2: 2013/02/13(水) 20:33:14.80
まどか「それでは、今年のバレンタインデーの対策会議を始めます」
まどか「さやかちゃん、よろしくお願いします」
さやか「うん、放課後にあたしに用があるってのは聞いてたけどまさかこうなるとは思ってなかったよ」
まどか「呑気なこと言ってられないよさやかちゃん。バレンタインまであと1週間しかないんだよ?」
さやか「それはそうだけど……」
まどか「何の対策もなしに過ごしてたら、前日になって慌てて買いに行くももう売り切れ、なんてこともあるんだよ?」
さやか「まどか、何もそんなマジにならなくても……」
まどか「甘いよさやかちゃん!」
さやか「へ?」
まどか「さやかちゃん、よろしくお願いします」
さやか「うん、放課後にあたしに用があるってのは聞いてたけどまさかこうなるとは思ってなかったよ」
まどか「呑気なこと言ってられないよさやかちゃん。バレンタインまであと1週間しかないんだよ?」
さやか「それはそうだけど……」
まどか「何の対策もなしに過ごしてたら、前日になって慌てて買いに行くももう売り切れ、なんてこともあるんだよ?」
さやか「まどか、何もそんなマジにならなくても……」
まどか「甘いよさやかちゃん!」
さやか「へ?」
3: 2013/02/13(水) 20:33:59.86
まどか「チョコと一緒に想いを伝える…1年1度のチャンスなんだよ!?マジにもなるよ!」
さやか「おぉ…まどかがいつになく張り切ってる」
まどか「さやかちゃんだって上条君にあげるつもりなんでしょ?」
さやか「う、ま、まぁ…ね。あんにゃろう未だにあたしと仁美のどっちにも答えてないんだよね」
まどか「ならさやかちゃんも、わたしと一緒に作ろうよ」
さやか「それは別にいいんだけどさ…まどか、あんた一体誰にあげるつもりなの?」
まどか「え!?あ、そ、それは…さやかちゃんとか、マミさんとか、杏子ちゃんとかだよ!いわゆる友チョコって奴を……」
さやか「毎年あんたからもらってるけど、今までこんなことしたことなかったよね?」
まどか「うっ……」
さやか「おぉ…まどかがいつになく張り切ってる」
まどか「さやかちゃんだって上条君にあげるつもりなんでしょ?」
さやか「う、ま、まぁ…ね。あんにゃろう未だにあたしと仁美のどっちにも答えてないんだよね」
まどか「ならさやかちゃんも、わたしと一緒に作ろうよ」
さやか「それは別にいいんだけどさ…まどか、あんた一体誰にあげるつもりなの?」
まどか「え!?あ、そ、それは…さやかちゃんとか、マミさんとか、杏子ちゃんとかだよ!いわゆる友チョコって奴を……」
さやか「毎年あんたからもらってるけど、今までこんなことしたことなかったよね?」
まどか「うっ……」
4: 2013/02/13(水) 20:34:36.37
さやか「というより、ほむらにはあげないの?」
まどか「ほ、ほむらちゃんに!?ももも、もちろんあげるよ!?やだなぁさやかちゃん!」
さやか「……まどか、あんたさ」
まどか「な、なに?」
さやか「そのチョコあげたい相手っての、ほむらなんでしょ?」
さやか「それで、自分1人じゃどうしたらいいのかわからないからあたしに相談に来た。そうなんだね?」
まどか「……うん」
さやか「なるほどね。……あれ、ちょっと待って、それじゃまどか、あんた……」
まどか「うん…わたし、ほむらちゃんが好きなの。ほむらちゃんを恋人にしたいっていう、恋愛の対象として……」
まどか「ほ、ほむらちゃんに!?ももも、もちろんあげるよ!?やだなぁさやかちゃん!」
さやか「……まどか、あんたさ」
まどか「な、なに?」
さやか「そのチョコあげたい相手っての、ほむらなんでしょ?」
さやか「それで、自分1人じゃどうしたらいいのかわからないからあたしに相談に来た。そうなんだね?」
まどか「……うん」
さやか「なるほどね。……あれ、ちょっと待って、それじゃまどか、あんた……」
まどか「うん…わたし、ほむらちゃんが好きなの。ほむらちゃんを恋人にしたいっていう、恋愛の対象として……」
5: 2013/02/13(水) 20:35:22.89
さやか「あのほむらをねぇ…まぁお似合いっちゃお似合いかな。あんたを想って、あれだけのことをしてきたんだからね」
まどか「ほむらちゃんがわたしをどう思ってるかはわからない…でも、わたしの想いはほむらちゃんに伝えたい。だから……」
まどか「上条君にそういうチョコ贈ったことのあるさやかちゃんなら、力になってくれるんじゃないかって」
さやか「んー、あたしもいつも買ってきたチョコばっかりだったからなー……」
まどか「あ…そうなんだ……」
さやか「そんな露骨にがっかりしないで、傷つくから。……うん。まどか、今年はあたしと一緒にチョコ、作ってみようか」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「あたしも今年はちょっと本気出してみるよ。だから一緒に頑張ろうよ」
まどか「……うん、やろう、さやかちゃん!」
さやか「よっしゃ、そう来なくっちゃね!それじゃそうだな…まず形を決めようよ」
まどか「よーし……」
まどか「ほむらちゃんがわたしをどう思ってるかはわからない…でも、わたしの想いはほむらちゃんに伝えたい。だから……」
まどか「上条君にそういうチョコ贈ったことのあるさやかちゃんなら、力になってくれるんじゃないかって」
さやか「んー、あたしもいつも買ってきたチョコばっかりだったからなー……」
まどか「あ…そうなんだ……」
さやか「そんな露骨にがっかりしないで、傷つくから。……うん。まどか、今年はあたしと一緒にチョコ、作ってみようか」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「あたしも今年はちょっと本気出してみるよ。だから一緒に頑張ろうよ」
まどか「……うん、やろう、さやかちゃん!」
さやか「よっしゃ、そう来なくっちゃね!それじゃそうだな…まず形を決めようよ」
まどか「よーし……」
6: 2013/02/13(水) 20:36:52.43
――――――
マミ「それじゃ暁美さん、バレンタインデーを知らなかったの?」
ほむら「えぇ、入院していたわけだし、そういうイベントみたいなものはさっぱり……」
杏子「勿体ない話だねぇ。チョコもらえるんだぞ、チョコ」
マミ「佐倉さん、あなたの家って教会……」
杏子「まぁ細かいことは気にすんな」
マミ「暁美さんは誰かあげる人はいないの?」
ほむら「そうね…とりあえずあなたたちにはあげるつもりよ」
杏子「それならあのたっかいチョコくれよー」
ほむら「そう。杏子は安い板チョコでいいのね、助かるわ」
杏子「ごめんなさい」
マミ「それじゃ暁美さん、バレンタインデーを知らなかったの?」
ほむら「えぇ、入院していたわけだし、そういうイベントみたいなものはさっぱり……」
杏子「勿体ない話だねぇ。チョコもらえるんだぞ、チョコ」
マミ「佐倉さん、あなたの家って教会……」
杏子「まぁ細かいことは気にすんな」
マミ「暁美さんは誰かあげる人はいないの?」
ほむら「そうね…とりあえずあなたたちにはあげるつもりよ」
杏子「それならあのたっかいチョコくれよー」
ほむら「そう。杏子は安い板チョコでいいのね、助かるわ」
杏子「ごめんなさい」
7: 2013/02/13(水) 20:37:31.81
マミ「ねぇ、よかったら今年のは自分で作ってみない?」
ほむら「え?でも私、作り方なんて……」
マミ「まだ日があるでしょ?私が教えてあげるわ」
ほむら「……私にできるかしら」
杏子「あんなもん手順さえ知ってりゃ誰だって出来そうなモンだけどな。溶かして型で固めるだけだろ」
マミ「それが大事なんじゃない。渡す相手を想って、形を考えたりデコレーションはどうしようかとか……」
ほむら「盛り上がってるところ悪いけど、別にそういうチョコじゃないわ」
杏子「そういうチョコじゃない、ねぇ…ホントにそうか?」
ほむら「……」
杏子「まぁそれは置いといて…ほむらのチョコがどうなるか、楽しみっちゃ楽しみだな」
マミ「それじゃ、明日から始めましょうか。最初は何の変哲もない型で固めただけのを作ってみましょう」
ほむら「え?でも私、作り方なんて……」
マミ「まだ日があるでしょ?私が教えてあげるわ」
ほむら「……私にできるかしら」
杏子「あんなもん手順さえ知ってりゃ誰だって出来そうなモンだけどな。溶かして型で固めるだけだろ」
マミ「それが大事なんじゃない。渡す相手を想って、形を考えたりデコレーションはどうしようかとか……」
ほむら「盛り上がってるところ悪いけど、別にそういうチョコじゃないわ」
杏子「そういうチョコじゃない、ねぇ…ホントにそうか?」
ほむら「……」
杏子「まぁそれは置いといて…ほむらのチョコがどうなるか、楽しみっちゃ楽しみだな」
マミ「それじゃ、明日から始めましょうか。最初は何の変哲もない型で固めただけのを作ってみましょう」
8: 2013/02/13(水) 20:38:22.69
杏子「まどかとさやかも誘ってきたらどうだ?どうせあいつらも同じなんじゃないのか?」
マミ「美樹さんは例の好きな男の子に渡すつもりでしょうけど……」
ほむら「まぁさやかが上条恭介を好きなことなんて全員知ってるわけだし…呼んでも大丈夫よね」
マミ「なら明日、暁美さんの方から伝えておいてくれるかしら?」
ほむら「えぇ、わかったわ」
杏子「がんばれよー。よっぽどなアレでなけりゃ食う協力はするからなー」
ほむら「失礼なことを言われた気がするわ……」
マミ「佐倉さんはやっぱり板チョコでいいみたいね」
杏子「ホントごめんなさい」
マミ「もう…それじゃ暁美さん、明日から頑張りましょう」
ほむら「えぇ、よろしくお願いするわ」
マミ「美樹さんは例の好きな男の子に渡すつもりでしょうけど……」
ほむら「まぁさやかが上条恭介を好きなことなんて全員知ってるわけだし…呼んでも大丈夫よね」
マミ「なら明日、暁美さんの方から伝えておいてくれるかしら?」
ほむら「えぇ、わかったわ」
杏子「がんばれよー。よっぽどなアレでなけりゃ食う協力はするからなー」
ほむら「失礼なことを言われた気がするわ……」
マミ「佐倉さんはやっぱり板チョコでいいみたいね」
杏子「ホントごめんなさい」
マミ「もう…それじゃ暁美さん、明日から頑張りましょう」
ほむら「えぇ、よろしくお願いするわ」
9: 2013/02/13(水) 20:39:13.47
――翌日 放課後――
まどか「さやかちゃん、形決まった?」
さやか「それがさっぱりでねー…まどかは?」
まどか「わたしも…変に凝らない方が簡単なんだろうけど、それだとねぇ……」
さやか「あたしの場合相手があの仁美だからねー…どんなのが出てくるかわかったもんじゃ……」
ほむら「ちょっといいかしら?」
さやか「お、ほむらー?」
まどか「うぇひっ!?」
ほむら「今日これから…まどか、どうかしたの?」
まどか「ななな、何でもないよ!?何でもないんだよ!?」
まどか「さやかちゃん、形決まった?」
さやか「それがさっぱりでねー…まどかは?」
まどか「わたしも…変に凝らない方が簡単なんだろうけど、それだとねぇ……」
さやか「あたしの場合相手があの仁美だからねー…どんなのが出てくるかわかったもんじゃ……」
ほむら「ちょっといいかしら?」
さやか「お、ほむらー?」
まどか「うぇひっ!?」
ほむら「今日これから…まどか、どうかしたの?」
まどか「ななな、何でもないよ!?何でもないんだよ!?」
10: 2013/02/13(水) 20:40:04.03
ほむら「……?変なまどかね」
さやか「それで、何か用事?」
ほむら「えぇ。今日この後、マミの家でチョコ作りの練習をさせてもらうんだけど、あなたたちもどうかしら」
さやか「チョコ作りの練習ねぇ…あたしとしては願ったり叶ったりだけど……」
まどか「ごごご、ごめんねほむらちゃん!わたし、用事があるの!ほら、行くよさやかちゃん!」
さやか「うえっ、あたしも!?ちょっ、まどか、引っ張らないで……」
ほむら「……何だったのかしら」
ほむら「まぁ用事があるのなら仕方ないわね。私1人で向かうことにしましょう」
さやか「それで、何か用事?」
ほむら「えぇ。今日この後、マミの家でチョコ作りの練習をさせてもらうんだけど、あなたたちもどうかしら」
さやか「チョコ作りの練習ねぇ…あたしとしては願ったり叶ったりだけど……」
まどか「ごごご、ごめんねほむらちゃん!わたし、用事があるの!ほら、行くよさやかちゃん!」
さやか「うえっ、あたしも!?ちょっ、まどか、引っ張らないで……」
ほむら「……何だったのかしら」
ほむら「まぁ用事があるのなら仕方ないわね。私1人で向かうことにしましょう」
11: 2013/02/13(水) 20:40:35.66
――――――
まどか「はぁ……」
さやか「はぁ……」
まどか「ごめんねさやかちゃん、巻き込んじゃって……」
さやか「いや、それは別にいいんだけど…何であんなテンパってんのさ」
まどか「うん…今まではほむらちゃんが好きってのは、わたしの中だけのものだったから……」
まどか「それを昨日、さやかちゃんに言ったからなのかな…はっきりと、ほむらちゃんが好きだってことを意識しちゃって……」カァ
さやか「うわ、真っ赤になってら」
まどか「だ、だって……」
まどか「はぁ……」
さやか「はぁ……」
まどか「ごめんねさやかちゃん、巻き込んじゃって……」
さやか「いや、それは別にいいんだけど…何であんなテンパってんのさ」
まどか「うん…今まではほむらちゃんが好きってのは、わたしの中だけのものだったから……」
まどか「それを昨日、さやかちゃんに言ったからなのかな…はっきりと、ほむらちゃんが好きだってことを意識しちゃって……」カァ
さやか「うわ、真っ赤になってら」
まどか「だ、だって……」
12: 2013/02/13(水) 20:41:30.19
さやか「あーもー…それよりどうするのさ。アテにしてたマミさん、ほむらを教えるみたいだけど」
さやか「ほむらのことだから、下手すると当日直前まであのままかもよ?」
まどか「え、えーと…あ、明日混ぜてもらう!……とか?」
さやか「……あたしは別にいいけど、あんたは大丈夫なの?」
まどか「……ごめん、ほむらちゃんに聞かれたら多分うまくごまかせない……」
さやか「はぁ……」
まどか「……そうだ」
さやか「ん?」
まどか「パパに頼んでみるよ。料理上手だし、きっとチョコくらいなら教えてくれるかも」
さやか「お、その手があったか。とりあえず今のあたしらには…溶かして固めるから始めた方がよさそうだね」
まどか「そう…だね。それじゃ、ちょっと電話してみるよ」
さやか「ほむらのことだから、下手すると当日直前まであのままかもよ?」
まどか「え、えーと…あ、明日混ぜてもらう!……とか?」
さやか「……あたしは別にいいけど、あんたは大丈夫なの?」
まどか「……ごめん、ほむらちゃんに聞かれたら多分うまくごまかせない……」
さやか「はぁ……」
まどか「……そうだ」
さやか「ん?」
まどか「パパに頼んでみるよ。料理上手だし、きっとチョコくらいなら教えてくれるかも」
さやか「お、その手があったか。とりあえず今のあたしらには…溶かして固めるから始めた方がよさそうだね」
まどか「そう…だね。それじゃ、ちょっと電話してみるよ」
13: 2013/02/13(水) 20:42:10.85
――――――
マミ「……さて、完成したわけだけど……」
ほむら「他の型は無かったの?何よこの大きいハートのチョコは……」
マミ「ごめんなさい、今はそれしか…明日買って来るわ」
杏子「そんじゃほむらのチョコ、食べてみようか」
ほむら「適当に割って…と」パキン
マミ「それじゃ、いただくわね」モグ
杏子「どれ……」モグ
ほむら「ど、どうかしら」
杏子「……うん、何の変哲もないチョコだな」
マミ「えぇ。まぁ今日のはそういう練習で作ったのだし、当然だけどね」
ほむら「そう…よかった」
マミ「……さて、完成したわけだけど……」
ほむら「他の型は無かったの?何よこの大きいハートのチョコは……」
マミ「ごめんなさい、今はそれしか…明日買って来るわ」
杏子「そんじゃほむらのチョコ、食べてみようか」
ほむら「適当に割って…と」パキン
マミ「それじゃ、いただくわね」モグ
杏子「どれ……」モグ
ほむら「ど、どうかしら」
杏子「……うん、何の変哲もないチョコだな」
マミ「えぇ。まぁ今日のはそういう練習で作ったのだし、当然だけどね」
ほむら「そう…よかった」
14: 2013/02/13(水) 20:42:48.75
マミ「明日小さい型でもう1度やってみて、それも上手く出来たら何を作るか決めることにしましょう」
ほむら「明日は土曜日ね…まどかとさやかにも一応連絡しておくわ」
マミ「そうね…今日は都合が合わなかったみたいだけど、みんなで作れたらきっと楽しいわ」
杏子「アタシは食うだけでいいよ……」
マミ「ダメよ、佐倉さんもちゃんと作りましょう?」
杏子「なんだよ…もう買ってあるってのに、2度手間じゃねぇか……」
マミ「そう言わないで、ね?」
杏子「……ったく、しょうがねぇな」
ほむら「……さて、それじゃ今日はこれで失礼するわ」
マミ「えぇ。暁美さん、また明日ね」
ほむら「また明日、よろしくお願いするわね」
ほむら「明日は土曜日ね…まどかとさやかにも一応連絡しておくわ」
マミ「そうね…今日は都合が合わなかったみたいだけど、みんなで作れたらきっと楽しいわ」
杏子「アタシは食うだけでいいよ……」
マミ「ダメよ、佐倉さんもちゃんと作りましょう?」
杏子「なんだよ…もう買ってあるってのに、2度手間じゃねぇか……」
マミ「そう言わないで、ね?」
杏子「……ったく、しょうがねぇな」
ほむら「……さて、それじゃ今日はこれで失礼するわ」
マミ「えぇ。暁美さん、また明日ね」
ほむら「また明日、よろしくお願いするわね」
15: 2013/02/13(水) 20:43:25.42
――――――
知久「……うん、まどかもさやかちゃんもよくできてるよ」
まどか「ほんと?よかったぁ」
さやか「ありがとうございます!」
知久「それにしても、急にチョコの作り方を教えてくれなんて言うから何かと思ったけど……」
知久「そう言えば、もうすぐバレンタインだったんだね…すっかり忘れてたよ」
まどか「それでパパ、これ以上のチョコの作り方ってわかる?」
知久「これ以上って、溶かして固める以外のチョコのことかい?……うーん、残念ながら作ったことがないな……」
まどか「そっか…ありがとう、パパ」
知久「……うん、まどかもさやかちゃんもよくできてるよ」
まどか「ほんと?よかったぁ」
さやか「ありがとうございます!」
知久「それにしても、急にチョコの作り方を教えてくれなんて言うから何かと思ったけど……」
知久「そう言えば、もうすぐバレンタインだったんだね…すっかり忘れてたよ」
まどか「それでパパ、これ以上のチョコの作り方ってわかる?」
知久「これ以上って、溶かして固める以外のチョコのことかい?……うーん、残念ながら作ったことがないな……」
まどか「そっか…ありがとう、パパ」
16: 2013/02/13(水) 20:43:55.22
さやか「さて…とりあえずあたしたちには溶かして固めるだけの技量はあることはわかったし……」
さやか「今日のところはこれで帰るよ」
まどか「あ、さやかちゃん。チョコ忘れてるよ」
さやか「おっと…まだバレンタインじゃないからね、いくらまどかでもあげるわけにはいかないな」
まどか「さやかちゃん、当日までがんばろうね」
さやか「おう。それじゃまどか、またねー」
まどか「さやかちゃん、またねー」
バタン
まどか「……はぁ、でもどうしよう…パパはこれ以上のはできないみたいだし……」
さやか「今日のところはこれで帰るよ」
まどか「あ、さやかちゃん。チョコ忘れてるよ」
さやか「おっと…まだバレンタインじゃないからね、いくらまどかでもあげるわけにはいかないな」
まどか「さやかちゃん、当日までがんばろうね」
さやか「おう。それじゃまどか、またねー」
まどか「さやかちゃん、またねー」
バタン
まどか「……はぁ、でもどうしよう…パパはこれ以上のはできないみたいだし……」
17: 2013/02/13(水) 20:44:29.15
さやか「……さてと、それじゃ……」ピッ
Prrrrrrrr
マミ『美樹さん?何かしら?』
さやか「あ、マミさん。実はちょっと相談がありまして……」
マミ『相談?もしかしてバレンタインのチョコのことかしら?』
さやか「うっ…お見通しでしたか……」
マミ『もうすぐですもの。好きな相手がいる美樹さんのことだから、手作りのチョコをあげたいけどどうしたらいいかわからない』
マミ『そんなところかしら』
さやか「その通りなんですけど…あたしだけじゃなくて、まどかもなんです」
Prrrrrrrr
マミ『美樹さん?何かしら?』
さやか「あ、マミさん。実はちょっと相談がありまして……」
マミ『相談?もしかしてバレンタインのチョコのことかしら?』
さやか「うっ…お見通しでしたか……」
マミ『もうすぐですもの。好きな相手がいる美樹さんのことだから、手作りのチョコをあげたいけどどうしたらいいかわからない』
マミ『そんなところかしら』
さやか「その通りなんですけど…あたしだけじゃなくて、まどかもなんです」
18: 2013/02/13(水) 20:45:03.32
マミ『鹿目さんも?……えっ、鹿目さん、好きな人がいるの?』
さやか「はい。……それで、バレンタインチョコの相談をしたいんですけど……」
さやか「できるならほむらがいないときがいいんです」
マミ『暁美さんがいないとき?それはまたどうし……』
マミ(待って、鹿目さんは好きな相手ができたからチョコを渡したいということのはず)
マミ(そのチョコの相談の場に暁美さんにはいてほしくない。……つまり、そういうことなの!?)
マミ(鹿目さんに好きな人ができたってだけでも驚いたのに、その相手が知ってる人、その上同性同士だなんて……!)
マミ(それでも…鹿目さんがそう決めたのなら、私は応援するわ!)
さやか「マミさん?マミさーん?あれ、切れちゃった?」
さやか「はい。……それで、バレンタインチョコの相談をしたいんですけど……」
さやか「できるならほむらがいないときがいいんです」
マミ『暁美さんがいないとき?それはまたどうし……』
マミ(待って、鹿目さんは好きな相手ができたからチョコを渡したいということのはず)
マミ(そのチョコの相談の場に暁美さんにはいてほしくない。……つまり、そういうことなの!?)
マミ(鹿目さんに好きな人ができたってだけでも驚いたのに、その相手が知ってる人、その上同性同士だなんて……!)
マミ(それでも…鹿目さんがそう決めたのなら、私は応援するわ!)
さやか「マミさん?マミさーん?あれ、切れちゃった?」
19: 2013/02/13(水) 20:45:53.50
マミ『あ、ご、ごめんなさい!そうね…それじゃ、日曜日に私の家に来てくれるかしら?』
マミ『暁美さんには何か理由をつけて日曜日は自分の家で練習するように言っておくわ』
さやか「あ…ありがとうございます、マミさん!」
マミ『もしかすると佐倉さんは来るかもしれないけど…大丈夫かしら?』
さやか「杏子か…まぁ変に言いふらしたりしないだろうし、大丈夫です」
マミ『それじゃ日曜日に私の家で。待ってるわね』
さやか「はい、よろしくお願いします」ピッ
さやか「……なんとかなったかな。まったく、世話の焼ける奴だね、ほんと」ピッ
Prrrrrrrr
さやか「あ、まどか?日曜日に……」
マミ『暁美さんには何か理由をつけて日曜日は自分の家で練習するように言っておくわ』
さやか「あ…ありがとうございます、マミさん!」
マミ『もしかすると佐倉さんは来るかもしれないけど…大丈夫かしら?』
さやか「杏子か…まぁ変に言いふらしたりしないだろうし、大丈夫です」
マミ『それじゃ日曜日に私の家で。待ってるわね』
さやか「はい、よろしくお願いします」ピッ
さやか「……なんとかなったかな。まったく、世話の焼ける奴だね、ほんと」ピッ
Prrrrrrrr
さやか「あ、まどか?日曜日に……」
20: 2013/02/13(水) 20:46:36.33
――――――
マミ「いらっしゃい、2人とも」
さやか「マミさん、おじゃましまーす」
まどか「マミさん、今日はありがとうございます……」
マミ「それで、相談っていうのは?」
さやか「はい…あたしとまどか、好きな人がいるんですけど……」
まどか「どんなチョコをあげたらいいかわからないんです…買ったものをあげるのは味気ないし……」
まどか「友達にあげるのと同じだと想いが伝わらない気がして……」
マミ「なるほどね…好きな人に贈るチョコを作りたいのね」
さやか「数日前から2人で考えてるんですけど、なかなか……」
マミ「そうね…ちょっと待っててくれる?」
さやか「え?あ、はい。……なんだろ?」
マミ「いらっしゃい、2人とも」
さやか「マミさん、おじゃましまーす」
まどか「マミさん、今日はありがとうございます……」
マミ「それで、相談っていうのは?」
さやか「はい…あたしとまどか、好きな人がいるんですけど……」
まどか「どんなチョコをあげたらいいかわからないんです…買ったものをあげるのは味気ないし……」
まどか「友達にあげるのと同じだと想いが伝わらない気がして……」
マミ「なるほどね…好きな人に贈るチョコを作りたいのね」
さやか「数日前から2人で考えてるんですけど、なかなか……」
マミ「そうね…ちょっと待っててくれる?」
さやか「え?あ、はい。……なんだろ?」
21: 2013/02/13(水) 20:47:12.39
マミ「お待たせ。よいしょっと……」
さやか「おぉ…何ですか、この色んなチョコは」
マミ「2人が来る前に色々と作ってみたの。昨日の電話で、どんなチョコが作りたいのかわからないみたいだったから」
マミ「この中に気に入ったものがあれば、それを作りましょう?」
さやか「マミさん、わざわざありがとうございます!……どれがいいかな、これなんかなかなか……」
マミ「……わかってると思うけど、自分で作るのよ?」
さやか「わかってますって…まどか?どうかした?」
まどか「……へ?さ、さやかちゃん?何?」
さやか「まどか、どうかした?何だかやけに暗いというか、沈んでるというか……」
マミ「大丈夫よ、難しいのでも私がサポートするから」
さやか「おぉ…何ですか、この色んなチョコは」
マミ「2人が来る前に色々と作ってみたの。昨日の電話で、どんなチョコが作りたいのかわからないみたいだったから」
マミ「この中に気に入ったものがあれば、それを作りましょう?」
さやか「マミさん、わざわざありがとうございます!……どれがいいかな、これなんかなかなか……」
マミ「……わかってると思うけど、自分で作るのよ?」
さやか「わかってますって…まどか?どうかした?」
まどか「……へ?さ、さやかちゃん?何?」
さやか「まどか、どうかした?何だかやけに暗いというか、沈んでるというか……」
マミ「大丈夫よ、難しいのでも私がサポートするから」
22: 2013/02/13(水) 20:48:00.09
まどか「いえ、そういうことじゃないんです。少し、不安になってきたんです……」
マミ「不安?」
まどか「わたしの好きな人は、とても素敵な人で…きっとその人を好きになってる人が、大勢いると思うんです……」
まどか「だから…ちゃんと想いを伝えられるか、それに答えてくれるか…そう考えると、不安になって……」
マミ「……確かに、想いを伝えたからと言って、必ずそれに答えてくれるわけじゃないと思うわ」
マミ「でも…その想いの全てを相手に届ければ、きっと上手く行くわ。私はそう信じてる」
まどか「マミさん……」
さやか「言う前からあれこれ考えるより、全力でぶつかって行けばいいんだよ。あたしみたいにさ」
さやか「まぁあたしの場合、まだ答え貰えてないんだけどね……」
まどか「さやかちゃん……」
マミ「不安?」
まどか「わたしの好きな人は、とても素敵な人で…きっとその人を好きになってる人が、大勢いると思うんです……」
まどか「だから…ちゃんと想いを伝えられるか、それに答えてくれるか…そう考えると、不安になって……」
マミ「……確かに、想いを伝えたからと言って、必ずそれに答えてくれるわけじゃないと思うわ」
マミ「でも…その想いの全てを相手に届ければ、きっと上手く行くわ。私はそう信じてる」
まどか「マミさん……」
さやか「言う前からあれこれ考えるより、全力でぶつかって行けばいいんだよ。あたしみたいにさ」
さやか「まぁあたしの場合、まだ答え貰えてないんだけどね……」
まどか「さやかちゃん……」
23: 2013/02/13(水) 20:48:36.82
まどか「……うん。わたし、がんばる。その人に、全力で好きだって、伝えてみるよ」
マミ「それで、鹿目さんが好きな人ってのは誰なのかしら?」
まどか「……い、言わなきゃダメ、ですか……?」カァ
マミ「無理に聞き出すつもりはないけど…教えてほしいわね」
さやか「まぁ十中八九、想像通りだと思いますが」
まどか「うぅ…さやかちゃんには言ったし…絶対、秘密にしてくださいね……?」
マミ「えぇ、わかってるわ」
まどか「わ、わたしは…ほむらちゃんのことが…大好き、です……」
マミ「……まぁ、想像通りだったわ」
まどか「じゃ、じゃあ何で言わせたんですか!?」
さやか「まぁまぁ、落ち着きなさいって」
マミ「それで、鹿目さんが好きな人ってのは誰なのかしら?」
まどか「……い、言わなきゃダメ、ですか……?」カァ
マミ「無理に聞き出すつもりはないけど…教えてほしいわね」
さやか「まぁ十中八九、想像通りだと思いますが」
まどか「うぅ…さやかちゃんには言ったし…絶対、秘密にしてくださいね……?」
マミ「えぇ、わかってるわ」
まどか「わ、わたしは…ほむらちゃんのことが…大好き、です……」
マミ「……まぁ、想像通りだったわ」
まどか「じゃ、じゃあ何で言わせたんですか!?」
さやか「まぁまぁ、落ち着きなさいって」
24: 2013/02/13(水) 20:49:28.84
ガチャ
杏子「うー、さぶいさぶい…何だ、誰か来て…あぁ、まどかとさやかが来るつってたっけな」
杏子「マミに相談があるとか何とかだったな…アタシがいないほうが気楽だろうから少し遅めに来たが…終わってるのか?」
まどか『……さやかちゃん…言った…絶対、秘密に……』
杏子「まだ相談の途中だったか……?何か秘密がどうとか言ってるし、今入るのは……」
まどか『わたし…のことが…大好き……』
杏子「……へ?今あいつ、なんて……」
杏子「よく聞こえなかったが、まどかの奴、今確かに誰かのことが大好きだって……!」
杏子「アイツ、このことを相談に来たのか?……いや、ちょっと待て…そうだとしたら……」
杏子「相談ってのは…ソイツに渡すチョコのことか……!こうしちゃいらんねぇな……!」
杏子「うー、さぶいさぶい…何だ、誰か来て…あぁ、まどかとさやかが来るつってたっけな」
杏子「マミに相談があるとか何とかだったな…アタシがいないほうが気楽だろうから少し遅めに来たが…終わってるのか?」
まどか『……さやかちゃん…言った…絶対、秘密に……』
杏子「まだ相談の途中だったか……?何か秘密がどうとか言ってるし、今入るのは……」
まどか『わたし…のことが…大好き……』
杏子「……へ?今あいつ、なんて……」
杏子「よく聞こえなかったが、まどかの奴、今確かに誰かのことが大好きだって……!」
杏子「アイツ、このことを相談に来たのか?……いや、ちょっと待て…そうだとしたら……」
杏子「相談ってのは…ソイツに渡すチョコのことか……!こうしちゃいらんねぇな……!」
25: 2013/02/13(水) 20:50:17.98
――――――
ほむら「それで、私に何の用かしら?」
杏子「あぁ…落ち着いて聞いてくれよ。実はな…まどかの奴、好きな人がいる…らしいんだ」
ほむら「……!それ、本当なの……?」
杏子「あぁ…今さっき、マミの家行ったときにな…扉越しで肝心な誰かってとこはよく聞き取れなかったけどよ……」
杏子「確かに、誰かのことが…大好きだって、そう言ってたよ」
ほむら「……そう……」
杏子「なぁ、ほむら…お前はこのままでいいのか……?」
ほむら「……どういうこと?」
杏子「どうもこうもねぇだろ…お前、まどかのこと、好きなんだろ?」
ほむら「……あなたがどう見ていたかは知らないけど…まどかはあくまで友達としての好きよ。LoveではなくLike」
杏子「な……!」
ほむら「それで、私に何の用かしら?」
杏子「あぁ…落ち着いて聞いてくれよ。実はな…まどかの奴、好きな人がいる…らしいんだ」
ほむら「……!それ、本当なの……?」
杏子「あぁ…今さっき、マミの家行ったときにな…扉越しで肝心な誰かってとこはよく聞き取れなかったけどよ……」
杏子「確かに、誰かのことが…大好きだって、そう言ってたよ」
ほむら「……そう……」
杏子「なぁ、ほむら…お前はこのままでいいのか……?」
ほむら「……どういうこと?」
杏子「どうもこうもねぇだろ…お前、まどかのこと、好きなんだろ?」
ほむら「……あなたがどう見ていたかは知らないけど…まどかはあくまで友達としての好きよ。LoveではなくLike」
杏子「な……!」
26: 2013/02/13(水) 20:51:10.66
ほむら「まどかが誰を好きになったかはわからないけど…まどかが決めたことなら、私はそれを応援する。……それだけよ」
杏子「いつまで…いつまでそうやって自分を騙してるつもりだよ!?好きなら好きだって、そう言えばいいじゃねぇか!」
杏子「いつまでもウジウジダラダラしてるなんざ、お前らしくねぇだろ!せっかくの機会だ、ちゃんと伝えて来いよ!」
ほむら「……何を言われてもそのつもりはないわ。まどかには、あなたたちに渡すものと同じチョコをあげるつもりよ」
杏子「テメ……!はぁ、もういい。わかったよ」
ほむら「わかってくれたみたいね。……それをわざわざ伝えに来てくれたことには、お礼を言っておくわ」
杏子「あぁ、そうかよ。……お前とまどかならお似合いと思ったが…アタシがバカだったみたいだな……!」
バタン
ほむら「……どうしてバレたのかしらね。上手く隠してたつもりなのに……」
ほむら「さて…チョコ作りを再開するとしましょう……」
杏子「いつまで…いつまでそうやって自分を騙してるつもりだよ!?好きなら好きだって、そう言えばいいじゃねぇか!」
杏子「いつまでもウジウジダラダラしてるなんざ、お前らしくねぇだろ!せっかくの機会だ、ちゃんと伝えて来いよ!」
ほむら「……何を言われてもそのつもりはないわ。まどかには、あなたたちに渡すものと同じチョコをあげるつもりよ」
杏子「テメ……!はぁ、もういい。わかったよ」
ほむら「わかってくれたみたいね。……それをわざわざ伝えに来てくれたことには、お礼を言っておくわ」
杏子「あぁ、そうかよ。……お前とまどかならお似合いと思ったが…アタシがバカだったみたいだな……!」
バタン
ほむら「……どうしてバレたのかしらね。上手く隠してたつもりなのに……」
ほむら「さて…チョコ作りを再開するとしましょう……」
27: 2013/02/13(水) 20:52:04.31
ほむら「……」
ほむら(そう…確かに私はまどかが好き。Likeではなく、Loveの方で)
ほむら(まどかと恋人になれたらそれがどんなに幸せなことか…そんなことはわかってる。でも…こればかりは言うわけにはいかない……)
ほむら(まどかは普通の少女。それに比べ、私は魔法少女。いつどうなるかわかったものじゃない。それに……)
ほむら(私もまどかも女同士…私が好きだと伝えたところで、きっとまどかに嫌われてしまう。まどかは私のこと、友達として見てるだろうから……)
ほむら(それなら…この想いは伝えるべきじゃない。まどかとは友達として仲良くした方がいい……)
ほむら(別に自分の想いを…心を頃すことは初めてじゃない。……ループ中はずっとそうしてきた。今に始まったことじゃない)
ほむら(私は…まどかが幸せなら、それで……)
ほむら「……あっ」
ほむら(そう…確かに私はまどかが好き。Likeではなく、Loveの方で)
ほむら(まどかと恋人になれたらそれがどんなに幸せなことか…そんなことはわかってる。でも…こればかりは言うわけにはいかない……)
ほむら(まどかは普通の少女。それに比べ、私は魔法少女。いつどうなるかわかったものじゃない。それに……)
ほむら(私もまどかも女同士…私が好きだと伝えたところで、きっとまどかに嫌われてしまう。まどかは私のこと、友達として見てるだろうから……)
ほむら(それなら…この想いは伝えるべきじゃない。まどかとは友達として仲良くした方がいい……)
ほむら(別に自分の想いを…心を頃すことは初めてじゃない。……ループ中はずっとそうしてきた。今に始まったことじゃない)
ほむら(私は…まどかが幸せなら、それで……)
ほむら「……あっ」
28: 2013/02/13(水) 20:52:32.66
ほむら「……失敗してしまったわ…考え事しながらするものじゃないわね……」
ほむら「どうしましょうか…新しいのを買いに行こうかしら……」
ほむら「……そういえば夕飯も買いにいかないとだったわね。ついでに買ってきましょう」
ほむら「あんまり失敗ばかりしてると失敗チョコの処理で大変なことになりそうね…次で完成させましょう」
ほむら「さて…近場のあそこでいいわね。早く行ってきましょう」
ほむら「どうしましょうか…新しいのを買いに行こうかしら……」
ほむら「……そういえば夕飯も買いにいかないとだったわね。ついでに買ってきましょう」
ほむら「あんまり失敗ばかりしてると失敗チョコの処理で大変なことになりそうね…次で完成させましょう」
ほむら「さて…近場のあそこでいいわね。早く行ってきましょう」
29: 2013/02/13(水) 20:53:13.55
――――――
さやか「いやー、ほんとマミさんに相談してよかったよ」
まどか「ほんとだねー…それにしてもすごいよねぇ、あれだけ色んなの作れるのって」
さやか「それもチョコだけじゃないもんなぁ…ほんと、すごいよマミさん」
まどか「そう言えば、さやかちゃんはどのチョコを作るの?」
さやか「んー?あの小さい丸いの作ろうかなー、と。まどかは?」
まどか「わたしは生チョコ作ろうかなーって」
さやか「あー、あれも美味しかったなぁ。……バレンタイン後の体重が怖いです……」
まどか「そ、それは…あ、わたし帰りに材料のチョコ買って行くけど…さやかちゃんはどうする?」
さやか「んじゃあたしも付き合うよ。近くのスーパーでいいよね」
まどか「うん。それじゃ行こっか」
さやか「いやー、ほんとマミさんに相談してよかったよ」
まどか「ほんとだねー…それにしてもすごいよねぇ、あれだけ色んなの作れるのって」
さやか「それもチョコだけじゃないもんなぁ…ほんと、すごいよマミさん」
まどか「そう言えば、さやかちゃんはどのチョコを作るの?」
さやか「んー?あの小さい丸いの作ろうかなー、と。まどかは?」
まどか「わたしは生チョコ作ろうかなーって」
さやか「あー、あれも美味しかったなぁ。……バレンタイン後の体重が怖いです……」
まどか「そ、それは…あ、わたし帰りに材料のチョコ買って行くけど…さやかちゃんはどうする?」
さやか「んじゃあたしも付き合うよ。近くのスーパーでいいよね」
まどか「うん。それじゃ行こっか」
30: 2013/02/13(水) 20:53:53.96
――スーパー――
さやか「そう言えばさー」
まどか「何?……むぅ、こっちのがいいかな……」
さやか「まどかはほむらのどこが好きなの?」
まどか「……うえっ!?さ、さやかちゃん!?何聞いてるの!?」
さやか「はいはい、大声出さないの。周りの迷惑になるから」
まどか「うぅ……」
さやか「で、どこなの?」
まどか「好きなところ…たくさんあるけど、やっぱり…優しいところ、かな……」
さやか「そう言えばさー」
まどか「何?……むぅ、こっちのがいいかな……」
さやか「まどかはほむらのどこが好きなの?」
まどか「……うえっ!?さ、さやかちゃん!?何聞いてるの!?」
さやか「はいはい、大声出さないの。周りの迷惑になるから」
まどか「うぅ……」
さやか「で、どこなの?」
まどか「好きなところ…たくさんあるけど、やっぱり…優しいところ、かな……」
31: 2013/02/13(水) 20:54:43.09
まどか「わたしのこと、何かと気にかけてくれるし、助けてくれる。それに……」
まどか「わたしなんかのために、あれだけがんばってくれたほむらちゃんが…心から大事な人だって、そう思ってね……」
まどか「それで、いつの間にかほむらちゃんのこと、好きになってたんだ……」
さやか「そんだけ想ってもらえて幸せもんだねぇ、ほむらは」
まどか「うん…ほむらちゃんへの想いだけならわたし…誰にも負けないよ」
さやか「しかし、ほむらが優しいねぇ…まぁ確かに、あいつまどかにだけは優しいもんなぁ…甘いっていうか……」
さやか「案外あいつも、まどかのこと好きなんじゃないの?」
まどか「それだったら…嬉しいなぁ」
さやか「ま、その話は置いとくとして、早くチョコ買って帰ろうよ」
まどか「あ、そうだね」
まどか「わたしなんかのために、あれだけがんばってくれたほむらちゃんが…心から大事な人だって、そう思ってね……」
まどか「それで、いつの間にかほむらちゃんのこと、好きになってたんだ……」
さやか「そんだけ想ってもらえて幸せもんだねぇ、ほむらは」
まどか「うん…ほむらちゃんへの想いだけならわたし…誰にも負けないよ」
さやか「しかし、ほむらが優しいねぇ…まぁ確かに、あいつまどかにだけは優しいもんなぁ…甘いっていうか……」
さやか「案外あいつも、まどかのこと好きなんじゃないの?」
まどか「それだったら…嬉しいなぁ」
さやか「ま、その話は置いとくとして、早くチョコ買って帰ろうよ」
まどか「あ、そうだね」
32: 2013/02/13(水) 20:55:17.33
ほむら「夕飯は買ったし、あとは材料のチョコを……」
ほむら「チョコのコーナーはここね。……あれは…まどかとさやか?」
さやか『まどか…うまく行くといいね』
まどか『うん…さやかちゃんもね』
さやか『ありがと、まどか。お互いがんばろうか』
ほむら「……」
ほむら(チョコは別のところで買った方がよさそうね……)
ほむら(今は…まどかと顔を合わせづらいし…まぁ、私の気持ちの整理がついてないだけなのだけど……)
ほむら(それにしても、まどかの好きな人って…誰なのかしらね……)
ほむら「チョコのコーナーはここね。……あれは…まどかとさやか?」
さやか『まどか…うまく行くといいね』
まどか『うん…さやかちゃんもね』
さやか『ありがと、まどか。お互いがんばろうか』
ほむら「……」
ほむら(チョコは別のところで買った方がよさそうね……)
ほむら(今は…まどかと顔を合わせづらいし…まぁ、私の気持ちの整理がついてないだけなのだけど……)
ほむら(それにしても、まどかの好きな人って…誰なのかしらね……)
33: 2013/02/13(水) 20:55:47.54
さやか「……あれ、今……」
まどか「どうかしたの?さやかちゃん」
さやか「あ、いや、何でもない」
さやか(今…ほむらの姿が見えたような気がしたけど…気のせいかな)
まどか「……これで十分かな。さやかちゃんの方は?」
さやか「あたしも大丈夫。それじゃ、行こっか」
まどか「うん」
まどか(あと4日…よし、がんばろう……!)
まどか「どうかしたの?さやかちゃん」
さやか「あ、いや、何でもない」
さやか(今…ほむらの姿が見えたような気がしたけど…気のせいかな)
まどか「……これで十分かな。さやかちゃんの方は?」
さやか「あたしも大丈夫。それじゃ、行こっか」
まどか「うん」
まどか(あと4日…よし、がんばろう……!)
34: 2013/02/13(水) 20:56:23.03
――2日後――
まどか「さやかちゃん、帰ろー?」
さやか「おーう。……まどか、調子はどう?」
まどか「完璧…とは言えないかなぁ。さやかちゃんは?」
さやか「いやね、マミさんから作り方のメモもらったんだけどさ…あたし1人じゃ手に負えなくてね……」
まどか「えー…大丈夫なの?」
さやか「だから明日、マミさんに教わりながら作るつもりです……」
まどか「そっか…がんばってね」
さやか「まどかもね。……しかしあれだねぇ……」
まどか「さやかちゃん、帰ろー?」
さやか「おーう。……まどか、調子はどう?」
まどか「完璧…とは言えないかなぁ。さやかちゃんは?」
さやか「いやね、マミさんから作り方のメモもらったんだけどさ…あたし1人じゃ手に負えなくてね……」
まどか「えー…大丈夫なの?」
さやか「だから明日、マミさんに教わりながら作るつもりです……」
まどか「そっか…がんばってね」
さやか「まどかもね。……しかしあれだねぇ……」
35: 2013/02/13(水) 20:56:55.72
さやか「何だか教室がバレンタインの雰囲気になってきたねぇ」
まどか「そうだね、色めき立ってきたって感じがするよ。……あと2日だもんね」
さやか「あ、そうそう。雰囲気と言えば……」
まどか「え、何?」
さやか「いや、気のせいかもしれないけどさ…どうにもほむらの雰囲気っていうか、様子が朝からおかしいような気がするんだよね……」
まどか「ほむらちゃんの?」
さやか「うん…何かあったのかな」
さやか(一昨日スーパーでほむらを見たような気がしたけど…まさかあの話、聞かれたのかな……?)
まどか「当のほむらちゃんはもう帰っちゃったし…わたしたちも帰ろうよ」
さやか「おっと、そうだね」
まどか「そうだね、色めき立ってきたって感じがするよ。……あと2日だもんね」
さやか「あ、そうそう。雰囲気と言えば……」
まどか「え、何?」
さやか「いや、気のせいかもしれないけどさ…どうにもほむらの雰囲気っていうか、様子が朝からおかしいような気がするんだよね……」
まどか「ほむらちゃんの?」
さやか「うん…何かあったのかな」
さやか(一昨日スーパーでほむらを見たような気がしたけど…まさかあの話、聞かれたのかな……?)
まどか「当のほむらちゃんはもう帰っちゃったし…わたしたちも帰ろうよ」
さやか「おっと、そうだね」
36: 2013/02/13(水) 20:57:48.59
――――――
ほむら「……」
ほむら(月曜日が祝日でよかった…丸々使って自分の気持ちの整理もできた。だけど……)
ほむら(今日、学校でまどかを見て…また一段と、この気持ちが強くなったような気がする……)
ほむら(私の恋人として、隣で笑っていてほしい。……だけど、それは望んでは……)
ほむら(もし…万一、まどかが私のことを好きでいてくれたら、それは凄く嬉しいことだけど…望み薄という物ね……)
ほむら(そもそも私は望みすぎね…私の願いはまどかを契約させずにワルプルギスの夜を乗り越えること。それが叶った以上、私は……)
ほむら(それにまどかも、その好きな人に渡すチョコ作りに忙しいのか、あまり私と話もしていないし……)
ほむら「……?私の家の前に誰かいるわね。あれは……」
ほむら「……」
ほむら(月曜日が祝日でよかった…丸々使って自分の気持ちの整理もできた。だけど……)
ほむら(今日、学校でまどかを見て…また一段と、この気持ちが強くなったような気がする……)
ほむら(私の恋人として、隣で笑っていてほしい。……だけど、それは望んでは……)
ほむら(もし…万一、まどかが私のことを好きでいてくれたら、それは凄く嬉しいことだけど…望み薄という物ね……)
ほむら(そもそも私は望みすぎね…私の願いはまどかを契約させずにワルプルギスの夜を乗り越えること。それが叶った以上、私は……)
ほむら(それにまどかも、その好きな人に渡すチョコ作りに忙しいのか、あまり私と話もしていないし……)
ほむら「……?私の家の前に誰かいるわね。あれは……」
37: 2013/02/13(水) 20:58:25.88
マミ「おかえりなさい、暁美さん」
ほむら「マミ…どうしてここに?」
マミ「あなた、小さい型を使う予定なんでしょう?渡すつもりでいたのに、昨日来なかったから届けに来たのよ」
マミ「明日は美樹さんを見てあげることになってるから、今日のうちにと思って」
ほむら「そう…わざわざありがとう」
マミ「……?何かあったの?何だか浮かない顔してるけど……」
ほむら「……何でもないわ」
マミ「でも……」
ほむら「何でもないと…言ってるでしょう……」
ほむら「マミ…どうしてここに?」
マミ「あなた、小さい型を使う予定なんでしょう?渡すつもりでいたのに、昨日来なかったから届けに来たのよ」
マミ「明日は美樹さんを見てあげることになってるから、今日のうちにと思って」
ほむら「そう…わざわざありがとう」
マミ「……?何かあったの?何だか浮かない顔してるけど……」
ほむら「……何でもないわ」
マミ「でも……」
ほむら「何でもないと…言ってるでしょう……」
38: 2013/02/13(水) 20:59:11.56
マミ「……そう、そこまで言うのなら聞かないわ」
マミ「ただ、これだけは言わせて。……何もしないで後悔するよりも、思いっきりぶつかって行った方がいいと思うわよ?」
ほむら「……参考にはさせてもらうわ」
マミ「そう。それじゃ渡すものも渡したことだし、そろそろ帰るわね」
ほむら「えぇ。それじゃ、また」
バタン
ほむら「……行動なんて、出来るわけないじゃない……」
マミ「ただ、これだけは言わせて。……何もしないで後悔するよりも、思いっきりぶつかって行った方がいいと思うわよ?」
ほむら「……参考にはさせてもらうわ」
マミ「そう。それじゃ渡すものも渡したことだし、そろそろ帰るわね」
ほむら「えぇ。それじゃ、また」
バタン
ほむら「……行動なんて、出来るわけないじゃない……」
39: 2013/02/13(水) 21:00:18.13
――翌日――
まどか「……いよいよ明日だね、さやかちゃん」
さやか「だねー。男子諸君は何だかソワソワしてるような気がするな……」
まどか「そう…なの?」
さやか「そりゃもう。もらえるか否かの大一番だからね」
まどか「へー……」
さやか「まぁ、まどかにはあんまり関係ない話かな。あんたが狙うのは男子じゃなくてほむらのハートだからねぇ」
まどか「ちょ、さやかちゃん!」
さやか「ほむらのハートを射止めて~♪おぅべいび~♪おぅべいび~♪」
さやか「Love Me Do!」
まどか「何それ…替え歌……?」
さやか「うん。この時期になるとそこら中でかかりまくってるし」
まどか「……いよいよ明日だね、さやかちゃん」
さやか「だねー。男子諸君は何だかソワソワしてるような気がするな……」
まどか「そう…なの?」
さやか「そりゃもう。もらえるか否かの大一番だからね」
まどか「へー……」
さやか「まぁ、まどかにはあんまり関係ない話かな。あんたが狙うのは男子じゃなくてほむらのハートだからねぇ」
まどか「ちょ、さやかちゃん!」
さやか「ほむらのハートを射止めて~♪おぅべいび~♪おぅべいび~♪」
さやか「Love Me Do!」
まどか「何それ…替え歌……?」
さやか「うん。この時期になるとそこら中でかかりまくってるし」
40: 2013/02/13(水) 21:01:02.46
まどか「それはまぁ…って、そうじゃなくて!」
さやか「まぁまぁ。さて、それじゃあたしはマミさんの家でチョコ作りすることになってるから……」
まどか「うん。さやかちゃん、がんばってね」
さやか「まどかも、ここで失敗するなよー?んじゃ、またねー」
まどか「……よし、わたしも早く帰って作らないと」
まどか(……ほむらちゃん、もう帰っちゃってる…よね)
まどか(最近、ほむらちゃんとあんまりお話してないなぁ…ちょっと寂しいけど……)
まどか(でも、それも明日まで。……よし、がんばろう……!)
さやか「まぁまぁ。さて、それじゃあたしはマミさんの家でチョコ作りすることになってるから……」
まどか「うん。さやかちゃん、がんばってね」
さやか「まどかも、ここで失敗するなよー?んじゃ、またねー」
まどか「……よし、わたしも早く帰って作らないと」
まどか(……ほむらちゃん、もう帰っちゃってる…よね)
まどか(最近、ほむらちゃんとあんまりお話してないなぁ…ちょっと寂しいけど……)
まどか(でも、それも明日まで。……よし、がんばろう……!)
41: 2013/02/13(水) 21:01:51.73
――――――
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……はぁ……」
ほむら「結局教えてもらったのはわずか2日間だけだったわね…これで大丈夫かしら……」
ほむら「まどかへの本命…は置いといて、みんなに渡す分は作らないと……」
ほむら「そう言えば、材料のチョコも買わず仕舞いになってしまったわね……」
ほむら「仕方ない…買いに行こうかしら…今日は鉢合わせしないだろうし……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……はぁ……」
ほむら「結局教えてもらったのはわずか2日間だけだったわね…これで大丈夫かしら……」
ほむら「まどかへの本命…は置いといて、みんなに渡す分は作らないと……」
ほむら「そう言えば、材料のチョコも買わず仕舞いになってしまったわね……」
ほむら「仕方ない…買いに行こうかしら…今日は鉢合わせしないだろうし……」
42: 2013/02/13(水) 21:02:19.21
――――――
まどか「……これでよし、と……」
まどか「これで完成ー!」
知久「まどか、完成したのかい?」
まどか「うん。……あ、今キッチン片付けるね」
知久「あぁ、片付けは僕がやっておくよ。それより、悪いんだけどちょっとおつかいに行ってきてほしいんだ」
まどか「おつかい?うん、わかった」
知久「ありがとう。お財布とメモをテーブルに置いておいたからね」
まどか「はーい。それじゃ行ってくるね」
知久「うん、気をつけてね」
まどか「……これでよし、と……」
まどか「これで完成ー!」
知久「まどか、完成したのかい?」
まどか「うん。……あ、今キッチン片付けるね」
知久「あぁ、片付けは僕がやっておくよ。それより、悪いんだけどちょっとおつかいに行ってきてほしいんだ」
まどか「おつかい?うん、わかった」
知久「ありがとう。お財布とメモをテーブルに置いておいたからね」
まどか「はーい。それじゃ行ってくるね」
知久「うん、気をつけてね」
43: 2013/02/13(水) 21:03:01.67
まどか「……うぅ、寒いなー…さーっと行ってぱーっと帰ろう……」
まどか「さやかちゃん、大丈夫かなぁ…マミさんと一緒なら大丈夫だろうけど……」
まどか「……そう言えばさやかちゃんが言ってた…ほむらちゃんの様子がおかしいって話、本当なのかなぁ……」
まどか「何だか今日も落ち込んでたみたいだったなぁ…た、たまにわたしの方見てくるのは、何だったんだろう……」
まどか「……っと、それよりも早くおつかい終わらせて…あれ……?」
ほむら「はぁ……」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「……っ!」
まどか「さやかちゃん、大丈夫かなぁ…マミさんと一緒なら大丈夫だろうけど……」
まどか「……そう言えばさやかちゃんが言ってた…ほむらちゃんの様子がおかしいって話、本当なのかなぁ……」
まどか「何だか今日も落ち込んでたみたいだったなぁ…た、たまにわたしの方見てくるのは、何だったんだろう……」
まどか「……っと、それよりも早くおつかい終わらせて…あれ……?」
ほむら「はぁ……」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「……っ!」
44: 2013/02/13(水) 21:03:31.57
ほむら「あ、あらまどか…こんなところでどうしたの?」
まどか「え、えっと…おつかいに行く途中でほむらちゃんを見かけたから…ほむらちゃんは?」
ほむら「私も買い物に行こうと…って、邪魔しちゃ悪いわね。私はこれで……」
まどか「あ…待って、ほむらちゃん」
ほむら「何…かしら」
まどか「ほむらちゃんもスーパー行くんでしょ?一緒に行こうよ」
ほむら「でも……」
まどか「最近ほむらちゃんと全然お話してなかったし…ね、いいでしょ?」
ほむら「……わかったわ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
まどか「え、えっと…おつかいに行く途中でほむらちゃんを見かけたから…ほむらちゃんは?」
ほむら「私も買い物に行こうと…って、邪魔しちゃ悪いわね。私はこれで……」
まどか「あ…待って、ほむらちゃん」
ほむら「何…かしら」
まどか「ほむらちゃんもスーパー行くんでしょ?一緒に行こうよ」
ほむら「でも……」
まどか「最近ほむらちゃんと全然お話してなかったし…ね、いいでしょ?」
ほむら「……わかったわ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
45: 2013/02/13(水) 21:04:06.54
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら(どうしよう…思わずわかったと言ってしまったけど……)
まどか(うわあぁぁぁ何やってるのわたしいぃぃぃぃ!)
ほむら(まどかとこうして並んで…手を繋いで歩く…そんな関係に…はぁ……)
まどか(ひょ、表面上は取り繕ってみたけど…こんなので明日大丈夫なの?わたし……)
ほむら(このまま黙ってるのも…何か話を……)
まどか(と、とにかく黙ってるのはダメだよね!何か話を……)
まどか・ほむら「あの……」
まどか「……」
ほむら(どうしよう…思わずわかったと言ってしまったけど……)
まどか(うわあぁぁぁ何やってるのわたしいぃぃぃぃ!)
ほむら(まどかとこうして並んで…手を繋いで歩く…そんな関係に…はぁ……)
まどか(ひょ、表面上は取り繕ってみたけど…こんなので明日大丈夫なの?わたし……)
ほむら(このまま黙ってるのも…何か話を……)
まどか(と、とにかく黙ってるのはダメだよね!何か話を……)
まどか・ほむら「あの……」
46: 2013/02/13(水) 21:04:37.74
ほむら「あ…何かしら、まどか」
まどか「ほ、ほむらちゃんこそ何?」
ほむら「私のは大したことじゃないから…それで、何?」
まどか「あ、えっと、その…ほむらちゃん、最近落ち込んでるみたいだけど…どうしたの?」
ほむら「……っ」
まどか「あ、あれ…聞いちゃダメなことだった……?ごめんね」
ほむら「いえ…まどかが気にすることじゃないわ」
ほむら(原因はあなた、なんて言えないわね……。悪気はないのだろうけど…面と向かって聞かれると……)
まどか「えっと…えっと、それじゃあ……」
まどか「ほ、ほむらちゃんこそ何?」
ほむら「私のは大したことじゃないから…それで、何?」
まどか「あ、えっと、その…ほむらちゃん、最近落ち込んでるみたいだけど…どうしたの?」
ほむら「……っ」
まどか「あ、あれ…聞いちゃダメなことだった……?ごめんね」
ほむら「いえ…まどかが気にすることじゃないわ」
ほむら(原因はあなた、なんて言えないわね……。悪気はないのだろうけど…面と向かって聞かれると……)
まどか「えっと…えっと、それじゃあ……」
47: 2013/02/13(水) 21:05:13.54
まどか「ほ、ほむらちゃんは…もし本命のチョコもらうなら、どんなのがいい?」
ほむら「え?」
まどか(うわあぁぁぁ何言ってるのわたしいぃぃぃぃ!)
まどか「ほ、ほら!明日バレンタインでしょ!?だから!」
ほむら「そうね…印象に残る…いえ、違うわね。……私のことを想って作ってくれたもの…かしら」
まどか「ほむらちゃんを……?」
ほむら「えぇ…たとえ見た目が悪くても、ありきたりな…溶かして型で固めただけのものでも、想いが込められていれば、ね……」
ほむら(そんなチョコ…あなたからもらいたかったわ……)
ほむら「え?」
まどか(うわあぁぁぁ何言ってるのわたしいぃぃぃぃ!)
まどか「ほ、ほら!明日バレンタインでしょ!?だから!」
ほむら「そうね…印象に残る…いえ、違うわね。……私のことを想って作ってくれたもの…かしら」
まどか「ほむらちゃんを……?」
ほむら「えぇ…たとえ見た目が悪くても、ありきたりな…溶かして型で固めただけのものでも、想いが込められていれば、ね……」
ほむら(そんなチョコ…あなたからもらいたかったわ……)
48: 2013/02/13(水) 21:05:50.68
まどか「想いが込められた……」
まどか「……」
ほむら「まどか……?」
まどか「……ごめんほむらちゃん…わたし、用事思い出した」
ほむら「用事?……あぁ、おつかいだったかしら……」
まどか「それとは違うけど…とにかく、わたし、行くね!それじゃ!」ダッ
ほむら「どうしたのかしら…まぁ、私は私の用事を済ませて帰りましょう……」
まどか「……」
ほむら「まどか……?」
まどか「……ごめんほむらちゃん…わたし、用事思い出した」
ほむら「用事?……あぁ、おつかいだったかしら……」
まどか「それとは違うけど…とにかく、わたし、行くね!それじゃ!」ダッ
ほむら「どうしたのかしら…まぁ、私は私の用事を済ませて帰りましょう……」
49: 2013/02/13(水) 21:06:34.82
まどか「パパ!ごめん、もう1度キッチン使うね!」
知久「あれ、まどか?頼んだおつかいは……」
まどか「確かここに…あった、これを使えば……!」
知久「……仕方ない。僕が行って来よう」
知久(あんなに真剣なまどかの邪魔はできないからね……)
まどか(そうだよ…どんなに見た目のいいものを作ったって、ほむらちゃんへの想いがなけりゃ…ただのチョコだよ……)
まどか(わたし、すっかり忘れてた。想いを伝えることよりも、チョコのことばかりに夢中になってた……)
まどか(あのチョコじゃダメ…だからもう1度作り直そう。ほむらちゃんへの想い、その全てを込めて……)
まどか(わたしの想い、全部伝えるから…だから、待ってて、ほむらちゃん……!)
知久「あれ、まどか?頼んだおつかいは……」
まどか「確かここに…あった、これを使えば……!」
知久「……仕方ない。僕が行って来よう」
知久(あんなに真剣なまどかの邪魔はできないからね……)
まどか(そうだよ…どんなに見た目のいいものを作ったって、ほむらちゃんへの想いがなけりゃ…ただのチョコだよ……)
まどか(わたし、すっかり忘れてた。想いを伝えることよりも、チョコのことばかりに夢中になってた……)
まどか(あのチョコじゃダメ…だからもう1度作り直そう。ほむらちゃんへの想い、その全てを込めて……)
まどか(わたしの想い、全部伝えるから…だから、待ってて、ほむらちゃん……!)
50: 2013/02/13(水) 21:07:13.96
――――――
ほむら「えっと…さやかの分、マミの分、杏子の分、それと…まどかの分。これで全部ね」
ほむら「材料、余ってしまったわね。どうしようかしら……」
ほむら「そう言えば…小さい型以外にも何か入ってたような……」ゴソゴソ
ほむら「これは…あのハートの型……?何かしら、メモが……」
『無駄になるかもしれないが、一応大きい型も入れとく。使うかどうかはアンタに任せるよ』
『まどかの好きな奴が誰かは知らないが、先にアンタがまどかを振り向かせちまえばいいんだ。まぁ、せいぜい頑張れよ 杏子』
ほむら「杏子……」
ほむら「えっと…さやかの分、マミの分、杏子の分、それと…まどかの分。これで全部ね」
ほむら「材料、余ってしまったわね。どうしようかしら……」
ほむら「そう言えば…小さい型以外にも何か入ってたような……」ゴソゴソ
ほむら「これは…あのハートの型……?何かしら、メモが……」
『無駄になるかもしれないが、一応大きい型も入れとく。使うかどうかはアンタに任せるよ』
『まどかの好きな奴が誰かは知らないが、先にアンタがまどかを振り向かせちまえばいいんだ。まぁ、せいぜい頑張れよ 杏子』
ほむら「杏子……」
51: 2013/02/13(水) 21:08:07.07
ほむら(やっぱり…駄目。諦められるはず、ないわ……)
ほむら(まどか…私、あなたが好き。大好き。できることなら、あなたとずっと一緒にいたい。そう思ってる……)
ほむら(あなたに好きな人がいるように…私はまどか…あなたが好き。だから、私……)
ほむら「……何をやってるのかしらね、私は…材料が余ってて、型があったからって……」
ほむら「こんな…渡したって迷惑にしかならないのに……」
ほむら「……作るべきものも作ったし、もう寝ましょう……」
ほむら(まどか…私は……)
ほむら(まどか…私、あなたが好き。大好き。できることなら、あなたとずっと一緒にいたい。そう思ってる……)
ほむら(あなたに好きな人がいるように…私はまどか…あなたが好き。だから、私……)
ほむら「……何をやってるのかしらね、私は…材料が余ってて、型があったからって……」
ほむら「こんな…渡したって迷惑にしかならないのに……」
ほむら「……作るべきものも作ったし、もう寝ましょう……」
ほむら(まどか…私は……)
60: 2013/02/15(金) 20:58:03.38
――バレンタイン当日――
さやか「うーん、さすがバレンタイン当日。どいつもこいつも浮かれてるねぇ」
まどか「うぅ…今からもう緊張して来ちゃった……」
さやか「勝負は放課後でしょうに。まだ朝だよ?」
まどか「それはそうなんだけど……」
さやか「どうやって渡すとか、考えてあるの?」
まどか「うん、それは一応…わたしのことよりも、さやかちゃんはさやかちゃんで大丈夫なの?」
さやか「んー…今年は初めて手作りしたからね。……ちょっとだけ緊張はしてるけど、まどかほどじゃないよ」
まどか「さすがにさやかちゃんは慣れてるね…あ、これ、さやかちゃんの分」
さやか「うーん、さすがバレンタイン当日。どいつもこいつも浮かれてるねぇ」
まどか「うぅ…今からもう緊張して来ちゃった……」
さやか「勝負は放課後でしょうに。まだ朝だよ?」
まどか「それはそうなんだけど……」
さやか「どうやって渡すとか、考えてあるの?」
まどか「うん、それは一応…わたしのことよりも、さやかちゃんはさやかちゃんで大丈夫なの?」
さやか「んー…今年は初めて手作りしたからね。……ちょっとだけ緊張はしてるけど、まどかほどじゃないよ」
まどか「さすがにさやかちゃんは慣れてるね…あ、これ、さやかちゃんの分」
61: 2013/02/15(金) 20:58:48.92
さやか「ありがと、まどか。んじゃこれ、お返しね」
まどか「ありがとう、さやかちゃん」
さやか「あとは…お、ちょうどほむらが来たね」
まどか「あ、そ、そうだね……」
さやか「あたし、ほむらにチョコあげてくるけど…まどかはどうする?」
まどか「わ、わたしここにいるよ」
さやか「そう?んじゃ、ちょっと行ってくるね」
まどか「ありがとう、さやかちゃん」
さやか「あとは…お、ちょうどほむらが来たね」
まどか「あ、そ、そうだね……」
さやか「あたし、ほむらにチョコあげてくるけど…まどかはどうする?」
まどか「わ、わたしここにいるよ」
さやか「そう?んじゃ、ちょっと行ってくるね」
62: 2013/02/15(金) 20:59:46.51
ほむら(どうしよう…ラッピングして持ってきてしまったわ…リボンまでかけて……。こんなの、渡せるわけないじゃない……)
ほむら(どうしたら…昼休みかどこかでまどかの下駄箱に突っ込んで、後は知らぬ存ぜぬで……)
ほむら(それなら最初から作ったり持って来たりしなければいい話じゃない…どうしたいの、私は……)
さやか「おーい、ほむらー?」
ほむら「……あ、あら、さやか?」
さやか「何か考え込んでるみたいだったけど、どうかした?」
ほむら「いえ…何でもないわ。それより、何か用かしら?」
さやか「あぁ、はいこれ、バレンタインのチョコ」
ほむら(どうしたら…昼休みかどこかでまどかの下駄箱に突っ込んで、後は知らぬ存ぜぬで……)
ほむら(それなら最初から作ったり持って来たりしなければいい話じゃない…どうしたいの、私は……)
さやか「おーい、ほむらー?」
ほむら「……あ、あら、さやか?」
さやか「何か考え込んでるみたいだったけど、どうかした?」
ほむら「いえ…何でもないわ。それより、何か用かしら?」
さやか「あぁ、はいこれ、バレンタインのチョコ」
63: 2013/02/15(金) 21:00:16.14
ほむら「ありがとう…それじゃ私からも。はい」
さやか「さんきゅー」
ほむら「まどかにも渡したいのだけど、いないのかしら」
さやか「え?……あー、いるにはいるんだけど…ねぇ……」
ほむら「……?何だかわからないけど、いるのね?じゃあ渡すだけ渡して来るわ……」
さやか「あ、ちょ、ちょっと……」
ほむら「まどか、これ……」
まどか「……っ!」ダッ
さやか「さんきゅー」
ほむら「まどかにも渡したいのだけど、いないのかしら」
さやか「え?……あー、いるにはいるんだけど…ねぇ……」
ほむら「……?何だかわからないけど、いるのね?じゃあ渡すだけ渡して来るわ……」
さやか「あ、ちょ、ちょっと……」
ほむら「まどか、これ……」
まどか「……っ!」ダッ
64: 2013/02/15(金) 21:00:57.82
ほむら「……」
さやか「……」
ほむら「……まどかはどうしたのかしら……」
さやか「さぁ……」
さやか(多分今いっぱいいっぱいでほむらとまともに話せないんだろうなー…大丈夫かな、あれで)
さやか「ま、まぁちょっと走り出したい気分だったんだよ」
ほむら「訳がわからないわ……」
さやか「き、気にしない方がいいよ、きっと」
ほむら「はぁ…まどかにはまた後で渡すことにするわ……」
さやか「う、うん」
さやか「……」
ほむら「……まどかはどうしたのかしら……」
さやか「さぁ……」
さやか(多分今いっぱいいっぱいでほむらとまともに話せないんだろうなー…大丈夫かな、あれで)
さやか「ま、まぁちょっと走り出したい気分だったんだよ」
ほむら「訳がわからないわ……」
さやか「き、気にしない方がいいよ、きっと」
ほむら「はぁ…まどかにはまた後で渡すことにするわ……」
さやか「う、うん」
65: 2013/02/15(金) 21:01:27.32
――昼休み――
さやか「……で」
まどか「うぅ……」
さやか「何であんたは事あるごとに逃げ出すのよ」
まどか「だ、だって……」
さやか「見なよ、あんたが逃げ回ったせいでほむらが氏ぬほど落ち込んでるじゃないの」
ほむら「……」ズーン
さやか「あたし、ちょっとほむらがかわいそうに見えてきたよ……」
まどか「うぅ…ほむらちゃん……」
さやか「……で」
まどか「うぅ……」
さやか「何であんたは事あるごとに逃げ出すのよ」
まどか「だ、だって……」
さやか「見なよ、あんたが逃げ回ったせいでほむらが氏ぬほど落ち込んでるじゃないの」
ほむら「……」ズーン
さやか「あたし、ちょっとほむらがかわいそうに見えてきたよ……」
まどか「うぅ…ほむらちゃん……」
66: 2013/02/15(金) 21:02:10.72
ほむら「……」ガタ
さやか「あ…ほむら、お昼は……」
ほむら「ごめんなさい…今日は1人にさせて頂戴……」
さやか「え?あ、うん……」
ほむら「それじゃ……」チラ
まどか「あ、ほ、ほむらちゃ……」
ほむら「はぁ……」ガラ
まどか「……も、もしかしてわたしのせい…かな……」
さやか「た、多分……?」
さやか「あ…ほむら、お昼は……」
ほむら「ごめんなさい…今日は1人にさせて頂戴……」
さやか「え?あ、うん……」
ほむら「それじゃ……」チラ
まどか「あ、ほ、ほむらちゃ……」
ほむら「はぁ……」ガラ
まどか「……も、もしかしてわたしのせい…かな……」
さやか「た、多分……?」
67: 2013/02/15(金) 21:02:42.80
――屋上――
ほむあ「はぁ……」
ほむら(何だかよくわからないけど…今日はまどかに避けられてる気がする……)
ほむら(気づかないうちに何かまどかにしてしまったのかしら…最後に会ったのは昨日の夕方だったはず……)
ほむら(あの時に何かまどかに嫌われるようなことを言ってしまったのかしら……)
ほむら(……これでよかったのかもしれないわね。まどかに嫌われてしまえば、さすがに諦めがつく……)
ほむら(これでいい…これでいいのよ…でも……)
ほむら「まどか……」
マミ「暁美さん……?」
ほむら「……っ!」
ほむあ「はぁ……」
ほむら(何だかよくわからないけど…今日はまどかに避けられてる気がする……)
ほむら(気づかないうちに何かまどかにしてしまったのかしら…最後に会ったのは昨日の夕方だったはず……)
ほむら(あの時に何かまどかに嫌われるようなことを言ってしまったのかしら……)
ほむら(……これでよかったのかもしれないわね。まどかに嫌われてしまえば、さすがに諦めがつく……)
ほむら(これでいい…これでいいのよ…でも……)
ほむら「まどか……」
マミ「暁美さん……?」
ほむら「……っ!」
68: 2013/02/15(金) 21:03:30.29
マミ「どうしたの、こんなところで」
ほむら「それは…あなたこそ、どうしてここに……」
マミ「教室、チョコの甘ったるい匂いがして気持ち悪くなるの。だから避難してきただけよ」
ほむら「そう…あ、ごめんなさい、あなたの分のは教室に……」
マミ「後でいいわよ、私も今持ってないし。……それで、暁美さんはどうしてこんなところで1人でいるの?」
ほむら「……あなたになら、話してもいいかしらね……」
マミ「何の話かはわからないけど…何か悩み事みたいね。絶対、秘密にするから…話してくれないかしら?」
ほむら「ありがとう…それじゃ、話すわ。私、まどかに……」
ほむら「それは…あなたこそ、どうしてここに……」
マミ「教室、チョコの甘ったるい匂いがして気持ち悪くなるの。だから避難してきただけよ」
ほむら「そう…あ、ごめんなさい、あなたの分のは教室に……」
マミ「後でいいわよ、私も今持ってないし。……それで、暁美さんはどうしてこんなところで1人でいるの?」
ほむら「……あなたになら、話してもいいかしらね……」
マミ「何の話かはわからないけど…何か悩み事みたいね。絶対、秘密にするから…話してくれないかしら?」
ほむら「ありがとう…それじゃ、話すわ。私、まどかに……」
69: 2013/02/15(金) 21:04:13.72
マミ「……鹿目さんに嫌われた、ねぇ……」
ほむら「信じたくないけど…まどかの行動を考えると、そうとしか思えないもの……」
マミ(単に今日この後のことを考えて、暁美さんと顔を合わせられなくなってるだけなんじゃ……)
マミ(鹿目さん、暁美さんが好きだって言ってたし…まず間違いないわね)
マミ「大丈夫よ暁美さん、鹿目さんは……」
ほむら「もう、どうしようもないことだし…私の胸の内、聞いてもらえないかしら……」
マミ「え?えぇ……」
ほむら「ありがとう…私…私は…まどかのことが、好き…大好きなの……」
マミ「えっ……」
ほむら「信じたくないけど…まどかの行動を考えると、そうとしか思えないもの……」
マミ(単に今日この後のことを考えて、暁美さんと顔を合わせられなくなってるだけなんじゃ……)
マミ(鹿目さん、暁美さんが好きだって言ってたし…まず間違いないわね)
マミ「大丈夫よ暁美さん、鹿目さんは……」
ほむら「もう、どうしようもないことだし…私の胸の内、聞いてもらえないかしら……」
マミ「え?えぇ……」
ほむら「ありがとう…私…私は…まどかのことが、好き…大好きなの……」
マミ「えっ……」
70: 2013/02/15(金) 21:05:19.20
ほむら「まどかとずっと一緒にいたい。まどかには、私の隣にいてほしい。……そう、思ってる。だけど……」
ほむら「私もまどかも女同士。……告白したところで、良くて嫌われる。悪ければ、まどかを傷つけてしまうだけ……」
ほむら「だから…そうなる前に嫌われて…よかったのよ、きっと……」
マミ(えっと…鹿目さんは暁美さんのことが好き、暁美さんは鹿目さんのことが好き。……つまりこれって、両想いじゃない……)
マミ(とりあえずこれだけ沈んでると、呼び出しに応じないで帰っちゃいそうだし…少し励ましてあげて……)
ほむら「それに、まどかには好きな人がいるみたいだし…私は身を引くことにするわ。……それがきっと、まどかの為だから……」
マミ「あ、暁美さん?その話、どこで……?」
ほむら「日曜日だったかしら…杏子が突然押しかけて来て、『まどかに好きな人がいる』って……」
マミ(あの話、聞かれてたのね…暁美さんが好きだってところまでは聞き取れなかったのかしら。それよりも……)
マミ(今はこの暁美さんをどうにかしないと…せっかく両想いなのに、このままじゃ…よし、頑張るのよ、私!)
ほむら「私もまどかも女同士。……告白したところで、良くて嫌われる。悪ければ、まどかを傷つけてしまうだけ……」
ほむら「だから…そうなる前に嫌われて…よかったのよ、きっと……」
マミ(えっと…鹿目さんは暁美さんのことが好き、暁美さんは鹿目さんのことが好き。……つまりこれって、両想いじゃない……)
マミ(とりあえずこれだけ沈んでると、呼び出しに応じないで帰っちゃいそうだし…少し励ましてあげて……)
ほむら「それに、まどかには好きな人がいるみたいだし…私は身を引くことにするわ。……それがきっと、まどかの為だから……」
マミ「あ、暁美さん?その話、どこで……?」
ほむら「日曜日だったかしら…杏子が突然押しかけて来て、『まどかに好きな人がいる』って……」
マミ(あの話、聞かれてたのね…暁美さんが好きだってところまでは聞き取れなかったのかしら。それよりも……)
マミ(今はこの暁美さんをどうにかしないと…せっかく両想いなのに、このままじゃ…よし、頑張るのよ、私!)
71: 2013/02/15(金) 21:05:52.82
マミ「心配することないわ。鹿目さんはあなたを嫌いになったわけじゃないわよ」
ほむら「どうして…そう思うの……?」
マミ「あなたは鹿目さんに嫌われるようなこと、してないのでしょう?なら大丈夫よ」
ほむら「でも……」
マミ「それに、鹿目さんがあなたを嫌うなんて…想像できないもの。だからそんなに落ち込まないで」
ほむら「マミ…えぇ、ありがとう…少し、楽になった気がするわ」
マミ「そう?それならよかったわ」
ほむら「それよりもあのチョコ、どうしたものかしら…いっそマミに押し付け……」ブツブツ
マミ「だからチョコは今じゃなくても…あのチョコって?」
ほむら「どうして…そう思うの……?」
マミ「あなたは鹿目さんに嫌われるようなこと、してないのでしょう?なら大丈夫よ」
ほむら「でも……」
マミ「それに、鹿目さんがあなたを嫌うなんて…想像できないもの。だからそんなに落ち込まないで」
ほむら「マミ…えぇ、ありがとう…少し、楽になった気がするわ」
マミ「そう?それならよかったわ」
ほむら「それよりもあのチョコ、どうしたものかしら…いっそマミに押し付け……」ブツブツ
マミ「だからチョコは今じゃなくても…あのチョコって?」
72: 2013/02/15(金) 21:06:28.41
ほむら「……まどかへの、本命のチョコ…よ」
マミ「作ってたの?」
ほむら「えぇ。先日、あなたから型を受け取ったときに、大きい型も一緒に入ってたの。杏子からの伝言メモ付きで」
マミ「確かに…佐倉さん、大きいのも持ってけ、って一緒にしてたわね。何で大きいのも?って思ってたけど…それで、伝言って?」
ほむら「えっと…まどかに好きな人がいても、先に私がまどかを振り向かせればいい、だったかしら……」
マミ「佐倉さんらしい考え方ね。……でも、私もそう思うわ」
ほむら「マミ……?」
マミ「たとえ鹿目さんが他の人を好きだとしても、暁美さんがその想いを引っ込める必要はないと思うわ」
ほむら「でも…私とまどかは……」
マミ「作ってたの?」
ほむら「えぇ。先日、あなたから型を受け取ったときに、大きい型も一緒に入ってたの。杏子からの伝言メモ付きで」
マミ「確かに…佐倉さん、大きいのも持ってけ、って一緒にしてたわね。何で大きいのも?って思ってたけど…それで、伝言って?」
ほむら「えっと…まどかに好きな人がいても、先に私がまどかを振り向かせればいい、だったかしら……」
マミ「佐倉さんらしい考え方ね。……でも、私もそう思うわ」
ほむら「マミ……?」
マミ「たとえ鹿目さんが他の人を好きだとしても、暁美さんがその想いを引っ込める必要はないと思うわ」
ほむら「でも…私とまどかは……」
73: 2013/02/15(金) 21:07:18.96
マミ「同性だろうがそんなの構う事ないわ。鹿目さんのこと、好きなんでしょう?」
ほむら「……」
マミ「それとも何?あなたの鹿目さんへの想いはその程度なの?ほんの少し障害があっただけで諦めてしまう程度のものだったの?」
ほむら「……好き放題言ってくれるわね……」
マミ「このくらい言わないと動きそうにないもの。それで、決まったの?」
ほむら「えぇ…あなたにあれだけ言われて何もしないほど、私は落ちぶれてないわ」
ほむら「まどかに、好きだって…伝えてみるわ」
マミ「そう…頑張ってね」
マミ(私から鹿目さんは暁美さんが好きだなんて言えないわね。あとは見守ることにしましょう)
ほむら「……」
マミ「それとも何?あなたの鹿目さんへの想いはその程度なの?ほんの少し障害があっただけで諦めてしまう程度のものだったの?」
ほむら「……好き放題言ってくれるわね……」
マミ「このくらい言わないと動きそうにないもの。それで、決まったの?」
ほむら「えぇ…あなたにあれだけ言われて何もしないほど、私は落ちぶれてないわ」
ほむら「まどかに、好きだって…伝えてみるわ」
マミ「そう…頑張ってね」
マミ(私から鹿目さんは暁美さんが好きだなんて言えないわね。あとは見守ることにしましょう)
74: 2013/02/15(金) 21:07:55.97
ほむら「さて…私はそろそろ教室に戻るわね」
マミ「あら、もうこんな時間なのね…私も戻ろうかしら。……また気持ち悪くなりそうだけど」
ほむら「大変ね…それじゃ、後であなたの分のチョコ、持っていくわね」
マミ「えぇ。……あ、そうだ。暁美さんにいいこと教えてあげるわ」
マミ(暁美さんは肝心なところでヘタれそうだから…このくらい、いいわよね?)
ほむら「いいこと……?何かしら」
マミ「ちょっと前に雑誌で見た、素敵なチョコの渡し方って奴なんだけど…聞く?」
ほむら「……一応、聞いておこうかしら」
マミ「それじゃ教えるわね。まずは……」
マミ「あら、もうこんな時間なのね…私も戻ろうかしら。……また気持ち悪くなりそうだけど」
ほむら「大変ね…それじゃ、後であなたの分のチョコ、持っていくわね」
マミ「えぇ。……あ、そうだ。暁美さんにいいこと教えてあげるわ」
マミ(暁美さんは肝心なところでヘタれそうだから…このくらい、いいわよね?)
ほむら「いいこと……?何かしら」
マミ「ちょっと前に雑誌で見た、素敵なチョコの渡し方って奴なんだけど…聞く?」
ほむら「……一応、聞いておこうかしら」
マミ「それじゃ教えるわね。まずは……」
75: 2013/02/15(金) 21:08:43.36
――放課後――
ほむら(あっという間に放課後になってしまったわね……)
ほむら(どうしよう…教室で渡すにはまだ人が多いわ…屋上かどこかで……)
ほむら(それにしても、マミの話…あれは一体何なの?本当にあれ、雑誌に掲載されてたの?私騙されてないかしら?)
ほむら(何が『実行するかどうかはお任せするわ』よ…まぁ、それはともかくとして、まずはまどかに話を……)
ほむら「まどかは…まだいるわね」
まどか「……!」
ほむら「まどか、ちょっといいかしら……」
まどか「あ、ご、ごめんねほむらちゃん!わたしちょっとお手洗いに……」ダッ
ほむら「……駄目…か。やっぱり、私が何かして嫌われたみたいね……」
ほむら(あっという間に放課後になってしまったわね……)
ほむら(どうしよう…教室で渡すにはまだ人が多いわ…屋上かどこかで……)
ほむら(それにしても、マミの話…あれは一体何なの?本当にあれ、雑誌に掲載されてたの?私騙されてないかしら?)
ほむら(何が『実行するかどうかはお任せするわ』よ…まぁ、それはともかくとして、まずはまどかに話を……)
ほむら「まどかは…まだいるわね」
まどか「……!」
ほむら「まどか、ちょっといいかしら……」
まどか「あ、ご、ごめんねほむらちゃん!わたしちょっとお手洗いに……」ダッ
ほむら「……駄目…か。やっぱり、私が何かして嫌われたみたいね……」
76: 2013/02/15(金) 21:09:39.05
さやか「お、ほむらじゃん。どしたのさ、ぼーっと突っ立っちゃって」
ほむら「さやか…いえ、まどかと話がしたかったのだけど…やっぱりまだ避けられてるみたいね」
さやか(まどかの奴、まーだダメなの?もう放課後だよ?まぁメッセージはちゃんと仕込んだみたいだし、大丈夫だと思うけど……)
ほむら「それよりもさやか…あなた、本命を渡す相手がいるんじゃなかったかしら?」
さやか「何?あたしの心配してくれてんの?大丈夫だって」
ほむら「ならいいけど。……それじゃ、そろそろ帰ろうかしらね」
さやか「あたしはもうちょっとここにいるよ。まだ用事も済んでないしね」
ほむら「そう…さて、荷物をまとめて帰ることにしましょう……」
さやか(だ、大丈夫だよね?ちゃんと気づくよね?……うぅ、何であたしがこんなハラハラしなきゃいけないのさ……)
ほむら「さやか…いえ、まどかと話がしたかったのだけど…やっぱりまだ避けられてるみたいね」
さやか(まどかの奴、まーだダメなの?もう放課後だよ?まぁメッセージはちゃんと仕込んだみたいだし、大丈夫だと思うけど……)
ほむら「それよりもさやか…あなた、本命を渡す相手がいるんじゃなかったかしら?」
さやか「何?あたしの心配してくれてんの?大丈夫だって」
ほむら「ならいいけど。……それじゃ、そろそろ帰ろうかしらね」
さやか「あたしはもうちょっとここにいるよ。まだ用事も済んでないしね」
ほむら「そう…さて、荷物をまとめて帰ることにしましょう……」
さやか(だ、大丈夫だよね?ちゃんと気づくよね?……うぅ、何であたしがこんなハラハラしなきゃいけないのさ……)
77: 2013/02/15(金) 21:10:26.67
ほむら(……結局、まどかには渡すどころか、話すことさえ出来なかった……)
ほむら(昨日までの私だったら、これでよかったと諦めてたかもしれない。……でも、今の私は……)
ほむら(たとえまどかがその好きな人に告白した後だとしても…ちゃんとまどかに伝えよう。まどかが好きだと……)
ほむら(私を選んでくれなくても構わない。何もしないでいるより、ずっと……)
ほむら「……これで全部かしら。もう忘れ物は……」ゴソゴソ
ほむら「あら、何か…これは手紙、かしら」ガサガサ
『暁美ほむらさんへ』
『あなたに、伝えたいことがあります。放課後、屋上へ来て下さい』
『下校時間になるまで、待っています』
ほむら(昨日までの私だったら、これでよかったと諦めてたかもしれない。……でも、今の私は……)
ほむら(たとえまどかがその好きな人に告白した後だとしても…ちゃんとまどかに伝えよう。まどかが好きだと……)
ほむら(私を選んでくれなくても構わない。何もしないでいるより、ずっと……)
ほむら「……これで全部かしら。もう忘れ物は……」ゴソゴソ
ほむら「あら、何か…これは手紙、かしら」ガサガサ
『暁美ほむらさんへ』
『あなたに、伝えたいことがあります。放課後、屋上へ来て下さい』
『下校時間になるまで、待っています』
78: 2013/02/15(金) 21:11:22.38
ほむら「これは…誰からなのかしら。名前が書いてないわね……」
ほむら「えっと…今日はバレンタインで…こういう手紙が置いてあるってことは…つまりはそういうこと、なのかしら……?」
ほむら「誰だか知らないけど物好きもいたものね…私なんかにこんな……」
ほむら「これはどうしたら…そうよ、さやか!」
さやか「んー?どしたー?」
ほむら「こんなものが私の机の中にあったのだけど…どうしたらいいのかしら……」
さやか「おー、呼び出しの手紙かぁ。ほむらもやるもんだねー」
ほむら「だ、誰からかわからないけど…それで、私はどうしたら……」
ほむら「えっと…今日はバレンタインで…こういう手紙が置いてあるってことは…つまりはそういうこと、なのかしら……?」
ほむら「誰だか知らないけど物好きもいたものね…私なんかにこんな……」
ほむら「これはどうしたら…そうよ、さやか!」
さやか「んー?どしたー?」
ほむら「こんなものが私の机の中にあったのだけど…どうしたらいいのかしら……」
さやか「おー、呼び出しの手紙かぁ。ほむらもやるもんだねー」
ほむら「だ、誰からかわからないけど…それで、私はどうしたら……」
79: 2013/02/15(金) 21:11:59.56
さやか「んー、受けるにせよ断るにせよ、きちんと会って言った方がいいんじゃないかな。シカトするより」
ほむら「そう…かしら」
さやか「うん、そうだって。ほら、早く行ってきなよ」
ほむら「そ、それじゃ行って来るわね……」ガラ
さやか「行ってらっしゃーい。……その手紙書いた犯人知ってるあたしとしては、こっち持ってくんなと言いたかった」
さやか「……頑張んなよ、まどか……」
ほむら「そう…かしら」
さやか「うん、そうだって。ほら、早く行ってきなよ」
ほむら「そ、それじゃ行って来るわね……」ガラ
さやか「行ってらっしゃーい。……その手紙書いた犯人知ってるあたしとしては、こっち持ってくんなと言いたかった」
さやか「……頑張んなよ、まどか……」
80: 2013/02/15(金) 21:12:30.29
――――――
ほむら「えっと…ここ、よね……」
ほむら「いないのかしら…でも下校時間まで待つって書いて……」キョロキョロ
ほむら「……?あれは……」
まどか「……」
ほむら「まどか……?」
まどか「……あ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか、こんなところで1人でどうしたの?」
まどか「うん…好きな人をね、ここに呼び出したんだ……」
ほむら「えっと…ここ、よね……」
ほむら「いないのかしら…でも下校時間まで待つって書いて……」キョロキョロ
ほむら「……?あれは……」
まどか「……」
ほむら「まどか……?」
まどか「……あ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか、こんなところで1人でどうしたの?」
まどか「うん…好きな人をね、ここに呼び出したんだ……」
81: 2013/02/15(金) 21:13:29.32
ほむら「そう…なの、困ったわね…私も誰かに呼び出されてここに来たのだけど……」
まどか「……」
ほむら「どうしたらいいかしら…私のは誰からのものかわからないし……」
まどか「……ニブいよ、ほむらちゃん」ボソ
ほむら「私は帰る…まどか、何か言ったかしら?」
まどか「ううん、何も。ほむらちゃんは帰る必要なんてないよ」
ほむら「え?でも……」
まどか「わたしの呼び出した人は…もう来てるから。わたしの、目の前に」
ほむら「まどかの目の前って…え……?」
まどか「……」
ほむら「どうしたらいいかしら…私のは誰からのものかわからないし……」
まどか「……ニブいよ、ほむらちゃん」ボソ
ほむら「私は帰る…まどか、何か言ったかしら?」
まどか「ううん、何も。ほむらちゃんは帰る必要なんてないよ」
ほむら「え?でも……」
まどか「わたしの呼び出した人は…もう来てるから。わたしの、目の前に」
ほむら「まどかの目の前って…え……?」
82: 2013/02/15(金) 21:14:09.59
まどか「……」
ほむら「あ、あの…じゃああの手紙を書いたのって、もしかして……」
まどか「うん、わたし。わたしが、ほむらちゃんをここに呼び出したの」
ほむら「そ、そう……」
まどか「まず最初に…ほむらちゃん、ごめんなさい」
まどか「今日、ほむらちゃんと顔を合わせる度に逃げたりしちゃって……」
まどか「わたし、今日はもういっぱいいっぱいで…ほむらちゃんと普段通りにできなかったの……」
ほむら「そう…よかったわ。私、まどかに嫌われたんじゃないかって……」
まどか「うん…本当にごめんね」
ほむら「あ、あの…じゃああの手紙を書いたのって、もしかして……」
まどか「うん、わたし。わたしが、ほむらちゃんをここに呼び出したの」
ほむら「そ、そう……」
まどか「まず最初に…ほむらちゃん、ごめんなさい」
まどか「今日、ほむらちゃんと顔を合わせる度に逃げたりしちゃって……」
まどか「わたし、今日はもういっぱいいっぱいで…ほむらちゃんと普段通りにできなかったの……」
ほむら「そう…よかったわ。私、まどかに嫌われたんじゃないかって……」
まどか「うん…本当にごめんね」
83: 2013/02/15(金) 21:14:54.29
ほむら「それで、まどかはどうして私をここへ……?」
まどか「……ほんとにわからない?」
ほむら「え?えぇ……」
まどか「……ほんと、ニブいよ」ボソ
ほむら「まどか……?」
まどか「ほむらちゃん、今日は何の日?」
ほむら「え?それはバレンタイン……」
まどか「だったら、答えはひとつしかないでしょ?」ゴソゴソ
ほむら「え…まどか、まさか……」
まどか「……ふぅー…よし……」
まどか「……ほんとにわからない?」
ほむら「え?えぇ……」
まどか「……ほんと、ニブいよ」ボソ
ほむら「まどか……?」
まどか「ほむらちゃん、今日は何の日?」
ほむら「え?それはバレンタイン……」
まどか「だったら、答えはひとつしかないでしょ?」ゴソゴソ
ほむら「え…まどか、まさか……」
まどか「……ふぅー…よし……」
84: 2013/02/15(金) 21:15:56.12
まどか「ほむらちゃん」
まどか「わたしは、ほむらちゃんのことが好きです」
まどか「友達としてじゃなく…恋愛の対象として、ほむらちゃんのことが大好きです」
まどか「女の子同士だから、ほむらちゃんにおかしいと思われるかもしれない。でも…それでも……!」
まどか「わたしの想い…ほむらちゃんに伝えたかった」
まどか「……もし、ほむらちゃんが…わたしのこと、好きなら…恋人になってくれるのなら……」
まどか「わたしの…ほむらちゃんへの、本命チョコ…受け取って…ほしいな……」
まどか「わたしは、ほむらちゃんのことが好きです」
まどか「友達としてじゃなく…恋愛の対象として、ほむらちゃんのことが大好きです」
まどか「女の子同士だから、ほむらちゃんにおかしいと思われるかもしれない。でも…それでも……!」
まどか「わたしの想い…ほむらちゃんに伝えたかった」
まどか「……もし、ほむらちゃんが…わたしのこと、好きなら…恋人になってくれるのなら……」
まどか「わたしの…ほむらちゃんへの、本命チョコ…受け取って…ほしいな……」
85: 2013/02/15(金) 21:16:39.77
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「……あ、ご、ごめんなさい。あまりに急だったから、ちょっと驚いて……」
ほむら「じゃあ…まどかの好きな人っていうのは、私のこと…だったのね」
まどか「ほ、ほむらちゃん?その話って、誰から……」
ほむら「日曜日に杏子から…もっとも、今まどかに告白されるまで、相手はわからなかったのだけど……」
まどか「そう…なんだ……」
ほむら「えぇ…それで、あなたへの返事なのだけど……」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「……あ、ご、ごめんなさい。あまりに急だったから、ちょっと驚いて……」
ほむら「じゃあ…まどかの好きな人っていうのは、私のこと…だったのね」
まどか「ほ、ほむらちゃん?その話って、誰から……」
ほむら「日曜日に杏子から…もっとも、今まどかに告白されるまで、相手はわからなかったのだけど……」
まどか「そう…なんだ……」
ほむら「えぇ…それで、あなたへの返事なのだけど……」
86: 2013/02/15(金) 21:17:18.86
ほむら「あなたのチョコ…今受け取るわけにはいかないわ」
まどか「ほむらちゃん…やっぱりダメだよね、わたしなんかじゃ……」
ほむら「話を最後まで聞いて。今受け取れないと言ったのは、私があなたへの想いを伝えてないから」
ほむら「あなたは私にこうして告白してくれた。それなのに私はいつまでも逃げてばかりいて……」
ほむら「卑怯者にそのチョコを受け取る資格はない。……だから今、私の想い…あなたに伝えるわ」ゴソゴソ
まどか「ほむら…ちゃん……?」
まどか「ほむらちゃん…やっぱりダメだよね、わたしなんかじゃ……」
ほむら「話を最後まで聞いて。今受け取れないと言ったのは、私があなたへの想いを伝えてないから」
ほむら「あなたは私にこうして告白してくれた。それなのに私はいつまでも逃げてばかりいて……」
ほむら「卑怯者にそのチョコを受け取る資格はない。……だから今、私の想い…あなたに伝えるわ」ゴソゴソ
まどか「ほむら…ちゃん……?」
87: 2013/02/15(金) 21:17:58.36
ほむら「まどか」
ほむら「私は…まどかのことが好き。大好き。……もちろん、友達としてでなく…特別な人として……」
ほむら「この先ずっと、まどかと一緒にいたい。私の隣にいてほしい。……そう、思ってる」
ほむら「本当は私からあなたへ告白するつもりだったけど…結局あなたの後になってしまってごめんなさい……」
ほむら「もし…それでもまだ、私のことを好きでいてくれるなら……」
ほむら「私の…まどかへの本命チョコ…受け取って…ほしい……」
ほむら「私は…まどかのことが好き。大好き。……もちろん、友達としてでなく…特別な人として……」
ほむら「この先ずっと、まどかと一緒にいたい。私の隣にいてほしい。……そう、思ってる」
ほむら「本当は私からあなたへ告白するつもりだったけど…結局あなたの後になってしまってごめんなさい……」
ほむら「もし…それでもまだ、私のことを好きでいてくれるなら……」
ほむら「私の…まどかへの本命チョコ…受け取って…ほしい……」
88: 2013/02/15(金) 21:18:32.76
まどか「……」
ほむら「ま、まどか……?」
まどか「……あ、ご、ごめんね。急だったから、ちょっと……」
まどか「それじゃ…ほむらちゃんは、わたしのこと……?」
ほむら「えぇ。私はまどかのことが好き」
まどか「そうなんだ…あれ、それならわたしたちって……」
ほむら「……両想いってことになるわね……」
まどか「……そっか、両想い…か。何だか嬉しいな」
ほむら「ま、まどか……?」
まどか「……あ、ご、ごめんね。急だったから、ちょっと……」
まどか「それじゃ…ほむらちゃんは、わたしのこと……?」
ほむら「えぇ。私はまどかのことが好き」
まどか「そうなんだ…あれ、それならわたしたちって……」
ほむら「……両想いってことになるわね……」
まどか「……そっか、両想い…か。何だか嬉しいな」
89: 2013/02/15(金) 21:19:09.24
ほむら「……そうね。自分の勝手な片想いだと…特にまどかに好きな人がいると聞いた後は…ね」
まどか「わたしも…ほむらちゃんにずっと片想いしてた」
ほむら「私たち、お互いに片想いしてただけなのかしらね」
まどか「そうかもね。……それじゃ、ほむらちゃん。改めて、わたしの本命チョコ、受け取って…ほしいな」
ほむら「……えぇ、喜んで。まどか、私の本命チョコ、受け取ってくれるかしら」
まどか「うん…ありがとう」
ほむら「まどか…開けてもいいかしら?」
まどか「う、うん…わたしも、ほむらちゃんからの、開けさせてもらうね」ガサガサ
まどか「わたしも…ほむらちゃんにずっと片想いしてた」
ほむら「私たち、お互いに片想いしてただけなのかしらね」
まどか「そうかもね。……それじゃ、ほむらちゃん。改めて、わたしの本命チョコ、受け取って…ほしいな」
ほむら「……えぇ、喜んで。まどか、私の本命チョコ、受け取ってくれるかしら」
まどか「うん…ありがとう」
ほむら「まどか…開けてもいいかしら?」
まどか「う、うん…わたしも、ほむらちゃんからの、開けさせてもらうね」ガサガサ
90: 2013/02/15(金) 21:19:56.69
ほむら(まどかからの本命…どんなチョコが……)ガサガサ
ほむら(ハートの形に『LOVE』の文字…あれ、私が作ったのって確か……)
まどか「ほ、ほむらちゃん…わたしが作ったのって、確か……」
ほむら「……やっぱり」
まどか「ほむらちゃんも同じチョコ作って来るとは思わなかったよ……」
ほむら「まどかのことを考えながら作ったら…その形に……」
まどか「わたしも…この形なら、わたしの想いを全部伝えられると思って……」
ほむら「……ありがとう、まどか。私の想い、受け取ってくれて」
まどか「わたしの方こそ…ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら(ハートの形に『LOVE』の文字…あれ、私が作ったのって確か……)
まどか「ほ、ほむらちゃん…わたしが作ったのって、確か……」
ほむら「……やっぱり」
まどか「ほむらちゃんも同じチョコ作って来るとは思わなかったよ……」
ほむら「まどかのことを考えながら作ったら…その形に……」
まどか「わたしも…この形なら、わたしの想いを全部伝えられると思って……」
ほむら「……ありがとう、まどか。私の想い、受け取ってくれて」
まどか「わたしの方こそ…ありがとう、ほむらちゃん」
91: 2013/02/15(金) 21:20:33.19
ほむら(よかった、無事に想いを伝えられて。まさか上手く行くなんてね。……でも、何か忘れてる気が……)
ほむら「……あ、そうだった……」
まどか「ほむらちゃん、どうかしたの?」
ほむら「い、いえ…ちょっと……」
ほむら(そうだった…マミから聞いた…えっと、『素敵なチョコの渡し方』だったかしら…どうしよう、やった方がいいのかしら……)
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら(で、でもあれ、もう恥ずかしいってレベルじゃ…そもそも渡し方でもなんでもないじゃない…わ、私とまどかにはまだ早いと……)
まどか「ねぇ、ほむらちゃんってばー」
ほむら(……やってみてもいい…かしらね……)
ほむら「……あ、そうだった……」
まどか「ほむらちゃん、どうかしたの?」
ほむら「い、いえ…ちょっと……」
ほむら(そうだった…マミから聞いた…えっと、『素敵なチョコの渡し方』だったかしら…どうしよう、やった方がいいのかしら……)
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら(で、でもあれ、もう恥ずかしいってレベルじゃ…そもそも渡し方でもなんでもないじゃない…わ、私とまどかにはまだ早いと……)
まどか「ねぇ、ほむらちゃんってばー」
ほむら(……やってみてもいい…かしらね……)
92: 2013/02/15(金) 21:21:04.23
ほむら「……まどか、私のチョコ、ちょっと貸してもらえるかしら」
まどか「え?うん、はい」
ほむら「ありがとう…このままだと大きすぎるわね、端の方を少し……」パキン
まどか「ほむらちゃん?何してるの?」
ほむら(この欠片を…まどかに…あぁもう、やってやろうじゃない……!)
ほむら「まどか…これからすることに対して、先に謝っておくわ。ごめんなさい」
まどか「え?ほむらちゃん、何を……」
まどか「え?うん、はい」
ほむら「ありがとう…このままだと大きすぎるわね、端の方を少し……」パキン
まどか「ほむらちゃん?何してるの?」
ほむら(この欠片を…まどかに…あぁもう、やってやろうじゃない……!)
ほむら「まどか…これからすることに対して、先に謝っておくわ。ごめんなさい」
まどか「え?ほむらちゃん、何を……」
93: 2013/02/15(金) 21:21:34.86
ほむら(マミから聞いた『素敵なチョコの渡し方』…まずはチョコを咥えて、それから……)
ほむら(ガッと抱き寄せて……!)ガッ
まどか「ふぇ?ほ、ほむらちゃ……」
ほむら(クッと顎を上げて……!)クッ
まどか「え、ちょ、ちょっと……」
ほむら(あとはこのチョコを…チュッと食べさせる…これで完璧…らしいけど……)
まどか「えっと……」
ほむら(……これはやってしまったかしらね。ドン引きされてる気がするわ……)
ほむら(ガッと抱き寄せて……!)ガッ
まどか「ふぇ?ほ、ほむらちゃ……」
ほむら(クッと顎を上げて……!)クッ
まどか「え、ちょ、ちょっと……」
ほむら(あとはこのチョコを…チュッと食べさせる…これで完璧…らしいけど……)
まどか「えっと……」
ほむら(……これはやってしまったかしらね。ドン引きされてる気がするわ……)
94: 2013/02/15(金) 21:22:13.95
まどか「……ほむらちゃん…は…わたしに、チョコを食べさせたいの?それとも……」
まどか「わ、わたしと…キ、キス…したい、の……?」
ほむら(しまった、これだと喋れないわ……)
まどか「わ、わたしとしてはどっちでもいいんだけど…そ、それだけほむらちゃんがわたしを…好きだってことなんだと思うし……」
まどか「そ、それに…わたしたち、もう恋人同士だよ…ね?……なら、その…しちゃっても…いいよね……」
ほむら(まどか……)
まどか「ほむらちゃんがしてきたことだから…わたしは、ほむらちゃんから、してほしい…な……」
まどか「目、閉じて…待ってるから……」
まどか「わ、わたしと…キ、キス…したい、の……?」
ほむら(しまった、これだと喋れないわ……)
まどか「わ、わたしとしてはどっちでもいいんだけど…そ、それだけほむらちゃんがわたしを…好きだってことなんだと思うし……」
まどか「そ、それに…わたしたち、もう恋人同士だよ…ね?……なら、その…しちゃっても…いいよね……」
ほむら(まどか……)
まどか「ほむらちゃんがしてきたことだから…わたしは、ほむらちゃんから、してほしい…な……」
まどか「目、閉じて…待ってるから……」
95: 2013/02/15(金) 21:23:01.07
ほむら(け、結局まどかに気を遣われてしまった気がするわ…やっぱり騙されてたのかしら、私……)
ほむら(で、でも…まどかが受け入れてくれるなら、するべき…よね。まどかに恥をかかせるわけにはいかないもの)
ほむら(まどか…ありがとう。私の為にわざわざ…そんな優しいあなたが、大好きよ……)
ほむら(……本当、夢みたいね…こうしてまどかと両想いになれるなんて……)
ほむら(でも、夢じゃない。目の前でまどかが、目を閉じて私を待っているもの。さて……)
ほむら(それじゃ…するわね……)
ほむら(まどか…大好き……)
ほむら「……ん……」
ほむら(で、でも…まどかが受け入れてくれるなら、するべき…よね。まどかに恥をかかせるわけにはいかないもの)
ほむら(まどか…ありがとう。私の為にわざわざ…そんな優しいあなたが、大好きよ……)
ほむら(……本当、夢みたいね…こうしてまどかと両想いになれるなんて……)
ほむら(でも、夢じゃない。目の前でまどかが、目を閉じて私を待っているもの。さて……)
ほむら(それじゃ…するわね……)
ほむら(まどか…大好き……)
ほむら「……ん……」
96: 2013/02/15(金) 21:23:36.11
まどか「ん…ぅ……」
ほむら(チョコのせい…よね。凄く、甘い……)
まどか「ぷぁ…っ……」
ほむら「……まどか、どう…だったかしら……」
まどか「……うん…わたし、好きな人とキスするなんて、初めてだったけど……」
まどか「すごく…とろけるくらいに甘かった…かな……」
ほむら「それは…私のチョコのせいじゃない?」
まどか「え……?あ、うーん……」
ほむら(チョコのせい…よね。凄く、甘い……)
まどか「ぷぁ…っ……」
ほむら「……まどか、どう…だったかしら……」
まどか「……うん…わたし、好きな人とキスするなんて、初めてだったけど……」
まどか「すごく…とろけるくらいに甘かった…かな……」
ほむら「それは…私のチョコのせいじゃない?」
まどか「え……?あ、うーん……」
97: 2013/02/15(金) 21:24:09.99
まどか「でもさ…わたしとほむらちゃんがお互いに想いあってるから、あれだけ甘かったって……」
まどか「そう考えた方が、わたしはいいと思うな」
ほむら「……そうね…その方が素敵だと思うわ」
まどか「ほむらちゃんのチョコは…正直、味わってる余裕、なかったよ……」
ほむら「そ、それは…私もいっぱいいっぱいだったわ……」
まどか「じゃあ何であんなこと……」
ほむら「だ、騙されたのよ。……多分」
まどか「そ、そうなんだ…でも、わたしは嬉しかったよ」
まどか「ほむらちゃんの想いっていうか…甘い恋のチョコレートって感じがしたから……」
ほむら「そう…よかった……」
まどか「そう考えた方が、わたしはいいと思うな」
ほむら「……そうね…その方が素敵だと思うわ」
まどか「ほむらちゃんのチョコは…正直、味わってる余裕、なかったよ……」
ほむら「そ、それは…私もいっぱいいっぱいだったわ……」
まどか「じゃあ何であんなこと……」
ほむら「だ、騙されたのよ。……多分」
まどか「そ、そうなんだ…でも、わたしは嬉しかったよ」
まどか「ほむらちゃんの想いっていうか…甘い恋のチョコレートって感じがしたから……」
ほむら「そう…よかった……」
98: 2013/02/15(金) 21:24:37.96
ほむら「騙されたことはさておき…みんなには感謝しないといけないわね……」
まどか「うん…相談に乗ってもらったりしたからね」
ほむら「そうね…お礼にチョコなんかがいいんじゃないかしら。……あっ」
まどか「マミさんと杏子ちゃんにまだチョコ渡してなかった……」
ほむら「どうしましょうか…明日にでも渡せば……」
まどか「ダメだよほむらちゃん!バレンタインは今日なんだから、今日渡さないと!」
ほむら「え?でも……」
まどか「うん…相談に乗ってもらったりしたからね」
ほむら「そうね…お礼にチョコなんかがいいんじゃないかしら。……あっ」
まどか「マミさんと杏子ちゃんにまだチョコ渡してなかった……」
ほむら「どうしましょうか…明日にでも渡せば……」
まどか「ダメだよほむらちゃん!バレンタインは今日なんだから、今日渡さないと!」
ほむら「え?でも……」
99: 2013/02/15(金) 21:25:50.82
まどか「ほら、マミさん家行くよ!きっとみんないるから!」
ほむら「もう…じゃあ行きましょうか、まどか……?」
まどか「……ほむらちゃん!」
ほむら「……?」
まどか「……大好きだよっ!」
ほむら「……ふふっ」
ほむら「私も大好きよ、まどか」
Fin
ほむら「もう…じゃあ行きましょうか、まどか……?」
まどか「……ほむらちゃん!」
ほむら「……?」
まどか「……大好きだよっ!」
ほむら「……ふふっ」
ほむら「私も大好きよ、まどか」
Fin
100: 2013/02/15(金) 21:26:33.03
これで完結です
最後まで読んで頂きありがとうございました
最後まで読んで頂きありがとうございました
104: 2013/02/16(土) 00:54:00.65
乙
まどほむにもニヤニヤしたけどマミさんのキューピッドぶりも良かった
まどほむにもニヤニヤしたけどマミさんのキューピッドぶりも良かった
引用元: まどか「甘い甘い恋のチョコレート」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります