・・」

勇者「まあ良いよ。そっか~・・・魔王と手を繋いで歩くのも久しぶりか~。何ヶ月ぶりだ?」

魔王「1年・・・かな」

勇者「1年!?  ああ~ごめん!これからはもっと手を繋ぐようにするから」

魔王「え!? べ、別に大丈夫だよ」

勇者「いや! 俺は魔王を愛しているからな! 俺の馬鹿野郎!」

魔王「///(なんだろう・・・久々に胸がドキッとした)」


11: 2012/03/24(土) 16:27:50.07


勇者「よし、付いたな~。いや~久しぶりだな~・・・・まだ中に入ってないけど」

魔王「そんなに懐かしいの?」

勇者「ああ!ここは俺にとっては故郷同然だからな。」

魔王「そう・・なのか」

勇者「?」

魔王「い、行こう」

勇者「ああ。」

スタスタッ

衛兵「?・・・おお!勇者様!それに魔王様も!お久しぶりです。」

勇者「ああ、衛兵も変わらず頑張ってるね」

衛兵「もう15年間ここの衛兵してますから(笑)」

勇者「凄いな。」

衛兵「ちょっと待っててください。今手続きしてきますから。」

勇者「よろしく。」

・・・・・・・・・・・・・・

衛兵「お待たせしました。それでは中にどうぞ。」

勇者「ありがとう衛兵。行こうか魔王」

魔王「うん」



12: 2012/03/24(土) 16:30:30.21
王国(町)

勇者「いや~本当に久しぶりだよ!」

魔王「さっきも聞いてけど」

勇者「いいじゃないの。別に減るものでもないんだしさ」

魔王「(なんか意味ちがくないか?」

「ねぇねぇ、あれ」

魔王「?」

「そうだ・・勇者様と魔王様に違いない!」
「おお!久しぶりに見た感じだ!」
「キャー勇者様ー!」

勇者「どうやら、人目についちゃったね。」

魔王「そうだね。」

「魔王様も相変わらず美人さんだな。」
「ああ、勇者様は幸せ者に違いない。」
「まあ手なんてつないで・・・幸せ者ね」

魔王「///」

勇者「どうしたの?」

魔王「なんだか・・・恥ずかしい//」

勇者「フフッ」

「ゆうしゃさまー!まおうさまー!」

勇者&魔王「?」

勇者「どうしたのかな?お嬢ちゃん。」

「はいこれ!」

勇者様「これは・・」

「これね!あさとれたおはななんだ。これかっこいいゆうしゃさまにあげる!」

勇者「そうそうか。ありがとね。お嬢ちゃん」ナデナデ

「あ!あとこれ!」

魔王「?・・どうしたの?」

「はい!これはまおうさまにあげる!」

魔王「これは?」

「これねいつもわたしがゆつくったおはなのブローチなの。これきれいなまおうさまにあげる!」

魔王「え・・・でも」

勇者「素直にもらっておいたら?」

魔王「・・・・」

「はいっ!」

魔王「フッ 分かったよ。ありがとう小娘」ナデナデッ

「うぇへん!」

勇者「そろそろ行くか?」

魔王「うん。バイバイ」ノシ

「ばいばい!」

魔王「なえ、あなた。」

勇者「どうした?」


13: 2012/03/24(土) 16:40:15.60
魔王「子供って・・・・いいな」

勇者「え?」

・・・・・・・・・・・・

勇者「じゃあ、ここら辺で分散しようか。」

魔王「分かった。で、何を買えばいいの?」

勇者「そうだな~・・・とりあえずパンを作るのに必要な物」

魔王「アヤフヤダナオイ」

勇者「すまん。ちゃんと言う。」

・・・・・・・・・・・

勇者「とまあ、これくらいだな。」

魔王「よくこんなに覚えているのね」

勇者「ヘヘッ これでも勇者になる前はパンの研究を・・・」

魔王「じゃあ、行ってくるね。終ったらお互いここの道具屋の前で」スタスタ

勇者「って!人の話を・・・ハァー ま、いっか。俺も行くとするか・・」

14: 2012/03/24(土) 16:58:37.74
勇者の動向

勇者「こんにちは」

衛兵B「おお!勇者様。中で王様がお待ちです。ささっ、どうぞ」

王「おお!勇者久しぶりではないか」

勇者「どうも。と言っても4ヶ月ぶりですが」

王「わしにとっちゃ4年間に感じるわ」

勇者「ソリャジュウダイダ」

王「で、今日は何用だ?」

勇者「ああ、実は・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

王「パン屋を開きたい?」

勇者「ああ、だから、許可証をもらいに来た。」

王「そうかそうか、大体理由は分かった。」

勇者「じゃあ、早速・・」

王「ああいいぞ。おい」

側近「ハッ」

王「まあ、この町にはパン屋がなかったからいい機会だ」カキカキッ

勇者「確かに」

王「よしっ。これでOKだ。ほれ」スッ

勇者「どうも」

王「ま、夫婦仲の良いパン屋を営めるようにがんばれ」ニッ

勇者「まあ、がんばってみます」

王「それはそうと、魔王殿はいないのか?衛兵の報告では一緒だと聞いたが・・」

勇者「ああ。今はちょっと別行動です。」

王「そうか、残念だな。久しぶりだとゆうのに。」

勇者「でも、パン屋をやれば合う機会も増えますよ」

王「そうだな」

勇者「では、そろそろ失礼します」

王「あっまてまて。今日ぐらい泊まっていけ。宿屋には連絡しておく」

勇者「・・・・では、お言葉に甘えて。」

王「まあ、ゆっくりしてけ」

勇者「分かりました。それではまた。」

王「うむっ」

15: 2012/03/24(土) 18:36:35.53
魔王の動向

魔王「~~♪」

「あら、魔王さん。これから買い物?」

魔王「ええ。ちょっと頼まれたのを」

「そう。まあゆっくりしていくといいですよ」

魔王「ええ。そうさせてもらいます。」

「あ、魔王様!ノシ」

魔王「フフッ ノシ」

魔王(人間達は平和でいい・・)」

魔王「ここかな?」

店主「いらっしゃい!・・・お!魔王様じゃありませんか!」

魔王「ええちょっと主人に頼まれた物を」

店主「そうですか。まぁゆっくりと見ていってくだせー。うちは自慢じゃないが品揃えだけはいいですから。」

魔王「そうなんですか。」

・・・・・・・・

店主「まいどありー!」

魔王「お・・おもい。」

魔王「こんなに物を持ったのは久しぶりだ。」

魔王「と、とにかく待ち合わせ場所に向かおう」


16: 2012/03/24(土) 18:48:25.08
道具屋前

勇者「おっ。魔王ー」ノシ

魔王「ゼエゼエ」

勇者「どうしたの?遅かったね」

魔王「こんなに・・・ハァ・・ハァ・・物を持ったのは久しぶり・ハァ・・ハァ・・」

勇者「ごめん。>< なんか無理させちゃって」

魔王「い、いいよ」

勇者「ああ、そうそう。今日は泊まっていけって王に言われてさ、別にいいよね?」

魔王「私は別にいいよ。」

勇者「よし、じゃ宿屋に行こう!    って女の子にこんなにもたせてごめん^^:」

魔王「・・・」

宿屋

勇者「よし、着いた。」

店主「いらっしゃいませ。  ?・・勇者様と魔王様ですね。話は王様から届いています。」
  「部屋は二階の右端になります。 それと勇者者様」

勇者「なんです?」

店主「王様からの伝言で「2日もあれば店は用意できるから、2日後もう一度出向くように」
  「との事です。」

勇者「わかりました。ありがとうございます。」

店主「ごゆっくり・・・」

宿屋:部屋


勇者「ふわ~、疲れた」

魔王「私はもうクタクタ」

勇者「今日はごめん。・・その肩こってるでしょ?」

魔王「言われてみれば・・・確かにこってる」

勇者「じゃあ、肩揉んであげるよ。」

魔王「え?いいの?」

勇者「もちろん。」

魔王「じゃ、じゃあお言葉に甘えて・・・その前に」

勇者「?」

魔王「お風呂入ってくる」

勇者「どうぞ^^;」

21: 2012/03/24(土) 20:45:17.76
宿屋:部屋:風呂

魔王「(ふう~。久しぶりに疲れた)」ザバー

魔王「(勇者って・・・・いつでも優しいだよね・・・)

魔王「(パン屋か・・・wwkwwkしてきたなー)」

・・・・・・・・・・・・・

魔王「風呂から帰還」

勇者「おかえり。じゃあ、肩揉んであげるよ。」

魔王「いや、勇者もついでに入ってきなよ」

勇者「え、でも」

魔王「いいから」ドンッ

勇者「分かった。」

・・・・・・・・・・・・・・・・

勇者「ふうー、さっぱりした」

魔王「おかえり。」

勇者「じゃあ、早速だけど肩揉んであげるよ」

魔王「よろしく」

勇者「どう?気持ちいい?」モミモミッ

魔王「ふう~・・・疲れが一気に取れる感じ。でもなんでそんなに揉むのがうまいの?」

勇者「?・・さあただ一つ心辺りがあるとすれば・・・昔パンを捏ねる練習をしていた事かな」

魔王「ソレダ」

魔王「そろそろいいよ。ありがとう」

勇者「そうか。どういたしまして」

魔王「早いけどそろそろ寝ようかな。」

勇者「早く寝たほうがいいに越したことはないよ」

・・・・・・・・・・・・・

宿屋:部屋:ベット

勇者「」

魔王「zzzzzz」

勇者「」ジーッ

魔王「zzzz」

勇者「いつ見ても・・・」

魔王「zzzz」

勇者「綺麗な顔してるよな」クスッ

魔王「ゆ・・ゆう・・しゃあ・・」




22: 2012/03/24(土) 20:58:23.58
次の日:朝

勇者「ふわ~・・よく寝た。」

魔王「zzzz」

勇者「・・・・おーい魔王」

魔王「zzzz」

勇者「おーい魔王」

魔王「zzzz」

勇者「しょうがないなー・・・・」チュッ

魔王「!?」ガバア

勇者「おはよう魔王」

魔王「お・・・おはよう勇者」

勇者「クスクスッ」

・・・

あれから2日後

勇者「おーい、魔王」

魔王「どうしたの勇者?」

勇者「ほら、二日経ったから町に行こう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

衛兵「おっ。勇者様と魔王様。」

勇者「こんにちは」

魔王「こんにちは」

衛兵「話は伺っていますよ。はいっ」

勇者「鍵?・・これは?」

衛兵「それは・・・まあ付いてくれば分かります」

魔王「?」

・・・・・・・・・・・・

衛兵「ここです」

勇者「ここは?」

衛兵「ここは王様が勇者様に用意した建物のようですが」

勇者「とゆうことは・・・ここか!?」

衛兵「私はここで失礼します。」

勇者「ああ、ありがとう衛兵」

衛兵「」ペコッ

魔王「じゃあここが?」

勇者「ああ。ここがパン屋だ」

23: 2012/03/24(土) 21:06:19.78
勇者「とりあえず中に入ろう」

カチャッ

勇者「中はピカピカだな。さすが出来立て。しかもなにげにパン屋様の構造にしてある!」

魔王「きれいだ。城より綺麗だ」

勇者「まあ・・・な」

勇者「よし!とりあえず看板からだな。」

魔王「だね」

勇者「あ、でも俺色々皿とか調理器具買ってこないといけないな~」

魔王「私が看板作るよ」

勇者「え?いいの?」

魔王「いいよ」

勇者「じゃあまかせる。くれぐれも危ないことはするなよ?」

魔王「何言ってる。私は魔王だぞ?」

勇者「そうだな。じゃあ、ちょっと買ってくる」

・・・・・・

魔王「さて・・どうする?」

24: 2012/03/24(土) 21:14:55.39
20分後

勇者「だたいまー。今帰ったよ」

魔王「お帰り、勇者」

勇者「おわ!? どうしたの顔中ペンキだらけじゃん。」

魔王「でもできたよ。」

      /ジャーン!\
「勇者と魔王の愛のこもったパン屋

勇者「(゜Д゜)」

魔王「どう?・・・だめかな?」

勇者「いや・・・いいよ!」

魔王「本当?」

勇者「うん。これならいい店になりそうだ!」

魔王「ありがとう//」

勇者「でも・・どうやって作ったの? 材料とか確かにおいていかなかったけど」

魔王「それはだな・・」

・・・・・・・・

勇者「あっ。そうか魔王転移魔法使えたから城にあった木材とか転移させたのね」

魔王「まあね」

勇者「よし!じゃあ後はパンだけだな! 魔王、これちょっと店に置いたりしてくれるかな?」

魔王「いいよ。」

・・・・・・・・

パン屋(仮):厨房

勇者「これが全てだよな。」

勇者「よし!久しぶりにやってみるか」

25: 2012/03/24(土) 21:24:09.06
魔王「ふう・・これでいいのかな?まあお店ってこんな感じだし」

魔王「そういえば・・勇者なにしているのかな?」

魔王「ちょっとのぞいちゃおう」ヒョコッ

パン屋(仮):厨房

勇者「よし!出来た!」

勇者「試しに食べてみよう・・・」パクッ

勇者「うん。悪くはないな」

勇者「よし、魔王にも味見してもろう」

魔王「ミ┃壁」

勇者「魔王ー! っていい感じジャンこれこそパン屋って感じだ」

魔王「ありがとう」

勇者「ああそうそう。これ食べてみてよ。」

魔王「これは?」アムッ

勇者「これは、名づけて「イチゴクリームたっぷりエクレア」

魔王「!?・・・お・・おいしい!」

勇者「本当!?」

魔王「うん。今まで食べた物の中で一番おいしいかも!」

勇者「ありがとう!よーしこれを機に他のパンも作ってみようかな!」

魔王「でも、最初はあまり多くなくてもいいんじゃない?」

勇者「そうかも。でもこれで一安心かな?」

魔王「かもね」

勇者&魔王「ハハハックスクスッ」

26: 2012/03/24(土) 21:38:30.82
それから一ヵ月後・・・・

町にできたパン屋さんはたちまち有名になり、毎日お客が絶えなくなった

魔王「勇者ー!シュークリームがなくなったから直ぐに作ってちょうだーい」

勇者「ああ、分かった」

・・・・・・・

王「ほう、結構賑やかではないか」

魔王「ありがとうございましたー。次のお客様どうぞ」

王「ふむ。ずいぶんと楽しそうでなによりだ」

魔王「お、王!? な、なんでここに」

王「わしが客ではダメか?」

魔王「い、いえ。そんな事は・・」

王「おっ。勇者もがんばっておるな。関心関心」

魔王「でも王がこんな町のパン屋にくるなんて・・・なんか笑えちゃう」

王「んー?わしから勇者と魔王がパン屋をやっているほうが不思議だわい(笑)」

魔王「お互いどっちもどっちですね」

王「そうだな。では、体には気をつけてがんばってくれ魔王殿、勇者殿」

魔王「はい。ありがとうございましたー」



勇者「そういえば今日、凄く大きな威勢のいい声がしたけど・・だれだったの?」

魔王「?・・あ、たぶん王だと思う」

勇者「えええ!? 王来てたの!?」

魔王「うん、体には気をつけって言ったわ」

勇者「そうか・・最近忙しかったし・・・たまには挨拶にいかないとな」

魔王「行くならお一人でどうぞ」

勇者「なんでそんな冷たいことゆうのさ」

魔王「だって・・・おなかには子がいるんですよ?」


それから半年後

赤ん坊「オギャー!オギャー!」

勇者「おお!元気な女の子のようだな!」

魔王「ええ、そうのようね」

勇者と魔王は元気な女の子を授かった

それから6年後

勇者「ほーら、娘。できたぞ」

娘「ありがとうパパ。」アムアムッ 

勇者「どうだ?おしいか?」

娘「うん!パパの作るパンは世界一だよ!

魔王「まあまあ」クスクス

勇者「照れるなー」ポリポリ

27: 2012/03/24(土) 21:50:13.79
とある世界のとある王国の町のパン屋

そこのパン屋はいつも客が賑わい忙しかった。

「あなたー、エクレアが無くなっちゃたから、追加おねがーい」

「分かった! 娘ー!これを売り場に持っていってくれないか?」

「うん。分かったパパ」

だが、いつも笑顔が絶えない家族でもあった。

客「ここのパンいつもおいしいよ!」

「ありがとうございます。主人も喜びます」クスクスッ

国民のほとんどもそのパンを笑顔を取り戻すとゆう

そんな祝福をもたらす女神のようなパン屋があった。

「パパー。ママー、写真取るよ。」

「ああ、いいぞ。」

「そんなに焦らなくてもいいのよ」

勇者と魔王が営む

「押した」

「さあー早く来い」

「うん!」

そのパン屋の名前は・・・

パシャッ!

勇者と魔王の愛のこもったパン屋


END




28: 2012/03/24(土) 21:52:55.99
最後なんか投げやりですみません!
これで一応終了となります!
今まで見ていただきありがとうございました!><
初めて書いたので途中迷走することありましたが、
コメントをいただいて無事最後までやり遂げることができました!
ありがとうございます!

31: 2012/03/24(土) 23:08:51.12

引用元: 勇者「パン屋開かないか?」 魔王「え?」