1: 2010/07/07(水) 03:36:39.37
梓「ってもう夜も遅いですよ?もう寝ましょうよ」

律「だからいいんだよ、とりあえずみんなでコンビニ行こう」

梓「えー、なんでいきなりコンビニなんですか?」

律「いいじゃん、深夜に行くとこなんて限られてるんだし」

紬「…あのーごめんなさい、多分私は行けないと思うわ、もっと遊びたいとは思うけど
  両親が許してくれないと思うし」

律「んー、そうだよな…まぁちょっとむぎの親と話して来るよ、んじゃ」バタン

梓「行っちゃいましたね、相変わらずというか、行動が早い」

紬「大丈夫かしら」

3: 2010/07/07(水) 03:44:12.30
律「ただいまー!」ガチャ

梓「律先輩!で、どうでした?」

律「おっけーおっけー!外出許可、出たよん、ついでに執事の人とかもいろいろ!
  てか私と梓のことけっこう気に入ってたっぽかった!」

紬「ほんとに!?」

律「ほんとに!友達とで、特別だとさ」

紬「うれしいわ!こんな時間から外に出ることなんてなかったから」

梓「ほんとに行くんですか?」

律「行くって、梓もついて来るよな、それともむぎの家に一人で留守番しとくか?」

梓「それは嫌ですけど…んーじゃあ付き合いますよ」

紬「じゃあ早く行きましょう!いえ、それとももっと遅くのほうが…ブツブツ」

律「決まりだな、行くぞー」

6: 2010/07/07(水) 03:50:09.66
紬「すごい!車も全然はしってなくて、違う世界のようだわ!」

律「梓、ちょっと」ヒソッ

梓「ん、なんですか?」

律「声落とせって…あのさ、見えないけど今SPの人に守ってもらってるから」

梓「あー、なんとなくわかりました」

律「うん、やっぱり心配なんだって、だからむぎには言うなよ」

梓「ていうか私はあまり乗り気じゃなかったんですが…まぁ安心したってことにしときます」

律「うんうん」

7: 2010/07/07(水) 03:59:54.31
紬「りっちゃん…ちょっといい?」

律「ん、なに?」

紬「肉まんとか全くないんだけど、これはなにがどうしちゃったの?」

律「いやいや、夜遅くなると頼む人がいないから作ってないだけだって」

梓「まぁ確かに昼のときと比べると違和感ありますよね」

紬「ていうか全然人がいないんだけど…みんなどうしたのかしら…」

律「いやだから寝てるんだって!」

梓「この非日常感がいいですよね」

律「お、梓もちょっと楽しくなってきたかなー?」

8: 2010/07/07(水) 04:07:57.80
律「なぁ、…眠い?」

梓「いや、もう目は覚めちゃいましたよ」

紬「わたしも!」

律「じゃあさ…今からカラオケ行こっか?」

梓「いやだから急すぎますって!」

紬「私は行けるわ!」

9: 2010/07/07(水) 04:13:32.03
梓「えぇーむぎ先輩…これもう行く流れじゃないですか」

律「梓はどうすんのかなー?」

梓「もういいですよ、行きますよ」

紬「梓ちゃん、グッドだわ!

律「よしよし」

紬「…じゃあちょっと家に連絡してくるわね」

12: 2010/07/07(水) 04:21:22.48
紬「やけにすんなりOKしてくれたけど…」

律「やっぱりむぎと私たちのことを信用してくれてんだなー」

梓「…」

紬「そうね、じゃあ行こっか」

律「おうっ」

梓「はぁ…」

13: 2010/07/07(水) 04:29:18.12
律「じゃあまずはー梓からだな!」

梓「最初はなんか嫌なんですよー、部長からでいいじゃないですか」

律「んーっと、むぎは何か頼む?」

梓「無視しないでくださいよ!」

紬「私はなにか飲み物頼もうかな」

律「じゃあ私はコーラで」

梓「えぇー、…じゃあオレンジジュースで」

紬「私はお茶にしとくわ」

律「おっけー、あとポテトとか適当に頼んどくから」

紬「ありがとう、って、りっちゃん!…それはなに?だれと電話してるの?」

律「…あ、むぎー?ちょっとこの人が代わってほしいんだってー?」

15: 2010/07/07(水) 04:36:49.32
梓「ちょ、律先輩!」

律「あとオレンジジュースとコーラな、むぎ」

紬「あ、もしもし?お電話かわりました」

梓「いいんですか、ほんとに」

律「だーいじょうぶ、これも経験だって」

紬「えっ!?あ、すいません、えっとコーラと?オランジジュースをお願いします
  はい、はい、よろしくお願いします」

律「ほら、大丈夫だっただろ?」

紬「もうっ、りっちゃん!」

律「あはははーごっめんってー」

梓「なにがそんなにうれしいんですか、むぎ先輩…」

16: 2010/07/07(水) 04:46:01.34
律「んでっ!梓早く入れろってー」

紬「わたしが最初でもいいけど?」

律「いや待て、むぎ、ここは下級生の梓をトップバッターで送りだしてやろう」

紬「…やっぱり部活動には上下関係も必要だって言いたいのね、りっちゃん」

律「そうだ、これからの軽音部は梓中心になるんだから…」

梓「いえ、律先輩、コントはいいですって
  狙いもわかってますから…はいっ!じゃあいきますよ、じゃーんけーん」

律「ちょっとぉ!?」

17: 2010/07/07(水) 04:54:47.93
梓「結局私が最初ですか…」

律「で、次が私で最後がむぎだな、おいっ、梓ー早くー」

梓「わかってますって!えっと…じゃあこれでいいか」

紬「楽しみだわー梓ちゃんの歌」

梓「あんまり期待しないでくださいね、では」ピッ

律「大丈夫だって!、私たち歌の練習しないんだから」

18: 2010/07/07(水) 05:03:42.50
梓「なつのせいざにぶらさがって~」

律「普通だな」

紬「うん、だけどかわいいと思うわ」


梓「はいっ、終わりましたけど、なにか文句はありますか!?」

律「いやないけどさ…」

梓「店員が来なくて悔しいですか?」

紬「うん、よかったと思うわ」

律「ちがうよ…梓、おまえ、私かむぎ好きなの?」

紬「えっ、そうなの!?」

21: 2010/07/07(水) 05:12:17.22
梓「な、なんでそうなるんですか!」

律「だってaiko歌ったじゃん、可愛く見せようとしてるんだろ?」

梓「いや、普通に歌っただけですって!」

律「でも可愛いかったし、むぎも可愛いって言ってたじゃん」

紬「うん?」

律「聡が持ってた雑誌に書いてあったんだよ!合コンでaiko歌うやつはどうだとか」

紬「なるほどねーそして、梓ちゃんは、私かりっちゃんのどちらかが好きと…」

律「うん」

梓「いやいや、ちょっと待ってくださいって!」

22: 2010/07/07(水) 05:22:41.38
律「梓は、したたかなやつだったんだよ」

店員「お待たせしましたー」ガチャガチャ

店員「失礼しましたー」ガチャ

梓「も、やだー、そんな穿った見かたしないでくださいよー」

紬「じゃあ、どっちに好きって思われたいの?」

梓「いや、だからどっちも好きですって!」

律「えっ?」

梓「ん?普通の意味で、ですよ?」

紬「わかったわ、りっちゃん、そういうことにしておきましょう」

律「まぁ後輩イジメをするつもりはないしなー、ここは保留にしといてやるかー」

梓「それはわかってもらえてるんですよね、ねぇ!?」

24: 2010/07/07(水) 05:30:17.72
律「うんうん、じゃあ次私の番なー」

梓「ちょっと!」

律「私は…まぁとりあえずこれだな」ピッ

梓「ちょっとむぎ先輩ー」

律「わかったから、梓には合いの手を入れさせてやるから、ほらっマイク」

紬「よかったわね、梓ちゃん」

梓「もーからかってるんだかどうか、わかんないんですよー」

28: 2010/07/07(水) 05:42:37.59
律「リンダリンダー」


律「ふぅ」

梓「意外と歌上手いですね、律先輩」

律「なにおー!…澪に付き合ってるからな、慣れてるだけだよ」

梓「いや、まぁ本気で照れられても困りますけど」

律「っておいっ!こんにゃろー」ガシッ

梓「ちょ、苦しいですって、もー!」

紬「でもりっちゃん上手だったわ、梓ちゃんもよかったし」

29: 2010/07/07(水) 05:44:36.32
>>26
そうですね、昼の部は2、3日前に

8時までにはこのオナニーを終わらせます

30: 2010/07/07(水) 05:50:38.59
紬「あ、りっちゃん、それ以上やると梓ちゃん喜んじゃうから…」

律「あ、そうか…ごめんな梓」

梓「ちょっと、ほんとにそのことは引っぱらなくていいですから!」

律「あははは、ほんとはうれしいくせにー」

梓「もー!」

紬「ふふっ…じゃあ次、私いきますっ!」ピッ

32: 2010/07/07(水) 05:57:53.27
紬「サァコイッ、ダキシメチャウゾッ!ニガサナイヨウォンテッドボーイ」

律「…な、なんだこれは?」

梓「なんというか…異空間のようでした」

紬「作曲の勉強にと思って、最近はアニソンも聴いてるのー」

律「ま、まぁーそうだな、最近はランキングにも入ってるし」

梓「アニソン歌うと盛り上がりますしね!すっごいラップみたいで素敵でした」

紬「そうかしら?よかったわ」

律「じゃ、じゃあどんどん歌ってこうぜ!」

34: 2010/07/07(水) 06:05:59.85
律「あー、もう疲れたー、けっこう歌ったよなー」

紬「そうね、すっごく楽しいわ」

律「それならいいけど…っておい梓!寝んなー!」

梓「いやもう眠いですってー」

紬「梓ちゃんも眠いみたいだし、そろそろ帰りましょうか…」

律「まぁここ2時間くらいはむ、ぎと私がほとんどずっとマイク持ってたしなー」

梓「はい、もー休ませてくださいー」

律「じゃあ帰るか!」

36: 2010/07/07(水) 06:14:32.66
梓「ってなんでまた、むぎ先輩の家に戻ってるんですか!?」

律「だって梓、お前寝てたから、むぎと私でおぶってここまで来たんだよ」

梓「えー、起こしてくださいよー」

律「あとついでに、ここに泊まるから」

梓「「ちょっと!もう私は帰りますよ」

律「いいじゃん、だいたいここまで来るのも疲れたんだぞー
  梓は寝てたけどさー」

紬「寝るだけで、夕方解散しましょう?」

梓「んー、…わかりました迷惑かけたことは謝ります、ごめんなさい」

律「そんなのいいよん、梓ちゃん!じゃあ今からみんなで風呂入るから」

梓「えっ?」

律「当たり前だろー、汗かいたし、寝るのはそれからだ!」

梓「えー!」

38: 2010/07/07(水) 06:20:44.68
律「ってことで、梓、むぎと私の髪を洗え!」

梓「もう、どうせ断れないからいいですよ」

律「じゃまずは、私からだっ!」

梓「はいはい」ワシャワシャ

紬「ふふっ」


梓「じゃあつぎはむぎ先輩どうぞ」

紬「ありがとう、梓ちゃん」

律「浸かってる間やばいなーここで寝ちゃいそうだ」

39: 2010/07/07(水) 06:26:51.97
梓「はいっ終わりましたよ」

紬「ありがとう、気持ちよかったわ」

律「あ、やっと終わったか、じゃあ梓、次はお前の番な」

梓「あ、そういうことですか…」

律「おう、しかもむぎと私のダブルだ!喜んでいいぞー」

梓「いや、ちょっとこれは、すっごく照れるんですけど」

紬「はい、かゆいところはありませんかー?」ワシャワシャ

律「ありませんかー?」ワシャワシャ

梓「ちょっと、もー!」

40: 2010/07/07(水) 06:31:54.91
律「あー眠い、今なら一瞬で寝れそうだ…」

紬「そうね…」

律「梓は右側な、お前はむぎに変なことしないように、んで真ん中が私と」

梓「はいはい、わかりましたよー」

紬「このベッドでいいかしら?」

律「十分だよー!じゃあ3人仲良く同じベッドで寝ようなー、おやすみー!」

紬「ええ、おやすみなさい」

梓「おやすみなさいー」


梓「…」ゴソゴソ

41: 2010/07/07(水) 06:38:15.11
律「あー眠い、まだ寝足りないがっ、起きる!」

律「おーいむぎー、起きろー」

紬「えっ、なに?」

律「しっ、静かにっ」

律「ちょっと別の部屋に移動するぞ、梓を起こさないようにな、そっと」

紬「えっと…まだ寝てたいけど、なにかするならがんばるわ!」

律「静かにな、静かに」

42: 2010/07/07(水) 06:45:31.96
律「えーでは、発表します」

紬「ええ」

律「梓にドッキリを仕掛けようと思います!」

紬「ドッキリ?」

律「えーっと、いたずらみたいなもんだよ
  水ぶっかけたり、くわがたで口や鼻挟んだり、あと、ベッドごと落とし穴に落としたり?」

紬「手足を縄でしばったり?」

律「それはちょっと違うかな?、まぁ軽めのを適当にやるぞ!」

紬「おー!」

43: 2010/07/07(水) 06:52:38.45
律「とりあえず写メを、パシャっと」

律「あとは適当に落書きでもするか、むぎ、マジック!」

紬「わたしもやりたいわ!」

律「おう、やってやれー!」カキカキ


梓「ううぅ…ってなにやってんですか!」

律「いたずらだけど?」

梓「もうっ!いい加減にしろです!」

律「あと寝顔も、ほらっ、かわいいね」

梓「ああ、それはべつに怒りません」

44: 2010/07/07(水) 06:58:34.79
律リアクションが小さいよ!」

梓「だって私も撮りましたから、えっと、これです、2人分」

律「ふざけんなー!」

紬「あ、梓ちゃん、あとで私にもりっちゃんのちょうだい?」

梓「ええ、いいですよ」

律「え?…待って!じゃあ私もむぎの欲しいよ!」

梓「いいですけど…私の消してくださいね?」

律「それはいやだ」

紬「私もそれは良くないと思うわ」

梓「なんでですか!?今、私が優位に立ってるでしょう!?」

45: 2010/07/07(水) 07:06:08.26
律「こうなったら…梓!むぎもちょっと携帯貸せ!」

梓「ちょ、ちょっと!」

律「えーっとこうやって…ほら返すよ」

紬「なにかしたの?」

律「3人のそれぞれ自分の含めて写メを移した!これは罪の共有だ、つまり共犯者!
  と同時に、今日の思い出でもある!自分のだけ、なんか恥ずかしいってことで消すなよ!」

梓「なんですか、それ?」

律「いいから!寂しくなったらこれを見るんだよ!」

梓「えー、なんかセリフ恥ずかしくないですか?」

律「いいんだよ!絶対、寂しくなるから!」

紬「ちょっと無茶苦茶だけどいいと思うわ」

46: 2010/07/07(水) 07:12:37.36
梓「私はちょっと意味わかんないですけど…いいですよ、思い出ですね」

律「そうそう!」

梓「じゃあもう起きたことだし、そろそろ帰りましょうよ」

律「ん、まぁそうだな」

梓「むぎ先輩、おじゃましました、また明日です」

律「じゃーな、むぎ、また明日」ガチャ

紬「ええ、バイバイ、また明日」バタン


紬「あー、りっちゃんの言ってたのはこういうことだったのね」

47: 2010/07/07(水) 07:21:51.31
紬「あ、メール!」

律『今、梓が鏡見てちょう怒ってるなう
  むぎが今寂しいと思ってたら私の計算通りだからな
  また明日、学校で会えるよ!じゃあな』

梓『顔の落書きは全部むぎ先輩がやったって言ってるんですけど
  まぁ明日聞きますよ、とりあえず今は律先輩のせいにして
  怒っときます、では』

紬「ふふっ
  『ありがとう、それはりっちゃんが全部やりました
  また明日ね』
  っと」

おわり、最後のほう適当だけどしかたないよね
朝ですし、活動しましょうね、ではノシ

49: 2010/07/07(水) 07:25:56.59

51: 2010/07/07(水) 08:58:15.67

ほのぼのでよかった

引用元: 律「むぎと梓と遊ぶ」