1: 2013/06/12(水) 22:58:30.49
アイマス×chicago poodle「流星」

2: 2013/06/12(水) 22:59:29.06
P「流星?」

貴音「つきましたよ、あなた様」

 誰も知らない秘密の場所に

P「おっここかー。いい場所じゃないか」

 君を初めて誘った日は

貴音「この場所を知っているのは、私だけですから」

 言葉一つ選んでる間に

P「おー星がよく見えるなー。」

 数え切れないほどの流星を見た

貴音「今宵は流星群が見える日ですからね」

 どうなんだろう?

P「そっかぁ。ありがとうな、そんな日に誘ってくれて」

 それが知りたくて

貴音「いえ、・・・あなた様ですから」ボソッ

 あともう一歩、踏み出せずにいたままで

P「ん?何か言ったか?」

貴音「・・・なんでもありません」ムスッ

3: 2013/06/12(水) 23:00:10.71
 煌く空を眺めてる

P「しっかし綺麗だなー流星群」

 その横顔に見とれてた

貴音「・・・」

 sha la la la 僕に気づいて笑ってた

P「?どうした?俺の顔何か見て」

 catn't stop loving you

貴音「・・・今宵は月も・・・いえ」

 言いかけてやめた言葉をしまいこんで

貴音「大したことではありませんよ」スッ

 そっと君に触れた

P「わっ!いきなりくっついてくるなよ」

貴音「今宵だけですよっ」フフッ

4: 2013/06/12(水) 23:00:42.73
 春のかおり 夏の木漏れ日 秋の風 冬の静けさ

貴音(あれから一年・・・)

 時の流れに気づかないままで 移り行く季節に戸惑っていた

貴音(一年というものは、あっという間ですね)

 どうしてだろう? なぜに時間は

貴音(プロデューサー殿も最近は事務所にも戻れないようです)

 互いを知らぬ間に変えてくの?

貴音「・・・今年も、お誘いしたかったのですが」ボソッ

5: 2013/06/12(水) 23:01:13.26

 きらめくそらの片隅で ひとりきりの月を見てた

貴音(一人で見ていると、流星より月に目が行きますね)

 sha a la la 胸の奥が軋むようなメロディ

貴音(独りで佇む・・・まるで今の私のようですね)

 Don't stop loving me

貴音「・・・あなた様」ボソッ

 同じ景色を見てるはずの君は今頃何を想うの?

貴音(今はどちらにいらっしゃるのでしょうか?)

6: 2013/06/12(水) 23:01:40.11
 求め合うだけでなく与え合うものもあるって

貴音(あなた様と出会って、私はここまで来ることができました)

 教えてくれた

P「・・・ぉーぃ!おーい貴音ー!!」

貴音「・・・あなた様!?」

 この場所でいつもふたりで

P「ごめんな、遅くなって」

 重ね合った思いは今も

貴音「今日は来れないと思っていましたのに」

 煌く空を眺めてた

P「今晩はここにいるんじゃないかなーって思ってさ、早めに切り上げてきたんだよ」

7: 2013/06/12(水) 23:02:06.17

 あの星にかけた願いが今

P「今日は流星群の日だろ?」

 僕の中で動き始めた

貴音(去年のことを、覚えててくださったのですね・・・)

 can't stop loving you

貴音「あなた様?」

 誓うよ

P「どうした?」

 そっとだけどもっと

貴音「ふふっ」

 そしてずっと君のそばにいよう

貴音「これからも、よろしくお願いします。あなた様」

8: 2013/06/12(水) 23:03:47.11
以上です。

ChicagoPoodleアルバム:Oneより、「流星」でした。

インディーズ曲ですが、個人的に好きな曲だったのでSSにしてみました。

引用元: P「流星?」