2: 2013/06/06(木) 23:40:01.24
ミカサ父「今日はイェーガー先生がきます」

ミカサ「はい」

ミカサ父「息子さんも来るそうです」

ミカサ「はい」

ミカサ父「一緒に遊ぶと良いです」

ミカサ「楽しみです」

ミカサ父「来ました」

3: 2013/06/06(木) 23:40:53.34
ミカサ父「いらっしゃい」

誘拐犯1「こんにちは」

ミカサ父「イェーガー先生ではありませんでした」

誘拐犯1「刺します」

ミカサ父「痛い」

ミカサ母「ミカサは逃げてください」

ミカサ「怖い」

誘拐犯2「抵抗しないでください」

ミカサ母「嫌です」

誘拐犯2「刺します」

ミカサ母「痛い」

誘拐犯3「誘拐します」

ミカサ「怖い」

4: 2013/06/06(木) 23:41:23.32
誘拐犯1「誘拐しました」

ミカサ「誘拐されました」

誘拐犯1「誰か来ました」

誘拐犯2「誰ですか」

エレン「私です」

誘拐犯2「はい」

エレン「道に迷いました」

誘拐犯2「そうですか」

エレン「嘘です」

誘拐犯2「え」

5: 2013/06/06(木) 23:41:50.41
エレン「刺します」

誘拐犯2「痛い」

エレン「氏んでください」

誘拐犯1「なにをするのですか」

エレン「あなたも刺します」

誘拐犯1「痛い」

エレン「あなたは獣です」

誘拐犯1「痛い」

エレン「刺します」

誘拐犯1「痛い」

6: 2013/06/06(木) 23:42:18.19
エレン「もう大丈夫です」

ミカサ「いいえ」

エレン「なぜですか」

ミカサ「誘拐犯は三人いました」

エレン「え」

誘拐犯3「蹴ります」

エレン「痛い」

誘拐犯3「首を絞めます」

エレン「苦しい」

誘拐犯3「氏んでください」

エレン「苦しい」

ミカサ「どうしたら良いですか」

エレン「戦いなさい」

ミカサ「怖い」

エレン「戦わなければ生き残れません」

ミカサ「はい」

誘拐犯3「え」

ミカサ「刺します」

誘拐犯3「痛い」

7: 2013/06/06(木) 23:42:44.95
ミカサ「イェーガー先生の家に来ました」

エレン「今日から家族です」

ミカサ「お父さん」

グリシャ「はい」

ミカサ「お母さん」

カルラ「はい」

ミカサ「エレン」

エレン「はい」

ミカサ「今日からみんな家族ですか」

エレン「はい」

ミカサ「嬉しい」

8: 2013/06/06(木) 23:43:12.69
いじめっ子1「暴力をふるいます」

アルミン「痛い」

エレン「やめなさい」

いじめっ子2「嫌です」

ミカサ「私もいます」

いじめっ子3「やめます」

エレン「大丈夫ですか」

アルミン「大丈夫です」

ミカサ「良かったです」

9: 2013/06/06(木) 23:43:39.76
アルミン「なにか来ました」

エレン「壁より大きい巨人です」

アルミン「壁が壊されました」

エレン「大変です」

ミカサ「はい」

エレン「岩が飛んだ方に家があります」

ミカサ「え」

エレン「見に行きます」

ミカサ「はい」

アルミン「危ないです」

エレン「でも行きます」

10: 2013/06/06(木) 23:44:46.98
カルラ「瓦礫の下敷きです」

エレン「大丈夫ですか」

カルラ「駄目です」

ミカサ「瓦礫をどかします」

カルラ「無理です」

エレン「がんばります」

カルラ「足が潰れて走れません」

ハンネス「大丈夫ですか」

カルラ「駄目です」

ハンネス「巨人を倒して助けます」

カルラ「無理です」

ハンネス「大丈夫です」

カルラ「やめてください」

ハンネス「怖くて無理でした」

エレン「え」

11: 2013/06/06(木) 23:45:14.31
ハンネス「二人を担いで逃げます」

カルラ「ありがとう」

エレン「嫌です」

エレン「母さんを助けます」

カルラ「――」

エレン「母さん」

エレン「母さん」

ミカサ「また奪われました」

ミカサ「家族が」

ミカサ「大切なものが」

ミカサ「奪われました」

エレン「母さん」

12: 2013/06/06(木) 23:45:41.38
エレン「調査兵団に入ります」

ミカサ「駄目です」

エレン「なぜですか」

ミカサ「氏ぬからです」

エレン「氏にません」

ミカサ「エレンは私より弱いです」

エレン「でも入ります」

ミカサ「じゃあ私も入ります」

エレン「意味がわかりません」

13: 2013/06/06(木) 23:46:10.13
アルミン「訓練兵団の入団式です」

キース教官「あなたは誰ですか」

アルミン「アルミンです」

キース教官「そうですか」

アルミン「はい」

キース教官「馬鹿みたいな名前ですね」

アルミン「おじいさんがつけてくれました」

キース教官「そうですか」

キース教官「あなたは誰ですか」

ミーナ「ミーナです」

キース教官「違います」

ミーナ「え」

キース教官「豚小屋出身の家畜以下です」

ミーナ「豚小屋出身の家畜以下でした」

15: 2013/06/06(木) 23:46:39.56
キース教官「あなたは誰ですか」

ジャン「ジャンです」

ジャン「憲兵団に入ります」

キース教官「どうしてですか」

ジャン「内地で安全に暮らしたいからです」

キース教官「正直ですね」

ジャン「はい」

キース教官「頭突きします」

ジャン「痛い」

キース教官「あなたは誰ですか」

マルコ「マルコです」

マルコ「憲兵団に入ります」

キース教官「どうしてですか」

マルコ「王にこの身を捧げるためです」

キース教官「良いことです」

マルコ「はい」

キース教官「でも王はあなたの体は欲しくないです」

マルコ「え」

16: 2013/06/06(木) 23:47:10.79
キース教官「あなたは誰ですか」

コニー「コニーです」

キース教官「頭を掴んで持ち上げます」

コニー「痛い」

キース教官「敬礼が逆です」

コニー「痛い」

キース教官「右手を左胸に当てるのが正しいやり方です」

コニー「痛い」

サシャ「熱々の蒸かし芋は美味しいです」

キース教官「あまりの衝撃に手を離します」

コニー「痛い」

キース教官「あなたは何をしているのですか」

サシャ「誰かが質問されています」

サシャ「芋が美味しいです」

キース教官「芋を食べているあなたに聞いています」

サシャ「え」

17: 2013/06/06(木) 23:47:40.24
キース教官「あなたはどうして今芋を食べだしたのですか」

サシャ「食べ頃の芋がありました」

キース教官「はい」

サシャ「冷めたら美味しくなくなります」

キース教官「はい」

サシャ「だから美味しいうちに食べました」

キース教官「はい」

サシャ「わかりましたか」

キース教官「わかりません」

サシャ「え」

18: 2013/06/06(木) 23:48:17.03
キース教官「質問を変えます」

サシャ「はい」

キース教官「あなたはどうして芋を食べたのですか」

サシャ「その質問は人はなにゆえ芋を食べるのかということですか」

キース教官「違います」

サシャ「え」

サシャ「では芋を半分あげます」

キース教官「これは半分もありません」

サシャ「え」

キース教官「あなたは氏ぬ寸前まで走ってください」

サシャ「はい」

キース教官「晩ご飯は抜きです」

サシャ「え」



サシャ「え」

19: 2013/06/06(木) 23:48:44.08
キース教官「適性試験をします」

キース教官「できない人は退団です」

キース教官「今年は上手な人が多いです」

キース教官「特にミカサはすごいです」

ミカサ「揺れません」

キース教官「すごい」

ミカサ「ぶれません」

キース教官「すごい」

エレン「できません」

キース教官「明日までにがんばってください」

エレン「はい」

20: 2013/06/06(木) 23:49:11.19
エレン「できました」

キース教官「すごい」

エレン「すぐにひっくり返りました」

キース教官「ひどい」

エレン「開拓地に行きたくありません」

キース教官「これはベルトが壊れています」

エレン「交換したらできました」

キース教官「合格です」

21: 2013/06/06(木) 23:49:38.34
ミカサ「無事に訓練兵団に入団しました」

ミカサ「個性的な仲間たちと訓練に励みました」

ミカサ「いろいろなことがありました」

22: 2013/06/06(木) 23:50:06.89
ジャン「このやろう」

ジャン「胸倉を掴みます」

エレン「やめてください」

エレン「服が破れてしまいます」

ジャン「服はどうでも良いです」

エレン「投げ飛ばします」

ジャン「痛い」

キース教官「大きな音がしました」

キース教官「なんの音ですか」

ミカサ「サシャが放屁をしました」

サシャ「え」

キース教官「あなたはもう少し慎みを覚えたほうが良いです」

サシャ「え」

24: 2013/06/06(木) 23:50:34.82
エレン「あなたの技はすごいです」

アニ「それほどでもありません」

アニ「良ければ教えましょうか」

エレン「結構です」

アニ「え」

エレン「足を蹴られたら痛いのでお断りします」

アニ「遠慮しなくて良いです」

エレン「え」

アニ「蹴ります」

エレン「痛い」

25: 2013/06/06(木) 23:51:03.46
ミカサ「卒業しました」

ミカサ「上位十名に入ったので内地にいけます」

エレン「調査兵団に行きます」

アルミン「私も調査兵団に行きます」

ミカサ「私も行きます」

エレン「憲兵団に行きなさい」

ミカサ「私がいないとあなたは早氏にするので嫌です」

エレン「意味がわかりません」

ミカサ「もう家族を失いたくないです」

エレン「はい」

26: 2013/06/06(木) 23:51:29.80
ミカサ「超大型巨人が現れました」

ミカサ「後衛部隊に配置されそうです」

エレン「早く行きなさい」

ミカサ「あなたを守りたいです」

エレン「頭突きします」

ミカサ「痛い」

エレン「我侭を言ってはいけません」

ミカサ「はい」

エレン「私は前衛部隊の支援に行きます」

ミカサ「氏なないでください」

エレン「はい」

27: 2013/06/06(木) 23:51:56.80
エレン「前衛部隊の支援開始です」

エレン「奇行種がいます」

エレン「トーマスが飲み込まれました」

エレン「許しません」

エレン「待ちなさい」

エレン「痛い」

エレン「巨人に足を食いちぎられました」

エレン「痛い」

28: 2013/06/06(木) 23:52:25.17
アルミン「エレンがやられました」

アルミン「ナックは潰されました」

アルミン「ミーナは気絶しています」

ミリウス「やめてください」

ミリウス「やめてください」

ミリウス「食べないでください」

ミリウス「食べな」

アルミン「ミリウスが食べられました」

アルミン「ミーナも気絶したまま食べられています」

アルミン「助けたいのに身体が動きません」

29: 2013/06/06(木) 23:52:52.21
アルミン「巨人に持ち上げられました」

アルミン「そのまま口の中です」

アルミン「ぬるぬるします」

エレン「助けます」

アルミン「ありがとう」

アルミン「エレンに外に引っ張り出してもらいました」

アルミン「エレンも外に出てください」

エレン「はい」

アルミン「巨人の口が閉じました」

アルミン「エレンの腕だけが」

アルミン「外に出ました」

30: 2013/06/06(木) 23:53:22.15
ミカサ「後衛部隊の任務を終えてみんなに合流しました」

ミカサ「みんなガス切れで困っています」

ミカサ「アルミンが座り込んでいます」

ミカサ「エレンはどうしましたか」

アルミン「巨人に食べられました」

ミカサ「そうですか」

アルミン「ごめんなさい」

ミカサ「あなたのせいではありません」

31: 2013/06/06(木) 23:53:50.60
ミカサ「本部に行ってガスを補給しなければみんな助かりません」

ミカサ「みんなに檄を飛ばします」

ミカサ「私は強いです」

ミカサ「あなたたちより強いです」

ミカサ「すごく強いです」

ミカサ「ので私はあそこの巨人共を蹴散らすことができます」

ミカサ「例えば一人でも」

ミカサ「あなたたちは腕が立たないばかりか臆病で腰抜けです」

ミカサ「とても残念です」

ミカサ「ここで指をくわえたりしてればいいです」

ミカサ「くわえて見ていなさい」

ミカサ「勝てば生きれます」

ミカサ「戦わなければ勝てません」

32: 2013/06/06(木) 23:54:18.49
ミカサ「私の檄でみんなが動きました」

ミカサ「これでみんなは助かるかもしれません」

ミカサ「でも私はガス切れで落ちました」

ミカサ「巨人が近づいてきます」

ミカサ「身体が動きません」

34: 2013/06/06(木) 23:54:49.93
ミカサ「エレンが氏んでしまいました」

ミカサ「私はまた家族を失いました」

ミカサ「とても痛いです」

ミカサ「心が痛いです」

ミカサ「この世界は残酷です」

ミカサ「私の家族は」

ミカサ「大切なものは」

ミカサ「奪われていきます」

ミカサ「けれど」

ミカサ「エレンは私にマフラーを巻いてくれました」

ミカサ「私に温もりをくれました」

ミカサ「この世界は残酷ですが」

ミカサ「とても美しいのです」



ミカサ「良い人生でした」

35: 2013/06/06(木) 23:55:42.48
ミカサ「不思議です」

ミカサ「巨人に食べられて終わるはずでした」

ミカサ「私は諦めたはずでした」

ミカサ「けれど私は生きようとしています」

ミカサ「なぜなのでしょうか」

ミカサ「エレンは言いました」

ミカサ「戦いなさい」

ミカサ「エレンの言葉は私の中にあります」

ミカサ「私が生きようとしたのは私の中にエレンがいるからでした」

ミカサ「私はもう諦めません」

ミカサ「氏んでしまってはあなたを思い出すことさえできないのです」

ミカサ「私は勝ちます」

ミカサ「勝って生きます」

38: 2013/06/06(木) 23:56:09.37
ミカサ「信じられません」

ミカサ「巨人が巨人を襲っています」

ミカサ「そのおかげで私は助かりました」

ミカサ「あの巨人はなんなのでしょうか」

ミカサ「私は困惑します」

ミカサ「けれどどこか高揚している私もいます」

39: 2013/06/06(木) 23:56:37.63
アルミン「助けに来ました」

コニー「助けに来ました」

ミカサ「ありがとう」

アルミン「巨人が巨人を襲っています」

コニー「奇行種です」

アルミン「上手く使えば本部にいけるかもしれません」

ミカサ「やりましょう」

コニー「はい」

40: 2013/06/06(木) 23:57:08.51
ミカサ「アルミンの言うとおりにしたら本部に辿り着けました」

コニー「すごい」

アルミン「次はガス補給施設を奪還します」

ミカサ「はい」

アルミン「みんなで力を合わせて巨人を倒します」

ミカサ「はい」

41: 2013/06/06(木) 23:57:35.62
ミカサ「成功しました」

ジャン「すごい」

ミカサ「アルミンはすごい」

アルミン「そうでもないです」

ジャン「脱出します」

43: 2013/06/06(木) 23:58:18.62
ミカサ「あの巨人がやられそうです」

ミカサ「なんとか助けて味方に付けたいです」

ジャン「何を言っているのですか」

ライナー「やりましょう」

アニ「そうしましょう」

アルミン「トーマスを食べた奇行種が来ました」

ジャン「あの巨人が大暴れして周りの巨人を全部倒してしまいました」

ジャン「助ける必要はありませんでした」

アルミン「でも力尽きたようです」

44: 2013/06/06(木) 23:58:45.86
ミカサ「巨人のうなじに何か見えます」

ミカサ「エレンです」

ミカサ「駆けつけて抱きしめます」

ミカサ「鼓動が聞こえます」

ミカサ「生きています」

ミカサ「涙が零れます」

ミカサ「泣き声が響き渡ります」

ミカサ「私の泣き声です」

45: 2013/06/06(木) 23:59:14.34
ミカサ「生きています」

ミカサ「エレンが生きています」

ミカサ「私の家族が」

ミカサ「大切なものが」

ミカサ「今この腕の中にあります」

ミカサ「もう離しません」

ミカサ「もう失いません」

ミカサ「私はエレンと共に生きていきます」



ミカサ「この残酷で、美しい世界を」



ミカサ「生きていきます」





終わり

46: 2013/06/06(木) 23:59:42.40
ミカサをメインに書こうとしたらこうなった。

皆もテンションの下げすぎには気をつけてください。

47: 2013/06/06(木) 23:59:52.10
不思議なssだった

引用元: ミカサ「残酷で美しく、淡々とした世界」