1: 2012/07/02(月) 20:32:24.61
2: 2012/07/02(月) 20:33:35.27
律「七月二日はムギの誕生日か……
ムギはどんなプレゼントが欲しいんだろうな?」
唯「ムギちゃんの脇の下をペロペロしたい!」
澪「サイズ違うけど、ムギとブラを貸し借りしたい///」
梓「ムギ先輩が一日履いた靴下ですね」
唯「りっちゃんは?」
律「おうっ、私はムギの脱ぎたてパンツだ!」
ムギはどんなプレゼントが欲しいんだろうな?」
唯「ムギちゃんの脇の下をペロペロしたい!」
澪「サイズ違うけど、ムギとブラを貸し借りしたい///」
梓「ムギ先輩が一日履いた靴下ですね」
唯「りっちゃんは?」
律「おうっ、私はムギの脱ぎたてパンツだ!」
3: 2012/07/02(月) 20:35:02.92
澪「ああ、それも良いな。
……そうか。ブラよりパンツの貸し借りの方が……」
梓「律先輩、なかなか目の付け所が良いです」
律「だろ?
──って違うじゃん! それは私たちが欲しいプレゼントっ!
そして唯と澪のは、したい事じゃんかっ」
唯「やらせて貰えるなら、それも立派なプレゼントだよ~♪」
……そうか。ブラよりパンツの貸し借りの方が……」
梓「律先輩、なかなか目の付け所が良いです」
律「だろ?
──って違うじゃん! それは私たちが欲しいプレゼントっ!
そして唯と澪のは、したい事じゃんかっ」
唯「やらせて貰えるなら、それも立派なプレゼントだよ~♪」
4: 2012/07/02(月) 20:36:19.27
律「まあともかく、ムギはお金持ちだからなぁ。
何か気の利いたプレゼントはないものか」
澪「庶民的な物が一番喜んでくれそうだけど……
逆に難しいもんな」
律「そうなんだよ。
普通すぎるのだと、別に誕生日プレゼントにしなくても、って思う物ばかりだもんなぁ」
ガチャッ。
紬「ふう~、皆おまたせ♪」
何か気の利いたプレゼントはないものか」
澪「庶民的な物が一番喜んでくれそうだけど……
逆に難しいもんな」
律「そうなんだよ。
普通すぎるのだと、別に誕生日プレゼントにしなくても、って思う物ばかりだもんなぁ」
ガチャッ。
紬「ふう~、皆おまたせ♪」
5: 2012/07/02(月) 20:37:27.50
律「(ボソリ)っと、この話はまた後でしようぜ」
梓「(ボソリ)ですね」
紬「? どうしたの?」
律「んにゃ、何でもないよん」
唯「そうそう。
りっちゃんが、ムギちゃんが今日履いてるパンツ見たいなぁって話してただけだよ」
紬「えっ?///」
梓「(ボソリ)ですね」
紬「? どうしたの?」
律「んにゃ、何でもないよん」
唯「そうそう。
りっちゃんが、ムギちゃんが今日履いてるパンツ見たいなぁって話してただけだよ」
紬「えっ?///」
6: 2012/07/02(月) 20:38:53.44
律「ちょっ、唯っ!?」
(微妙に違うし!)
唯「そうだっ。皆で今日のパンツ見せ合いっこしようよ!
一番手はムギちゃんね☆」
律「ちょっ、唯っっ!!?」
(よくやった!)
澪「は、恥ずかしいな///」
(合法的にムギパンをガン見出来るぞ!)
梓「もうっ、何言ってるんですか!」
(全宇宙の生きとし生けるものは貴女を支持しますよ、唯先輩っ!)
(微妙に違うし!)
唯「そうだっ。皆で今日のパンツ見せ合いっこしようよ!
一番手はムギちゃんね☆」
律「ちょっ、唯っっ!!?」
(よくやった!)
澪「は、恥ずかしいな///」
(合法的にムギパンをガン見出来るぞ!)
梓「もうっ、何言ってるんですか!」
(全宇宙の生きとし生けるものは貴女を支持しますよ、唯先輩っ!)
7: 2012/07/02(月) 20:40:17.01
紬「え、えっ???///」
唯「えへへ~」ニコニコ、キラキラ☆
律「おいおい唯。そんな無垢な瞳でムギの股間を見つめるなって」ガンミ!
澪「そうだぞ」ガンミ!
梓「です」ガンミ!
唯「えへへ~」ニコニコ、キラキラ☆
律「おいおい唯。そんな無垢な瞳でムギの股間を見つめるなって」ガンミ!
澪「そうだぞ」ガンミ!
梓「です」ガンミ!
8: 2012/07/02(月) 20:41:41.67
紬「み、皆でこんな所見つめないで///
恥ずかしいからダメ///」
唯「えーっ、何で?」
紬「だって……お手洗い行ってすぐだから、その……
臭いもあるし、ちょっと湿ってるかもしれないし///」
恥ずかしいからダメ///」
唯「えーっ、何で?」
紬「だって……お手洗い行ってすぐだから、その……
臭いもあるし、ちょっと湿ってるかもしれないし///」
9: 2012/07/02(月) 20:42:49.57
唯「そっかぁ」
(それが良いんじゃん)
澪「まあ嫌がってたら無理強いは出来ないな」
(それが良いんじゃん)
律「しょうがないか」
(それが良いんじゃん)
梓「それが良いんじゃないですか」
(仕方ないですね)
紬「あ、梓ちゃん?///」
梓「」
(それが良いんじゃん)
澪「まあ嫌がってたら無理強いは出来ないな」
(それが良いんじゃん)
律「しょうがないか」
(それが良いんじゃん)
梓「それが良いんじゃないですか」
(仕方ないですね)
紬「あ、梓ちゃん?///」
梓「」
10: 2012/07/02(月) 20:44:11.28
唯「あらあらまあまあ♪」
梓「しょ……しょれが良いですっ! だきゃら練習しまっしょ!」
律「何が『それが良い』のかさっぱりわからん」
澪「そして梓、噛みすぎだ」
唯「噛みにゃんだね!」
梓「しょ……しょれが良いですっ! だきゃら練習しまっしょ!」
律「何が『それが良い』のかさっぱりわからん」
澪「そして梓、噛みすぎだ」
唯「噛みにゃんだね!」
11: 2012/07/02(月) 20:45:53.25
────────────────────────────
夜、平沢家。
唯「うーん……うぅ~ん……」
憂「お姉ちゃん? 何してるの?」
唯「もうすぐムギちゃんのお誕生日だから、それでちょっと考え事してるんだよ~」
憂「紬さん///」
唯「ううーむ」
憂「……えへへ。
ねえお姉ちゃん、良い事思いついちゃった」
唯「おっ! 何かね、妹よっ」
12: 2012/07/02(月) 20:46:56.77
律の部屋。
律「うーん……
まあ、アレがベストかな。
ただ個人としてだけじゃなくて、軽音部としてもムギにプレゼントしたいな……
明日早目に集まって皆で相談してみるか!」
13: 2012/07/02(月) 20:48:02.64
澪の部屋。
澪「ん?……律からメールか。
……ああ、それは私も考えていたな。
よし、了解っと……」
♪シャランラシャランラ♪
澪「返信完了。
……さて、再開するか」
ダキッ!
澪「あぁ、ムギの抱きまくら……
すきすき、だいすきっ! むぎゅぅ……
ムギ、ムギ……ムギは私のものだからな。うふふっ///」ムギュギュ~
14: 2012/07/02(月) 20:49:24.41
梓の部屋。
梓「ふう。未だに思い出しても腹立たしいです。
アベ○ルでのムギ靴下・ムギショーツがそれぞれ26枚ずつしか買えなかったなんて!
どこもかしこも入荷数が少なすぎなんですよッッッ!!!」フシャァァァァァ!
『アズサー、シズカニシナサーイ!』
梓「……と、いけない。
まあいつまでも熱くなってたって仕方ないですね。
今日もまた、ムギ靴下とムギショーツ履かせたムギぐるみで私の心を癒して貰うですよ」
15: 2012/07/02(月) 20:50:55.85
唯の部屋。
唯「えへへへへっ///」
紬『だって……お手洗い行った後だから、その……
臭いもあるし、ちょっと湿ってるかもしれないし///』
唯「また、『ムギちゃんきゃわわ♪ ボイス・コレクション』が増えちゃった!
携帯様々だよう♪」
16: 2012/07/02(月) 20:52:11.26
────────────────────────────
翌朝、学校にて。
律「皆、朝早くに呼び出してすまんなっ!」
澪「いや、私も考えていた事だから気にするな」
唯「ムギちゃんの為だもんね☆」
梓「そうですよ。
……まあ先輩方の教室に居るのはちょっと緊張しますが」
17: 2012/07/02(月) 20:53:03.95
律「そういや昨日の続きだけど、個人でのプレゼントは決まってたりするのかい?」
澪「まあおおよそは」
梓「候補はありますが、私はまだです」
唯「私はバッチリでっす!」
澪「律はどうなんだ?」
澪「まあおおよそは」
梓「候補はありますが、私はまだです」
唯「私はバッチリでっす!」
澪「律はどうなんだ?」
18: 2012/07/02(月) 20:54:04.92
律「私も決まったぜ。
最終候補が二つあってさ。ボツにした方のバックプリントの可愛いパンツと、決めた方……すげえ迷ったよ」
梓「ムギ先輩にバックプリントの幼いパンツ……」モウソウ!
唯「おおぅ、そりゃたまらんですな!」モウソウ!
澪「朝から萌えさせるなっ///」ポッカリ☆
律「ひゃっはー☆」
最終候補が二つあってさ。ボツにした方のバックプリントの可愛いパンツと、決めた方……すげえ迷ったよ」
梓「ムギ先輩にバックプリントの幼いパンツ……」モウソウ!
唯「おおぅ、そりゃたまらんですな!」モウソウ!
澪「朝から萌えさせるなっ///」ポッカリ☆
律「ひゃっはー☆」
19: 2012/07/02(月) 20:55:26.84
澪「……で、個人とは別に私たち四人でも何か贈ろうって事だよな?」
律「そそそ。
……ってまあ、これに関しては私たちで何か演奏するのがベストだと思うけどな」
唯「うんうん、そうですな。りっちゃん隊員!」
梓「確かにそうですね」
澪「よし、じゃあそっちの準備もしないとな」
律「そそそ。
……ってまあ、これに関しては私たちで何か演奏するのがベストだと思うけどな」
唯「うんうん、そうですな。りっちゃん隊員!」
梓「確かにそうですね」
澪「よし、じゃあそっちの準備もしないとな」
20: 2012/07/02(月) 20:56:25.39
律「あははっ、アッサリ決まっちゃったな」
澪「私たち全員でのプレゼントなんて、選択肢はあって無いようなものだもんな」
律「そうだな。
まあそれでも、この件は皆と直接話して決めたかったからさ」
澪「うん」
梓「同感ですね」
澪「私たち全員でのプレゼントなんて、選択肢はあって無いようなものだもんな」
律「そうだな。
まあそれでも、この件は皆と直接話して決めたかったからさ」
澪「うん」
梓「同感ですね」
21: 2012/07/02(月) 20:57:35.21
唯「──あっ、そうだ!
あのね、昨日憂がね……」
いちご「ムギちゃんは私の嫁……
……あっ、軽音部」
律「おおっ。いちご、おはー!」
梓「──と、私はそろそろ……」
澪「ああ、そうだな」
梓「おはようございます先輩。
では、失礼します」
いちご「うん……」
テクテクテク……
いちご「……ねえ、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
唯「なあに?」
あのね、昨日憂がね……」
いちご「ムギちゃんは私の嫁……
……あっ、軽音部」
律「おおっ。いちご、おはー!」
梓「──と、私はそろそろ……」
澪「ああ、そうだな」
梓「おはようございます先輩。
では、失礼します」
いちご「うん……」
テクテクテク……
いちご「……ねえ、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
唯「なあに?」
22: 2012/07/02(月) 20:59:09.00
────────────────────────────
ムギちゃんの誕生日当日の朝!
律「ムギー!」
紬「あら、りっちゃん。皆も。
どうしたの?」
澪「ムギ、今日何か用事ある?」
紬「?
夜にお父様たちとパーティーがある位かなぁ」
唯「よかったぁ!」
梓「ですね……」
紬「?」
澪「あ、何でもないよ。
今日も部活楽しみだな」
紬「うふふ、そうね♪」
23: 2012/07/02(月) 21:00:40.38
────────────────────────────
放課後。
キンコンカンコーン。
エリ「さって、コーラ軍団取って来よっと!」スタスタ
アカネ「懐かしのコカコーラ・ライトもあるんだっけ?」スタスタ
まき「じゃあね」スタスタ
慶子「バイバ~イ!」スタスタ
…………………
紬「……皆のほとんどがあっという間に居なくなっちゃった」
24: 2012/07/02(月) 21:01:39.86
唯「うむうむ、忙しい方が多いんですねぇ」
姫子「皆部活とかバイトがあるんでしょ。
じゃあ、私も行くね」
律「おうっ、また明日なー」
姫子「うん」
スタスタ……
澪「……私達も行こうか?」
姫子「皆部活とかバイトがあるんでしょ。
じゃあ、私も行くね」
律「おうっ、また明日なー」
姫子「うん」
スタスタ……
澪「……私達も行こうか?」
25: 2012/07/02(月) 21:02:49.25
唯「そーしよーっ!」ムギノオテテ、ギュッ
紬「唯ちゃん?」
唯「さぁ、出発出発!」タタタッ
紬「うふふ、引っ張っちゃダメよぅ♪」タッタ
律「おっ、待てよ~!」
(唯に先越されちまった)
澪「おい、鞄忘れてるぞ!」
(私もムギのお手々、思う存分握ってみたいな)
紬「唯ちゃん?」
唯「さぁ、出発出発!」タタタッ
紬「うふふ、引っ張っちゃダメよぅ♪」タッタ
律「おっ、待てよ~!」
(唯に先越されちまった)
澪「おい、鞄忘れてるぞ!」
(私もムギのお手々、思う存分握ってみたいな)
26: 2012/07/02(月) 21:03:54.12
────────────────────────────
唯「カメ☆」サワリ
紬「カメ~♪」サワリ
タッタッタッ。
澪「──おう、梓」
梓「皆さん、どもです。
待ってました」
27: 2012/07/02(月) 21:05:30.66
紬「部室の前で?」
梓「はい。
今日は皆さんと一緒に部室へ入りたくて」ガシッ
紬「あらあら♪」
唯「あっ! じゃあ私も腕組むのにしようっと☆」ガシッ
紬「まあまあ♪」
律「お前らずるいぞ! なら私は前からムギの腰に抱きつく!」ダキッ
紬「ちょっ、りっちゃん?///」
澪「あ、あ、えっと……
じゃ、じゃあ私は後ろからムギの
髪の毛ムギュッとする!///」ムギュッ
梓「はい。
今日は皆さんと一緒に部室へ入りたくて」ガシッ
紬「あらあら♪」
唯「あっ! じゃあ私も腕組むのにしようっと☆」ガシッ
紬「まあまあ♪」
律「お前らずるいぞ! なら私は前からムギの腰に抱きつく!」ダキッ
紬「ちょっ、りっちゃん?///」
澪「あ、あ、えっと……
じゃ、じゃあ私は後ろからムギの
髪の毛ムギュッとする!///」ムギュッ
28: 2012/07/02(月) 21:06:41.50
紬「み、皆? これだと動けないわ///」
澪「ムギの髪の毛さらさらふわふわ……離したくないよぅ」
紬「あ、でもね澪ちゃん」
唯「ムギちゃんの体ぽかぽか♪」
(組んでる腕の位置をもちっと上げて、と。
──んふふ、ムギちゃん脇にちょっと汗かいてる!
ペロペロしたいなぁ)モゾモゾ
紬「ゆ、唯ちゃん? くすぐったいわ///」
澪「ムギの髪の毛さらさらふわふわ……離したくないよぅ」
紬「あ、でもね澪ちゃん」
唯「ムギちゃんの体ぽかぽか♪」
(組んでる腕の位置をもちっと上げて、と。
──んふふ、ムギちゃん脇にちょっと汗かいてる!
ペロペロしたいなぁ)モゾモゾ
紬「ゆ、唯ちゃん? くすぐったいわ///」
29: 2012/07/02(月) 21:07:43.13
梓「クンクン」
紬「梓ちゃん何してるのっ? ダ、ダメよぅ///」
律(このスカートの下には楽園が……
うっしゃ、テンション上がってきた!!)
「大丈夫大丈夫! じゃ、ドア開けるぞー」
紬「わっ///」
ガチャッ。
紬「梓ちゃん何してるのっ? ダ、ダメよぅ///」
律(このスカートの下には楽園が……
うっしゃ、テンション上がってきた!!)
「大丈夫大丈夫! じゃ、ドア開けるぞー」
紬「わっ///」
ガチャッ。
30: 2012/07/02(月) 21:08:44.17
『お誕生日おめでとう!!!』クラッカー、パンパン、パーン!
紬「……えっ?」
唯「ムギちゃん、おめでとう!」
律「おめでと!」
澪「誕生日おめでとう」
梓「おめでとうございますっ!」
トンちゃん(パタパタ♪)
31: 2012/07/02(月) 21:09:45.59
紬「こ、これは?
えっ? アキヨちゃん、美冬ちゃん、キミ子ちゃん……憂ちゃん?
えっと、えっと……
クラスの皆や憂ちゃんまでどうしてここに居るの???」
和「貴女の誕生日を祝う為よ」
紬「私の?」
よしみ「そうだよ」
唯「えへへっ、実はね……」
えっ? アキヨちゃん、美冬ちゃん、キミ子ちゃん……憂ちゃん?
えっと、えっと……
クラスの皆や憂ちゃんまでどうしてここに居るの???」
和「貴女の誕生日を祝う為よ」
紬「私の?」
よしみ「そうだよ」
唯「えへへっ、実はね……」
32: 2012/07/02(月) 21:10:46.02
……………………
…………
いちご「……ねえ、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
唯「なあに?」
いちご「……さっき話してたのが耳に届いただけなんだけど。
今度琴吹さんの誕生日なの?」
唯「そうだよ~」
33: 2012/07/02(月) 21:11:59.39
いちご「そう……」
律「どうしたんだ?」
いちご「うん……なら、プレゼント位渡したいなって」
澪「おお、ムギの奴絶対喜んでくれるよ!」
いちご「……そうかな」
唯「うん! 間違いないっ!」
信代「おっ、何が?」
三花「なになに?」
律「信代、三花ー!」
信代「皆、おはよ!」
三花「おっはよーっ」
春菜「あれ? 田井中さんたち早くから集まってどうしたの?」
律「おうっ、実はな……」
律「どうしたんだ?」
いちご「うん……なら、プレゼント位渡したいなって」
澪「おお、ムギの奴絶対喜んでくれるよ!」
いちご「……そうかな」
唯「うん! 間違いないっ!」
信代「おっ、何が?」
三花「なになに?」
律「信代、三花ー!」
信代「皆、おはよ!」
三花「おっはよーっ」
春菜「あれ? 田井中さんたち早くから集まってどうしたの?」
律「おうっ、実はな……」
34: 2012/07/02(月) 21:13:08.05
……………………
…………
唯「それで話が盛り上がってね、憂が出してくれた案の、
『サンライズ・お誕生日パーティー』を皆でする事になったのです!」フンス
梓「唯先輩、サンライズじゃなくてサプライズですよ」
唯「そうだったかぁ」
35: 2012/07/02(月) 21:14:12.95
紬「でもでも、部活とかは大丈夫なの?」
文恵「大丈夫だよ。
どうしても部活とかバイトが休めなかった子は、無理しないようにしたから」
響子「無理して参加しても、逆に琴吹さんの負担になっちゃうもんね」
一子「だから何も心配しなくて良いんだよ」
トンちゃん(パタパタ!)
紬「皆ぁ……トンちゃんもありがとう」ウルウル
文恵「大丈夫だよ。
どうしても部活とかバイトが休めなかった子は、無理しないようにしたから」
響子「無理して参加しても、逆に琴吹さんの負担になっちゃうもんね」
一子「だから何も心配しなくて良いんだよ」
トンちゃん(パタパタ!)
紬「皆ぁ……トンちゃんもありがとう」ウルウル
36: 2012/07/02(月) 21:15:25.93
ちか「さあさ、いつまでも立ち話してないで座って座って!」
紬「あ、う、うんっ!」
憂「紬さん、今日は私がお茶を入れてみました。
美味しくなかったらごめんなさい」
紬「わぁ、ありがとう!
美味しくないなんて事ないわよ~♪」
紬「あ、う、うんっ!」
憂「紬さん、今日は私がお茶を入れてみました。
美味しくなかったらごめんなさい」
紬「わぁ、ありがとう!
美味しくないなんて事ないわよ~♪」
37: 2012/07/02(月) 21:16:49.00
律「(ボソリ)いやあ、今日ムギに特別な用事が無くてよかったな」
澪「(ボソリ)そうだな。
サプライズパーティーを開く事に頭が一杯で、ムギの予定の確認をすっかり忘れてたからな……」
春子「さあさ、じゃあ早速軽音部の皆さん、頼みますよー!」
律「っと、そうだった!」
紬「?」
澪「あ、ムギは座っててくれ」
梓「私達からムギ先輩へのお誕生日プレゼントです」
唯「ようしっ、行っくぞぉー!」
『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!』
律「ふわふわ時間改め、ムギムギ時間ッッッ!!!」
澪「(ボソリ)そうだな。
サプライズパーティーを開く事に頭が一杯で、ムギの予定の確認をすっかり忘れてたからな……」
春子「さあさ、じゃあ早速軽音部の皆さん、頼みますよー!」
律「っと、そうだった!」
紬「?」
澪「あ、ムギは座っててくれ」
梓「私達からムギ先輩へのお誕生日プレゼントです」
唯「ようしっ、行っくぞぉー!」
『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!』
律「ふわふわ時間改め、ムギムギ時間ッッッ!!!」
38: 2012/07/02(月) 21:17:50.87
────────────────────────────
ジャジャッ、ジャジャッ、ジャァァァン!!!
唯「皆、ありがとーーーーっ!」
『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』パチパチパチ!
紬「///」
梓「あれ? どうしたんですかムギ先輩。顔を真っ赤にして」
39: 2012/07/02(月) 21:18:44.34
澪「もしかして、嬉しくなかったか……?」
紬「ううんっ! そんな事ないわ!
ないんだけど……
か、歌詞が///」
潮「あははっ、完全なムギちゃんLOVELOVEソングだったもんね」
紬「///」
和「でも、ムギの魅力が存分に表現されている素晴らしい歌詞だわ」
紬「ううんっ! そんな事ないわ!
ないんだけど……
か、歌詞が///」
潮「あははっ、完全なムギちゃんLOVELOVEソングだったもんね」
紬「///」
和「でも、ムギの魅力が存分に表現されている素晴らしい歌詞だわ」
40: 2012/07/02(月) 21:19:58.48
憂「そうですね。紬さんは本当に素敵ですから」
紬「そ、そんな事無いわよ~///」
憂「ありますよ」キラキラ
紬「う、憂ちゃん? お顔が近いなって///」
梓「あっ!憂、それずるいから!」
未知子「そう言えば琴吹さんって良い匂いがするよね。
私もムギちゃんって呼んでいい?」クンクン
夏香「あっ、私もーっ!」クンクン
紬「い、良いけど匂いかいじゃダメぇ///」
紬「そ、そんな事無いわよ~///」
憂「ありますよ」キラキラ
紬「う、憂ちゃん? お顔が近いなって///」
梓「あっ!憂、それずるいから!」
未知子「そう言えば琴吹さんって良い匂いがするよね。
私もムギちゃんって呼んでいい?」クンクン
夏香「あっ、私もーっ!」クンクン
紬「い、良いけど匂いかいじゃダメぇ///」
41: 2012/07/02(月) 21:20:47.30
律「これ以上はさせじと次のプログラム!
皆のプレゼントをムギに渡すぞぉーいっ!」
唯「おーっ!」
澪「来れなかった人からもプレゼントは預かっているぞ」
紬「まあ……!」
皆のプレゼントをムギに渡すぞぉーいっ!」
唯「おーっ!」
澪「来れなかった人からもプレゼントは預かっているぞ」
紬「まあ……!」
42: 2012/07/02(月) 21:21:58.39
ガチャッ。
さわ子「遅くなってごめんなさい、やっと仕事が一段落したわ~」
和「あら、先生」
律「さわちゃん、丁度良かった。
これから全員でムギにプレゼント渡すんだ」
さわ子「あら、そうだったの。ナイスタイミングね!
……っとそうそう。プレゼントと言えば、こんなのが学校に届いたわよ?」ドンッ!
43: 2012/07/02(月) 21:23:23.41
ザワザワ……
澪「何ですか? その荷物。
やけに沢山ありますね……」
さわ子「そうなのよ~。
実は職員室にまだまだあってね、後で他の先生も手伝って持ってきてくれる事になったんだけど……
ほら、これ見て」
ワッ!!!
梓「全部……ムギ先輩宛!?」
和「その上どれも綺麗な包みで、『誕生日おめでとう』『ハッピーバースデー』などのカード付き」
憂「じゃあこれはすべて、紬さんへのお誕生日プレゼント?」
44: 2012/07/02(月) 21:24:23.45
澪「ん?」
律「どうした? 澪」
澪「いや、送り主が全部同じ名前だ」
律「えっ!?」
さわ子「そうなのよ。ここに持ってきてないのも全部そうなの」
唯「えっと……
『俺』?
だあれ?」
律「どうした? 澪」
澪「いや、送り主が全部同じ名前だ」
律「えっ!?」
さわ子「そうなのよ。ここに持ってきてないのも全部そうなの」
唯「えっと……
『俺』?
だあれ?」
45: 2012/07/02(月) 21:25:09.04
紬「??? わからないわ?」
とし美「あれぇ? でも住所は全部違うね」
曜子「手書きのは筆跡も違うよ」
さわ子「そうなのよ。
消印はちゃんと住所に沿った場所からだから……」
澪「全国津々浦々の『俺』さんから、ムギへ届けられたって事ですか」
とし美「あれぇ? でも住所は全部違うね」
曜子「手書きのは筆跡も違うよ」
さわ子「そうなのよ。
消印はちゃんと住所に沿った場所からだから……」
澪「全国津々浦々の『俺』さんから、ムギへ届けられたって事ですか」
46: 2012/07/02(月) 21:26:17.88
梓「学校に、一人の生徒宛に荷物って届くものなんですか?」
さわ子「普通は無いんだけど……
不思議な話だわ」
律「おいおい、まさか変なの仕掛けられてたりしないよなぁ?」
さわ子「それは大丈夫よ。全部キチンと調べたから」
唯「おおっ、さすがさわちゃんだ!」
さわ子「普通は無いんだけど……
不思議な話だわ」
律「おいおい、まさか変なの仕掛けられてたりしないよなぁ?」
さわ子「それは大丈夫よ。全部キチンと調べたから」
唯「おおっ、さすがさわちゃんだ!」
47: 2012/07/02(月) 21:27:41.49
つかさ「よくわからないけど、じゃあ欲しいのがあったら貰っとけばどうかな?」
紬「良いのかなぁ?」
ますみ「良いじゃん良いじゃん。くれた物なんなら貰っとこうよ」
俊美「そうそう」
唯「でもでも、そうすると日本中にムギちゃんのファンが居るんだねぇ♪」
澪「まあムギなら当然だな」
律「さすがは私の嫁だぜ!」
和「あら、律。何か言ったかしら? 何を言ったのかしら?」
紬「良いのかなぁ?」
ますみ「良いじゃん良いじゃん。くれた物なんなら貰っとこうよ」
俊美「そうそう」
唯「でもでも、そうすると日本中にムギちゃんのファンが居るんだねぇ♪」
澪「まあムギなら当然だな」
律「さすがは私の嫁だぜ!」
和「あら、律。何か言ったかしら? 何を言ったのかしら?」
48: 2012/07/02(月) 21:29:03.79
梓「ムギ先輩、これ私からのプレゼントですっ」
紬「まあっ、ありがとう梓ちゃん♪」ニコッ
梓「うぇへへ///」
律「あっ! 抜けがけすんな中野ぉ!」
澪「ムギ、わ、わわ私の気持ち、受け取ってくくくれ///」
紬「うふふ、ありがとう♪」
紬「まあっ、ありがとう梓ちゃん♪」ニコッ
梓「うぇへへ///」
律「あっ! 抜けがけすんな中野ぉ!」
澪「ムギ、わ、わわ私の気持ち、受け取ってくくくれ///」
紬「うふふ、ありがとう♪」
49: 2012/07/02(月) 21:30:02.20
律「澪までー!
ようしっ、次は私だ私っ!」
唯「私だってー!」
憂「紬さん、大好きです」
和「豪華な物ではないけれど、喜んで貰えたら嬉しいわ」
さわ子「はい、私からも」
紬「あらあらまあまあ♪」
ちずる「私だってーっ」
風子「どうぞ、琴吹さん」
圭子「はいっ、ムギちゃん」
紬「きゃ~~~~~~♪」
ようしっ、次は私だ私っ!」
唯「私だってー!」
憂「紬さん、大好きです」
和「豪華な物ではないけれど、喜んで貰えたら嬉しいわ」
さわ子「はい、私からも」
紬「あらあらまあまあ♪」
ちずる「私だってーっ」
風子「どうぞ、琴吹さん」
圭子「はいっ、ムギちゃん」
紬「きゃ~~~~~~♪」
50: 2012/07/02(月) 21:31:25.55
……………………
…………
紬「でも、何か悪いわ」
唯「ほえ?」
紬「だって、私皆に何もしてないのに……
こんなに良くして貰って」
澪「ははは、何言ってんだ」
紬「えっ?」
51: 2012/07/02(月) 21:32:50.27
律「ムギはいつもお菓子を持ってきてくれるし」
梓「曲だって作って下さってます」
紬「でも、そんなの大した事じゃないわ」
梓「そんな事はありませんし、それだけでもないですよ」
唯「うんうん」
梓「曲だって作って下さってます」
紬「でも、そんなの大した事じゃないわ」
梓「そんな事はありませんし、それだけでもないですよ」
唯「うんうん」
52: 2012/07/02(月) 21:34:08.36
律「なんて言うか……
私たちは私たちで軽音部……ううん、放課後ティータイムだしさ。
──それに」
アキヨ「うん。
私たち全員で、三年二組でもあるんだよ」
英子「誰か一人が欠けても、出会わなくても駄目だったのよね。
だから……」
唯「他の皆もだけど、ムギちゃんは居てくれるだけで良いのっ」
梓「それだけで『何か』をして頂いてるんです」
律「なんつーか、ありがとな。
ここに居てくれて」
私たちは私たちで軽音部……ううん、放課後ティータイムだしさ。
──それに」
アキヨ「うん。
私たち全員で、三年二組でもあるんだよ」
英子「誰か一人が欠けても、出会わなくても駄目だったのよね。
だから……」
唯「他の皆もだけど、ムギちゃんは居てくれるだけで良いのっ」
梓「それだけで『何か』をして頂いてるんです」
律「なんつーか、ありがとな。
ここに居てくれて」
53: 2012/07/02(月) 21:35:45.83
紬「……みんなぁ」グスッ
さわ子「あらあらムギちゃんたら。
はい、ティッシュ」
紬「あひがとう、ごひゃいまふ……」チーン!
しずか「それに、実は私……おっとりぽわぽわで、可愛い琴吹さんがずっと好きだったんだ」
愛「私も私もっ。
琴吹さんて、居てくれるだけで何か癒されるよねー」
紬「ほ、褒めすぎよぅ///」
さわ子「あらあらムギちゃんたら。
はい、ティッシュ」
紬「あひがとう、ごひゃいまふ……」チーン!
しずか「それに、実は私……おっとりぽわぽわで、可愛い琴吹さんがずっと好きだったんだ」
愛「私も私もっ。
琴吹さんて、居てくれるだけで何か癒されるよねー」
紬「ほ、褒めすぎよぅ///」
54: 2012/07/02(月) 21:37:15.98
さわ子「うふふっ。ムギちゃん、違うわよ。
つまりね」
紬「?」
多恵「そうですね」
キミ子「うん。
──ね、田井中さん」
律「おうっ!」
トンちゃん(パタパタ~♪)
さわ子「つまり……」
つまりね」
紬「?」
多恵「そうですね」
キミ子「うん。
──ね、田井中さん」
律「おうっ!」
トンちゃん(パタパタ~♪)
さわ子「つまり……」
55: 2012/07/02(月) 21:38:08.73
唯「皆ムギちゃんの事がだいだいだぁーーーーーーいすきなんだよっ♪」
紬「///」パアッ
紬「///」パアッ
56: 2012/07/02(月) 21:39:58.17
和「──そろそろケーキを出しましょうか」
澪「うん、そうだな」
憂「紬さん、皆さん、どうぞ。
例によって私の手作りですが……」エヘヘ
シャランラケーキー♪
紬「まあっ!」キラキラ
澪「うん、そうだな」
憂「紬さん、皆さん、どうぞ。
例によって私の手作りですが……」エヘヘ
シャランラケーキー♪
紬「まあっ!」キラキラ
57: 2012/07/02(月) 21:41:34.51
美冬「うわー、凄い……!
憂ちゃん……だったよね? お料理上手いのね」
憂「えへへ、ありがとうございます///」
梓「ではロウソクを立てて、火を付けまして……」
律「電気も消したし、カーテン閉め閉めもOKだぜ!」
澪「よし、じゃあムギ。一気にやっちゃってくれ」
紬「はいっ!」スゥーッ
ドキドキワクワク……
憂ちゃん……だったよね? お料理上手いのね」
憂「えへへ、ありがとうございます///」
梓「ではロウソクを立てて、火を付けまして……」
律「電気も消したし、カーテン閉め閉めもOKだぜ!」
澪「よし、じゃあムギ。一気にやっちゃってくれ」
紬「はいっ!」スゥーッ
ドキドキワクワク……
58: 2012/07/02(月) 21:44:29.93
紬「ふうーっ!」フゥーーッ!
フッ。
『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』パチパチパチパチパチパチ!
紬「やった、やったわ!
いっぺんに消せたわ~っ♪
皆ありがとうっ!」
律「それじゃあ改めて!」
唯「ムーギちゃんっ☆」
59: 2012/07/02(月) 21:45:34.73
『お誕生日おめでとうっ!!!』
おしまい。
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります