1: 2012/05/29(火) 18:10:10.09
俺母「あなたもいよいよ三年生ね、新しい環境だけれども、気合いいれて行きなさいよ!」
俺父「いよいよ受験生だな、でも進路とかそんな事より父さんは、お前が今まで健康に育ってきてくれて、これからも健康で元気でいてくれるだけでいいんだぞ」
俺「父さん…照れるな…じゃあ、始業式行ってきます!」
俺父「いよいよ受験生だな、でも進路とかそんな事より父さんは、お前が今まで健康に育ってきてくれて、これからも健康で元気でいてくれるだけでいいんだぞ」
俺「父さん…照れるな…じゃあ、始業式行ってきます!」
2: 2012/05/29(火) 18:12:07.77
俺(俺の名前は俺、普通の公立校に通う普通の男子高校生だったが。訳あって新しい高校に転校する事になった。)
俺母「鍵忘れてるわよ?もう、しっかりなさい」
俺「へへ…こりゃうっかり…じゃあ行ってきます!」
俺両親「行ってらっしゃい!」
俺母「鍵忘れてるわよ?もう、しっかりなさい」
俺「へへ…こりゃうっかり…じゃあ行ってきます!」
俺両親「行ってらっしゃい!」
4: 2012/05/29(火) 18:13:33.12
俺(こんな感じで両親にも恵まれ、幸せに暮らしてきた。)
俺(始めての道だな…学校は…こっちか…)
俺(この信号を渡って…あれ…あの少女…信号赤なのに…)
俺(え…右からトラック!?危ない!)
俺(始めての道だな…学校は…こっちか…)
俺(この信号を渡って…あれ…あの少女…信号赤なのに…)
俺(え…右からトラック!?危ない!)
5: 2012/05/29(火) 18:14:55.23
俺「おい!少女!危ないぞっ」ダッ
少女「え?!」ビクッ
俺(ああ…俺…氏んだな……あの少女だけは…)
トラック「どーーーーーーーーーーーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwww」
少女「え?!」ビクッ
俺(ああ…俺…氏んだな……あの少女だけは…)
トラック「どーーーーーーーーーーーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwww」
7: 2012/05/29(火) 18:16:09.32
俺(ここは……)
?「さ……ずさ……」
俺(誰か…名前を呼んでる…)
俺(そうか…俺は事故にあって…)
?「さ……ずさ……」
俺(誰か…名前を呼んでる…)
俺(そうか…俺は事故にあって…)
8: 2012/05/29(火) 18:18:19.04
俺(…ずさ?)
?「あずさ!梓!梓!」
俺(…誰だこの人……)
俺「だ…れ…」
?「あずさ!梓!梓!」
俺(…誰だこの人……)
俺「だ…れ…」
9: 2012/05/29(火) 18:19:29.63
梓母「良かった!気がついたのね…あなたの母よ…」ダキッ
俺「……母さん…じゃない…?」
医者「ショックによる記憶障害ですね…まあ、脳に異常は無いので大丈夫ですよ、思い出す筈です」
俺「は…?」
俺「……母さん…じゃない…?」
医者「ショックによる記憶障害ですね…まあ、脳に異常は無いので大丈夫ですよ、思い出す筈です」
俺「は…?」
10: 2012/05/29(火) 18:20:35.72
梓母「良かったわ…あなたが生きてて良かった…」ポロポロ
俺(見た事ない人だ…いや…俺が助けたあの少女に似てる…あの少女の顔は今でもハッキリ覚えてる…事故の事は鮮明に…)
俺(痛…頭痛がする…指動かせるかな…あれ…指こんなに小さかったっけ…まあいいや…尿意が…)
俺「ごめんなさい…トイレ行かしてくれますか?」
俺(見た事ない人だ…いや…俺が助けたあの少女に似てる…あの少女の顔は今でもハッキリ覚えてる…事故の事は鮮明に…)
俺(痛…頭痛がする…指動かせるかな…あれ…指こんなに小さかったっけ…まあいいや…尿意が…)
俺「ごめんなさい…トイレ行かしてくれますか?」
11: 2012/05/29(火) 18:21:49.33
梓母「あっごめんね…」
俺(何でこの人は俺に泣いてるんだろう…それに梓って誰だ?まあいいや、トイレにいこう…)
男子トイレ
俺(ふぅ…)スカッ
俺(何でこの人は俺に泣いてるんだろう…それに梓って誰だ?まあいいや、トイレにいこう…)
男子トイレ
俺(ふぅ…)スカッ
12: 2012/05/29(火) 18:22:59.83
俺(…?)スカッ
俺(あれ…?)スカッ
俺「…無い…」スカッ
俺(まさか…鏡…鏡は…)
俺(あれ…?)スカッ
俺「…無い…」スカッ
俺(まさか…鏡…鏡は…)
13: 2012/05/29(火) 18:24:31.42
梓(俺)「うわぁ!!!!」
梓「幽霊かと思った…って…少女!?」
梓「俺…あの少女になってる…?」
梓「そうか…あの人の呼んでる名前…梓って俺の事だったのか…………」
梓「幽霊かと思った…って…少女!?」
梓「俺…あの少女になってる…?」
梓「そうか…あの人の呼んでる名前…梓って俺の事だったのか…………」
15: 2012/05/29(火) 18:25:27.34
梓(でも何でだろう…俺の本の身体は?ってか俺は?この梓って少女の魂は?そもそも理論的にあり得るのか…?)
梓(考えても仕方無い…取り敢えず、無駄な混乱を避けるために梓になりきらなければ…)
病室
梓母「遅かったけど大丈夫だった?」
梓(考えても仕方無い…取り敢えず、無駄な混乱を避けるために梓になりきらなければ…)
病室
梓母「遅かったけど大丈夫だった?」
17: 2012/05/29(火) 18:27:07.69
梓「うん、大丈夫だよ母さ…お母さん」
医者「大事に至る怪我も、あの青年のお陰で無かったし、もう退院しても大丈夫でしょう」
梓(大丈夫じゃねーよ…って、あの青年って…俺か…?)
医者「大事に至る怪我も、あの青年のお陰で無かったし、もう退院しても大丈夫でしょう」
梓(大丈夫じゃねーよ…って、あの青年って…俺か…?)
18: 2012/05/29(火) 18:28:45.64
梓「あの青年ってもしかして…」
梓母「あなたが轢かれる寸前、あなたを助けた命の恩人よ…」
梓「その人は…」
医者「内臓破裂、肋骨複雑骨折、即氏でした…」
梓母「あなたが轢かれる寸前、あなたを助けた命の恩人よ…」
梓「その人は…」
医者「内臓破裂、肋骨複雑骨折、即氏でした…」
19: 2012/05/29(火) 18:29:50.17
梓母「…取り敢えず、今はあなたの回復が優先よ…帰って休みましょ…」
梓(俺はこの少女を果たして助ける事が出来たのか…魂をのっとって…でも…もう俺は…氏んだのか……父さん…母さん…)ポロッ
梓母「梓っ…」ダキッ
梓(いつの間にか、俺は複雑な心境に泣いていた…この梓母の温もりは…母さんの温もりと同じだった…)
梓(俺はこの少女を果たして助ける事が出来たのか…魂をのっとって…でも…もう俺は…氏んだのか……父さん…母さん…)ポロッ
梓母「梓っ…」ダキッ
梓(いつの間にか、俺は複雑な心境に泣いていた…この梓母の温もりは…母さんの温もりと同じだった…)
20: 2012/05/29(火) 18:31:23.14
梓の家
梓(ふぅ…やる事がいっぱいだ…どうやら一番の良策は梓になりきる事らしい…無駄な混乱を招く。落ち着いて、様子を見よう。しかし、俺は俺だ。この梓なんていう赤の他人の、しかも女の事なんて微塵も分からない…日記かメールを見れば少しは分かるかも…)
梓(携帯電話が見つかった。かなりの情報源だ。しかし人の携帯なんて見ても…いや、今俺は中野梓だ、なりきらなければいけない…人の携帯じゃない、自分のだから大丈夫ということにしておこう…しかし心が痛む…)
梓「一人称も、私に言い換えないとね…」
梓(ふぅ…やる事がいっぱいだ…どうやら一番の良策は梓になりきる事らしい…無駄な混乱を招く。落ち着いて、様子を見よう。しかし、俺は俺だ。この梓なんていう赤の他人の、しかも女の事なんて微塵も分からない…日記かメールを見れば少しは分かるかも…)
梓(携帯電話が見つかった。かなりの情報源だ。しかし人の携帯なんて見ても…いや、今俺は中野梓だ、なりきらなければいけない…人の携帯じゃない、自分のだから大丈夫ということにしておこう…しかし心が痛む…)
梓「一人称も、私に言い換えないとね…」
22: 2012/05/29(火) 18:32:12.89
数時間後
梓(なる程、把握した…どうやら軽音楽という部活主体に女子校でワイワイしてるようだ…主要人物はさわ子、憂、純、唯、紬、澪、律、の七人か、後者4人は先輩か、大体性格も把握した)
梓母「ご飯できたわよ~食べれる?」
梓「はーい!」
梓(なる程、把握した…どうやら軽音楽という部活主体に女子校でワイワイしてるようだ…主要人物はさわ子、憂、純、唯、紬、澪、律、の七人か、後者4人は先輩か、大体性格も把握した)
梓母「ご飯できたわよ~食べれる?」
梓「はーい!」
24: 2012/05/29(火) 18:33:12.40
梓(両親は共働きで音楽関係の仕事か、うちと同じだな…いやしかし…中学時代にギターとかトランペットとかやってて良かった…不幸中の幸いだ…)
梓「ご馳走様でした、お父さんは?」
梓母「パパならいま出張中よ…あなたのこと滅茶苦茶心配してたんだから…」
梓「そっか…」
梓「ご馳走様でした、お父さんは?」
梓母「パパならいま出張中よ…あなたのこと滅茶苦茶心配してたんだから…」
梓「そっか…」
25: 2012/05/29(火) 18:33:55.57
梓母「もうお風呂入って今日は寝なさい…明日学校大丈夫?」
梓「大丈夫だよ…え…風呂…?」
梓母「もう沸かしてるわよ?どうしたの?」
梓「いや…何も…」
梓「大丈夫だよ…え…風呂…?」
梓母「もう沸かしてるわよ?どうしたの?」
梓「いや…何も…」
27: 2012/05/29(火) 18:35:34.69
風呂場
梓(女の裸や下着ってこんなもんか…なんか興奮するとか思ったけども全然だったな…やっぱりもう本当に女になってしまったのか…)ヌギヌギ
梓「熱っ」ザー
梓「熱いって感じる…ご飯も美味しいって感じれた…」
梓「生きてる…」ポロッ
梓「俺…まだ生きてるんだ…」ポロポロ
梓(女の裸や下着ってこんなもんか…なんか興奮するとか思ったけども全然だったな…やっぱりもう本当に女になってしまったのか…)ヌギヌギ
梓「熱っ」ザー
梓「熱いって感じる…ご飯も美味しいって感じれた…」
梓「生きてる…」ポロッ
梓「俺…まだ生きてるんだ…」ポロポロ
28: 2012/05/29(火) 18:36:24.63
次の日
目覚まし「ジリジリジリジリジリジリジリジリ」
梓「もううるさいなあ…」
梓(そうか、学校か…ちゃんと昨日の内に用意しておいて良かった…)
目覚まし「ジリジリジリジリジリジリジリジリ」
梓「もううるさいなあ…」
梓(そうか、学校か…ちゃんと昨日の内に用意しておいて良かった…)
29: 2012/05/29(火) 18:37:02.55
梓(おや、置き手紙が…なになに?母は仕事に行きます、鍵とご飯は置いときます、無理しないでね…か…)
梓「ご馳走様!(良い母さんだな…さて、ムスタング(楽器)も持ったし、課題もちゃんと荷物に入れた…行くか…)」
梓「家に誰もいないけど、行ってきます!」
梓(ヤバい…学校何処か調べるの忘れた…)
梓「ご馳走様!(良い母さんだな…さて、ムスタング(楽器)も持ったし、課題もちゃんと荷物に入れた…行くか…)」
梓「家に誰もいないけど、行ってきます!」
梓(ヤバい…学校何処か調べるの忘れた…)
31: 2012/05/29(火) 18:37:49.51
梓(ってか、ここ何処だ…?)
梓(あ、同じ制服の人に付いて行けば大丈夫か…)
梓(そういえば、母さん、昨日は始業式って言ってたな…俺の学校より遅いのか…)
律「おーい梓ー!」
梓(あ、同じ制服の人に付いて行けば大丈夫か…)
梓(そういえば、母さん、昨日は始業式って言ってたな…俺の学校より遅いのか…)
律「おーい梓ー!」
32: 2012/05/29(火) 18:38:21.59
梓「ん?」
律「梓ー!久しぶり!元気だった?」
梓(どうやらこの明るさは…メールで明るかった唯先輩だな…)
梓「まあ少し色々ありましたけど…元気です!」
律「梓ー!久しぶり!元気だった?」
梓(どうやらこの明るさは…メールで明るかった唯先輩だな…)
梓「まあ少し色々ありましたけど…元気です!」
36: 2012/05/29(火) 18:39:50.73
律「それは良かった、もう少しで多分澪も追いつくからゆっくり行こうぜ!」
梓「はい!」
数分後
澪「ふぅ…追い付いた…」
梓「はい!」
数分後
澪「ふぅ…追い付いた…」
38: 2012/05/29(火) 18:40:49.04
梓「あ、澪先輩おはようございます!」
澪「おお、おはよう梓と合流してたのか、久しぶりだな!」
律「久しぶりだな澪」
澪「お前とは昨日合ったばかりだろ!」
澪「おお、おはよう梓と合流してたのか、久しぶりだな!」
律「久しぶりだな澪」
澪「お前とは昨日合ったばかりだろ!」
39: 2012/05/29(火) 18:41:42.69
律「てへっ☆」
梓(こいつら漫才師かよ…)
梓(この黒髪は澪先輩か…こんな感じならバレそうにないな…そもそもバレる訳無いか)
律「あ、あれムギじゃね…?」
梓(こいつら漫才師かよ…)
梓(この黒髪は澪先輩か…こんな感じならバレそうにないな…そもそもバレる訳無いか)
律「あ、あれムギじゃね…?」
40: 2012/05/29(火) 18:42:20.10
梓「あの金髪か…」ボソッ
澪「梓…どうした…?」
梓「あっいや、何でも無いです!!(やべー…それでも気をつけないとボロが出る…)」
澪「気のせいか…」
澪「梓…どうした…?」
梓「あっいや、何でも無いです!!(やべー…それでも気をつけないとボロが出る…)」
澪「気のせいか…」
41: 2012/05/29(火) 18:43:25.97
紬「あ、みんな!あれ?唯ちゃんは…?」
梓(これはボケなのか?突っ込んだ方が良いのか…?)
澪「唯は先に行ってるってメール来たぞ」
梓「何言ってるんですか、唯先輩いるじゃないですか!」
梓(これはボケなのか?突っ込んだ方が良いのか…?)
澪「唯は先に行ってるってメール来たぞ」
梓「何言ってるんですか、唯先輩いるじゃないですか!」
43: 2012/05/29(火) 18:45:02.88
紬律澪「え?」
梓「え…(しまった…このカチューシャしてる奴唯先輩じゃなかったのか…じゃあ残りの律先輩か…)」
梓「なーんて冗談言ってみたりして…」
律「梓…変わったな…」
梓「え…(しまった…このカチューシャしてる奴唯先輩じゃなかったのか…じゃあ残りの律先輩か…)」
梓「なーんて冗談言ってみたりして…」
律「梓…変わったな…」
45: 2012/05/29(火) 18:48:28.21
紬「あれ…ここに花束があるわ…」
律「そういえばこのあたり、一昨日人身事故があったらしいぜ…怖いよなぁ…ん…梓?」
梓「…」
澪「梓?どうかしたのか…?」
律「そういえばこのあたり、一昨日人身事故があったらしいぜ…怖いよなぁ…ん…梓?」
梓「…」
澪「梓?どうかしたのか…?」
47: 2012/05/29(火) 18:50:55.62
梓「すいません…後で詳しく話します…」ダッ
澪「おいっ、梓!」
紬「梓ちゃん大丈夫かしら…」
律「梓っ…朝練しようと思ったけど……それどころじゃない様子だったな…」
澪「おいっ、梓!」
紬「梓ちゃん大丈夫かしら…」
律「梓っ…朝練しようと思ったけど……それどころじゃない様子だったな…」
48: 2012/05/29(火) 18:54:04.16
梓(人前で泣き出しそうになって思わず逃げてしまった…)
梓(でも走ってる時聞こえたあの音は何だったんだろう…)
憂「梓ちゃーん!」
純「梓?久しぶりー」
梓(でも走ってる時聞こえたあの音は何だったんだろう…)
憂「梓ちゃーん!」
純「梓?久しぶりー」
49: 2012/05/29(火) 18:56:09.78
梓「あっ純にう…憂…?」
憂「どうしたの?」
梓「いやっ何でもないよ…」
純「春休みどうだった~?」
憂「どうしたの?」
梓「いやっ何でもないよ…」
純「春休みどうだった~?」
50: 2012/05/29(火) 18:58:34.52
何だかんだで放課後
梓(ふう、やっぱりメールを把握しとくのは正解だった。意外にすんなりと馴染めたな…)
梓(で…部室だよな部室…部室何処だ…?)
唯「あっあずにゃ~ん!」ダキッ
梓(ふう、やっぱりメールを把握しとくのは正解だった。意外にすんなりと馴染めたな…)
梓(で…部室だよな部室…部室何処だ…?)
唯「あっあずにゃ~ん!」ダキッ
51: 2012/05/29(火) 19:02:23.00
梓「おふぅ…キツい…(男だったら最高なんだろな…)」
律「おっ梓!私たちも今から部室行くところだったんだ。唯の奴梓が真っ先に会ってくれなかったって落ち込んでたぜ?」
梓「す…すいません(恋人かよ…)」
唯「あずにゃんぶん補給~♪」
律「おっ梓!私たちも今から部室行くところだったんだ。唯の奴梓が真っ先に会ってくれなかったって落ち込んでたぜ?」
梓「す…すいません(恋人かよ…)」
唯「あずにゃんぶん補給~♪」
53: 2012/05/29(火) 19:05:17.59
澪「今日は珍しく嫌がらないな?」
律「満更でもないのか?」
梓(え…いつも嫌がってたのか…?嫌がんないと駄目なのか?)
唯「もうみんな!変なこと言わないでよ!」
律「満更でもないのか?」
梓(え…いつも嫌がってたのか…?嫌がんないと駄目なのか?)
唯「もうみんな!変なこと言わないでよ!」
55: 2012/05/29(火) 19:08:25.39
部室
唯「でクラスがみんな同じにさわちゃんがしてくれたんだよ~」
梓「へー(さわちゃん?さわ子先生の事か…)」
律「で、朝一体どうしたんだ?」
紬「あ…りっちゃん…」
唯「でクラスがみんな同じにさわちゃんがしてくれたんだよ~」
梓「へー(さわちゃん?さわ子先生の事か…)」
律「で、朝一体どうしたんだ?」
紬「あ…りっちゃん…」
59: 2012/05/29(火) 19:13:45.88
律「あっスマン、ちょっと気を遣わなかったな…聞かなかった事にしてくれ…」
梓「あっ全然いいですよ…話します。(良い先輩方だな…)」
梓「実はですね…」
梓(俺は出来る限り梓目線で、本当の事実をうまく隠して言った。本当の事実を知ったら…彼女達はどうなってしまうのだろうか…胸が痛んだ…)
梓「あっ全然いいですよ…話します。(良い先輩方だな…)」
梓「実はですね…」
梓(俺は出来る限り梓目線で、本当の事実をうまく隠して言った。本当の事実を知ったら…彼女達はどうなってしまうのだろうか…胸が痛んだ…)
61: 2012/05/29(火) 19:17:36.35
梓「まあでも、お…私は大丈夫です、身体は元気ですから…」
律「そうだな…その男は可哀想だけれど、でもそのお陰で梓が生きてるんだ、私達は本当に感謝しなきゃな…」
唯「そうだ、今から花束買ってみんなでお参りしにいこうよ!」
梓(本当は俺じゃなくて…梓という少女に…)
律「そうだな…その男は可哀想だけれど、でもそのお陰で梓が生きてるんだ、私達は本当に感謝しなきゃな…」
唯「そうだ、今から花束買ってみんなでお参りしにいこうよ!」
梓(本当は俺じゃなくて…梓という少女に…)
62: 2012/05/29(火) 19:22:19.33
交差点
梓「………」ポロッ
澪「梓、泣かないで、笑顔の方が、きっと男も喜ぶ、助けたかいがあったと思うよ…」イイコイイコ
梓(違うんだ…違うんだよ…でも…みんなを…悲しませたく…ない…)
律「今日は…これで解散だな…明日からは、新歓ライブの練習しないとな…」
梓「………」ポロッ
澪「梓、泣かないで、笑顔の方が、きっと男も喜ぶ、助けたかいがあったと思うよ…」イイコイイコ
梓(違うんだ…違うんだよ…でも…みんなを…悲しませたく…ない…)
律「今日は…これで解散だな…明日からは、新歓ライブの練習しないとな…」
63: 2012/05/29(火) 19:27:08.31
家に帰宅
梓(あの後、みんなから励ましと元気を貰った…)
梓(どうやら先輩達からの情報が行ったらしく、純や憂からも励ましのメールを貰ったしかし、ここで一つの大きな疑問…)
俺 は 生 き て て 良 か っ た の か ?
梓(あの後、みんなから励ましと元気を貰った…)
梓(どうやら先輩達からの情報が行ったらしく、純や憂からも励ましのメールを貰ったしかし、ここで一つの大きな疑問…)
俺 は 生 き て て 良 か っ た の か ?
65: 2012/05/29(火) 19:30:22.66
次の日放課後
梓(俺って環境適応能力早いな…もう馴れたぜ…)
憂「じゃあ二人とも部活頑張ってね!」
梓純「うん!」
梓(俺って環境適応能力早いな…もう馴れたぜ…)
憂「じゃあ二人とも部活頑張ってね!」
梓純「うん!」
66: 2012/05/29(火) 19:32:57.52
部室
梓「こんにちは!(みんな揃ってる…あの人は…さわ子先生か…たしかコスプレ好きの…)」
唯「あーずにゃん」ダキッ
梓「もう先輩いきなりやめてくださいよ!」
梓「こんにちは!(みんな揃ってる…あの人は…さわ子先生か…たしかコスプレ好きの…)」
唯「あーずにゃん」ダキッ
梓「もう先輩いきなりやめてくださいよ!」
68: 2012/05/29(火) 19:35:34.01
梓「もう先輩やめてくださいよ!(こんな感じかな?)」
律「おっいつもの梓だな!」
澪「さ、みんな揃った所だし!」
梓「セッションですか!?(譜読みもバッチリだぜ!)」
律「おっいつもの梓だな!」
澪「さ、みんな揃った所だし!」
梓「セッションですか!?(譜読みもバッチリだぜ!)」
71: 2012/05/29(火) 19:37:46.06
律「お茶にするか!ムギ!」
紬「はーい♪」
さわ子「賛成!賛成!」
澪「おい…ま、いっか」
紬「はーい♪」
さわ子「賛成!賛成!」
澪「おい…ま、いっか」
72: 2012/05/29(火) 19:40:04.44
梓「そうですか…(ダメダメな部活だったのか…お菓子は確かに凄く旨い…)」
数時間後
律「ふぅ、そろそろ練習するか…」
唯「よしきた!」
数時間後
律「ふぅ、そろそろ練習するか…」
唯「よしきた!」
73: 2012/05/29(火) 19:42:02.27
律「じゃあさわ子先生評価お願いしま~す!」
さわ子「いいわよ!」
ジャーン♪
演奏終了
さわ子「いいわよ!」
ジャーン♪
演奏終了
74: 2012/05/29(火) 19:46:26.59
唯「あずにゃんどうしたの?」
さわ子(唯ちゃん鋭いわね…)
梓「あれ…なんか少し鈍っちゃってますね…(おっかしーな…完璧に弾いたのに合わない…やはりまだバンドの雰囲気に合わないのか…)」
さわ子「久しぶりだからよ…きっとバンドの音楽性を少し忘れてるんだわ…」
さわ子(唯ちゃん鋭いわね…)
梓「あれ…なんか少し鈍っちゃってますね…(おっかしーな…完璧に弾いたのに合わない…やはりまだバンドの雰囲気に合わないのか…)」
さわ子「久しぶりだからよ…きっとバンドの音楽性を少し忘れてるんだわ…」
75: 2012/05/29(火) 19:48:26.53
さらに数時間後
律「結構まとまってきたんじゃね?」
澪「律は少し走りすぎだ!」
紬「でも、最初より断然上手くなってる!」
律「結構まとまってきたんじゃね?」
澪「律は少し走りすぎだ!」
紬「でも、最初より断然上手くなってる!」
76: 2012/05/29(火) 19:51:57.09
律「ふう、今日の練習はこのぐらいにしよう…」
澪「そうだな…でもみんな前より上手くなってるじゃないか!」
梓(ダメダメな部活かと思ったけど、みんなちゃんと家とかで練習してるんだな…)
さわ子「ちょうど、もうそろそろ下校時間よ!」
澪「そうだな…でもみんな前より上手くなってるじゃないか!」
梓(ダメダメな部活かと思ったけど、みんなちゃんと家とかで練習してるんだな…)
さわ子「ちょうど、もうそろそろ下校時間よ!」
77: 2012/05/29(火) 19:53:27.03
梓「あ、すいません」
律「どうした?」
梓「明日部活休ませて下さい…」
澪「珍しいな、どうしたんだ?」
律「どうした?」
梓「明日部活休ませて下さい…」
澪「珍しいな、どうしたんだ?」
79: 2012/05/29(火) 19:55:46.68
梓「実は…私を助けた男の人のお葬式が…」
律「…わかった」
唯「私達も…!」
さわ子「駄目よ、あなた達は直接的に関係ないもの…お葬式はそういうものよ…」
律「…わかった」
唯「私達も…!」
さわ子「駄目よ、あなた達は直接的に関係ないもの…お葬式はそういうものよ…」
81: 2012/05/29(火) 19:59:30.70
次の日
梓(この交差点を渡る時はいつも緊張するな…)
梓(っ…頭痛と…変な音…この交差点を一人で通るといつもだ…)
梓(多分精神的なものだろうけど…一応病院に行ってみるか…)
梓(この交差点を渡る時はいつも緊張するな…)
梓(っ…頭痛と…変な音…この交差点を一人で通るといつもだ…)
梓(多分精神的なものだろうけど…一応病院に行ってみるか…)
82: 2012/05/29(火) 20:03:06.23
葬式会場
梓(俺が俺を悔やむってのも…なんかな…あ…あれは…)
梓父「本当にすいませんでした…」
梓母「私の娘がお陰で…」
梓(俺が俺を悔やむってのも…なんかな…あ…あれは…)
梓父「本当にすいませんでした…」
梓母「私の娘がお陰で…」
83: 2012/05/29(火) 20:07:11.48
俺母「いえいえ、それより、息子の助けた娘さんは、元気でいらっしゃいますか?」
梓母「梓…来なさい…」
梓「初めまして…(母さん…父さん……)」
俺父「元気そうだ、お礼はそれだけで十分ですよ…」ナデナデ
梓母「梓…来なさい…」
梓「初めまして…(母さん…父さん……)」
俺父「元気そうだ、お礼はそれだけで十分ですよ…」ナデナデ
87: 2012/05/29(火) 20:11:46.71
梓(俺は事実を言えなかった…今は事実を言ってはなんとなくいけない気がした…)
俺父「息子の為にわざわざ来て頂いて、本当にありがとう御座いました」
梓父「とんでもない………」
梓母「梓…あなた…本当に良かったわね…」
梓(事実を言ってはいけないような気がした…)
俺父「息子の為にわざわざ来て頂いて、本当にありがとう御座いました」
梓父「とんでもない………」
梓母「梓…あなた…本当に良かったわね…」
梓(事実を言ってはいけないような気がした…)
90: 2012/05/29(火) 20:16:31.43
帰宅…
梓「ふぅ…(何故かもの凄く疲れた)」
梓(何より精神的苦痛がかなり大きい…また頭痛…変な音はないが…近々病院行こう)
梓(父さん、母さん、必ずまた会いに行くから…)
梓「ふぅ…(何故かもの凄く疲れた)」
梓(何より精神的苦痛がかなり大きい…また頭痛…変な音はないが…近々病院行こう)
梓(父さん、母さん、必ずまた会いに行くから…)
92: 2012/05/29(火) 20:21:29.26
すいません、ご飯食べます
えーとここで解説を…
Q医者に何故相談しない?
Aそんな夢物語相手にされないと分かっているから
その他にも質問とかあればどうぞ…次来たとき解説します。
それでは、食べに行ってきます
大体一時間程度ですむと思います
ほすしてくれると幸いです…
えーとここで解説を…
Q医者に何故相談しない?
Aそんな夢物語相手にされないと分かっているから
その他にも質問とかあればどうぞ…次来たとき解説します。
それでは、食べに行ってきます
大体一時間程度ですむと思います
ほすしてくれると幸いです…
121: 2012/05/29(火) 21:27:44.00
新歓ライブ
律「いよいよ新歓ライブだな、梓の後輩じゃんじゃん入れるぞっ!」
唯「その意気込みだよりっちゃん!」フンス
紬「梓ちゃんと、この部活の為にも頑張りましょう!」
律「いよいよ新歓ライブだな、梓の後輩じゃんじゃん入れるぞっ!」
唯「その意気込みだよりっちゃん!」フンス
紬「梓ちゃんと、この部活の為にも頑張りましょう!」
123: 2012/05/29(火) 21:30:34.11
梓「澪先輩大丈夫ですか…?(この人こんな臆病だったんだ…)」
澪「コワクナイコワクナイコワクナイ…」
律「…澪、深呼吸!」
澪「すーっはーっ…少し落ち着いた、ありがとう、律」
澪「コワクナイコワクナイコワクナイ…」
律「…澪、深呼吸!」
澪「すーっはーっ…少し落ち着いた、ありがとう、律」
125: 2012/05/29(火) 21:34:10.75
梓(なんだかんだで、本当に良い部活だな…あれ…また頭痛…しかも変な音……いや…声…?)
律「梓!いくぞっ!」
梓「あっはいっ!(治った…本当にちょっと病院行こう…)」
唯「あずにゃん、頑張ろうねっ!」
律「梓!いくぞっ!」
梓「あっはいっ!(治った…本当にちょっと病院行こう…)」
唯「あずにゃん、頑張ろうねっ!」
126: 2012/05/29(火) 21:38:00.69
アナウンサー「次は放課後ティータイム、新歓ライブです」
唯「えー私達は…(ry」
唯「それでは一曲目、私の恋はホッチキス!」
律「1、2、3、4!」ジャーン…………
唯「えー私達は…(ry」
唯「それでは一曲目、私の恋はホッチキス!」
律「1、2、3、4!」ジャーン…………
130: 2012/05/29(火) 21:40:50.84
唯「ふぅ…終わった…」
梓「もう駄目だぁ…」
律「梓…珍しいな…」ボソッ
紬「澪ちゃん!ビラ配りにいきましょ!」フンス
澪「あ…うん!」
梓「もう駄目だぁ…」
律「梓…珍しいな…」ボソッ
紬「澪ちゃん!ビラ配りにいきましょ!」フンス
澪「あ…うん!」
135: 2012/05/29(火) 21:45:48.51
数時間後
唯「来ないねー…」
律「しかし梓、ライブん時かなりアピールしてたのにな!」
梓「あ…はい(やっぱりライブは目立ってナンボでしょう…いや、少し自分が目立ちたかっただけなんだけどね…)」
唯「来ないねー…」
律「しかし梓、ライブん時かなりアピールしてたのにな!」
梓「あ…はい(やっぱりライブは目立ってナンボでしょう…いや、少し自分が目立ちたかっただけなんだけどね…)」
136: 2012/05/29(火) 21:49:37.45
唯「……」
唯「私…このままでもいいかな…後輩が入ってこなくても、私達はこのままでいいんだよ…」
紬「唯ちゃん…」
梓「…そうですね…私もこのままでも良いと思ってました…」
唯「私…このままでもいいかな…後輩が入ってこなくても、私達はこのままでいいんだよ…」
紬「唯ちゃん…」
梓「…そうですね…私もこのままでも良いと思ってました…」
137: 2012/05/29(火) 21:53:37.60
澪「梓…」
唯「私達はいつでもどこでも、放課後ティータイムのままだよ!」
律「ちょっと意味わかんないけど、そうだな!」
梓「…はいっ(多分…俺じゃなくて梓でも、俺と同じ事を思うんだろうな…)」
唯「私達はいつでもどこでも、放課後ティータイムのままだよ!」
律「ちょっと意味わかんないけど、そうだな!」
梓「…はいっ(多分…俺じゃなくて梓でも、俺と同じ事を思うんだろうな…)」
139: 2012/05/29(火) 21:55:58.31
唯「じゃあ今日は帰ろー!」
律「あ、ちょっとみんな、先帰ってて、梓に話がある」
梓「へっ!?あ、はい…」ビクッ
紬唯澪「じゃあお先にー」
律「あ、ちょっとみんな、先帰ってて、梓に話がある」
梓「へっ!?あ、はい…」ビクッ
紬唯澪「じゃあお先にー」
143: 2012/05/29(火) 21:59:46.33
律「梓…何かあったら私に言えよ…?」
梓「え…でも後輩が居なくてもこのままで…」
律「いや、違うんだ…いや、いいよ、うん、兎に角、何かあったら私に相談しろ、一人で悩むな!」
梓「はい…(気付いてるのか…いや、有り得ない…自分なりに完璧に演じてる筈…でも…)」
梓「え…でも後輩が居なくてもこのままで…」
律「いや、違うんだ…いや、いいよ、うん、兎に角、何かあったら私に相談しろ、一人で悩むな!」
梓「はい…(気付いてるのか…いや、有り得ない…自分なりに完璧に演じてる筈…でも…)」
145: 2012/05/29(火) 22:03:41.15
梓「あの…もしかして…(イチかバチか、怪しまれるかもしれないけれど…)」
律「どうした…?」
梓「私らしくないとか思ってるんですか?(これで肯定したら策をねなければ…)」
律「……そんな事ないよ、梓は梓だよ…じゃあ、帰ろう」
律「どうした…?」
梓「私らしくないとか思ってるんですか?(これで肯定したら策をねなければ…)」
律「……そんな事ないよ、梓は梓だよ…じゃあ、帰ろう」
146: 2012/05/29(火) 22:06:38.00
梓(今の反応…取り敢えず、安心していいのかな…)
澪「何の話してたんだ?」
律「他愛もない世間話だよ」
唯「ずるーい!あずにゃんと秘密ごとー?」
紬「まあまあまあまあ…」
澪「何の話してたんだ?」
律「他愛もない世間話だよ」
唯「ずるーい!あずにゃんと秘密ごとー?」
紬「まあまあまあまあ…」
149: 2012/05/29(火) 22:11:08.24
帰宅
梓(なんでこんなに頑なに秘密にしてるんだろう…)
梓(はっ?危ない危ない、もしバラしてみてでもしろ…それこそ、部活も家族も崩壊だぞ…例え律先輩だけにも話す事さえ危険だ…)
梓(でも…いつか言わなきゃ父さんと母さんと梓が報われない…みんなを騙してる…俺の心が保たない…)
梓(なんでこんなに頑なに秘密にしてるんだろう…)
梓(はっ?危ない危ない、もしバラしてみてでもしろ…それこそ、部活も家族も崩壊だぞ…例え律先輩だけにも話す事さえ危険だ…)
梓(でも…いつか言わなきゃ父さんと母さんと梓が報われない…みんなを騙してる…俺の心が保たない…)
151: 2012/05/29(火) 22:15:03.77
病院
医者「異常はありませんね、全て正常ですよ、安心して下さい。一応頭痛薬をだしときますので、頭痛の時は服用して下さい」
梓母「良かったわ…」
梓(はぁ…やっぱりこの医者はアテにならないなぁ…頭痛薬なんかで治ったら最初からしてるよ…)
医者「異常はありませんね、全て正常ですよ、安心して下さい。一応頭痛薬をだしときますので、頭痛の時は服用して下さい」
梓母「良かったわ…」
梓(はぁ…やっぱりこの医者はアテにならないなぁ…頭痛薬なんかで治ったら最初からしてるよ…)
154: 2012/05/29(火) 22:22:39.74
夏休み
梓(あれから特に普通に暮らしてきた…特に疑われる事もなく、変わった事といえば、たまに父さんと母さんが中野家に遊びに来るようになった事、俺に弟が出来そうな事だ)
梓(つまり俺の本物の母さんが妊娠したという事だ。勿論、嬉しい。俺の父さんも母さんも少し以前より明るいなった気がする)
梓(だが、俺の父さん、母さんへの態度はあくまでも中野家の娘として接している。頭痛も収まらないが、酷くなる事もないので特に気にしていなかった)
梓(あれから特に普通に暮らしてきた…特に疑われる事もなく、変わった事といえば、たまに父さんと母さんが中野家に遊びに来るようになった事、俺に弟が出来そうな事だ)
梓(つまり俺の本物の母さんが妊娠したという事だ。勿論、嬉しい。俺の父さんも母さんも少し以前より明るいなった気がする)
梓(だが、俺の父さん、母さんへの態度はあくまでも中野家の娘として接している。頭痛も収まらないが、酷くなる事もないので特に気にしていなかった)
156: 2012/05/29(火) 22:26:54.46
部室
梓「もーせっかくクーラー手に入れたのに唯先輩がクーラー駄目なんじゃ意味無いじゃないですか…」グダー
唯「あずにゃんこわいよー」
律「扇風機も壊れて駄目だぞー」ア゛ー
紬「みんなー氷水持ってきたよー♪」フンス
梓「もーせっかくクーラー手に入れたのに唯先輩がクーラー駄目なんじゃ意味無いじゃないですか…」グダー
唯「あずにゃんこわいよー」
律「扇風機も壊れて駄目だぞー」ア゛ー
紬「みんなー氷水持ってきたよー♪」フンス
157: 2012/05/29(火) 22:29:46.19
澪「圧縮をします!」
一同「!?」
澪「合宿をします!」
律「賛成!ムギ宿の手配は?」
紬「出来てます!」
梓「早っ!?」
一同「!?」
澪「合宿をします!」
律「賛成!ムギ宿の手配は?」
紬「出来てます!」
梓「早っ!?」
159: 2012/05/29(火) 22:33:48.78
さわ子「今年は私もちゃんと行くわ!」
澪「去年みたいに驚かさないで下さいね!」
梓(ヤバい…去年の事なんて分かんねーよ…いや今までも乗り切れたし、大丈夫か…?取り敢えずノッとくか…)
梓「そうですよ、全く!」
澪「去年みたいに驚かさないで下さいね!」
梓(ヤバい…去年の事なんて分かんねーよ…いや今までも乗り切れたし、大丈夫か…?取り敢えずノッとくか…)
梓「そうですよ、全く!」
162: 2012/05/29(火) 22:36:28.03
唯「たーのしみだなー」
律「みんなで水着買いにいこうぜ!」
澪「遊びに行くんじゃなーい!」
澪「文化祭に向けての強化合宿だ!」
律「みんなで水着買いにいこうぜ!」
澪「遊びに行くんじゃなーい!」
澪「文化祭に向けての強化合宿だ!」
165: 2012/05/29(火) 22:45:18.33
合宿当日
梓「でかっ…」
唯「でかい…」
澪「コレよりまだ大きいのがあるのか…」
梓「でかっ…」
唯「でかい…」
澪「コレよりまだ大きいのがあるのか…」
167: 2012/05/29(火) 22:49:34.76
紬「ごめんなさい、これ以上大きい別荘はないの…」
律「ニヤリ…やーい澪の知ったか知ったか!」ベー
澪「うるさい!」ゴチン
律「あイタッ」
律「ニヤリ…やーい澪の知ったか知ったか!」ベー
澪「うるさい!」ゴチン
律「あイタッ」
168: 2012/05/29(火) 22:52:47.98
唯「澪ちゃんもはしゃぎたいんでしょー!」
澪「う…うん…」
梓「所で律先輩、さわ子先生は…?」
律「あ、集合場所教えるの忘れた…」
唯澪律紬梓「…。」
澪「う…うん…」
梓「所で律先輩、さわ子先生は…?」
律「あ、集合場所教えるの忘れた…」
唯澪律紬梓「…。」
170: 2012/05/29(火) 22:55:48.37
梓「はやく、遊びましょう!」
律「……」
律「そうだな!」
唯「遊ぶぞーっ!」
紬「おーっ!」
律「……」
律「そうだな!」
唯「遊ぶぞーっ!」
紬「おーっ!」
171: 2012/05/29(火) 22:58:39.10
梓(めちゃくちゃ遊んだ、こんなに楽しいのは氏んでから始めてだ…)
梓(いつまでもこんな楽しい日が続けばいいのに…)
梓(いつまでも…)
梓(梓…)ズキ…
梓(いつまでもこんな楽しい日が続けばいいのに…)
梓(いつまでも…)
梓(梓…)ズキ…
172: 2012/05/29(火) 23:02:52.10
唯「あ…あずにゃん大丈夫…?」
梓「だ…大丈夫です…ちょっとハシャぎ過ぎましたね…(こいつの身体日焼け体質だったのか…つい癖で日焼け止め塗り忘れてたが…これはキツい…)」
澪「もうそろそろ、練習しようか…」
紬「うん!そうしましょ!」
梓「だ…大丈夫です…ちょっとハシャぎ過ぎましたね…(こいつの身体日焼け体質だったのか…つい癖で日焼け止め塗り忘れてたが…これはキツい…)」
澪「もうそろそろ、練習しようか…」
紬「うん!そうしましょ!」
174: 2012/05/29(火) 23:12:53.98
ジャーン
澪「良い感じだな…」
律「本当に、最後の合宿なんだな…」
唯「明日もこの調子で頑張るよー!」
紬「温泉あるわよ~!」
澪律唯「わーい!」
梓「え…?」
澪「良い感じだな…」
律「本当に、最後の合宿なんだな…」
唯「明日もこの調子で頑張るよー!」
紬「温泉あるわよ~!」
澪律唯「わーい!」
梓「え…?」
176: 2012/05/29(火) 23:18:23.03
温泉
梓(やっぱり全然興奮しないわ…でも女子高生ってこんなもんなんだ…)
唯「あずにゃん湯船に浸からないの?あ、日焼けか…」
紬「たしかぬるま湯からゆっくり慣らしていけば良いみたい!」
律「梓、この柔らかいタワシ使え!」ポイッ
澪「タワシは柔らかくても痛いだろ!」
梓(やっぱり全然興奮しないわ…でも女子高生ってこんなもんなんだ…)
唯「あずにゃん湯船に浸からないの?あ、日焼けか…」
紬「たしかぬるま湯からゆっくり慣らしていけば良いみたい!」
律「梓、この柔らかいタワシ使え!」ポイッ
澪「タワシは柔らかくても痛いだろ!」
177: 2012/05/29(火) 23:20:47.06
なんだかんだで楽しい時はあっという間に過ぎて…合宿最後の日
梓(…もう…耐えられない)
梓(この先輩達を騙したくない…)
梓「みなさん…聴いて下さい…」
梓(…もう…耐えられない)
梓(この先輩達を騙したくない…)
梓「みなさん…聴いて下さい…」
179: 2012/05/29(火) 23:22:33.15
澪「どうした?そんな真剣な顔をして…」
唯「あずにゃん…?」
紬「?」
律「梓……」
唯「あずにゃん…?」
紬「?」
律「梓……」
182: 2012/05/29(火) 23:25:02.70
梓(私が本当の中野梓でないとしたら…どうしますか?)
185: 2012/05/29(火) 23:33:32.75
梓(言え…言うんだ…)
梓「私が本当の中野梓でな…(何だこの頭痛は
頭が…割れる…)」バタッ
ピーポーピーポーピーポー………
梓「私が本当の中野梓でな…(何だこの頭痛は
頭が…割れる…)」バタッ
ピーポーピーポーピーポー………
193: 2012/05/29(火) 23:59:23.31
俺(俺は気付いた…
最初から俺なんて居ない事に…
俺はもう氏んだ時から存在しない
存在出来ない
ただ、地縛霊なら存在できた未練を残した…
俺の未練…
それは…少女の安否だ…俺は気付いた…
あの頭痛、声が少女だということを気付いてしまった
その瞬間、呪いはとけた俺は成仏してしまったのだ…
少女、梓の人格俺の呪いからとけたから元に戻るだろう…
誰にも…別れを告げずに…
言いたかったな…さよならを…みんな…)
bad end
最初から俺なんて居ない事に…
俺はもう氏んだ時から存在しない
存在出来ない
ただ、地縛霊なら存在できた未練を残した…
俺の未練…
それは…少女の安否だ…俺は気付いた…
あの頭痛、声が少女だということを気付いてしまった
その瞬間、呪いはとけた俺は成仏してしまったのだ…
少女、梓の人格俺の呪いからとけたから元に戻るだろう…
誰にも…別れを告げずに…
言いたかったな…さよならを…みんな…)
bad end
196: 2012/05/30(水) 00:01:36.01
え?
197: 2012/05/30(水) 00:02:35.28
まさかこれで終わらせないだろうな
198: 2012/05/30(水) 00:04:44.36
2期はよ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります