――1月

唯「寒いねぇ」

憂「お姉ちゃーん」

唯「ういー」ぎゅ

憂「わぁ」

唯憂「あったかあったか♪」

地球滅亡まで、あと11か月

――2月

唯「まだまだ寒いねえ」

憂「お姉ちゃんみかんむけたよ～」

唯「あ～ん」

憂「はい」

唯「あっまぁ」

憂「良かった♪」

――地球滅亡まで、あと10か月

――3月

唯「ひな祭りだよ～」

憂「少しずつ暖かくなってきたね」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

――地球滅亡まで、あと9か月

――4月

唯「お花見だよ～」

憂「桜綺麗だね～」

唯「ういのほうが綺麗だよ」

憂「お姉ちゃんのほうが綺麗だよ」

唯「ういだよ～」

憂「お姉ちゃんだよ～」

唯憂「あったかあったか♪」

――地球滅亡まで、あと8か月

――5月

唯「やる気しないよ～」ごろごろ

憂「お姉ちゃん5月病だね」

唯「5月病？」

憂「うん。5月になるとやる気なくしちゃう病気だよ」

唯「あーそれかもー」

憂「でもお姉ちゃんかわいい」

唯憂「あったかあったか♪」

――地球滅亡まで、あと7か月

――6月

唯「ういープールだよー」

憂「お水冷たいね～」

唯「冷たい？」

憂「うん…」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

――地球滅亡まで、あと6か月

――7月

唯「あぢぃ…」

憂「お姉ちゃん暑い？」

唯「あづい…」

憂「あいす食べる？」

唯「あいす～」

憂「ふふ、はい♪」

唯「さんきゅーうい」

憂「でも暑いね～」

唯「しぬぅ…」

憂「お姉ちゃん氏んじゃだめぇ」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「んもお、暑いからシャワー浴びてくる」

憂「はーい」

唯「ういも一緒にお水浴びしよ～」

憂「いいね～！」

唯「さぁさはやく～」

憂「うんっ」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びしよっか」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいいね～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろっか」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴びするの？」

じょばー

唯「いきかえる～」

憂「気持ちいい～」

唯「なんか寒くなってきたかも」

憂「そろそろあがろうよ」

唯「まってういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「…」

憂「お姉ちゃん？」

唯「また暑くなってきた…」

憂「またお水浴び？」

からん

唯「あれ？お水とまっちゃったね」

憂「なんでだろ？」

唯「そろそろあがろっか」

憂「そうだね」

唯「なんだか涼しくなってきたよ」

憂「そうだね」

がらら

唯「うい、見て」

憂「なにこれ…」

唯「雪だね」

憂「どうして雪が降ってるんだろう」

唯「とりあえずテレビつけるね」

憂「うん」

ぴっ

TV『渋谷は猛吹雪です！』

唯「わ、わ、わ、すごい」

憂「お、お姉ちゃん、雹が」

ばち、ばち、ばち

唯「おお、窓ガラス大丈夫かな」

憂「とりあえずお姉ちゃん」

唯「なぁに？」

憂「寒いよぉ」

唯憂「あったかあったか♪」

ぴた…

憂「雹止まったね」

唯「怖かったねー」

憂「異常気象だね」

唯「地球温暖化のせいですねっ」

憂「そう言ってる人もいるよね」

唯「知ってるよー」

TV『沿岸にお住まいの方は高潮にご注意ください』

唯「ういー、見てみてテレビ」

憂「す、すごい…」

TV『立ってられません！物凄い、暴風です！』

唯「みんな大丈夫かなぁ」ぴぴ

憂「わたしも梓ちゃんと純ちゃんに電話してみる」ぴぴ

唯「ういー圏外だよぉ」

憂「私も…」

唯「家の電話からかけてみるね」

憂「うん」

唯「…ういー、うんともすんともいわない」

憂「えっ、なんだろう」

がちゃん

唯「わぁ！」

憂「真っ暗……ブレーカー落ちたのかな？」

唯「見てくるね！」

憂「あ、お姉ちゃん待って」

唯「こっちだよぉ」

憂「携帯の明かりがあってよかった～」

ばちん！！ばちん！！がっちゃーん！！

憂「お姉ちゃん！！」

唯「だ、大丈夫だようい」

憂「怖いよぉ…」

唯「窓割れちゃったのかなぁ」

憂「あれ？」

唯「ブレーカー上がってるよね？」

憂「うん…」

唯「停電かなぁ」

憂「そんなぁ」

ひゅー

憂「さむいよぉ…」

唯「風入ってきちゃったね」

唯「私の部屋に避難しよう」

憂「うん」

ひゅー

憂「…」ぶる

唯「大丈夫だよぉ憂」ぎゅ

憂「お母さんとお父さん大丈夫かなぁ…」

唯「大丈夫だよっ」

憂「だよね…」

ばちん！ばちん！

唯「窓割れないかなぁ…」

憂「窓のところ、何かで塞いでおこうよ」

唯「いいかも！」

ぺたぺたぺた

憂「お姉ちゃん紙じゃあ…」

唯「いや、この上に～」

ぺたぺたぺた

憂「ダンボールで大丈夫かなぁ」

唯「多分大丈夫だよ」

ばちん！ばちん！

憂「はやくやんでくださいぃ…」なむなむ

唯「すごいよね～」

憂「お姉ちゃん怖くないの…？」

唯「すごいじゃん！夏なのに雪降ってるし！」

憂「すごいけど怖いよぉ…」

唯「憂は私が守るから大丈夫だよ」

憂「お姉ちゃん…」

唯「うい…」

唯憂「あったかあったか♪」

しーん…

憂「雹、やんだね」

唯「だね～！ちょっと外出てみよっか」

憂「だめだよ！」

唯「なんで～」

憂「もしまた急に雹が降ってきたら…」

唯「…」ぞく

憂「ね？もうちょっとここにいようよ」

唯「うん」

憂「お姉ちゃん」

唯「なんだいうい」

憂「えへへ～…」

唯「ふふふ、きたまえういくん」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

唯憂「あったかあったか♪」

唯憂「あったかあったか♪」

唯憂「あったかあったか♪」

唯憂「あったかあったか♪」

憂「あったかあっ……」

憂「あ…た……」

憂「…zz」

唯「おやすみ、うい」

唯「あったかいなぁ」

唯「おやすみぃ…」

唯「zz…」

――地球滅亡まで、あと5か月

――8月

唯「あぢぃ……って言いたいよね」

憂「うん…」

唯「もう食べ物も無くなっちゃったね」

憂「お姉ちゃん…」

唯「大丈夫だようい、ずっと一緒だよ」

憂「お姉ちゃぁん…」ぎゅ

唯「よしよし」なでなで

唯「みんなどこ行っちゃったんだろうねぇ」

憂「…」

唯「次に吹雪やんだとき、ちょっと外行こうよ」

憂「で、でもぉ…」

唯「このままだと私もういも氏んじゃうよ」

憂「うん…」

唯「…ダンボール、外すね」

憂「大丈夫かな」

唯「結局割れなかったし平気だよ」ばり

憂「わ…」

唯「わぁ～…真っ白だね」

憂「お姉ちゃん、1階が」

唯「埋まっちゃった？2階から外に出るしかないかも」

憂「すごいなぁ…」

唯「ちょっと外出てみよっか」

憂「ちょっとだけだよ」

唯「うん」

がちゃ

唯「わぁ！」

がちゃん！

憂「寒いね…」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「ふ～…」すりすり

憂「どうしよぉ」

唯「でももう食べ物もほとんど無いから」

憂「うぅ…」

唯「行こう、うい」

がちゃ

唯「…」ぶるっ

憂「お姉ちゃん」

唯「ういー」

唯憂「あったかあったか♪」

唯「よし、これでだいぶ温かくなったね」

憂「うんっ」

唯「それにしても誰もいないね～」

憂「うん…」

唯「誰かいますかーーーー！？」

唯「…」

憂「…」

憂「誰かーーーー！！！」

唯「…」

憂「うぅ…」ほろっ

唯「ああうい、泣かないで」

憂「いたぁ…」

唯「涙が凍ってるよぉ」

憂「お姉ちゃん…」

ごー…

唯「な、なに」

憂「お姉ちゃん、戻った方がいいんじゃ」

ひゅー…

唯「吹雪きそう……うい！戻ろ！！」

憂「うんっ！」

ひゅーひゅー…

唯「うぅ…前見えない」

憂「お、お姉ちゃん待って」

唯「手掴まって」

憂「はぁ……はぁ…」

唯「うい？」

憂「足が…重くて」

唯「うい！？足から血が！」

じわじわ

憂「うそ…」

唯「ど、どうしよう！とりあえず止めないと」

ひゅー！！

憂「…」ぶるっ

唯「あぁぁ…どうすればぁ」

憂「お姉ちゃ…」

唯「うい！！目閉じちゃダメぇ！！」

憂「う、うん……」

唯「ほら、うい」

憂「おねちゃぁん…」

唯「あったかあったか♪」憂「…たか……か」

唯「うい！！」

憂「えへ…」

唯「ぼーっとしてるっ」ぱしん！

憂「痛い…」

唯「ご、ごめんうい、じゃあ……おんぶ！」

憂「だめだよぉ…」

唯「だめじゃないって！はやくおんぶ！！乗っかって！」

憂「うん…」

ずし

唯「うっ」

憂「ごめんね…」

唯「よ、よゆー！うい軽いね！」

憂「お姉ちゃん…」

唯「んしょ、んしょ」

憂「ごめんね…」

唯「へーきへーき！！ほら！うち見えたよ！」

憂「良かったぁ…」

唯「はぁ…はぁ……」

憂「えへ…」

唯「もう少し…もう少し…」

憂「…」

唯「あと少し…」

憂「」

がちゃ

唯「ついたぁ！！」

憂「」

がちゃん！

唯「ふ～！うい、降りていいよ～」

憂「」

唯「うい～？」

憂「」

唯「？」

憂「」

唯「寝ちゃダメだよっ！ういっ！」ゆさゆさ

憂「」

唯「う～い～…」

憂「」

唯「と、とりあえず私の部屋に戻ろう」

憂「」

唯「よいしょっと…」

憂「」

唯「ういってこんなに重かったんだね…」

憂「」

唯「…よいしょっとぉ」

憂「」

唯「ついたよぉ…」

憂「」

唯「…私も眠くなってきちゃったぁ」

憂「」

唯「おやすみぃ…」

憂「」

唯「…zz」

憂「」

――翌日

憂「ん…あれ」おきっ

唯「…zz」

憂「お姉ちゃん」

唯「…んぁ」

憂「おはよぉ」

唯「…お、ういおはよー」

憂「なんかよく寝れた感じがする…」

唯「憂熟睡してたよ～昨日」

憂「えへへ…」

ぐ～…

憂「お姉ちゃん…」

唯「お腹すいてないよ、大丈夫だよ」

ぐ～…

憂「…」

唯「えへへ…」

憂「…これ」

唯「まんが？」

憂「食べられる、かな」

唯「んー…」

憂「すこしぐらいは…」ぺりぺり

唯「あ、うい…」

憂「味見するね」ぱくっ

唯「あぁぁ…」

憂「…」もぐもぐ

唯「…どお？」

憂「っ…」ごっくん

唯「うい…」

憂「…最後にしたほうがいいかも」

唯「そ、そうだよ、やめとこ」

憂「…」しゅん

唯「ねね、今まだ吹雪弱いからさ、外行ってみようよ」

憂「いいかｍ…っ」ずきん

唯「うい？」

憂「ご、ごめんお姉ちゃん…足が」

唯「そ、そうだった。ういは安静にしてないと」

憂「ごめんね…」

唯「じゃあさ、私ちょっと一人で行ってくるよ」

憂「えっ」

唯「すぐ帰ってくるよ」

憂「お、お姉ちゃん」

唯「ふぇ？」

憂「やめとこうよ、一人は危ないよ」

唯「大丈夫大丈夫～。そんなに離れないから」

憂「で、でも」

唯「もう食べ物も無いし。うい、お留守番頼んだよ」

憂「お姉ちゃん…」

唯「じゃすぐ帰るよ～」

がちゃ

唯「ふぃ～さむぅ…」

ひゅー

唯「…前よりも雪積もってる気がする」

唯「このままいったら私の部屋もいつか…」

「誰かいるかー！！」

唯「！？」

男「おお！急げー！第二段が来るぞー！」

唯「にだん？」

男「この辺の建物は次の寒波で完全に埋没する！早く逃げないと」

唯「えっ…」

男「お嬢さん！はやく掴まって！」

唯「この車は」

男「ここから南に100kmのところに避難所があるから！早く！！」

唯「ちょっと待って！！まだ妹が家にいるんですっ」

男「…分かった！なら後続の車に」

唯「えっ、待って」

男「早く逃げろよ～…」ぶおー

唯「行っちゃった…」

唯「…はやくういを連れてこないと！」

ひゅー

唯「なんか暗いなぁ…」

憂「おねーちゃーん！！」

唯「あ、うい！！こっちこれる！？」

憂「え…」

唯「ご、ごめん！そこで待っててー！」

憂「うんっ」

ごごごごごごご…

唯「な、なに」

憂「地震！？」

ごーーー！！

唯「！！」

憂「おねーちゃーん」

唯「うい！！部屋に戻って！！」

憂「え！？」

唯「早く！！」

ぶおーーー！！

唯「と、飛ばされる…」

ぶおーーー！！

唯「外出なきゃよかった…」ぶるっ

ひゅー…

唯「よ、よし、今のうちっ」たったった

がちゃ

憂「お姉ちゃん！」

唯「ふ～…危なかった」

憂「おねえちゃーん…」

唯「すごい吹雪だったけど…うちの陰にいたから助かったよ」

憂「んもう……どこにも行かないでっ」ぐすっ

唯「ごめんね…うい」ぎゅ

憂「それで……何かあった？」

唯「うい……覚悟を決めないといけないみたい」

憂「へ？」

唯「たぶん、今日でこの部屋も雪で埋まっちゃう」

憂「…そんな」

唯「だからね、最後まで一緒にだよ、うい」

憂「うん…」ぎゅ

唯「はぁ…なんかあっという間だったね」

ごぉーー！！！

憂「…」

唯「これで終わりかなぁ」

憂「お姉ちゃん…」

唯「ふふ、結局みんなと会えなかったなぁ」

憂「…」

唯「お母さんとお父さんは大丈夫かな～」

憂「お姉ちゃん、」

唯「でもね、ういと一緒に氏んじゃえるから辛くないよ」

憂「お姉ちゃん泣いてるよ…」

唯「えへへ……ぜんぜんっ」

憂「お姉ちゃん」

唯「うい」

憂「寝よう？」

唯「…うん」

憂「お姉ちゃん、絶対にずっと一緒だよ」ぎゅ

唯「もちろんだよぉ」ぎゅう

唯憂「おやすみなさい…」

ばちん！！　ばちん！！

唯「ダンボール…とらなきゃよかったね……」

憂「えへへ…もう大丈夫だよぉ」

唯「そっかぁ」

――地球滅亡まで、あと4か月

めきめきめきめき…

唯「…ん……？」

憂「……zzz」

唯「もうすぐかなぁ」

ぱりーん！

ひゅー…

唯「…窓割れちゃったぁ」

憂「…さむ……」

唯「ういー」

憂「おねーちゃん」

唯「さいごだよ～…えへへ」

憂「うんっ」

唯「せーのっ」

唯憂「あったかあったか♪」

憂「えへへ…//」

唯「気持ちいいね～…」

憂「幸せだよぉ…」

どーーーーーん！！

唯「ういー」ぎゅ

憂「おねーちゃーん」ぎゅう

どーーーーーん！！！

唯「えへへ……うるさいなぁ」ぎゅ

憂「すごいねぇ…」ぎゅ

どーーーーーん！！！

唯「…」

憂「…」

ばんっ！！！

ぐらっ

唯「…うい」

憂「お姉ちゃん」

唯「なんか外が赤いね」

憂「うん…」

「逃げろーーー！！！」

唯「ほえ？」

憂「まだ人いたんだ…」

ばばばばばばばばばば

唯「うい、見て、ヘリコプター飛んでる」

憂「…」

憂「お姉ちゃん！！あれ見て！！」

唯「……噴水？あんなところにあったっけ？」

憂「あっちにも……」

ざー…

唯「…そして雨？でもなんか黒っぽい」

憂「お姉ちゃん…助かるかな」

唯「へ？」

憂「ほら…雪が」

唯「溶けてる！？」

「早く逃げろーー！！焼け氏ぬぞーー！！」

唯「焼け？」

ばばばばばばばば……どーん！

憂「ヘリコプターが！」

唯「！？」

憂「い、いまあの噴水から、なにかが飛んでいってヘリに」

どーーーーーん！！

唯「う、ういこれって」

憂「噴火？」

唯「…逃げよう！！うい！！」

憂「うんっ」

唯「うい！！2階からはもう出れなくなってる！」

憂「1階から外に出よう、お姉ちゃん」ずきん

唯「うい、足は…」

憂「大丈夫！お姉ちゃん、ドア開く！？」

唯「開かない……」がちゃがちゃ

憂「まだドア開けられるまでは溶けてないのかな」

唯「どうしよう…」

憂「2階から…飛び降りるしか」

唯「でもうい…足が」

憂「…大丈夫だよ、下は雪だし！」

唯「わ、分かった。じゃあ私先に飛び降りるよ」

憂「うんっ」

唯「よっと！」ぴょん

どしゃ…

唯「いてて…」

憂「お姉ちゃん大丈夫！？」

唯「う、うん、ういも早く」

憂「うんっ」たっ

どちゃ…

唯「大丈夫！？」

憂「お、だ、大丈夫」

唯「じゃあ行くよ！」

憂「…ど、どこに行くの」

唯「わ、分かんないけど逃げないと！！」

憂「う、うん」

唯「うい危ないっ！」

どーーーん！！めらめら

憂「…溶岩だ」

どーーん！！

唯「うい、行こう！！」

――――――
―――

憂「？」

唯「…はやく！うい！！」

憂「お姉ちゃん？」

唯「うい！？」

憂「お姉ちゃん汗ぐっちょりだよ～」

唯「……あ」

憂「お姉ちゃんソファーで寝ちゃだめだよぉ」

唯「…えへへ～」

どーーーーん！！

唯「！？」

憂「あー！」

唯「ふ、噴火！？」

憂「へ？」

唯「あ、えへへ…」

憂「花火大会、今日だったね～」

唯「花火…」

憂「うん♪」

＿＿
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　　　　　　　　　　　-=ﾆﾆﾆﾆ=-

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　／⌒ヽ　　　_,,-''"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 ,（＾ω＾　 ）　,-''";　　;,
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　　　　　　　　　　　　　 　　_,,-','",　;:　'　;　:,　':　,:　　　　:'　　　　　ｄ⌒)　./|　_ﾉ　 __ﾉ

乙

The day after tomorrow、VOLCANO、2012を混ぜたものを唯憂でやって
感動超大作にする予定だったのですがダメでした正直今回はすみませんでした
おやすみなさい