1: 2016/09/20(火) 22:19:34.006
男「は?」

男「な、何言ってんだよ、お前にいつも話してるんじゃん」

男「今日だって野球部所属の友達数人と…」

妹「嘘だよね、それ」

妹「私が付き合ってる先輩お兄ちゃんと同じ学校だけど」

妹「お兄ちゃんいっつも1人でいるって言ってたよ?」

男「・・・・」

妹「机で寝てるんだよね?眠いの?」

妹「確かにお兄ちゃんいっつも夜遅くまでおきてるもんね」

男「ソウダネ」

3: 2016/09/20(火) 22:20:28.140
高校の頃こんな感じでバレないか心配だった

4: 2016/09/20(火) 22:21:44.203
男「眠いからなーいやーそういう風に見えちゃうか~はは」

男「でも別に友達がいないって訳じゃなくて…」

妹「いないよね」

妹「彼氏の友達、お兄ちゃんと同じクラスだけどと友達1人もいないって聞いたよ」

男「え」

男「そ、それって、誰だよ」

妹「ほら、バスケ部の長身君。イケメンだよね」

妹「お兄ちゃんって体育のペア決めとかでも余ったりするんだよね」

男「・・・・」

6: 2016/09/20(火) 22:24:03.516
男「ちょ、長身君とは、はは、あんまり話した事ないだけだって」

妹「本当?」

男「うん、話す友達位いるさ」

妹「誰?」

男「は?」

妹「名前聞くから、教えて?」

男「聞くって長身君に?」

妹「うん」

男「それは、あの」ゴニョゴニョ

妹「・・・・」

妹「ぶっちゃけさ」

妹「恥かしいんだよね、お兄ちゃんがぼっちだと」

男「ウグ」

9: 2016/09/20(火) 22:26:30.749
妹「お兄ちゃんさわかってる?」

男「な、何?」

妹「お兄ちゃんが今、あんまり悪口とか言われてないの私のおかげみたいな所あるからね?」

妹「この前うちの前のスタバお兄ちゃんが通った時チョー気まずかった」

男「え?でもあのスタバは下校のコースだし・・・」

妹「んな事言ってもさぁ」

妹「あの時スタバに彼氏君と長身君ともう1人いて、お兄ちゃんの悪口言いそうになったのを」

妹「私がいたから、堪えたって感じだったからね」

妹「本当いい加減にして」

男「スイマセン」

12: 2016/09/20(火) 22:29:23.896
妹「しかもさぁ、お兄ちゃん学校にスマホ持っていってなにしてんの?」

男「え、そりゃ・・・連絡とか」

妹「いや、お兄ちゃん家族以外と連絡取る機会、ほぼないよね」

男「ウウウ」

妹「お兄ちゃんさ、クラスのみんなにバレてるよ?」

男「バレてる?」

妹「やる事ないからってスマホいじってる振りしてるんでしょ?」

男「ウウウウ!」

妹「ダッサ。私なんでお前と親族なんだろ」

妹「じゃ、少しは友達作ってね」

妹「私が迷惑だから!」スタスタ

男「グ」

男(簡単に作れたら苦労しねぇよ)

14: 2016/09/20(火) 22:31:37.210
男(俺には・・・友達とか必要ないから)

男(1人でも十分楽しいし)

男(みんな馬鹿騒ぎして、将来の事とか全然考えてないんだろうけど)

男(お、俺は考えてるし!・・・・)

男「うあーーーー!俺だって本当は友達欲しいよーーー!」

ドン

妹『うるせークズ!』

男「スイマセンスイマセン」

16: 2016/09/20(火) 22:34:34.905
男「で、でも、どうやったら友達とかできるんだろ」

男「小学生の時は沢山いたよな?中学生の時もソコソコ」

男(そうだよ、俺が悪い訳じゃないんだ、今の高校のクラスが俺にあってないんだ)

男(みんな、なんか声大きいし、元気だし)

男(俺はもっと静かなのが良いっていうか)

男「・・・」

男(でも俺のクラスは3年間クラス替がないし・・・どうしたら)

男「そうだ!」

男「俺に友達ができるように誰かに相談しよう!」

男(っていっても相談相手なんて限られてるけど)

19: 2016/09/20(火) 22:51:09.845
男「父さん」

父親「ん?ごめん、ちょっと待ってな」

父親「あー、なんでこうなっちゃうかなぁ」ブツブツ

父親「っち、ちゃんとやっとけや~」ブツブツ

父親「よしよし、終わりが見えてきそうだぞ・・・」

父親「あれ、明日の会議の資料やったっけ!?」

父親「あー馬鹿だ!!USB職場だ!!」

父親「途中なのに・・・・明日早く行かなきゃ」ブツブツ

父親「あーごめんごめん、で、なんだ?」

男「・・・いや何でもないよ。お仕事がんばって」

20: 2016/09/20(火) 22:55:10.469
男「母さんに聞くのは・・・心配かけそうだな」

男「・・・」

男「そうだ!中学時代の友達にラインしてみよう!」

男「久々に連絡取ったら、普通に友達いた時の気持ち思い出せるかも」

男「えっと・・・あ、そうだ中学の時ラインやってなかったんだ」

男「まぁ今もやってるとは、言い難いか。はは」

男「ツイッターとかやってないかな・・・あ!ある!」

男「え・・・・?」

男「女の子とか派手な友達とかの写真ばっかり」

男「・・・連絡取るのやめよう」

22: 2016/09/20(火) 22:59:18.324
男「ん?これって俺と同じクラスの奴のアカウントじゃん」

男「見ちゃおう・・・・」

男「うわ、あいつらクラスの女子と遊びに行ってんのか」

男「ええ!あのおとなしくて可愛い子ってリア充君と付き合ってんの!?」

男「・・・体育大会の後の打ち上げ?そんなのうちのクラスではやってないだろ」

男「・・・・クラスの殆どが写ってる」

男「あ、俺の事書いてる」

リア充『カビゴンまた寝てる笑』

リア充2『本当に寝てるんですかねぇ?』

女子『wwww』

男「・・・・」

23: 2016/09/20(火) 23:03:43.527
男「・・・はは」

男「ははは」

男「うぜー」

男「馬鹿どもは、馬鹿どもで勝手にやってて下さいな」

男「俺は、そういうの好きじゃないし、誘われてなくても、別に」

男「全然、全然くやしくないからな」グス

男「んあ?」

女子『カビゴンの隣の女子3ちゃん可哀想。』

女子2『ねーアイツこのクラスから消えてくんないかな』

女子3『汗クセー。早く次の席替えになれや』

女子『2ヶ月なんてすぐだから我慢しよ!』

女子3『そっちは長身君と隣なのにズルいーー!><」

男「うぁぁぁぁぁぁ」ポロポロポロ

24: 2016/09/20(火) 23:09:46.105
ガヤガヤガヤガ

リア充「そいえばコンサート行った」

女子2「嘘!?良かった?」

リア充「うん」

女子3「え、誰といったん?」

リア充「コイツ」

女子「・・・」カァァァ

女子2・3「うわー」ヒューヒュー

男「・・・・」

男(あ、次体育だ)

男(移動教室か、ぼっちにゃ辛いな)

ドン

男「あ、ごめ」

長身「・・・ッチ」

男「・・・」

男(そうだ!友達作るって決めたじゃないか)

男(よ、よしなら、あの少し大人しめなグループと一緒に体育館いけないか聞いてみよう)

男(これをきっかけに居場所ができるかも)

26: 2016/09/20(火) 23:12:10.302
男「あ、あのさ」

陰キャラ「あ~?」

男「い、一緒に体育館いかない?」

陰キャラ「・・・」チラ

陰キャラ2「・・・」

陰キャラ3「おい、お前ら行くぞ」

男「あ、ちょっと待てよ!」

陰キャラ「なんか付いてくるんだけどww」ヒソヒソ

陰キャラ2「仲間だと思われたんじゃねww」ヒソヒソ

27: 2016/09/20(火) 23:20:11.931
先生「だからここは・・・」

男「あ」

男(消しゴム落としちゃった)

男(し、しかも隣の女子3ちゃんの席の真下だ)

男(ど、ど、どうしよう)

男(この後小テストあんのに)

男(拾ってなんていえないし)

男(いや、ここは、すぐに拾って)

男「!」サササ

女子3「え、キャー!」

リア充2「どうした!?え、お前やめろや!!」

リア充3「おい!!」

女子「キモイキモイキモイ」

女子2「こっちおいで、大丈夫?」

女子3「もう無理ーーー」ポロポロ

先生「えーお前ら落ち着け、落ち着け!」

28: 2016/09/20(火) 23:25:05.212
先生「男!お前なにやってんだ!」

男(お、俺!?)

男「え、あ、あ」オロオロ

リア充「お前頃すぞ!」

女子3「ええええん」ポロポロ

女子「あいっつサイテー」

女子2「不登校になったらどうすんの!?」

男「あ、俺は」

先生「お前職員室こい!」

男「ええ、なんで、俺!」

先生「良いから、たて!」グイ

男「は、離せよ!!」

ザワザワ

男「あ」

先生「お前なぁ!」ボカ

先生「さっさと来い!」グイ

男「う、ううううわぁぁぁぁぁぁ」ポロポロポロ


end

29: 2016/09/20(火) 23:25:48.638
えー

31: 2016/09/20(火) 23:30:41.189
ぼっちでも普通ここまで嫌われないだろ

引用元: 妹「お兄ちゃんってクラスでぼっちって本当?」