1: 2013/02/02(土) 18:52:52.58
美希「まじフOックなの」

P「そうか」カタカタ

美希「ハニーのことなんかこれっぽっちも好きじゃないし」

P「そうか」カタカタ

美希「どっちかって言ったらハニーが美希のこと好きなの」

P「それはないな」カタカタ

美希「なくないの」

P「そうか」カタカタ

美希「ハニーが美希のこと好きだっていうから仕方なく合わせてあげてるの」

P「そんなこと言った記憶がないけどな」カタカタ

美希「さっきからパソコンいじってなにしてるの!人と喋る時はちゃんと目を合わせないとダメ!」

P「仕事中二そんなこと言われてもな」カタカタ

美希「ハニーはミキと仕事どっちが大事なの!?」

P「美希は仕事に含まれてるぞ」カタカタ

美希「み、ミキだってハニーとは仕事の付き合いだもん」

5: 2013/02/02(土) 18:57:57.62
美希「そうやって仕事だって自分に言い聞かせて気持ちを無理に押し込めてるくせに」

P「はいはい」カタカタ

美希「はいは一回なの!」

P「さて・・・」パタン

美希「あっ、終わり?なら一緒に帰るの」

P「いや今日はこれから行くとこあるから一人で帰ってくれ」

美希「ミキのことちゃんと送ってくのも仕事のうちなの」

P「・・・はいはい、じゃあちょっと待ってろ」

美希「最初から素直に一緒に帰りたいって言えばいいのに」


P「あ、もしもし?ごめん、ちょっと遅くなる」

P「仕事で、ごめん。多分30分くらい」

P「うん、ごめんな。じゃ」

美希「だれ?」

P「彼女」

美希「ダウト」

12: 2013/02/02(土) 19:09:29.53
P「さていくか」

美希「ちょっと待つの」ガシッ

P「ん?」

美希「さっきなんて言ったの?」

P「彼女」

美希「ダウト」

P「そうか、ほらいくぞ」

美希「待つの!!」

P「なんださっきから。俺に彼女がいたらダメなのか?」

美希「ダメに決まってるの」

16: 2013/02/02(土) 19:18:58.66
P「ダメって、美希に言われることじゃないだろ」

美希「っ・・・あ、アイドルのプロデュースしてるんだから他の女を見るのはダメなの」

P「仕事とプライベートは分けてるしなにが問題なんだ?」

美希「とっ、とにかくダメなの!」

P「はいはい。とにかく帰るから車乗れ」

美希「・・・」

ブロロロ……

26: 2013/02/02(土) 19:38:22.04
車の中

美希「・・・ねぇ」

P「うん?」

美希「彼女がいるって嘘なんでしょ?」

P「なんでそんなこと」

美希「だって、ハニーはミキのこと好きだって、こうやって家まで送ってくれるし」

P「そりゃまぁ」

美希「やっp」

P「仕事だしな」

美希「・・・・・・」

36: 2013/02/02(土) 19:56:57.76
P「まぁ仕事っていうのもそうだけど、こうやって一緒に帰るのも結構楽しい時間ではあるけどな」

美希「・・・・・・」
P「美希?」

美希「・・・べつにいいの。べつにハニーのことなんか好きでもなんでもないし」
美希「・・・ミキだって仕事だってわかってるの」

P「・・・美希?」

美希「・・・だからってミキのことほっぽって女と遊ぶっていうのはイヤなの」
P「なに言ってんだ?」

美希「イヤなの!!」

P「・・・なぁ美希」

美希「なに?」

P「美希のことは大切な仲間だと思ってる。でも流石にプライベートに口を出すのは辞めて欲しい」

美希「っ!!だったら、これから美希が誰かとデートするっていってもハニーには関係ないんだ」

P「それは止めるに決まってるだろ」

美希「どうして?」

P「担当してるアイドルの不祥事を止めるのは俺の仕事だ」

美希「~~~~っ!!」

47: 2013/02/02(土) 20:02:59.50
P「じゃあまた明日」

美希「・・・・・・っ!」バタン!!

P「・・・・・・」


それから美希は事務所にこなくなった

人づてにきいた話だと夜の街を徘徊し、荒んだ生活をしているらしい



終わり

51: 2013/02/02(土) 20:05:12.68
まさかのbadend

68: 2013/02/02(土) 20:24:40.97
どうしろってんだよ

73: 2013/02/02(土) 20:36:10.72
P「さっきから聞いてると、やっぱり美希の方が俺のこと好きなんじゃないのか?」

美希「そ、そんなこと!! 風潮なの! とばっちりなの!」

P「だったら別にプライベートまでかんで来る必要がないっていうか」

美希「言い掛かりなの!」

P「そもそもハニーって時点で好きだよな?」

美希「~~!!」

P「まあ俺も好きだけどさ」

美希「え?」

75: 2013/02/02(土) 20:39:36.98
ほう

82: 2013/02/02(土) 21:15:41.83
美希「ちょ、ちょっと! ど、どういう意味?」

P「意味ってお前、わざわざそういう風に聞かれるとなぁ」

美希「だ、だってさっきまで認めてなかったのに!」

P「いやほら、言っただろ? 一緒にいるのは楽しいし、って」

美希「なんか違うの……」

P「まあ言うならパートナーとして。って感じか」

美希「えっ!?」

86: 2013/02/02(土) 21:24:03.23
P「なんだよ、驚いてばかりで忙しいやつだな」

美希「だ、だってパートナーって……あ、あはっ! 美希の聞き間違いかな!」

P「パートナーとして、美希は俺にとってかけがえのない存在というか」

美希「……ハニー」

P「なんだ?」

美希「その……それ、本当?」

P「あぁ、そりゃもちろん。こんな冗談わざわざ言わない」

美希「ま、まあそういうことなら……美希もこの風潮に従うみたいに見えるのは癪だけど!」

美希「どうしても、ハニーがどうしてもっていうんだから、仕方ないよね!」

P「ん? うん」

美希「あ、でもそれなれ尚更なの!」

87: 2013/02/02(土) 21:34:35.89
美希「あ、それなら尚更なの!」

P「何がだよ」

美希「彼女! 美希はそんじょそこらの女とは違うんだよ!」

P「まあそれは認める」

美希「フツーの人なら愛人とか認めるかもしれないけど、美希は許さないの!」

美希「だから美希がパートナーだって言うならきっぱり別れて欲しいな!」

P「……えっと、どうしてそうなった?」

美希「この後に及んでまだ未練があるの……?」

P「さっきプライベートには口だししないように言ったばかりなんだが」

美希「それはさっきまでの関係と今の関係が違うからリセットなの!」

91: 2013/02/02(土) 21:48:17.61
P「リセット?」

美希「そう! ミキとハニーはこれでパートナーなんだから!」

P「いや、パートナーなのは前からだろ」

美希「ハニーがそう思っててもミキはそう思ってなかったの!」

P「あ、そう……」

美希「だからミキはハニーのプライベートに口を挟めるの!」

P「いや、その理屈はおかしい」

美希「なんなの!!」

P「じゃあなんだ……例えばお前は毎日のスケジュールを俺に決められても大丈夫か?」

美希「大丈夫なわけないの! バカじゃないの!」

P(なんか疲れるな)

P「だろ? つまり、そういうことだ」

美希「それとこれとは話が違うの!」

93: 2013/02/02(土) 21:56:50.41
P「……具体的には」

美希「だって、その……これからはもっと一緒に居る時間も多くなるし」

P「まあそうだな(仕事はどんどん増えてるし)」

美希「もっと、ハニーのこと知りたいって……思うし」

P「それは嬉しいな(仕事に対して熱心なのは感心だ)」

美希「……一緒に暮らすようにもなるでしょ?」

P「ダウト」

美希「ち、違うよ!? 今すぐじゃないよ?」

P「いやいや」

美希「……じゃあそれは諦めるの」

P「そもそも好きでもない人とそういう話になるものか?」

美希「だ、だってハニーがそういう風に言うから! ミキとしては別にどうでもいいの!」

95: 2013/02/02(土) 22:01:44.12
P「まあいいや、とりあえずミキはパートナーだ」

美希「うん」

P「パートナーはそれ以上でもそれ以下でもない」

美希「もちろんなの」

P「だから俺のプライベートに口を」

美希「嫌なの」

P「……」

美希「なんでそんなにダメなの!!」

P「じゃあお前は春香と一緒に住めるのか?」

美希「なんで春香? 関係ないよね?」

P「いやいや、春香だってパートナーだろ」

美希「……え?」

P「え?」

美希「春香、ってあの春香でしょ?」

P「あぁそうだ、仕事のパートナーだろ?」

96: 2013/02/02(土) 22:07:34.20
美希「……ん?」

P「……いや、美希?」

美希「あー……」

P「どうかしたのか?」

美希「そういうこと……なの」

P「やっとわかってくれたか」

美希「……」

P「そういうわけだ、そろそろ着くし準備を」

ギュッ

P「……美希?」

美希「やなの」

P「何が」

美希「やっぱりやなの!!」

P「いや、だから何が……」

美希「ハニーには彼女がいちゃダメなの!」

98: 2013/02/02(土) 22:10:59.58
P「いや、無茶言うなって」

美希「だって……」

P「俺のこと心配してくれてるのか? でも大丈夫、俺みたいな高給取りでもない男を騙す奴はいないさ」

美希「そういうことじゃないの……」

P「まあ俺のこと気にせず、お前は仕事に打ち込んでくれ」

美希「やだ!!」

P「……美希」

美希「だって……だってやっぱりミキは」

美希「ハニーのこと好きだもん!!!」

P「……え?」

美希「ハニーって言ってたのも! 彼女に嫉妬してたのも全部ハニーのことが好きだから!! 悪い!?」

P「い、いや別に……」

美希「そうと決まればこのままハニーの家に連れてって!」

P「それはおかしいだろ」

美希「……やっぱり彼女?」

101: 2013/02/02(土) 22:15:54.42
P「……彼女はまあいないが」

美希「え?」

P「……お前がそこまで言ったんだ、俺だって言わせてもらうがな」

P「とりあえず俺はアイドルと付き合ってればいい見たいな風潮にうんざりしてたんだよ!!」

美希「え、え?」

P「……でもまあ確かに、アイドルと付き合うっていうことは落ち着けばあり得ないことだ」

P「それでも気になることは気になるんだよ! 俺だって男なんだから!」

P「だから彼女いるなんて見栄張って気のないそぶりをしてました!! 悪いか!?」

美希「い、いや別に……」

P「そうと決まれば……いや、でもやっぱりアイドルとは……」

美希「ミキはいいよ?」

P「……なんでまたそういうこと言うかなぁ」

美希「じゃあ、ハニーはそこまで言っておいて、ミキが他のオトコノコと付き合っちゃってもいいんだ?」

P「い、いいわけないだろ!!」

104: 2013/02/02(土) 22:28:50.05
美希「でも実はね、ミキは想いを寄せてる人がいるの」

P「なっ!?」

美希「あはっ! その反応、さっきとまるで別人なの!」

P「し、仕方ないだろ今更! というかそれはいろいろまずい!」

美希「あ、そっか。ハニーが不祥事にならないようにしてくれるんだっけ」

P「当たり前だろ、パートナーであることには変わりないんだ」

美希「でも、もう告白しちゃった」

P「え?」

美希「ミキはね、もう付き合うことにしたから!」

P「ちょ、ちょっと待て! 分かった俺が悪かった! だからそれは勘弁してくれないか……」

美希「それはちょっと違うって思うな。ミキに坊主になれって言うの?」

P「そ、そういうわけじゃないけどさ……」

105: 2013/02/02(土) 22:34:25.62
美希「プライベートに口を挟むなって言ったのはハニーでしょ?」

P「ぐっ……それはなんか卑怯じゃないか?」

美希「さぁ? ミキもこれくらいイジワルされたの!」

P「……」

美希「そもそも恋する女の子に向かって、そういうこと言うのデリカシーに欠けるよね」

P「耳が痛いな」

美希「それじゃ、ハニーが彼女のところに行かないなら、ミキも彼氏のところにいこっかな」

P「い、いやミキ……というかいろんな意味でそれは刺さるというか……」

美希「じゃ、セキニン取ってよ」

P「……」

美希「帰ろ?」

P「え? み、美希?」

美希「ミキの彼氏のとこ!」

106: 2013/02/02(土) 22:37:15.75
P「そ、そういうことか……いやでもさ……」

美希「不祥事にならないようにしてくれるんでしょ?」

P「まあそれは最低限……って違う!」

美希「もう遅いの! ハニーはもう、ミキの彼氏でパートナーなの!」

P「絶対そのパートナーは意味が違うよな……」

美希「それじゃ、ハニーはミキと付き合うの、イヤ?」

P「……嫌じゃないが」

P「そうだな……うん、それじゃどうしても。美希がどうしてもって言うなら」

P「そういう風潮に従うのは癪だけど、いいよ!」

美希「……似てないの」

P「に、似せてない!」

美希「嘘なの……ぷっ!」

P「……ちょっとだけだぞ」

美希「え!? い、行っていいの!?」

108: 2013/02/02(土) 22:43:47.74
P「そのかわり、もう風潮とか気にしないこと」

美希「うーん、それはわかんないの」

P「……」

美希「あはっ! わかったの! そういうことなら、そういうことにしてあげるの!」

P「全く……やっぱりフリをしてた方が楽だったな……」

美希「ね、それじゃ早くいこ!」

P「はいはい、わかりました。我がパートナーさん」

美希「あ、言っておくけど別にハニーのことが好きなわけじゃないんだからね、なの!」

P「似合わん」

美希「早いの! ひどいの!!」

P「結局お前それが言いたかっただけなんじゃ……」

美希「違うの! だいたいハニーが最初に……」

それから美希は事務所でも”ツン”が目立つようになった

人づてに聞いた話だと夜誰かと一緒に……って、嘘!? そ、そんなはずは!!

終わり

引用元: 美希「ミキがハニーのこと好きだって風潮」