1: 2012/11/18(日) 11:50:22.49
ピーッピーッ
ヒイロ「次の任務か……」

ヒイロ「これは……アイドルのプロデュースだと?……任務了解」

日本 765プロ

ヒイロ「ここか……」

P「ん?君、ここに何か用かい?」

ヒイロ「今日からここでプロデューサーとして働くことになっている者だ」

P「君が?社長から聞いてはいたけど……またずいぶん若いね」

ヒイロ「何か問題があるのか?」

P「いや、そういうわけじゃないよ。とりあえず中に入って、もうみんなそろってるから」

ヒイロ「みんな……?」

2: 2012/11/18(日) 11:51:38.54
五飛「フン、遅かったな」

デュオ「よおヒイロ!しっかし役得な任務だよなあ、女の子とイチャイチャしてりゃいいなんて」

カトル「もう、違うよ。僕らは彼女たちをプロデュースするんだから」

トロワ「……」

ヒイロ「お前たちにも同じ指令が届いたのか……」


春香「……プロデューサーさん、あの子たち誰ですか」

4: 2012/11/18(日) 11:53:00.48
P「えー、紹介しよう。今日からしばらくここで働いてくれる……」

真「プロデューサーが一気に五人も増えるなんて……」

雪歩「しかも全員お、男の人ですぅ」

伊織「年下でもだめなの?まったく」

あずさ「ホントにプロデュースなんてできるのかしら?」

五飛「おい女、貴様今何と言った?」

あずさ「え?え、え~っと……」

五飛「チッ、これだから女は」

貴音「あなた、それは少し言い過ぎではありませんか?」

カトル「そうだよ、謝った方がいいと思うな」

五飛「……フン」

5: 2012/11/18(日) 11:56:27.38
P「じゃあとりあえず担当を決めるか」

ヒイロ「別に誰でもいい。やることは変わらないからな」

トロワ「同感だ」

P「じゃあ俺が勝手に決めるけどいいかい?」

P「(とりあえず三つ編みくんと金髪くんが一番まともそうだし……)よし!」

ヒイロP
春香 千早 美希

デュオP
律子 伊織 あずさ

カトルP
亜美真美 雪歩

トロワP
真 響 

五飛P
貴音 やよい 

7: 2012/11/18(日) 11:57:39.78
黒井の正体はもしや…

8: 2012/11/18(日) 11:58:30.04
春香「あれ?プロデューサーさんがいませんよ?」

P「ああ、実はしばらくプロデュースから離れることになったんだ。まあ五人もいればなんとかなるだろ」

律子「そんなのでいいのかな……こっちはアイドル生命預けるんだけど」

P「みんなまだまだ無名だけど、よろしく頼むよ」

ヒイロ「……任務了解」

ヒイロチーム

春香「えっと……よろしくお願いします、かな?一応プロデューサーさんだし」

千早「年が近いってなんだか変な感じね」

美希「どーでもいいけどそのカッコださいの」

ヒイロ「……お前たちは俺の指示に従っていればいい。はやくレッスンに行け」

9: 2012/11/18(日) 12:01:28.11
デュオチーム

デュオ「ま、プロデュースとかよくわかんねーけどよろしく頼むわ!」

伊織「……ねえ、ホントに大丈夫かしら?」ヒソヒソ

律子「私がプロデューサーになったほうがまだマシなんじゃ……」

あずさ「でも子どもにプロデュースしてもらうっていうのも面白いです~」

カトルチーム

カトル「カトル・ラバーバ・ウィナーです。よろしく」ニコッ

亜美「ねね、ちょっちイケメンじゃない?」

真美「やっぱ彼女とかいんのかな→?」

雪歩「う、よ、よろしくです……」

カトル「(みんな可愛いなあ)」

10: 2012/11/18(日) 12:05:04.63
トロワチーム

トロワ「……俺に名はない、呼びたければトロワとでも呼んでくれ」

真「やばい……やばいよ響……」

響「自分うまくやっていける気がしないぞ……」

五飛チーム

五飛「ふん……お前が俺の受け持ちとはな」

貴音「ええ……しっ・か・り・と!ぷろでゅうすしてください」

五飛「……」ピキピキ

やよい「う、うっうー!よろしくお願いしまーす!」

11: 2012/11/18(日) 12:06:26.00
デュオ「ようヒイロ!どこ行くんだ?」

ヒイロ「営業だ」

伊織「はぁ?あんたひとりなの?アイドルはどうしたのよ」

ヒイロ「各自レッスンをやらせている。そのほうが効率がいいからな」

デュオ「……そうかぁ?だいたいお前ひとりでアイドル売り込むとかできんのかよ」

ヒイロ「問題ない。じゃあな」

デュオ「まったく……ま、余所は余所、家は家、ってな」

13: 2012/11/18(日) 12:08:42.27
美希「はぁーあ……やってらんないの」

千早「もう、美希……まあ気持ちはわかるけど」

春香「ま、まあまあ!きっとヒイロくんにも何か考えがあるんじゃないかな?」

やよい「うう~……」

春香「あれ?やよい、どうしたの?」

やよい「実はプロデューサーと貴音さんの間に居づらくて……」

美希「どこも大変そうなの~」

ヒイロ「レッスンはどうだ」ガチャ

14: 2012/11/18(日) 12:11:38.90
春香「あ、プロデューサー」

ヒイロ「この日のオーディションに出る。体調管理には気を配っておけ」ピラッ

千早「え、いきなり?」

春香「大丈夫かなー……」


オーディション当日

オイカケテーニゲルフリーヲシテグキッ
春香「はわわわ!」ステーン

美希「あーあ、春香やっちゃったの」

15: 2012/11/18(日) 12:14:47.82
春香「(とほほ……)」

ダラララララララジャーン テッテレー

春香「へ?わ、わたしが合格!?」




審査員「こ、これでよろしいんですよね……?」

ヒイロ「ああ、よくやった。ただし……」⊃拳銃ガチャ

審査員「は、はい!このことは誰にも!」

ヒイロ「……フフフ、ハハハハハ!ハハハハハハハハハ!」

17: 2012/11/18(日) 12:16:28.88
真「聞いたよ春香!オーディション、受かったんだって?」

春香「えへへ~まあね!真のほうはどう?」

真「うん……トロワくんって実はいろいろとすごくて……この前はサーカス芸を教わったんだ」

春香「い、いつ使えばいいんだろうね……」

真「響は大喜びだったけどね……あと貴音さんのとこも大変みたいだよ」

春香「あー……しょっちゅうケンカしてるよね……」

18: 2012/11/18(日) 12:18:11.78
五飛「だから!そうではないと言っている!」ワーワー

貴音「いいえ!ここはこうするべきです!!」ギャーギャー

やよい「ふ、ふたりとも止めてくださいぃ~!」

カトル「五飛、そんなに怒らなくても……」

貴音「そうです、落ち着いてください。ごひさま」

五飛「貴様、俺をナメているだろう……」

千早「ごひ……」プフフ


トロワ「お前たちは運動能力が高い。俺の指導を受ければ、そこらのアイドルとは比べ物にならん戦闘能力を得ることができるだろう」

響「ホントか?!へへへ、自分頑張るぞ!」

トロワ「フ……言っておくが、俺は甘くないぞ」

響「そんなの望むところさー!」

真「あれ?なんか仲良くなってない?」

響「トロワはすごいぞ!自分の家族がみーんな懐いちゃったさー!」

真「そ、そうなんだ……はは……(なんか寂しい)」

20: 2012/11/18(日) 12:20:32.99
亜美「ねえカトル兄ちゃん!次は亜美と遊ぶ約束でしょ→?!」

カトル「ごめんごめん、これから雪歩さんのレッスンなんだ」

雪歩「よ、よろしくお願いしますぅ!」

カトル「いえ、こちらこそ。雪歩さんは男の人が苦手なんですよね」

雪歩「は、はい……」

カトル「ボクに何か不満があれば何でも言ってください。それに、年下なんですから敬語なんて使わなくていいですよ」ニコ

雪歩「そんな、こちらこそ……」

カトル「……じゃあ、お友達になりましょう。友達には敬語なんて使わないよね?」

雪歩「へ……?え、えええええっと……はい……///」

22: 2012/11/18(日) 12:25:16.44
デュオ「よ!お疲れさん」

あずさ「お疲れ様です~」

律子「うまくいきましたね~、二人コンビでのお仕事!」

あずさ「ええ、さすがはプロデューサーさんねっ」

デュオ「よせやい、氏神に褒め言葉なんて似合わねえぜ」

伊織「ちょっと!なんで私の出番がないのよ?」

デュオ「あー、伊織は来週オーディションな。その前に営業回るから、覚悟しとけよ?」

伊織「じょ、上等じゃない!そっちこそ、ちゃーんと私を売り出しなさいよね!」

デュオ「へいへい、かしこまりましたお姫様、っと。んじゃ帰るか!」

23: 2012/11/18(日) 12:28:44.75
真「菊池真です!特技はライオンの調教です!」

響「えへへ、ライオンはここじゃ無理だけど、代わりにうちのいぬ美と芸を披露するぞ!」

オー……フムフム……


トロワ「なかなかの好印象だったな。ん?あれは……」

響「あれ、貴音だぞ。おー……い?」


五飛「くそ!なぜヤツらには貴音の魅力が伝わらんのだ!」

貴音「ごひさま、私の努力が足りなかったのです」

五飛「あんなアイドルよりも貴音のほうが……ヤツらは悪だ……」

トロワ「……今はそっとしておくか」

24: 2012/11/18(日) 12:30:40.70
小鳥「最近みんなお仕事が増えて、765プロの知名度もうなぎ上りね!」

P「ええ、みんな仲良くなってきたみたいですし」

千早「なんだかんだでちゃんとプロデュースされてるわね私たち……」

美希「うちのチームなんてオーディション無敗なの!」

やよい「真さんや響さんは舞台とかの仕事がいーっぱいみたいです!」

貴音「はじめはどうなることかと思いましたが……」

ガチャ
五飛「ここにいたのか。次は雑誌の取材だ、モタモタするな」

貴音「ああ、そうでしたねごひさま。すぐに行きます」


千早「そういえば春香も今撮影の仕事に行ってるわね」

小鳥「それ、ヒイロくんもいっしょに行ってるみたいよ」

26: 2012/11/18(日) 12:33:23.55
撮影現場
ヒイロ「次の撮影は30分後だ、遅れるな」

春香「わかりました!じゃあちょっと休憩してきますね」

春香「(トイレトイレっと……)」

スッ
春香「!ひゃ」ドシーン

春香「イタタタ……」

冬馬「痛ってえなあ……気をつけろよ」

春香「す、すいません……」

黒井「ん?何をしているんだ?」

27: 2012/11/18(日) 12:35:08.45
冬馬「あ?いや別に……ちょっとぶつかっただけだ」

黒井「ん~?……ひょっとして……765プロの者かね?」

春香「へ?」

黒井「はぁ……まったく。実力じゃ勝てないからといって、うちのアイドルに怪我を負わせようというのか?えぇ?」

春香「へ……?」

黒井「ふん、しらを切るつもりか。まぁ、765プロのような弱小事務所が生き残るには、それぐらいしないといけないのかもしれんがね」

春香「そ、そんな……」

ヒイロ「うちのアイドルに何か用か?」

29: 2012/11/18(日) 12:37:47.12
黒井「ん?君も765プロのアイドルかね?女しかいないと思っていたが……」

ヒイロ「俺はアイドルではない、プロデューサーだ」

黒井「はあ?……ククク、ハッハッハッハッハ!こいつはケッサクだ!765プロはいつからお笑いタレント事務所になったんだ?!」

ヒイロ「……」⊃拳銃スッ

春香「だ、ダメですプロデューサー!」ヒソヒソ

ヒイロ「……」スッ

春香「ダメです……それは……」

31: 2012/11/18(日) 12:40:07.01
律子「そんなことがあったなんて……」

やよい「こっちも前に似たようなことがありましたー……」

デュオ「黒井のいちゃもんより、五飛が半月刀振り回しそうになったのがやばかったぜ」

千早「春香……大丈夫?」

春香「うん……」

トロワ「961プロか……確かに、事務所の規模はこちらよりはるかに大きいな」

デュオ「ただの口だけ野郎じゃねーってことか」

カトル「今は『Jupiter』というユニットが大人気ですね。テレビで見ない日はないくらいに」

春香「……すいません、私帰りますね……」バタン


春香「……うっ、っく……うええん……」グスッ

ヒイロ「……」

32: 2012/11/18(日) 12:41:38.93
春香「おはようございます……」

ヒイロ「春香……」スッ

春香「あ、プロデューサー……これは?」

ヒイロ「お前の新曲だ。……春香、感情で行動するのは間違いではない、泣きたければ泣いてもいいだろう。だがお前はアイドルだ……ファンの前では笑顔でいろ」

春香「え……?」

デュオ「ま、要はこっちが961プロよりも人気者になりゃいいってわけだろ?」

カトル「大丈夫ですよ。765プロのアイドルはみんな可愛くていい子ばかりですからね」

真美「も→、ホントのこと言うのやめてよ兄ちゃん///」

律子「こーら、調子に乗らないの」

五飛「お前たちはまだまだ弱い……しかしアイドルとしての心は、やつらにも決して負けていないだろう」

真「確かに……もっと強くなりたいよね。馬鹿にされないぐらいに!」

春香「ヒイロくん……みんな……」

34: 2012/11/18(日) 12:45:07.66
歌番組
司会者「さて、お次は765プロの天海春香さんで『Just Love』です、どうぞ!

春香「(ヒイロくん……私頑張るね、アイドルとして……)」

春香「前触れもなく呼び出すの~♪天気がいいから~♪」

ヒイロ「(春香……これがお前の選ぶ未来なのか……)」


その後、765プロは確実に知名度を上げ、961プロにも引けを取らない事務所へと成長していった

36: 2012/11/18(日) 12:47:29.00
黒井「チィッ……たかが弱小プロダクションがぁっ……!」

翔太「そ、そんなに気にしなくても……」

黒井「うるさい!私はこんな雑魚どもがいきがっているのが我慢できんのだ!」

???「……失礼する」

黒井「?!誰だ?」

ゼクス「無理を承知で願う、私に彼らのプロデュースを任せてもらえないだろうか」

黒井「貴様は何者だ?」

ゼクス「申し遅れた、私はゼクス・マーキス。ただ765プロとの戦いを望む一兵士だ」

黒井「フン……では貴様は765プロの息の根を止めることができるのか?」

ゼクス「……もちろんだ、私にはその力がある」

ゼクス「(フフフ……待っていろガンダムのパイロット、そしてヒイロ・ユイ!)」

40: 2012/11/18(日) 12:49:32.10
デュオ「いやー、ここんとこの俺たちの人気といやあ、向かうとこ敵なしだな!」

カトル「確かに、出すCDは全部オリコンTOP10入りだし、仕事も順調に増えてるしね」

P「み、みんな大変だ!テレビを点けてくれ!」

五飛「なんだというんだ一体」ピッ

テレビ「えー、それでは今回のシングルランキングで見事一位を獲得した『Jupiter』で『私の彼はトールギス』です、どうぞ!」

トロワ「なんだと……?」

五飛「バカな……貴音のフラワーガールを抑えての一位だと!?」

43: 2012/11/18(日) 12:52:58.96
キャーキャーワーワー

テレビ「ありがとうございましたー!……と、ここでなんと『Jupiter』のみんなから重大発表があるそうです!」

冬馬「みんな!今回の新曲は俺たちの伝説の序章に過ぎない……」

北斗「そう……僕たちはここに『三か月連続シングルリリース』を宣言するよ!」

カトル「な……なんだって?!」

デュオ「おい、確か来月は真と雪歩のシングルが発売されるんじゃなかったか?」

トロワ「かぶせてきたな……大胆な手口だ」

ヒイロ「……(このやり方……お前なのか、ゼクス……)」

45: 2012/11/18(日) 12:56:08.55
一か月後

シングルランキング
一位 『一年と22日前のようにきれいだね』 Jupiter
二位 『自転車』 菊池真
……

五飛「……結局奴らは今月もシングルランキング一位の座を不動の物としたな」

カトル「ええ……二か月連続一位ということもあって人々の注目も集まっている……」

デュオ「このままじゃ次も一位を取られちまうぜ……来月は何もしないでおとなしくしてるほうがいいんじゃねえか?」

ヒイロ「いや……それでは負けを認めることになる」

47: 2012/11/18(日) 12:59:48.17
響「そうだぞ!自分、このまま引き下がりたくないぞ!」

春香「私も……正面から立ち向かって勝ちたいです!」

亜美真美「そうだよ!負けたままでいいわけないじゃん!」

あずさ「それに、頼もしいプロデューサーもついてることですし」

五飛「お前たち……」

トロワ「そういうことだ……三か月連続一位は俺たちが阻止する。」

ヒイロ「ああ、来月に新曲をリリースする。961プロに勝てる曲をな」


カトル「でも向こうはかなりの勢いをつけている……勝つのは容易じゃないよ」

デュオ「……だがここで勝つことができれば、かなり人気を集められるぜ。なんたって連続トップを抑えての勝利だからな」

ヒイロ「……765プロに来てから初めて人に物を頼む……みんな、奴らに勝ってくれ」



「はい!」

49: 2012/11/18(日) 13:02:45.56
黒井「フハハハハ!君のおかげで『Jupiter』の人気はかなりのものだよゼクス・マーキス!」

ゼクス「いえ、765プロはまだ本気ではありません、油断は禁物と言えるでしょう」

黒井「いやいや、君の力さえあれば、765プロなどもはや敵ではない!期待しているよ!ハハハハハ!」

ゼクス「……(ヒイロ、君たちがこんなところでおわるわけはないだろう)」

冬馬「ゼクスプロデューサー……」

ゼクス「ん……心配するな。最後のシングルには最高の曲を用意している。万が一にも負けることはありえん」

50: 2012/11/18(日) 13:06:08.36
765プロ
デュオ「……で、具体的にどうするんだ?」

カトル「ただ良い曲を出すだけでは勝ち目はない……何かいい策でも?」

ヒイロ「765プロオールスターズで売り出すのはどうだ?」

五飛「なるほど……全員の力を集結するわけか」

トロワ「……悪くないな」


そして……
デュオ「……どうだ?かなりいいんじゃねえか?」

ヒイロ「曲は完成した……後はアイドルたちの戦いだ、俺たちには何もできない」

51: 2012/11/18(日) 13:10:07.95
デュオ「ああそうだな、自分の無力さが悔しいぜ……」

千早「プロデューサーは無力なんかじゃない、私たちの支えになってくれているわ」

やよい「そうです!ごひさんがいないと、私たちここまでこれませんでした!」

デュオ「……へっ、嬉しいねえ。そんなこと、コロニーの連中にも言われたことねえぜ」

カトル「ええ……僕たちの力が必要とされている以上、全力を尽くすべきです」

52: 2012/11/18(日) 13:10:58.96
新曲発売日

「さあ、今週のシングルランキングはぁ?!」

ジャラララララララ ジャン!!!!!

一位『突撃サンクキングダム』Jupiter 200万枚

二位『CHANGE!!!!』 765プロ 130万枚

五飛「く……!」

春香「そんな……」

カトル「やはり……ダメなのか……」

トロワ「いや……見ろ、まだ負けてはいない」

「……これは……?どういうことだ?!765プロのCD売上が激増している?!」




ラシード「カトル様イチオシのアイドルだ!我らが支持せずにどうする?!」

サリー「フフフ……ガンダムのパイロットがプロデュースするアイドル……興味深いわね」

トレーズ「すまないゼクス……しかし私は君の友人である前に、高槻やよいの愛くるしさに心うたれたトレーズ・クシュリナーダなのだ……」

56: 2012/11/18(日) 13:17:09.29
ゼクス「なんだと……!?」

北斗「な、765プロのCD売り上げが……」

冬馬「すげえ勢いで増えていきやがる……!」



ヒイロ「これは……」

千早「すごい……一気にダブルミリオンを超えたわ」

貴音「みんな、私たちの歌を支持してくれているのですね……」


黒井「バカな……こんなことがあってたまるか……ッ!」


黒井「クソ……ッ!これでJupiterは765プロより人気がないというイメージが定着した!こうなったら……!」ピッ

ブオーン

黒井「ハハハ……行けモビルドール!765プロを跡形もなく破壊してしまえ!」

57: 2012/11/18(日) 13:19:55.06
チュビーン ドガーン

トロワ「ヒイロ、黒井が動いたぞ」

ヒイロ「了解、任務を開始する」

春香「プロデューサー!はやく逃げましょう!」

ヒイロ「問題ない。お前たちは先に逃げろ」

亜美真美「か、カトル兄ちゃん……?」

カトル「ごめんよみんな……実は僕たちはガンダムのパイロットなんだ」

デュオ「へっ……アイドルのプロデューサーってのもなかなか楽しかったぜ……ま、氏神にゃ不相応な仕事だったけどな」

律子「そんなことない!もうわたしたちにとって、あなたたちは大切な仲間よ!」

貴音「ごひさま……」

五飛「……お前たちの明日は、俺とナタクが切り開く!いくぞナタク!」

響「トロワ……自分、トロワに行ってほしくないぞ!」

トロワ「響、家族を大事にしろ。故郷の兄もな」ギューン

トロワ「……フッ、俺も人のことは言えないな。姉さん」

ヒイロ「黒井……お前を頃す」デーン

60: 2012/11/18(日) 13:22:36.23
チュドーン ギュイーン

黒井「バカな……ガンダムだと?!なぜ765プロに肩入れする?!」

ゼクス「(……私も出るべきかもしれんな)」

冬馬「いくのかよ」

ゼクス「フッ……最後まで君たちの面倒を見ていたかったがな」

北斗「プロデューサー……」

冬馬「……行けよ、アンタはかっこよすぎるんだよ。プロデューサーがアイドルよりかっこよくてどうすんだ」

ゼクス「……ここもじき巻き込まれる。早く逃げろ」

62: 2012/11/18(日) 13:28:55.82
ゼクス「ガンダムのパイロット……ヒイロ・ユイ!今こそ決着をつけるぞ!」ドギューン

ヒイロ「ゼクス……お前に765プロの未来を渡すわけにはいかない」キュウーン・・・・・・

ゼクス「な、これは……エピオンが見せる未来……?」

ヒイロ「そうだ……これからの世界に必要なのは俺たちのような兵士ではない。人々に安らぎを与えることのできるアイドルだ」

ゼクス「……アイドルたちが導く未来こそが真の平和への道……そんなものまやかしに過ぎん……!」

ヒイロ「ゼロは俺にその未来を見せた。お前はどうだ、プロデュースを通じて何を見た?」

ゼクス「フ……そうか、武力を用いずに世界を導くことのできる存在……」

ヒイロ「誰もがアイドルになれるわけじゃない……だからこそ、アイドルはみんなの希望を背負い輝くシンボルとなる。リリーナと同じにな」

ゼクス「……しかしそれでも!私は私のアイドルのために戦わなければならんのだ!」

ヒイロ「……」ブォン

「うおおおおおおおおおお!」

63: 2012/11/18(日) 13:31:03.13
黒井「バカな!モビルドールが全滅?!そんな……」

五飛「黒井ぃーーーーー!」

黒井「この私がこんなところで終わるはずかない!961プロは……こんなところでは終わらあああああああああああああん!!」

ドカーン

高木「……せめて苦しまずに、逝けただろうね」

65: 2012/11/18(日) 13:32:50.46
カトル「……これで今回の任務も終わりですね」

トロワ「ああ。黒井が秘密裏に所有していた武力を奪うことが本当の目的だったようだ」

五飛「それをおびき出すためのプロデュースか……まわりくどいことを」

デュオ「まーまー、楽しかったしいいじゃねえか。ま、愛しのアイドルちゃんたちと会えなくなるのはちと心残りだけどな」

カトル「……OZを倒せたら、またみんなでここに来ませんか?」

トロワ「……そうだな。ところで……ヒイロはどうした?」

デュオ「ああ、あいつならゼクスと戦って、そのままどっかに行っちまったぜ」

五飛「奴は自分のプロデュースを見つけたのだろう。俺も俺のプロデュースを貫く、じゃあな」ギューン

66: 2012/11/18(日) 13:35:25.13
春香「……行っちゃいましたね、みんな」

千早「そうね、わかってはいたけど……やっぱり寂しいわ」

響「自分、トロワとも家族になりたかったぞ……」

真「ひ、ひびき?!それって……」

響「うがー!そんな変な意味じゃないぞ、ただ、みんなで765プロにいられれば……」グスッ

美希「ミキ、きっといつか帰ってくると思うな」

亜美真美「そうそう!こ→んないい女たちをほっぽらかしておくわけないっしょ!」

あずさ「それに……こんな中途半端で投げ出すような子たちじゃないわ」

貴音「ごひさま……」


春香「すぅー……ヒイロくーん!はやく私たちをプロデュースしにいらっしゃーーーーい!」




ヒイロ「……さよなら、765プロ」

おわり
EDテーマ『WHITE REFLECTION』TWO-MIX

70: 2012/11/18(日) 13:39:56.95

73: 2012/11/18(日) 13:41:48.72
昨日は酒飲んでたら寝てたスマン

読んでくれた人乙

引用元: ヒイロ「プロデュース……任務了解」