1: 2012/11/25(日) 20:11:30.39
杏子「何だテメェ…… さやかに何をした!」
オクタヴィア「……!!」ブンッ
杏子「うわぁっ!」
カチッ
ほむら「今のうちに逃げるわよ!」
杏子「ほむらか、これやったの? 魔女の動きが止まった……」
ほむら「つかまってて。手を放すと、あなたの時間も止まってしまう」
杏子「なるほど、今までもこうやってたんだな」
オクタヴィア「……!!」ブンッ
杏子「うわぁっ!」
カチッ
ほむら「今のうちに逃げるわよ!」
杏子「ほむらか、これやったの? 魔女の動きが止まった……」
ほむら「つかまってて。手を放すと、あなたの時間も止まってしまう」
杏子「なるほど、今までもこうやってたんだな」
4: 2012/11/25(日) 20:14:37.05
——脱出成功——
まどか「ウソ… だよね……」
ほむら「本当よ。美樹さやかの魂は、グリーフシードとなり、魔女を生み出したわ」
杏子「あたしも見たよ。ほむらが時間を止める魔法で助けてくれたんだ」
まどか「……時間を?」
まどか(あれ……?)
杏子「ったく、いくら魔法少女ったって、あんな便利なのがアリかよ」
ほむら「本来の使い道ではないのだけど」
ほむら「とにかく。まどか、これがあなたの憧れてた魔法少女の末路よ」
まどか「ウソ… だよね……」
ほむら「本当よ。美樹さやかの魂は、グリーフシードとなり、魔女を生み出したわ」
杏子「あたしも見たよ。ほむらが時間を止める魔法で助けてくれたんだ」
まどか「……時間を?」
まどか(あれ……?)
杏子「ったく、いくら魔法少女ったって、あんな便利なのがアリかよ」
ほむら「本来の使い道ではないのだけど」
ほむら「とにかく。まどか、これがあなたの憧れてた魔法少女の末路よ」
5: 2012/11/25(日) 20:19:34.55
まどか「そんなのって……」
杏子『あんた魔法少女じゃないよね? テレパシー聞こえるんだっけ?』
まどか『うん、聞こえてるよ』
ほむら「遺体を持って来たからには、扱いには気をつけて」
杏子『今言っても無理かもしれないけどさ、あんまり気を落とさないでくれよ』
まどか『でも……』
杏子『さやかはあたしが連れて帰るから、また後で会いに来てよ』
杏子『あんた魔法少女じゃないよね? テレパシー聞こえるんだっけ?』
まどか『うん、聞こえてるよ』
ほむら「遺体を持って来たからには、扱いには気をつけて」
杏子『今言っても無理かもしれないけどさ、あんまり気を落とさないでくれよ』
まどか『でも……』
杏子『さやかはあたしが連れて帰るから、また後で会いに来てよ』
7: 2012/11/25(日) 20:24:00.49
ほむら「聞いてるの? 二人とも」
まどか「う、うん! 聞いてるよ!」
杏子「聞いてる聞いてる! 何の話だっけ?」
杏子『あたしはまだ諦めてないからさ』
ほむら「やっぱり聞いてないじゃない……」
まどか『うん。そうだ、携帯の番号教えとくね』
まどか「う、うん! 聞いてるよ!」
杏子「聞いてる聞いてる! 何の話だっけ?」
杏子『あたしはまだ諦めてないからさ』
ほむら「やっぱり聞いてないじゃない……」
まどか『うん。そうだ、携帯の番号教えとくね』
8: 2012/11/25(日) 20:27:57.31
マミ「……時間を?」
まどか「やっぱり気になりますよね!」
杏子「なにがよ?」
まどか「何だろう…… どこかおかしい気がするんだよね…」
マミ「時間がとまるって、どういう状態なのかしら?」
杏子「どうって、あたしとほむら以外のものは全部止まっちゃうんだよ」
マミ「何かしら…… うまく言えないけど、気になるわ……」
まどか「歯がゆいよね……」
杏子「じゃ実演してもらおうか?」
まどか「やっぱり気になりますよね!」
杏子「なにがよ?」
まどか「何だろう…… どこかおかしい気がするんだよね…」
マミ「時間がとまるって、どういう状態なのかしら?」
杏子「どうって、あたしとほむら以外のものは全部止まっちゃうんだよ」
マミ「何かしら…… うまく言えないけど、気になるわ……」
まどか「歯がゆいよね……」
杏子「じゃ実演してもらおうか?」
12: 2012/11/25(日) 20:31:48.09
ほむら「……そんなことのために呼ばれたのね」
杏子「だってコイツらがスッキリしないみたいだからさ」
ほむら「なら三人とも私につかまりなさい」
マミ「どこでもいいのかしら」
ほむら「体に触れていれば大丈夫よ」
・
・ 実演中
・
まどか「すごいよ、ほむらちゃん!」
杏子「だろ?」
ほむら「あなたが得意になる事ないでしょう」
マミ「でも、おかげでわかったわ!」
杏子「だってコイツらがスッキリしないみたいだからさ」
ほむら「なら三人とも私につかまりなさい」
マミ「どこでもいいのかしら」
ほむら「体に触れていれば大丈夫よ」
・
・ 実演中
・
まどか「すごいよ、ほむらちゃん!」
杏子「だろ?」
ほむら「あなたが得意になる事ないでしょう」
マミ「でも、おかげでわかったわ!」
17: 2012/11/25(日) 20:35:33.19
マミさんはどこ触ってるの?
18: 2012/11/25(日) 20:37:34.44
マミ「私たちに触れていない物が止まっているのに、見えるのがおかしいのよ!」
まどか「あ~……」
杏子「何が見えるって?」
マミ「暁美さんに触れていないものは止まってしまう。これはいいわね?」
杏子「そうだね。放すと止まっちゃうって言ってたし」
マミ「だったら私たちの目に光が届くのはおかしいと思わない?」
まどか「それだよね!」
杏子「ん……? 暗くなっちゃうはず、なのかな」
まどか「暗くなるどころか、見えなくなるはずなんだよ」
マミ「今までそういうことはなかったのかしら」
まどか「あ~……」
杏子「何が見えるって?」
マミ「暁美さんに触れていないものは止まってしまう。これはいいわね?」
杏子「そうだね。放すと止まっちゃうって言ってたし」
マミ「だったら私たちの目に光が届くのはおかしいと思わない?」
まどか「それだよね!」
杏子「ん……? 暗くなっちゃうはず、なのかな」
まどか「暗くなるどころか、見えなくなるはずなんだよ」
マミ「今までそういうことはなかったのかしら」
20: 2012/11/25(日) 20:40:40.46
ほむら「あの…… その前に一つ、聞いてもいい?」
まどか「どうしたの?」
ほむら「さっきから光がどうとか、何の話をしているの?」
杏子「うん。もう一回りわかりやすく言ってよ」
マミ「あなたたち、まさか……」
まどか「時間が止まってる間って、ほむらちゃんに触ってない物は止まっちゃうんだよね?」
ほむら「そうよ。あなたも見たでしょう」
杏子「それで逃げてこられたんだしな」
まどか「光はほむらちゃんに届くまで触れてないよね?」
ほむら「だからどうして突然光の話になるのよ?」
まどか「どうしたの?」
ほむら「さっきから光がどうとか、何の話をしているの?」
杏子「うん。もう一回りわかりやすく言ってよ」
マミ「あなたたち、まさか……」
まどか「時間が止まってる間って、ほむらちゃんに触ってない物は止まっちゃうんだよね?」
ほむら「そうよ。あなたも見たでしょう」
杏子「それで逃げてこられたんだしな」
まどか「光はほむらちゃんに届くまで触れてないよね?」
ほむら「だからどうして突然光の話になるのよ?」
22: 2012/11/25(日) 20:48:25.28
マミ「待って鹿目さん。まず大前提から話をしておきましょう」
マミ「私たちが目で物を見る事ができるのは、どうしてかわかるかしら」
杏子「だってそれは…… 目って見るようにできてるから……」
ほむら「正直言って、考えた事もなかったわね」
マミ「なら、今この部屋の明かりを消したらどうなると思う?」
杏子「暗くて何も見えなくなっちゃうよ」
マミ「そう。つまり光源から出てくる光がいろんなものに反射して、私たちの目に入ってくるから『見える』というわけなの」
ほむら「痛そうね」
まどか「ほむらちゃんふざけてるの?」
ほむら「だって光の速さで目に何かが入ってくるなんて、きっと痛いに決まってるわ」
杏子「だよな」
まどか「きっと、じゃなくて実際にそうやって見てるんだってば」
マミ「私たちが目で物を見る事ができるのは、どうしてかわかるかしら」
杏子「だってそれは…… 目って見るようにできてるから……」
ほむら「正直言って、考えた事もなかったわね」
マミ「なら、今この部屋の明かりを消したらどうなると思う?」
杏子「暗くて何も見えなくなっちゃうよ」
マミ「そう。つまり光源から出てくる光がいろんなものに反射して、私たちの目に入ってくるから『見える』というわけなの」
ほむら「痛そうね」
まどか「ほむらちゃんふざけてるの?」
ほむら「だって光の速さで目に何かが入ってくるなんて、きっと痛いに決まってるわ」
杏子「だよな」
まどか「きっと、じゃなくて実際にそうやって見てるんだってば」
24: 2012/11/25(日) 20:50:20.86
ほむら「とにかく、これでマミとまどかの疑問に思っていた事がわかったわ」
ほむら「確かに時間が止まってても物が見えるのはおかしいような」
杏子「魔法少女が言うかそれを」
まどか「今までよくちゃんと見られてたね」
ほむら「言われてみると、自分でもわからなくなってきたわ……」
マミ「それが当たり前だと思ってたから、特に何も考えなくてもできてたのね」
ほむら「どうやってたのかしら……」
杏子「実際やればわかるだろ、そんなの」
ほむら「そうね。ちょっとやってみましょう」
ほむら「確かに時間が止まってても物が見えるのはおかしいような」
杏子「魔法少女が言うかそれを」
まどか「今までよくちゃんと見られてたね」
ほむら「言われてみると、自分でもわからなくなってきたわ……」
マミ「それが当たり前だと思ってたから、特に何も考えなくてもできてたのね」
ほむら「どうやってたのかしら……」
杏子「実際やればわかるだろ、そんなの」
ほむら「そうね。ちょっとやってみましょう」
28: 2012/11/25(日) 20:53:29.39
カチッ
ほむら「」ガクガクプルプル
まどか「どうしたのほむらちゃん!? え、泣いてるの?」
ほむら「だって……」
マミ「まずは涙を拭きましょうか」スッ
ほむら「ありがとう……」コシコシ
杏子「あと、鼻かみなよ」
ほむら「」ガクガクプルプル
まどか「どうしたのほむらちゃん!? え、泣いてるの?」
ほむら「だって……」
マミ「まずは涙を拭きましょうか」スッ
ほむら「ありがとう……」コシコシ
杏子「あと、鼻かみなよ」
29: 2012/11/25(日) 20:56:32.44
・
・
・
まどか(そろそろ泣き止んだかな)ポムポム
まどか「ほむらちゃん、時間を止めてみて何があったの?」
ほむら「急に真っ暗になったから、怖くって……」
杏子「もしかして、普段通りできなくなっちゃった?」
マミ「ごめんなさい、もしかして、私たちが余計なこと言ったから?」
杏子「だろうなぁ」
・
・
まどか(そろそろ泣き止んだかな)ポムポム
まどか「ほむらちゃん、時間を止めてみて何があったの?」
ほむら「急に真っ暗になったから、怖くって……」
杏子「もしかして、普段通りできなくなっちゃった?」
マミ「ごめんなさい、もしかして、私たちが余計なこと言ったから?」
杏子「だろうなぁ」
32: 2012/11/25(日) 20:59:36.75
まどか「でも、おかげでとても大事な事がわかったよ!」
まどか「ほむらちゃんって暗いところ怖いの?」
ほむら「だって、いきなりだったから、気が動転して……」
まどか「それにしても異様にプルプルしてたよね」
マミ「暁美さんにも怖い物があったなんて」
ほむら「入院生活長かったから、今でも暗闇って苦手なのよ」
まどか「ほむらちゃんって暗いところ怖いの?」
ほむら「だって、いきなりだったから、気が動転して……」
まどか「それにしても異様にプルプルしてたよね」
マミ「暁美さんにも怖い物があったなんて」
ほむら「入院生活長かったから、今でも暗闇って苦手なのよ」
34: 2012/11/25(日) 21:02:53.21
ほむら「とにかくこのままじゃ戦う時に不便だわ」
杏子「相手の姿も見えないんじゃなぁ」
マミ「まずは暁美さんが暗闇になれる所からじゃないかしら」
ほむら「無理よ」キリッ
まどか「できたとしても許さないよ」キリッ
マミ「あ、はい……」
杏子「相手の姿も見えないんじゃなぁ」
マミ「まずは暁美さんが暗闇になれる所からじゃないかしら」
ほむら「無理よ」キリッ
まどか「できたとしても許さないよ」キリッ
マミ「あ、はい……」
38: 2012/11/25(日) 21:07:59.76
—— それから数日 ——
ほむら「どうにか克服したわ!」
まどか「じゃ電気消すよ~」
マミ「カーテン閉めましょうか」
ほむら「やめて! そっちじゃないから!」
杏子「時間止めても見えるようになったの?」
ほむら「ずいぶん苦労したわ。でもその成果をみんなにも見てほしいの」
ほむら「どうにか克服したわ!」
まどか「じゃ電気消すよ~」
マミ「カーテン閉めましょうか」
ほむら「やめて! そっちじゃないから!」
杏子「時間止めても見えるようになったの?」
ほむら「ずいぶん苦労したわ。でもその成果をみんなにも見てほしいの」
40: 2012/11/25(日) 21:12:48.18
——近所の河原 ——
ほむら「全員手をつないだわね」
まどか「いつでもいいよ~」
ほむら「では行くわよ!」
カチッ
杏子「おお~ 止まってる! しかも見える!」
まどか「すごいね。川の水も止まってるよ」
ほむら「全員手をつないだわね」
まどか「いつでもいいよ~」
ほむら「では行くわよ!」
カチッ
杏子「おお~ 止まってる! しかも見える!」
まどか「すごいね。川の水も止まってるよ」
42: 2012/11/25(日) 21:17:24.82
まどか「」スゥー ハァー
まどか「ねぇほむらちゃ…」
マミ「待って鹿目さん!」
ほむら「どうしたの?」
マミ「言いたい事はわかるけどダメよ! これ以上厄介な事にしないで!」
まどか「そうだね……」
杏子「川の水触りに行こうよ」
マミ「気になるの?」
杏子「こんなの写真でしか見られないからさ、触ってみたいじゃない」
まどか「ねぇほむらちゃ…」
マミ「待って鹿目さん!」
ほむら「どうしたの?」
マミ「言いたい事はわかるけどダメよ! これ以上厄介な事にしないで!」
まどか「そうだね……」
杏子「川の水触りに行こうよ」
マミ「気になるの?」
杏子「こんなの写真でしか見られないからさ、触ってみたいじゃない」
45: 2012/11/25(日) 21:20:37.58
マミ「よく見るときれいね。ガラス細工みたい」
パシャパシャ
杏子「ほぉ~ 触った所だけ流れて行っちゃうのか」
まどか「でも離れたらすぐ止まっちゃうんだね」
杏子「水に『触れてるもの』と『触れてないもの』の境目なんてあるのか……?」
ほむら「それもよくわからないけど、暑い日に使うと額に汗がつたっていくこともあって」
ほむら「でも垂れると地面に落ちる前に固まったりするわね」
マミ「水滴だとどうなってるかわかりづらいわね」
杏子「ならさぁ」
杏子「おしっこしてもいい?」
パシャパシャ
杏子「ほぉ~ 触った所だけ流れて行っちゃうのか」
まどか「でも離れたらすぐ止まっちゃうんだね」
杏子「水に『触れてるもの』と『触れてないもの』の境目なんてあるのか……?」
ほむら「それもよくわからないけど、暑い日に使うと額に汗がつたっていくこともあって」
ほむら「でも垂れると地面に落ちる前に固まったりするわね」
マミ「水滴だとどうなってるかわかりづらいわね」
杏子「ならさぁ」
杏子「おしっこしてもいい?」
49: 2012/11/25(日) 21:24:14.79
ほむら「……いくら誰も見てないとはいえ、そこまで」
杏子「え、いやぁ… ちょうど今したかったしさ、止まってみたらどうかなって」
マミ「女の子が外でそういうことしちゃいけないわ」
まどか「マミさん何言ってるの? 杏子ちゃんだよ」
杏子「うん、まぁ… 女の子なんだけどね」
まどか「ホントに?」
杏子「……たぶん」
まどか「じゃあ誰も見てない今のうちにしないと!」
マミ「そういう解釈もアリなの……?」
杏子「え、いやぁ… ちょうど今したかったしさ、止まってみたらどうかなって」
マミ「女の子が外でそういうことしちゃいけないわ」
まどか「マミさん何言ってるの? 杏子ちゃんだよ」
杏子「うん、まぁ… 女の子なんだけどね」
まどか「ホントに?」
杏子「……たぶん」
まどか「じゃあ誰も見てない今のうちにしないと!」
マミ「そういう解釈もアリなの……?」
51: 2012/11/25(日) 21:29:13.95
杏子「じゃあするから、手を放して」
マミ「本当にやるの…」パッ
杏子「まどかも」
まどか「えぇ~ 放さなきゃダメ?」
杏子「ほむらは仕方ないにしても、見られるの恥ずかしいし……」
まどか「またそういう女の子みたいなこと言って」
杏子「女の子なの!」
マミ「本当にやるの…」パッ
杏子「まどかも」
まどか「えぇ~ 放さなきゃダメ?」
杏子「ほむらは仕方ないにしても、見られるの恥ずかしいし……」
まどか「またそういう女の子みたいなこと言って」
杏子「女の子なの!」
54: 2012/11/25(日) 21:39:57.54
杏子「あとはほむらだけか」
ほむら「むこう向いてるから、早くしなさい」
杏子「あんまりこっち見ないでよ」
ほむら「あんまりどころか、全然見たくもないわ……」
杏子「安心したよ」スルリ スルリ
杏子(……う~ん、誰も見てないというのはわかってるけど……)
杏子(外でパンツ脱ぐって、これは…… どうなんだろう…… ん?)
マミ「」
杏子「うおおおあああ!! マミこっち見んなよ!」
ほむら「マミならもう放したでしょう」
杏子「そっか、きっと手を放す時こっちをむいてたんだな」
ほむら「むこう向いてるから、早くしなさい」
杏子「あんまりこっち見ないでよ」
ほむら「あんまりどころか、全然見たくもないわ……」
杏子「安心したよ」スルリ スルリ
杏子(……う~ん、誰も見てないというのはわかってるけど……)
杏子(外でパンツ脱ぐって、これは…… どうなんだろう…… ん?)
マミ「」
杏子「うおおおあああ!! マミこっち見んなよ!」
ほむら「マミならもう放したでしょう」
杏子「そっか、きっと手を放す時こっちをむいてたんだな」
56: 2012/11/25(日) 21:44:10.49
グイッ
ほむら「引っ張らないでくれる?」
杏子「しゃがまないと」
ほむら「地面に落ちる前に止まる光景を見てみたいんだから、立ったまますればいいでしょう」
杏子「それもそうか。じゃあいくよ~」
ほむら「言わなくていいから!」
ショロショロショロ……
杏子(やっぱり外でするのは恥ずかしいなこれ……)
フシュゥ~~~……
杏子(あ、でも意外と)
ほむら「引っ張らないでくれる?」
杏子「しゃがまないと」
ほむら「地面に落ちる前に止まる光景を見てみたいんだから、立ったまますればいいでしょう」
杏子「それもそうか。じゃあいくよ~」
ほむら「言わなくていいから!」
ショロショロショロ……
杏子(やっぱり外でするのは恥ずかしいなこれ……)
フシュゥ~~~……
杏子(あ、でも意外と)
58: 2012/11/25(日) 21:49:55.43
・
・
・
まどか「うまくいったの?」
杏子「大成功だよ! けっこうきれいだったな」
マミ「おしっこが?」
杏子「うん。ほむらにも見てもらったよね?」
ほむら「変な事言うようだけど、半透明で金色の飛沫が確かにいいものだったわ」
杏子「見る角度変えると、陽にあたってキラキラするんだよね。写真に撮っておけばよかった」
まどか「今度する時、パパのデジカメ借りて来てあげようか?」
・
・
まどか「うまくいったの?」
杏子「大成功だよ! けっこうきれいだったな」
マミ「おしっこが?」
杏子「うん。ほむらにも見てもらったよね?」
ほむら「変な事言うようだけど、半透明で金色の飛沫が確かにいいものだったわ」
杏子「見る角度変えると、陽にあたってキラキラするんだよね。写真に撮っておけばよかった」
まどか「今度する時、パパのデジカメ借りて来てあげようか?」
60: 2012/11/25(日) 21:52:43.06
杏子「次は皆でしようよ」
まどか「わたしたちもするの……?」
マミ「そんなに言うなら見てみたいけど、するのはね…」
杏子「大丈夫! 皆ですれば恥ずかしくないって!」
杏子「それに、けっこう気持ちいいんだよ」
まどか「……うわぁ」
杏子「いや違うんだって! 変な意味じゃなくて、普段しないから解放感っていうか、安全だけどドキドキするのがさぁ」
まどか「大して違ってないよ!」
まどか「わたしたちもするの……?」
マミ「そんなに言うなら見てみたいけど、するのはね…」
杏子「大丈夫! 皆ですれば恥ずかしくないって!」
杏子「それに、けっこう気持ちいいんだよ」
まどか「……うわぁ」
杏子「いや違うんだって! 変な意味じゃなくて、普段しないから解放感っていうか、安全だけどドキドキするのがさぁ」
まどか「大して違ってないよ!」
62: 2012/11/25(日) 21:55:16.22
杏子「一度やってみればわかるよ! あたしだって、やるまでけっこう抵抗あったんだから!」
まどか「ホントかなぁ…… でも、そんなにいいなら、さやかちゃんも誘わないと」
マミ「そういえば美樹さん近頃見かけないわね。どこへ行っちゃったのかしら」
杏子「傷心旅行ってヤツ? そろそろ帰って来るんじゃないの?」
ほむら「いない間のノート見せて! って言われそうね」
まどか「あんまり長くなると、教えるのも大変だよ~ でもなんで急にいなく…」
杏子「……」
ほむら「……」
杏子「あたしもだけど、みんなさ、大事な事忘れてない?」
まどか「ホントかなぁ…… でも、そんなにいいなら、さやかちゃんも誘わないと」
マミ「そういえば美樹さん近頃見かけないわね。どこへ行っちゃったのかしら」
杏子「傷心旅行ってヤツ? そろそろ帰って来るんじゃないの?」
ほむら「いない間のノート見せて! って言われそうね」
まどか「あんまり長くなると、教えるのも大変だよ~ でもなんで急にいなく…」
杏子「……」
ほむら「……」
杏子「あたしもだけど、みんなさ、大事な事忘れてない?」
64: 2012/11/25(日) 21:58:52.62
・
・
・
さやか「ん~っ!」
マミ「おはよう美樹さん」
さやか「おはよう… 何だかすっごいよく寝たような」
まどか「あれから何日か経ってるからね」
杏子「さやかの復帰祝いの準備もしといたよ! 飲もう!」
さやか「え、何これ? 烏龍茶?」
マミ「たくさんあるから、どんどん飲みましょうね!」
さやか「は、はぁ…… その前にトイレ行ってきていいかな」
・
・
さやか「ん~っ!」
マミ「おはよう美樹さん」
さやか「おはよう… 何だかすっごいよく寝たような」
まどか「あれから何日か経ってるからね」
杏子「さやかの復帰祝いの準備もしといたよ! 飲もう!」
さやか「え、何これ? 烏龍茶?」
マミ「たくさんあるから、どんどん飲みましょうね!」
さやか「は、はぁ…… その前にトイレ行ってきていいかな」
66: 2012/11/25(日) 22:01:00.41
ほむら「行かせないわよ!」プルプル
まどか「さやかちゃん、抜け駆けは良くないよ」ソワソワ
さやか「何言ってるの? トイレ行きたいだけだって」
杏子「さやかが目覚めたらみんなでおしっこしようって」
マミ「さっきから四人で我慢してるのよ!」モジモジ
さやか「……あんたら、バカじゃないの?」
おわり
まどか「さやかちゃん、抜け駆けは良くないよ」ソワソワ
さやか「何言ってるの? トイレ行きたいだけだって」
杏子「さやかが目覚めたらみんなでおしっこしようって」
マミ「さっきから四人で我慢してるのよ!」モジモジ
さやか「……あんたら、バカじゃないの?」
おわり
67: 2012/11/25(日) 22:01:43.26
乙乙乙
70: 2012/11/25(日) 22:07:38.80
時間を止めたら光がどうのとか空気はどうなってるとかの話を見てて
他のマンガとかは別として、まどか☆マギカの場合は
「ほむらちゃんがその辺よくわかってないから」が正解かなと思って考えた話
魔法なだけに本人がどう思ってるかって影響しそうだし
他のマンガとかは別として、まどか☆マギカの場合は
「ほむらちゃんがその辺よくわかってないから」が正解かなと思って考えた話
魔法なだけに本人がどう思ってるかって影響しそうだし
引用元: 杏子「時間が止まってるのに見える」
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