4: 2010/10/02(土) 00:21:26.83

律「あー、それ聞いたことあるなー」

ガチャ

紬「遅れてごめんなさい」バタン

梓「ムギ先輩は髪伸びるの早いですか?」

律「おい、ムギに聞くのかよっ」

梓「いっいいじゃないですか、別に」

唯「お待たせー」ガチャ

紬「私?実はね、すっごい早いの。美容師さんにも驚かれるくらいなのよ」

律「へ、へー(言い出せない)」

唯「あれ?まだ澪ちゃん来てないんだー」

梓「そうなんですかー(聞かなければよかった)」

唯「ムギちゃん髪伸びるの早いの?そういう人ってエOチらしいよー」アハハー

律梓(い、言いやがった・・・)

紬「それは何?科学的根拠に基づいて言っているの?それともただの都市伝説というか噂的n」

律「ムギ必氏すぎだろ」

5: 2010/10/02(土) 00:24:10.46

唯「これ美味しいねー」

紬「たくさんあるから食べてね」ウフフ

唯「うん!そういえば澪ちゃんは髪伸びるの早いー?」

澪「え?いいや、私は遅い方だと思うな。どうして?」

唯「髪伸びるの早い人はエOチなんだって」

澪「あぁ、聞いたことあるな、それ」

紬「私ね、本当は1年に1mmくらいしか伸びないの」

梓「うわ、なんか小学生みたいな嘘つき始めた」

紬「いえ、本当なのよ?」キリッ

唯「あはは、それはいくらなんでもないよー」アハハハ

澪「全く、ムギも面白いこと言うなー」

紬「ホント、だもん・・・」グスッ

律「おい、ムギ・・・」ヨシヨシ

7: 2010/10/02(土) 00:26:30.72

唯「りっちゃんって何型だったっけ?」

律「私?B型だぞー」

梓「うわぁ、っぽい」

澪「梓は何型なんだ?」

梓「私はABです」

澪「あーっぽいなぁ。唯は?O型?」

唯「なんで知ってるの!?・・・でも、私O型ってやなんだよねー」

律「なんで?」

唯「ABとかBの方が少数派でなんかかっこいい!」

澪「おい、A型だって強く生きてるんだぞ」

律「そーいやムギは?何型?」

紬「え、えっと・・・(ここで私がO型っていうと唯ちゃんの少数派願望(?)が・・・!)」

律「?」

紬「C 型よ」

律「なんだそれ」

8: 2010/10/02(土) 00:29:49.20

梓「唯先輩って嫌いな人とかいるんですか?」

澪「いなさそうだな」

唯「うん、嫌いになる前に苦手な人は視界からシャットアウトしてるよ」

梓「えっ」

唯「嫌いな人なんていない方が毎日が楽しいよ!」

澪「まぁ一理あるな。私はその苦手な人が多くて困るけど」

紬「ただいまー。トイレ混んでたわー」

律「おかえり。・・・そうそう、基本的に怖いのは嫌がるよな」

澪「うん。あと、がさつだったり、一般常識がないのとかも駄目かも」

紬「でもカチューシャが似合うからいいじゃない」

梓唯「えっ」

紬「あれ?りっちゃんの話じゃないの?」

一同「・・・」

律「部屋の隅で少し泣く。気にするな」

9: 2010/10/02(土) 00:34:32.06

唯「ここはこんな感じでいい?」ジャラーン

紬「うーん・・・」

梓「あ、こんな感じですか?」ジャカジャーン

紬「ちょっと違うのよね・・・」

唯「じゃあこうかな?」ジャカジャカジャカジャカ

紬「それだと変かも」

唯「あーやっぱり?」アハハ

澪「私達も打ち合わせしないか?」

律「いいぜ。そんじゃ、Aメロどうする?」

澪「Aメロは私はあまり動かないから、ドラムも合わせてくれ。ガツガツせず、バスドラも少なめで」

律「了解。確かにそっちの方がまとまりそうだな」

唯「ムギちゃんはどんなイメージなの?」

紬「こう、きゅるきゅるぎゅぃんちゃかちゃかちゃーん!みたいな」

律「おい、誰かここにいる長嶋さんをつまみ出せ」

10: 2010/10/02(土) 00:37:15.21

律「いたたた・・・」

澪「どうした?」

律「マメが・・・」

澪「あ、うん。頑張れ」コワイヨー

律「ひでぇ!?なー、誰か絆創膏持ってないか?」

唯「私はないなー」

梓「私もです」

律「・・・」チラッ

澪「こっち見るな。持ってないよ」

律「ムギはー?」

紬「え、えっと。こういうときは澪ちゃんが『舐めときゃ治るよ、ぺろっ』ってするべきだと思うの!」

律「いや、これ切り傷じゃなくてマメが潰れた怪我だから。・・・でも、そっか。ムギも持ってないか」

紬「絆創膏ならあるわ」ニコッ

澪「最初から出そうな?」ニコッ

12: 2010/10/02(土) 00:43:26.64

律「うーん」

唯「どうしたの?」

律「明日の英語の小テストの予習だよ。全然スペルがわからなくてさ」

澪「日頃の行いが悪いからそうなるんだぞ、授業をちゃんと受けてればわかるだろ」

梓「こういう苦労はしたくないですね」

律「簡単に覚えられる方法があればいいのにな・・・」

澪「そんな魔法みたいな方法、あるわけないだろ」

律「魔法!?いいな!」

紬「うふふ、りっちゃんったら」クスクス

律「いいなー、スペルを覚えられる魔法があれば最高なのになぁ」

紬(魔法とか小学生かよ。馬鹿じゃね)ニコニコ

律「おい、ムギ。笑顔でなんかよくないこと考えてるだろ」

13: 2010/10/02(土) 00:46:41.16

梓「ま、まぁまぁ。確かに律先輩が子供っぽかったのは事実ですし」

紬「小学生かよ、馬鹿じゃね?とか思っちゃってごめんね」

律「わお。思ってたより過激だなオイ。『子供みたいね、ウフフ』くらいだと思ってたのに」

紬「お詫びに私も一緒に魔法考えてあげるね!」

澪「いや、魔法はもういいから勉強教えてやってくれ」

唯「やっぱり、強そうな魔法は『~マ』だと思うんだよね」

律「お!わかるぞ!ベギラマとか、ラリホーマとかな!」

梓「現実逃避はいいから勉強してください」

紬「わかったわ。私、呪文を考えたからりっちゃんにかけてあげるね」

律「おっ!サンキュー」

唯「私も私もー!」キョシュ!

紬「任せてっ!英単語暗記魔法・・・スOルマ!!!」

律梓澪「」

唯「わーい!スペOマかけてくれてありがとう♪」

律「唯、その言い方は色々と駄目だ」

15: 2010/10/02(土) 00:53:46.64

唯「ねぇ、ムギちゃんどうしたの?」

律「へ?」

紬「はぁ・・・はぁ・・・」

澪「大丈夫か!?」

紬「さっき、魔法使っちゃったから、MPが・・・」

梓「あ、練習しましょう、練習」

紬「ひどい!」

澪「ま、まぁそうだな」

律「そうか?じゃあ、テキトーにふわふわ時間からやろうか?」

唯「うん!ほら、ムギちゃんも位置についてっ」

紬「私、賢者時間だからだからちょっと難しいかも」

律「よし、お前は一生そこに座ってろ」


16: 2010/10/02(土) 00:55:46.30

律「さてと、そろそろ帰るか」

梓「結局今日もほとんど練習しなかったですね」

律「いくね?」

梓「いくなくね?」

律「先輩。私、先輩だからな」

梓「あー、はい」

律「何その『とりあえず返事しとけ』的なリアクション」

梓「あれ?バレちゃいました?ごめんなさぁい」

律「うっわー♪ムッカつくぅ☆彡」

梓「まぁまぁ悪気があったわけじゃないんで」

律「あっただろー!」

紬「とりあえず適当に返事しとけばいいと思う」ボソッ

梓「ですね」ボソッ

律「聞こえてるんだよぉ!!」

17: 2010/10/02(土) 00:58:00.60

紬「それじゃ、帰りましょう」シャランラ

澪「すっかり元気になったな」

唯「あ、あれ?」

律「どしたー?」

唯「ムギちゃん、ちょっと前髪伸びてない!?」

梓「いやいや、タケノコじゃないんですから」

澪「で、でも、言われてみれば・・・」

紬「はいストップー、ストップストップー」

澪「何キャラだよ!?」

律「ムギ、別に私たちはムギのことエOチだと思ってないから、な?」

紬「それじゃ私、生徒会行くわね」

唯梓「なんで!?」

19: 2010/10/02(土) 01:01:25.86

紬「私の髪のことは忘れて」ガラッ

澪「ムギはエOチじゃない!ムギはエOチじゃないからな!?だから落ち着け!」

紬「でも、梓ちゃんが私の髪の毛、タケノコって・・・!!」

律「中野ぉぉ!!!」

梓「え!?私!?え、えっと、その、本当にすみませんでした!とりあえず窓から離れてください!」

紬「謝ってももう遅いわ!・・・とうっ」ヒュンッ!

律澪唯梓「えー!!?」ガバッ

律「ここ4階だぞ!?」

唯「ムギちゃぁぁぁん!!!氏んじゃいやぁぁ!!!」

シュタッ!

澪「・・・あ。着地成功した」

律「すげぇな!!?」

20: 2010/10/02(土) 01:03:13.47

澪「いや、でもよく考えたら足の骨とか・・・!」

テクテク・・・

梓「体も平気そうですね」

スタスタ・・・

律「あ、帰ってった」

律澪唯梓「・・・」

澪「私たちも帰るか」

律梓唯「うん」




おわり

21: 2010/10/02(土) 01:03:52.72
自分でも何がしたかったのかわからん
煙草吸いたい、おやすみ

22: 2010/10/02(土) 01:05:05.22

面白かった

24: 2010/10/02(土) 01:05:46.14

このセンスが羨ましい

引用元: 律「むぎぃ!」