1: 2012/05/19(土) 11:51:58.79
まどか「そんなの絶対おかしいよ!」

さやか「まーまーまどか。…ほら、あたしも4位だし。3位以降超えられない壁できちゃってるし」

まどか「さやかちゃんは…………ごめん」

さやか「言いたいことは分かるよ…いいとこ0だったもんね…あたしって本当馬鹿…」

まどか「そんな事ないよ!さやかちゃんはいいとこいっぱいあったよ!さやかちゃんがいなかったらわたしなんて…」

さやか「まどか…それは違う!まどかは立派に主人公してた。あたしが保障する!」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「まどか…」

※このSSにおける人気投票設定は下記のようになっております
なお、本データはフィクションです
実在のデータとは何の関係もありません


1位ほむら
2位杏子
3位マミさん
4位さやか
5位まどか
6位QB

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1337395918/

2: 2012/05/19(土) 11:52:58.21
マミ『鹿目さん!美樹さん!聞こえる!?』

さやか「あ!人気投票3位のマミさん!」

まどか「超えられない胸のマミさん!」

マミ『3位って微妙な数字よね…あと鹿目さん、それ人気投票関係ない。…じゃなくて!今すぐに人気投票会場に向かって!』

さやか「何かあったんですか?」

マミ『暁美さんが会場を爆破しようとしている!』

まどさや「!?」

3: 2012/05/19(土) 11:53:35.06
ほむら「…」

キュィン!ガチャン!

ほむら「…決着を着けてやる」

杏子「ほむら!ストップ!ストップ!」

ほむら「人気投票2位の佐倉杏子じゃない。何の用?」

杏子「別に順位とかどうでもいいよ…で、ほむら。何だその物騒な武器は」

ほむら「何って…AT-4だけど?」

杏子「そういう意味じゃねーよ。あんたそれどこにぶち込もうとしてた?」

ほむら「…人気投票会場だけど。それがどうかしたの?」

杏子「明らかにおかしいだろ!」

4: 2012/05/19(土) 11:54:27.29
ほむら「あそこに今残っているのは、鹿目まどかに投票しなかった愚か者のみ…愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」

杏子「愚か者って…ちなみにまどかに投票した奴らは?」

ほむら「こっそり会場から避難させたわ」

杏子「…お前に投票した奴らは?」

ほむら「消し炭確定ね」

杏子「いや何でだよ」

ほむら「真に私のファンなら、私なぞ脇目もふれずまどかに投票するべき。それが出来なかった時点で私のファンを名乗る資格なんてないわ」

杏子「あんたの言ってる事、ついていけねぇ…全然納得できねぇ…」

5: 2012/05/19(土) 11:54:54.75
まどか「なんでほむらちゃんがこんな事…」

さやか「いやー…むしろほむららしいと思うよ。あたしは…」

マミ「とにかく2人とも急いで。私も途中で合流するわ」

6: 2012/05/19(土) 11:55:30.17
杏子「ほむら。『どんな献身だって見返りを求めてはいけない。それをわきまえてなけりゃ魔法少女は務まらない』って言ってたよな。これって人気投票にもそのまま当てはまるんじゃねーの?」

杏子「あんたのやろうとしてる事は、鹿目まどかは頑張ってるんだからしっかり見返りを返せってことじゃん。矛盾してるよ」

ほむら「それは違うわ。まどかは全てなの。まどかに投票をしないという事は、この世界そのものを否定しているのと同義。…魔女や魔獣と同じようなものよ」

杏子「…OK落ち着け。人気投票をした人間が、人を襲うか?襲わないだろ?ちょっと冷静になって考えてみろ」

ほむら「あなたがそういうなら…少し考えてみるわ…」

杏子「…たく。普段は冷静なくせに、まどかが絡むとこれだもんなぁ。まぁでも落ち着いてくれたみた」

ダンダンダンダン!ダンダンダンダン!

ほむら「確かに、全員仕留めなければいけないのだから、火力が足りなかったわね」

杏子「」

7: 2012/05/19(土) 11:56:21.80
杏子「ほむら!あんた自分が何やろうとしてんのか理解してんのかよ!流石のあたしだって無抵抗の一般人をこんな理由で頃したことはねぇぞ!」

ほむら「価値観の違いね」

杏子「そんな言葉でさらっとすませんな!…たく、口で言っても無駄だな。こりゃ」

キュィン。ガシィン!

杏子「わかったよ。力づくでもあんたを止めてやるよ」

ほむら「あなたでは、私に勝てない」

杏子「やってみなけりゃわかんねーだろ。…流石にこんなどうでもいい理由で人を頃すのを見て見ぬふりはできないしね」

ほむら「まるで正義の味方みたいね。…美樹さやかでもうつったのかしら?」

杏子「さやか関係ねーだろ!誰だってこんなの止めるよ!」

8: 2012/05/19(土) 11:56:47.65
マミ「鹿目さん!美樹さん!」

まどさや「マミさん!」

マミ「たまたま近くにいた佐倉さんに暁美さんを止めるようお願いしているけど、多分佐倉さんは説得しきれず暁美さんと抗戦状態に入ってると思う。その戦闘を私が何とかして止めるから、その間に暁美さんを鹿目さんが説得して」

まどか「わかりました!」

さやか「…でも、それだとあたしは別にいらなかったような…」

マミ「…そうね。美樹さんはいらないような状況である事が望ましいけど…」

9: 2012/05/19(土) 11:57:30.61
杏子「でやぁああああ!…消えた!?う!」バキィ!

ほむら「私の能力は時間停止。ただでさえ魔法少女としての相性も悪いのに、そんな頃す気もない攻撃で私を止められるとでも?」

杏子「!?」

ほむら「あなたと私では、『覚悟』が違うのよ」ファサァ!

杏子「……なるほど。『覚悟』ね。ふふふ…」

ほむら「…杏子?何を笑っているの?」

杏子「いや、そういや昔そんな事を誰かに言った事があったなぁと思ってさ。そうか、『覚悟』か…ははは…」

杏子「そうだ。あたし達は魔法少女。頃しあう仲だったはずなのに、何仲良しこよしやってるんだ。まるで馬鹿じゃねぇか、あたし」

ほむら「…」

杏子「悪かったなほむら…再開だ。もう手加減はしねぇ」

10: 2012/05/19(土) 11:58:00.47
さやか「つまり、杏子に何かしらのスイッチが入っていた場合に、あたしが必要になる可能性があると」

マミ「佐倉さんは結構地雷の塊なのよ…。私の責任でもあるんだけど」

さやか「マミさんのせいじゃないですよ。…もし杏子が暴走していても、あたしがばっちりあいつを止めてやります!」

まどか「ほむらちゃん、杏子ちゃん…2人とも、無事でいて…!」

11: 2012/05/19(土) 11:58:34.36
ほむら「悪いけど…」

杏子「…」

時間停止

ほむら「あなたがどんなに本気を出したところで、時間停止に対抗する手段はない。…さようなら。佐倉杏子」ドゥンドゥンドゥン!

時間停止解除

杏子「!?」

ドカァアアアアアアアアアアアアアン!

ほむら「…」

杏子「何あたし勝ちましたーって面してるんだ?ほむら」

ほむら「!?」

ガシィ ガチャン ガギィ!

12: 2012/05/19(土) 11:59:05.92
杏子「前みたいに閃光弾投げられたらたまったもんじゃないからな。今回は手足が一切動けないように拘束させてもらったよ」

ほむら「そんな、佐倉杏子は確かに今、この手で…」

杏子「幻術…って言えばわかるかい?」

ほむら「まさか…これが巴マミの言ってた…『ロッソ・ファンタズマ』…!?」

杏子「…その名前を口にするんじゃねぇ」

13: 2012/05/19(土) 11:59:33.20
杏子「さて、どうしようかね。手足を二度と使えないようにバラバラにしてやってもいいけど、魔女になられたら面倒だし。やっぱ、頃しちゃうしかないよね」

ほむら「く…!こんなところで…!!」

杏子「終わりだよ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

杏子「な!?」

ほむら「!!」

ドォォォォン!!

マミ「二人ともいい加減にして。貴方達が争ってる理由を思い出して。何でこんなどうでもいい事で争ってるの」

ほむら「どうでもよくなんかない。だってまどかが…」

まどか「…わたしが何なの?ほむらちゃん」

ほむら「…まどか!?」

14: 2012/05/19(土) 11:59:59.97
まどか「ほむらちゃん…わたしの為に頑張ってくれるのは嬉しい。でもね。人気投票なんか…そりゃちょっとだけ悔しいけど…本当の事言っちゃうとどうでもいいんだ。だって」

まどか「わたしにはほむらちゃんがいる。マミさんやさやかちゃん。杏子ちゃんだっている。…一応キュウべぇもいる。みんながわたしを思ってくれてる。それだけで充分幸せなんだ」

ほむら「まどか…」

まどか「だから…そんな風に戦わなくていいんだよ。ほむらちゃんの思い、しっかりわたしが受け止めてあげるから…」

ほむら「まどか…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「マドカァアアアア!!」

まどか「ホムラチャン!」

杏子「おいちょっと待て」

まどほむ「!?」

15: 2012/05/19(土) 12:00:30.23
杏子「何勝手に終わらせようとしてんのさ。こっちはやっと盛り上がってきたところなのにさぁ」

ほむら「杏子…ごめんなさい。私がどうかしてたわ。一般人に手を出そうとするなんて、魔法少女として最低だった」

杏子「んなこたぁどうでもいいんだよ」

ほむら「…え?」

杏子「折角ここまでやったんだからさぁ…お互いぶっ壊れちまうまで続けようぜ。あんただってついさっきまでその気だったじゃないか」

ほむら「え?ちょっと待って。杏子。あなた、私を止めにきたんじゃ」

マミ「暁美さん。こうなった佐倉さんは私でも止められない…でもその為に美樹さんを連れてきた。これできっと大丈夫なはず!」

ほむら「…美樹さやかを…?」

16: 2012/05/19(土) 12:01:07.96
さやか「杏子。あんたねぇ…」

杏子「…なんだよ。トーシロ」

さやか「…へぇ、トーシロとか言うんだ。あたし、あれからマミさんや杏子に鍛えられて、随分強くなったと思うんだけど」

杏子「は!あんたなんてまだまだトーシロで充分だよ。正義の味方とかおちゃらけた冗談をいつまでも振りかざしやがって」

さやか「…じゃぁさ。試してみよっか」

杏子「…?」

さやか「『弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う。これが当たり前のルールでしょ。そういう強さの順番なんだから』…あんた、前にそんな事言ってたよね」

さやか「でもさ、強さの順番って考えるなら…それは当然あたし達魔法少女にも当てはまるんじゃないの?」

さやか「ならさ…あたしのそのおちゃらけた冗談だって、あんたに勝っちゃえば冗談じゃなくなるってことだよね?」

杏子「無茶苦茶じゃねぇか!でも…言うようになったじゃん、さやか」

さやか「あんたにも鍛えられたからね」

杏子「…いいぜ。じゃぁ始めようか。さやかとあたし、どっちが強いか」

さやか「ここで決着をつける!」

17: 2012/05/19(土) 12:01:33.54
ほむら「ありがと。まどか。巴マミ」

まどか「ほむらちゃん。無事で良かった…」

マミ「これで後は、美樹さんが佐倉さんの説得に成功すれば…」

ほむら「…巴マミ、その件なのだけれど…」

ガシィィィィン!!!

杏子「はは!いつぞやのお返しってわけかい!」

さやか「今度は前みたいにはいかないよ!杏子!」

まどか「」

マミ「」

ほむら「佐倉杏子に美樹さやかを当てるのは、完全に逆効果よ…」

18: 2012/05/19(土) 12:02:26.80
ほむら「あの2人は片方が精神的に弱ってる時にはもう片方がフォローにまわるけど」

ほむら「両方とも精神状態が正常の場合には基本ぶつかるの。お互い好戦的かつ勝気…まぁいいライバル関係なのよね。多分」

マミ「そんな…」

まどか「マミさん…わたしがさやかちゃんと杏子ちゃんを止めてみせます!」

マミ「!?鹿目さん?」

まどか「さやかちゃん!杏子ちゃん!どうして味方同士で戦わなきゃならないの?こんなの絶対おかしいよ!!」

さやか「まどか!?」

杏子「…うぜぇ」

さやか「…」ブン!

まどか「きゃ…!」

19: 2012/05/19(土) 12:02:56.67
さやか「まどか。あんたさぁ…これは正真正銘の頃し合いなの。いちいち茶々いれないでくれる?」

まどか「さやか…ちゃん…」

さやか「さ、続けようか。杏子」

杏子「まどか。殺されたくなかったらどいてな」

まどか「さやかちゃん…杏子ちゃん…」

ほむら「…」

マミ「駄目だったみたいね…」

まどか「こんなのってないよ…あんまりだよ…」

さやか『ごめん、まどか』

まどか『…さやかちゃん!?』

20: 2012/05/19(土) 12:03:23.43
さやか『こいつ、今完全に火がついちゃってるからさ。適当にクールダウンさせてからじゃないと話聞かないと思うんだ』

さやか『だから暫くあたしが相手をして、テンションが下がってきたところで止めるつもり。持久戦になりそうだけど、多分なんとかなるよ』

まどか『さやかちゃん…』

さやか『言い方きつかったのは謝る。ごめん。今度おごるからゆるして』

まどか『…スイートポテト。いっぱい』

さやか『はは…善処します…』

マミ「どうしたの、鹿目さん?」

まどか「今さやかちゃんがテレパシーでごにょごにょ」

マミ「美樹さん…ちゃんと考えてくれてたのね。これならなんとか」

まどか「何とかなりそうだよ、ほむらちゃん!…ほむらちゃん?」

マミ「暁美さんが…いない?」

21: 2012/05/19(土) 12:04:30.35
さやか「(まどかが許してくれてよかったよ…後はこいつを止めるだけか)」

杏子「威勢のいいのは最初だけかい?ちったぁ攻めてこいよボンクラ」

さやか「(…こいつは人の気も知らないでー!取り敢えず遠距離戦法で…)」

杏子「…危ないさやか!」

さやか「…え?」

ドカァアアアアアアアアアアン!!

ほむら「まどかを攻撃した罪。万氏に値するわ」

マミ「」

まどか「」

22: 2012/05/19(土) 12:05:00.18
さやか「杏子!大丈夫!?」

杏子「大丈夫、これぐらい屁でもねぇよ。…で、いきなり何するんだほむら」

ほむら「どきなさい佐倉杏子。私が用があるのは美樹さやかよ」

さやか「え…?いやいや、あれぐらい…とは言わないけど、少なくともRPGぶっ放されるような事はしてないよ!」

ほむら「思えばあなたには散々苦しめられた…まどか殺害に手を貸されたり、魔女化して他の仲間まで氏に引き込んだり、毎回助けてあげたのに何故か逆恨みされたり…」

さやか「あ…いや、それは…謝るしかないけど…」

ほむら「そこで気づいたの。全世界からあなたを消し去れば、みんな幸せになれる」

さやか「いやいやいや!!!それはいくらなんでも無茶苦茶だ!」

23: 2012/05/19(土) 12:05:40.33
杏子「そうだよ!大体…魔女化に関しては、最初あたしがきつく言い過ぎたのだって原因だと思うしさ」

さやか「…杏子?」

杏子「ごめんな、さやか。あたしの考え方を曲げるつもりはないけど、あんたにはあんたの考え方がある。それは尊重してあげるべきだった…今ならそう思う」

さやか「杏子…あたしこそごめん。あんたが、悪人だって勝手に決め付けてた。…ま、実際犯罪者ではあるけど、そこまで悪い奴ってわけでもないんだよね。あんたは」

杏子「さやか…」

さやか「杏子…」

バンバンバン!!

あんさや「うわわ!」

ほむら「何勝手にわけのわからないまとめに入ろうとしているのかしら?」

まどか「ほむらちゃーん。そこはまとめちゃっていいんだよー…」

マミ「全然耳に入っていないわね…」

24: 2012/05/19(土) 12:06:14.32
まどか「さやかちゃーん!杏子ちゃーん!ほむらちゃーん!もうやめてー」

ほむら「まどか、よく聞いて」

ほむら「あそこにいる2人は諸悪の根源なの。あの2人がいなければまどか☆マギカはマミった後私が頑張る話の5話ぐらい完結完全ハッピーエンドOVAになっていたわ」

さやあん「いや、それはない」

まどか「何を言っているのかさっぱりわかんないよ!」

ほむら「まどか、あなたの力が必要なの。あの2人を倒して私達の物語を作りましょう!」

まどか「ぇええ!?」

さやか「ま、まどかがそっち側につくの!?」

杏子「は、上等だね。一人でも二人でも変わらないよ。なぁさやか」

さやか「…あれ?いつの間にかあたし、杏子側に入ってる!?」

25: 2012/05/19(土) 12:06:42.90
ほむら「さぁいきましょう!まどか!!」

まどか「えぇぃもうどうとでもなっちゃえ!!」

さやか「まどか!?…あぁもうどうすりゃいいんだよこの状況!!」

杏子「へ!全員ぶっ倒してやる!」

ブチィ

ほむまどさやあん「え?」

チュドォオオオオンン!!

杏子「と、巴マミがティロ・フィナーレといわずにティロ・フィナーレを撃った……」

さやか「お、落ち着いてマミさん。何もこんなことできれなくても…」

マミ「人気投票が争いを産むなら…」

マミ「みんな氏ぬしかないじゃない!!あなたも!私も!!!」

26: 2012/05/19(土) 12:08:54.46
ほむら「まずい!あれは巴マミの本気モード!」

まどか「知っているの!?ほむらちゃん!」

ほむら「巴マミは本気になると私が時間停止を発動するより早く私を拘束したり、佐倉杏子を瞬頃したりやりたい放題になるの」

さやか「凄い迷惑なモードだね!」

ほむら「あなたが言えた話ではないわ!でもやばい、このままではこのSSが、『まどか「もういやだよぉ」』という展開で終わってしまう!」

QB「やれやれ、僕の出番かな」

ほむら「インキュベーター!?」

QB「君達の肉体は所詮外付けハードウェアみたいなものなんだ。それを見て人気投票をするとか、まったく人間の考えている事は理解できないね」

まどほむあんさやマミ「……」

QB「正しく人気投票をするなら、ソウルジェムを並べて行うのが合理的だ。もっともそれだと僕の一番人気に決まってるけどね」

まどほむあんさやマミ「……」イラッ

QB「あ、それとも全員魔女化したほうがいいのかな。それだとますます僕の一位が揺るぎな」

バーン ダキューン ダダダ

QB「いい加減にしなよ。もった」ターン

QB「君達は」ズシャァ

27: 2012/05/19(土) 12:10:10.09
QB「そりゃまぁ君たちの怒りの矛先を僕に向けさせようとした部分はあるけど…まさかこんな下らないイベントで僕が3741体も倒されるとはね」

QB「しかも人気投票会場まで結局爆発に巻き込んでるじゃないか。僕が他の魔法少女達に頼んでこっそり会場にいた人を避難させていなかったらどうなっていただろうね」

---------

ゆま「みんなー!こっちだよー!」

織莉子「何故私達がこんな事を…」

キリカ「ま、出番ないよりいいんじゃない?」

----------


まどか「キュゥべえ…ひょっとして怒ってる?」

QB「怒るわけないじゃないか。僕には感情がないからね。でも、流石に僕が倒された分の経費とか。壊された会場の修理代はどこから集めるのかとか。他の魔法少女に無理言った手前どんな要求されるかわかったもんじゃないとか。まぁそんな事は一切どうでもいいんだけどね」

杏子「怒ってるようにしか見えねぇ……」

QB「何度いったらわかるんだい。僕には感情がないんだから怒るわけないじゃないか」

マミ「ごめんね。キュゥべえ」

QB「…まぁ、マミはぎりぎりまで頑張ってたし、しょうがないんじゃないかな」

さやか「うわ、贔屓だ……」

QB「僕が贔屓するわけないだろう?だって僕には感情がないんだから」

ほむら「まるで感情がない事を免罪符のように使うわね……」

28: 2012/05/19(土) 12:12:01.58
--結局--

QB「ほらほら。きびきび掃除する。君たちが壊したんだからね」

杏子「うぜぇ!…けど今回は何もいえねー…」

さやか「まったくで…」

マミ「よっと…あ、バランスが…」

QB「…はい。危ないよ。マミ」

マミ「ありがとう。キュゥべえ」

ほむら「あの一匹と一人の関係は本当に謎ね……」

まどか「ほむらちゃーん。こっちは終わったよー」


キリカ「お、ちゃんと仲良くやってるじゃん。あの人たち」

織莉子「えぇ、本当に良かった」

ゆま「キョーコ―!」

杏子「ゆまー!」

さやか「おぉ!これが噂の杏子の隠し子!!」

杏子「隠してねぇし、産んでねぇよ!!」

キリカ「…ん?でも織莉子は未来予知ができるんだからこの結末も見えていたんじゃないの?」

織莉子「…こういう事は未来予知をしないでリアルタイムで見た方が面白いのよ。キリカ」

キリカ「…それはそうかもしれないけど…」

29: 2012/05/19(土) 12:12:34.28
ゆま「ゆまも手伝うよー!」

キリカ「私たちもみんな避難させちゃってやる事ないしね。手伝うよ」

織莉子「では私も」

QB「罰みたいなものだから、彼女達5人だけにやらせたかったんだけどね……まぁいっか」


ほむら「……ところで、あなた達はこの中で誰が一番人気だと思う?」

キリカ「織莉子だね。考えるまでもない」

ほむら「……あなたもまた、私の敵というわけ」

キリカ「ふーん……やる気?時間遡行者」

まどか「もうやめて!」

おしまい

31: 2012/05/19(土) 12:16:42.09
あとがき

パソコンいじってたら、その昔お蔵入りしてたSSが出てきたので投下
人気投票はみんなの心の中に存在するでいいのかもしれない

33: 2012/05/19(土) 16:04:33.90
たまにはこういうのもいい

34: 2012/05/19(土) 18:24:13.94
ネタ的な側面も含めて考えたらマミさんが一位な気も

引用元: まどか「わたしが不人気なんて…」