1: 2012/03/06(火) 20:27:52.87
クワトロ「成り行きでカラバに合流し、あのアムロ・レイと再開することになったのだが……」
アムロ「……」スヤスヤ
クワトロ「これはまぁ……よくも無防備に寝ているものだな」フッ
クワトロ「寝室にカギも掛けていないとは、よほどイタズラをされる覚悟があると見える」
アムロ「……」スヤスヤ
クワトロ「これはまぁ……よくも無防備に寝ているものだな」フッ
クワトロ「寝室にカギも掛けていないとは、よほどイタズラをされる覚悟があると見える」
2: 2012/03/06(火) 20:32:07.52
クワトロ「という訳で、こちらに用意したのが濡れタオル……」
クワトロ「分かるか?これをアムロの顔にそっと乗せてやるのだ……」ククク
クワトロ「また、これはヤツのニュータイプ能力を測るテストも兼ねている……」
クワトロ「私だって、遊びでこんな事をしているわけではない」キリッ
クワトロ「……以前、カミーユに同じ事をしようとしたら、「そこぉ!」とか言われてはたき落とされた事がある」
クワトロ「ララァに至っては、きちんと寝室にカギを掛けていたからな。やはりララァは賢かった……(遠い目)」
クワトロ「分かるか?これをアムロの顔にそっと乗せてやるのだ……」ククク
クワトロ「また、これはヤツのニュータイプ能力を測るテストも兼ねている……」
クワトロ「私だって、遊びでこんな事をしているわけではない」キリッ
クワトロ「……以前、カミーユに同じ事をしようとしたら、「そこぉ!」とか言われてはたき落とされた事がある」
クワトロ「ララァに至っては、きちんと寝室にカギを掛けていたからな。やはりララァは賢かった……(遠い目)」
5: 2012/03/06(火) 20:35:39.46
クワトロ「さて、ウダウダ言っていてもしょうがないな。早速やるか」チラッ
アムロ「うぅ……く、来る……!」スヤスヤ
クワトロ「何?!寝言!」
クワトロ「まさか、この時点で私の動きを察知したのか?!」
クワトロ「いや、決め付けるのは早計か……ドムに襲われる夢でも見ているのかも知れないし」
クワトロ「……」ゴクリ
クワトロ「それっ」ふぁさっ
アムロ「うぅ……く、来る……!」スヤスヤ
クワトロ「何?!寝言!」
クワトロ「まさか、この時点で私の動きを察知したのか?!」
クワトロ「いや、決め付けるのは早計か……ドムに襲われる夢でも見ているのかも知れないし」
クワトロ「……」ゴクリ
クワトロ「それっ」ふぁさっ
6: 2012/03/06(火) 20:36:39.38
「それっ」が脳内再生できて困る
8: 2012/03/06(火) 20:39:05.11
アムロ「く……む?!む、むー!」バタバタ
クワトロ「……やはり早計だったようだな。アムロ・レイも意外と大した事がない」
クワトロ「この時点で既にNT能力はカミーユ>>アムロが決定したわけだが……」
クワトロ「やはり、後々の為にも濡れタオルを振り払うまでのタイムは計測しておいた方が良いな……」カチッ
アムロ「むー、むー!!」バタバタ
クワトロ「……やはり早計だったようだな。アムロ・レイも意外と大した事がない」
クワトロ「この時点で既にNT能力はカミーユ>>アムロが決定したわけだが……」
クワトロ「やはり、後々の為にも濡れタオルを振り払うまでのタイムは計測しておいた方が良いな……」カチッ
アムロ「むー、むー!!」バタバタ
9: 2012/03/06(火) 20:41:58.45
――1分経過
アムロ「む……ムホッ?!」バタバタ
クワトロ(えぇい……!アムロ、なぜ気付かん!貴様の顔には濡れタオルが掛かっているのだぞ!!)ボソボソ
クワトロ「そういえば……アムロと一緒に来た少年、カツと言ったか。彼もニュータイプだったようだが」
クワトロ「……後でやってみるかな」
アムロ「む……ムホッ?!」バタバタ
クワトロ(えぇい……!アムロ、なぜ気付かん!貴様の顔には濡れタオルが掛かっているのだぞ!!)ボソボソ
クワトロ「そういえば……アムロと一緒に来た少年、カツと言ったか。彼もニュータイプだったようだが」
クワトロ「……後でやってみるかな」
12: 2012/03/06(火) 20:46:35.98
―――2分経過
アムロ「むー……コヒュー、コヒュー」じっとり
クワトロ「嫌な汗をかいているな……なんだか見ているこっちが可哀想になってきたぞ」
クワトロ(貴様もニュータイプなら、その程度振り払ってみせろ!!)ボソボソ
クワトロ「しかし、ここまで反応がないとはな……いささか期待外れでもあるな」ガッカリ
クワトロ「並行してPCのデータを漁って恥ずかしい過去でも握ってやるかな……」のそり
クワトロ「いつか決戦するときに役に立つかもしれん」
アムロ「むー……コヒュー、コヒュー」じっとり
クワトロ「嫌な汗をかいているな……なんだか見ているこっちが可哀想になってきたぞ」
クワトロ(貴様もニュータイプなら、その程度振り払ってみせろ!!)ボソボソ
クワトロ「しかし、ここまで反応がないとはな……いささか期待外れでもあるな」ガッカリ
クワトロ「並行してPCのデータを漁って恥ずかしい過去でも握ってやるかな……」のそり
クワトロ「いつか決戦するときに役に立つかもしれん」
14: 2012/03/06(火) 20:53:09.69
―――5分経過
クワトロ「アムロめ……なかなかドギツイ趣味をしているな……」ハァハァ
クワトロ「それはそうと、これは一年戦争時に撮影されたムービーファイルか?なぜこんなところに……」
クワトロ「ファイル名は……S.M.……?」
クワトロ「当時はアムロもまだいたいけな少年だった筈だ、だというのに、SMとは……それに、この点は……ハッ?!」ピキィィィン
クワトロ(まさか、S=Sayla、M=Mass……? なんだ、アルテイシアのなんのムービーを撮影したというのだ!!)ワナワナ
クワトロ「けしからん!削除を……」ググッ…
クワトロ「……いや、検閲してから削除を!!」カチカチッ
クワトロ「アムロめ……なかなかドギツイ趣味をしているな……」ハァハァ
クワトロ「それはそうと、これは一年戦争時に撮影されたムービーファイルか?なぜこんなところに……」
クワトロ「ファイル名は……S.M.……?」
クワトロ「当時はアムロもまだいたいけな少年だった筈だ、だというのに、SMとは……それに、この点は……ハッ?!」ピキィィィン
クワトロ(まさか、S=Sayla、M=Mass……? なんだ、アルテイシアのなんのムービーを撮影したというのだ!!)ワナワナ
クワトロ「けしからん!削除を……」ググッ…
クワトロ「……いや、検閲してから削除を!!」カチカチッ
15: 2012/03/06(火) 20:57:20.29
―――20分経過。
クワトロ「うむ……」
クワトロ「実の妹でありながら……これはイカンな……アムロを一発しばいておくとするか」スクッ
クワトロ「おい、アムロ。起きろ、話がある」
アムロ「」
クワトロ「まだ濡れタオルを乗せたままで……おい?アムロ?」ペシペシ
アムロ「」
クワトロ「……アムロ?」ペシペシペシペシ
アムロ「」
クワトロ「……氏んでる」
クワトロ「うむ……」
クワトロ「実の妹でありながら……これはイカンな……アムロを一発しばいておくとするか」スクッ
クワトロ「おい、アムロ。起きろ、話がある」
アムロ「」
クワトロ「まだ濡れタオルを乗せたままで……おい?アムロ?」ペシペシ
アムロ「」
クワトロ「……アムロ?」ペシペシペシペシ
アムロ「」
クワトロ「……氏んでる」
17: 2012/03/06(火) 20:58:57.66
エゴだよ…それは…
18: 2012/03/06(火) 20:59:19.11
アムロ暗殺ルートか
20: 2012/03/06(火) 21:00:05.89
暗殺は容易というわけか
21: 2012/03/06(火) 21:01:58.08
クワトロ「……ハァー」
クワトロ「……」チラッ
アムロ「」
クワトロ「……何度見ても氏んでるな」
クワトロ「しかし……これはマズい事になったな」
クワトロ「アウドムラはハヤト・コバヤシの艦だ」
クワトロ「故意でないとはいえ、アムロ・レイがそんな中で殺されたとなると……当然、疑いの眼差しは私に向くだろう」
クワトロ「……さて、どうしたものかな」
クワトロ「……」チラッ
アムロ「」
クワトロ「……何度見ても氏んでるな」
クワトロ「しかし……これはマズい事になったな」
クワトロ「アウドムラはハヤト・コバヤシの艦だ」
クワトロ「故意でないとはいえ、アムロ・レイがそんな中で殺されたとなると……当然、疑いの眼差しは私に向くだろう」
クワトロ「……さて、どうしたものかな」
22: 2012/03/06(火) 21:07:20.05
クワトロ(まずはPCのハードディスクを抜き取り……)
クワトロ(レンジでチンする)チーン
クワトロ(同時に、PCの指紋も拭き取り、濡れタオルも回収……)
クワトロ(アウドムラは飛行している。丁度いい、凶器の濡れタオルはここで投棄してしまおう)ポーイ
クワトロ(あとは……この艦で味方になってくれそうな人間といえば)
クワトロ「……おい、起きろカミーユ。大変な事になってるぞ」ポンポン
カミーユ「むー……こんな夜更けに、一体なんですか、大尉……」
クワトロ(レンジでチンする)チーン
クワトロ(同時に、PCの指紋も拭き取り、濡れタオルも回収……)
クワトロ(アウドムラは飛行している。丁度いい、凶器の濡れタオルはここで投棄してしまおう)ポーイ
クワトロ(あとは……この艦で味方になってくれそうな人間といえば)
クワトロ「……おい、起きろカミーユ。大変な事になってるぞ」ポンポン
カミーユ「むー……こんな夜更けに、一体なんですか、大尉……」
24: 2012/03/06(火) 21:10:17.72
クワトロ「まずはこれを見てくれ」
アムロ「」
カミーユ「……アムロ・レイ大尉ですよね?よく寝てますけど」
クワトロ「落ち着いて聞いてくれ、カミーユ……アムロ・レイは氏んだ。いや、殺されたというべきだな」
カミーユ「……え?!」ガサガサ
カミーユ「本当だ……冷たくなってる、誰が一体、こんな事を!」
アムロ「」
カミーユ「……アムロ・レイ大尉ですよね?よく寝てますけど」
クワトロ「落ち着いて聞いてくれ、カミーユ……アムロ・レイは氏んだ。いや、殺されたというべきだな」
カミーユ「……え?!」ガサガサ
カミーユ「本当だ……冷たくなってる、誰が一体、こんな事を!」
28: 2012/03/06(火) 21:16:59.99
クワトロ「あぁ、まずは一つ手がかりになりそうなものがあった。見てみろ」
カミーユ「……電子レンジ? なんでこんな所に……って、コゲ臭っ?!」
クワトロ「見ろ、HDDがものの見事にバッキバキだ。これでは復元は難しいだろうな」
クワトロ「足元に転がっているアムロのPC……おそらくそこから抜き出されたものであろうと予測される」
クワトロ「アムロの口封じと、データの破壊……この2つの点を結びつかせると、ある一つの状況が見えてくる」
カミーユ「このアウドムラの中に……スパイがいるって事ですか?」
クワトロ「そう、何者かが飛行中のアウドムラに忍び込んで、アムロの持つ情報を……えッ? あ、あぁ……まぁ、そういう考えもあるな」
カミーユ「……電子レンジ? なんでこんな所に……って、コゲ臭っ?!」
クワトロ「見ろ、HDDがものの見事にバッキバキだ。これでは復元は難しいだろうな」
クワトロ「足元に転がっているアムロのPC……おそらくそこから抜き出されたものであろうと予測される」
クワトロ「アムロの口封じと、データの破壊……この2つの点を結びつかせると、ある一つの状況が見えてくる」
カミーユ「このアウドムラの中に……スパイがいるって事ですか?」
クワトロ「そう、何者かが飛行中のアウドムラに忍び込んで、アムロの持つ情報を……えッ? あ、あぁ……まぁ、そういう考えもあるな」
29: 2012/03/06(火) 21:24:41.94
クワトロ「さらに、アムロ本人をも抹頃しているわけだから……」
カミーユ「アムロ・レイの能力の高さを恐れて、寝首をかいた……って事ですか?」
クワトロ「そうだな……そういう考えもあるか。だが、アムロは直前までティターンズの監視下で軟禁されていた。何かしらの情報を覚えていてもおかしくはない……」
カミーユ「アムロ・レイの恐ろしさを知っているのは、一年戦争の頃に相対したことがある……ジオン系の軍人!」
クワトロ「ちょ、ちょっと待て、カミーユ。さっきから私の話をちゃんと聞いているか?」
カミーユ「『一年戦争時にアムロ大尉と戦った事がある、アウドムラの中に潜んでいるジオンのスパイ』が犯人だ!」ピキィィィン!
カミーユ「そんな人いないかも知れないけど……とにかく、艦長に知らせてきます!」ダッ
クワトロ「待て、待ってくれカミーユ!その……その絞り込みはマズい!早まるな!!!」
カミーユ「アムロ・レイの能力の高さを恐れて、寝首をかいた……って事ですか?」
クワトロ「そうだな……そういう考えもあるか。だが、アムロは直前までティターンズの監視下で軟禁されていた。何かしらの情報を覚えていてもおかしくはない……」
カミーユ「アムロ・レイの恐ろしさを知っているのは、一年戦争の頃に相対したことがある……ジオン系の軍人!」
クワトロ「ちょ、ちょっと待て、カミーユ。さっきから私の話をちゃんと聞いているか?」
カミーユ「『一年戦争時にアムロ大尉と戦った事がある、アウドムラの中に潜んでいるジオンのスパイ』が犯人だ!」ピキィィィン!
カミーユ「そんな人いないかも知れないけど……とにかく、艦長に知らせてきます!」ダッ
クワトロ「待て、待ってくれカミーユ!その……その絞り込みはマズい!早まるな!!!」
30: 2012/03/06(火) 21:26:04.64
さすがカミーユ
31: 2012/03/06(火) 21:28:34.28
すごいピキィィンだ
33: 2012/03/06(火) 21:30:25.52
クワトロ「まぁ、そう焦るなカミーユ。テネス・A・ユングという軍人を知っているか?」ゼーハーゼーハー
カミーユ「いえ、知りませんが……それがどうかしたんですか?」
クワトロ「テネスという軍人は、連邦側の撃墜王でな……あのアムロ大尉を押しのけて、撃墜スコア一位を飾った、それはそれはすごい人なんだ」
クワトロ「だが、それは正規兵でなかったアムロを大々的に宣伝したくなかった連邦のプロパガンダという説もある」
クワトロ「……どういう事か分かるか、カミーユ」
カミーユ「いえ、全く?」
クワトロ「つまり、ジオンだけでなくて連邦もまたアムロの恐ろしさを知っていた……その証左にはならないか?」
カミーユ「……あっ!」
カミーユ「いえ、知りませんが……それがどうかしたんですか?」
クワトロ「テネスという軍人は、連邦側の撃墜王でな……あのアムロ大尉を押しのけて、撃墜スコア一位を飾った、それはそれはすごい人なんだ」
クワトロ「だが、それは正規兵でなかったアムロを大々的に宣伝したくなかった連邦のプロパガンダという説もある」
クワトロ「……どういう事か分かるか、カミーユ」
カミーユ「いえ、全く?」
クワトロ「つまり、ジオンだけでなくて連邦もまたアムロの恐ろしさを知っていた……その証左にはならないか?」
カミーユ「……あっ!」
36: 2012/03/06(火) 21:37:58.62
カミーユ「そうか……僕の推理には穴があるってことですね?」
クワトロ「そうだ、恐ろしいほどのひらめきだったが……残念だが、的外れという事になるな」ホッ
クワトロ「そもそも、ティターンズはなんかジオンっぽいモビルスーツをけしかけてくるが、あくまで連邦側だ」
クワトロ「現在の戦況を考えると……やはり、アムロを消そうとするのは連邦側の方が正しいと私は思うがね」キリッ
カミーユ「さすが大尉……僕にはそこまで思案を巡らせる事はできませんでした、おみそれします!」キラキラ
クワトロ「ぐ、ぐぅ?!」ズキリ
クワトロ(な、なんで今日に限ってこんなに素直なんだ、カミーユは?!心が……心が痛い!)
クワトロ「そうだ、恐ろしいほどのひらめきだったが……残念だが、的外れという事になるな」ホッ
クワトロ「そもそも、ティターンズはなんかジオンっぽいモビルスーツをけしかけてくるが、あくまで連邦側だ」
クワトロ「現在の戦況を考えると……やはり、アムロを消そうとするのは連邦側の方が正しいと私は思うがね」キリッ
カミーユ「さすが大尉……僕にはそこまで思案を巡らせる事はできませんでした、おみそれします!」キラキラ
クワトロ「ぐ、ぐぅ?!」ズキリ
クワトロ(な、なんで今日に限ってこんなに素直なんだ、カミーユは?!心が……心が痛い!)
37: 2012/03/06(火) 21:45:15.71
カミーユ「……そういえば、アムロ大尉が乗船してきた頃に、なんだか怪しい人が乗って来ましたね」ボソリ
クワトロ「む、それは気が付かなかったな……一体、誰だ?」
カミーユ「こう……ひょろっとしてて、黒目が小さくて……ジャーナリストだって言ってましたよ」
クワトロ(カイ・シデン……!)
クワトロ「うむ、心当たりは無いが……ソイツが怪しいかもしれん。どれ、一つ調査してみるか」
カミーユ「了解しました、大尉!」
カミーユ(けど、なんだ……このザラついた感覚……なにか、何かがおかしいんじゃないのか?)
クワトロ「む、それは気が付かなかったな……一体、誰だ?」
カミーユ「こう……ひょろっとしてて、黒目が小さくて……ジャーナリストだって言ってましたよ」
クワトロ(カイ・シデン……!)
クワトロ「うむ、心当たりは無いが……ソイツが怪しいかもしれん。どれ、一つ調査してみるか」
カミーユ「了解しました、大尉!」
カミーユ(けど、なんだ……このザラついた感覚……なにか、何かがおかしいんじゃないのか?)
43: 2012/03/06(火) 22:03:08.49
真実はねじ曲げられ……《Truth is hidden...》
―――この証言には……ムジュンが存在しています!
憧憬は、踏みにじられる……《and respect will be betrayed...》
―――そんな……大尉が、シャア・アズナブルだったなんて!
そして、新たに現れる敵とは?!《and a new comer...》
―――ここで終わりにするか、続けるか!選べ、シャア!!
《and REBORN...》
―――アムロ・レイ……まさか、生きていたとはな
シャア「決着を付けるぞ、カミーユ・ビダン!」
カミーユ「望むところだ、シャア・アズナブル!!」
クワトロ「寝ているアムロの顔にそっと濡れタオルを置きたい」。終章。
2012年・夏。乞うご期待。
―――この証言には……ムジュンが存在しています!
憧憬は、踏みにじられる……《and respect will be betrayed...》
―――そんな……大尉が、シャア・アズナブルだったなんて!
そして、新たに現れる敵とは?!《and a new comer...》
―――ここで終わりにするか、続けるか!選べ、シャア!!
《and REBORN...》
―――アムロ・レイ……まさか、生きていたとはな
シャア「決着を付けるぞ、カミーユ・ビダン!」
カミーユ「望むところだ、シャア・アズナブル!!」
クワトロ「寝ているアムロの顔にそっと濡れタオルを置きたい」。終章。
2012年・夏。乞うご期待。
51: 2012/03/06(火) 22:28:18.43
カミーユ「カイさーん。カイ・シデンさーん」コンコン
カイ「……はいよー、なんだってんだよ、今何時だと思って――」
カミーユ「すみません!セイッ!」ゴシッ
カイ「う゛ッ?!」ガクリ
カミーユ「今です、大尉!早く中に入って家探しを!」
クワトロ「あ、あぁ。了解した。さっさとやろう」コソコソ
クワトロ(私の姿を見たら警戒して入れてくれんだろうからな……許せ)
カイ「……はいよー、なんだってんだよ、今何時だと思って――」
カミーユ「すみません!セイッ!」ゴシッ
カイ「う゛ッ?!」ガクリ
カミーユ「今です、大尉!早く中に入って家探しを!」
クワトロ「あ、あぁ。了解した。さっさとやろう」コソコソ
クワトロ(私の姿を見たら警戒して入れてくれんだろうからな……許せ)
52: 2012/03/06(火) 22:32:13.94
クワトロ「しかし、さすがはジャーナリストと言ったところか……手荷物はフィルムやテープで一杯だ」
カミーユ「こちらも怪しいものは見当たりませんね……ん、これは」ガサ
クワトロ「拳銃か……! コイツは怪しくなってきたな」
カミーユ「ははっ、ふざけるのはやめてくださいよ。大尉?アムロ大尉の体に外傷は無かったんですよ?」
カミーユ「と、なると凶器は毒物やそれに準じるもの……それに、こんなご時世なら拳銃くらい誰だって持ってますよ」
クワトロ「む、それはそうか……」
クワトロ(……チッ)
カミーユ「こちらも怪しいものは見当たりませんね……ん、これは」ガサ
クワトロ「拳銃か……! コイツは怪しくなってきたな」
カミーユ「ははっ、ふざけるのはやめてくださいよ。大尉?アムロ大尉の体に外傷は無かったんですよ?」
カミーユ「と、なると凶器は毒物やそれに準じるもの……それに、こんなご時世なら拳銃くらい誰だって持ってますよ」
クワトロ「む、それはそうか……」
クワトロ(……チッ)
53: 2012/03/06(火) 22:38:03.94
クワトロ「収穫は無し……か」
クワトロ(当たり前だがな)
カミーユ「えぇ、カイさんには悪いことをしましたね……起こして事情を説明しましょうか」ペシペシ
クワトロ「!おい、やめろカミーユ?!」
カミーユ「え?! だって、カイさんを殴り倒したのは『ジャーナリストは身持ちが堅い生き物だからな、正攻法では取り合ってくれんだろう』と大尉が言ったからですよ?」
カミーユ「それなら、ちゃんと起こして話をするっていうのがスジ……ってもんじゃありませんか?」ジトッ
クワトロ「うっ?!」
クワトロ(……しかし、ここで強引に事を進めてカミーユの信頼を損なうのは痛い)
クワトロ(なにせ、この艦に私の味方である人物はカミーユただ一人なのだからな…… ええい、ままよ!)
クワトロ(当たり前だがな)
カミーユ「えぇ、カイさんには悪いことをしましたね……起こして事情を説明しましょうか」ペシペシ
クワトロ「!おい、やめろカミーユ?!」
カミーユ「え?! だって、カイさんを殴り倒したのは『ジャーナリストは身持ちが堅い生き物だからな、正攻法では取り合ってくれんだろう』と大尉が言ったからですよ?」
カミーユ「それなら、ちゃんと起こして話をするっていうのがスジ……ってもんじゃありませんか?」ジトッ
クワトロ「うっ?!」
クワトロ(……しかし、ここで強引に事を進めてカミーユの信頼を損なうのは痛い)
クワトロ(なにせ、この艦に私の味方である人物はカミーユただ一人なのだからな…… ええい、ままよ!)
54: 2012/03/06(火) 22:43:21.17
カイ「う……うぅ? なんだって俺はこんな……痛ぅ?!」
カミーユ「すみません、カイさん。あなたを説得するのは骨が折れそうなので、強引な手段を使わせていただきました」
カイ「骨が折れそうなのは俺の方だって……お、お前は確かニュータイプ……」
カミーユ「カミーユ・ビダンです、で、こちらが上司の――」
クワトロ「クワトロ・バジーナ大尉だ」キリッ
カイ「カミーユと……あぁ?! お、お前は!」
クワトロ「クーワートーロー!大尉だ」キリッ
カイ「……あぁ、分かったよ。クワトロ大佐な」
クワトロ「ハハッ、私は大尉ですが」
クワトロ(よし!いいぞ、いいぞ!!)
カミーユ「すみません、カイさん。あなたを説得するのは骨が折れそうなので、強引な手段を使わせていただきました」
カイ「骨が折れそうなのは俺の方だって……お、お前は確かニュータイプ……」
カミーユ「カミーユ・ビダンです、で、こちらが上司の――」
クワトロ「クワトロ・バジーナ大尉だ」キリッ
カイ「カミーユと……あぁ?! お、お前は!」
クワトロ「クーワートーロー!大尉だ」キリッ
カイ「……あぁ、分かったよ。クワトロ大佐な」
クワトロ「ハハッ、私は大尉ですが」
クワトロ(よし!いいぞ、いいぞ!!)
55: 2012/03/06(火) 22:47:35.92
カイ「……で? ニュータイプと大尉サマがこんな夜中に一体、なんのようでしがないジャーナリストを張っ倒したりしたんで?」
カミーユ「単刀直入に言います……先程、アムロ・レイ大尉が殺されました」
クワトロ(おい、馬鹿やめろカミーユ!!)
カイ「ハァ?! おい、それぁ本当かよ?!」ユサユサ
カミーユ「ざ、残念ながら……」ガクガク
カイ「う、嘘だろ……アムロが、氏んだって……」ガクリ
カミーユ「……」
クワトロ「……」
カミーユ「単刀直入に言います……先程、アムロ・レイ大尉が殺されました」
クワトロ(おい、馬鹿やめろカミーユ!!)
カイ「ハァ?! おい、それぁ本当かよ?!」ユサユサ
カミーユ「ざ、残念ながら……」ガクガク
カイ「う、嘘だろ……アムロが、氏んだって……」ガクリ
カミーユ「……」
クワトロ「……」
58: 2012/03/06(火) 22:53:39.25
カミーユ「それで……大変、申し上げ難いのですが、アナタには先程までその容疑が掛かっていました」
カイ「……おいおい、それは……ハヤトがそう言ったのか?」
カミーユ「いえ、そこの大尉が……」クイックイッ
クワトロ(それはマズい、マズいぞカミーユ!!)
カイ「そこの、大尉が……?クッ、ククッ、クククク……そうか、そういうことか……」
クワトロ(いかん、いかんぞ……!)
カイ「俺に罪をおっかぶせてヌクヌク生き延びようなんざ……赤い彗星も地に堕ちたもんだなぁ!」
カイ「えぇ?! シャア・アズナブルさんよぉ!!」
クワトロ「」
カミーユ「……え?」
カイ「……おいおい、それは……ハヤトがそう言ったのか?」
カミーユ「いえ、そこの大尉が……」クイックイッ
クワトロ(それはマズい、マズいぞカミーユ!!)
カイ「そこの、大尉が……?クッ、ククッ、クククク……そうか、そういうことか……」
クワトロ(いかん、いかんぞ……!)
カイ「俺に罪をおっかぶせてヌクヌク生き延びようなんざ……赤い彗星も地に堕ちたもんだなぁ!」
カイ「えぇ?! シャア・アズナブルさんよぉ!!」
クワトロ「」
カミーユ「……え?」
60: 2012/03/06(火) 22:56:56.05
終わった\(^O^)/
61: 2012/03/06(火) 22:58:14.17
カミーユ「シャア・アズナブル……って、大尉が、ですか? ハハッ、それこそ冗談でしょう……」
カイ「そう思うなら、艦長呼んできて確かめてみな……なんなら、宇宙のブライトに聞いたって構わないぜ」
クワトロ「……」
カミーユ「そんな、ウソですよね? 大尉が、ジオンの赤い彗星だったなんて……」
クワトロ「……(サングラスを外す音)」
シャア「そうだ……今更申し開きをしても仕方あるまい。私はかつてシャア・アズナブルと呼ばれた事のある男だ……!」
カイ「そう思うなら、艦長呼んできて確かめてみな……なんなら、宇宙のブライトに聞いたって構わないぜ」
クワトロ「……」
カミーユ「そんな、ウソですよね? 大尉が、ジオンの赤い彗星だったなんて……」
クワトロ「……(サングラスを外す音)」
シャア「そうだ……今更申し開きをしても仕方あるまい。私はかつてシャア・アズナブルと呼ばれた事のある男だ……!」
62: 2012/03/06(火) 23:00:03.27
な、なんだってー!?
64: 2012/03/06(火) 23:02:03.53
無駄にかっこいいな
65: 2012/03/06(火) 23:03:00.62
カイ「そぅら、尻尾を出しやがったぜ……おら、よく見とけニュータイプ。アレがアムロ・レイ生涯のライバルだった――」
カミーユ「シャア……アズナブル……」
シャア「……身分を偽っていた事は謝ろう、それは事実だ」
シャア「だが、カイ・シデン……私がアムロ・レイを頃しの犯人だと?」
シャア「それは聞き捨てならん冒涜だな」キリッ
カイ「?!」
カミーユ「シャア……アズナブル……」
シャア「……身分を偽っていた事は謝ろう、それは事実だ」
シャア「だが、カイ・シデン……私がアムロ・レイを頃しの犯人だと?」
シャア「それは聞き捨てならん冒涜だな」キリッ
カイ「?!」
66: 2012/03/06(火) 23:10:45.09
シャア「貴様も今、口にしただろう。『シャア・アズナブルこそがアムロ・レイの生涯のライバル』だと」
シャア「私もそうだ。『アムロ・レイこそがシャア・アズナブルの生涯のライバル』……そう考えている」
シャア「そう思っている私が、眠っているアムロの顔に濡れタオルを掛けて頃すだと? フン、そんな事があると思うか?」
シャア「そんな情けない勝ち方でアムロを倒して何が面白いものか、何がジオンの赤い彗星か!!」
シャア「出来る事なら……出来る事なら、私だってアムロとはモビルスーツで闘って――」
カミーユ「歯ァ食いしばれェ!!」バッシィッ!!
シャア「――モビルスーツで闘って、勝ちたかっぐぁっほぉぉ?!」ベシャッ
カミーユ「フーッ……フーッ……!!」
カイ「おい?! どうした、どうしたニュータイプ!!」
シャア「私もそうだ。『アムロ・レイこそがシャア・アズナブルの生涯のライバル』……そう考えている」
シャア「そう思っている私が、眠っているアムロの顔に濡れタオルを掛けて頃すだと? フン、そんな事があると思うか?」
シャア「そんな情けない勝ち方でアムロを倒して何が面白いものか、何がジオンの赤い彗星か!!」
シャア「出来る事なら……出来る事なら、私だってアムロとはモビルスーツで闘って――」
カミーユ「歯ァ食いしばれェ!!」バッシィッ!!
シャア「――モビルスーツで闘って、勝ちたかっぐぁっほぉぉ?!」ベシャッ
カミーユ「フーッ……フーッ……!!」
カイ「おい?! どうした、どうしたニュータイプ!!」
69: 2012/03/06(火) 23:14:49.56
どうやらマヌケが見つかったようだな
68: 2012/03/06(火) 23:14:36.64
カミーユ「うるさいッ! コイツは、ずっとエゥーゴを騙し続けてきたんだ!!そんな大人……修正してやる!!」ゲシィッ!
シャア「あぐぅッ?!」ミキィ
カミーユ「シャア・アズナブルめ!シャア・アズナブルめ!!」コブラツイストッ
シャア「あぁぁぁーーーッ!!」ミシミシミシッ
カイ「や、やめろ!それ以上やったらシャアが氏んじまうぞ!!」
シャア「あぐぅッ?!」ミキィ
カミーユ「シャア・アズナブルめ!シャア・アズナブルめ!!」コブラツイストッ
シャア「あぁぁぁーーーッ!!」ミシミシミシッ
カイ「や、やめろ!それ以上やったらシャアが氏んじまうぞ!!」
70: 2012/03/06(火) 23:16:26.56
ゲロっちまったか……
71: 2012/03/06(火) 23:17:07.75
バカな人ですよ
72: 2012/03/06(火) 23:21:25.89
カミーユ「はぁ……はぁ……!み、見損ないましたよ。大尉……」
シャア「……」ビクンビクン
カイ「で、でもよぉ……今の感じだと、どうやらアムロを頃したのはシャアじゃなさそうだぜ?」
カミーユ「そ、そうでしたね…… 本題はそこでした。つい、カッとなってしまって……ん?」ピキィィィン
シャア「……(震える手でサングラスをかける音)」
クワトロ「わ、分かっただろう? 私だってアムロを頃す動機がない……いや、むしろ頃す訳がないという事が!」
カイ「あ、あぁ……エラい凄みのある言葉だったぜ……」
カミーユ「クククッ、赤い彗星と言っても、脳味噌はお粗末なようだなぁ?」
クワトロ「?!」
カイ「?!」
シャア「……」ビクンビクン
カイ「で、でもよぉ……今の感じだと、どうやらアムロを頃したのはシャアじゃなさそうだぜ?」
カミーユ「そ、そうでしたね…… 本題はそこでした。つい、カッとなってしまって……ん?」ピキィィィン
シャア「……(震える手でサングラスをかける音)」
クワトロ「わ、分かっただろう? 私だってアムロを頃す動機がない……いや、むしろ頃す訳がないという事が!」
カイ「あ、あぁ……エラい凄みのある言葉だったぜ……」
カミーユ「クククッ、赤い彗星と言っても、脳味噌はお粗末なようだなぁ?」
クワトロ「?!」
カイ「?!」
77: 2012/03/06(火) 23:29:39.77
カミーユ「今!コイツは! 自分で『眠っているアムロ・レイに濡れタオルを掛けて頃す』と発言した!」
カイ「ハッ!」
クワトロ「グッ?!」
カミーユ「さらに以前、まだ宇宙にいた頃……コイツは俺の寝室に忍び込み、濡れタオルを顔に掛けようとした事がある!!」
クワトロ「ぬぬぬぬ……!」
カミーユ「咄嗟にプレッシャーを感じ取って弾いたから大事には至らなかったものの……コイツにはそういう性癖があるんだ!!」ビシッ
クワトロ「無いッ!! いや、確かにそれは実行した事はあるが……そんな変な性癖は持ってないぞ?!」アセアセ
カイ「ハッ!」
クワトロ「グッ?!」
カミーユ「さらに以前、まだ宇宙にいた頃……コイツは俺の寝室に忍び込み、濡れタオルを顔に掛けようとした事がある!!」
クワトロ「ぬぬぬぬ……!」
カミーユ「咄嗟にプレッシャーを感じ取って弾いたから大事には至らなかったものの……コイツにはそういう性癖があるんだ!!」ビシッ
クワトロ「無いッ!! いや、確かにそれは実行した事はあるが……そんな変な性癖は持ってないぞ?!」アセアセ
78: 2012/03/06(火) 23:36:17.64
カイ「そ、そんな下らねぇイタズラでアムロを……」ガクリ
カミーユ「シャア……歯ぁ、食いしばれ……」コォォォォ
クワトロ(ハッ!カミーユの周りになんかピンクっぽいオーラが……)ピキィィィン
クワトロ(! 私が……氏ぬだと?なに?!)
カミーユ「シャア……歯ぁ、食いしばれ……」コォォォォ
クワトロ(ハッ!カミーユの周りになんかピンクっぽいオーラが……)ピキィィィン
クワトロ(! 私が……氏ぬだと?なに?!)
79: 2012/03/06(火) 23:40:55.84
クワトロ…
80: 2012/03/06(火) 23:41:19.47
ジリリリリリ……
ハヤト「なんだ、何ごとだ!!」
カミーユ「艦長!大変です、大変なんです!!」ゼーハーゼーハー
カミーユ「……大尉が、クワトロ大尉が、シャア・アズナブルでした……」ツツー
ハヤト「……え? え、あぁ……うん……そうなの?」
カイ「それだけじゃねぇぜ…… アイツめ、アムロを暗頃して逃げやがった」
ハヤト「な?! 一ミリでもアイツを信じた俺達がバカだったのか!」
カイ「あ、あー……そうだな。結果から言うと、そうだな」
ハヤト「なんだ、何ごとだ!!」
カミーユ「艦長!大変です、大変なんです!!」ゼーハーゼーハー
カミーユ「……大尉が、クワトロ大尉が、シャア・アズナブルでした……」ツツー
ハヤト「……え? え、あぁ……うん……そうなの?」
カイ「それだけじゃねぇぜ…… アイツめ、アムロを暗頃して逃げやがった」
ハヤト「な?! 一ミリでもアイツを信じた俺達がバカだったのか!」
カイ「あ、あー……そうだな。結果から言うと、そうだな」
81: 2012/03/06(火) 23:45:06.49
全然信用されてねえなあ
82: 2012/03/06(火) 23:45:54.91
in百式
クワトロ「フーッ……」
クワトロ「……大変な事になってしまったな」
クワトロ「さて、これからどうしたものか……む、あそこに見えるのはエゥーゴのシャトルか」
クワトロ「そういえば、そろそろカミーユを宇宙に返そうと準備をしていたんだったな」
クワトロ「……よし、」カチカチッ
クワトロ「フーッ……」
クワトロ「……大変な事になってしまったな」
クワトロ「さて、これからどうしたものか……む、あそこに見えるのはエゥーゴのシャトルか」
クワトロ「そういえば、そろそろカミーユを宇宙に返そうと準備をしていたんだったな」
クワトロ「……よし、」カチカチッ
84: 2012/03/06(火) 23:52:59.80
このクワトロひでえな
85: 2012/03/06(火) 23:58:59.46
>>84
どのクワトロもひでえよ
どのクワトロもひでえよ
86: 2012/03/06(火) 23:59:04.58
ハマーン「で、戻って来たと……」
シャア「あぁ、連絡も出せずに済まなかったな。思ったよりチェックが厳しくてな」キリッ
ハマーン「そうか……てっきり私はお前が寝返ったのかと、ちょっとだけ心配していたのだがな」チラッ
シャア「何をハマーンらしくない……駒には一切の感情を持たず、使うだけ使ったらボロ雑巾のように捨ててやるのが信条じゃなかったのか?」
ハマーン「私は……お前に、そう思われていたのか? 心外だな……」シュン
シャア(む?! ハマーンの反応がおかしい……さては!)
ぴとっ
ハマーン「な、何をするシャア! 下がれ、下がれと言っているだろう?!」カァァ
シャア「熱は無い……が、顔は赤いな。早めに休んだほうがいいぞ。風邪でいうと、発熱は意外と後期症状だからな」
ハマーン「クッ……! そうか、そうさせてもらうよ!! 私はもう休ませてもらう!」タッタッタ…
シャア「……しばらく見ない内に、そっけなくなったな。ハマーン……」シュン
シャア「それはそうと……ハマーンもまた、優れたニュータイプだったな」
シャア「……」
シャア「あぁ、連絡も出せずに済まなかったな。思ったよりチェックが厳しくてな」キリッ
ハマーン「そうか……てっきり私はお前が寝返ったのかと、ちょっとだけ心配していたのだがな」チラッ
シャア「何をハマーンらしくない……駒には一切の感情を持たず、使うだけ使ったらボロ雑巾のように捨ててやるのが信条じゃなかったのか?」
ハマーン「私は……お前に、そう思われていたのか? 心外だな……」シュン
シャア(む?! ハマーンの反応がおかしい……さては!)
ぴとっ
ハマーン「な、何をするシャア! 下がれ、下がれと言っているだろう?!」カァァ
シャア「熱は無い……が、顔は赤いな。早めに休んだほうがいいぞ。風邪でいうと、発熱は意外と後期症状だからな」
ハマーン「クッ……! そうか、そうさせてもらうよ!! 私はもう休ませてもらう!」タッタッタ…
シャア「……しばらく見ない内に、そっけなくなったな。ハマーン……」シュン
シャア「それはそうと……ハマーンもまた、優れたニュータイプだったな」
シャア「……」
87: 2012/03/07(水) 00:00:04.51
おいバカやめろ
91: 2012/03/07(水) 00:09:53.65
シャア「……」ススス
シャア「……すごいな、暗闇の中だというのに、ハマーンが寝ている場所が鮮明に分かる」
シャア「あの髪の毛、蓄光だったのか……」ススス…
ハマーン「……」スヤスヤ
シャア「……さて、もうそろそろカミーユには気づかれた距離だが」
ハマーン「!」バサッ
シャア「ぅゎぁ?!」ビクーン
シャア「……すごいな、暗闇の中だというのに、ハマーンが寝ている場所が鮮明に分かる」
シャア「あの髪の毛、蓄光だったのか……」ススス…
ハマーン「……」スヤスヤ
シャア「……さて、もうそろそろカミーユには気づかれた距離だが」
ハマーン「!」バサッ
シャア「ぅゎぁ?!」ビクーン
94: 2012/03/07(水) 00:13:24.01
ハマーン(な……なぜシャアが私の寝室に?!)ドキドキ
シャア(ええい……ここまで勢い良く跳ね起きるとは! ハマーンめ……やるな!)ドキドキ
ハマーン「シャ、シャア……その、これは……ひょっとして」ドキドキ
シャア「な、なんだ?ハマーン」ドキドキ
ハマーン「ひょっとして……よ、夜這いか?」ドキドキドキ
シャア(ええい……ここまで勢い良く跳ね起きるとは! ハマーンめ……やるな!)ドキドキ
ハマーン「シャ、シャア……その、これは……ひょっとして」ドキドキ
シャア「な、なんだ?ハマーン」ドキドキ
ハマーン「ひょっとして……よ、夜這いか?」ドキドキドキ
96: 2012/03/07(水) 00:18:19.90
シャア(……ヨバイ? なんだ、新種のサブフライトシステムか何かか?)
シャア「いや、私はヨバイでは無いと思うぞ……多分」
ハマーン「ふふ…… 謙遜するな、シャア」
ハマーン「……お前になら、任せてもいいと思ったのだがな」チラッ
シャア(任せる……そうか、私をヨバイとやらのテストパイロットにしたいというのか)
シャア「そうか、それならそう言えば良い。さあ、さっさと見せてみろ」
ハマーン「な、なに?!」
シャア「いや、私はヨバイでは無いと思うぞ……多分」
ハマーン「ふふ…… 謙遜するな、シャア」
ハマーン「……お前になら、任せてもいいと思ったのだがな」チラッ
シャア(任せる……そうか、私をヨバイとやらのテストパイロットにしたいというのか)
シャア「そうか、それならそう言えば良い。さあ、さっさと見せてみろ」
ハマーン「な、なに?!」
101: 2012/03/07(水) 00:21:37.78
ヨバイは戦艦の名前だな
102: 2012/03/07(水) 00:23:28.80
Vガンの富野なら付けかねないネーミング
103: 2012/03/07(水) 00:23:54.99
ハマーン(こ、こうまで簡単に開き直られるとは思ってなかったぞ……!)カァァ
ハマーン「いや、その、まぁ何だ。お前にもこっ……心の準備が必要だろう?そういうのは……」ドキドキ
シャア「? 心の準備などとうに出来ているのだが……」
シャア「私を乗せたいのなら、早くしてほしい。はやく性能を確かめたいのでな」ウズウズ
ハマーン「う、ウズウズするなぁ!この俗物ッ!!」バシーン!
シャア「お、おごっ?!」
ハマーン(ハッ?! しまった、つい……!)
ハマーン「いや、その、まぁ何だ。お前にもこっ……心の準備が必要だろう?そういうのは……」ドキドキ
シャア「? 心の準備などとうに出来ているのだが……」
シャア「私を乗せたいのなら、早くしてほしい。はやく性能を確かめたいのでな」ウズウズ
ハマーン「う、ウズウズするなぁ!この俗物ッ!!」バシーン!
シャア「お、おごっ?!」
ハマーン(ハッ?! しまった、つい……!)
110: 2012/03/07(水) 00:31:28.39
シャア「す、済まなかったな……ハマーン。少しはしゃぎ過ぎたようだ」
シャア(そうか、そう言えばハマーンは体調が少々悪いのだったな)
ハマーン「そ、そうだ…… 少し迫り過ぎだったな、シャア……」
シャア「悪かった。また日を改めて……今日はゆっくり休んで、明日の朝礼の時にでも正式に頼む」
ハマーン「ちょ、朝礼の時か?!」
シャア「……? ダメなのか?」
ハマーン「ダメに決まってるだろう! 出ていけ、この俗物ッ!!」ボフッ
シャア「あ、あぁ…… 分かった、また決心がついたらいつでも言うといい……おやすみ」ソッ
ハマーン「!……シャア、待っ……」
ハマーン「……」ハァ
シャア(そうか、そう言えばハマーンは体調が少々悪いのだったな)
ハマーン「そ、そうだ…… 少し迫り過ぎだったな、シャア……」
シャア「悪かった。また日を改めて……今日はゆっくり休んで、明日の朝礼の時にでも正式に頼む」
ハマーン「ちょ、朝礼の時か?!」
シャア「……? ダメなのか?」
ハマーン「ダメに決まってるだろう! 出ていけ、この俗物ッ!!」ボフッ
シャア「あ、あぁ…… 分かった、また決心がついたらいつでも言うといい……おやすみ」ソッ
ハマーン「!……シャア、待っ……」
ハマーン「……」ハァ
111: 2012/03/07(水) 00:38:57.79
ハマーン様の乙女力
112: 2012/03/07(水) 00:41:42.55
カミーユ「クソッ……ダメです、アーガマの方でもシャトルの行方は掴めて無いって……」
カイ「なぁに、アイツの逃げ足の速さは今に始まったことじゃないさ……」
アムロ「あぁ、ガンダムにやられて逃げるときはいつもの3倍は出てたからな……」
ハヤト「合わせて通常の9倍だ、見失うのもしょうがないさ……」
カミーユ「でも……一晩でカラバの戦力は大幅ダウンですね……」ハァ
ハヤト「あぁ……2人も優秀なパイロットがいなくなるなんて、まるで悪夢だ……」
アムロ「おい、シャアが出奔したってのは聞いたが……もうひとりは誰だ?」
カイ「決まってるだろ……あの赤いアンチクショウに殺されちまった、アムロに……え?」
アムロ「え?」
ハヤト「え゛?!」
カミーユ「……え?」
カイ「なぁに、アイツの逃げ足の速さは今に始まったことじゃないさ……」
アムロ「あぁ、ガンダムにやられて逃げるときはいつもの3倍は出てたからな……」
ハヤト「合わせて通常の9倍だ、見失うのもしょうがないさ……」
カミーユ「でも……一晩でカラバの戦力は大幅ダウンですね……」ハァ
ハヤト「あぁ……2人も優秀なパイロットがいなくなるなんて、まるで悪夢だ……」
アムロ「おい、シャアが出奔したってのは聞いたが……もうひとりは誰だ?」
カイ「決まってるだろ……あの赤いアンチクショウに殺されちまった、アムロに……え?」
アムロ「え?」
ハヤト「え゛?!」
カミーユ「……え?」
116: 2012/03/07(水) 00:43:04.85
え?
123: 2012/03/07(水) 00:56:25.00
ハヤト「アムロ……? お前、氏んだ筈じゃ……ま、まさかひょっとして?!」
カイ「アムロ・霊とか言ったら張り倒すぞ、ハヤト……で、お前どうしたんだよ一体?!シャアに濡れタオルを掛けられて氏んじまったんじゃ……」
アムロ「おいおい……そんな馬鹿な氏に方してたまるかよ。ただ、ちょっと寝ている時にプレッシャーを感じたから体温をセーブして体を仮氏状態に近づけた気はしたが……」
カイ「そ、それにしたって20分間も無呼吸で生きていられるもんかよ!」
カミーユ「ハッ!そ、そうだ!確かアムロ大尉の部屋に入った時……何か蒸し暑かった気が……」
アムロ「そうか……そういえば余りに暇だったもので、寝室の空調にサイコミュを導入した事があったから、もしかすると無意識の内に室温をガンガンにあげていたのかもしれない」
カミーユ「と、言うことは……シャアが掛けた濡れタオルは、とっくの昔に乾いていた……?」
ハヤト「そうか!それならつじつまが合う!」
カイ「すげぇ!すげぇニュータイプ能力だぜ!」
カイ「アムロ・霊とか言ったら張り倒すぞ、ハヤト……で、お前どうしたんだよ一体?!シャアに濡れタオルを掛けられて氏んじまったんじゃ……」
アムロ「おいおい……そんな馬鹿な氏に方してたまるかよ。ただ、ちょっと寝ている時にプレッシャーを感じたから体温をセーブして体を仮氏状態に近づけた気はしたが……」
カイ「そ、それにしたって20分間も無呼吸で生きていられるもんかよ!」
カミーユ「ハッ!そ、そうだ!確かアムロ大尉の部屋に入った時……何か蒸し暑かった気が……」
アムロ「そうか……そういえば余りに暇だったもので、寝室の空調にサイコミュを導入した事があったから、もしかすると無意識の内に室温をガンガンにあげていたのかもしれない」
カミーユ「と、言うことは……シャアが掛けた濡れタオルは、とっくの昔に乾いていた……?」
ハヤト「そうか!それならつじつまが合う!」
カイ「すげぇ!すげぇニュータイプ能力だぜ!」
124: 2012/03/07(水) 00:57:22.13
ちょっと何言ってるかわかんないすね
126: 2012/03/07(水) 00:57:48.04
空調にサイコミュとかニュータイプすげぇ
133: 2012/03/07(水) 01:12:20.40
カミーユ「とは言うものの、手放しで喜べる状況ではありませんね」キリッ
ハヤト「しかし……依然としてシャアの行方は掴めていない。これは厄介な事になったぞ」キリッ
アムロ「アイツは何をしでかすかわからんからな……シャアめ、まさかこんな事で正体を明かすとは思っても見なかったぞ」キリッ
カイ「……きっと本人も思ってなかったと思うぜ」
アムロ「だが、一応の手掛かりはある……宇宙だ」
ハヤト「宇宙か……出来れば、カミーユとカツを送ってやりたいが、そのためのシャトルを奪われてしまったんだよな……」
カイ「ホント、厄介な事になったもんだ」
ハヤト「しかし……依然としてシャアの行方は掴めていない。これは厄介な事になったぞ」キリッ
アムロ「アイツは何をしでかすかわからんからな……シャアめ、まさかこんな事で正体を明かすとは思っても見なかったぞ」キリッ
カイ「……きっと本人も思ってなかったと思うぜ」
アムロ「だが、一応の手掛かりはある……宇宙だ」
ハヤト「宇宙か……出来れば、カミーユとカツを送ってやりたいが、そのためのシャトルを奪われてしまったんだよな……」
カイ「ホント、厄介な事になったもんだ」
136: 2012/03/07(水) 01:18:54.25
フォウ「カミーユ……コレで宇宙へ……!!」
カミーユ「よぉし、いくぞカツ!」
カツ「ハイ、分かりました!」
ゴォォォー
ハヤト「……お前は行かなくてよかったのか?」
アムロ「あぁ……宇宙に上がると、何だかララァに会ってしまいそうな気がしてな……」
アムロ「それに、マークⅡに男3人は暑苦しすぎるよ」フッ
ハヤト「ハハッ、違いないなぁ。まったく……」
カミーユ「よぉし、いくぞカツ!」
カツ「ハイ、分かりました!」
ゴォォォー
ハヤト「……お前は行かなくてよかったのか?」
アムロ「あぁ……宇宙に上がると、何だかララァに会ってしまいそうな気がしてな……」
アムロ「それに、マークⅡに男3人は暑苦しすぎるよ」フッ
ハヤト「ハハッ、違いないなぁ。まったく……」
137: 2012/03/07(水) 01:24:30.59
シャア「……まさか、夜這いがサブフライトシステムでは無かったとはな……」ドキドキ
シャア「思い出しただけでも、顔から火が出そうな思いだぞ……」
シャア「……」
シャア「……なにより、その間違いを正して下さったのがミネバ様だったというのが、一番心に……」クッ
シャア「思い出しただけでも、顔から火が出そうな思いだぞ……」
シャア「……」
シャア「……なにより、その間違いを正して下さったのがミネバ様だったというのが、一番心に……」クッ
140: 2012/03/07(水) 01:29:56.74
ミネバ『シャア、シャア?』
シャア『何用でしょうか、ミネバ様……』
ミネバ『ハマーンは気づいておらぬと思うが……シャア、そなた、よばいとは何か存じておるか?』
シャア『よばい……ヨバイですか。詳しくは存じておりませんが、ハマーンが私に乗って欲しいと考えている何かしらの兵器では、と……』
ミネバ『……』フッ
シャア『?!ミネバ様、今の表情、一体どのような意図が?!』
ミネバ『……よいか、シャア。よばいというのはだな……』ボソボソ
シャア『……なッ……?!』
シャア「……」
シャア「ハマーンめ……!何と歪んだ教育を……!!」ギリギリギリ
シャア『何用でしょうか、ミネバ様……』
ミネバ『ハマーンは気づいておらぬと思うが……シャア、そなた、よばいとは何か存じておるか?』
シャア『よばい……ヨバイですか。詳しくは存じておりませんが、ハマーンが私に乗って欲しいと考えている何かしらの兵器では、と……』
ミネバ『……』フッ
シャア『?!ミネバ様、今の表情、一体どのような意図が?!』
ミネバ『……よいか、シャア。よばいというのはだな……』ボソボソ
シャア『……なッ……?!』
シャア「……」
シャア「ハマーンめ……!何と歪んだ教育を……!!」ギリギリギリ
142: 2012/03/07(水) 01:35:53.89
ハマーン「シャア、アクシズもそろそろ軌道に乗ってきた頃だと思わんか……」
シャア「ああ、そうだな」つーん
ハマーン「……それに関してだが、エゥーゴと一度会談を開こうかと考えているのだが」チラッ
シャア「好きにすればいい」つーん
ハマーン「……エゥーゴのアーガマとだぞ!」
シャア「いいんじゃないか? あそこが実質の主力だ」つーん
ハマーン(クッ……何故だ、あんなにも迫ってきたシャアが最近冷たいぞ?!)
ハマーン(……やはり、あの時朝礼で誘っていれば、)
ハマーン(……)
ハマーン(ええい、ダメだダメだ!出来るわけないだろう!!)ブンブン
シャア「ああ、そうだな」つーん
ハマーン「……それに関してだが、エゥーゴと一度会談を開こうかと考えているのだが」チラッ
シャア「好きにすればいい」つーん
ハマーン「……エゥーゴのアーガマとだぞ!」
シャア「いいんじゃないか? あそこが実質の主力だ」つーん
ハマーン(クッ……何故だ、あんなにも迫ってきたシャアが最近冷たいぞ?!)
ハマーン(……やはり、あの時朝礼で誘っていれば、)
ハマーン(……)
ハマーン(ええい、ダメだダメだ!出来るわけないだろう!!)ブンブン
144: 2012/03/07(水) 01:45:37.46
ミネバ「遠路はるばる、ようこそ来てくれたな。エゥーゴのみなよ」
シャア「エゥーゴの諸君……紹介しよう、こちらアクシズの総帥、ミネバ・ラオ・ザビ様。そしてこちらがハマーン・カーンだ」
ハマーン「うむ、今日は互いにとって有意義な時間が過ごせるよう、願っているよ……」
ブライト「……」
レコア「……」
カミーユ「……あんたって人は、なんて破廉恥なんだ!」ガッ!
ブライト「抑えろ、カミーユ!」ググッ
シャア「そして、諸君らのよく知るであろう、この私が……シャア・アズナブル……」
シャア「そしてまたの名を……クワトロ・バジーナ!!」チャキッ!
ハマーン「?!」
シャア「エゥーゴの諸君……紹介しよう、こちらアクシズの総帥、ミネバ・ラオ・ザビ様。そしてこちらがハマーン・カーンだ」
ハマーン「うむ、今日は互いにとって有意義な時間が過ごせるよう、願っているよ……」
ブライト「……」
レコア「……」
カミーユ「……あんたって人は、なんて破廉恥なんだ!」ガッ!
ブライト「抑えろ、カミーユ!」ググッ
シャア「そして、諸君らのよく知るであろう、この私が……シャア・アズナブル……」
シャア「そしてまたの名を……クワトロ・バジーナ!!」チャキッ!
ハマーン「?!」
146: 2012/03/07(水) 01:53:43.63
ハマーン「控えろ、シャア!ミネバ様の御前であるぞ!!」アセアセ
シャア「……(サングラスをかける音)」
クワトロ「……『シャア』? 生憎だが、私はシャア・アズナブルではないぞ。人違いではないのか?」
ハマーン「ええい、白々しい! 出会えい、出会えい!シャアを引っ捕えよ!!」ザッザッ
クワトロ「逃げるぞ!こっちだ!」バッ
レコア「ハァ?! 勝手に引っ掻き回して何いってんですか、大尉?」
クワトロ「聞き分けのないヤツめ! ハマーンはティターンズとも会談をするつもりだ!アイツ一人に甘い蜜を吸わせる必要はないッ!」
カミーユ「誰がアンタのいう事なんかッ!」
ブライト「待て、カミーユ……クワトロ大尉。それは、信じて良いのか?」
クワトロ「無論だ!でなければ何故こんな事をするッ?!」クワッ
シャア「……(サングラスをかける音)」
クワトロ「……『シャア』? 生憎だが、私はシャア・アズナブルではないぞ。人違いではないのか?」
ハマーン「ええい、白々しい! 出会えい、出会えい!シャアを引っ捕えよ!!」ザッザッ
クワトロ「逃げるぞ!こっちだ!」バッ
レコア「ハァ?! 勝手に引っ掻き回して何いってんですか、大尉?」
クワトロ「聞き分けのないヤツめ! ハマーンはティターンズとも会談をするつもりだ!アイツ一人に甘い蜜を吸わせる必要はないッ!」
カミーユ「誰がアンタのいう事なんかッ!」
ブライト「待て、カミーユ……クワトロ大尉。それは、信じて良いのか?」
クワトロ「無論だ!でなければ何故こんな事をするッ?!」クワッ
147: 2012/03/07(水) 02:01:33.24
ブライト「……結局、三つ巴の戦いになった訳だが」
クワトロ「あるべき姿に戻った、と考えるべきではないのですか。ブライトキャプテン」キリッ
ブライト「お前があそこで大立ち回りを演じなければ……ひょっとすると、とても丸く収まったんじゃないのか?」
クワトロ「……失礼、そろそろ休ませて貰っても構わんか? アクシズの摂生から風邪をうつされたようでな、少々具合が悪いのだ」
ブライト「ああ……もう起きてこなくても構わないぞ……」ハァー
カミーユ「……」
クワトロ「あるべき姿に戻った、と考えるべきではないのですか。ブライトキャプテン」キリッ
ブライト「お前があそこで大立ち回りを演じなければ……ひょっとすると、とても丸く収まったんじゃないのか?」
クワトロ「……失礼、そろそろ休ませて貰っても構わんか? アクシズの摂生から風邪をうつされたようでな、少々具合が悪いのだ」
ブライト「ああ……もう起きてこなくても構わないぞ……」ハァー
カミーユ「……」
149: 2012/03/07(水) 02:06:31.05
クワトロ「……」スヤスヤ
カミーユ「……」コソコソ
カミーユ「エアコンに細工はされていない……」
カミーユ「タオルはしっかり厚手、湿り気も十分だ……」
カミーユ「……」
カミーユ「あなただって……」
カミーユ「あなただって、ニュータイプだろうに……」ふぁさっ
クワトロ「?! む、むー!むぅぅー?!」バタバタ
カミーユ「……おやすみなさい、大尉。いい夢を」プシッ
クワトロ「……! ……?!」
クワトロ「……」
クワトロ「」
カミーユ「……」コソコソ
カミーユ「エアコンに細工はされていない……」
カミーユ「タオルはしっかり厚手、湿り気も十分だ……」
カミーユ「……」
カミーユ「あなただって……」
カミーユ「あなただって、ニュータイプだろうに……」ふぁさっ
クワトロ「?! む、むー!むぅぅー?!」バタバタ
カミーユ「……おやすみなさい、大尉。いい夢を」プシッ
クワトロ「……! ……?!」
クワトロ「……」
クワトロ「」
150: 2012/03/07(水) 02:07:20.37
氏んでる・・・
154: 2012/03/07(水) 02:09:31.60
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ おつかれっ
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ おつかれっ
155: 2012/03/07(水) 02:11:02.84
感動した
156: 2012/03/07(水) 02:11:10.60
乙トロ・バジーナ
158: 2012/03/07(水) 02:23:10.44
赤い彗星乙
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