108: 2008/12/04(木) 21:11:05 ID:???
夕焼け小焼けで日が暮れて。
アタシは1人、リビングで買い置きのダイエットコーラをグビグビと飲みながら、テレビから流れる夕方番組にありがちな馴れ合いのような会話をぼんやり眺めている。
…と同時に、アタシはチラチラと時計を見やる。
「・・・5時半が過
が過ぎたらコブラツイストに変更ね」
『今日は掃除当番だから先に帰って』
そう言ったアイツに背をむけてからどれくらいたっただろう…。
さっきからイラつくとわかりながらアイツのことを考えてしまう。そのたびイライラがつのるつのる。
そもそも掃除にこんなに時間がかかる?…どっかに寄り道?…寄り道ならぶっ飛ばすわよ?…四の字固めよ?
…それとも事故?…パイロットを狙った誘拐?…んなわけないわよね?…・・・・・…んなわけないわよね?…やっぱり寄り道よ
…5時半が過ぎたらコブラツイストに変更ね
今に至る
「・・・ミサトに連絡しようかな…。アイツどんくさいし…さらわれたら…」
ぷるるるるる
「…っ!!」
波打っていた思考が、再び下降しかけてきた途端に電話がそれをストップした。
『もしもし?○×スーパーですが碇シンジ君の保護者の方はおられま…』
「アタシよ!!」
アタシは1人、リビングで買い置きのダイエットコーラをグビグビと飲みながら、テレビから流れる夕方番組にありがちな馴れ合いのような会話をぼんやり眺めている。
…と同時に、アタシはチラチラと時計を見やる。
「・・・5時半が過
が過ぎたらコブラツイストに変更ね」
『今日は掃除当番だから先に帰って』
そう言ったアイツに背をむけてからどれくらいたっただろう…。
さっきからイラつくとわかりながらアイツのことを考えてしまう。そのたびイライラがつのるつのる。
そもそも掃除にこんなに時間がかかる?…どっかに寄り道?…寄り道ならぶっ飛ばすわよ?…四の字固めよ?
…それとも事故?…パイロットを狙った誘拐?…んなわけないわよね?…・・・・・…んなわけないわよね?…やっぱり寄り道よ
…5時半が過ぎたらコブラツイストに変更ね
今に至る
「・・・ミサトに連絡しようかな…。アイツどんくさいし…さらわれたら…」
ぷるるるるる
「…っ!!」
波打っていた思考が、再び下降しかけてきた途端に電話がそれをストップした。
『もしもし?○×スーパーですが碇シンジ君の保護者の方はおられま…』
「アタシよ!!」
109: 2008/12/04(木) 21:12:49 ID:???
「あの…今日は…ごめんねアスカ」
「・・・・・」
スーパーからの帰り道。三歩先を歩くアタシに、なぜシンジが「今日はごめん」と言ったのかを考え、小さく苦笑いを浮かべる。
やっぱりコイツは馬鹿シンジだ。
・
・
・
万引きGメン24時のような番組でしか見たことのないスーパーの事務所にて、営業スマイルとは程遠いしかめっ面をした店長と、世界の終わりのような顔をしたシンジがそこにいた。
「ん?保護者の方が来るときいてたんだけど…君のお姉さんか?」
「あ、アスカ!?」
おそらくミサトが来ると思ってたのだろうシンジは、アタシを見て目を白黒させた。
「見たところ保護者とは言えない年のようだけど…?」
アタシはシンジと店長を無視して、2人の間に置いてある買い物カゴの中身に目をうつす。
カゴからニョキッと飛び出た『赤ワイン』と諸々の商品を見て、だいたいのことを察知できた。
「馬鹿シンジ…」
アタシは小さく呟く。
「おい、いい加減にしないか!この子の保護者じゃないんだろう君は!?」
「うっさいわね!そんな話どうでもいいのよ!」
アタシはポケットから財布を取り出し、中からカードを投げつけた。
「痛っ…あ!このカード…!?」
・
「・・・・・」
スーパーからの帰り道。三歩先を歩くアタシに、なぜシンジが「今日はごめん」と言ったのかを考え、小さく苦笑いを浮かべる。
やっぱりコイツは馬鹿シンジだ。
・
・
・
万引きGメン24時のような番組でしか見たことのないスーパーの事務所にて、営業スマイルとは程遠いしかめっ面をした店長と、世界の終わりのような顔をしたシンジがそこにいた。
「ん?保護者の方が来るときいてたんだけど…君のお姉さんか?」
「あ、アスカ!?」
おそらくミサトが来ると思ってたのだろうシンジは、アタシを見て目を白黒させた。
「見たところ保護者とは言えない年のようだけど…?」
アタシはシンジと店長を無視して、2人の間に置いてある買い物カゴの中身に目をうつす。
カゴからニョキッと飛び出た『赤ワイン』と諸々の商品を見て、だいたいのことを察知できた。
「馬鹿シンジ…」
アタシは小さく呟く。
「おい、いい加減にしないか!この子の保護者じゃないんだろう君は!?」
「うっさいわね!そんな話どうでもいいのよ!」
アタシはポケットから財布を取り出し、中からカードを投げつけた。
「痛っ…あ!このカード…!?」
・
110: 2008/12/04(木) 21:14:41 ID:???
・
・
「ね、ネルフカードって凄いんだね。あんなに怒ってた店長さんが急にペコペコしだして…」
「・・・・・」
「…アスカ怒ってる?」
うかがうようにアタシの背中に話しかけてくるシンジ。
そろそろかまってやらないと可哀想だし、アタシはクルリと振り返り、ポケた顔したシンジにビシッと人差し指をむける。
「2つ質問するわ!まず、今日が何の日か知ってるわね!」
「う・・・」
真っ赤になって、頭をガクリと下げるシンジ。
「知ってるととるわよ!誰に聞いたの!?」
「み、ミサトさんに…けっこう前にききました」
「質問その2!アンタがスーパーで中学の制服着たままワインを買うなんていう暴挙に出た理由はなに!?」
「・・・言えません」
もう氏にそうなほどに顔が真っ赤ねw
「答えろって言ってんのよ!」
「…あ、アスカわかっててきいてるだろ!」
「当たり前でしょ!アンタの口からきいて、改めて笑ってやんのよ!」
「お、鬼!悪魔!僕に恥ずかしい思いさせてそんなに楽しいのかよ!」
目にはうっすら涙。そんなシンジがバカらしくて楽しかった。
手にぶら下げた買い物袋。そこにはシンジの想いが詰まっているような気がして・・・なんだか嬉しかった。
おわり?
・
「ね、ネルフカードって凄いんだね。あんなに怒ってた店長さんが急にペコペコしだして…」
「・・・・・」
「…アスカ怒ってる?」
うかがうようにアタシの背中に話しかけてくるシンジ。
そろそろかまってやらないと可哀想だし、アタシはクルリと振り返り、ポケた顔したシンジにビシッと人差し指をむける。
「2つ質問するわ!まず、今日が何の日か知ってるわね!」
「う・・・」
真っ赤になって、頭をガクリと下げるシンジ。
「知ってるととるわよ!誰に聞いたの!?」
「み、ミサトさんに…けっこう前にききました」
「質問その2!アンタがスーパーで中学の制服着たままワインを買うなんていう暴挙に出た理由はなに!?」
「・・・言えません」
もう氏にそうなほどに顔が真っ赤ねw
「答えろって言ってんのよ!」
「…あ、アスカわかっててきいてるだろ!」
「当たり前でしょ!アンタの口からきいて、改めて笑ってやんのよ!」
「お、鬼!悪魔!僕に恥ずかしい思いさせてそんなに楽しいのかよ!」
目にはうっすら涙。そんなシンジがバカらしくて楽しかった。
手にぶら下げた買い物袋。そこにはシンジの想いが詰まっているような気がして・・・なんだか嬉しかった。
おわり?
111: 2008/12/04(木) 21:16:26 ID:???
『すれ違い』
アタシはシンジが好きだ。
もう流石に付き合いだして2年も経つし、それぐらいのことは恥じらいなく自覚している。
アタシはコイツのことなら何でも知ってる自信がある。
「ねえアンタってさぁ…もうちょっと気の利いたこと言えないのぉ?」
「え…でも…」
「ったく!たまにはアタシのこと『綺麗だよ』とか『素敵だね』とか言えないもんかしらね!」
「うぅ…」
ほら、こう言われたらいつも顔を真っ赤にして俯いてしまう。
コイツは『大好きな人に綺麗と言ってほしい』女心がわかってない。
アタシがそんなことを考えながらシンジの方を見ると、必ず『ごめんね』の一言と共にキュッと抱きしめてくる。
そうされると、アタシが何も言えなくなるのを知ってるから…。
結局そのままアタシ達は無言のまま固まってしまう。
ホントはシンジの言葉が欲しかったのに、アタシは結局いいように誤魔化されてしまうのだ。
・・・でも、こうしてる時間は嫌いじゃない。
言葉に出来ないシンジが・・・そんな恥ずかしがり屋のシンジが愛しいのかもしれない。
「ねぇ、アンタってズルいわよね…」
「アスカの方がズルいよ…」
アタシはシンジが好きだ。
もう流石に付き合いだして2年も経つし、それぐらいのことは恥じらいなく自覚している。
アタシはコイツのことなら何でも知ってる自信がある。
「ねえアンタってさぁ…もうちょっと気の利いたこと言えないのぉ?」
「え…でも…」
「ったく!たまにはアタシのこと『綺麗だよ』とか『素敵だね』とか言えないもんかしらね!」
「うぅ…」
ほら、こう言われたらいつも顔を真っ赤にして俯いてしまう。
コイツは『大好きな人に綺麗と言ってほしい』女心がわかってない。
アタシがそんなことを考えながらシンジの方を見ると、必ず『ごめんね』の一言と共にキュッと抱きしめてくる。
そうされると、アタシが何も言えなくなるのを知ってるから…。
結局そのままアタシ達は無言のまま固まってしまう。
ホントはシンジの言葉が欲しかったのに、アタシは結局いいように誤魔化されてしまうのだ。
・・・でも、こうしてる時間は嫌いじゃない。
言葉に出来ないシンジが・・・そんな恥ずかしがり屋のシンジが愛しいのかもしれない。
「ねぇ、アンタってズルいわよね…」
「アスカの方がズルいよ…」
112: 2008/12/04(木) 21:19:11 ID:???
僕はアスカが好きだ。
もう付き合いだして2年目だし、流石の僕だって迷わず言い切れる。
僕はアスカのことなら何でも知ってる自信がある。
「ねえアンタってさぁ…もうちょっと気の利いたこと言えないのぉ?」
「え…でも…」
「ったく!たまにはアタシのこと『綺麗だよ』とか『素敵だね』とか言えないもんかしらね!」
「うぅ…」
ほら、こう言うとすぐにホッペを膨らしてプイッとそっぽを向く。
アスカは『大好きな人に綺麗と言えない』男心がわかってない。
アスカはいつもその後で何かをせがむように僕の顔を真っ赤な顔で睨みつける。
そうされると、僕が彼女を抱きしめなきゃいけないことを知ってるから…。
結局僕はアスカをギュッと抱きしめてしまう。
ホントはアスカがこうしたかったクセに、僕は結局恥ずかしい役を押し付けられるハメになる。
・・・でも、こうしてる時間は嫌いじゃない。
想いを行動に出来ないアスカが・・・そんな恥ずかしがり屋なアスカが愛しいのかもしれない。
「ねぇ、アンタってズルいわよね…」
「アスカの方がズルいよ…」
おわり
もう付き合いだして2年目だし、流石の僕だって迷わず言い切れる。
僕はアスカのことなら何でも知ってる自信がある。
「ねえアンタってさぁ…もうちょっと気の利いたこと言えないのぉ?」
「え…でも…」
「ったく!たまにはアタシのこと『綺麗だよ』とか『素敵だね』とか言えないもんかしらね!」
「うぅ…」
ほら、こう言うとすぐにホッペを膨らしてプイッとそっぽを向く。
アスカは『大好きな人に綺麗と言えない』男心がわかってない。
アスカはいつもその後で何かをせがむように僕の顔を真っ赤な顔で睨みつける。
そうされると、僕が彼女を抱きしめなきゃいけないことを知ってるから…。
結局僕はアスカをギュッと抱きしめてしまう。
ホントはアスカがこうしたかったクセに、僕は結局恥ずかしい役を押し付けられるハメになる。
・・・でも、こうしてる時間は嫌いじゃない。
想いを行動に出来ないアスカが・・・そんな恥ずかしがり屋なアスカが愛しいのかもしれない。
「ねぇ、アンタってズルいわよね…」
「アスカの方がズルいよ…」
おわり
113: 2008/12/04(木) 21:20:48 ID:???
トイレから帰ってきたアタシは、ギョッと目をむいた。
「あすかぁ…誕生日プレゼントありがとぉぉ…」
いつもよりも少しだけ豪勢な料理が振る舞われたテーブルの足元に、本日のパーティーの主役はいた。
「ぼくねぇ~アスカにプレゼントのおかえしあげたいんだぁ…」
今日初めて飲んだアルコールにより、思考回路は完全に空を飛んでいるらしい。
バカの真っ赤な顔の下は、ず~っと足の先まで肌色が続いていて…何故か所々にゴミ捨て用ロープが巻き付いている。
「えへへぇ…」
緩みきった顔をコチラに向けると、右手に持ったロープの端をクイクイ引っ張る。
そして一言
「ひっく…今日で17さいになった僕…たべて♪」
・
・
・
「~と、これが今年のアンタの誕生日だったわよね」
「お、思い出す必要ないだろ!」
『おかえしに』
朝からせっせと12月4日を祝うためのディナーをこしらえているシンジ。
まあ一生懸命作るのはいいんだけど、初っ端から本日の主役をほったらかしというのは、いただけない。
ということでわざわざキッチンにむかい、先程のエピソードを披露してあげた。
相変わらずこの話を出すたびに良いリアクションをくれるシンジには実に満足する。
「あすかぁ…誕生日プレゼントありがとぉぉ…」
いつもよりも少しだけ豪勢な料理が振る舞われたテーブルの足元に、本日のパーティーの主役はいた。
「ぼくねぇ~アスカにプレゼントのおかえしあげたいんだぁ…」
今日初めて飲んだアルコールにより、思考回路は完全に空を飛んでいるらしい。
バカの真っ赤な顔の下は、ず~っと足の先まで肌色が続いていて…何故か所々にゴミ捨て用ロープが巻き付いている。
「えへへぇ…」
緩みきった顔をコチラに向けると、右手に持ったロープの端をクイクイ引っ張る。
そして一言
「ひっく…今日で17さいになった僕…たべて♪」
・
・
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「~と、これが今年のアンタの誕生日だったわよね」
「お、思い出す必要ないだろ!」
『おかえしに』
朝からせっせと12月4日を祝うためのディナーをこしらえているシンジ。
まあ一生懸命作るのはいいんだけど、初っ端から本日の主役をほったらかしというのは、いただけない。
ということでわざわざキッチンにむかい、先程のエピソードを披露してあげた。
相変わらずこの話を出すたびに良いリアクションをくれるシンジには実に満足する。
114: 2008/12/04(木) 21:22:28 ID:???
「酔うと大胆よねぇウチのシンちゃんは♪」
「な、なんだよ。あの後アスカだって『うぉー!』って襲いかかってきたクセに!」
「あら、アタシはシンちゃんからの大事なプレゼント断るような意地悪したくなかっただけよ。
ところで今年もビールは用意してるの?ん?」
「無いよ!!」
ぷぅっと頬を膨らませたシンジはアタシに背を向けると、調理に逃げてしまった。
ふん、耳まで真っ赤にして…かぁいいヤツめ。
「ところでアンタしっかりプレゼント用意してんでしょーね」
「まあ一応…」
「ふーん。・・・あ」
「どしたの?」
「ちょっと…部屋で待ってるわ。プレゼント楽しみにしてるからね」
・
・
「ったく!動くとすぐ解けるのが面倒くさいわね!」
部屋に戻ったアタシは、着ていたパジャマを脱ぎ捨てて、体中に巻いていた真っ赤なリボンをスルスル調節する。
「・・・ホントちゃんとしたプレゼント用意しなさいよね…。おかえしにこんな良いモノあげるんだから」
私がプレゼント♪みたいなのがあんなに興奮するなんて知らなかったもん…。
絶対に酔いから生まれた事故なんかで終わらせない…。
来年も再来年も誕生日の度に行う恒例イベントにしてやるんだから…。
おわり
「な、なんだよ。あの後アスカだって『うぉー!』って襲いかかってきたクセに!」
「あら、アタシはシンちゃんからの大事なプレゼント断るような意地悪したくなかっただけよ。
ところで今年もビールは用意してるの?ん?」
「無いよ!!」
ぷぅっと頬を膨らませたシンジはアタシに背を向けると、調理に逃げてしまった。
ふん、耳まで真っ赤にして…かぁいいヤツめ。
「ところでアンタしっかりプレゼント用意してんでしょーね」
「まあ一応…」
「ふーん。・・・あ」
「どしたの?」
「ちょっと…部屋で待ってるわ。プレゼント楽しみにしてるからね」
・
・
「ったく!動くとすぐ解けるのが面倒くさいわね!」
部屋に戻ったアタシは、着ていたパジャマを脱ぎ捨てて、体中に巻いていた真っ赤なリボンをスルスル調節する。
「・・・ホントちゃんとしたプレゼント用意しなさいよね…。おかえしにこんな良いモノあげるんだから」
私がプレゼント♪みたいなのがあんなに興奮するなんて知らなかったもん…。
絶対に酔いから生まれた事故なんかで終わらせない…。
来年も再来年も誕生日の度に行う恒例イベントにしてやるんだから…。
おわり
116: 2008/12/04(木) 21:25:45 ID:???
『あの、どちらさまで…』
「葛城ミサトよ!!葛城ミサト!!早く後ろにいる2人に代わってくれる!?」
『…す、すごいやミライ!初めてのお電話なのに、完璧じゃないか』
『…うんうんっ、やっぱりこの子はアタシの子よね。天才だわ』
ドカーーーーーン!!!!
ミサトの背後から爆発音が響き、同時に発令所全体が慌ただしい動きに変わる。
「み、ミライちゃんお願い!!早くパパとママに代わって!!」
『パパママぁ~、かつらぎみさとさんからだよ?』
『…あ、ミサトさんからだって』
『…ちょっと待ってシンジ、せっかくだから呼びにいくとこまで練習させない?』
『…あ、うん!それがいいよ。どうせミサトさんからの電話だし焦ることないもんね』
バカ親2人のとんでもない会話に唖然とするミサト…。
『…じゃあミライ、パパとママはキッチンで待ってるから、一旦保留ボタンを押してから、呼びにくるのよ?』
『…頑張ってねミライ!』
『うん!ミライがんばるね!』
「ちょ、ちょっと待ってミライちゃん!!」
『えっと…えっと…しょうしょうおまちください♪』
『『うん、ミライGJ!!』』
ぴろりろりろ…♪
「う…うがあああ!!」
おわり
「葛城ミサトよ!!葛城ミサト!!早く後ろにいる2人に代わってくれる!?」
『…す、すごいやミライ!初めてのお電話なのに、完璧じゃないか』
『…うんうんっ、やっぱりこの子はアタシの子よね。天才だわ』
ドカーーーーーン!!!!
ミサトの背後から爆発音が響き、同時に発令所全体が慌ただしい動きに変わる。
「み、ミライちゃんお願い!!早くパパとママに代わって!!」
『パパママぁ~、かつらぎみさとさんからだよ?』
『…あ、ミサトさんからだって』
『…ちょっと待ってシンジ、せっかくだから呼びにいくとこまで練習させない?』
『…あ、うん!それがいいよ。どうせミサトさんからの電話だし焦ることないもんね』
バカ親2人のとんでもない会話に唖然とするミサト…。
『…じゃあミライ、パパとママはキッチンで待ってるから、一旦保留ボタンを押してから、呼びにくるのよ?』
『…頑張ってねミライ!』
『うん!ミライがんばるね!』
「ちょ、ちょっと待ってミライちゃん!!」
『えっと…えっと…しょうしょうおまちください♪』
『『うん、ミライGJ!!』』
ぴろりろりろ…♪
「う…うがあああ!!」
おわり
引用元: 落ち着いてLAS小説を投下するスレ 15
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります