2: 2013/02/21(木) 01:39:35.73
やよいと野球

やよい「プロデューサーおはようございます!」

P「おうおはよう。ん? バットにグローブにボールって・・・どうしたんだ?」

やよい「おとなりのおじさんにもらったんです! だからみんなとできたらなーって」

P「よし! やろう」

律子「ちょっとプロデューサー!? 仕事はどうするんです?」

P「バカモノ! 仕事なんかよりやよいの成長の方が大事だ!」

律子「はいはい・・・もういいです、あんまり遅くならないようにしてくださいよ」

3: 2013/02/21(木) 01:40:15.38
P「何言ってるんだ? 律子も行くに決まってるだろ」

律子「ええ? 私はいいですよ」

やよい「わたし、律子さんとも野球したいです・・・」

律子「あぁー、わかったわかったってば。それじゃあ近くの公園でいいかしら?」

やよい「うっうー! はやく行きましょーっ!」

4: 2013/02/21(木) 01:41:07.07

公園


P「じゃあまずはキャッチボールからだな」

律子「やよいはしたことあるの?」

やよい「はい! 長介たちととっくんしてます!」

P「じゃあお手並み拝見だ、三角になろう」

やよい「いきますよプロデューサー!」ヒュッ

P「お、さすが野球ファン。筋がいいなー」

やよい「えへへー、うでだけじゃなくて体でなげるのがコツです!」

P「やよいは賢いなぁ。ほい律子」ヒュッ

律子「うーん、サンダルじゃやりづらいわね。はいやよい」ヒュッ

やよい「律子さん、けがしないでくださいね」

P(うむ、ナイス乳揺れ)

5: 2013/02/21(木) 01:41:54.53
やよい「そういえばプロデューサーと律子さんはどっちが野球うまいんですか?」

P律子「「はっはっはそりゃ」」「俺だ」「私よ」

P「・・・おいおい、俺は高校のころ27球で試合を終わらせた男だぜ?」

律子「今や野球はデータでする時代、データといえば私でしょ?」

P「・・・」ジリジリ

律子「・・・」ジリジリ

P「キエェ━━━━!!」バッ

律子「クアァ━━━━!!」ババッ

P「チョオ━ッ」シュバッ

律子「チョア━ッ」バッ

P「チェアァ━ッ」バッ

律子「チョエェ━ッ」シュッ

P「ハゥア━ッ」シュバッ

律子「ホイヤ━ッ」ババッ

やよい「はやくはじめてください」

P律子「はいすみません」

6: 2013/02/21(木) 01:43:09.00
P「じゃあ、1打席でヒット以上なら律子の勝ちな」

律子「いいですよ」

P「いくぞー」

P「あ、社長が裸でヒゲダンスしてる」

律子「え!?」

P「隙有り! って、ツッタ! ツッタ! いてててて」

やよい「ボーク」

7: 2013/02/21(木) 01:43:58.23
小鳥「もー、プロデューサーさんも律子さんもどこに行ったのかしら」

<くらえこの闘魂ストレート!

バシィ

<おっしゃあ! ストライク!

<ストップストップ!!

小鳥「?」

律子「今のボールでしょ!? 若干外れてましたよ!!」

P「ストライクだっつーの!! どこ見てんだよ!!」

P「いいか!? こうメラメラ、火を吹いてだな」

P「ズバシャ━ッ!!」

P「キャッチャーミットに突き刺さったぁ━!!」

P「ぼぼぼぼぼぼぼッ!!」

P「灰カスになるまで燃え尽きただろーが!! 一球一球取り替えるのスゲー大変!!」

律子「あーわかった!! あなたバカですね!? バ━━━━カバ━━━━カ!!」

8: 2013/02/21(木) 01:45:10.19
小鳥「やよいちゃん、なにやってるの? 野球?」

やよい「そうです! 大人のたたかいです」

P「あ! やよい! キャッチャーやよい!」

律子「やよい見てたでしょ!? 今の!!」

やよい「はい、まあまあでした」

P「!? ストライクか!? ボールか!?」

やよい「わたしが見たのであってるなら・・・」

P「うんうん」

律子「やよいが見たのでいいのよ」

やよい「ボールが二つにぶんしんしてました」

P律子「ええっ!?」

律子「分身はどっちですか!? ストライク!? ボール!?」

P「うーん・・・ストライクでもありボールでもあるってことだしな」

小鳥「なんですかそれ」

P「あれ、小鳥さん。小鳥さんもやります? 野球」

小鳥「いややらないですよ、せっかくアイスの差し入れ買ったのに事務所に誰もいないんですもん。探しましたよ」

P「お、ありがとうございます」

律子「じゃあ休憩にしましょうか」

9: 2013/02/21(木) 01:45:57.89
やよい「四つありますね、うーん・・・かすみたちにも食べさせてあげたいなあ」

律子「」ジーン

小鳥「」ジュン

P「かすみちゃん達の分は俺が帰りに持たせてやるから安心しろ」

やよい「うっうー! うれしいですプロデューサー!」

P「じゃあ溶けちゃわないうちに食べよう、やよいから好きなの選べ」

やよい「はい! チョコレートバニラあずきにイチゴミルク・・・」

やよい「うーん、どれもおいしそう」

P「よしじゃあ俺が全部食べて、一番おいしかったのをやよいにやろう」

やよい「! それはめいあんです!」

P「じゃ、全部いただきまーす」

やよい「・・・」

P「・・・」

律子「いいの? 全部食べられちゃうのよ?」

やよい「え!? ・・・もう! プロデューサー、いじわるはめっ! です」

P「ごめんなさい」

10: 2013/02/21(木) 01:47:02.12
律子「公園でアイス食べるなんて何年ぶりかしら」

小鳥「暑いからいっそうおいしいですね・・・ってキャーッ!?」

律子「いきなりなんですか・・・うわっ、でかぁ」

P「おぉオニヤンマだ! なつかしいなあ子供の頃男子全員で追っかけてたなあ」

やよい「え!? おにさん!? ど、どこですか?」

小鳥「ほらやよいちゃんあそこ!」

やよい「え? 見えないですよおにさん」

P「あー、小鳥さんが騒ぐからいなくなっちゃった」

小鳥「だって怖かったんですもん! もう戻りましょうよ」

やよい「けーさつを、おまわりさんをよんだほうがいいんじゃないですか!?」

律子「え? どうして?」

11: 2013/02/21(木) 01:48:43.03
やよい「だっておにさんがこんなところにいたらたいへんです!! だれかが食べられちゃうかもしれません!」

P「いややよい、鬼さんじゃなくてオニヤンマだよ」

やよい「オニヤンマ? でも小鳥さんすごくこわがってました」

小鳥「うん、やよいちゃん怖くないの? 肉食だからバリバリ音立てて獲物を食べるところとか」

小鳥「そしてあの羽音が・・・思い出すだけで鳥肌ものよね」

やよい「は、羽が生えてるんですか!?」

小鳥「え? 生えてるわよオニヤンマなんだから」

やよい「う? うーん?」

P「律子、小鳥さん」

律子「はい?」

P「ちょっとこのままにしときましょう、面白いことになりそうだから」

律子「そうですね」

小鳥「え? え? どういうことですか?」

やよい「男子に人気があって、大きくて、羽が生えてて、バリバリごはんを食べる・・・うーんキバがあるってことでしょうか・・・?」

12: 2013/02/21(木) 01:49:23.93
やよいとオニヤンマ


やよい「わたしはオニヤンマです! 羽があるのでとべます、ブーン」

やよい「わたしはオニヤンマだから男の子がおいかけてきます! 人気ものです!」

やよい「わたしはオニヤンマなので大きいです! あずささんや貴音さんのようにナイスバデーです!」

やよい「うっうー! ファンのみんなもたのしそうです! これならエスランクもゆめじゃないかもー!」

やよい「そうなったらプロデューサー、よろこんでくれるかなあ?」

13: 2013/02/21(木) 01:50:58.41
やよい「う? ・・・夢?」

やよい「・・・オニヤンマってもしかして、アイドルのりそうけいなのかもしれません」

やよい「そうと決まればぜんはいそげです!」

??事務所

やよい「プロデューサー、いしょう出してください!」

P「お、おう。ずいぶん急だな」

P「ほれ、これで全部だ」

やよい「えっと・・・羽がついてるやつがいいです!」

P「ほうほう、やよいと言ったら天使だな。これでいいか?」

やよい「もっと男の子が好きそうなやつがいいです!」

P「男の子? 俺も男の子だけどこれが好きです。特にやよいが着たのが大好きです」

やよい「あっ、これがいいかも!

14: 2013/02/21(木) 01:51:49.99
P「マイディアヴァンパイアか、確かに羽が付いてるな」

やよい「あとはキバをつけて・・・どうですか? にてますか?」

P「似てる? 女の子でヴァンパイアだからカーミラか?」

やよい「オニヤンマです」

P「ムッ・・・むぅ・・・オニヤンマか・・・・・・」(ほっといたはいいけどそこに行き着いたか)

やよい「これできっとオーディションもライブもかんぺきです!」

P「そうだな、次からはその路線でいくか」

P「よしやよい、小鳥さんにも見せてこい」

やよい「え? でも小鳥さんオニヤンマこわがってました・・・」

P「大丈夫大丈夫、ほら行ってこい」

15: 2013/02/21(木) 01:52:37.09
やよい「小鳥さんどうですか? こわくないですか?」

小鳥「かわいいです!」

やよい「うっうー! よかったです! イエイ!」

小鳥「イエイ!」

やよい「小鳥さんオニヤンマ平気になったんですね」

小鳥「え? オニヤンマは苦手よ?」

やよい「え? でもこれかわいいっていいましたよね?」

小鳥「言ったわよ?」

やよい「?」

小鳥「?」

16: 2013/02/21(木) 01:53:56.32
やよい「・・・やっぱりナイスバデーじゃないとわからないのかなあ」

やよい「おっOい大きくするためにはどうしたらいいですか?」

小鳥「!?」

千早「!?」

千早「た、高槻さん!? 今なんて?」

やよい「おっOい大きくしたいなーって」

千早「」ダラダラ

千早「ここは大先輩の意見を聞きましょう」

小鳥「え? 私? ・・・そうね、詰め物が手っ取り早くていいんじゃないかしら」

千早「音無さん、私達は真剣に聞いてるんですよ」

小鳥「目が真剣なのは千早ちゃんだけピヨ・・・」

小鳥「牛乳飲むといいってのは聞いたことあるけど」

やよい「うーん、冷蔵庫にはありません」

千早「社長お金ください、高槻さんに牛乳買ってあげたいので」

高木「はい」

小鳥「やよいちゃんにじゃないでしょ」

17: 2013/02/21(木) 01:55:09.65
やよい「千早さんは牛乳好きですか?」

千早「あったら飲むぐらいかしら、高槻さんは?」

やよい「わたしはどっちかといえば好きです」

やよい「だからたくさんのんでおっOい大きくします!」

千早「」ダラダラ

千早「どうして胸を大きくしたいの?」

やよい「オニヤンマになりたいんです!」

千早「・・・オニヤンマは胸が大きいかしら?」

やよい「はい! それに羽が生えてます、男の子に人気です!」

千早「羽は生えてるだろうけど・・・」

やよい「オニヤンマになれればきっとプロデューサーは喜んでくれます!」

18: 2013/02/21(木) 01:56:01.13
千早「ん━━━━・・・」

千早「それは私の思ってたオニヤンマとはちょっと違うかもしれない」

やよい「えっ!?」

やよい「千早さんのはどんなのですか!?」

千早「うーんどんなのって言われると・・・」

千早「こう・・・頭に大きい目が付いてて羽があって尾が長くて」

千早「トンボよトンボ、オニヤンマはトンボ」

やよい「えっ!?」

やよい「そんなせつもあるんですね・・・」

千早「ええ」

千早「あ、ほら、あれがオニヤンマよ」

やよい「え?」

19: 2013/02/21(木) 01:59:36.58
やよい「プロデューサーたいへんです!」

律子「あらやよい、おかえり」

やよい「ただいまです!」

P「どうしたんだその牛乳」

やよい「おっOい大きくするために社長にお金出してもらいました!」

P「ほう、おっOいを・・・」

やよい「プロデューサーきいてください、だいはっけんです!」

P「やよいがおっOい・・・いやでもやよいは小ぶりの方が」

やよい「そんなこといいからきいてください!」

P「そんなこととはなんだ、凄く大事なことだ」

やよい「いいから! 先にはっけんをきいてください!」

P「・・・・・・なんだ発見って」

やよい「きいておどろかないでくださいね!」

やよい「オニヤンマは・・・トンボでした」

P「・・・」

律子「・・・」

やよい「・・・」

20: 2013/02/21(木) 02:01:13.43
P「うっそだぁー」

やよい「ホント!! ホントです!!」

P「オニヤンマってあれだろ? 今やよいがしてるかっこの」

やよい「ちがいます!! ちがったんです!!」

やよい「トンボなんです!! 千早さんが見つけてくれました!!」

律子「それオニヤンマだったのね」

やよい「トンボでした! 小さいむしさんバリバリ食べてました!」

P「ほんとかー?」



おわり

22: 2013/02/21(木) 02:53:26.59
面白かった 乙

23: 2013/02/21(木) 03:00:06.75
よつばと意識してたんだね

引用元: やよいと?