125: 2009/07/10(金) 22:58:18 
テレビシリーズから思ってたことを書きます。
テレビと映画新劇場版と漫画で肉付けします。
たぶん、途中で挫折すると思います
その時は勘弁してください。

 エヴァンゲリオン
    if 

2015年
シンジ「なんだよ、通じないのかよ。」
公衆電話をガチャリと置いた
シンジ「これで最後か、どうして電車も通ってないだよ!・・・それにしてもなぜ誰もいないんだ。」
「ここでいいのか本当に」シンジは手紙と写真を見た。そこには胸を強調した女性が写っていた。
名前は葛城ミサトと書かれている。
シンジは周囲を見渡すが車も走ってない、人もいない。シンジは周りを見てため息をついた
「はぁ~、喉が渇いたな何か飲むか。」自動販売機の前に立った瞬間
ドドォォドンと爆発音が聞こえた
そして、つい先ほどまで立っていた場所に何かの破片が落ちてきた
シンジ「うわぁー!!」
その場にへたり込んだ

126: 2009/07/10(金) 22:59:34 ID:???
シンジ「何がどうなってんの・・・ん、何だあれは」
ビルの間から軍用ヘリ、戦闘機が飛び合い何かを攻撃している
そしてその何かが出てきた
シンジ「な、な、何だあれは」
その何かは説明するには難しいものだった
辺りにはその者に破壊されたヘリや戦闘機の部品や残骸が転がっていた。
「うわーなんだよこんな所で氏んでたまるか!!」シンジは全力で逃げた
1台の車がシンジの方向に全速力で走ってきた。シンジはその場で止まって、やり過ごそうとした。
その車はシンジの数ミリ手前で止まった。
ガチャとドアが開き
「もしかして、貴方が碇シンジ君ね!!いきなりで、申し訳ないけど、この場所から逃げるわよ。」
と、サングラスをして、手を差し伸べていた。
シンジ「もしかして、貴方が葛城さんですか?つーか、車に乗らして貰います。」
シンジ「今からどこ行くんですか?・・・まあアイツのいる所に行くのは分かっているんですが」
ミサト「そ、そうよ、でもお父さんのことをアイツと呼ぶのはどうかと思うけど。」
            

127: 2009/07/10(金) 23:00:36 ID:???
   ネルフ本部

冬月「これは・・15年ぶりだな」
ゲンドウ「ああ、間違いない使途だ」
軍のお偉「碇君!!あれを、あれを倒す事ができるのかね。?」
ゲンドウ「はい、お任せを其の為のネルフですから。あと、数分もすれば道具が来ますから。」
軍「道具?」
ミサトとが本部のIDで扉を開けるとそこに白衣を着た女性が待ち構えていた。
「遅かったわね。道にまた迷ってたのね!」
「ごめんね~ごめんねー。リツコ博士」
ミサトは白衣を着た女性に謝った。「リツコて名前か」とボソッとシンジが呟いた。
リツコはミサトの後ろの少年に気がつき
「君が碇指令のご子息で、碇シンジ君ね」
「はい、そうです。ところで・・」
シンジが質問しようとした瞬間
リツコ「時間がないの私に着いてきて、そこで話しましょう。」
扉が開き、そこには赤い液体につかっている機械が立っていた
シンジは思った、「これは、これは見たことがある。」
リツコ・ミサト「え!!、なんですって」
シンジ「まさか・・」
シンジの中で遠い記憶が蘇った

128: 2009/07/10(金) 23:01:55 ID:???
9年~10年前
ユイ「母さん頑張るからそこで見ててね。
シンジ「うん、母さんがんばってね」
冬月「ユイ君、なぜ子供を連れてきたのかね」
ユイ「この子には人類の明るい未来を見せたいのです」
ゲンドウ「ユイ成功を祈る」
ユイ「シンジ、何か私のに起こったら、お父さんが必ず助けてくれるから安心しなさい。」
シンジ「はーい」
研究員「実験開始」
数分後
オペレーター「大変です、心拍数があがっていきます、シンクロ率が一気に上昇400%を超えました。」
冬月「いかん早くとめるんだ」
オペレーター「止まりません」
ゲンドウ「強制排除だ!!。早く」
シンジ「か、あさん」
一同がプラグ内を見ると、ユイの姿がない服だけがそこにあった
冬月「ユイ君は、彼女はどこに行ったのかね?碇君」
冬月はゲンドウの胸倉をつかんだ
ゲンドウ「・・・・・・・・ユイ・・・・」
ゲンドウは放心状態だった。
冬月「まさか、これに取り込まれたのか?」・・・・・・・
           
              
               「久しぶりだな シンジ」
と聞き覚えのある声がスピーカーから聞こえた

135: 2009/07/14(火) 17:54:26 ID:???
                    現在

シンジ「久しぶりじゃねーだろーがぁぁ」
シンジは怒鳴り叫んだ
シンジ「これは、あの実験のときの・・・」
「それより、オイ、母さんはどうした。母さんは救い出したのか?」シンジは問い詰めた
「ああ、ユイか、ユイはずっと目の前にいるではないか。」
「こいつが・・・・ま、ま、まさか」
「そうだ、そのまさかだ」
ゲンドウを睨んだ
「てめぇー、母さんを救い出すどころか、母さんを取り込んだまま、この化け物完成させてんじゃーねよー」
シンジは叫んだ
「シンジ君、これは化け物ではないはこれは。究極の汎用決戦兵器人造人間ヱヴァンゲリオンよ。」
「うるせー、そんな事はどうだっていいんだ!! 親父、わざわざこんなもんを見せるために俺を呼んだのか?」
シンジ後ろの女性を見て続けて言った「俺はてっきり新しい母さんを紹介すると思ってたんだがな、おっさんよ!!」
ミサト・リツコ「ええ!!」
「シンジ、こんな所で話をしてる場合ではない。シンジよこれに乗ってあれを、使途を倒せ!!今すぐにだ!!」

136: 2009/07/14(火) 17:55:57 ID:???
「いきなり何言ってんだおっさん!!軍人じゃないのに戦えるかバカヤロー!!」
ゲンドウ「あれは、初号機は、お前のものだ!!その為にお前を呼んだのだ、お前はそのための人間だ、あれで戦えるのはお前だけだ。」
シンジ「バカいってんじゃねー!!あれに乗れだー!!母さんのことを忘れたのかよ。
今度は・・・今度は俺まで頃すつもりか?!」
「もう一度言う、乗るのか、乗らんのかどちらだ?」
「乗らない、お前の犬にはならない。組織の飼い犬にはなりたくないね。」
「犬か」ミサトはつぶやいた
「そうか、ならば、ここから消えろ!!」
「そう・・・さしてもらうよ。じゃあな、くそ野郎」
ミサト「シンジくん!!」
「冬月、レイを起こせ!!あれが使えなくなった」
「いいのか、碇。」
ゲンドウ「かまわん、氏んではいないのだ。」
シンジは扉に向かって歩き出した
扉が開き。
前から、包帯を巻かれ車椅子に乗った少女が看護師と医師に引かれてやってきた
シンジは驚いたように振り向いた
と同時に
使途の攻撃で本部が激しく揺れた

137: 2009/07/14(火) 17:57:06 ID:???
シンジ「うわぁ」
レイ「キャアァ」
レイはその場に倒れこんだ
シンジは、急いでその少女に駆け寄った。シンジは肩を抱き寄せた
「大丈夫ですか!!オイあんた」 
「ぐぅぅくぅ!!ハァ・・・ハァ・・」
シンジの手には彼女の血がべっとりと付いていた
シンジは思った、俺が乗らなかったらこの子があれに乗らされる。この子が親父に・・・使途に殺されてしまう。
逃げるな、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げるな、逃げるな、逃げるな
シンジは心の中でその言葉を繰り返した「だったら」シンジは叫んだ
シンジはその手を睨み。
拳を握り司令室の父親を睨みつけ言った
「俺が、俺がそれに乗るよ。」
ミサト「乗ってくれるのね。ありがとうシンジ君」
リツコ「早速準備に」
ゲンドウはニヤリと笑った
「親父よ!!」
「何だ」
シンジは少女の血の付いた手を見せ
「お前、この組織を作るために、何人の人間を犠牲にしたんだ!!!!」シンジは聞いた。
そしてその手をリツコとミサトそして監視カメラにも見せた
リツコとミサト、オペレータは驚いてシンジくんを見た
「うぅ」マヤは口を押さえた
リツコ「恐ろしい子だわ」
ゲンドウは答えない
シンジはリツコに案内されエントリープラグに入る間際に、
「おっさんよ、あんまり、パンドラの箱を開けないほうがいいぜ!!!」
シンジはにやりと笑ってエントリープラグの中に入った。

138: 2009/07/14(火) 18:53:45 ID:???
       BGM
At The ver ybaginning

エントリープラグがエヴァンゲリオンの背中に入りハッチが閉まる。
マヤ「第一次接続開始。続いてエントリープラグ注水」
シンジ「何だこれは、ガハァ」ミサト「我慢して、すぐなれるわ。」
「凄いです、全てにおいて問題ありません、シンクロ率50%です」
「何、この数値は、・・まさにこの機体に乗るための子だわ」
「エヴァンゲリオン発進準備OKです」
「ヱヴァンゲリオン発進」ミサトが命令した
初号機が地下のネルフ本部から地上に一気に上がって行った。
そして扉が開くと目の前に使途が立っていた。
数分前に見た使途だった。
ミサト「最終安全装置解除!!」
マヤ「解除」
ミサト「エヴァンゲリオン初号機リフト・オフ。シンジ君、頼んだわよ」
「ああ」シンジは小さく返事をした
シンジ「さて、さて、この化け物をどう料理してやるか」
シンジは使途に、蹴りを入れようとして操作したが、かわされ、つまずいて倒れた。
「うわぁあ」
体制を立て直して、構えた瞬間、初号機の顔を使途に掴まれ、地面に叩き付けられた
「ぐぅああ」
そして初号機の腕をつかまれ、バギィィィィィと腕を折られた。
「ぎいぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
シンジは叫んだ

139: 2009/07/14(火) 18:54:43 ID:???
シンジくん、逃げてー!!」ミサトが画面に向かって叫んだ
「ハッハハハハァ・・・こんな・・こんな・・所まできて、逃げれるかー」
シンジは、歯を食いしばり、痛みを我慢して使途に向かっていった。
だが、使途に顔をつかまれ、鋭い刃に顔面を貫かれた。
「ぎぁぃぃぃぃぃぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁ」
初号機はそのままビルに叩き付けられた。
「頭部破損、パルス逆流、」
「シンジ君は」
「モニター反応なし、生氏不明」
「初号機、か、か、完全に沈黙」
「作戦中止パイロットを優先!!プラグを強制射出」
「無理です、完全に制御できません」
「何ですって」
          
                   

140: 2009/07/14(火) 18:56:22 ID:???
「あれ?俺どうしたんだろう?なんか温かい、ああ、俺は氏んだのか」
{君は誰}
「俺は碇シンジだ」
[僕は碇シンジです]
{お母さんは好き}
「あたりまえだろー」
[ハイ、僕はお母さんが大好きです] 
{お父さんは好き}
「あんなオッサンなんて好きなわけ無いだろ」
[はい、お母さんの次に好きです]
{何故、ヱヴァに乗る}
「・・・・・・・・」
[・・・・・・・]
「母さん今からいくよ・・・母さんでも、・・・あいつ・・
あの使途を倒してから、母さんのそばに行きたかった。・・でないと・・あの子が・・・危ないだ」
                  エントリープラグ内

 {何故、ヱヴァに乗る}   「[あの子を氏なせないためだー!!!!]」


141: 2009/07/14(火) 18:57:31 ID:???

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」
と同時に初号機の目が赤く光った
               BGM
The Final Decision We All Must Take

「大変です、初号機が再起動」
「何ですって、リツコこれは何」
「分からない・・・・もしかして・・暴走・・・・」
冬月「勝ったな」
ゲンドウはニヤリとした
ゲンドウ「・・・・ュ・・・・ィ・・・・」
初号機は雄叫びを上げながら、使途に向かっていった。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
初号機は先程までとは比べ物にならない速さで動き回った。
獣の様に目の前の獲物を仕留めるかのように。
リツコ「これはしんじくんが戦って・・・いやそんな」
使途は見えない壁を張った
「ATフィールド、使途も持っていたの。・・これでは近づくことも・・」
「初号機の腕が回復していきます」
「何ですって」
「さらに、初号機もATフィールド展開、使途のATフィールド、無理やり破っています。」
初号機が使途を掴もうとした瞬間
使途は鋭い刃を飛ばした。だが初号機は手で弾き飛ばした。

142: 2009/07/14(火) 18:59:44 ID:???
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
使途に向かってタックルを全速力で当て、ビルに激突して勢いが衰えず、周りのビルごと押し進んでいった
ジャンプしてコアの部分に蹴り何度も当て、踏みつける。
「グオオオオウウオオオォォォォォォォォッォォォォォォォォォォォ」」
両手でコアを何度も叩いた。
使途を目からビームを出すが、かわされた。
尚も使途のコアを叩き続けた。
「グオゴオオオオオオオオオオオオオオ」
突然使途は初号機に抱きつき、丸まった。
そして爆発した。
ネルフ本部が爆音とともにグラグラと揺れた
モニターは、ザザザザザーと砂嵐だ
揺れが収まり
「モニター回復」
「初・号・・いえ、シンジ君は無事なの」
「今、モニターに映します」
画面が切り替わった。そこには黒い人型の姿が映っていた。
「初号機が映っています。パイロット、・・・生存確認。生きてます。」
初号機は無事だった
「これは、お前が予期していた通りのことか?こうなる事を知っていたのか?碇」
「ああ想定の範囲内だ!!だが想像以上だ。」
初号機は雄叫びを上げた
         
          「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」

143: 2009/07/14(火) 19:01:14 ID:???

   数日後

シンジは気がついた
そして周りを見渡した。壁の色は真っ白で窓があり監視カメラと自分が寝ているベットだけしかなかった。、
なにもいない「ふぅ、あの使途にやられてから何日気を失っていたのか教えてくださいよ・・・ミサトさん」
ドアの前にいる人影を見て言った。
ミサトはドアの前でビクッと肩を揺らした
ドアを開け
「シンジくん3日間よ。」
「そうですか、ぼく・・・俺は、使途を倒したんですよね!?」
「そうよ」
シンジは廊下に出ると緩やかな風が体に当たった。
開いている窓に近づき外を見た、セミが鳴いていた。
                   

144: 2009/07/14(火) 19:02:27 ID:???
「ミサトさん、ちょっとトイレ行ってきます。」
「ええ、いいわよ」
廊下を歩き、案内表の通りに進んでいった。
ドアを開けると先客がいた。「よぉ、おっさん。生きてたのか、俺はてっきり爆発に巻き込まれて氏んだのかと思ったぜ」
「フン」
「親父、あれが目覚めることを知っていたのか?」
「貴様に話す必要はない」
「あんたは何がしたい?あれで何がしたい?最終目的は何だ?
ゼーレと組んで何がしたい?あんたは敵か見方か?この世界の神になりたいのか!!」
「答える必要はない」
「そうかよ、それじゃー、これは答えることはできるのか?」
「何だ」
シンジは、ゲンドウの目を見て言った
「こうなる事を予想してたのか?」
「そうだ」
「俺は、お前のシナリオの1部か!?」
「そうだ」
「俺は、後戻り出来ない!!」
「そうだ」
「俺は、前に突き進むしかない!!」
「そうだ」
「多くの犠牲を払ってもか」
「そうだ」


145: 2009/07/14(火) 19:03:21 ID:???
「ふっふっはっはははははははは」
シンジは挑発するかのように笑った
その笑い声は、トイレの外にいるミサトに聞こえた「シンジくん」
「なんだ、・・・シンジ」
笑い終わり、シンジは拳を握り、親指を下にした
「・・・・たとえ、そこが地獄でもか?」
「そうだ」
「もうお前には、帰るところは無い。
どこにも、ここしか、本部・・・いや・・初号機しか。
そして全使途を殲滅するまで・・・・・、あとは葛城君に任せてある」
そしてゲンドウはドアを開け、トイレから出て行った。
「フン、分かったよ・・・飼い犬になってやる。
・・・だがな・・・その地獄に行くのは・・・・はっはははは」シンジは笑った。
シンジはドアを開けトイレから出た。

146: 2009/07/14(火) 22:24:04 ID:???
そこにはミサトさんが待ち構えていた。
「あ、そうそう。本部が貴方専用の個室を用意してくれたそうだから」
「え、そうですか。ありがとうございます」
「・・・・・・んんーん」ミサトは首を傾け
「どうしたんですか、葛城さん」
ミサトは携帯を取り出しどこかに電話した。
「あ、リツコ、私。碇シンジくんね、たった今から家に一緒に住むことにしました。
質問は一切お断りです。じゃ、そーゆー言う事で」
「ちょっと、姉やん、なぜ勝手に決めてるんですか・・・いや、・・まて・・・・・・」
「さ、行きましょ」そう言って駐車場に向かって行った。
車に乗ったシンジとミサトは無言だった
「ちょっと、寄り道するけど、いいわね」
とミサトが口を開いた
「ええ、いいですよ」
車が走ること1時間、高台らしき所に付いた。
「なんですか、ここ、コンビニに行くと思ってたんですが」
「まあ、黙って見てて。・・・・時間だわ」
「え、なんですか」
ウウウウウウウウウウウウウウウーン
サイレンが鳴り
何も無い地面からビルが出てきた
「へー凄いな。ビルが生えてきてるよ」
「これが」
「えっ」
「これが対使途迎撃要塞都市、第3新東京市よ」
「すごいな」
「そして、貴方が守った街です」
「ミサトさん、ちょとだけ、見てていいですか。」
「いいわよ」
そう言うとミサトは車の乗り込もうとした。

147: 2009/07/14(火) 22:54:40 ID:???
「ミサトさん」
「なーに、シンジ君」
ミサトは振り向いた
シンジは夕日を背にしていた
ミサトは眩しそうに手を顔の前にかざした
シンジは手を広げて言った
「ミサトさん、僕はね、
この街を守りたかったわけでも、
人を救いたかったわけでもないんです。」
「シンジ君・・・」
「僕はこんな街どうなったって良いんです」
「僕は母さんが居ない世界なんて滅びたって良いんです」
「こんな街、僕は守るつもりも無いですよ
どうなったって良いんですよ」
「え!!・・・シ・・ン」
「アイツは母さんを救い出すこともせず」
「アイツは、アイツは、アイツは・・・」
「シンジ君!」
「ふっふっはははははははははははははっはははははははははははははははははははは」
シンジは、突然笑った

148: 2009/07/14(火) 22:56:57 ID:???
ミサトは驚いた
「シンジ君?」
「冗談ですよ、ミサトさん。本当の理由は、あの子を助けたかっただけですよ!!
でもコテンパンでしたけどね。」
シンジは笑いながら言った
「シンジ君、帰りましょうか」
「はい、帰りましょう。葛城さん」
「ミサト」
「はい?」
「ミサトでいいわよ、シンジ君」
車に乗りマンションに向かった
ミサトは運転中、後部座席に乗っているシンジをルームミラーでみた。
シンジは寝ていた
ミサトは、さっきのシンジくんは明らかに笑っていない事を知っていた。
逆光で見えなかったが、笑って無かった。
「シンジくんの言った事、本当かしら・・・」
ミサトは携帯を取り出しリツコに電話をした
ミサトは、再びルームミラーを見てシンジが寝ているの確認した
「あ!リツコ、あたし。さっきの続きだけど、シンジくんを監視したほうがいいわね。
彼にヱヴァに乗る資格があるのか、無いか見たいの、そのための同居よ
彼はお父さんを憎み、世の中を憎み、何も信用せず、それに自分の存在がどうでも良くなってるのよ。
私がシンジ君と一緒に住んで、彼の心を少しずつ楽にしてあげたいのよ。
・・・・と言う事です。以上」
ミサトは携帯を切った

149: 2009/07/14(火) 23:03:31 ID:???
車は高速を降りて、まもなく、ミサトのマンションに着こうとしていた。
そして30分後、マンションに着いた。
「シンジ君、シンジ君」「ふぇ、みしゃとしゃん、おはようございます」
「シンジ君、おはよう・・・て、朝ではないわよ。シンジ君!!起きて!!」
そう言ってシンジの頬を叩いた「うああ、何するんですか、ミサトさん」「起きた。シンジ君」
「なぐったね、ミサトさん」「いや、その・・・・」
「親父にもぶたれたことが無いのにー・・・・・・・・・うん実際に」
「えへへへへへへへ」「シンジ君たら」
「着いたわよ、ここが私が住んでいるところよ」「へー、ここが」
「さっ、行きましょう」「はい、ミサトさん」
ミサトとシンジは車から降りて、マンションのエレベーターに乗り、ミサトの住んでる階に着いた。
ミサトはドアを開け「ただいまー」と言った続いてシンジは「お邪魔しまーす」と言い
「シンジ君、ここは貴方の家よ」「はい、わかりました」

                    「ただいま」
                   「お帰りなさい」
                     第1部 完

153: 2009/07/15(水) 23:44:15 ID:???
「0号機大破」
「綾波レイ負傷、回収班急いで」
そして夕日のほうから歩いてくる影が映った
「あれが使途、あれはもしかして3号機か?この機体と同じエヴァじゃないか!!」
「いや、エヴァではない、3号機でもない、あれは使途だ。」
「ちょっとまて、もしかして、パイロットは鈴原トウジなのか」
「・・・・・・」
「答えろー!!!!!父さん!!!」
「そうだ」
「だがもう3号機ではない、使途だ。シンジあれを倒せ」
「フン、俺に命令すんじゃねー」
3号機だったものが向かってきた
「とりあえず、トウジを助け出さないとな!!」
初号機は3号機を腕を掴み地面に投げ飛ばし、3号機の背中に足を乗せた。
「トウジ、悪いけど我慢してくれ」3号機の両腕を掴み
バキバキ、ベリ、バキベリ、バキャヅッヤ
初号機は3号機の両腕を引き千切った
3号機の両腕からは赤い液体が噴出した。
マヤが画面を見て「うぅ」と口をふさいだ
ゲンドウは黙って見ていた

154: 2009/07/15(水) 23:45:12 ID:???
「これでよし、あとは、エントリープラグを取り出し、トウジを助けるだけだ」
エントリープラグに手をつけた、その時
3号機の背中から手が出てきた、そして初号機の首を絞めた。
「うぅぐがああああ、あああ・・・な・・ん・・だ・と」
初号機はその腕を掴み「くそぉぉぉ・・・うぅかぁ・・うっぐぐぎ・・・っこうなったら!!」
身動きが取れない
シンジは通信回線で2号機に呼びかけた
「アスカァァァァァァァァー!!!!!!!!!、聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー」
その声に驚いたアスカは「なに!!シンジ!!」
「今から、・・・ぐはっ・・・こいつを押さえておくから、はぁっはぁっ・・
こいつのプラグを、ぐっ、・・かはぁっ、こいつの・・・・
こいつのー!!!!!エントリープラグを引き抜けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
アスカに指示した
「分かったわ!!それまで持ち応えていてよ!!!。シンジ」
「おおよ」
2号機は初号機の状態を見つつ、3号機に近づいた
「見えたわ!、シンジ!あれね」アスカが叫んだ
「そう・・っ・・だ。抜けェェェェェェ

155: 2009/07/15(水) 23:51:42 ID:???
2号機が近づきプラグに手をかけた瞬間、3号機の両腕が再生して2号機の首を締め出した。
「なにぃぃl!!!!」
シンジは驚愕した
「大変です、初号機、2号機の生命維持に支障発生しています。両パイロット危険です!!」
「初号機の活動限界まであと3分を切りました。続いて2号機は2分30秒です」
「行かんこれは、どうする、碇」
「時間が無いか」
「しかたない、初号機とシンジ・・・いや、パイロットのシンクロを全面カットしろ!!」
「カットですか?」
マヤは聞き返した。
「そうだ全面カットだ早くしろ!!そして回路をダミープラグ01にしろ」
「・・・・・はい」
「奥の手を・・・使うのか」冬月は聞いた
「ここでシンジに氏なれては困る。それに、ダミーの性能も確認しておきたいだけだ」
ゲンドウはモニター映像を見ていった
突然苦しみから解放されコクピット内が赤くなった。「何だ、どうしたんだ」シンジは驚き尋ねた。
「父さんどうなってるんだ!!何をしたんだ」
「シンジ、お前はこんな所で氏んではいけない、今は・・・少し休んでろ」

156: 2009/07/15(水) 23:52:53 ID:???
    システム開放
                 ダミープラグ01
                    始動

BGM
The Final Decision We All Must Take


「何だ!!何故、勝手に動いてるんだ?何したんだ」
初号機は3号機の背中の手を折ってねじり、引き千切った
2号機を掴んでた手も折り、3号機の顔を掴み地面に叩きつけた。
「シンジ!!助けてくれてありがとう。氏ぬかと思ったわ」
「僕じゃないよ、助けたのは。」
「だって・・・あんた」
「僕じゃないよー!!!!!!!!」
初号機は3号機の首を絞め始めた
「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ」
シンジはレバーをガチャガチャと動かした
だが、どうやっても止まらない
シンジは、2号機と連絡を取ろうとした瞬間
バァキィぃぃィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ
3号機の首が折れた
「オォォォォォォヤァァァァァァァァァジィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
シンジが力の限り叫んだ
「くそったれがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

157: 2009/07/15(水) 23:54:54 ID:???
通信回線でアスカを再び呼んだ
「アスカー、聞こえるかぁぁぁぁぁぁ」
「今度は何!!」アスカは叫んだ
「2号機を初号機の側まで寄せてくれ。今、初号機を止めに行ったら、
2号機まで巻き添えで潰されるかもしれない、だから俺がその2号機に飛び移る。」
「無茶よ」
「無茶は承知だ、時間が無い早く」
2号機は初号機の背後に回り背中を掴み、2号機のエントリープラグを開けた。
「シンジ今よ!!!!、急いでぇぇぇぇぇ」
「いいのか、碇」
「かまわん、好きにさせろ」
シンジはエントリープラグ緊急開閉装置を開けた
シンジは2号機の腕をつたってエントリープラグ内に入った
「あ、シンジ、いらっしゃい。何飲む」アスかは冗談を言った
「アスカ、今はそんな場合じゃないだろー」
「シンジ君、ご・ごめん」アスカは謝った」
アスカは、怒った顔のシンジは何回も見ている。
でも本気で怒ったシンジの顔はアスカは始めてみた。
「怖い、・・・いつものシンジじゃない」アスカは呟いた
「アスカ悪い、ちょっと、操縦変わってくれ。」

158: 2009/07/15(水) 23:56:24 ID:???
初号機は2号機を弾き飛ばした
「えぇぇ?シンジちょっと、うわぁ!!」
「うわぁぁぁぁぁ」ドォオオオオンンンンン
山に激突した
「いたたたたたた、アスカ無事か?」
「うぅぅ、何とか」
シンジは操縦席に座り、2号機を動かした
「行くぞアスカ。」
「はい、シンジ」
初号機に向かって行く2号機
「シンジが乗るのもこれが二回目ね」
「へへ、そうだったかな」
「うそー、覚えてないのー?」
「覚えてるぜ!!そんなの、あたりまえだろぉぉぉぉぉぉ」
「2号機のシンクロ率上昇」
マヤは叫んだ
初号機は3号機をグチャグチャに潰していた
「くそー止まれー」2号機は初号機を抱え込んだ
初号機は止まらない
シンジは「あれは」
エントリープラグを見つけた
2号機はプラグを掴みそのまま引き抜きかけて止まった

159: 2009/07/15(水) 23:59:23 ID:???
「エヴァ2号機活動停止」
「止まるなァァァァァ、もう少しなんだよぉォォ」
「シンジ、もう、だめだよ 動かないよ」
2号機破その場に倒れた
初号機はプラグを手に取り
「止めろ止めろ止めろ止めろ止めてくれ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ」
シンジは泣き喚いた
「シンジ」アスカは、シンジの肩に手をやった
止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ頼む
止めろ止めろ止めろ止めろ止めろやめてよー止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ」初号機は手を握り締めた     (グシャャャャ)

      「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
    ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
   ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
   ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ」
            3号機事件 プロトタイプ 完

167: 2009/07/17(金) 22:49:41 ID:???
第2部 喧嘩と家出と反抗心

「君、碇シンジ君だよね?」
男の子が話しかけてきた
「僕は、相田ケンスケ。ちょっと、放課後に、体育館裏に来てくれるかい?」
「え、ああ、わかった。放課後ですか?」
「うん、放課後」
そして、放課後
                   体育館 裏

シンジは言われたとおりに体育館裏に行った
そこには、相田ケンスケと黒いジャージを着た少年が立っていた
表情は明らかに不機嫌だ
「碇君待っていたよ・・うわあ」
突然、相田ケンスケを押しのけ
「おのれが、碇シンジやな!!」
「そうだけど」
そう言うと
ボコッ ガス シンジを殴り飛ばした
「ぐぅ、はぁ」
シンジは地面に転がった。
「悪いな、転校生、わいはお前をどうしてもなぐらな、気がすまへんねや。」

168: 2009/07/17(金) 22:51:55 ID:???
「フン、ペッ」
カラン、折れた奥歯が地面に転がった
シンジは薄ら笑いを浮かべ、ジャージの男を睨んだ
「おい、おい、いきなりいい拳をくれてありがとよ。先輩」
シンジはニャと笑い、拍手をして挑発した
「先輩ちゃうわ、ボケ、わしの名前は、鈴原トウジや、覚えとけ。」
「へぇー、その鈴原さんは、ここの第3新東京市立第壱中学校の番長でも決めるため第壱戦争でも
始めるのかぁぁぁぁ」
シンジは立ち上がりながら、裏拳をトウジに決めた。
「ぐぅ、きぃ」
だがトウジはそれを防御した
「へー、やるじゃん」
トウジとシンジは力比べをしていた
「ぐぐぐぐぅぅくっ」
「先輩、やるじゃないか!!きっぐぅくく」
シンジとトウジは一端、飛びのき、二人は同時に拳を繰り出した
「何で殴られる必要があるんだぁぁぁぁー」
「お前があれに乗って暴れたせいで、妹は怪我をしたからじゃぁぁぁぁ」
それを聞いたシンジは一瞬立ち止まった。
その瞬間、トウジの右ストレートがシンジの顔面にめり込んだ
ゴキャ、と鈍い音と共に、しんじは膝から崩れ落ちた。
「ぐはぁぁっぁ、ぎぃっ」
「はあっ、はあっ、これからは、はあっ・・足元をよく見てから暴れろや!!」

169: 2009/07/17(金) 23:07:12 ID:???
その話を聞いて「くそったれ」とシンジはつぶやいた。
シンジは、その場で正座をして、こう言った。
「それだけか!!おらー!!」シンジは叫んだ。
「なんやとぉぉぉ、こぉらぁぁぁー、もう一回言ってみぃぃぃぃ」
「ふん、お前の妹に対する怒りは、こんなものか、こんなもんで済むのか
俺を殴れ。気の済むまで殴れ。!!」
「こぉんのぉぉ、ボケがぁぁぁ」
今度はシンジの顔面を蹴り飛ばし、腹を蹴り、顔面を殴った。
「ぐぅあぁぁぁ」シンジの口からボタボタと血が流れ落ちた
「フン、このぐらいに、しといたらぁ」
トウジは教室にカバンを取りに帰ろうとした「ケンスケ、帰るでぇ」
「あ、ああ、帰ろうか」
「はぁっ、・・・はあっ、・・・・気が・・済んだかよ」
その言葉でトウジは振り返るとシンジは立っていた
「まだ言うんか、このボケが」そう言って、トウジは殴りに言った瞬間
ドサッ
シンジはその場に倒れた。
トウジは黙ってシンジを見続け
「チッ、しゃーないのー」
トウジはシンジを抱えて
「おい、ケンスケ、お前もちょと手伝え」
「おいおい。トウジ」
「ええから、こいつを、保険室に連れていくん、手伝え」
「しょーがないな」
その出来事を見ていた少女がいた、右目と右手に包帯を巻いている少女が無表情で見ていた
       
    

170: 2009/07/17(金) 23:08:14 ID:???
      保健室

「んんん・・うう」
シンジは目を覚ました
「いてててててぇ・・・ここは・・・どこだ・・ん・・・君は・・・母さん」
シンジは辺りを見渡して、一瞬、少女と母親が重ねて映った
シンジはもう一度、少女を見た
「母さんじゃ・・・ない」
包帯の子が椅子に座っているのにが分かった
「君は、あの時の・・無事だったんだね・・・いや無事ではないな。」
「貴方を探していたら、保健室に居ると聞いたから、・・・・見に来たの」
「そうですか、ところで、君に名前は・・あ、僕の名前は、碇シンジです」
シンジは自己紹介した
「君の名前は」
「私の名前は」

                 「綾波・・・・レイ」

198: 2009/07/22(水) 19:30:06 ID:???
(ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン)
突然サイレンが鳴った
「只今、関東全域に緊急非常事態宣言が発令されました。
速やかに指定のシェルターへ非難してください。
繰り返します、速やかに指定のシェルターへ非難してください」
「何だ・・・まさか使途」
「急いで本部に戻りましょう。碇君」
「ああ」


                 ネルフ本部
                  管制室

「目標を光学で補足!!、領海内に進入!!」
「総員、第一種戦闘用意」
「第3新東京市、戦闘形態に移行します」
「兵装ビル、現在対空迎撃システム稼働率100%。行けます」
「シンジ君は」
「まだ、到着し・・・今、シンジ君到着しました」
「シンジ君、遅い、えぇぇぇ、そ、その顔どうしたの」
「すいません、ミサトさん、転んじゃいました」
「転んでそんな事にはならないでしょう・・シン・・」
「それより状況は」
レイが間に入った

199: 2009/07/22(水) 19:36:06 ID:???
「ミサトさん、使途ですね」
「そうよ」
「じゃあ、初号機に乗ってあれを倒してきます」

           エントリープラグ内
「いてて、やっぱりLCLは口に染みるな・・・・しょうがない・・・か」
「シンジ君、用意はいい」
「はい、ミサトさん」
                 地上

ミサイル、砲撃が使途に降り注ぐが、まったく利かなかった。
そして光のムチで次々に破壊された

                管制室

「税金の無駄だな」
「葛城一尉、委員会からエヴァンゲリオンの出動要請はまだかと来てます」
「言われなくても出撃させる」

               地下シェルター内
「トウジ、相談があるんだが」
ケンスケが真面目な顔で言ってきた
「・・・分かった・・委員長」
「何、鈴原君ちゃんと大人しくしてないと」
「わしら、ションベンや」
「うぅん、行って来ていいわよ、でも手を洗わなきゃだめよ」
「洗うわ」

200: 2009/07/22(水) 19:37:07 ID:???
      地下シェルター内トイレ
ケンスケトウジに携帯テレビを見せ言った
「トウジ、上であの転校生の戦いを見に行かない」
「おいおい、氏んでま・・」
「決めた、内緒で外に出るよ」
「なんで?」
「あいつの戦う所を見るためさ」
「なんのために」
「トウジ、君はあの転校生の戦いを見なければいけない。
転校生は、この街を守ってくれたんだ。それを、トウジはお礼をするどころか
殴り倒してしまったじゃないか。君は彼の戦いをもう一度見て、
殴る価値が有るかどうかを、もう一回判断しなければいけない。」
ケンスケの言葉に驚いた
「わかった、見に行こう」
「トウジ!!神社付近が見晴らしいいぞ・・・これで戦いを生で見れる、へへへぇ」

              プラグ内
「いい、シンジ君。敵ATフィールドを中和しつつパレットを赤いコアに向かって一斉射撃
分かったわね」
「はい、分かりました」
「エヴァ初号機!!発進」
初号機は射出高から一気に地上に上がっていった。

201: 2009/07/22(水) 19:40:37 ID:???
              神社付近 
「よし、ここで・・来た」
「転校生」
「いや、使途だ。すげー、いいアングルだー。」
「お前、カメラで取りたいだけとちがうか・・ケン・・」
「あ、エヴァンゲリオンも来たー、うわー、すげー」
「オイ、話を聞け」


                プラグ内
初号機はビルの間から使途を見た
「あ、ありました、あの赤いコアか。」
「そうよ、それが使途の弱点よ」
「よく狙って撃って」
「はい、分かりました」
「大丈夫、シンジ君ならできる。頑張って」
「はいミサトさん、・・・行きます」
「初号機は使途に向かってガトリングガンを全弾撃ちこんだ」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
使途の周りは煙で見えなくなった
「ばかぁ、弾着の煙で敵が見えない。落ち着いて、シンジ君
いったん攻撃を止めて!!!!!」
周りは爆炎で見えない
「はあぁ、はあぁ、やったか」
シュピーンと光るムチが飛んできた
初号機は辛うじて避けたが、パレットが真っ二つに切れた
「ぐぅぁ、あぶねぇぇ・・・いいね~この感覚」
シンジは笑って呟いた

202: 2009/07/22(水) 19:52:55 ID:???
              神社付近
「なんや、もうやられとるやないか。転校生」
「いや、大丈夫だ」

              プラグ内

「くそぉぉー武器が」
「シンジ君、予備のパレットを!!」
ビルがせり上がりシャッターが開きパレットとが出てきた
初号機がパレットに手をかけた瞬間
シュピン、シュパン
ビルごとパレットが切られた
「なんてことなの」
「くそおぉぉぉ」
初号機は光るムチをギリギリで避けていた
初号機は バランスを崩した
「しまった」シンジは叫んだ
ズゥカァァァァン 
ケーブルが斬られた
                活動限界<4:50:18>
「アンビリカルケーブル断線!!!」
「エヴァ、内蔵電源に切り替わりました」
「なんですってぇ」
「シンジ君、活動限界まで時間がないわ、早く立って」
だが足を掴まれ投げ飛ばされた
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


203: 2009/07/25(土) 18:54:40 ID:???
神社付近

「おいおい、ケンスケさん、危ないですね」
「そうですね、トウジさん逃げ・・うわぁぁ」
         ドガンァァァァァァァァン
二人のすぐ側に倒れた
 
                  プラグ内

「シンジ君大丈夫」
「ダメージはどう」
「問題なしです、行けます!!」
シンジは頭を押さえながら答えた
「ぐぅぅぅ、大丈夫です・・・・ん」
初号機の手の間にトウジとケンスケがシンジの目に映った
その二人の情報が管制室のモニターに映った
「何であいつらが」
「シンジ君の、クラスメイト」
「なぜ、こんなところに、非難してないの」
「シンジくん、危ない」
「え、うおっ、」
使途がムチで初号機を攻撃してきた
手でムチを握った
「がぁぁぁ、ぎ、ぎ」
「接触面融解」
「何で、戦わんのや」
「僕らがいるから戦えないんだ、自由に戦えないんだ

204: 2009/07/25(土) 18:56:13 ID:???
 活動限界<3;00>
「初号機活動限界まで、あと3分」
「シンジ君、一時退却。そこから離れなさい」
「あ、え、待て、待て二人を連れて・・・・逃げないと氏ぬだろうがぁぁぁ」
背中のエントリープラグが出てきた
「なんやあれ」
「どうしたんだろう」
「おい、ジャージとメガネ、乗れぇぇぇぇぇ」
シンジは二人に叫んだ。
「え、ああ、分かった」 
「え、ああ、いくでぇ」
バシャァァァン
「がぼぼぼ・・」
「がばばば」
「二人ともすぐ慣れるよ」
「あれ、なんともない」
「なんともあらへん」
「シンジくん、貴方何やってるの、民間人を勝手に乗せて・・・・・まあ、いいわとにかく一時退却よ」
「転校生、逃げろ言うとるで」
「逃げない!!」
「なんやてー」
「どうしてだよ」
「逃げる気なんてさらさらない
・・・後戻りなんて出来ない、
・・・前に突き進むしかない!!」
「シンジ君!!どうしたの、命令違反よ」
「・・・・ミサトさん、!!前に、トイレでの話・・・・
俺と親父との聞いてましたよね」

205: 2009/07/25(土) 18:57:17 ID:???
「はっ!!シン・・」
そう言うと握っているムチを投げ飛ばした
使途は市街地に吹っ飛んだ
肩からナイフを取り出した
「プログレッシブナイフ装備」
「えぇ?、シンジ君!!命令を聞きなさい!!
「まだだ、まだ終わらないぃぃぃぃぃ」
初号機は斜面を一気に下り、ナイフを両手に持って、使途の赤いコアめがけて突き刺した。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ガシゥュウガガガンン、バチバチバチ
「初号機、活動限界まであと10秒         <10>
「シンジ君、どうしてぇぇぇぇぇ」         <9>
「転校生・・・お前」               <8>
二つのムチが初号機を貫いた             <7>
「ぎぐぁぁぁっぁぁ・・ううぁぁぁぁぁ・・・・おおおおおおおおおおおおおおおおお <6>
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「初号機、活動限界まであと5秒」               <5>
「シンジ君、いったい何を考えてるの」             <4>
「碇、お前・・・重すぎるで」トウジは呟く           <3>
「おおおおおおおおおおおお」                 <2>
「トウジ、俺たち大丈夫だよな」          <1>
           
                 「碇シンジを、信じろ」
                     <0>

206: 2009/07/25(土) 19:00:19 ID:???
「エヴァ初号機、活動停止。それと同時に目標完全に沈黙しました」
使途はもう動かなかった、ムチが刺さったまま、初号機も動かなかった。
「はぁ、はあ、はぁ、はぁ」
「碇、お前大丈夫なんか」
トウジとケンスケが、シンジを心配そうに見ている
「へへへへ、大丈夫・・大丈夫だ」
シンジは考えていた{なぜ、助けた・・俺は・・・何故・・こんなことを・・俺は人のために・・}

               ロッカールーム
「シンジ君、どうして私の命令を無視したの?」
ミサトは厳しい口調で言った
「あの二人を、勝手にプラグ内に入れたのは良いとして、問題はその後よ。」
「すみません」
「いいえ、シンジ君。なぜ、退却しなかったの」
「今度から、民間人なんかに構わずに戦いますよ」
「何を、言ってるのシンジ君?」
「邪魔なんですよ、戦うのに」
「シンジ君、何を・・・」
「・・・・・」
「シンジ君、私は貴方の作戦責任者なのよ、私の命令に従う義務があるのっ」
「すみません」
「シンジ君!!!!!!」
ミサトはシンジの服を掴んで引き寄せた
「すみませんで、すむ問題ではないの」
「ミサトさん、手を離してください」
シンジはミサトの手を払いのけた
パシッ

207: 2009/07/25(土) 19:01:45 ID:???
「あっ!!シンジ・・・く・・ん」
「勝ったから、良いじゃないですか
もしかして、勝ったことが
それが気に入らないんですか?」
「何ですって」ミサトの平手が飛んできた
バチン
「シンジ君、・・・もう、いいわ帰っても」
「分かりました」
シンジはミサトの横を通っていき
ガァァァァン
音がロッカールームに響き渡る、ミサトは驚いて振り返った
「なんなの!!!!!!!」
シンジはゴミ箱を蹴り飛ばしていた。シンジの顔は光の逆行で見えない
「ミサトさん、・・・命令どうりに動くパイロットを探せばいいじゃないですか!!
そして貴方の命令どおりに動いて氏ぬ
復讐は御自分の手でやればいいじゃないですか?
僕は戦闘指揮官のミサトさんなんか信用してないんですよ。
所詮、組織の犬ですから・・・ふふふはははは・・」
「シンジ君、・・貴方は・・・」

208: 2009/07/25(土) 19:02:36 ID:???
数日後
「え、シンジ君が行方不明、どうして?」
リツコは驚いてミサトを見た
「こんな書き置きを残して」
ミサトは手紙を見せた
(僕にヱヴァに乗る資格があるのか、無いか見たいですか?
僕は親父を憎み、世の中を憎み、何も信用せず、自分の存在ってなんですか?
貴方が僕と一緒に住んで、僕の心を楽には出来ませんよ!!)
「何、これ。あの時の電話での話じゃないの」
リツコはミサトを見た
「そう・・・なのよ」
ミサトは、あの時の事を思い出した。

     数日前 車内

「あ!リツコ、あたし。さっきの続きだけど、シンジくんを監視したほうがいいわね。
彼にヱヴァに乗る資格があるのか、無いか見たいの、そのための同居よ
彼はお父さんを憎み、世の中を憎み、何も信用せず、それに自分の存在がどうでも良くなってるのよ。
私がシンジ君と一緒に住んで、彼の心を少しずつ楽にしてあげたいのよ。
・・・・と言う事です。以上」
シンジはその時、寝ていなかった
シンジはニャッと笑った
「バカなことを・・・くっくっくっ・・・」
小さく呟き、声を抑えて笑った。


    

209: 2009/07/25(土) 19:04:09 ID:???
 現在

「でもミサト、監視は付けているはずよ!!」
「それが、監視が外されているのよ」
「何ですって、それじゃー、彼!!
どこにいるか分からないじゃないの?」
                  個人部屋
暗い部屋で携帯で話をしている人影
「はい、ありがとうございます。監視を解いて貰って、これでいろいろ調べられそうです。
僕がこんな近くに・・目と鼻の先に潜んでるなんて誰も思いませんよ。
資料もちゃんと揃えてもらって、感謝しています。
では、また近いうちに電話します、キール議長。
全てはゼーレのシナリオどおりに」
人影は電話を切った。
「ふぅ、なんか、あの爺さんと電話で喋るといつも緊張するな
まあ、俺の計画はまだ悟られてはいないな・・・いや知ってるかもな」
電気をつけ、その明かりが人影を映し出す。
シンジであった
「さて、あの女の説教でも聴いてくるか。」

              ネルフ本部
「え、シンジ君が見つかった」
ミサトがリツコに詰め寄った
「え、ええ見つかったわ」
「どこで」
「驚かないで聞いて」
「わかったわ」
「貴方の家よ」
「え?」
「正確には、貴方のマンションの屋上」
「ええぇぇぇぇぇ!!!!!」

210: 2009/07/25(土) 19:10:05 ID:???
           ネルフ本部 尋問室
シンジは椅子に座っていた
その目の前にはミサトが立っていた
「それで、シンジ君、自分探しの旅の感想は?」
「ええ、すっきりしました。」
「バカァァァァァ」
シンジは驚いて、ミサトの顔を見た。
ミサトは目を真っ赤にしていた
「心配したんだから、どこにもいないから。
ずっと待ってたんだから、とにかく無事でよかった」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「ぐぅ・・・うぅ」シンジは震えていた
「シンジ・・君?」
「・・・・すいませんでした・・・・ぐっぅ」
「シンジ君、単刀直入に言います
「貴方はここに残る、それとも家に帰る」

211: 2009/07/25(土) 19:13:06 ID:???
「家ですか・・・」
「そうよ」
「僕に・・・俺に」
「ん!!」
「帰る家なんて無いですよ。
何処にあるんですか」
シンジは椅子から立ち上がった
「どこにも無いですよ。
家なんて、おじさんの所には迷惑をかけたくないんです
・・・あそこには俺の居場所は無いんです」
シンジは床に座り込み、時々言葉を詰まらせながら語った
「・・・母さんもいない・・・
・・・父さんもいない・・・捨てられたんです
でも呼び出されて・・・あの状況でしょう
落ち着かないんです
だから・・俺の帰る所は・・・どこにも無い・・どこにも
初号機の中・・・違う・・本部・・・違うち・・ちがう・・・ミサトさんの・・・マンション・・
ミサトさん、前に言いましたよね
戦闘指揮官としてのミサトさんは信用してないって
でも家に居る・・プライベートのミサトさんは信用してます心が落ち着くんです」
「シンジ・・君」
シンジはミサトに言った
「ここに・・・居させて下さい。ミサトさんの・・・家・・・」
シンジはミサトの目を見ていった
「俺に戦い方を教えてください」
「えぇ!!シンジ君」
「僕の居場所を守りたいんです」
「・・・・・」
「おねがいします」
「・・・・・今日・・・は帰りなさい」
「・・・・・はい、分かりました」

212: 2009/07/25(土) 19:14:21 ID:???
              リツコの研究室
「と、言うわけなのよリツコ、どう思う」
「さぁ、どうかしら難しいわね、ミサトはどうなの?」
「私は戦いを教えるつもりだけど・・・・」
「彼は何を考えてるのかしら、やる気になってくれるのは良いんだけれど」
「私は賛成ですけど、先輩」
「あら、マヤどうしたの?盗み聞き」
「すいません。話し声が聞こえたもので、でも乗ってくれることになったんですよね
はじめは嫌がってたのに・・・もしかしてあの子のおかげですか?先輩」
「あの子、ああ、綾波レイのことね」
「リツコ、これはあの子を守りたい一身で乗ったんじゃないかしら」
「彼に守るものが出来たと考えていいでしょう」
「さすが、リツコ先輩。シンジ君は彼女が好きなんですね」
「えぇぇ」
「えぇぇ」
ミサトとリツコは驚いてマヤを見た
「なるほどね。シンちゃんもそんな年だもんね」
「思春期ね」
「さすが先輩」
「二人とも・・・・私、先に帰るんであとはよろしく」

             ネルフ本部 通路
「くそぉ、あんまりくだらない話を・・・するんじゃなかった」
シンジは頬を伝う涙をぬぐった


213: 2009/07/25(土) 19:15:04 ID:???
               学校構内
トウジは辺りを見回していた
「おらんな、何処いったんや?」
トウジは体育館裏に歩いていった
「よぉ!!誰を探してんだ?」
後ろから声が聞こえた、トウジはその声に足を止め
「転校生か、丁度良かったお前を探しとったんや」
後ろを振り返りながら言った
「転校生いや、碇と呼ばしてもらう。碇、いきなりやけど、ワシを殴れ」
「ジャージよ、・・いやトウジと呼ぶが良いか?」
「ええで」
「トウジそんな事のために俺を探してたのか?」
「すまん、シンジ。あの時は妹が怪我したせいで頭に血が上ってて・・・それを妹に言うたら
怒られた。この街を守ってくれた人を殴るなんてひどいって・・・すまんシンジ
わしを殴ってくれ、シンジ。」
「守ってないよ、トウジ。」
「なんて言った」
「いやなんでもない・・・・おいおい、あの時はあの時だ。
俺は今からお前と殴り合いの喧嘩をしに来たんだぜ」
シンジはニャッと笑いながら中指を突き出した。
「シンジ・・お前が好戦的やなんて知らんかった。」
「これが最初で最後の喧嘩だ・・・」小さい声でシンジは呟く
「ほな、いくで」
「いつでもきな」
シンジとトウジはお互いに走り出し、回転後ろ回し蹴りと右ストレートを放った
     「おぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁシンジィィィィ」
     「うおぉぉぉりゃぁぁぁトウジィィィィィ」
                第二部 完

214: 2009/07/25(土) 19:17:10 ID:???
以上
第二部でした
感想は聞かなくても分かります
ではさようなら

引用元: ★エヴァ小説を投下するスレ(ノンジャンル)★3