1: 2010/08/19(木) 17:31:52.67
ガ゙タッ
唯「みんなバンドなんかやってる場合じゃないよ!」
律「なんだいきなり…。文化祭まで日もないだろ・・・いったいなにがあったんだ?」
唯「これからの時代はロックじゃないよ!ヒップホップだよヒップホップ!」
紬「まあ!楽しそうね!」
澪「おいおいそんなことしたらこのけいおんってタイトルかえないといかんだろうが」
梓「そうですよ!ていうか、なんでヒップホップなんですか?」
唯「まず落ち着いて考えてみてよ。文化祭ライブでロックバンドって定番じゃない?」
律「まあお決まりみたいなもんだな」
4: 2010/08/19(木) 17:34:05.73
唯「そうでしょ?今までにないことをやろうよ!舞台にターンテーブルとかMPCとかカオスパッドとか
持って出てきたらお客さんもびっくりだよ!」
澪「俗に言うギターをマイクに持ち替えてって奴だな…」
澪「ていうか待て。唯なんでお前がそんな機材的なことまで知ってるんだお前らしくない」
唯「私ヒップホップやりたすぎて、調べまくったんだ」
律「何それ怖い」
梓「唯先輩。私、はっきりいってヒップホップは好きじゃありませんよ!」
唯「それはきっとあずにゃんが妙なイメージをもってるだけだよ。本当はもっと深い音楽だよ!実際、やってみたら考えが変わるかもしれないよ!」
紬「じゃあ私が明日、機材を全部持ってくるわ!」
唯「ありがとうムギちゃん!これで「けいおん!!」も「ちぇけらっちょ!!!」で三期決定だね!」
澪律梓「おい」
8: 2010/08/19(木) 17:35:27.74
次の日
紬「唯ちゃん!お望みのものは全部持ってきたわ!」
唯「ありがとう!これで放課後リップスライム結成できるね!」
律「おいどんなグループだ。ていうか部室せまい。機材ありすぎてプロっぽいし」
澪「まさか本当に機材までそろえるとは…。唯の奴本気だな…。ていうかムギまでなんでノリノリなんだ」
唯「あずにゃん!昨日の夜、頼んだレコード持ってきた?」
梓「はい…。頼まれた通り、一応ソウル、ジャズ、ファンク中心に…」
唯「ありがとう!あずにゃん!」
9: 2010/08/19(木) 17:37:14.92
唯は放課後ティータイムというグループはヒップホップに適していることに気づいていた。
ヒップホップとは金である。
機材に圧倒的に費用がかかる。そこで登場するのがムギである。
彼女の財力を使えば、機材の費用などたいしたことではない…。
次に楽曲。サンプリングをするには幅広い音楽の知識とレコードが必要だ。
知識は金で買うことはできない。しかし、中野梓がいる。
梓の所有する膨大な数のレコードと圧倒的な知識、卓越した音楽センス…。
あの楽器の腕ならターンテーブルも容易く扱えるに違いない。
彼女のDJとしての素質に唯は気づいていた。
――――そして、秋山澪の書くリリック。
それはもしかしたら日本のヒップホップシーンを変えるかもしれない。
11: 2010/08/19(木) 17:38:44.12
唯「じゃあ…はじめようか新しいヒップホップを」
梓(なっ…唯先輩目が違う…なんだこの圧倒的な雰囲気は…)
唯「あずにゃん。皿回してくれる?ムギちゃんはつまみいじっといて。りっちゃんと澪ちゃんと私がMCね」
梓「わ…分かりました…」
紬「分かったわがんばる!(つまみ…?)」
澪「ああ…(私がラップ…?)」
律(違う…。こいつはいつもの唯じゃない…)
そしてここに1DJ3MC1つまみのヒップホップグループが誕生した。
13: 2010/08/19(木) 17:40:01.23
梓はすぐさま機材の使用方法を身につけ、一瞬にして数曲トラックを作ってしまった。
文字数という制限から開放された澪のリリックはさらにメルヘンを極める。
律は歯切れの良いラップをし、唯は舌足らずながら味のあるラップを吐きだす。
紬がつまみを弄る姿もなかなか様になっている。
梓(これが…ヒップホップ…)
澪(なんて自由なんだ…!私の全てが表現できる…!)
律(澪の詩は二倍増しでひどいけど、なかなか楽しいじゃん…!)
紬(つまみいじり楽しいっすwマジでw)
唯(これでようやく日本のヒップホップが変わる…)
14: 2010/08/19(木) 17:40:41.25
時が経ち、文化祭、本番の日を迎えた。
唯「いよいよだよみんな!ついに文化祭でヒップホップだよ!」
澪「そうだな…。思えばバンドからヒップホップなんて思い切った変更したもんだ」
律「まったくだな。澪はもう人前慣れたのか?これから歌うどころかラップするんだぞ?」
梓「当たり前だろ?もう何度場数踏んでると思ってるんだよガタガタガタガタガタ」
律梓(いつもどおりだな…)
紬(つまみ大丈夫かしら…)
17: 2010/08/19(木) 17:41:54.70
出番直前。
唯「出番だよみんな!がんばろう!
澪律梓ツマミ「おーーー!!!!!」
アナウンス「次は放課後ティータイムのバンド演奏です。」
幕が上がり、HTTが登場すると盛大な拍手と歓声に迎えられた。
体育館は溢れんばかりの観客で一杯だった。
HTTはその卓越した演奏力と楽曲で有名で、校内だけでなく、校外にも名が知れ渡っていた。
19: 2010/08/19(木) 17:43:22.35
客A「うおおおおみおおおおおお!!!!!!! ってあれ?」
客B「なんだと…」
憂「お姉ちゃん!がんばってー!!!ってあれギー太がいない? なんだと…バンドでさえない…HTT(DJセット)だと」
客「なにをするつもりなんだ・・・」
楽器を持たないHTTの登場に客席がざわつく。
梓がターンテーブルの前に立つ。
そしてレコードを回しだした。
20: 2010/08/19(木) 17:44:26.13
会場中に響く圧倒的な重低音。
今までのHTTでは考えられないほど太いキックとベース。
濃厚なグルーヴが会場を包み込む。
そしてラップが始まる。
21: 2010/08/19(木) 17:45:57.15
律「東京生まれHIPHOP育ち頭が悪そうなあいつは友達菓子ばかり食ってきた私達
太りぎみの私にGive me楽なダイエットあーもういいや寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃお」
唯「YO!感じる気配 なりたいか遺灰 べたべたすんな糞シスコン野郎
アイスさえありゃいいんだ lovely sister love 笑わせるぜ 行くぜマザファカ lovely fuOker love」
澪「メープルシロップみたいな恋におぼれて ぷりんぷぷりんぷぷぷりん
メープル ハチミツ 和三盆 あなたのために カラメルソース 私のハートも カラメルソース 」
さわ子「これはひどい」
終了
すいませんでした。
22: 2010/08/19(木) 17:47:08.51
許してやろう
23: 2010/08/19(木) 17:47:33.94
これはひどい
乙
乙
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