3: 2012/10/26(金) 00:07:15.44
P「参ったな」
律子「参りましたね……」
P「参った……」
律子「まさかですよね……」
小鳥「ハレンチです!ハレンチピヨ!」
P「まさか小鳥さんに最初から見られてたとは……」
小鳥「事務所であんな……あんな……ピヨー!」
律子「どうしましょう、プロデューサー殿……」
P「まぁ、黙らせるしかないな……」
4: 2012/10/26(金) 00:11:37.26
小鳥「ちょっと!聞いてるんですかふたりとも!」
P「はいはい。あ、グラス空いてますね。さ、どうぞどうぞ」トクトク
小鳥「あ、ありがとうございますー。……ぷはっ!いやー人の金で飲むビールは美味いっ!」
律子「あはは……はぁ」
小鳥「大体ですねぇ、迂闊すぎますよ!私だから良かったものの、アイドルの子達だったらどうするつもりだったんですか?」
P「いや、でもマッサージですし」
小鳥「あれはもう過剰ですよ!過剰なスキンシップ、俗にいうセクハラですよ!」
律子「セクハラは相手が嫌がって初めて成立するんですよ?」
小鳥「嫌じゃなかったんですか?恥ずかしいですしーとか言ってたのに」
律子「いや、まぁ……その……」
P「はいはい。あ、グラス空いてますね。さ、どうぞどうぞ」トクトク
小鳥「あ、ありがとうございますー。……ぷはっ!いやー人の金で飲むビールは美味いっ!」
律子「あはは……はぁ」
小鳥「大体ですねぇ、迂闊すぎますよ!私だから良かったものの、アイドルの子達だったらどうするつもりだったんですか?」
P「いや、でもマッサージですし」
小鳥「あれはもう過剰ですよ!過剰なスキンシップ、俗にいうセクハラですよ!」
律子「セクハラは相手が嫌がって初めて成立するんですよ?」
小鳥「嫌じゃなかったんですか?恥ずかしいですしーとか言ってたのに」
律子「いや、まぁ……その……」
6: 2012/10/26(金) 00:15:36.80
小鳥「で?」
P「は?」
小鳥「あれからどうなったんですか?」
P「ああ、そうですね。あれから一週間ですか」
小鳥「もちろん、春香ちゃんに説明してる所もしっかりチェック済みですからね!」
律子「でしょうね……恥ずかしい所を見られちゃったわ」
小鳥「二人が付き合うって言って、それから一週間。何か進展は?」
律子「えぇー……」
P「居酒屋で発表する事でも無いですけど、まぁ……半同棲といいますか」
小鳥「あ、すみません。焼き鳥……皮とモモと、あとハツあります?」
律子「聞いてます?」
小鳥「聞いてます聞いてます。それで?毎日イチャラブですか?」
P「は?」
小鳥「あれからどうなったんですか?」
P「ああ、そうですね。あれから一週間ですか」
小鳥「もちろん、春香ちゃんに説明してる所もしっかりチェック済みですからね!」
律子「でしょうね……恥ずかしい所を見られちゃったわ」
小鳥「二人が付き合うって言って、それから一週間。何か進展は?」
律子「えぇー……」
P「居酒屋で発表する事でも無いですけど、まぁ……半同棲といいますか」
小鳥「あ、すみません。焼き鳥……皮とモモと、あとハツあります?」
律子「聞いてます?」
小鳥「聞いてます聞いてます。それで?毎日イチャラブですか?」
7: 2012/10/26(金) 00:20:02.49
P「はぁ、まぁ」
律子「まぁ、じゃないですよ。何肯定してんですか」
P「いや、でも実際そうだし……」
小鳥「何を!何をやってるんですか毎日!なるべく具体的にお願いします!」
P「え、ええ~……」
律子「……私、耐えられそうに無いんで。耳塞いでますからプロデューサーお願いします」
P「あー、そうですねぇ。まず付き合ってくれって言った次の日でしょう……」
一週間前。
P「ほい、これ」
律子「なんですか?……鍵?」
P「俺の部屋の合鍵」
律子「へー……プロデューサー殿の部屋の……ええ!?」ササッ
P「そんな慌てて隠さなくても、みんな今いないだろ」
律子「いや、油断なりませんよ。亜美真美は勿論、美希なんかに見られた日には……」
P「って言ってもいつまでも内緒にしてられないだろ?いずれ結婚するんだから」
律子「まぁ、じゃないですよ。何肯定してんですか」
P「いや、でも実際そうだし……」
小鳥「何を!何をやってるんですか毎日!なるべく具体的にお願いします!」
P「え、ええ~……」
律子「……私、耐えられそうに無いんで。耳塞いでますからプロデューサーお願いします」
P「あー、そうですねぇ。まず付き合ってくれって言った次の日でしょう……」
一週間前。
P「ほい、これ」
律子「なんですか?……鍵?」
P「俺の部屋の合鍵」
律子「へー……プロデューサー殿の部屋の……ええ!?」ササッ
P「そんな慌てて隠さなくても、みんな今いないだろ」
律子「いや、油断なりませんよ。亜美真美は勿論、美希なんかに見られた日には……」
P「って言ってもいつまでも内緒にしてられないだろ?いずれ結婚するんだから」
9: 2012/10/26(金) 00:25:21.19
律子「それは……そうですけど……」
P「とはいえ、みんなに動揺を与えるわけにはいかないっていうのは俺も同意見だ。だから、これ」
律子「だから、って言われても意味がわかりません」
P「事務所じゃみんなの目があるけど、俺の部屋までは流石に来ないからな。イチャつくならそっちで」
律子「ぶはっ!げほ、げほっ……コーヒー吹くとこだったじゃないですか」
P「何か変な事言ったか?」
律子「いえ……ナンデモナイデス。ああ恥ずかしい恥ずかしい」
P「顔真っ赤だぞ」
律子「誰のせいだと……」
……。
小鳥「へぇーそんな事言って鍵渡したんですねぇー」
P「そうですね。我ながらいい案だったと思ってます」
小鳥「いい案だった、って事は、効果あったんですか?」
P「とはいえ、みんなに動揺を与えるわけにはいかないっていうのは俺も同意見だ。だから、これ」
律子「だから、って言われても意味がわかりません」
P「事務所じゃみんなの目があるけど、俺の部屋までは流石に来ないからな。イチャつくならそっちで」
律子「ぶはっ!げほ、げほっ……コーヒー吹くとこだったじゃないですか」
P「何か変な事言ったか?」
律子「いえ……ナンデモナイデス。ああ恥ずかしい恥ずかしい」
P「顔真っ赤だぞ」
律子「誰のせいだと……」
……。
小鳥「へぇーそんな事言って鍵渡したんですねぇー」
P「そうですね。我ながらいい案だったと思ってます」
小鳥「いい案だった、って事は、効果あったんですか?」
10: 2012/10/26(金) 00:29:51.73
P「そりゃもう。事務所じゃ絶対見せないようなとこまでまるっと見せてもらいましたから」
小鳥「何ですか、またハレンチな話ですか」
P「いや、そうじゃなくて。……ん?そういう事もそりゃしましたけど。それだけじゃなくてですね」
小鳥「何ですかー何なんですかー!ほら、さっさと次いってくださいよ!」
P「えーと、その日は準備もあるからって部屋には来なかったんですけど。翌日……」
6日前。
律子「……おっ!……おじゃま、します……」
P「この前も来ただろ。構えなくていいって」
律子「いや、この前はちょっと色々考えててリアクション出来なかっただけで……って何言わせるんですか」
P「何考えてたんだ?」
律子「……ないしょです、内緒。さてと、ちょっとスペースもらっていいですか?」
P「ああ、荷物持ってきてたもんな。どうぞ好きなとこに」
小鳥「何ですか、またハレンチな話ですか」
P「いや、そうじゃなくて。……ん?そういう事もそりゃしましたけど。それだけじゃなくてですね」
小鳥「何ですかー何なんですかー!ほら、さっさと次いってくださいよ!」
P「えーと、その日は準備もあるからって部屋には来なかったんですけど。翌日……」
6日前。
律子「……おっ!……おじゃま、します……」
P「この前も来ただろ。構えなくていいって」
律子「いや、この前はちょっと色々考えててリアクション出来なかっただけで……って何言わせるんですか」
P「何考えてたんだ?」
律子「……ないしょです、内緒。さてと、ちょっとスペースもらっていいですか?」
P「ああ、荷物持ってきてたもんな。どうぞ好きなとこに」
13: 2012/10/26(金) 00:37:25.77
律子「って言ってもどこにも置けませんよこれじゃ」
P「んー、俺の生活圏が見たらわかる程度には埋まってるな」
律子「テレビの前とベッドまでの道だけ物ないですもんね……はぁ。前の時から思ってましたけど、ちょっとは片付けましょうよ」
P「前回は片付いてただろ?律子を呼ぶからって片付けたんだ」
律子「あれは片付いてたんですか?呆れた。まぁいいです。ちゃっちゃっとやっちゃいましょう」
P「えー?面倒だし、適当にスペース作れば……」
律子「ダーメーでーす!荷物もそうだけど、その……これじゃ、足りないじゃないですか」
P「いやいや、この辺に座れば二人くらいは……」
律子「プロデューサーはそれでいいんですか?」
P「へ?何か問題が?」
律子「……とにかく!片付けます!プロデューサーもちゃんと手伝ってくださいよ!」
P「うっ、わ、わかったよ……」
……。
P「んー、俺の生活圏が見たらわかる程度には埋まってるな」
律子「テレビの前とベッドまでの道だけ物ないですもんね……はぁ。前の時から思ってましたけど、ちょっとは片付けましょうよ」
P「前回は片付いてただろ?律子を呼ぶからって片付けたんだ」
律子「あれは片付いてたんですか?呆れた。まぁいいです。ちゃっちゃっとやっちゃいましょう」
P「えー?面倒だし、適当にスペース作れば……」
律子「ダーメーでーす!荷物もそうだけど、その……これじゃ、足りないじゃないですか」
P「いやいや、この辺に座れば二人くらいは……」
律子「プロデューサーはそれでいいんですか?」
P「へ?何か問題が?」
律子「……とにかく!片付けます!プロデューサーもちゃんと手伝ってくださいよ!」
P「うっ、わ、わかったよ……」
……。
15: 2012/10/26(金) 00:41:39.08
小鳥「早速仕切られてますねぇー。まぁ二人ならそんな感じでしょうね」
P「いや、それがですね」
小鳥「その後何かあったんですか?」
P「余りに片付け片付け言うから俺も気になって聞いたんですよ。なんでそこまで気にするんだ?って」
小鳥「綺麗好きなんじゃないですか?」
P「俺もそう思ってたんですけど、それがちょっと違ったみたいで……」
……。
P「なぁ」
律子「……」ガサガサ
P「なぁーあー」
律子「……」ガサゴソ
P「りーつこーってば」
律子「もう、なんですか?さっきから全然進んでませんけど?」
P「いや、素朴な疑問なんだけどさ。律子ってそんなに綺麗好きなのか?」
P「いや、それがですね」
小鳥「その後何かあったんですか?」
P「余りに片付け片付け言うから俺も気になって聞いたんですよ。なんでそこまで気にするんだ?って」
小鳥「綺麗好きなんじゃないですか?」
P「俺もそう思ってたんですけど、それがちょっと違ったみたいで……」
……。
P「なぁ」
律子「……」ガサガサ
P「なぁーあー」
律子「……」ガサゴソ
P「りーつこーってば」
律子「もう、なんですか?さっきから全然進んでませんけど?」
P「いや、素朴な疑問なんだけどさ。律子ってそんなに綺麗好きなのか?」
17: 2012/10/26(金) 00:45:31.33
律子「綺麗好きじゃなくてもこの部屋は片付けます」
P「まぁ、散らかってはいたけどさ……もう随分片付いたし、休憩してもいいんじゃないか?」
律子「まだです。これじゃ足りないでしょう?」
P「足りない?何がよ」
律子「だから……す、スペースが、ですよ」
P「えー。結構空いたって」
律子「ん……もう!ちょっとこっち来てください!」
P「な、なんだよ」
律子「ほら、そこ座って」
P「はい」
律子「どうぞ」ポンポン
P「膝?膝がどうかしたのか?」
律子「ですから、どうぞ」
P「……俺の思ったようにしていいの?」
律子「ええ。お好きに」
P「まぁ、散らかってはいたけどさ……もう随分片付いたし、休憩してもいいんじゃないか?」
律子「まだです。これじゃ足りないでしょう?」
P「足りない?何がよ」
律子「だから……す、スペースが、ですよ」
P「えー。結構空いたって」
律子「ん……もう!ちょっとこっち来てください!」
P「な、なんだよ」
律子「ほら、そこ座って」
P「はい」
律子「どうぞ」ポンポン
P「膝?膝がどうかしたのか?」
律子「ですから、どうぞ」
P「……俺の思ったようにしていいの?」
律子「ええ。お好きに」
19: 2012/10/26(金) 00:51:00.71
P「わーい」ガバッ
律子「顔の向きが逆!膝枕ってそうじゃないでしょ!」ペシン
P「お、おう。……んー」
律子「どうですか?」
P「柔らかいな」
律子「そうじゃなくて。足、伸びませんよね」
P「ん?ああ、部屋が狭いからな」
律子「しっかり片付けたら、プロデューサーがのびのびできるくらいのスペースは取れるはずです」
P「ああ、確かにあそこの雑誌をこっちにやったら……って、律子」
律子「……何ですか?」
P「膝枕したかったのか?」
律子「っ……!し、知りません!たまたまです、たまたま!」
P「この部屋、俺とお前しかいないぞ」
律子「顔の向きが逆!膝枕ってそうじゃないでしょ!」ペシン
P「お、おう。……んー」
律子「どうですか?」
P「柔らかいな」
律子「そうじゃなくて。足、伸びませんよね」
P「ん?ああ、部屋が狭いからな」
律子「しっかり片付けたら、プロデューサーがのびのびできるくらいのスペースは取れるはずです」
P「ああ、確かにあそこの雑誌をこっちにやったら……って、律子」
律子「……何ですか?」
P「膝枕したかったのか?」
律子「っ……!し、知りません!たまたまです、たまたま!」
P「この部屋、俺とお前しかいないぞ」
22: 2012/10/26(金) 00:56:02.95
P「この部屋、俺とお前しかいないぞ」
律子「あ……ぅ……。プロデューサーの事、ちょっとは癒せるかな、とか思ってマシタ……」
P「律子」
律子「なんですか?」
P「ありがとうな」
律子「……まぁ、彼女ですから」ボソッ
P「りーつこっ!」
律子「ちょ、まだ片付けとちゅ……う……」
……。
小鳥「っかー!あまっ!砂糖吐きそうですよ!」
P「そうですかね?そこまでじゃないと思うんですけど……」
小鳥「で?他には?」
律子「あ……ぅ……。プロデューサーの事、ちょっとは癒せるかな、とか思ってマシタ……」
P「律子」
律子「なんですか?」
P「ありがとうな」
律子「……まぁ、彼女ですから」ボソッ
P「りーつこっ!」
律子「ちょ、まだ片付けとちゅ……う……」
……。
小鳥「っかー!あまっ!砂糖吐きそうですよ!」
P「そうですかね?そこまでじゃないと思うんですけど……」
小鳥「で?他には?」
23: 2012/10/26(金) 01:01:46.95
P「そうですね、それから買い物に行ったんですけど。結構大量に買い込んだ荷物、持ってくれたんですよね」
小鳥「ほう。律子さん、男らしいですね」
P「俺が情けないとも言いますけどね。ははは」
小鳥「甲斐性なしー」
律子「ちょっと、黙って聞いてたら何言ってるんですか」
P「あれ、耳塞いどくんじゃなかったのか?」
律子「長いんですよ、話が。それに、ちょっと訂正する事があったので」
小鳥「何ですか?買い物の話?」
律子「ええ。この人、私が気付いて無いと思ってるみたいなんで。荷物持ってたのはプロデューサーの方ですよ」
小鳥「ピヨ?」
P「何言ってんだ、律子の袋の方がどう見たってデカかっただろ?」
律子「子供じゃないんですから、気付いてますよ。プロデューサーの袋、重たい物ばっかりだったでしょ」
P「……」ポリポリ
小鳥「ほう。律子さん、男らしいですね」
P「俺が情けないとも言いますけどね。ははは」
小鳥「甲斐性なしー」
律子「ちょっと、黙って聞いてたら何言ってるんですか」
P「あれ、耳塞いどくんじゃなかったのか?」
律子「長いんですよ、話が。それに、ちょっと訂正する事があったので」
小鳥「何ですか?買い物の話?」
律子「ええ。この人、私が気付いて無いと思ってるみたいなんで。荷物持ってたのはプロデューサーの方ですよ」
小鳥「ピヨ?」
P「何言ってんだ、律子の袋の方がどう見たってデカかっただろ?」
律子「子供じゃないんですから、気付いてますよ。プロデューサーの袋、重たい物ばっかりだったでしょ」
P「……」ポリポリ
24: 2012/10/26(金) 01:06:06.02
律子「私が荷物持ちますって言うから、軽くてかさばる物を私の袋に入れて、重たい物は全部自分で持ってましたよね?」
小鳥「あらあら」ニヤニヤ
P「たまたまじゃないか?ほら、俺バカだから、小さい方が軽いのかと思って……」
小鳥「かっこつけなくていいですよーぅ」
律子「本当です。私が譲らないからって、わざわざそんな小細工して……本当に、困った人」
P「ははは……バレてると思ってなかったから、恥ずかしいな」
小鳥「しっかり彼氏してるじゃないですかー。で?買い物ってなんだったんですか?」
律子「食材です。コンビニ弁当ばっかりだったんで、これからは私が作ろうかなって」
小鳥「へぇー、手料理ですか」
律子「春香みたいに上手くはできませんけどね」
P「いやいや、美味かったよ」
小鳥「はいはいラブラブらぶらぶ。それから何か変わった事なかったですか?」
P「あ、そうだ。聞いてくださいよ小鳥さん。あの律子がですね……」
小鳥「あらあら」ニヤニヤ
P「たまたまじゃないか?ほら、俺バカだから、小さい方が軽いのかと思って……」
小鳥「かっこつけなくていいですよーぅ」
律子「本当です。私が譲らないからって、わざわざそんな小細工して……本当に、困った人」
P「ははは……バレてると思ってなかったから、恥ずかしいな」
小鳥「しっかり彼氏してるじゃないですかー。で?買い物ってなんだったんですか?」
律子「食材です。コンビニ弁当ばっかりだったんで、これからは私が作ろうかなって」
小鳥「へぇー、手料理ですか」
律子「春香みたいに上手くはできませんけどね」
P「いやいや、美味かったよ」
小鳥「はいはいラブラブらぶらぶ。それから何か変わった事なかったですか?」
P「あ、そうだ。聞いてくださいよ小鳥さん。あの律子がですね……」
25: 2012/10/26(金) 01:11:38.13
3日前。
律子「ただいま」
P「おかえり。きっかり一時間か。いつもながら正確だなぁ」
律子「……」フラフラ
P「どうした?着替えないのか?」
律子「ちょっと、こっち……」
P「おいおいどうした、体調でも悪いのか?」スタスタ
律子「……ぅう」ギュッ
P「おっ、おいおい!本当にどうしたんだよ?支えが無いと立てないほど……」
律子「本当に、立てなくなりそうで……」
P「風邪か?それか、疲れてるとか?ええと、とにかくベッドに……」
律子「そうじゃないんです。そうじゃないけど……もう少し、このままで」ギュー
P「……何か、あったな?」
律子「ちょっと、ミスをしました。それで、先方に迷惑を……」
律子「ただいま」
P「おかえり。きっかり一時間か。いつもながら正確だなぁ」
律子「……」フラフラ
P「どうした?着替えないのか?」
律子「ちょっと、こっち……」
P「おいおいどうした、体調でも悪いのか?」スタスタ
律子「……ぅう」ギュッ
P「おっ、おいおい!本当にどうしたんだよ?支えが無いと立てないほど……」
律子「本当に、立てなくなりそうで……」
P「風邪か?それか、疲れてるとか?ええと、とにかくベッドに……」
律子「そうじゃないんです。そうじゃないけど……もう少し、このままで」ギュー
P「……何か、あったな?」
律子「ちょっと、ミスをしました。それで、先方に迷惑を……」
29: 2012/10/26(金) 01:15:56.47
P「どこのどいつだ、俺の律子を叱りつけたのは」
律子「違うんです。怒らなかった。大丈夫です、リカバリ効きますからって」
P「……ああ、それでか」
律子「はい。笑顔で対応してくれました。けど、信用は……少し、失くしました」
P「あれな。キツいんだよなぁ。怒鳴ってくれた方が楽なのはわかるよ」
律子「私、やっぱり向いてないのかもしれない、とか思って」
P「それだけじゃないだろ?」
律子「……竜宮小町の前で、そんな事をこぼしちゃいました。それで、伊織に叱られて」
P「ははは、伊織らしいな」
律子「私、駄目だなって。だって、自分の担当するアイドルの前で……」
P「そうだな、駄目駄目だ」
律子「……ですね」
律子「違うんです。怒らなかった。大丈夫です、リカバリ効きますからって」
P「……ああ、それでか」
律子「はい。笑顔で対応してくれました。けど、信用は……少し、失くしました」
P「あれな。キツいんだよなぁ。怒鳴ってくれた方が楽なのはわかるよ」
律子「私、やっぱり向いてないのかもしれない、とか思って」
P「それだけじゃないだろ?」
律子「……竜宮小町の前で、そんな事をこぼしちゃいました。それで、伊織に叱られて」
P「ははは、伊織らしいな」
律子「私、駄目だなって。だって、自分の担当するアイドルの前で……」
P「そうだな、駄目駄目だ」
律子「……ですね」
32: 2012/10/26(金) 01:19:25.62
P「でもな、律子。誰だって失敗はするし情けない所も出ちゃうもんなんだよ。無理して立ってるヤツほどな」
律子「無理なんか……いや、してますよね」
P「俺なんかしょっちゅうだ。千早によく叱られるよ。けど、だから今日も立ってられる」
律子「え……?」
P「溜め込んだら、その重さで足が折れちゃうんだ。吐き出す相手とか場所があればいい。お前の場合、それが無いからキツいんだよ」
律子「でも、誰にも見せたくない……こんな、駄目な姿……」
P「俺には見せてるだろ」ポンポン
律子「あ……」
P「俺だったらいくらでも頼っていい。なんだって相談してくれていい。だから、なんだ、その、アレだ。無理すんなよ?」ナデナデ
律子「……ふふ。はい」
P「もう大丈夫か?」
律子「大丈夫です。ごめんなさい、心配かけて」
P「こんなの俺がお前にかけてる迷惑の何分の一かわかんないよ」
律子「ですね」
律子「無理なんか……いや、してますよね」
P「俺なんかしょっちゅうだ。千早によく叱られるよ。けど、だから今日も立ってられる」
律子「え……?」
P「溜め込んだら、その重さで足が折れちゃうんだ。吐き出す相手とか場所があればいい。お前の場合、それが無いからキツいんだよ」
律子「でも、誰にも見せたくない……こんな、駄目な姿……」
P「俺には見せてるだろ」ポンポン
律子「あ……」
P「俺だったらいくらでも頼っていい。なんだって相談してくれていい。だから、なんだ、その、アレだ。無理すんなよ?」ナデナデ
律子「……ふふ。はい」
P「もう大丈夫か?」
律子「大丈夫です。ごめんなさい、心配かけて」
P「こんなの俺がお前にかけてる迷惑の何分の一かわかんないよ」
律子「ですね」
34: 2012/10/26(金) 01:23:35.42
P「むっ、冗談だろ」
律子「わかってますって。あ……でも、もう少しだけ」
P「……はいはい」ナデナデ
……。
小鳥「この世の砂糖ってきっとあなた達みたいなカップルから生産されてるんですよ。そうに違いないです」
P「可愛いでしょう?」
小鳥「可愛いですね。事務所じゃあんなに凛々しいのに」
P「こう見えて繊細でね……」
律子「い、いいじゃないですか別に!仕事はちゃんとやってるんですから!」
小鳥「プロデューサーさんになでなでされるのは気持ちよかったですか?」
律子「別に、そんな……」
小鳥「えー、本当かなー?プロデューサーさん、良かったらちょっと私の頭も撫でてみてくれません?」
律子「それは駄目です!」
小鳥「いやーん、律子さんコワ~イ」ニヤニヤ
律子「わかってますって。あ……でも、もう少しだけ」
P「……はいはい」ナデナデ
……。
小鳥「この世の砂糖ってきっとあなた達みたいなカップルから生産されてるんですよ。そうに違いないです」
P「可愛いでしょう?」
小鳥「可愛いですね。事務所じゃあんなに凛々しいのに」
P「こう見えて繊細でね……」
律子「い、いいじゃないですか別に!仕事はちゃんとやってるんですから!」
小鳥「プロデューサーさんになでなでされるのは気持ちよかったですか?」
律子「別に、そんな……」
小鳥「えー、本当かなー?プロデューサーさん、良かったらちょっと私の頭も撫でてみてくれません?」
律子「それは駄目です!」
小鳥「いやーん、律子さんコワ~イ」ニヤニヤ
35: 2012/10/26(金) 01:27:59.48
律子「う……」
P「まぁまぁ、怒るな怒るな」ナデナデ
律子「ん……もう……」
小鳥「いい顔ですねー。写メっちゃお」パシャ
律子「ちょ、やめてくださいよ!」
小鳥「いいじゃないですかぁ。可愛いですよ!」
律子「駄目です!絶対ばらまくでしょ!」
小鳥「そんな事しませんってばー」
……。
P「小鳥さん、小鳥さん?」
小鳥「なんれふかぁ~」
P「駄目だこりゃ。完全に潰れてる」
律子「どう考えたって飲み過ぎですよ……」
P「まぁまぁ、怒るな怒るな」ナデナデ
律子「ん……もう……」
小鳥「いい顔ですねー。写メっちゃお」パシャ
律子「ちょ、やめてくださいよ!」
小鳥「いいじゃないですかぁ。可愛いですよ!」
律子「駄目です!絶対ばらまくでしょ!」
小鳥「そんな事しませんってばー」
……。
P「小鳥さん、小鳥さん?」
小鳥「なんれふかぁ~」
P「駄目だこりゃ。完全に潰れてる」
律子「どう考えたって飲み過ぎですよ……」
36: 2012/10/26(金) 01:31:50.53
小鳥「まだまだいけますよぉ!ひっく。いやぁ、でもお二人が仲良くて私、嬉しいです!」
P「はぁ、そりゃどうも」
律子「ありがとうございます……?」
小鳥「律子さんはいいですねぇ、いい相手が見つかって。こーんな頼りになる彼氏が出来て……」
P「お世辞でも嬉しいですよ」
小鳥「お世辞じゃないですよ!本心です本心!」
律子「頼りになる……まぁ、そうですね。仕事以外はずぼらでちょーっと、いやかなりお子様ですけどね」
P「……否定できない自分が悲しい」
小鳥「そんな事言ってぇ。大好きなくせに」
律子「……それは、はい」
P「珍しいな。人前でデレた」
律子「酔っ払いは人勘定しません」
P「軽く酷いなそれは」
P「はぁ、そりゃどうも」
律子「ありがとうございます……?」
小鳥「律子さんはいいですねぇ、いい相手が見つかって。こーんな頼りになる彼氏が出来て……」
P「お世辞でも嬉しいですよ」
小鳥「お世辞じゃないですよ!本心です本心!」
律子「頼りになる……まぁ、そうですね。仕事以外はずぼらでちょーっと、いやかなりお子様ですけどね」
P「……否定できない自分が悲しい」
小鳥「そんな事言ってぇ。大好きなくせに」
律子「……それは、はい」
P「珍しいな。人前でデレた」
律子「酔っ払いは人勘定しません」
P「軽く酷いなそれは」
39: 2012/10/26(金) 01:35:00.80
小鳥「羨ましいです、二人とも……末永くお幸せにぃ……」
P「俺は律子がいたらそれで幸せですから」
律子「私だってそうですよ?」
小鳥「っくぁーこいつらぁ!全く……全くほんとにぃ!まった……ウッ」
P「ちょ、小鳥さん!?まさか……」
律子「だ、大丈夫ですか?お手洗い行きます?」
小鳥「う……律子さん、付き合ってください。足元、足元が……」
律子「ああ、はいはい。プロデューサー殿、会計お願いしますね」
P「任せろ。律子こそ気をつけろよ、ひっかけられないように」
律子「……善処します。このスーツ高いんで」
P「じゃあいってらっさい」
小鳥「うぐぐ……世界が回る……」
P「俺は律子がいたらそれで幸せですから」
律子「私だってそうですよ?」
小鳥「っくぁーこいつらぁ!全く……全くほんとにぃ!まった……ウッ」
P「ちょ、小鳥さん!?まさか……」
律子「だ、大丈夫ですか?お手洗い行きます?」
小鳥「う……律子さん、付き合ってください。足元、足元が……」
律子「ああ、はいはい。プロデューサー殿、会計お願いしますね」
P「任せろ。律子こそ気をつけろよ、ひっかけられないように」
律子「……善処します。このスーツ高いんで」
P「じゃあいってらっさい」
小鳥「うぐぐ……世界が回る……」
40: 2012/10/26(金) 01:39:40.99
律子「あーもう。しゃきっとしてください……って、無理か」
小鳥「いや、無理では無いんですけどね」
律子「えっ?」
小鳥「プロデューサーさんは会計してますし、まぁ女同士腹割って話しましょうよ」
律子「あの……体調は」
小鳥「あんな量飲んだ内に入りませんって!演技ですよ演技。昔とった杵柄ってヤツですね」
律子「昔とったって……」
小鳥「あーそこには触れない。で、ですね。ぶっちゃけどうですか?あの人は」
律子「どうですかって……まぁ、小鳥さんなら大丈夫ですよね。大人だし」
小鳥「ええ、事務所の中で一番ね。あ、社長がいたか。じゃあ二番目で」
律子「正直、困惑してます」
小鳥「困惑?」
律子「ええ。なんていうか……笑わないでくださいよ?」
小鳥「笑いませんよ」
小鳥「いや、無理では無いんですけどね」
律子「えっ?」
小鳥「プロデューサーさんは会計してますし、まぁ女同士腹割って話しましょうよ」
律子「あの……体調は」
小鳥「あんな量飲んだ内に入りませんって!演技ですよ演技。昔とった杵柄ってヤツですね」
律子「昔とったって……」
小鳥「あーそこには触れない。で、ですね。ぶっちゃけどうですか?あの人は」
律子「どうですかって……まぁ、小鳥さんなら大丈夫ですよね。大人だし」
小鳥「ええ、事務所の中で一番ね。あ、社長がいたか。じゃあ二番目で」
律子「正直、困惑してます」
小鳥「困惑?」
律子「ええ。なんていうか……笑わないでくださいよ?」
小鳥「笑いませんよ」
43: 2012/10/26(金) 01:43:47.56
律子「その……幸せすぎて」
小鳥「ぶはっはっは!」
律子「思い切り吹き出してるじゃないですか!」
小鳥「あはは、ごめんなさい。神妙な顔でそんな事言うから……律子さんって結構ロマンチストなんですね」
律子「なんとでも言ってください……ああもう恥ずかしい……」
小鳥「……これからする話は、765プロ事務員の音無さんじゃなくて、一人の大人……女性としての音無小鳥の発言だと思ってくださいね」
律子「え?あ、はい……」
小鳥「あなたが選んだ人は、間違いなくあなたを幸せにするわ。それが自分の幸せだって本気で思ってるから」
律子「……でしょうね」
小鳥「それで、あなたは彼に何をしてあげられるか考えた事はある?」
律子「それは……毎日、考えてます」
小鳥「聞かせて。あなたは何が出来るのか」
律子「あの人の食事を用意したり、愚痴を聞いてあげたり……疲れたら、マッサージとか」
小鳥「ぶはっはっは!」
律子「思い切り吹き出してるじゃないですか!」
小鳥「あはは、ごめんなさい。神妙な顔でそんな事言うから……律子さんって結構ロマンチストなんですね」
律子「なんとでも言ってください……ああもう恥ずかしい……」
小鳥「……これからする話は、765プロ事務員の音無さんじゃなくて、一人の大人……女性としての音無小鳥の発言だと思ってくださいね」
律子「え?あ、はい……」
小鳥「あなたが選んだ人は、間違いなくあなたを幸せにするわ。それが自分の幸せだって本気で思ってるから」
律子「……でしょうね」
小鳥「それで、あなたは彼に何をしてあげられるか考えた事はある?」
律子「それは……毎日、考えてます」
小鳥「聞かせて。あなたは何が出来るのか」
律子「あの人の食事を用意したり、愚痴を聞いてあげたり……疲れたら、マッサージとか」
45: 2012/10/26(金) 01:48:03.41
小鳥「それから?」
律子「それ、から。その、せ……性欲の処理、も出来る……ます」
小鳥「それから?」
律子「あの……小鳥さん?」
小鳥「あなたが幸せすぎて困惑してしまうくらい、あなたに幸せをくれている彼に、それで報いていると言えますか?」
律子「それは……」
小鳥「あなたに出来る事はそれだけ?」
律子「だって、私は……春香みたいに可愛くないし、千早みたいにストイックでもないし……」
小鳥「あずささんみたいに色気も無いし?」
律子「……美希みたいに自分に素直にもなれないし」
小鳥「あら、とんでもない不良債権ね」
律子「私に出来るのは、事務仕事とちょっとした家事くらいで、まず、なんであの人が私を選んでくれたのかもわからなくて……」
小鳥「それで?」
律子「……私、あの人がくれる物の何分の一も返せてないです、ね」
小鳥「あなたはそれでもあの人の隣に居続けるつもり?」
律子「それ、から。その、せ……性欲の処理、も出来る……ます」
小鳥「それから?」
律子「あの……小鳥さん?」
小鳥「あなたが幸せすぎて困惑してしまうくらい、あなたに幸せをくれている彼に、それで報いていると言えますか?」
律子「それは……」
小鳥「あなたに出来る事はそれだけ?」
律子「だって、私は……春香みたいに可愛くないし、千早みたいにストイックでもないし……」
小鳥「あずささんみたいに色気も無いし?」
律子「……美希みたいに自分に素直にもなれないし」
小鳥「あら、とんでもない不良債権ね」
律子「私に出来るのは、事務仕事とちょっとした家事くらいで、まず、なんであの人が私を選んでくれたのかもわからなくて……」
小鳥「それで?」
律子「……私、あの人がくれる物の何分の一も返せてないです、ね」
小鳥「あなたはそれでもあの人の隣に居続けるつもり?」
48: 2012/10/26(金) 01:53:09.33
律子「……」
小鳥「まだ、あるはずよ。あなたに出来ること。あなたに差し出せる物」
律子「……でも、こんな事」
小鳥「試しに言ってみなさい。今度こそ笑わずに聞いてあげるから」
律子「いつでも、あの人に好きだって言ってあげられます」
小鳥「……そう」
律子「あの……」
小鳥「好きだって言ってあげられます、だって。ふふふ、律子さん可愛い」
律子「なっ、笑わないって……」
小鳥「それでいいんですよ。彼のガソリンはその気持ちです。あなたが裏切らない限り、きっとずっと……」
律子「きっと、そうですね。あの人、バカみたいに真っ直ぐで、無茶だろうとなんだろうと有言実行する人ですから」
小鳥「ですね。さて、そろそろ出ましょうか。トイレで会議も何ですし」
律子「ひとしきり話しといて何言ってんですか」
小鳥「あら、それもそうか。あはは」
小鳥「まだ、あるはずよ。あなたに出来ること。あなたに差し出せる物」
律子「……でも、こんな事」
小鳥「試しに言ってみなさい。今度こそ笑わずに聞いてあげるから」
律子「いつでも、あの人に好きだって言ってあげられます」
小鳥「……そう」
律子「あの……」
小鳥「好きだって言ってあげられます、だって。ふふふ、律子さん可愛い」
律子「なっ、笑わないって……」
小鳥「それでいいんですよ。彼のガソリンはその気持ちです。あなたが裏切らない限り、きっとずっと……」
律子「きっと、そうですね。あの人、バカみたいに真っ直ぐで、無茶だろうとなんだろうと有言実行する人ですから」
小鳥「ですね。さて、そろそろ出ましょうか。トイレで会議も何ですし」
律子「ひとしきり話しといて何言ってんですか」
小鳥「あら、それもそうか。あはは」
50: 2012/10/26(金) 01:56:33.98
P「あ、大丈夫ですか小鳥さん」
小鳥「ええ、だいぶ落ち着きました。それじゃ帰りましょうか」
律子「……」
P「どうした律子。やっぱり引っ掛けられたのか?」
律子「いや、そうじゃないんですけどね」
P「?」
小鳥「わ、見てくださいよ二人とも!月が綺麗ですよー」
P「おお、本当だ。秋だなぁ」
律子「……中秋の名月には遅いですけどね」
小鳥「月が綺麗なのは、隣にプロデューサーさんがいるからでしょうか」
P「俺じゃ天体に影響は及ぼせませんね」
律子「……!」
小鳥「そうですか。そうでしょうねぇ。さて、私こっちなんで!」
小鳥「ええ、だいぶ落ち着きました。それじゃ帰りましょうか」
律子「……」
P「どうした律子。やっぱり引っ掛けられたのか?」
律子「いや、そうじゃないんですけどね」
P「?」
小鳥「わ、見てくださいよ二人とも!月が綺麗ですよー」
P「おお、本当だ。秋だなぁ」
律子「……中秋の名月には遅いですけどね」
小鳥「月が綺麗なのは、隣にプロデューサーさんがいるからでしょうか」
P「俺じゃ天体に影響は及ぼせませんね」
律子「……!」
小鳥「そうですか。そうでしょうねぇ。さて、私こっちなんで!」
52: 2012/10/26(金) 02:00:44.38
P「大丈夫ですか?タクシーでも……」
小鳥「平気です。夜風に当たりたい気分なんです」
律子「あの、小鳥さん……」
小鳥「律子さん。幸せになってくださいね。プロデューサーさん。律子さんを幸せにしないと怒っちゃいますよ」
P「自信は無いけどやってみますよ」
小鳥「もう、そこはビシっと決めてくださいよ。ねぇ?」
律子「ええ、本当に」
P「そ、そうか……」
小鳥「それじゃあお疲れ様です!また明日ー!」
P「お疲れさまでーす。……さて、帰るか」
律子「……そうですね、帰りましょう。あの、プロデューサー殿?」
小鳥「平気です。夜風に当たりたい気分なんです」
律子「あの、小鳥さん……」
小鳥「律子さん。幸せになってくださいね。プロデューサーさん。律子さんを幸せにしないと怒っちゃいますよ」
P「自信は無いけどやってみますよ」
小鳥「もう、そこはビシっと決めてくださいよ。ねぇ?」
律子「ええ、本当に」
P「そ、そうか……」
小鳥「それじゃあお疲れ様です!また明日ー!」
P「お疲れさまでーす。……さて、帰るか」
律子「……そうですね、帰りましょう。あの、プロデューサー殿?」
53: 2012/10/26(金) 02:01:48.72
P「ん?」
律子「本当に、幸せにしてくれますか?」
P「俺に出来るかぎりの事はする」
律子「じゃあ、私もずっとあなたの事を好きでいます。私も、出来るかぎりの事をします。それで……二人で幸せになりましょうね」
P「おう!ほれ、手」スッ
律子「……はい」ギュッ
……。
小鳥「秋の夜風が身に沁みるわねー。火照った体に丁度いいかも」
小鳥「意地悪言っちゃったかしら。大人気ないわ、小鳥。でも、仕方ないわよねぇ」
小鳥「どれだけ大人になっても、人を好きになる気持ちは変わらないんだから。その分、取られたって時の辛さも」
小鳥「はぁー。またしばらく独身かぁ。どこかにいい男転がってないかしら。なんてね」
小鳥「……泣いてませんよー。大人ですから。きっとあの二人なら幸せにやっていけるでしょう!うん!」
小鳥「明日からはちゃんと応援しますから、今夜だけは……泣いたって、いいよね」
おわり
律子「本当に、幸せにしてくれますか?」
P「俺に出来るかぎりの事はする」
律子「じゃあ、私もずっとあなたの事を好きでいます。私も、出来るかぎりの事をします。それで……二人で幸せになりましょうね」
P「おう!ほれ、手」スッ
律子「……はい」ギュッ
……。
小鳥「秋の夜風が身に沁みるわねー。火照った体に丁度いいかも」
小鳥「意地悪言っちゃったかしら。大人気ないわ、小鳥。でも、仕方ないわよねぇ」
小鳥「どれだけ大人になっても、人を好きになる気持ちは変わらないんだから。その分、取られたって時の辛さも」
小鳥「はぁー。またしばらく独身かぁ。どこかにいい男転がってないかしら。なんてね」
小鳥「……泣いてませんよー。大人ですから。きっとあの二人なら幸せにやっていけるでしょう!うん!」
小鳥「明日からはちゃんと応援しますから、今夜だけは……泣いたって、いいよね」
おわり
54: 2012/10/26(金) 02:02:37.51
乙
57: 2012/10/26(金) 02:03:59.77
あらピヨちゃん大人だわ 乙
61: 2012/10/26(金) 02:07:16.39
デビルメイクライ4でロイヤルリリースしてたら何者かに「律子と小鳥可愛くね?」と囁かれたので書きました。
もっと二人の可愛い所を一杯出せたら良かったのにと反省しています。
お付き合いいただきありがとうございました寝ます。
あと最初に貼り忘れて貼るタイミングを見失ってた前日譚こちら
http://esusokuhou.blog.jp/archives/29789378.html
もっと二人の可愛い所を一杯出せたら良かったのにと反省しています。
お付き合いいただきありがとうございました寝ます。
あと最初に貼り忘れて貼るタイミングを見失ってた前日譚こちら
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引用元: P「律子と三人」
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