1: 2012/12/03(月) 22:30:06.56
――部室
ガラッ
奉太郎(あいつらはまだ来てないのか・・・ん?)
奉太郎(この薄い冊子は何だ?)
ペラッ
奉太郎(『マサキは後悔してないの?僕・・・男だし・・・』)
奉太郎(『だって、関係ねーじゃん。俺は権名翼が好きなんだからさ』)
奉太郎(・・・?何だこれ?漫画か?)
ガラッ
里志「ちーす、奉太郎」
ガラッ
奉太郎(あいつらはまだ来てないのか・・・ん?)
奉太郎(この薄い冊子は何だ?)
ペラッ
奉太郎(『マサキは後悔してないの?僕・・・男だし・・・』)
奉太郎(『だって、関係ねーじゃん。俺は権名翼が好きなんだからさ』)
奉太郎(・・・?何だこれ?漫画か?)
ガラッ
里志「ちーす、奉太郎」
2: 2012/12/03(月) 22:31:12.67
里志「あれ奉太郎、何読んでるの?」
奉太郎「ああ、机の上に置いてあったんだ」
里志「ふむふむ・・・うわ」
奉太郎「?」
里志「これ、BL本じゃないか!」
奉太郎「びー・・・える?」
奉太郎「ああ、机の上に置いてあったんだ」
里志「ふむふむ・・・うわ」
奉太郎「?」
里志「これ、BL本じゃないか!」
奉太郎「びー・・・える?」
3: 2012/12/03(月) 22:32:17.90
里志「ボーイズラブ、略してBL。男同士の恋愛ってことさ」
奉太郎「男同士?・・・え、これ男なのか?」
里志「男だよ。ほら、この翼って子、自分で男って言ってるだろ?」
ガラッ
摩耶花「ちーちゃんちょっと遅れるってー・・・あんたら二人して何突っ立ってんの?」
奉太郎「ああ、これ伊原のか?」
里志「ちょっ!?奉太郎!?」
奉太郎「男同士?・・・え、これ男なのか?」
里志「男だよ。ほら、この翼って子、自分で男って言ってるだろ?」
ガラッ
摩耶花「ちーちゃんちょっと遅れるってー・・・あんたら二人して何突っ立ってんの?」
奉太郎「ああ、これ伊原のか?」
里志「ちょっ!?奉太郎!?」
4: 2012/12/03(月) 22:33:48.20
摩耶花「・・・!」
里志「あーあ・・・」
摩耶花「ちょ、ちょ、ちょっとあたしに何てもん見せてんのよこの変態!セクハラ!」
奉太郎「いた、痛い!だってお前漫画研究会でそういうの描いてるだろ!?」
摩耶花「違う!全然違う!あたしはこんな工口同人なんて書かない!しかもBLなんて!」
奉太郎「・・・工口同人?」
里志「あーあ・・・」
摩耶花「ちょ、ちょ、ちょっとあたしに何てもん見せてんのよこの変態!セクハラ!」
奉太郎「いた、痛い!だってお前漫画研究会でそういうの描いてるだろ!?」
摩耶花「違う!全然違う!あたしはこんな工口同人なんて書かない!しかもBLなんて!」
奉太郎「・・・工口同人?」
5: 2012/12/03(月) 22:35:26.31
里志「奉太郎、女の子に堂々と工口漫画見せるのはさすがにどうかと思うよ・・・?」
奉太郎「す、すまん。知らなかったんだ・・・」
摩耶花「表紙に思いっきり18禁って書いてんでしょ!作者だって違うでしょ!ほら!」
ガラッ
える「すみません、遅くなりました!」
奉太郎「琴乃・・・雫・・・?」
える「・・・え?」
奉太郎「す、すまん。知らなかったんだ・・・」
摩耶花「表紙に思いっきり18禁って書いてんでしょ!作者だって違うでしょ!ほら!」
ガラッ
える「すみません、遅くなりました!」
奉太郎「琴乃・・・雫・・・?」
える「・・・え?」
6: 2012/12/03(月) 22:36:55.91
奉太郎「ん?千反田、今日は珍しく遅かったな」
える「そんなことより、今なんて・・・?」グイッ
奉太郎「・・・?今日は珍しく」
える「その前です!」
奉太郎「琴乃雫・・・か・・・?」
える「・・・その名前を、どこで・・・?」
える「そんなことより、今なんて・・・?」グイッ
奉太郎「・・・?今日は珍しく」
える「その前です!」
奉太郎「琴乃雫・・・か・・・?」
える「・・・その名前を、どこで・・・?」
7: 2012/12/03(月) 22:38:20.46
摩耶花「ちーちゃんの知り合い?」
える「・・・い、いえ!どこかで聞いたことのあるお名前だと思いまして・・・」
里志「それはないだろうね・・・」
奉太郎「千反田だしな・・・」
える「・・・ところで摩耶花さん、その後ろ手に持っているのは何です?」
摩耶花「!なんでもない、なんでもないよちーちゃん!」
える「・・・い、いえ!どこかで聞いたことのあるお名前だと思いまして・・・」
里志「それはないだろうね・・・」
奉太郎「千反田だしな・・・」
える「・・・ところで摩耶花さん、その後ろ手に持っているのは何です?」
摩耶花「!なんでもない、なんでもないよちーちゃん!」
8: 2012/12/03(月) 22:39:45.02
里志「千反田さんは見ないほうがいいと思うなー」
える「何故ですか!?私だけ仲間外れなんて酷いです!」
奉太郎「・・・ものすごく卑猥な話だが、良いか?」
える「構いません!」
奉&里&摩「!?」
奉太郎(何だ・・・千反田の様子がおかしいぞ・・・?)
える「何故ですか!?私だけ仲間外れなんて酷いです!」
奉太郎「・・・ものすごく卑猥な話だが、良いか?」
える「構いません!」
奉&里&摩「!?」
奉太郎(何だ・・・千反田の様子がおかしいぞ・・・?)
9: 2012/12/03(月) 22:41:22.14
える「え、えっと、その、私一人だけ知らないくらいなら、多少は止むを得ないということです!」
摩耶花「で、でも・・・」
奉太郎「良いんじゃないか、伊原。それ、もしかしたら千反田のかもしれないだろう」
摩耶花「はぁ!?あんた何言ってんの?こんなのがちーちゃんのなわけないでしょ!?」
里志「でもそれは奉太郎のでも摩耶花のでもない、もちろん僕のでもね」
奉太郎「俺も千反田のものだとは信じられないが、この部室にあって千反田以外の、俺たちのじゃなければ、
心当たりがありそうなのは千反田しかいないんじゃないか?」
摩耶花「・・・」
摩耶花「で、でも・・・」
奉太郎「良いんじゃないか、伊原。それ、もしかしたら千反田のかもしれないだろう」
摩耶花「はぁ!?あんた何言ってんの?こんなのがちーちゃんのなわけないでしょ!?」
里志「でもそれは奉太郎のでも摩耶花のでもない、もちろん僕のでもね」
奉太郎「俺も千反田のものだとは信じられないが、この部室にあって千反田以外の、俺たちのじゃなければ、
心当たりがありそうなのは千反田しかいないんじゃないか?」
摩耶花「・・・」
12: 2012/12/03(月) 22:43:38.52
える「摩耶花さん、私は大丈夫ですから!見せてください!」
摩耶花「・・・はい」
奉太郎「・・・」
里志「・・・」
える「・・・こ、これは!?」
摩耶花「・・・はい」
奉太郎「・・・」
里志「・・・」
える「・・・こ、これは!?」
13: 2012/12/03(月) 22:44:58.63
摩耶花「やっぱちーちゃんには刺激が強すぎたか・・・」
える「い、いけません!こんな破廉恥な!」
奉太郎「千反田のものでもないのか?」
える「ととと当然です!い、一体どなたがこんなものを部室に持ち込んだんですか!?」
奉太郎「今日、一番最初に部室に来たのは俺だが・・・机の上に置いてあった」
える「そ、そうなんですか。とにかくこんな破廉恥なものはダメです、没収です!私が責任を持って処分します!」
摩耶花「ち、ちーちゃん・・・?」
える「い、いけません!こんな破廉恥な!」
奉太郎「千反田のものでもないのか?」
える「ととと当然です!い、一体どなたがこんなものを部室に持ち込んだんですか!?」
奉太郎「今日、一番最初に部室に来たのは俺だが・・・机の上に置いてあった」
える「そ、そうなんですか。とにかくこんな破廉恥なものはダメです、没収です!私が責任を持って処分します!」
摩耶花「ち、ちーちゃん・・・?」
15: 2012/12/03(月) 22:47:06.84
里志「・・・あれ?千反田さん、今日は気にならないの、その・・・」
える「私、気になりません!」
える「さ、この話はおしまいです!遅れてきてすみませんでした、部活を始めましょう!」
摩耶花「う、うん・・・」
里志「そ、そうだね・・・」
奉太郎(・・・?)
奉太郎(やはり今日の千反田はおかしい、いつもなら・・・)
える「私、気になりません!」
える「さ、この話はおしまいです!遅れてきてすみませんでした、部活を始めましょう!」
摩耶花「う、うん・・・」
里志「そ、そうだね・・・」
奉太郎(・・・?)
奉太郎(やはり今日の千反田はおかしい、いつもなら・・・)
17: 2012/12/03(月) 22:49:00.75
ポワーンポワーンポワーン・・・
える「この本を置いたのが誰なのか、書いたのは誰なのか、私、気になります!」
・・・ポワーンポワーンポワーン
奉太郎(・・・こう来るはずだ。そもそもあの千反田が、
卑猥なものと前置きした本に興味を示した時点で不自然だ)
奉太郎(・・・千反田はあの本について何か知ってるんじゃないのか?)
える「この本を置いたのが誰なのか、書いたのは誰なのか、私、気になります!」
・・・ポワーンポワーンポワーン
奉太郎(・・・こう来るはずだ。そもそもあの千反田が、
卑猥なものと前置きした本に興味を示した時点で不自然だ)
奉太郎(・・・千反田はあの本について何か知ってるんじゃないのか?)
19: 2012/12/03(月) 22:50:50.89
――帰路
奉太郎「・・・」
里志「・・・」
奉太郎「里志・・・」
里志「やっぱり気になるかい?」
奉太郎「気になる、というほどではないが・・・」
奉太郎「・・・」
里志「・・・」
奉太郎「里志・・・」
里志「やっぱり気になるかい?」
奉太郎「気になる、というほどではないが・・・」
20: 2012/12/03(月) 22:51:53.65
奉太郎「千反田はあの本のことを何か知っている、とは考えている」
里志「・・・と言うと?」
奉太郎「伊原が隠していた本を、俺が卑猥なものだと言って興味を逸らそうとしたとき、
千反田はそれでも構わないと言ってまで知ろうとしていた」
里志「それは僕も意外だと思ったけどさ、千反田さんもやはり年頃の女の子だった、ということじゃないの?」
奉太郎「それはないだろうとは言わない。でもあれは、あのときの態度は、伊原が持っていた本に心当たりがあった上で
何かしらの確信を得るために、押し通したように見えた」
里志「・・・と言うと?」
奉太郎「伊原が隠していた本を、俺が卑猥なものだと言って興味を逸らそうとしたとき、
千反田はそれでも構わないと言ってまで知ろうとしていた」
里志「それは僕も意外だと思ったけどさ、千反田さんもやはり年頃の女の子だった、ということじゃないの?」
奉太郎「それはないだろうとは言わない。でもあれは、あのときの態度は、伊原が持っていた本に心当たりがあった上で
何かしらの確信を得るために、押し通したように見えた」
21: 2012/12/03(月) 22:53:27.49
奉太郎「それにお前の過程が正しいとすると、卑猥なものでも構わないと言って本を確かめた後、
あれほど羞恥して話を終わらせたのは不自然だ」
里志「・・・実はね、僕も千反田さんとあの本には何かしらの関わりがあるんじゃないかと踏んでるんだ」
奉太郎「・・・?」
里志「そもそも今日の千反田さんは部室に来たときから様子がおかしかった」
奉太郎「・・・どういうことだ?」
あれほど羞恥して話を終わらせたのは不自然だ」
里志「・・・実はね、僕も千反田さんとあの本には何かしらの関わりがあるんじゃないかと踏んでるんだ」
奉太郎「・・・?」
里志「そもそも今日の千反田さんは部室に来たときから様子がおかしかった」
奉太郎「・・・どういうことだ?」
23: 2012/12/03(月) 22:55:06.73
里志「奉太郎は千反田さんが今日、部室に来たときのことを覚えているかい?」
奉太郎「伊原が隠していた本に興味を示した」
里志「いや、その前にあったでしょ奉太郎。千反田さんが興味を示したものが」
奉太郎(・・・)
奉太郎「琴乃・・・雫・・・」
奉太郎「伊原が隠していた本に興味を示した」
里志「いや、その前にあったでしょ奉太郎。千反田さんが興味を示したものが」
奉太郎(・・・)
奉太郎「琴乃・・・雫・・・」
24: 2012/12/03(月) 22:57:08.43
里志「さっきの奉太郎の話じゃないけどさ、あのときも、
千反田さんは琴乃雫を知っていて、それを確かめる態度で奉太郎に尋ねていたよね」
奉太郎「ああ・・・。琴乃雫、うちの生徒か?」
里志「違うね。僕もそうかもしれないと思って確認したけど、琴乃雫なんて名前の生徒は
うちには在籍していない」
奉太郎「一度、長い時間トイレに行っていたのはそれを調べに行っていたのか・・・」
里志「とりあえず今わかっているのは、琴乃雫、BL工口同人、そして千反田さんが何らかの形で
つながっているということ、そして琴乃雫は校外の人物ということだけだね」
千反田さんは琴乃雫を知っていて、それを確かめる態度で奉太郎に尋ねていたよね」
奉太郎「ああ・・・。琴乃雫、うちの生徒か?」
里志「違うね。僕もそうかもしれないと思って確認したけど、琴乃雫なんて名前の生徒は
うちには在籍していない」
奉太郎「一度、長い時間トイレに行っていたのはそれを調べに行っていたのか・・・」
里志「とりあえず今わかっているのは、琴乃雫、BL工口同人、そして千反田さんが何らかの形で
つながっているということ、そして琴乃雫は校外の人物ということだけだね」
25: 2012/12/03(月) 22:58:51.03
奉太郎「それだけじゃどうにもならないな」
里志「明日、千反田さんに聞いてみるかい?」
奉太郎「いや、今日の態度を見る限りそれは無理だろう。BL工口同人も関わる話だしな・・・
この話は千反田の言った通り、もう終わりだろう」
里志「だよね・・・」
里志「明日、千反田さんに聞いてみるかい?」
奉太郎「いや、今日の態度を見る限りそれは無理だろう。BL工口同人も関わる話だしな・・・
この話は千反田の言った通り、もう終わりだろう」
里志「だよね・・・」
27: 2012/12/03(月) 23:00:37.73
――翌日
――部室
ガラッ
奉太郎(・・・また俺が一番最初か)
奉太郎(・・・昨日里志にはああ言ったが)
奉太郎(やはり何かがひっかかる・・・皆が来る前に少し暇を潰すか)
――部室
ガラッ
奉太郎(・・・また俺が一番最初か)
奉太郎(・・・昨日里志にはああ言ったが)
奉太郎(やはり何かがひっかかる・・・皆が来る前に少し暇を潰すか)
28: 2012/12/03(月) 23:02:21.46
カチャカチャ
奉太郎(ことの、しずくっと・・・)
奉太郎(ん・・・?『恋セヨ!!機械鎧と無能男。 』?これは個人ブログか?プロフィールのページもあるな)
【HN】
琴乃雫
【HNの由来】
琴乃→…何でだったかな(汗
雫→漢字辞典で引いたら出でキタので
奉太郎(HN・・・?HNって何だ?)
奉太郎(ことの、しずくっと・・・)
奉太郎(ん・・・?『恋セヨ!!機械鎧と無能男。 』?これは個人ブログか?プロフィールのページもあるな)
【HN】
琴乃雫
【HNの由来】
琴乃→…何でだったかな(汗
雫→漢字辞典で引いたら出でキタので
奉太郎(HN・・・?HNって何だ?)
29: 2012/12/03(月) 23:04:11.78
【職業】
学生さん。
【趣味】
*絵描き
*睡眠
*読書
*人間観察
*散歩
*御喋り...等
【特技】
砂糖吐ける位の甘々な台詞を吐く(ナリメ等のメール限定で)*
人様に荷物を持たせるのが得意らしい(爆/勿論此方から頼んでません!!相手が『重いでしょ』って言って持ってくれるんですよ。感謝(笑)*
…一応朗読。
皆が吃驚するような御料理を作れます★
(色んな意味でNe/危)
奉太郎(・・・ナリメ?爆?何のことだ?)
学生さん。
【趣味】
*絵描き
*睡眠
*読書
*人間観察
*散歩
*御喋り...等
【特技】
砂糖吐ける位の甘々な台詞を吐く(ナリメ等のメール限定で)*
人様に荷物を持たせるのが得意らしい(爆/勿論此方から頼んでません!!相手が『重いでしょ』って言って持ってくれるんですよ。感謝(笑)*
…一応朗読。
皆が吃驚するような御料理を作れます★
(色んな意味でNe/危)
奉太郎(・・・ナリメ?爆?何のことだ?)
31: 2012/12/03(月) 23:06:12.79
【似ている芸能人】
仲間由紀恵サンとか
安達由美ちゃんと
言われます。
……似てるのかしら(汗)
似てないと思います。
ていうか、あんな美人さんが私に似てるなんて有りえません!!
昔は、アヒルちゃんみたい!!とか
ワンちゃんみたい!!と言われました。(笑)
芸能人じゃないけどね(笑)
奉太郎(仲間由紀恵ってあの黒髪ロングのか。安達由美と仲間由紀恵は似ていないと思うが、
一体どんな奴なんだ?)
仲間由紀恵サンとか
安達由美ちゃんと
言われます。
……似てるのかしら(汗)
似てないと思います。
ていうか、あんな美人さんが私に似てるなんて有りえません!!
昔は、アヒルちゃんみたい!!とか
ワンちゃんみたい!!と言われました。(笑)
芸能人じゃないけどね(笑)
奉太郎(仲間由紀恵ってあの黒髪ロングのか。安達由美と仲間由紀恵は似ていないと思うが、
一体どんな奴なんだ?)
34: 2012/12/03(月) 23:08:35.69
【性格】
・初対面の印象は良い(らしい)
・お嬢様とかお姫様とか真面目とかしっかり者等言われますがそんな事は全く有りません(きっぱり)。
・人の倍喋る(親しい人限定)
・確実に実年齢より年下に見られる。
・虚弱体質人間。貧弱で最弱。
・寒がり。寒いと動けないです。
・寝起き最悪的に悪いです。
・笑顔で毒吐きするヘタレ娘。
・琴乃と書いてヘタレと読む
奉太郎(お嬢様でよく喋る、といえば千反田だな。毒吐きはしな・・・まあ時々無自覚に失礼なことは言うか)
・初対面の印象は良い(らしい)
・お嬢様とかお姫様とか真面目とかしっかり者等言われますがそんな事は全く有りません(きっぱり)。
・人の倍喋る(親しい人限定)
・確実に実年齢より年下に見られる。
・虚弱体質人間。貧弱で最弱。
・寒がり。寒いと動けないです。
・寝起き最悪的に悪いです。
・笑顔で毒吐きするヘタレ娘。
・琴乃と書いてヘタレと読む
奉太郎(お嬢様でよく喋る、といえば千反田だな。毒吐きはしな・・・まあ時々無自覚に失礼なことは言うか)
35: 2012/12/03(月) 23:10:47.70
【自慢なこと】
…なんだろう。
放送の大会で朗読部門県内最優秀賞を
頂いた事でしょうか。
…あと、素敵なお友達が沢山居ること!!(感謝)
奉太郎(・・・そういえば千反田も放送の朗読で賞を取ったことがあると言っていたな)
…なんだろう。
放送の大会で朗読部門県内最優秀賞を
頂いた事でしょうか。
…あと、素敵なお友達が沢山居ること!!(感謝)
奉太郎(・・・そういえば千反田も放送の朗読で賞を取ったことがあると言っていたな)
36: 2012/12/03(月) 23:12:13.64
【口癖】
*ぎゃふん
*うげろ?
*有り得ない
*ぎゃ!!
*ほわ━━━っ!
*ぎゃぴっ!!
*?だもんさ
*すっとこどすこい!!
*ヘタレですから
*むふー
*萌え!
*萎えー
*沈め
*帰れ
*消えて下さい。
*気になります!
奉太郎(・・・『気になります!』だと・・・?)
*ぎゃふん
*うげろ?
*有り得ない
*ぎゃ!!
*ほわ━━━っ!
*ぎゃぴっ!!
*?だもんさ
*すっとこどすこい!!
*ヘタレですから
*むふー
*萌え!
*萎えー
*沈め
*帰れ
*消えて下さい。
*気になります!
奉太郎(・・・『気になります!』だと・・・?)
37: 2012/12/03(月) 23:13:49.25
奉太郎(・・・今、俺の中であらゆる歯車が噛み合いそうになっている)
ガチャ
える「こんにちは、折木さん」
奉太郎(でもあり得るのか?あの千反田に限って・・・)
える「・・・?折木さん?」
奉太郎(確かにこの琴乃雫のプロフィールと千反田には多くの共通点がある)
ガチャ
える「こんにちは、折木さん」
奉太郎(でもあり得るのか?あの千反田に限って・・・)
える「・・・?折木さん?」
奉太郎(確かにこの琴乃雫のプロフィールと千反田には多くの共通点がある)
38: 2012/12/03(月) 23:15:31.44
える「おーれーきーさーん?」スタスタ
奉太郎(普段ならこんな連想はしない、でも昨日の出来事に加えこのプロフィールの一致は、
偶然にしては出来すぎていやしないか?)
える「折木さん、調べ物ですか?」
える「・・・!」
奉太郎「うわっ!?ち、千反田・・・!?いつからそこに居たんだ?」
える「ずっといましたよ。折木さんはパソコンに夢中で気づかれなかったようですけれど」
奉太郎(普段ならこんな連想はしない、でも昨日の出来事に加えこのプロフィールの一致は、
偶然にしては出来すぎていやしないか?)
える「折木さん、調べ物ですか?」
える「・・・!」
奉太郎「うわっ!?ち、千反田・・・!?いつからそこに居たんだ?」
える「ずっといましたよ。折木さんはパソコンに夢中で気づかれなかったようですけれど」
39: 2012/12/03(月) 23:17:24.41
奉太郎「あ、ああ、すまんすまん、すぐに片付け――」
える「・・・ったんですね」
奉太郎「え・・・?」
える「・・・見てしまったんですね、『恋セヨ!!機械鎧と無能男。 』」
奉太郎「えっと、その、これはだな・・・」
える「・・・ったんですね」
奉太郎「え・・・?」
える「・・・見てしまったんですね、『恋セヨ!!機械鎧と無能男。 』」
奉太郎「えっと、その、これはだな・・・」
41: 2012/12/03(月) 23:19:12.58
える「・・・幻滅されましたか?」
奉太郎「え・・・?」
える「普段は清純なお嬢様ぶって、福部さんや摩耶花さんに『大天使チタンダエル』とまで言わしめた
千反田家の長女が、その実BL工口同人作家だったと知って、幻滅されましたか?」
奉太郎「おい、少し落ちつ――」
える「いいんです!バレてしまった以上はもう――」
奉太郎「まて!誰も幻滅したとは言っていない!」
える「・・・え?」
奉太郎「え・・・?」
える「普段は清純なお嬢様ぶって、福部さんや摩耶花さんに『大天使チタンダエル』とまで言わしめた
千反田家の長女が、その実BL工口同人作家だったと知って、幻滅されましたか?」
奉太郎「おい、少し落ちつ――」
える「いいんです!バレてしまった以上はもう――」
奉太郎「まて!誰も幻滅したとは言っていない!」
える「・・・え?」
43: 2012/12/03(月) 23:20:56.77
奉太郎「まずは落ち着け。ほら、座れ」
える「・・・はい」
奉太郎「・・・意外だと思ったことは認めよう。でも俺たちももう高校生だ。その、なんだ・・・
ああいうことに興味を持つのはごく自然だと思ってる」
える「でも私、女なのに・・・」
奉太郎「それは関係ない。むしろ千反田、俺は安心したくらいだ」
える「安心・・・?」
える「・・・はい」
奉太郎「・・・意外だと思ったことは認めよう。でも俺たちももう高校生だ。その、なんだ・・・
ああいうことに興味を持つのはごく自然だと思ってる」
える「でも私、女なのに・・・」
奉太郎「それは関係ない。むしろ千反田、俺は安心したくらいだ」
える「安心・・・?」
46: 2012/12/03(月) 23:22:34.30
奉太郎「えーと、ほら、千反田も歳相応に女の子だったんだなと・・・」
える「折木さん」
奉太郎「なんだ?」
える「やめてください。セクハラです。気持ち悪いです」
奉太郎「・・・す、すまん」
える「折木さん」
奉太郎「なんだ?」
える「やめてください。セクハラです。気持ち悪いです」
奉太郎「・・・す、すまん」
48: 2012/12/03(月) 23:24:33.44
奉太郎「と、とにかく。趣味や趣向は人それぞれだ。BL工口同人作家もまた千反田の一面だというのなら、
俺はその千反田も認める。引け目を感じることはないだろう?」
える「・・・折木さんはBLはお好きですか?」
奉太郎「・・・は?」
える「ボーイズラブです、いわゆるホ〇です」
奉太郎「いやそれはわかっているが・・・」
える「お好きですか?」
俺はその千反田も認める。引け目を感じることはないだろう?」
える「・・・折木さんはBLはお好きですか?」
奉太郎「・・・は?」
える「ボーイズラブです、いわゆるホ〇です」
奉太郎「いやそれはわかっているが・・・」
える「お好きですか?」
49: 2012/12/03(月) 23:26:01.89
奉太郎「すまんがそれはちょっと生理的に無理だ」
える「・・・」シュン
奉太郎「い、いや、違う!それは俺が男だからであって!
そうだな・・・女の子同士の恋愛とかはアリだと思うぞ!それと同じだ」
える「折木さん」
奉太郎「なんだ?」
える「やめてください。気持ち悪いです」
奉太郎「・・・す、すまん」
える「・・・」シュン
奉太郎「い、いや、違う!それは俺が男だからであって!
そうだな・・・女の子同士の恋愛とかはアリだと思うぞ!それと同じだ」
える「折木さん」
奉太郎「なんだ?」
える「やめてください。気持ち悪いです」
奉太郎「・・・す、すまん」
50: 2012/12/03(月) 23:27:42.23
――――
あれから俺はなんとか千反田を励ますことに成功した。
未だに里志や伊原には千反田がBL工口同人作家であることや、
千反田の香ばしいWebサイトのことは知られていない。
千反田にとっては、俺は自分の趣味について話せる唯一の友人らしく、
二人きりになったときにBLの話題をふられるようになったことについては
割と本気でどうにかして欲しいと思っている。
える「折木さーん!」
あれから俺はなんとか千反田を励ますことに成功した。
未だに里志や伊原には千反田がBL工口同人作家であることや、
千反田の香ばしいWebサイトのことは知られていない。
千反田にとっては、俺は自分の趣味について話せる唯一の友人らしく、
二人きりになったときにBLの話題をふられるようになったことについては
割と本気でどうにかして欲しいと思っている。
える「折木さーん!」
51: 2012/12/03(月) 23:29:06.79
奉太郎「ん・・・千反田か」
える「折木さん!折木さん!新作ができたんです!是非ご感想を聞かせてください」
奉太郎「・・・あのなぁ千反田」
える「さあ!ご遠慮なさらずに!」
奉太郎「・・・はぁ」
パラ・・・
奉太郎「・・・」
える「折木さん!折木さん!新作ができたんです!是非ご感想を聞かせてください」
奉太郎「・・・あのなぁ千反田」
える「さあ!ご遠慮なさらずに!」
奉太郎「・・・はぁ」
パラ・・・
奉太郎「・・・」
52: 2012/12/03(月) 23:30:25.13
える「・・・」ワクワク
奉太郎「『とあるふたりの屈託』・・・おいこれ」
える「いかがです?折木さんと福部さんをモデルに描いてみたんです!」
奉太郎「・・・勘弁してくれ」
Fin
奉太郎「『とあるふたりの屈託』・・・おいこれ」
える「いかがです?折木さんと福部さんをモデルに描いてみたんです!」
奉太郎「・・・勘弁してくれ」
Fin
53: 2012/12/03(月) 23:37:37.24
確かに腐女子っぽいな
おつたそ~
おつたそ~
55: 2012/12/03(月) 23:44:41.98
面白かったwwww乙ですwww
引用元: える「私、気になりません!」
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