神「俺よ！なぜそのようなことを…」

俺「昔勤めてた企業があるんです。今日は全社集会で社員全員一箇所に集まってるからちょうどいいですね」

神「いや、だからなぜ…」

俺「Fire…！」

カッ

俺「うん、綺麗に消し飛びましたね。俺の元上司が蒸発する瞬間とか最高でした」

神「オーマイガッ！なんてことをするのだ俺よ！」

俺「悪は滅ぼさないといけないので、悪の組織に所属していた連中も同罪です」

神「むぅ…正義に必要というなら致し方あるまい…次はどうするのだ」

俺「…核」

神「えっ」

俺「神奈川県厚木市に核を落とします」

神「またかっ！何故そのような…」

俺「Fire…！」

カッ

神「ジーザス！多くの命が消えてしまったぞ！なぜこのような…」

俺「俺が通ってた中学と高校があるからです」
神「意味が分からんぞ？どういうことだ？？？」

俺「俺を虐めてた連中の家も厚木でしたから、正義の上で問題ありません」

神「日本語がおかしいぞ俺よ！まぁこれも正義のためであれば…次はどうするのだ」

俺「…核」

神「えっ」

俺「渋谷に核を落とします」

神「いいかげんにしろ！命をなんだと思って…」

俺「Fire…！」

カッ

神「おお、若者の町が…！」

俺「以前渋谷で絡まれたんです。金も取られたしファッション馬鹿にされたんで」

神「…これも正義だと？」

俺「…うす」

神「まぁいいだろう…次はどうするのだ？」

俺「…処刑」

神「えっ」

俺「規模の大小に限らず、罪を犯した人間の公開処刑を行います」
神「いや俺よ、それだと信号無視でも処刑されることに…」

俺「Fire…！」


カッ

神「おお…なんという地獄絵図だ…」

俺「手足を切り落とし顔を硫酸で溶かして尻から串刺しにし、公共の場に晒しました」

神「こんな事で平和な世界が訪れるのか？」

俺「当然です。人間は道徳で罪を踏みとどまるのではありません。罰を受けるのが恐ろしいから罪を犯
さないのです」

神「つまり…あの串刺しの肉片を晒すことで罪を犯す人間が減ると？」

俺「はい、その通りです」

神「にわかに信じられられんが…で、次はどうするのだ？」


俺「…繁殖」

神「えっ」

俺「法律を変えて女は全員全裸で過ごし、男は好きなだけOして良いことにします」

神「いやいやいやいやいや！流石にそれが悪いことなのは私でもわかるぞ！やめ…」
俺「Fire…！」


カッ

神「なんということだ、幼子に至るまで腹を大きくしているではないか…」

俺「これで少子化問題は解決、余裕でしたね。俺もガッキーと本田翼を孕ませました」
神「産めよ増やせよという奴か…で、次は？」

俺「オリンピック…」

神「えっ」
俺「オリンピックを中止させます」

神「いやもう今日が開会式だぞ！どうするつもり…」

俺「核です。Fire…！」

カッ

カッ

ぬるぽ

神「会場ごと…」

俺「選手に罪はないですからね、先に避難させておきました。オリンピック委員会や関わった中抜き企
業の連中は全て消滅しましたよ」

神「OhNo！これでは祭典どころではないぞ！どうするきだ！」

俺「コロナの落とし前…」

神「えっ」

俺「中国を大陸ほど消し飛ばします…Fire…！」

カッ

神「なんてことだ…あれだけ人口が多い所を国ごと消し飛ばすとは…」

俺「コロナも滅菌できて一石二鳥ですね」

神「どれだけの罪がない命が犠牲になったと思って…！」

俺「減った分は産ませて増やすんで大丈夫です。数字の上では元に戻します」

神「この悪魔め！一体どれだけの罪を重ねれば…」

俺「次は法整備ですね。俺以下は全て平等な世界にします」

神「えっ…それはどういう…」

俺「Fire…！」

カッ

神「なんだこれは…全ての人種が一箇所で全員全裸で過ごして、社会的地位も全て廃止されておる」

俺「全員平等な立場です。役職も立場も全部平等、貧富の差をなくしました」

神「こ、これでは競争も発生しないではないか？」

俺「はい、ですので生産性が低い者を毎月惨たらしく処刑します。はい解決」

神「…」

俺「あ、乃木坂メンバー孕ませてくるんでちょっとまってもらえますか」

神「ああ…」

俺「Fire…！」

カッ

俺「ふぅ…４期生全員俺の子産みましたよ」

神「お、おう…」

俺「秋元康はメンバーを何人も食い散らかしていた罪として不老不氏の肉塊にしておきました」

神「そうか…」

俺「後は…」

神「ちょっと待つのだ俺よ」

俺「えっ」

神「Fire…！」

カッ

俺「えっ！な、なんだこれは！全て元通りに…！」

神「地球で一番心が綺麗なお前を王にしたが、間違っていたようだ」

俺「何を言う！俺は悪を滅ぼし！平和を作った！何が問題なのだ！！」

神「お前にとっての平和だろう？」

俺「…」

神「人々は戻ったが記憶は消えていない、この意味が分かるか？」

俺「まさか…」

神「そのとおりだ…Fire…！」

カッ

俺「あ…俺の腕が…足が…顔が…」

神「人の恨みは恐ろしい、やった側は軽い気持ちでも、やられた側は一生忘れないのだ…」

俺「だずげ…」

神「だからな人類よ！」

神「人を傷つけないようにな！平和な世界を作るんだぞ！」

おわり

おもしろかった続編待ってます。