1: 2012/08/19(日) 16:39:30.57
大室家7話から
2: 2012/08/19(日) 16:40:19.94
花子「もぐしもぐし」
櫻子「どーだ! 櫻子様特製おかゆ美味いだろー!」
花子「ふつう」
櫻子「んな!? いらねーなら全部私が食べちゃうぞ!」
花子「……ごちそうさま」
櫻子「え、ちょ、もういらないの? 不味かった?」
花子「もうお腹いっぱい……ていうか作り過ぎだし。そんなに食欲ないし」
櫻子「なにぃー! ちゃんと食べないと元気出ないぞー!
私なんか毎日3食しっかり食べてるから風邪なんてひかないもんね!」
花子(バカは風邪ひかないし)
櫻子「前にインフルでクラスみんな全滅してたときも私だけ出席してたんだぞ」ドヤ
撫子「学級閉鎖なってたの知らないで登校しただけでしょ」
櫻子「どーだ! 櫻子様特製おかゆ美味いだろー!」
花子「ふつう」
櫻子「んな!? いらねーなら全部私が食べちゃうぞ!」
花子「……ごちそうさま」
櫻子「え、ちょ、もういらないの? 不味かった?」
花子「もうお腹いっぱい……ていうか作り過ぎだし。そんなに食欲ないし」
櫻子「なにぃー! ちゃんと食べないと元気出ないぞー!
私なんか毎日3食しっかり食べてるから風邪なんてひかないもんね!」
花子(バカは風邪ひかないし)
櫻子「前にインフルでクラスみんな全滅してたときも私だけ出席してたんだぞ」ドヤ
撫子「学級閉鎖なってたの知らないで登校しただけでしょ」
3: 2012/08/19(日) 16:41:15.42
撫子「花子、食べたら薬飲んで寝てな」
花子「うん」
櫻子「なんだよー、櫻子粥はここでしか食べれない絶品料理なんだぞ」モグモグ
櫻子「うまい!! 星100個!! ねーちゃんもいる!?」
撫子「いらない」
櫻子「ちくしょう! なんて姉だ!! 一口くらい食えよ!!」ムシャムシャ
撫子「お腹へってないの」
櫻子「そーだ、向日葵にも分けてやろー! きっと泣いて喜ぶぞ!」ドタドタ
花子「やかましいし……頭に響くし……」
花子「うん」
櫻子「なんだよー、櫻子粥はここでしか食べれない絶品料理なんだぞ」モグモグ
櫻子「うまい!! 星100個!! ねーちゃんもいる!?」
撫子「いらない」
櫻子「ちくしょう! なんて姉だ!! 一口くらい食えよ!!」ムシャムシャ
撫子「お腹へってないの」
櫻子「そーだ、向日葵にも分けてやろー! きっと泣いて喜ぶぞ!」ドタドタ
花子「やかましいし……頭に響くし……」
4: 2012/08/19(日) 16:41:45.92
花子の部屋だし
花子「ふう……」モゾ
花子「薬飲んだらちょっぴり楽になった気がするし」
花子「……」
花子「櫻子、おかゆ作るなら作るって言えし」
花子「ちゃんと言ってくれたら……」
花子「待ってるあいだ……しんどくなかったのに」
花子「……」
花子「櫻子のばk ガチャ
櫻子「はーなこー」
花子「ぐ、ぐーぐー;」
櫻子「あれ、起きてんじゃん」
花子(なぜばれたし)
5: 2012/08/19(日) 16:42:24.67
櫻子「ねーちゃんに寝てろって言われたろー。まったく花子はダメだなー」ハァ
花子「寝てたし。櫻子が来たせいで目さめたし」
櫻子「生意気な……せっかくプカリ買ってきてやったのに!」
花子「え……」
櫻子「ほら、ここに置いとくから」
花子「あ、ありが……」
櫻子「飲むときはプカリに向かって土下座しながら櫻子様に感謝の言葉を述べよ」
花子「……そんなことするくらいなら飲まない方がいいし」
櫻子「なにー!? 私のプカリが飲めないってのか!! これだから最近のゆとりは!!」
花子「うるさいし。もらってやるから静かに……って、このプカリ口開いてる……?」
櫻子「あ、買って帰るとき喉乾いたからちょっと飲んじゃった」テヘ
花子「……」
花子「寝てたし。櫻子が来たせいで目さめたし」
櫻子「生意気な……せっかくプカリ買ってきてやったのに!」
花子「え……」
櫻子「ほら、ここに置いとくから」
花子「あ、ありが……」
櫻子「飲むときはプカリに向かって土下座しながら櫻子様に感謝の言葉を述べよ」
花子「……そんなことするくらいなら飲まない方がいいし」
櫻子「なにー!? 私のプカリが飲めないってのか!! これだから最近のゆとりは!!」
花子「うるさいし。もらってやるから静かに……って、このプカリ口開いてる……?」
櫻子「あ、買って帰るとき喉乾いたからちょっと飲んじゃった」テヘ
花子「……」
6: 2012/08/19(日) 16:42:53.65
花子「寝るし。もう出てけし」モゾ
櫻子「ぐぬぬ……病人に言われては従わざるおえない」
花子「……」
櫻子「ちゃんと寝てろよなー」
バタン
花子「……」
花子「飲みかけのプカリ渡すとか……ありえないし」
花子「櫻子が口付けたのなんて……飲めないし……」
花子「櫻子の……ばか……」
花子「zzz……」
櫻子「ぐぬぬ……病人に言われては従わざるおえない」
花子「……」
櫻子「ちゃんと寝てろよなー」
バタン
花子「……」
花子「飲みかけのプカリ渡すとか……ありえないし」
花子「櫻子が口付けたのなんて……飲めないし……」
花子「櫻子の……ばか……」
花子「zzz……」
7: 2012/08/19(日) 16:44:05.55
花子「う~ん」
花子「あれ……何時だし……?」
[22:13]
花子「もう夜……変な時間に起きちゃったし……」
花子「あ、でもなんか身体の調子いい。治ったかも」
花子「……喉乾いたし」
花子「……」
花子「櫻子のプカリ……」
花子「もったいないから……飲んでやるし」
花子「んっ……」
花子「んくっ、んくっ」
花子「はぁ」
花子「……ぬるい」
花子「あれ……何時だし……?」
[22:13]
花子「もう夜……変な時間に起きちゃったし……」
花子「あ、でもなんか身体の調子いい。治ったかも」
花子「……喉乾いたし」
花子「……」
花子「櫻子のプカリ……」
花子「もったいないから……飲んでやるし」
花子「んっ……」
花子「んくっ、んくっ」
花子「はぁ」
花子「……ぬるい」
8: 2012/08/19(日) 16:45:51.38
花子「……」モゾ
花子「寝れない……ずっと寝てたから当たり前だけど……」
花子「びみょうにお腹もすいたし……」
花子「冷蔵庫に食べるものあるかな」トテトテ
リビングだし
花子「あ」
櫻子「あ」モグモグ
花子「何で花子のヨーグルト食べてるし!」
櫻子「お、お腹すいちゃって……えへへ」
花子「ありえないし……マジありえないし……」
櫻子「て、ていうか寝てなきゃダメだろ! 風邪治んないぞ!」
花子「もう良くなったし。ずっと寝ててお腹すいたから食べるもの探しにきたのに……」
櫻子「……;」
花子「ヨーグルトかえせし!」
花子「寝れない……ずっと寝てたから当たり前だけど……」
花子「びみょうにお腹もすいたし……」
花子「冷蔵庫に食べるものあるかな」トテトテ
リビングだし
花子「あ」
櫻子「あ」モグモグ
花子「何で花子のヨーグルト食べてるし!」
櫻子「お、お腹すいちゃって……えへへ」
花子「ありえないし……マジありえないし……」
櫻子「て、ていうか寝てなきゃダメだろ! 風邪治んないぞ!」
花子「もう良くなったし。ずっと寝ててお腹すいたから食べるもの探しにきたのに……」
櫻子「……;」
花子「ヨーグルトかえせし!」
9: 2012/08/19(日) 16:47:45.41
櫻子「すんませんしたぁ」orz
花子「ふん」プイ
櫻子「わ、私のみかんゼリーあげるからそれ食べなよ!」
花子「自分のあるならそれ食べろし!」
櫻子「何だか今日はヨーグルトな気分で」
花子「はぁ……もういいし。病み上がりで怒る元気もないし」
櫻子「あ、あはは~……」
花子「ヘラヘラしてんじゃねえし」
櫻子「申し訳ございませんでしたぁ」orz
花子「後でヨーグルトまた買ってきてもらうし」ゴソゴソ
櫻子「仰せのままに~」
花子「あ、みかんゼリーあった」
櫻子「ちくしょー、私の大満足みかん……」
花子「ヨーグルト」
櫻子「反省しております」orz
花子「ふん」プイ
櫻子「わ、私のみかんゼリーあげるからそれ食べなよ!」
花子「自分のあるならそれ食べろし!」
櫻子「何だか今日はヨーグルトな気分で」
花子「はぁ……もういいし。病み上がりで怒る元気もないし」
櫻子「あ、あはは~……」
花子「ヘラヘラしてんじゃねえし」
櫻子「申し訳ございませんでしたぁ」orz
花子「後でヨーグルトまた買ってきてもらうし」ゴソゴソ
櫻子「仰せのままに~」
花子「あ、みかんゼリーあった」
櫻子「ちくしょー、私の大満足みかん……」
花子「ヨーグルト」
櫻子「反省しております」orz
10: 2012/08/19(日) 16:48:12.43
花子「もぐしもぐし」
櫻子「……」
花子「な、なに見てるし」
櫻子「花子はみかんとヨーグルトどっち好き?」
花子「は?」
櫻子「私はみかんのが好きー! だから一口ちょーだい!」
花子「い、いやだし!」
櫻子「ケチ~」
花子「ケチとかそういう問題じゃないし!」
櫻子「ほらヨーグルトの蓋の裏についてるのあげるから!」
花子「ふざけんなし! てか蓋のもちゃんと食べろし! もったいないし!」
櫻子「だってそこまでせせこましくしてるのもさ~、エレガントな櫻子様には似合わないっていうか~、ね~?」
花子「冗談は頭だけにしてほしいし」
櫻子「……」
花子「な、なに見てるし」
櫻子「花子はみかんとヨーグルトどっち好き?」
花子「は?」
櫻子「私はみかんのが好きー! だから一口ちょーだい!」
花子「い、いやだし!」
櫻子「ケチ~」
花子「ケチとかそういう問題じゃないし!」
櫻子「ほらヨーグルトの蓋の裏についてるのあげるから!」
花子「ふざけんなし! てか蓋のもちゃんと食べろし! もったいないし!」
櫻子「だってそこまでせせこましくしてるのもさ~、エレガントな櫻子様には似合わないっていうか~、ね~?」
花子「冗談は頭だけにしてほしいし」
11: 2012/08/19(日) 16:48:40.31
花子「ごちそうさま」
櫻子「おそまつさま~」
花子「」イラッ
櫻子「さーてうがいして寝るかぁ」
花子「ちゃんと歯磨けし」
櫻子「ええ~めんどくさ~」
花子「別に櫻子が虫歯になっても花子には関係ないからいいけど」
櫻子「虫歯がなんだ! 見よ、この磨き上げられたホワイトトゥース!」ニカッ
花子「!?」
櫻子「おっ、びっくりした?」
花子「さ、櫻子が……正しい英単語を……!?」
櫻子「そこかよ」
櫻子「おそまつさま~」
花子「」イラッ
櫻子「さーてうがいして寝るかぁ」
花子「ちゃんと歯磨けし」
櫻子「ええ~めんどくさ~」
花子「別に櫻子が虫歯になっても花子には関係ないからいいけど」
櫻子「虫歯がなんだ! 見よ、この磨き上げられたホワイトトゥース!」ニカッ
花子「!?」
櫻子「おっ、びっくりした?」
花子「さ、櫻子が……正しい英単語を……!?」
櫻子「そこかよ」
12: 2012/08/19(日) 16:49:40.39
洗面所で歯磨くし
花子「……」シャコシャコシャコシャコ
櫻子「……」シャコシャコシャコシャコ
花子「……」ブクブクブク
櫻子「……」ブクブクブク
花子「……」ペッ
櫻子「……」ペッ
花子「真似すんなし!!」
櫻子「お前こそ真似すんな!!」
13: 2012/08/19(日) 16:50:35.27
花子の部屋……なのに
花子「何で櫻子がいるし」
櫻子「だって花子が寝られないっていうからありがた~い子守歌でも歌ってやろうかと」
花子「そんなの頼んでないし」
櫻子「まあまあ、せっかく私が素晴らしき美声を披露してやろうってんだからさ」
櫻子「ん、ん゙ん゙ッ!」
櫻子「テーレーレーレー レーレーレーン テーレテッテー テーレーレレー」
櫻子「テレーレーレー♪」
櫻子「見えそでー見えーないー♪ ハァートのー♪ なぁーっかをーっ♪」
花子「アップテンポ!?」
14: 2012/08/19(日) 16:51:19.48
花子「うるさいし! そんなんで寝れるわけないし! バカかし!!」
櫻子「えー? しらねーよ、がんばって寝ろよ」
花子(ただ歌いたいだけ!?)
櫻子「しょうがないなあ……じゃあ好きなのリクエストしてみんしゃい、聞いてやるから、ホレ」
花子「」イラッ
櫻子「ちなみに本日のオススメは『恋のイカレポンチ』です」
花子「聞いてないし……子守歌ならもっと静かで、しっとりした感じの……」
櫻子「私そういう曲あんまり知らないんだけど……あ、そうだ!」ピコーン
花子「?」
櫻子「こないだ貸してもらったCDにそういう曲入ってたからそれにしよう!」
花子「そ、そう……」
櫻子「えー? しらねーよ、がんばって寝ろよ」
花子(ただ歌いたいだけ!?)
櫻子「しょうがないなあ……じゃあ好きなのリクエストしてみんしゃい、聞いてやるから、ホレ」
花子「」イラッ
櫻子「ちなみに本日のオススメは『恋のイカレポンチ』です」
花子「聞いてないし……子守歌ならもっと静かで、しっとりした感じの……」
櫻子「私そういう曲あんまり知らないんだけど……あ、そうだ!」ピコーン
花子「?」
櫻子「こないだ貸してもらったCDにそういう曲入ってたからそれにしよう!」
花子「そ、そう……」
15: 2012/08/19(日) 16:52:18.60
花子(ていうか子守歌なんて……花子もうそんな年じゃないし)
花子(そういえば、子守歌とか歌ってもらった記憶ないし)
花子(どんな感じなんだろ……)
花子(櫻子の歌聞きながら寝たら……櫻子の夢見そうだし)チラ
櫻子「えーと、あの曲は確か~……」
花子(夢の中でも櫻子と一緒なんて、勘弁してほしいし)
花子(花子が櫻子のことばっか考えてるみたいだし)
花子(本当……勘弁してほしいし……)
花子(はやくどっかいけし)
花子(櫻子のばか)
花子(そういえば、子守歌とか歌ってもらった記憶ないし)
花子(どんな感じなんだろ……)
花子(櫻子の歌聞きながら寝たら……櫻子の夢見そうだし)チラ
櫻子「えーと、あの曲は確か~……」
花子(夢の中でも櫻子と一緒なんて、勘弁してほしいし)
花子(花子が櫻子のことばっか考えてるみたいだし)
花子(本当……勘弁してほしいし……)
花子(はやくどっかいけし)
花子(櫻子のばか)
16: 2012/08/19(日) 16:53:30.19
櫻子「思い出したー!」
花子「!」ビク
櫻子「じゃーいくぞ! 耳の穴かっぽじって聞けよ、途中で寝たりすんなよ!」
花子「いや、子守歌……」
櫻子「ん、ん゙ん゙ッ!」
櫻子「デデンデデデン ジャージャッ」
櫻子「もう戻らないあ~なた 割れたおそろいのマグカップ~」
花子「暗っ!」
花子「!」ビク
櫻子「じゃーいくぞ! 耳の穴かっぽじって聞けよ、途中で寝たりすんなよ!」
花子「いや、子守歌……」
櫻子「ん、ん゙ん゙ッ!」
櫻子「デデンデデデン ジャージャッ」
櫻子「もう戻らないあ~なた 割れたおそろいのマグカップ~」
花子「暗っ!」
17: 2012/08/19(日) 16:54:14.75
櫻子「窓際の写真立て ほほえむ わたしとあ~なた こんな未来だとは知らずにー」
櫻子「あー アアァァーー」
花子「しっとりじゃなくてじっとりしてるし! 鬱になるし!」
櫻子「これもダメー? 注文多いなー」
花子「もう……眠くなってきたから寝るし。櫻子も部屋戻れし」
櫻子「おっ、さすが私。不眠がちな妹の悩みをまるっと解決」
花子「しっしっ」
櫻子「……ちぇー。私も寝よ」
花子「……」
櫻子「おやすみー」
花子「……」
バタン
花子「……」
櫻子「あー アアァァーー」
花子「しっとりじゃなくてじっとりしてるし! 鬱になるし!」
櫻子「これもダメー? 注文多いなー」
花子「もう……眠くなってきたから寝るし。櫻子も部屋戻れし」
櫻子「おっ、さすが私。不眠がちな妹の悩みをまるっと解決」
花子「しっしっ」
櫻子「……ちぇー。私も寝よ」
花子「……」
櫻子「おやすみー」
花子「……」
バタン
花子「……」
18: 2012/08/19(日) 16:55:08.01
花子(やっと静かになったし)
花子(……)
花子(……静かすぎて落ち着かないし)
花子(今日ずっと櫻子がちょっかい出してきたせいだし)
花子(いてもいなくてもうざったいなんて、最悪だし)
花子(ぜんぶぜんぶ櫻子のせいだし)
花子(櫻子のばか)
花子(あんなののこと……気にしてる花子も……)
花子(ばか……だし……)
花子「スー……スー……」
花子(……)
花子(……静かすぎて落ち着かないし)
花子(今日ずっと櫻子がちょっかい出してきたせいだし)
花子(いてもいなくてもうざったいなんて、最悪だし)
花子(ぜんぶぜんぶ櫻子のせいだし)
花子(櫻子のばか)
花子(あんなののこと……気にしてる花子も……)
花子(ばか……だし……)
花子「スー……スー……」
19: 2012/08/19(日) 16:56:01.00
…
……
………
櫻子「花子ー、朝だぞー」
花子「んぅ……さくらこ……」
櫻子「え?」
花子「さくらこ……おねえ……ちゃん……」
櫻子「おっ……」
花子「いっしょに……あそんで……」
櫻子「……」
花子「スー……スー……」
櫻子「……へへ」
20: 2012/08/19(日) 16:57:02.20
あれ 花子は?
えっと そのー まだ調子悪いみたいでさ まだ寝てたいって
ふーん そう?
う うん
分かった ひま子待ってるから さっさとあんたも着替えな
えー!? 向日葵もう来てんの うわっマジだ はえーよ!
いつもギリギリに起きるあなたが遅いんですのよ 早くなさい
うるせー 早いのはおっOいの成長だけにしとけ!
い 意味が分かりませんわ!
花子「スー……スー……」
21: 2012/08/19(日) 16:58:08.21
・
・
・
花子「なんで起こしてくれなかったし!!」ガー
櫻子「ああん!? 病人は寝かせとけってのが大室家の家訓なんだよ!」
花子「そ、そうだったのかし!?」
撫子「いや嘘だから」
花子「……」
櫻子「ね、寝る子は育つっていうじゃん! いっぱい寝たから育つじゃん! やったな花子!」
花子「櫻子はグータラ寝てるけどちっとも成長しないし。よって命題は偽となるし。証明終わり」
櫻子「ちくしょー! お前だって私とねーちゃんの妹だろーが! 今に見てろ断崖絶壁垂直舗装人間ぬりかべ女だかんな!」
撫子「断崖……」
花子「垂直……」
櫻子「ぬりかべ……」
三人「」ズーン
終わるし;;
26: 2012/08/22(水) 01:07:54.86
櫻子「ふいー、いい湯だったー」
櫻子「……ん?」
テレビ『お分かりいただけだろうか――』
花子「……」ジー
テレビ『では、もう一度ご覧いただこう……』
テレビ『無邪気にほほ笑む写真の少女……』
テレビ『何の変哲もない和やかな風景……』
テレビ『だが……』
テレビ『その背後に……』
テレビ『カメラを携えた……女性の……影が――!!』
テレビ『キャーーーーーーーーーーー!!!!!1』
花子「……」ジー
櫻子「花子まだ起きてんの?」
櫻子「……ん?」
テレビ『お分かりいただけだろうか――』
花子「……」ジー
テレビ『では、もう一度ご覧いただこう……』
テレビ『無邪気にほほ笑む写真の少女……』
テレビ『何の変哲もない和やかな風景……』
テレビ『だが……』
テレビ『その背後に……』
テレビ『カメラを携えた……女性の……影が――!!』
テレビ『キャーーーーーーーーーーー!!!!!1』
花子「……」ジー
櫻子「花子まだ起きてんの?」
27: 2012/08/22(水) 01:08:52.92
テレビ『ええ――大変な怨念が――すぐにお祓いを――』
花子「……」ゴクリ
櫻子「なにこの番組」
花子「怖いやつ」
櫻子「ふーん。花子こういうの好きだったっけ?」
花子「別に……」
櫻子「え、じゃあなんで見てんの」
花子「実は学校で……」
花子「……」ゴクリ
櫻子「なにこの番組」
花子「怖いやつ」
櫻子「ふーん。花子こういうの好きだったっけ?」
花子「別に……」
櫻子「え、じゃあなんで見てんの」
花子「実は学校で……」
28: 2012/08/22(水) 01:09:37.52
・・・回想・・・
こころ「」ジー....
花子「こころが何もない一点をじっと見つめているし……」
未来「たまにあるよね……何なんだろう……」
花子「そういえば、動物がじっと見つめているところにはおばけがいるって聞いたことが」
未来「あ、おばけ!」
花子「ひい!? まさか本当に!?」
未来「そうじゃなくて……今日、テレビで心霊スペシャルやるらしいよー」
花子「心霊?」
未来「そうそう。花子様っておばけとかへいき?」
こころ「べろべろばー」
花子「こ、こころ……いきなり戻ってくるなし」
29: 2012/08/22(水) 01:10:39.05
未来「わたし、心霊番組とか見てても途中で怖くなって止めちゃうんだよねー、でも見たーい」
花子「ばかばかしいし……幽霊なんているわけないし。プラズマだし」
こころ「ぷらーずまー」
未来「ねえ花子様っ、花子様はおばけへいきでしょ? テレビでどんなおばけいたか明日教えて!」キラキラ
花子「え」
こころ「こころにもおしえてー」
花子「え、ええ~……」
・・・回想終わり・・・
花子「ばかばかしいし……幽霊なんているわけないし。プラズマだし」
こころ「ぷらーずまー」
未来「ねえ花子様っ、花子様はおばけへいきでしょ? テレビでどんなおばけいたか明日教えて!」キラキラ
花子「え」
こころ「こころにもおしえてー」
花子「え、ええ~……」
・・・回想終わり・・・
30: 2012/08/22(水) 01:11:51.25
花子「っていう」
櫻子「ふーん」
テレビ『地縛霊の一種で――悪い霊たちが――ご家族にも――』
花子「……」ジー
櫻子「私も見ーよおっと」
テレビ『写真に謎の光が――浮翌遊霊の――』
櫻子「あははは! この人アッカリーンしてるー!」
花子「……」
テレビ『あるはずのない腕が――』
櫻子「あっ! これ今度向日葵にやってやろー!」
花子「……」
テレビ『写真に黒い染みが――』
櫻子「これは醤油こぼしたときの言い訳に使えそうだ」
花子「……」
櫻子「ふーん」
テレビ『地縛霊の一種で――悪い霊たちが――ご家族にも――』
花子「……」ジー
櫻子「私も見ーよおっと」
テレビ『写真に謎の光が――浮翌遊霊の――』
櫻子「あははは! この人アッカリーンしてるー!」
花子「……」
テレビ『あるはずのない腕が――』
櫻子「あっ! これ今度向日葵にやってやろー!」
花子「……」
テレビ『写真に黒い染みが――』
櫻子「これは醤油こぼしたときの言い訳に使えそうだ」
花子「……」
31: 2012/08/22(水) 01:12:22.11
テレビ『あなたの身に起こるのは、明日かもしれません――』
櫻子「あー面白かった! 寝るか!」
花子「……」
櫻子「花子もさっさと寝ろよー」
花子「あ、ちょ、ちょっと……」
櫻子「ん?」
花子「え、えと……」
櫻子「ん~?」
花子「……」
櫻子「はは~ん」
花子「うう……」
櫻子「花子ちゃん……怖くて寝られないんでちゅか~?」
花子「!!!」カァー
櫻子「あー面白かった! 寝るか!」
花子「……」
櫻子「花子もさっさと寝ろよー」
花子「あ、ちょ、ちょっと……」
櫻子「ん?」
花子「え、えと……」
櫻子「ん~?」
花子「……」
櫻子「はは~ん」
花子「うう……」
櫻子「花子ちゃん……怖くて寝られないんでちゅか~?」
花子「!!!」カァー
32: 2012/08/22(水) 01:14:12.19
花子「うううるさいし!! 寝れるし!!」
櫻子「あっそ。じゃおやすみ」
花子「え、あ、ま、待って」
櫻子「んん? 何か用かね?」ニヤニヤ
花子「だ、だから……その……」
櫻子「ふわ~あ、じゃーねーおやすみ花子ー」
花子「っ!」
ギュ
櫻子「おおっ」
花子「……」ギュー
櫻子「んんー? 花子離れてくんないかなー? 私眠いんだけどなー? 何か用があるんなら土・下・座してもらわないとわっかんないなー?」
花子「わかってる……くせに……」
花子「なんで……いじわる……するしっ……」グス
櫻子(涙声!?)
櫻子「あっそ。じゃおやすみ」
花子「え、あ、ま、待って」
櫻子「んん? 何か用かね?」ニヤニヤ
花子「だ、だから……その……」
櫻子「ふわ~あ、じゃーねーおやすみ花子ー」
花子「っ!」
ギュ
櫻子「おおっ」
花子「……」ギュー
櫻子「んんー? 花子離れてくんないかなー? 私眠いんだけどなー? 何か用があるんなら土・下・座してもらわないとわっかんないなー?」
花子「わかってる……くせに……」
花子「なんで……いじわる……するしっ……」グス
櫻子(涙声!?)
33: 2012/08/22(水) 01:16:37.79
花子「……っ」
櫻子「し、正直すまんかった」
花子「……」
櫻子「一緒に寝よう! なっ! ねーちゃんがいるから何も怖くねーぞ!」アセ
花子「櫻子のばか……」
櫻子「わ、悪かったって」
花子「……もういいし。さっさと寝るし」
櫻子「は、はい」
花子「櫻子のばか」
櫻子「二度もいうな!」
花子「ばか」
櫻子「てめー、四度目はないぞ!」
花子「ludicrous」
櫻子「ら、らじこん?」
櫻子「し、正直すまんかった」
花子「……」
櫻子「一緒に寝よう! なっ! ねーちゃんがいるから何も怖くねーぞ!」アセ
花子「櫻子のばか……」
櫻子「わ、悪かったって」
花子「……もういいし。さっさと寝るし」
櫻子「は、はい」
花子「櫻子のばか」
櫻子「二度もいうな!」
花子「ばか」
櫻子「てめー、四度目はないぞ!」
花子「ludicrous」
櫻子「ら、らじこん?」
34: 2012/08/22(水) 01:17:54.90
櫻子の部屋
櫻子「花子もうちょっとそっち行けよ」ギュウギュウ
花子「櫻子こそもっと詰めるし」ギュウギュウ
櫻子「入れてもらってる身分のくせに生意気な奴め」
花子「いいから寝ろし」
櫻子「うひひ……花子が寝てる間にどんなイタズラしようかな」
花子「やめろし」
櫻子「じょーだんじょーだん」ナデナデ
花子「や、やめろし!」ブン
櫻子「なんだよもー、かわいくないなー」
花子「櫻子にそんなことされると寒気がするし」
櫻子「ひどくね!?」
35: 2012/08/22(水) 01:19:03.88
花子「……」スースー
櫻子「……」ナデナデ
花子「……#」ブン
櫻子「うおっ」
花子「……」スースー
櫻子「……花子はさー」
花子「……」スースー
櫻子「変に大人びてるけどさー」
花子「……」スースー
櫻子「もうちょっと、ねーちゃんに甘えてもいーんだぞ」
花子「……」
櫻子「……なんつって」
櫻子「……」ナデナデ
花子「……#」ブン
櫻子「うおっ」
花子「……」スースー
櫻子「……花子はさー」
花子「……」スースー
櫻子「変に大人びてるけどさー」
花子「……」スースー
櫻子「もうちょっと、ねーちゃんに甘えてもいーんだぞ」
花子「……」
櫻子「……なんつって」
36: 2012/08/22(水) 01:24:38.22
・
・
・
櫻子「zzz」
花子「……」モゾモゾ
櫻子「むにゃ……」
花子「……」ピトッ
櫻子「zzz」
花子(櫻子の寝相が悪かったってことにしとくし)
櫻子「zzz」
花子「……」スリスリ
櫻子「んへぁ……」
花子(あったかいし)
38: 2012/08/22(水) 01:28:33.96
櫻子「もうたべきれにゃ~い」
花子(相変わらず頭の悪そうな夢見てるし)
花子(でも……)
櫻子「よーぐると~……たべちゃえ~……ジュル」
花子(櫻子らしいから、許してやるし)
花子(櫻子だけ……)
花子(とくべつ……だし……)
花子「スー……スー……」
おわり
40: 2012/08/22(水) 01:45:40.78
乙りん
短いのも良かった
短いのも良かった
引用元: 花子「櫻子のばか」
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