1: 2010/06/03(木) 18:18:19.77
平沢家!
唯「でねでねー、和ちゃんがさぁ」
紬「そうなの?」
澪「そういえばこの前、和が…」
梓「あの人も中々ユニークな人なんですね」
律「……うむむ」
唯「それで…って、りっちゃんなに見てるの?」
澪「ん?」
律「え、ああ…あのぬいぐるみ…」
梓「ぬいぐるみって、あれのことですか?」
唯「ああ、平沢チキンのこと?」
「平沢チキン…?」
唯「でねでねー、和ちゃんがさぁ」
紬「そうなの?」
澪「そういえばこの前、和が…」
梓「あの人も中々ユニークな人なんですね」
律「……うむむ」
唯「それで…って、りっちゃんなに見てるの?」
澪「ん?」
律「え、ああ…あのぬいぐるみ…」
梓「ぬいぐるみって、あれのことですか?」
唯「ああ、平沢チキンのこと?」
「平沢チキン…?」
3: 2010/06/03(木) 18:21:49.64
梓「何ですか、そのふざけた名前」
紬「名前があるの? あのぬいぐるみさん」
唯「あるっていうか、私が自分でつけたんだぁ」
ヒョイ
唯「ほら、なんかそんな感じしない?」
澪「いや…チキンはどうだろう…」
梓「鶏肉ですよね…」
紬「それでりっちゃんはあの平沢チキンくんがどうかしたの?」
律「うん…なんかさっきからさ、あのぬいぐるみから…」
唯「平沢チキン」
律「…チキンから視線感じるんだよ」
紬「名前があるの? あのぬいぐるみさん」
唯「あるっていうか、私が自分でつけたんだぁ」
ヒョイ
唯「ほら、なんかそんな感じしない?」
澪「いや…チキンはどうだろう…」
梓「鶏肉ですよね…」
紬「それでりっちゃんはあの平沢チキンくんがどうかしたの?」
律「うん…なんかさっきからさ、あのぬいぐるみから…」
唯「平沢チキン」
律「…チキンから視線感じるんだよ」
4: 2010/06/03(木) 18:24:40.90
梓「へー、気味悪いですね。それ」
唯「りっちゃん胡散臭い」
律「なっ! ほんと何だってば…なんかジトーって感じでさぁ」
澪「や、やめて…こ、これ以上そそそういう話は…」
唯「澪ちゃん、大丈夫だからベットの下に入んないで」
梓「でもなんで律先輩なんでしょうね」
律「私がそういう目にあっちゃいけないのかよ!?」
紬「りっちゃん可愛いから、平沢チキンくんもついつい見つめちゃったのよ」
律「なるほど…中々わかってるな。平沢チキン」
梓「単純ですね」
唯「りっちゃんだもんね、仕方がない!」
律「いじめだ! これはいじめだ! 助けて平沢チキンっ」ギュゥゥ
平沢チキン「……」
唯「りっちゃん胡散臭い」
律「なっ! ほんと何だってば…なんかジトーって感じでさぁ」
澪「や、やめて…こ、これ以上そそそういう話は…」
唯「澪ちゃん、大丈夫だからベットの下に入んないで」
梓「でもなんで律先輩なんでしょうね」
律「私がそういう目にあっちゃいけないのかよ!?」
紬「りっちゃん可愛いから、平沢チキンくんもついつい見つめちゃったのよ」
律「なるほど…中々わかってるな。平沢チキン」
梓「単純ですね」
唯「りっちゃんだもんね、仕方がない!」
律「いじめだ! これはいじめだ! 助けて平沢チキンっ」ギュゥゥ
平沢チキン「……」
5: 2010/06/03(木) 18:27:46.27
梓「ていうかこのぬいぐるみ…」
唯「ふふっ、かわいいでしょ~?」
梓「いや、面白い顔してるなって」
律「変だよな」
唯「えー? …ムギちゃんは?」
紬「うん、可愛いと思う」
唯「ほらぁ」
梓・律「いやいや」
唯「む~…澪ちゃん! ねぇ、澪ちゃん! どう思う? 可愛いよね? ね?」グイグイ
澪「うわっ、うわぁああ!!? 近づけないでっ、怖い! チキン怖いっ!」
唯「怖くないよぉ。ほら、゛僕っ、平沢チキン! 澪ちゃん僕と一緒にランデブー!゛」
澪「う、うっ…うえ~んっ」
律「あー、先生~! 唯が澪を泣かせました~!」
唯「あわわわ…! ごめんね澪ちゃん!」
梓「こ、ここは幼稚園かなにかですかね…」
唯「ふふっ、かわいいでしょ~?」
梓「いや、面白い顔してるなって」
律「変だよな」
唯「えー? …ムギちゃんは?」
紬「うん、可愛いと思う」
唯「ほらぁ」
梓・律「いやいや」
唯「む~…澪ちゃん! ねぇ、澪ちゃん! どう思う? 可愛いよね? ね?」グイグイ
澪「うわっ、うわぁああ!!? 近づけないでっ、怖い! チキン怖いっ!」
唯「怖くないよぉ。ほら、゛僕っ、平沢チキン! 澪ちゃん僕と一緒にランデブー!゛」
澪「う、うっ…うえ~んっ」
律「あー、先生~! 唯が澪を泣かせました~!」
唯「あわわわ…! ごめんね澪ちゃん!」
梓「こ、ここは幼稚園かなにかですかね…」
6: 2010/06/03(木) 18:31:27.13
唯「澪ちゃんごめんねぇ…」
澪「も、もういいってば…大丈夫だよ」
律「澪ちゅわんってば強がっちゃってさー」
澪「何よ」
律「いーえー?」
紬「それじゃあ、お邪魔しました。唯ちゃん」
唯「うん、また明日ね!」
梓「今度は憂もゆっくり遊ぼうね」
憂「うん。ばいばい~」
ガチャリ
憂「澪さんどうかしたの?」
唯「うん、ちょっとねー。えへへ…」
憂「?」
澪「も、もういいってば…大丈夫だよ」
律「澪ちゅわんってば強がっちゃってさー」
澪「何よ」
律「いーえー?」
紬「それじゃあ、お邪魔しました。唯ちゃん」
唯「うん、また明日ね!」
梓「今度は憂もゆっくり遊ぼうね」
憂「うん。ばいばい~」
ガチャリ
憂「澪さんどうかしたの?」
唯「うん、ちょっとねー。えへへ…」
憂「?」
7: 2010/06/03(木) 18:35:18.20
律「にしても」
澪「ん?」
律「やっぱさ、視線感じたんだよ。私」
澪「もうその話はいいだろぉ!? 私を怖がらせて楽しいの!?」
律(楽しいけど…)
律「いや、そういうつもりじゃなくてさぁ」
澪「じゃあもうこれ以上その話はなし!」
律「いや、でも」
澪「なーーしっ!」
律「…はいはい」
澪「ん?」
律「やっぱさ、視線感じたんだよ。私」
澪「もうその話はいいだろぉ!? 私を怖がらせて楽しいの!?」
律(楽しいけど…)
律「いや、そういうつもりじゃなくてさぁ」
澪「じゃあもうこれ以上その話はなし!」
律「いや、でも」
澪「なーーしっ!」
律「…はいはい」
8: 2010/06/03(木) 18:39:21.70
・・・
憂「平沢チキン?」
唯「うん。ほら、私の部屋にあるあの…」
憂「…あー! あのぬいぐるみ!」
憂(あれって名前あったんだ…知らなかった)
唯「りっちゃんが平沢チキンから視線感じるってことから始まってねー」
憂「ふーん」
唯「…んで、澪ちゃんにも可愛いよねーって聞いたら…」
憂「平沢チキン?」
唯「うん。ほら、私の部屋にあるあの…」
憂「…あー! あのぬいぐるみ!」
憂(あれって名前あったんだ…知らなかった)
唯「りっちゃんが平沢チキンから視線感じるってことから始まってねー」
憂「ふーん」
唯「…んで、澪ちゃんにも可愛いよねーって聞いたら…」
10: 2010/06/03(木) 18:42:29.98
ガチャリ
唯「マンガ、マンガ~…っと」
唯「んー…お! あった、あった」ヒョイ
唯「さーて、アイス食べながら読むとしますかねぇ~むふふ~♪」
唯「むふふの…って、あれ?」
唯「平沢チキンがいないよぉ」
唯「あれれー? 遊んでてどっかにいっちゃったかな…」
唯「…んまぁ、明日になったら出てくるよね。うんうん」トコトコ
唯「マンガ、マンガ~…っと」
唯「んー…お! あった、あった」ヒョイ
唯「さーて、アイス食べながら読むとしますかねぇ~むふふ~♪」
唯「むふふの…って、あれ?」
唯「平沢チキンがいないよぉ」
唯「あれれー? 遊んでてどっかにいっちゃったかな…」
唯「…んまぁ、明日になったら出てくるよね。うんうん」トコトコ
11: 2010/06/03(木) 18:45:55.13
田井中家!
聡「姉ちゃーん、風呂空いたよー」
律「ん、ああ、はいはい。すぐに入っちゃうよ」
律「あ……」
聡「え? どうしたの?」
律「いや、覗くなよーって」
聡「いまさらそんなこと一々言わんでいいでしょ!?」
律「あはは、いやー、聡もそろそろ年頃だし」
聡「の、覗くにしても姉ちゃんはありえないから! 絶対!」
律「絶対? ほんと?」ニッ
聡「ほ…ほんとだからさっさと風呂入ってこいよ!! 後が詰まるだろ!」
律「はいはい、わかってますよー。あははは」トコトコ
聡「姉ちゃーん、風呂空いたよー」
律「ん、ああ、はいはい。すぐに入っちゃうよ」
律「あ……」
聡「え? どうしたの?」
律「いや、覗くなよーって」
聡「いまさらそんなこと一々言わんでいいでしょ!?」
律「あはは、いやー、聡もそろそろ年頃だし」
聡「の、覗くにしても姉ちゃんはありえないから! 絶対!」
律「絶対? ほんと?」ニッ
聡「ほ…ほんとだからさっさと風呂入ってこいよ!! 後が詰まるだろ!」
律「はいはい、わかってますよー。あははは」トコトコ
12: 2010/06/03(木) 18:49:37.83
律「ふんふんふ~ん♪ ふふふっ」ゴシゴシ
律「聡のやつ、あんな顔真っ赤にして照れちゃってさぁ」
律「やっぱし、まだまだ幼稚な聡のままだってことだよな~」ザァー…
ジーー…
律「ん?」
律(なんか…見られてる感じが…)
律(どこから?)キョロキョロ…
律「…あ、さては……」
?『……』
律「聡のやつ、あんな顔真っ赤にして照れちゃってさぁ」
律「やっぱし、まだまだ幼稚な聡のままだってことだよな~」ザァー…
ジーー…
律「ん?」
律(なんか…見られてる感じが…)
律(どこから?)キョロキョロ…
律「…あ、さては……」
?『……』
13: 2010/06/03(木) 18:53:37.20
律「聡ー!」
聡「え?」
律「お前、私から煽られたからってそんなに急に実行しなくても…」
聡「ちょ、ちょっと、何の話だよ?」
律「何ってお前…ほら、な?」
聡「はぁ?」
聡「あったまりすぎて、頭おかしくなったのかよ」
律「おいおい~、別に私は怒ってるわけじゃないんだから素直に見たっていえばいいだろ~?」
聡「見た? 何を?」
律「いや、だから…覗き」
聡「…姉ちゃんの入浴の?」
律「そう」
聡「え?」
律「お前、私から煽られたからってそんなに急に実行しなくても…」
聡「ちょ、ちょっと、何の話だよ?」
律「何ってお前…ほら、な?」
聡「はぁ?」
聡「あったまりすぎて、頭おかしくなったのかよ」
律「おいおい~、別に私は怒ってるわけじゃないんだから素直に見たっていえばいいだろ~?」
聡「見た? 何を?」
律「いや、だから…覗き」
聡「…姉ちゃんの入浴の?」
律「そう」
15: 2010/06/03(木) 19:00:27.58
聡「だから興味ないって言ってるだろ! 覗いてないよ!」
律「嘘つけー! 絶対覗いた! 視線感じたもん!」
聡「嘘じゃないってば! だいたい姉ちゃんのペチャパイに見る価値なんてないよ!」
律「何だとぉっ!! 調子に乗って!!」ガシッ
聡「やんのかよぉっ!!」ガシッ
田井中母「あんたたち、うるさいよ!」
聡「だって姉ちゃんが分けわかんねーことを!」
律「お前が素直に認めないからだろー! それに…それに! この胸を貶しおったからじゃー!」
田井中母「はぁ?」
律「このクソガキっ!」
聡「壁女!」
?『……』コソコソ…ス
律「嘘つけー! 絶対覗いた! 視線感じたもん!」
聡「嘘じゃないってば! だいたい姉ちゃんのペチャパイに見る価値なんてないよ!」
律「何だとぉっ!! 調子に乗って!!」ガシッ
聡「やんのかよぉっ!!」ガシッ
田井中母「あんたたち、うるさいよ!」
聡「だって姉ちゃんが分けわかんねーことを!」
律「お前が素直に認めないからだろー! それに…それに! この胸を貶しおったからじゃー!」
田井中母「はぁ?」
律「このクソガキっ!」
聡「壁女!」
?『……』コソコソ…ス
16: 2010/06/03(木) 19:04:08.14
次の日!
憂「お姉ちゃん起きて~」ユサユサ
唯「んー…ふぅ……おはよぉ、ういー…」
憂「早くご飯食べちゃおうね…って、あれ?」
唯「ふぇ?」
憂「今回はギー太と添い寝じゃなかったんだね」クス
唯「ん…あ! 平沢チキン! こんなところに!」
唯「そうか、そうか、平沢チキン…お前も私と一緒に寝たかったんだね。愛いやつめっ」スリスリ
平沢チキン「……」
憂「お姉ちゃん起きて~」ユサユサ
唯「んー…ふぅ……おはよぉ、ういー…」
憂「早くご飯食べちゃおうね…って、あれ?」
唯「ふぇ?」
憂「今回はギー太と添い寝じゃなかったんだね」クス
唯「ん…あ! 平沢チキン! こんなところに!」
唯「そうか、そうか、平沢チキン…お前も私と一緒に寝たかったんだね。愛いやつめっ」スリスリ
平沢チキン「……」
18: 2010/06/03(木) 19:07:45.08
・・・
律「ってなわけなんだよ! あー、腹立つ!」
澪「あ、あほくさ…」
紬「まぁまぁ、落ち着いて」
唯「おはよ~」
律「お、唯。おいっす」
紬・澪「おはよう」
唯「ねーねー、聞いてよぉ」
紬「嬉しそうね。何かあったの?」
唯「実はねー…」
律「ってなわけなんだよ! あー、腹立つ!」
澪「あ、あほくさ…」
紬「まぁまぁ、落ち着いて」
唯「おはよ~」
律「お、唯。おいっす」
紬・澪「おはよう」
唯「ねーねー、聞いてよぉ」
紬「嬉しそうね。何かあったの?」
唯「実はねー…」
19: 2010/06/03(木) 19:12:03.16
律「平沢チキンが?」
唯「うん! 可愛いよね~」
紬「ふふ、そうね…って、あれ? 澪ちゃん?」
澪「チキン怖い、チキン怖い、チキン怖い…」
律「ん…あぁ…」ニヤリ
律「゛僕、平沢チキン! 澪ちゃん僕と一緒にグリル焼きに…」
澪「いやあぁぁ~!!」
唯「あぁ、りっちゃんっ」
律「あはは、ごめんごめん! つい…」
唯「うん! 可愛いよね~」
紬「ふふ、そうね…って、あれ? 澪ちゃん?」
澪「チキン怖い、チキン怖い、チキン怖い…」
律「ん…あぁ…」ニヤリ
律「゛僕、平沢チキン! 澪ちゃん僕と一緒にグリル焼きに…」
澪「いやあぁぁ~!!」
唯「あぁ、りっちゃんっ」
律「あはは、ごめんごめん! つい…」
20: 2010/06/03(木) 19:15:00.82
澪「ほんとやめてくれよ!! 昨日の夜あのぬいぐるみのこと思い出して怖くて寝られなかったんだからな!?」
紬「え、それじゃあ寝てないの?」
澪「まさか、ママと一緒に寝た……はっ!!」
律・唯「うぇっへっへー…」ニヤニヤ
澪「ままままま…マニフェスト!! そう! マニフェスト! ゆ、唯っ、゛と゛だぞ! ゛と゛!」
唯「え!? あ、あ、えと…えと…と…と…とんちゃ…はダメだ、うむむ…」
紬「ふふっ」
律「澪…」
澪「あ、あはは…あははは。どうしたんだーりつー?」
律「…へっ」ニヤ
澪(い、嫌な笑みだ…!)
紬「え、それじゃあ寝てないの?」
澪「まさか、ママと一緒に寝た……はっ!!」
律・唯「うぇっへっへー…」ニヤニヤ
澪「ままままま…マニフェスト!! そう! マニフェスト! ゆ、唯っ、゛と゛だぞ! ゛と゛!」
唯「え!? あ、あ、えと…えと…と…と…とんちゃ…はダメだ、うむむ…」
紬「ふふっ」
律「澪…」
澪「あ、あはは…あははは。どうしたんだーりつー?」
律「…へっ」ニヤ
澪(い、嫌な笑みだ…!)
22: 2010/06/03(木) 19:18:06.03
・・・
純「でねでね、そいつってば…」
梓「ご、ごめん。純…ちょっと、トイレ…」ソワソワ
憂「いってらっしゃーい」
純「あ、んでそいつが…」
梓(2時限目からずっと我慢してたし…もう限界っ)
梓「うっ…く…」モタモタ…
?『……』ソー…
純「でねでね、そいつってば…」
梓「ご、ごめん。純…ちょっと、トイレ…」ソワソワ
憂「いってらっしゃーい」
純「あ、んでそいつが…」
梓(2時限目からずっと我慢してたし…もう限界っ)
梓「うっ…く…」モタモタ…
?『……』ソー…
23: 2010/06/03(木) 19:21:07.61
ガチャリ
梓「な、なんとか…間に合った」
梓「はぁ…」
ジー…
梓「ん?」
梓(なんか、視線が…)
梓「いやだなぁ…」キョロキョロ…
ジー…
梓(上から…?)チラ…
梓「――――っ!!?」
?『……』ジー…
梓「きゃあぁああぁあああーーーー!!??」
梓「な、なんとか…間に合った」
梓「はぁ…」
ジー…
梓「ん?」
梓(なんか、視線が…)
梓「いやだなぁ…」キョロキョロ…
ジー…
梓(上から…?)チラ…
梓「――――っ!!?」
?『……』ジー…
梓「きゃあぁああぁあああーーーー!!??」
24: 2010/06/03(木) 19:25:10.15
憂「梓ちゃん! 梓ちゃん!」
純「梓ー! 起きてー!」
梓「…ん」
梓「……はっ!!」
憂「あ、起きた」
純「大丈夫か~? あんたトイレで気失ってたんだよ?」
梓「え……あ…あ!! あわわわ…」ガクガク
純「ど、どしたっ?」
梓「ち…ちきん…ちきんが…ちきんが…」
憂・純「え?」
梓「なんたらチキンが!! なんたらチキンがぁっ!!」
憂・純「あ、あわわ…」
純「梓ー! 起きてー!」
梓「…ん」
梓「……はっ!!」
憂「あ、起きた」
純「大丈夫か~? あんたトイレで気失ってたんだよ?」
梓「え……あ…あ!! あわわわ…」ガクガク
純「ど、どしたっ?」
梓「ち…ちきん…ちきんが…ちきんが…」
憂・純「え?」
梓「なんたらチキンが!! なんたらチキンがぁっ!!」
憂・純「あ、あわわ…」
25: 2010/06/03(木) 19:28:01.10
純「あ、梓! 落ち着いて、チキンはここにないよ!」
梓「ち、ち、チキン…! あうっ…!」
憂(チキン…?)
憂「もしかして、平沢チキン?」
梓「!! そうっ、それ!! 平沢チキン!」
純「…なんじゃそりゃ?」
憂「平沢チキンがどうかしたの? 梓ちゃん」
梓「平沢チキンが…平沢チキンが…」
梓「の、覗いてたの…!」ガタガタ
憂・純「 」
梓「ち、ち、チキン…! あうっ…!」
憂(チキン…?)
憂「もしかして、平沢チキン?」
梓「!! そうっ、それ!! 平沢チキン!」
純「…なんじゃそりゃ?」
憂「平沢チキンがどうかしたの? 梓ちゃん」
梓「平沢チキンが…平沢チキンが…」
梓「の、覗いてたの…!」ガタガタ
憂・純「 」
28: 2010/06/03(木) 19:32:24.67
放課後!
梓「ほんとなんですってば! 上を見たら平沢チキンが…」
唯「いやだなぁ、あずにゃん。平沢チキンはウチに置いてあるんだよ~? 学校にいるわけないじゃん」
梓「でも、ほんとに…み、澪先輩っ」
澪「わ、私も信じないぞ。信じない、信じない…」
紬「梓ちゃん、疲れてるのよ」
梓「そんな…」
律「いや、梓。私は信じるぞ」
梓「り、律先輩っ」
律「あのぬいぐるみ…やっぱり何かあったりするんじゃないか? 唯」
澪「や、やめろ…」
唯「なにもないってばー」
梓「ほんとなんですってば! 上を見たら平沢チキンが…」
唯「いやだなぁ、あずにゃん。平沢チキンはウチに置いてあるんだよ~? 学校にいるわけないじゃん」
梓「でも、ほんとに…み、澪先輩っ」
澪「わ、私も信じないぞ。信じない、信じない…」
紬「梓ちゃん、疲れてるのよ」
梓「そんな…」
律「いや、梓。私は信じるぞ」
梓「り、律先輩っ」
律「あのぬいぐるみ…やっぱり何かあったりするんじゃないか? 唯」
澪「や、やめろ…」
唯「なにもないってばー」
30: 2010/06/03(木) 19:35:59.12
澪「本当に…ただの見間違いじゃないのか? 梓」
梓「そんなことありませんっ、私は真面目に言ってるんです!」
紬「唯ちゃん、平沢チキンくんはいつごろから持っていたの?」
唯「えー…いつだったっけなぁ…」
唯「うーん………あ」
律「思い出したか?」
唯「たしかね、いつだったか公園で遊んでてね…んで、落ちてたのを偶然見つけて拾ったの」
梓「拾った…って」
梓「変なもの拾ってきちゃダメでしょう!? めっ!」
唯「あう…だって可愛いんだもん! 仕方がないよぉ…ムギちゃ~ん」
紬「よしよし」ナデナデ
32: 2010/06/03(木) 19:40:09.45
平沢家!
唯「ただいまー」
「おかえりー」
唯「憂~、アイス~…って、あれ?」
唯「憂?」
シーン…
唯「おーい」
シーン…
唯「…あれー? おかえりって聞こえたのになぁ」
唯「ただいまー」
「おかえりー」
唯「憂~、アイス~…って、あれ?」
唯「憂?」
シーン…
唯「おーい」
シーン…
唯「…あれー? おかえりって聞こえたのになぁ」
33: 2010/06/03(木) 19:43:26.84
憂「ただいまー」
唯「あ、憂ー!」
憂「夕飯のお買いもの行ってたの」
唯「そうだったんだ」
憂「うん…あれ? 珍しいね」
唯「ん?」
憂「ほら、その…あ、平沢チキン。いつも部屋に置いてるのに」
唯「え? あ、あれ!? なんでここにいるんだろっ? 気づかずに持ってきてたのかな」
憂「あ、平沢チキンといえば今日梓ちゃんが…」
唯「あ、憂ー!」
憂「夕飯のお買いもの行ってたの」
唯「そうだったんだ」
憂「うん…あれ? 珍しいね」
唯「ん?」
憂「ほら、その…あ、平沢チキン。いつも部屋に置いてるのに」
唯「え? あ、あれ!? なんでここにいるんだろっ? 気づかずに持ってきてたのかな」
憂「あ、平沢チキンといえば今日梓ちゃんが…」
36: 2010/06/03(木) 19:46:40.42
秋山家!
澪「……」
澪「……」
澪「…だ、だめだ。部屋に一人だとかえって落ち着かない」
澪「これも…平沢チキンのせいだ。ううっ…」
澪「気分転換にCDでも流すかな…」カチャ
ツー…
澪「…あれ、おかしいな」
カチッ、カチッ
澪「音量も下がってないのに…あれ?」
澪「……」
澪「……」
澪「…だ、だめだ。部屋に一人だとかえって落ち着かない」
澪「これも…平沢チキンのせいだ。ううっ…」
澪「気分転換にCDでも流すかな…」カチャ
ツー…
澪「…あれ、おかしいな」
カチッ、カチッ
澪「音量も下がってないのに…あれ?」
37: 2010/06/03(木) 19:49:41.23
澪「もしかして壊れちゃったかな」
澪「はぁ…このオーディオ気にいってたのに…」
ク…サワ……ン…ヨ…
澪「ん?」
澪「直ったのかな、スピーカーから少し音が…」
カチッ、カチッ
ボ…ラサ…キ…ヨ…
ボ…ヒラサ……チ…キ…ダヨ…
澪「え…」
澪「や、やだ…なっ、なんか…変だな…これ…あはは…」カチッ
…ク…ヒラ…ワ…キン…ヨ…!
澪「あ、あれ? あれ!? 電源が落ちないっ! なんで!? や、やだ…!?」
澪「はぁ…このオーディオ気にいってたのに…」
ク…サワ……ン…ヨ…
澪「ん?」
澪「直ったのかな、スピーカーから少し音が…」
カチッ、カチッ
ボ…ラサ…キ…ヨ…
ボ…ヒラサ……チ…キ…ダヨ…
澪「え…」
澪「や、やだ…なっ、なんか…変だな…これ…あはは…」カチッ
…ク…ヒラ…ワ…キン…ヨ…!
澪「あ、あれ? あれ!? 電源が落ちないっ! なんで!? や、やだ…!?」
39: 2010/06/03(木) 19:53:45.92
澪「こ、コンセント…コンセントを引き抜こうっ」バタバタ…
ブチッ
ボク…サ…キ…ダヨ!
澪「あ…ああああ…なんで音が止まらないの!? コンセントも抜いたのに!!?」
ボク…ヒ…サ…チキン…ヨ!
ボクヒラサ…キン…ダヨ!
ボクヒラサワチキンダヨ!
澪「―――ひっっ!!?」
ボクヒラサワチキンダヨ!
ボクヒラサワチキンダヨ!
澪「やめてぇーーーっ!! 聞こえないっ、聞こえないっ! 何にも聞こえないっ! わああああ、わあああ!」
ボクヒラサワチキンダヨ!
ミオチャン!ボクトイッショニランデブー!グリルヤキ!
グリルヤキ!グリルヤキ!グリルヤキ!
澪「 」
ブチッ
ボク…サ…キ…ダヨ!
澪「あ…ああああ…なんで音が止まらないの!? コンセントも抜いたのに!!?」
ボク…ヒ…サ…チキン…ヨ!
ボクヒラサ…キン…ダヨ!
ボクヒラサワチキンダヨ!
澪「―――ひっっ!!?」
ボクヒラサワチキンダヨ!
ボクヒラサワチキンダヨ!
澪「やめてぇーーーっ!! 聞こえないっ、聞こえないっ! 何にも聞こえないっ! わああああ、わあああ!」
ボクヒラサワチキンダヨ!
ミオチャン!ボクトイッショニランデブー!グリルヤキ!
グリルヤキ!グリルヤキ!グリルヤキ!
澪「 」
43: 2010/06/03(木) 19:57:53.59
琴吹家!
斎藤「それではお嬢様、ごゆっくりと…」
紬「ありがとう。斎藤」
ガチャリ
紬「ふぅ…」
紬「…そういえば、梓ちゃん大丈夫かしら」
紬「一応メール送っておこっと」カチカチ
紬「送信…っと」
ジー…
紬「あら?」
紬「…誰か…いるの?」キョロキョロ…
ジー…
斎藤「それではお嬢様、ごゆっくりと…」
紬「ありがとう。斎藤」
ガチャリ
紬「ふぅ…」
紬「…そういえば、梓ちゃん大丈夫かしら」
紬「一応メール送っておこっと」カチカチ
紬「送信…っと」
ジー…
紬「あら?」
紬「…誰か…いるの?」キョロキョロ…
ジー…
45: 2010/06/03(木) 20:01:18.03
紬「……」
紬「…私の気のせいかしら」
ジー…
紬(ううん、やっぱり誰かから見られてる)
チラ
紬「!」
?『……』
紬「どうしてこの子がここに…?」ヒョイ
紬「平沢チキンくん」
平沢チキン『……』
紬「…私の気のせいかしら」
ジー…
紬(ううん、やっぱり誰かから見られてる)
チラ
紬「!」
?『……』
紬「どうしてこの子がここに…?」ヒョイ
紬「平沢チキンくん」
平沢チキン『……』
46: 2010/06/03(木) 20:04:58.43
唯『え、平沢チキン?』
紬「うん、今唯ちゃんのおウチにあるかしら?」
唯『ちょっと待ってねー……』
唯『あ、あれ? またいなくなってる! いないよ! ムギちゃん!』
紬「やっぱり…この子は唯ちゃんの…」
唯『え?』
紬「唯ちゃん。あのね、なぜかはわからないけど、その平沢チキンくんが今ウチにいるのよ」
唯『え~!? なんで~!』
紬「とにかく、明日学校に持っていくから安心して?」
唯『うーん…とりあえず、わかった。平沢チキン! 今日はムギちゃんと仲良く寝るんだよー?』
紬「ふふ、それじゃあね。唯ちゃん」
唯『ばいばーい』ガチャ、ツーツー…
紬「うん、今唯ちゃんのおウチにあるかしら?」
唯『ちょっと待ってねー……』
唯『あ、あれ? またいなくなってる! いないよ! ムギちゃん!』
紬「やっぱり…この子は唯ちゃんの…」
唯『え?』
紬「唯ちゃん。あのね、なぜかはわからないけど、その平沢チキンくんが今ウチにいるのよ」
唯『え~!? なんで~!』
紬「とにかく、明日学校に持っていくから安心して?」
唯『うーん…とりあえず、わかった。平沢チキン! 今日はムギちゃんと仲良く寝るんだよー?』
紬「ふふ、それじゃあね。唯ちゃん」
唯『ばいばーい』ガチャ、ツーツー…
47: 2010/06/03(木) 20:08:39.10
紬「それにしても何で私のところに…」ヒョイ
平沢チキン『……』
紬「今日は唯ちゃんじゃないけど、私で我慢してね。平沢チキンくん」
平沢チキン『……』
平沢チキン『……』ピク
紬「今、頷いた…? まさかね」クス
紬「きっと私も疲れてるのね。今日は早めに寝ようかしら」
平沢チキン『……』
平沢チキン『……』
紬「今日は唯ちゃんじゃないけど、私で我慢してね。平沢チキンくん」
平沢チキン『……』
平沢チキン『……』ピク
紬「今、頷いた…? まさかね」クス
紬「きっと私も疲れてるのね。今日は早めに寝ようかしら」
平沢チキン『……』
48: 2010/06/03(木) 20:11:24.37
・・・
澪「……あ…れ」
澪「私…」
律「お、やっと起きた」
澪「わぁああっ!?」
澪「な、なんでお前がいるんだよ!?」
律「いやー、英語の宿題写させてもらおうかと思って」
律「で、勝手にあがったのはいいんだけど、お前床にぶっ倒れてたから驚いたよー」
律「貧血でもおきたの?」
澪「えっと……あ」
ギュ
律「…へ?」
澪「怖かった…怖かったよぉぉ…うえぇぇ~んっ!」ギュゥゥ…ギリギリ
律「痛い痛い痛いっ! く、苦しいって!?」
澪「……あ…れ」
澪「私…」
律「お、やっと起きた」
澪「わぁああっ!?」
澪「な、なんでお前がいるんだよ!?」
律「いやー、英語の宿題写させてもらおうかと思って」
律「で、勝手にあがったのはいいんだけど、お前床にぶっ倒れてたから驚いたよー」
律「貧血でもおきたの?」
澪「えっと……あ」
ギュ
律「…へ?」
澪「怖かった…怖かったよぉぉ…うえぇぇ~んっ!」ギュゥゥ…ギリギリ
律「痛い痛い痛いっ! く、苦しいって!?」
50: 2010/06/03(木) 20:15:05.97
澪「ということがあって…」
律「……」
律「んなバカな…」
澪「ほんとだもん!! 嘘じゃないっ」
律「んー」
澪「そういえば…あの声…たしか…」
澪「…なんとかチキン」
律「平沢チキン?」
澪「そう! 平沢チキン! そう言ってた!」
律「またあのぬいぐるみかー」
澪「やっぱり、あのぬいぐるみ。律が言った通り何かあるんじゃないか!?」
律「だろ? ほーら、やっぱり私が正しかった~!」
律「……」
律「んなバカな…」
澪「ほんとだもん!! 嘘じゃないっ」
律「んー」
澪「そういえば…あの声…たしか…」
澪「…なんとかチキン」
律「平沢チキン?」
澪「そう! 平沢チキン! そう言ってた!」
律「またあのぬいぐるみかー」
澪「やっぱり、あのぬいぐるみ。律が言った通り何かあるんじゃないか!?」
律「だろ? ほーら、やっぱり私が正しかった~!」
52: 2010/06/03(木) 20:18:22.04
律「…ところでさ」
澪「え?」
律「言い出せなかったんだけど、お前何で下着姿なのさ?」
澪「…え」
澪「!!」
澪「ふ、服は!? なんで!?」
律「知らないよ。てか、私が来た時からその格好だったしな」
澪「おかしいよ! ちゃんと部屋着着てたんだって!」
律「じゃあ平沢チキンにでも脱がされたんじゃないの~?」ニヤ
澪「笑いごとか!? 本当だったらとんでもない変態チキンだぞっ!」
律「まぁ、まずは服着なよ。見てるこっちが恥ずかしいから」
澪「え?」
律「言い出せなかったんだけど、お前何で下着姿なのさ?」
澪「…え」
澪「!!」
澪「ふ、服は!? なんで!?」
律「知らないよ。てか、私が来た時からその格好だったしな」
澪「おかしいよ! ちゃんと部屋着着てたんだって!」
律「じゃあ平沢チキンにでも脱がされたんじゃないの~?」ニヤ
澪「笑いごとか!? 本当だったらとんでもない変態チキンだぞっ!」
律「まぁ、まずは服着なよ。見てるこっちが恥ずかしいから」
55: 2010/06/03(木) 20:22:58.69
・・・
紬「うー…ん、…っあ」
モゾモゾ
紬「だ…だめ……そこはっ、ん…」
紬「や、やぁ…っ………はっ!」ムクッ
平沢チキン『……』
紬(体を触られてた気がしたんだけれども…)
紬「…気のせいよね」
平沢チキン『……』カクカク
紬「んー…まだこんな時間……おやすみなさい…」
紬「うー…ん、…っあ」
モゾモゾ
紬「だ…だめ……そこはっ、ん…」
紬「や、やぁ…っ………はっ!」ムクッ
平沢チキン『……』
紬(体を触られてた気がしたんだけれども…)
紬「…気のせいよね」
平沢チキン『……』カクカク
紬「んー…まだこんな時間……おやすみなさい…」
57: 2010/06/03(木) 20:25:33.45
次の日!
紬「はい、唯ちゃん」
唯「平沢チキ~ン! 寂しくなかったかいっ、おーよしよし」
紬「ふふ、とっても抱き心地よかったわ」
唯「でしょー? えへへ」スリスリ
唯「でもおかしな話だよね。ウチに置いてたはずの平沢チキンが勝手にムギちゃんちにいってたなんて」
唯「は! まさかムギちゃんに浮気!? わ、私を捨てたのねっ」グリグリ
平沢チキン『……』
澪・律「……」
紬「はい、唯ちゃん」
唯「平沢チキ~ン! 寂しくなかったかいっ、おーよしよし」
紬「ふふ、とっても抱き心地よかったわ」
唯「でしょー? えへへ」スリスリ
唯「でもおかしな話だよね。ウチに置いてたはずの平沢チキンが勝手にムギちゃんちにいってたなんて」
唯「は! まさかムギちゃんに浮気!? わ、私を捨てたのねっ」グリグリ
平沢チキン『……』
澪・律「……」
58: 2010/06/03(木) 20:28:47.39
律「なぁ、澪」ヒソ
澪「…言わなくてもわかってる」
澪「平沢チキンは…呪われたぬいぐるみだ!」バン
律「いや、まだそこまでは言って…」
澪「唯!」
唯・紬「澪ちゃん?」
唯「どしたの?」
澪「平沢チキンを焼却処分しよう!」
唯・紬「!?」
澪「…言わなくてもわかってる」
澪「平沢チキンは…呪われたぬいぐるみだ!」バン
律「いや、まだそこまでは言って…」
澪「唯!」
唯・紬「澪ちゃん?」
唯「どしたの?」
澪「平沢チキンを焼却処分しよう!」
唯・紬「!?」
60: 2010/06/03(木) 20:32:04.86
唯「なんで!? え!?」
澪「そのぬいぐるみは絶対に何かある!」
律「み、澪。落ち着けって」
紬「い、いきなりどうしちゃったの? 澪ちゃん…」
澪「梓も平沢チキンが何とかって言ってたろ…つまり」
澪「そういうことなんだよ」
唯「説明になってないよ!?」
澪「そのぬいぐるみは絶対に何かある!」
律「み、澪。落ち着けって」
紬「い、いきなりどうしちゃったの? 澪ちゃん…」
澪「梓も平沢チキンが何とかって言ってたろ…つまり」
澪「そういうことなんだよ」
唯「説明になってないよ!?」
61: 2010/06/03(木) 20:35:15.59
律「ま、まぁ…澪はちょっと大げさに言い過ぎだけどさ」
律「たしかにそのぬいぐるみ少しあやしいよ。うん」
紬「そういえばりっちゃん、最初に視線感じたって言ってたね」
律「それもあるけどさ。梓に続いて澪、そしてムギのウチにいきなり登場…」
律「こうも続くと…なぁ?」
唯「そんな…考えすぎだよっ」
唯「それに! 平沢チキンはとってもいい子だもん! ね、ムギちゃん!」
紬「え!? え、ええ…」
律「たしかにそのぬいぐるみ少しあやしいよ。うん」
紬「そういえばりっちゃん、最初に視線感じたって言ってたね」
律「それもあるけどさ。梓に続いて澪、そしてムギのウチにいきなり登場…」
律「こうも続くと…なぁ?」
唯「そんな…考えすぎだよっ」
唯「それに! 平沢チキンはとってもいい子だもん! ね、ムギちゃん!」
紬「え!? え、ええ…」
63: 2010/06/03(木) 20:38:21.61
澪「そういえば律には今のところ何もしてないな。平沢チキン」
紬「視線感じたっていうのは?」
律「あー…」
律「まぁ、何もされてないのならそれでいいんじゃねーの?」
唯「りっちゃんは平沢チキンの好みじゃなかったんだね」
律「何を!?」
紬「まぁまぁ…」
澪「とにかく!」
澪「焼却処分は言いすぎたから、せめてそのぬいぐるみ…どうにかして」
唯「どうにかって…」
澪「ほら…お祓いとか」
唯「ひ、ひどいよぉ…平沢チキンは何もおかしくない! 純粋無垢なチキンだもん! えぇ~ん!」タタタ…ガチャリ
澪「唯!」
紬「視線感じたっていうのは?」
律「あー…」
律「まぁ、何もされてないのならそれでいいんじゃねーの?」
唯「りっちゃんは平沢チキンの好みじゃなかったんだね」
律「何を!?」
紬「まぁまぁ…」
澪「とにかく!」
澪「焼却処分は言いすぎたから、せめてそのぬいぐるみ…どうにかして」
唯「どうにかって…」
澪「ほら…お祓いとか」
唯「ひ、ひどいよぉ…平沢チキンは何もおかしくない! 純粋無垢なチキンだもん! えぇ~ん!」タタタ…ガチャリ
澪「唯!」
64: 2010/06/03(木) 20:41:19.59
紬「唯ちゃん…困ったわぁ」
澪「……」
律「ちょっといきなりすぎたからなぁ、大事にしてたぬいぐるみを悪く言われたわけだし」
澪「…なんか悪いことしちゃったかな」
律(悪いことは言ったな)
澪「うーん…私、唯にあやまってくるよ…」トコトコ
紬「いってらっしゃ~い」
律「やれやれ……ん?」
律「うおっ、ムギぃ…いやらしいな!」
紬「え?」
律「首元にキスマークついてるぞぉ~…」
紬「キスマーク?」
澪「……」
律「ちょっといきなりすぎたからなぁ、大事にしてたぬいぐるみを悪く言われたわけだし」
澪「…なんか悪いことしちゃったかな」
律(悪いことは言ったな)
澪「うーん…私、唯にあやまってくるよ…」トコトコ
紬「いってらっしゃ~い」
律「やれやれ……ん?」
律「うおっ、ムギぃ…いやらしいな!」
紬「え?」
律「首元にキスマークついてるぞぉ~…」
紬「キスマーク?」
67: 2010/06/03(木) 20:44:43.73
唯「ひ…っく…うぅ…」グスン
唯「あんまりだよぉ…平沢チキンはなにもしてないのに」
平沢チキン『……』
唯「はぁ…ぐすっ…ずずず…」
平沢チキン『……』コソコソ…ス
トコトコトコ…
唯「絶対焼却処分なんてしないからねー…って」
唯「あれ? 平沢チキン…?」
唯「ない…おかしいなぁ…」
唯「あんまりだよぉ…平沢チキンはなにもしてないのに」
平沢チキン『……』
唯「はぁ…ぐすっ…ずずず…」
平沢チキン『……』コソコソ…ス
トコトコトコ…
唯「絶対焼却処分なんてしないからねー…って」
唯「あれ? 平沢チキン…?」
唯「ない…おかしいなぁ…」
70: 2010/06/03(木) 20:49:43.35
澪「はぁ、唯はどこに行ったんだ?」
澪(…あんな不気味なぬいぐるみだけど、唯にとっては大事な物なんだよね)
澪(いきなりあんな風に言うことはなかったんだ。ごめんな唯…)
トコトコトコ…
澪(ん、誰か後ろにいる?)チラ
シーン…
澪「あれ…足音が聞こえたのに……い、いやだな…なんか」ゾクッ
澪「さ、さっさと唯を探さないと…」トコトコ
トコトコトコ…
澪「……」ピタッ
ピタッ
澪(…あんな不気味なぬいぐるみだけど、唯にとっては大事な物なんだよね)
澪(いきなりあんな風に言うことはなかったんだ。ごめんな唯…)
トコトコトコ…
澪(ん、誰か後ろにいる?)チラ
シーン…
澪「あれ…足音が聞こえたのに……い、いやだな…なんか」ゾクッ
澪「さ、さっさと唯を探さないと…」トコトコ
トコトコトコ…
澪「……」ピタッ
ピタッ
72: 2010/06/03(木) 20:52:49.60
澪「…っ」トコトコ
トコトコトコ…
澪「…はぁ、はぁ」ピタッ
ピタッ
澪「だ、だれ…?」チラ
シーン…
澪(いない…!)
澪「はぁ、はぁ…!」タタタ…
タタタタ…
澪「っ!」ピタッ
ピタッ
澪「あ…あ…」
澪(だ、誰か…誰かいないの…!?)
トコトコトコ…
澪「…はぁ、はぁ」ピタッ
ピタッ
澪「だ、だれ…?」チラ
シーン…
澪(いない…!)
澪「はぁ、はぁ…!」タタタ…
タタタタ…
澪「っ!」ピタッ
ピタッ
澪「あ…あ…」
澪(だ、誰か…誰かいないの…!?)
74: 2010/06/03(木) 20:57:22.90
澪(なんで、なんで私がこんな目に…)
澪「…い、いないの? 誰…? い、いるんでしょ?」キョロキョロ
シーン…
澪「はぁ…はぁ…はぁ…!」
『はぁ…はぁ…』
澪「はぁ…はぁ…っ!?」
『はぁ…はぁ…』
澪(やっぱり…いるっ…!?)キョロキョロ
『はぁ…はぁ…』
澪(し、下から聞こえるっ!!)
…チラ
平沢チキン『はぁ…はぁ…』
澪「あ…ああ…ああああ……」
澪「きぃぃぃゃああぁあぁああぁぁああああぁあああああぁ――――」
平沢チキン『また…縞パン…』
澪「…い、いないの? 誰…? い、いるんでしょ?」キョロキョロ
シーン…
澪「はぁ…はぁ…はぁ…!」
『はぁ…はぁ…』
澪「はぁ…はぁ…っ!?」
『はぁ…はぁ…』
澪(やっぱり…いるっ…!?)キョロキョロ
『はぁ…はぁ…』
澪(し、下から聞こえるっ!!)
…チラ
平沢チキン『はぁ…はぁ…』
澪「あ…ああ…ああああ……」
澪「きぃぃぃゃああぁあぁああぁぁああああぁあああああぁ――――」
平沢チキン『また…縞パン…』
77: 2010/06/03(木) 21:02:16.11
唯「そろそろ戻らないと…みんなに心配かけちゃうよ…」トコトコ
唯「…あれ? だ、誰か倒れてる!!」
澪「 」
唯「澪ちゃん!? どうしたの!? 澪ちゃんっ」ユサユサ
澪「 」
澪「っは!!」バッ
唯「! み、澪ちゃんっ、大丈夫!?」
澪「わ、私は…」
澪「!!」
澪「ゆ、唯っっ」ギュゥッ
唯「うわっ!? ど、どうしたの…?」
澪「う、うえ~ん…」ガタガタ…
唯「澪ちゃん…?」
唯「…あれ? だ、誰か倒れてる!!」
澪「 」
唯「澪ちゃん!? どうしたの!? 澪ちゃんっ」ユサユサ
澪「 」
澪「っは!!」バッ
唯「! み、澪ちゃんっ、大丈夫!?」
澪「わ、私は…」
澪「!!」
澪「ゆ、唯っっ」ギュゥッ
唯「うわっ!? ど、どうしたの…?」
澪「う、うえ~ん…」ガタガタ…
唯「澪ちゃん…?」
78: 2010/06/03(木) 21:05:06.10
・・・
和「失礼しました」
和「ふぅ、生徒会長も楽じゃないわね」
和「って、そんなの分かりきってたことよね…」
サワ…
和「!」バッ
和(い、いま太ももを触られた気が…)
和「き、気のせいか…あー、疲れがたまってきてるのかしら」
平沢チキン『……』トコトコ
和「失礼しました」
和「ふぅ、生徒会長も楽じゃないわね」
和「って、そんなの分かりきってたことよね…」
サワ…
和「!」バッ
和(い、いま太ももを触られた気が…)
和「き、気のせいか…あー、疲れがたまってきてるのかしら」
平沢チキン『……』トコトコ
80: 2010/06/03(木) 21:08:17.91
「それじゃあ山中先生、後はよろしくお願いします」
さわ子「はい」
さわ子(あー、面倒ねぇ…)カリカリ
モゾモゾ…
さわ子「!」ビクン
さわ子(や、やだ! 何か服の中に入った!)バッバッ…
モゾモゾ…
さわ子「あひんっ」
さわ子(ちょ…ちょっと、何これっ!?)
モゾモゾ…
さわ子「くんっっ」ビクビク
「や、山中先生? どうかしましたか…?」
さわ子「い、いえっ! 何も! あぁぅんっ」ビクン
「せ、先生!?」
平沢チキン『……』モゾモゾ…
さわ子「はい」
さわ子(あー、面倒ねぇ…)カリカリ
モゾモゾ…
さわ子「!」ビクン
さわ子(や、やだ! 何か服の中に入った!)バッバッ…
モゾモゾ…
さわ子「あひんっ」
さわ子(ちょ…ちょっと、何これっ!?)
モゾモゾ…
さわ子「くんっっ」ビクビク
「や、山中先生? どうかしましたか…?」
さわ子「い、いえっ! 何も! あぁぅんっ」ビクン
「せ、先生!?」
平沢チキン『……』モゾモゾ…
82: 2010/06/03(木) 21:12:08.56
・・・
澪「もうやだ、もうやだ、もうやだ…」ガチガチ
唯「み、澪ちゃん…」
律「いつまでそうやって縮こまってるつもりだよ」
紬「でもこの怯えかたは異常よ?」
律「何があったんだよ…まさか」
律「平沢チキ…」
澪「わあああああああ!!!」
律「!?」
澪「い、言わないで…もうその名前言わないで!!」
律「マジで当たりかよっ」
唯「そ、そんなぁ…」
澪「もうやだ、もうやだ、もうやだ…」ガチガチ
唯「み、澪ちゃん…」
律「いつまでそうやって縮こまってるつもりだよ」
紬「でもこの怯えかたは異常よ?」
律「何があったんだよ…まさか」
律「平沢チキ…」
澪「わあああああああ!!!」
律「!?」
澪「い、言わないで…もうその名前言わないで!!」
律「マジで当たりかよっ」
唯「そ、そんなぁ…」
83: 2010/06/03(木) 21:15:12.06
紬「あら、そういえば唯ちゃん。平沢チキンくんはどうしたの?」
澪「ひぃっ」ビクッ
唯「実は、気づいたらなんかいなくなってたの」
律「それってお前…」
唯「うーん…」
澪「おしまいだ…みんなあいつにグリル焼きにされちゃうんだよ…はは…」
紬「お、落ち着いて」
澪「ひぃっ」ビクッ
唯「実は、気づいたらなんかいなくなってたの」
律「それってお前…」
唯「うーん…」
澪「おしまいだ…みんなあいつにグリル焼きにされちゃうんだよ…はは…」
紬「お、落ち着いて」
84: 2010/06/03(木) 21:18:13.48
唯「平沢チキンは…自分で動けちゃうのかな」
律「笑えないなそれ…今聞くと」
唯「今まではこんなことなかったのに」
紬「不思議よねぇ…」
律「むしろ怖いわ!」
澪「照り焼き、照り焼き…」
律「見ろ、澪もこんなになっちまってんだぞ!」
唯「うぅ、澪ちゃぁん…」
紬「本当にお祓いしてもらう?」
唯「か、考えとく…」
律「笑えないなそれ…今聞くと」
唯「今まではこんなことなかったのに」
紬「不思議よねぇ…」
律「むしろ怖いわ!」
澪「照り焼き、照り焼き…」
律「見ろ、澪もこんなになっちまってんだぞ!」
唯「うぅ、澪ちゃぁん…」
紬「本当にお祓いしてもらう?」
唯「か、考えとく…」
85: 2010/06/03(木) 21:21:03.33
律「とりあえず平沢チキンはどこなんだよ。つーかどこで何してんだ?」
唯「お、お散歩だね! きっと!」
律「…想像したら結構シュールだった」
紬「どこに行っちゃったのかしらね」
律「ていうかほんとにぬいぐるみが動くってのなら実際見てみたくないか?」
澪「馬鹿か!? 馬鹿だろ! 馬鹿!」
律「馬鹿馬鹿うるせぇよっ! …そういや人形が動いて人を頃してくってホラー映画あったよな、澪」
澪「やめて! チャッキーは言わないでーっ!!」
唯・紬(自分で言った…)
唯「お、お散歩だね! きっと!」
律「…想像したら結構シュールだった」
紬「どこに行っちゃったのかしらね」
律「ていうかほんとにぬいぐるみが動くってのなら実際見てみたくないか?」
澪「馬鹿か!? 馬鹿だろ! 馬鹿!」
律「馬鹿馬鹿うるせぇよっ! …そういや人形が動いて人を頃してくってホラー映画あったよな、澪」
澪「やめて! チャッキーは言わないでーっ!!」
唯・紬(自分で言った…)
86: 2010/06/03(木) 21:25:03.99
・・・
梓「え、ムギ先輩の家に!?」
憂「って、お姉ちゃんが言ってたよ」
梓「もう…やだなぁ」
梓「澪先輩じゃなくてもこれは怖いよ…ううっ」
純「んな大げさな」
梓「純は怖い目にあってないからそういうこと言えるのっ」
憂「あはは、ぬいぐるみからじゃなくてもトイレ覗かれるのは怖いよね」
梓「笑いごとじゃないっ」
コソコソ…ス
梓「え、ムギ先輩の家に!?」
憂「って、お姉ちゃんが言ってたよ」
梓「もう…やだなぁ」
梓「澪先輩じゃなくてもこれは怖いよ…ううっ」
純「んな大げさな」
梓「純は怖い目にあってないからそういうこと言えるのっ」
憂「あはは、ぬいぐるみからじゃなくてもトイレ覗かれるのは怖いよね」
梓「笑いごとじゃないっ」
コソコソ…ス
87: 2010/06/03(木) 21:28:04.51
純「きっと梓疲れてたんだよ。だから変なもんが見えちゃって…」
梓「ほんとだもん…」ムスッ
純「信じる、信じるって」
梓「ぜったい信じない」
純「ばれたか」
梓「ううっ…」
コソコソ…コソコソ…
憂「ん?」
梓「ほんとだもん…」ムスッ
純「信じる、信じるって」
梓「ぜったい信じない」
純「ばれたか」
梓「ううっ…」
コソコソ…コソコソ…
憂「ん?」
88: 2010/06/03(木) 21:30:13.23
憂(虫かな?)
コソコソ…シュッ
憂「あれ?」
憂(見失っちゃった)
純「憂、どーした?」
憂「え、あ、何でもないよ」
純「そう? …ん?」
ソー…
純「えいっ」ムギュッ…グイ
平沢チキン『……』ジタバタ…ジタバタ…
梓・憂「!?」
コソコソ…シュッ
憂「あれ?」
憂(見失っちゃった)
純「憂、どーした?」
憂「え、あ、何でもないよ」
純「そう? …ん?」
ソー…
純「えいっ」ムギュッ…グイ
平沢チキン『……』ジタバタ…ジタバタ…
梓・憂「!?」
90: 2010/06/03(木) 21:33:31.78
純「なんか踏んづけた!」
梓「あ、あわわ…あわわ…!」
憂「じゅ、純ちゃん…それ…」
純「んー?」チラ
平沢チキン『……』ジタバタ
純「な、なんてこったい…」
平沢チキン『や、やめてよぉー』ジタバタ
梓・憂・純(なんか喋った!?)
梓「あ、あわわ…あわわ…!」
憂「じゅ、純ちゃん…それ…」
純「んー?」チラ
平沢チキン『……』ジタバタ
純「な、なんてこったい…」
平沢チキン『や、やめてよぉー』ジタバタ
梓・憂・純(なんか喋った!?)
91: 2010/06/03(木) 21:36:06.24
純「ていうか動いてるよ! これ!」
梓「ほ、ほら! だから言ったでしょ!?」
憂「こ、この子…平沢チキン、だよね…?」
平沢チキン『そうだよー。平沢チキンだよぉ』ジタバタ
平沢チキン『と、とりあえず足上げて~…苦しいぃ』
純「じゃ、じゃあ…」
純「掴む…」ギュゥ
平沢チキン『ぐげっ』
憂・梓(カヲルくん掴んでる初号機思い出す…)
梓「ほ、ほら! だから言ったでしょ!?」
憂「こ、この子…平沢チキン、だよね…?」
平沢チキン『そうだよー。平沢チキンだよぉ』ジタバタ
平沢チキン『と、とりあえず足上げて~…苦しいぃ』
純「じゃ、じゃあ…」
純「掴む…」ギュゥ
平沢チキン『ぐげっ』
憂・梓(カヲルくん掴んでる初号機思い出す…)
92: 2010/06/03(木) 21:39:15.13
平沢チキン『く、くるしいよぉ…』
純「我慢が大事」
平沢チキン『チキンが何したっていうの…』
憂・梓「一人称がチキン…」
平沢チキン『ひどいよぉ、あんまりだよぉ…』
憂「…なんか」
梓「唯先輩と喋り方がにてる」
平沢チキン『唯ちゃんはチキンのマザーだもん。ちょっぴり影響受けてるんだよぉ』
梓(にてるだけになんかムカつく…)
純「我慢が大事」
平沢チキン『チキンが何したっていうの…』
憂・梓「一人称がチキン…」
平沢チキン『ひどいよぉ、あんまりだよぉ…』
憂「…なんか」
梓「唯先輩と喋り方がにてる」
平沢チキン『唯ちゃんはチキンのマザーだもん。ちょっぴり影響受けてるんだよぉ』
梓(にてるだけになんかムカつく…)
93: 2010/06/03(木) 21:42:34.67
純「で、あんたは何しにこんなとこにいるのよ?」
平沢チキン『三人とスキンシップを取るためだよぉ』
純「スキンシップ?」
平沢チキン『うん。体ペタペタ触りに来たの』
平沢チキン『見てるだけじゃ、我慢できなくなっちゃって! えへへ…』
梓・憂・純(最低だ…こいつ)
梓「じゃ、じゃあやっぱりあの時私のトイレを覗いたのは…」
平沢チキン『そうだね。チキンだよぉ』
梓「…ライター、ライターはどこ?」
憂「お、落ち着いてっ」
平沢チキン『三人とスキンシップを取るためだよぉ』
純「スキンシップ?」
平沢チキン『うん。体ペタペタ触りに来たの』
平沢チキン『見てるだけじゃ、我慢できなくなっちゃって! えへへ…』
梓・憂・純(最低だ…こいつ)
梓「じゃ、じゃあやっぱりあの時私のトイレを覗いたのは…」
平沢チキン『そうだね。チキンだよぉ』
梓「…ライター、ライターはどこ?」
憂「お、落ち着いてっ」
94: 2010/06/03(木) 21:46:06.09
平沢チキン『あの時のあずにゃんの顔は今でも忘れられないなぁ、おまけにそのまま気絶しちゃったからあの後ムフフ』
梓「氏ね! こいつ! 氏ね!」
憂「あ、梓ちゃん…」
純「ていうか何であんたは喋ったり、動いたりできるわけ?」
平沢チキン『トイストーリー、知ってるでしょ?』
純「え、あー…ウッディとかバズとかの…」
憂「懐かしいねー」
平沢チキン『つまり、そういうことだよ!』
純「は?」
平沢チキン『うん、純ちゃんは馬鹿なんだね。清き心を無くしてしまった愚かな人間だよぉ…うぐっ!?』
純「……」ギリギリギリ…
憂「じゅ、純ちゃん…落ち着いて!」
梓「氏ね! こいつ! 氏ね!」
憂「あ、梓ちゃん…」
純「ていうか何であんたは喋ったり、動いたりできるわけ?」
平沢チキン『トイストーリー、知ってるでしょ?』
純「え、あー…ウッディとかバズとかの…」
憂「懐かしいねー」
平沢チキン『つまり、そういうことだよ!』
純「は?」
平沢チキン『うん、純ちゃんは馬鹿なんだね。清き心を無くしてしまった愚かな人間だよぉ…うぐっ!?』
純「……」ギリギリギリ…
憂「じゅ、純ちゃん…落ち着いて!」
96: 2010/06/03(木) 21:50:04.96
平沢チキン『にしても、さすがは憂!』
憂「へ?」
平沢チキン『他の二人に比べてお淑やかで優しくてとってもいい女だよぉ』
憂「え、そ、そんなことないよっ」
純「てめぇさっきからなに喧嘩売って…」
憂「す、ストップ! ストップ!」
憂「平沢チキンもこれ以上変なこと言わないで!」
平沢チキン『憂がそう言うのなら自重するよぉ』
純「…とりあえずこいつどうすんのさ」
梓「唯先輩のとこに持っていこう。それからこいつの処分を決めてもらおう」
平沢チキン『う、憂~』
憂「こ、困ったね…あははは…」
憂「へ?」
平沢チキン『他の二人に比べてお淑やかで優しくてとってもいい女だよぉ』
憂「え、そ、そんなことないよっ」
純「てめぇさっきからなに喧嘩売って…」
憂「す、ストップ! ストップ!」
憂「平沢チキンもこれ以上変なこと言わないで!」
平沢チキン『憂がそう言うのなら自重するよぉ』
純「…とりあえずこいつどうすんのさ」
梓「唯先輩のとこに持っていこう。それからこいつの処分を決めてもらおう」
平沢チキン『う、憂~』
憂「こ、困ったね…あははは…」
99: 2010/06/03(木) 21:53:58.73
・・・
唯「平沢チキン~!」ギュゥ
平沢チキン『……』
唯「もうっ、心配したんだからね!」
紬「無事でよかったわねぇ」
澪「見えない、私には見えないぞ…見えない、見えない」
憂「澪さん?」
律「まさか今度は梓のところにあったとはなー」
梓「…あったというか、いたというか」
律「マジか」
純「私が捕まえたんですよ、すごいでしょう? ね?」
唯「平沢チキン~!」ギュゥ
平沢チキン『……』
唯「もうっ、心配したんだからね!」
紬「無事でよかったわねぇ」
澪「見えない、私には見えないぞ…見えない、見えない」
憂「澪さん?」
律「まさか今度は梓のところにあったとはなー」
梓「…あったというか、いたというか」
律「マジか」
純「私が捕まえたんですよ、すごいでしょう? ね?」
102: 2010/06/03(木) 21:58:26.17
律「ていうか憂ちゃんと…えっと」
純「!」
律「二人はなんでここに?」
純「……」シュン…
憂「え、えっと…ちょっと私たちも気になっちゃって…」
純「奴の最後を見届けるべきかと思いまして」
紬「最後?」
唯「ほら、みんな~。やっぱり平沢チキン何ともないじゃん!」
平沢チキン『……』
澪「ここまであって何ともないはずがないだろ!」
梓「こいつ、唯先輩の前だからって良い子ぶってるんですよ! きっと!」
唯「だ、だめだよ! 寄ってたかって平沢チキンをいじめちゃ…」
純「!」
律「二人はなんでここに?」
純「……」シュン…
憂「え、えっと…ちょっと私たちも気になっちゃって…」
純「奴の最後を見届けるべきかと思いまして」
紬「最後?」
唯「ほら、みんな~。やっぱり平沢チキン何ともないじゃん!」
平沢チキン『……』
澪「ここまであって何ともないはずがないだろ!」
梓「こいつ、唯先輩の前だからって良い子ぶってるんですよ! きっと!」
唯「だ、だめだよ! 寄ってたかって平沢チキンをいじめちゃ…」
103: 2010/06/03(木) 22:01:29.99
紬「そうね。ちょっと可哀想よ…」
純「そいつの外見に騙されちゃいけませんよ!」
律「いや、外見からして何となく胡散臭いんだけどな」
梓「…唯先輩、見ててください。すぐに本当の平沢チキンを見せてあげますよ」グイッ
平沢チキン『……』
唯「ああっ、乱暴しないでよぉっ」
憂「梓ちゃんそこまでしなくても…」
梓「ふんっ、ふんっ」ブンブン…
平沢チキン『……』
梓「ふんっ、ふんっ、ふ…あっ!」ブンブン…ヒュッ
ヒューーーーーーー………ブチュ
澪「むぐっ!!?」チュー
平沢チキン『……』チュー
「あらら…」
純「そいつの外見に騙されちゃいけませんよ!」
律「いや、外見からして何となく胡散臭いんだけどな」
梓「…唯先輩、見ててください。すぐに本当の平沢チキンを見せてあげますよ」グイッ
平沢チキン『……』
唯「ああっ、乱暴しないでよぉっ」
憂「梓ちゃんそこまでしなくても…」
梓「ふんっ、ふんっ」ブンブン…
平沢チキン『……』
梓「ふんっ、ふんっ、ふ…あっ!」ブンブン…ヒュッ
ヒューーーーーーー………ブチュ
澪「むぐっ!!?」チュー
平沢チキン『……』チュー
「あらら…」
104: 2010/06/03(木) 22:04:30.87
律「なんという…なんという…」
唯「澪ちゃんってば大胆!」
梓・純「うわああああ澪先輩がああああ」
ス…
澪「あ…あ…ああ…」ガクッ
平沢チキン『ふぅ…思わぬ棚から牡丹餅だったよぉ』
唯・律・紬「喋った!?」
唯「やった! やったよりっちゃん! 平沢チキンが喋った!」
律「おう! お祓い決定だな!」
梓「そういう問題ですか! こいつは澪先輩を…」
平沢チキン『澪ちゃんの初めては…このチキンがいただいた』
純「氏ね!」
梓「氏ね!」
唯「澪ちゃんってば大胆!」
梓・純「うわああああ澪先輩がああああ」
ス…
澪「あ…あ…ああ…」ガクッ
平沢チキン『ふぅ…思わぬ棚から牡丹餅だったよぉ』
唯・律・紬「喋った!?」
唯「やった! やったよりっちゃん! 平沢チキンが喋った!」
律「おう! お祓い決定だな!」
梓「そういう問題ですか! こいつは澪先輩を…」
平沢チキン『澪ちゃんの初めては…このチキンがいただいた』
純「氏ね!」
梓「氏ね!」
106: 2010/06/03(木) 22:08:21.34
唯「どうしよう憂…私、私…感動のあまり涙が…おおぅっ…」ポロポロ
憂「な、なんで!?」
澪「 」
梓「澪先輩! 澪先輩! しっかりしてください!」
純「真っ白だ…」
紬「本当に喋ったり、動いたりできるのね…!」ウキウキ
平沢チキン『ムギちゃ~ん、ムギちゃ~ん』グイグイッ
紬「あらあら…うふふっ」
梓「ムギ先輩! 気を許してはいけません! そいつは変態チキンです!」
唯「そんなことどうでもいいっ、平沢チキン~!!」
憂「な、なんで!?」
澪「 」
梓「澪先輩! 澪先輩! しっかりしてください!」
純「真っ白だ…」
紬「本当に喋ったり、動いたりできるのね…!」ウキウキ
平沢チキン『ムギちゃ~ん、ムギちゃ~ん』グイグイッ
紬「あらあら…うふふっ」
梓「ムギ先輩! 気を許してはいけません! そいつは変態チキンです!」
唯「そんなことどうでもいいっ、平沢チキン~!!」
107: 2010/06/03(木) 22:11:52.87
唯「平沢チキンやぁ~~いっ!!」ギュゥ
平沢チキン『ふぐっ!?』
唯「なんで、なんで今まで喋ってくれたりしてくれなかったのさ!?」
唯「知ってたら毎日お話ししたのにっ」
律「傍から見たら痛い子にしか見えないけどな、それ」
憂「で、でもでも! お姉ちゃんならきっとそれでも可愛いはずですっ!」
平沢チキン『だって、そんなことしたら…唯ちゃんが怖がるかと思って…』
唯「ううん。そんなことないよ! むしろ大歓迎だもん!」
律「…じゃあなんで今になって色々やらかしてんだよ、お前」
平沢チキン『ふぐっ!?』
唯「なんで、なんで今まで喋ってくれたりしてくれなかったのさ!?」
唯「知ってたら毎日お話ししたのにっ」
律「傍から見たら痛い子にしか見えないけどな、それ」
憂「で、でもでも! お姉ちゃんならきっとそれでも可愛いはずですっ!」
平沢チキン『だって、そんなことしたら…唯ちゃんが怖がるかと思って…』
唯「ううん。そんなことないよ! むしろ大歓迎だもん!」
律「…じゃあなんで今になって色々やらかしてんだよ、お前」
108: 2010/06/03(木) 22:14:48.37
平沢チキン『…それは』
律「うん」
平沢チキン『……』
平沢チキン『……』
平沢チキン『…あ……』
平沢チキン『……』クネクネ…
平沢チキン『…んっ…』
平沢チキン『……』
平沢チキン『…それはね』
律「わかった。もういいよ、ありがとう、お前面倒くさい」
律「うん」
平沢チキン『……』
平沢チキン『……』
平沢チキン『…あ……』
平沢チキン『……』クネクネ…
平沢チキン『…んっ…』
平沢チキン『……』
平沢チキン『…それはね』
律「わかった。もういいよ、ありがとう、お前面倒くさい」
109: 2010/06/03(木) 22:17:21.13
平沢チキン『き、聞いておいてそれは無いと思うよぉ!』
律「んじゃあさっさと言えばいいだろ! さっさと!」
紬「平沢チキンくんはまだ少し緊張してるのよね。きっと…ね?」
平沢チキン『ムギちゃんってばマジ天使』
純「ムギ先輩にまで毒牙をのばすか…!」
梓「唯先輩、こいつはマジでヤバいです! ゲロ以下の臭いがプンプンしますよ!」
澪「そ、そうだぞ……騙されるな…」
律「復活したか、澪」
澪「うぐっ…この悔しさをバネに私は戦うよ。律っ」
律「よくわからないけど頑張ろうな。澪」
律「んじゃあさっさと言えばいいだろ! さっさと!」
紬「平沢チキンくんはまだ少し緊張してるのよね。きっと…ね?」
平沢チキン『ムギちゃんってばマジ天使』
純「ムギ先輩にまで毒牙をのばすか…!」
梓「唯先輩、こいつはマジでヤバいです! ゲロ以下の臭いがプンプンしますよ!」
澪「そ、そうだぞ……騙されるな…」
律「復活したか、澪」
澪「うぐっ…この悔しさをバネに私は戦うよ。律っ」
律「よくわからないけど頑張ろうな。澪」
111: 2010/06/03(木) 22:20:31.17
憂「で、結局その理由というのは…」
平沢チキン『話したくてもタイミングが中々掴めなくて』
唯「みんな! 静かにー! 静粛に!」
「……」
平沢チキン『…ふぅ』
平沢チキン『そう、これは恋だよ…』
唯「なんと!」
紬「つ、続けて!」
平沢チキン『チキンはね、今まで自分に自信を持つことができなかった臆病者…そう、まさにチキンだった』
純「おいやめろ」
平沢チキン『…そんなチキンがある日、一目惚れしたんだよぉ』
唯・紬「そ、それで!? 相手は!?」
平沢チキン『もう…薄々感づいてるでしょ…』
平沢チキン『…ねぇ』チラリ…
平沢チキン『話したくてもタイミングが中々掴めなくて』
唯「みんな! 静かにー! 静粛に!」
「……」
平沢チキン『…ふぅ』
平沢チキン『そう、これは恋だよ…』
唯「なんと!」
紬「つ、続けて!」
平沢チキン『チキンはね、今まで自分に自信を持つことができなかった臆病者…そう、まさにチキンだった』
純「おいやめろ」
平沢チキン『…そんなチキンがある日、一目惚れしたんだよぉ』
唯・紬「そ、それで!? 相手は!?」
平沢チキン『もう…薄々感づいてるでしょ…』
平沢チキン『…ねぇ』チラリ…
114: 2010/06/03(木) 22:24:14.93
ジー…
律「……」
律「…ん?」
澪「ま、まさか…」
梓「い、意外です…」
憂「ほんと…」
紬「あらぁ…」
純「お似合いですよ」
唯「平沢チキン…私は応援するよ!」
平沢チキン『唯ちゃん…ううん、マザー…ありがとうっ』
律「え…あ…」
律「いや……ちょっと、ちょっと…まってよ……え…?」
律「……」
律「…ん?」
澪「ま、まさか…」
梓「い、意外です…」
憂「ほんと…」
紬「あらぁ…」
純「お似合いですよ」
唯「平沢チキン…私は応援するよ!」
平沢チキン『唯ちゃん…ううん、マザー…ありがとうっ』
律「え…あ…」
律「いや……ちょっと、ちょっと…まってよ……え…?」
115: 2010/06/03(木) 22:27:21.92
平沢チキン『……///』モジモジ…
平沢チキン『…L・O・V・E……りっちゃ』
律「やめてぇぇえええっっ!!! 言うな! 言わないでぇっ!! いやぁあああ」
唯「りっちゃん…照れてる」クスッ
澪「そうだな」クスッ
律「お前らわざとだろ!?」
梓「私は応援しますよ。律先輩」
純「じゃあついでに私も」
律「ふっざけるなよ!?」
平沢チキン『…りっちゃん///』ポ
律「うわわわわわ…うわぁ…ぁあぁぁあ…」
平沢チキン『…L・O・V・E……りっちゃ』
律「やめてぇぇえええっっ!!! 言うな! 言わないでぇっ!! いやぁあああ」
唯「りっちゃん…照れてる」クスッ
澪「そうだな」クスッ
律「お前らわざとだろ!?」
梓「私は応援しますよ。律先輩」
純「じゃあついでに私も」
律「ふっざけるなよ!?」
平沢チキン『…りっちゃん///』ポ
律「うわわわわわ…うわぁ…ぁあぁぁあ…」
117: 2010/06/03(木) 22:32:02.91
紬「あら? でもそしたら何でりっちゃん以外の人にも何かしてきたの?」
平沢チキン『…踏ん切りがつかなかったんだよぉ』
平沢チキン『本当に、本当にりっちゃんが好きなのかどうか…』
平沢チキン『だから他の女の子を見て、この気持ちは本当かどうか確かめてたんだよぉ』
純「お前スキンシップがなんちゃらって言ってたろ。見るどころかお触りしまくってたんだろうが」
平沢チキン『チキンも男の子だから…男の性には勝てないのっ』
唯「それならしかたがないよ…」
梓「唯先輩、そこは冷静に考えてみましょうか。ね?」
平沢チキン『…踏ん切りがつかなかったんだよぉ』
平沢チキン『本当に、本当にりっちゃんが好きなのかどうか…』
平沢チキン『だから他の女の子を見て、この気持ちは本当かどうか確かめてたんだよぉ』
純「お前スキンシップがなんちゃらって言ってたろ。見るどころかお触りしまくってたんだろうが」
平沢チキン『チキンも男の子だから…男の性には勝てないのっ』
唯「それならしかたがないよ…」
梓「唯先輩、そこは冷静に考えてみましょうか。ね?」
122: 2010/06/03(木) 23:01:08.91
平沢チキン『初めてりっちゃんを見たのは…そう今から二年前ぐらいかな』
澪「ちょうど私たちが唯の家に初めて行った時か」
紬「そして一目惚れしたのね!」
平沢チキン『……///』コクリ
澪「なんだ…怖いとか氏ねとか色々思ってたけど、結構可愛いな。平沢チキン…」
唯「ほらねー」
律「澪! お前っ、忘れたのかよ!」
律「お前こいつに何されたのか覚えてないのか!?」
澪「うっ…」
平沢チキン『あれはチキンがやりすぎたよぉ…でもでも、澪ちゃんの怯えた顔とか体とか素晴らしかった! あれだけでご飯3杯はいけるね』
澪「そ、そうかな…///」
律「ああ! わかった! もうダメだ! こいつもうダメだ!」
澪「ちょうど私たちが唯の家に初めて行った時か」
紬「そして一目惚れしたのね!」
平沢チキン『……///』コクリ
澪「なんだ…怖いとか氏ねとか色々思ってたけど、結構可愛いな。平沢チキン…」
唯「ほらねー」
律「澪! お前っ、忘れたのかよ!」
律「お前こいつに何されたのか覚えてないのか!?」
澪「うっ…」
平沢チキン『あれはチキンがやりすぎたよぉ…でもでも、澪ちゃんの怯えた顔とか体とか素晴らしかった! あれだけでご飯3杯はいけるね』
澪「そ、そうかな…///」
律「ああ! わかった! もうダメだ! こいつもうダメだ!」
124: 2010/06/03(木) 23:05:28.90
梓「でもなんで突然こんなに大胆な行動を起こしたの?」
純「大胆っていうか犯罪だよね」
憂「容姿って大事だね…」
平沢チキン『だって…だってりっちゃんってば今、高校三年生じゃん? そろそろ動かないと二度と会えないかと思って…』
澪「なるほどな。だから唐突に…」
唯「うぐっ、ぐすん…大変だったんだね…」
平沢チキン『…りっちゃん!』
律「は、はいっ!?」
平沢チキン『チキンは…チキンは…』
平沢チキン『本気、なんだよ…?』
律(うぜええええええええ!!!!! うわああああああ!!!!)
純「大胆っていうか犯罪だよね」
憂「容姿って大事だね…」
平沢チキン『だって…だってりっちゃんってば今、高校三年生じゃん? そろそろ動かないと二度と会えないかと思って…』
澪「なるほどな。だから唐突に…」
唯「うぐっ、ぐすん…大変だったんだね…」
平沢チキン『…りっちゃん!』
律「は、はいっ!?」
平沢チキン『チキンは…チキンは…』
平沢チキン『本気、なんだよ…?』
律(うぜええええええええ!!!!! うわああああああ!!!!)
125: 2010/06/03(木) 23:09:01.30
紬・唯「りっちゃん!」
澪「律!」
紬・唯・澪「……」ワクワク
律(こいつら…)
純「ここまでくると本当に応援してあげたくなってきたよ」
梓「私も」
憂「うんっ」
律(単なるヤジウマだろうが…)
平沢チキン『……』
律「え…あ……そ、その…」
平沢チキン『……』
律(こ、こいつ…本当にマジなんだ…目が真剣だよ…)
律(…い、いいのか? こいつの頑張りを…無下にしても……)
律「あ、あの………」
澪「律!」
紬・唯・澪「……」ワクワク
律(こいつら…)
純「ここまでくると本当に応援してあげたくなってきたよ」
梓「私も」
憂「うんっ」
律(単なるヤジウマだろうが…)
平沢チキン『……』
律「え…あ……そ、その…」
平沢チキン『……』
律(こ、こいつ…本当にマジなんだ…目が真剣だよ…)
律(…い、いいのか? こいつの頑張りを…無下にしても……)
律「あ、あの………」
128: 2010/06/03(木) 23:13:42.23
律「ご、ごめん…」
「!」
平沢チキン『! ……』
平沢チキン『せめて…せめて…理由だけでも…』
律「……」
律「えっとー…」
律「ほ、ほら、私たち…お互いのこととかよくわかってないしっ」
律「それにたぶん、私じゃ…チキ…あなたとつり合わないから」
平沢チキン『そんな…!』
唯「ひ、平沢チキンっ…」
律「だから―――――」
「――――…ごめんなさい」
「!」
平沢チキン『! ……』
平沢チキン『せめて…せめて…理由だけでも…』
律「……」
律「えっとー…」
律「ほ、ほら、私たち…お互いのこととかよくわかってないしっ」
律「それにたぶん、私じゃ…チキ…あなたとつり合わないから」
平沢チキン『そんな…!』
唯「ひ、平沢チキンっ…」
律「だから―――――」
「――――…ごめんなさい」
131: 2010/06/03(木) 23:16:54.71
後日談!
純「え、平沢チキンいなくなっちゃったの?」
憂「うん。置き手紙だけおいてあって…自分を探す旅に出ますって」
梓「そんなにショックだったんだ」
純「結構真剣だったぽいっしねー」
憂「そうだね…」
梓「唯先輩は何て言ってた?」
憂「それがお姉ちゃんたらね…」
純「え、平沢チキンいなくなっちゃったの?」
憂「うん。置き手紙だけおいてあって…自分を探す旅に出ますって」
梓「そんなにショックだったんだ」
純「結構真剣だったぽいっしねー」
憂「そうだね…」
梓「唯先輩は何て言ってた?」
憂「それがお姉ちゃんたらね…」
132: 2010/06/03(木) 23:20:18.83
唯「平沢チキンがそうしたかったのなら、親としては黙って見送らなきゃ」
唯「ってね!」
紬「唯ちゃん大人! 偉いわぁ」
唯「えへへー…でも、なんだかちょっと寂しいや」
澪「そうだな。な、律」
律「……」
澪「律?」
律「え? え、あぁ、うん…」
澪「ボーっとしてた」
律「そう? …そっか」
紬「りっちゃん…」
律(あいつ、何してるんだろうなぁ…)
唯「ってね!」
紬「唯ちゃん大人! 偉いわぁ」
唯「えへへー…でも、なんだかちょっと寂しいや」
澪「そうだな。な、律」
律「……」
澪「律?」
律「え? え、あぁ、うん…」
澪「ボーっとしてた」
律「そう? …そっか」
紬「りっちゃん…」
律(あいつ、何してるんだろうなぁ…)
134: 2010/06/03(木) 23:23:27.29
紬「やっぱり平沢チキンくんのことが…」
律「…い、いや! ありえないからっ、絶対!」
律(今思えば、あの告白が私にとって初めての体験だったんだな…)
律「……」
唯「とにかくね、私、平沢チキンを応援してあげたいっ。幸せになってもらいたいんだよ!」
紬「そうね」クスッ
唯「平沢チキン…どこか遠くの場所に行っても頑張るんだよ! お母さんはいつだってあなたの味方だから!」グッ
澪「ほんと、どこに行ったんだろうな…あいつ」
律(チキン…どこに行っちゃたんだよ…)
ガチャリ
さわ子「はい、みんなおはよう。席についてー」
「はーい」
律「…い、いや! ありえないからっ、絶対!」
律(今思えば、あの告白が私にとって初めての体験だったんだな…)
律「……」
唯「とにかくね、私、平沢チキンを応援してあげたいっ。幸せになってもらいたいんだよ!」
紬「そうね」クスッ
唯「平沢チキン…どこか遠くの場所に行っても頑張るんだよ! お母さんはいつだってあなたの味方だから!」グッ
澪「ほんと、どこに行ったんだろうな…あいつ」
律(チキン…どこに行っちゃたんだよ…)
ガチャリ
さわ子「はい、みんなおはよう。席についてー」
「はーい」
135: 2010/06/03(木) 23:26:47.49
ガタッ…ス
唯「ふぅ…」
姫子「……」クスッ…カチカチ
唯「あー、姫子ちゃん携帯いじってる~」ヒソヒソ
姫子「しーっ、内緒にしてて?」
唯「うむ、見逃そう…で、何見てるの~?」
姫子「ん? えへへ、彼氏の写メ」
唯「え~! 彼氏? すっご~い、姫子ちゃんって大人だね!」
姫子「といっても、ほんの2、3日前から付き合ったばっかりなんだけどね…ねぇ、ねぇ、自慢しちゃってもいい?」
唯「おーっと、のろけ話は遠慮しとくよ! でも顔見てみたい」
姫子「えへへ…恥ずかしいけど、いいよ。はい」チラ
唯「ふぅ…」
姫子「……」クスッ…カチカチ
唯「あー、姫子ちゃん携帯いじってる~」ヒソヒソ
姫子「しーっ、内緒にしてて?」
唯「うむ、見逃そう…で、何見てるの~?」
姫子「ん? えへへ、彼氏の写メ」
唯「え~! 彼氏? すっご~い、姫子ちゃんって大人だね!」
姫子「といっても、ほんの2、3日前から付き合ったばっかりなんだけどね…ねぇ、ねぇ、自慢しちゃってもいい?」
唯「おーっと、のろけ話は遠慮しとくよ! でも顔見てみたい」
姫子「えへへ…恥ずかしいけど、いいよ。はい」チラ
139: 2010/06/03(木) 23:32:07.11
唯「!?」
唯「なんと…」
姫子「結構カッコイイでしょ」
姫子「あ、でもね。顔で選んだわけじゃないの! 彼ってばとても優しくて面白くて積極的で…」
唯「…え、あー…うん」
姫子「私ね、思ったの。彼とならどこまでもやっていけるって…それで、それで」
唯「……お、お、お幸せにっ」
姫子「あはは、大げさだなぁ。でねでね、彼ってば自分のことチキンとか言ってて~、超おかしいよね~。あははは」
律「チキン…」ボー…
澪「律?」
律(私…やっぱり……あいつが…)
姫子「でもボディタッチが多いのは勘弁してほしいんだぁ」
おわり
唯「なんと…」
姫子「結構カッコイイでしょ」
姫子「あ、でもね。顔で選んだわけじゃないの! 彼ってばとても優しくて面白くて積極的で…」
唯「…え、あー…うん」
姫子「私ね、思ったの。彼とならどこまでもやっていけるって…それで、それで」
唯「……お、お、お幸せにっ」
姫子「あはは、大げさだなぁ。でねでね、彼ってば自分のことチキンとか言ってて~、超おかしいよね~。あははは」
律「チキン…」ボー…
澪「律?」
律(私…やっぱり……あいつが…)
姫子「でもボディタッチが多いのは勘弁してほしいんだぁ」
おわり
141: 2010/06/03(木) 23:34:42.04
チキンwwてめぇwww
乙www
なんか無駄に登場するよね、コイツ
唯ちゃんのカメラにチキンストラップ付いてたり
唯ちゃんの弁当袋がチキンだったりで吹いたw
乙www
なんか無駄に登場するよね、コイツ
唯ちゃんのカメラにチキンストラップ付いてたり
唯ちゃんの弁当袋がチキンだったりで吹いたw
142: 2010/06/03(木) 23:35:10.82
おもしろかった
おつ
おつ
引用元: 唯「愛と恐怖の平沢チキン!」
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