1: 2011/08/20(土) 01:51:58.24
「……。……~い~」
唯「んむ~……それはギターじゃなくてヘチマだよあずにゃん……むにゃむにゃ」
律「何ちゅう夢見てんだ……。唯~、そろそろ起きても良いんじゃないか~?」トントン
唯「ん~?……あ、りっちゃん。今日も良いオデコだね」
律「やっと起きたか……そりゃまぁ自慢のオデコですから」
唯「あれ?今何時間目?」
律「とっくに放課後だよ。お前昼休みの後ずっと寝てたんだぞ?」
唯「うぇ?そうなんだ……あ、りっちゃん私待っててくれたんだね」ニヘラ
律「え、いや、まぁうん。そんなトコかな?」
____
唯律ほのぼの短編です。
温かい目で見ていただければありがたいです。
唯「んむ~……それはギターじゃなくてヘチマだよあずにゃん……むにゃむにゃ」
律「何ちゅう夢見てんだ……。唯~、そろそろ起きても良いんじゃないか~?」トントン
唯「ん~?……あ、りっちゃん。今日も良いオデコだね」
律「やっと起きたか……そりゃまぁ自慢のオデコですから」
唯「あれ?今何時間目?」
律「とっくに放課後だよ。お前昼休みの後ずっと寝てたんだぞ?」
唯「うぇ?そうなんだ……あ、りっちゃん私待っててくれたんだね」ニヘラ
律「え、いや、まぁうん。そんなトコかな?」
____
唯律ほのぼの短編です。
温かい目で見ていただければありがたいです。
2: 2011/08/20(土) 01:58:17.31
唯「みんな待たせちゃってるよね。急ごうりっちゃん!」ガタッ
律「いや唯?うわ」グイッ
唯「ほら、行こ!りっちゃん早く」ダダダ
律「だからちょっ!……まぁいっか」タタタ
ガチャ!
唯「みんなゴメ~ン!……ってあれ?誰も居ない」
律「だからさ、唯」
唯「あぁ~!?」
律「うぉお!?どうした?」
唯「お昼にトンちゃんのご飯あげるの忘れてた!」タタタ
律「あぁ、そう」
唯「ゴメンねトンちゃ~ん。今ご飯あげますからね~」ヒョイ パラパラ
律「まぁ、ノンビリするかな……」スタスタ ストン
唯「美味しいですか~ト~ンちゃ~ん?」パラパラ
律「……」
唯「どんどん大きくなるんだよ~」パラパラ
律「唯~?」
唯「ん~?何りっちゃん?」
律「トンちゃんの調子どうよ?」
唯「どうって普通だねぇ」
3: 2011/08/20(土) 02:00:19.71
律「普通ねぇ。美味そう?」
唯「ん~……まだだねぇ」
律「そっかぁ。……いや、どうゆう判断だよ」
唯「みんなで鍋するにはまだまだ小さいよ」
律「本気にすんなし」
唯「冗談だよ~。こんな可愛い子を食べるなんて失礼だよりっちゃん」
律「私かよ……唯は食い意地張ってるからなぁ」
唯「りっちゃんに言われたくな~い~」
律「ほほぉ。じゃあケーキとトンちゃんどっちが好き?」
唯「今はケーキかなぁ」
律「じゃあケーキと梓は?」
唯「う~ん……今はあずにゃんよりちょっとだけケーキが勝ちかなぁ」
律「ほほぉ」
4: 2011/08/20(土) 02:01:35.87
唯「ムギちゃんのケーキまだかなぁ?」パタパタ
律「ケーキありきかよ……ムギもかわいそうに」ヨヨヨ
唯「ちっ違うよ!ムギちゃんとケーキだよ!と!」アセアセ
律「一緒だよ……。ってゆうか今日誰も来ないぞ?」
唯「え?なんで?」
律「他の皆予定があるからって事で部活が休みだからだ。昨日の帰りにも言っただろ?」
唯「そうだっけ?」
律「さっきから何回も言おうとしたけど唯が人の話聞かないから」
唯「そうなんだ……寝ぼけておりました」エヘ
律「はいはい。もう起きたか?」
唯「うん!そりゃもうシャッキリポンと!」フンス
律「さいで」
唯「……あれ?でもじゃあ何でりっちゃんは私の事待ってたの?」
律「え?」
唯「だって部活無かったんでしょ?何で部室に来たの?」
律「いやいや、唯が有無も言わさず部室に連れてきたんだろ?」
唯「あれ?そうだっけ?」
5: 2011/08/20(土) 02:03:05.36
律「がっちり人の手掴んどいてそりゃないよ」
唯「覚えてないなぁ~。ホントに?」
律「嘘吐いてどうなるよ。まだ寝ぼけてんのか~?」ヒラヒラ
唯「エヘヘ~」クネクネ
律「可愛いなぁチクショー」
唯「でも、部活無いんだったら置いて帰ってくれてよかったのに」
律「そうしたらしたで怒る癖に」
唯「そんなこと無いよぉ」
律「いや言うね。『なんで誰も起こしてくれなかったの~!?』って」
唯「う……う~ん」
律「ま、私は何の用事も無かったしな」
唯「そっか。アリガトりっちゃん」
律「それに……唯を独りきりになんて出来ないだろ?」キリッ
唯「りっちゃん……惚れて良い?」
律「私に惚れると、火傷するぜ?」ドヤッ
唯「そっか。火傷は嫌だからやめとくよ」
律「あらま」
唯「じゃあ今日はケーキもあずにゃん分も無しかぁ……」ウナー
6: 2011/08/20(土) 02:05:11.33
律「代わりにりっちゃん分が有るぞ?」ズズイ
唯「りっちゃん分は今はいいや」
律「チクショー」
唯「……あれ?りっちゃんさ」
律「うん?」
唯「私が寝てる間何してたの?」
律「うぇ!?何って……」
唯「だってもう4時半じゃん。すごく待たせちゃってたんだね」
律「……え~と、その、唯の寝顔、を~……」ボソボソ
唯「暇じゃなかったのかなぁって」
律「え?あ、あ~そうゆう事ね。追及する訳じゃ無いんだ……良かった」
唯「良かった?」
律「いやいや、こっちの話。そうだ!ケーキにゃ劣るけどお菓子なら有るぞ~」ゴソゴソ
唯「ほんと!?さすがりっちゃん隊員!」
律「褒めろ褒めろ~!え~っと……はい、酢こんぶ」スッ
唯「すこ……」
唯「りっちゃん分は今はいいや」
律「チクショー」
唯「……あれ?りっちゃんさ」
律「うん?」
唯「私が寝てる間何してたの?」
律「うぇ!?何って……」
唯「だってもう4時半じゃん。すごく待たせちゃってたんだね」
律「……え~と、その、唯の寝顔、を~……」ボソボソ
唯「暇じゃなかったのかなぁって」
律「え?あ、あ~そうゆう事ね。追及する訳じゃ無いんだ……良かった」
唯「良かった?」
律「いやいや、こっちの話。そうだ!ケーキにゃ劣るけどお菓子なら有るぞ~」ゴソゴソ
唯「ほんと!?さすがりっちゃん隊員!」
律「褒めろ褒めろ~!え~っと……はい、酢こんぶ」スッ
唯「すこ……」
7: 2011/08/20(土) 02:06:47.38
律「冗談だって。はい、クッキー」
唯「わ~い。りっちゃん愛してる~」パク
律「私の愛をしっかり味わえ~?」パク
唯「おいひいよひっひゃん」モグモグ
律「そんなに一気に食べたら喉詰まっちゃうぞ?」
唯「んぐんぐ。りっちゃん、お茶~」
律「私は女子高生で部長だけどお茶じゃないぞ~。ちょっと待ってろ」ガタッ
唯「よっ!流石りっちゃん!ほほめのははみ!」モグモグ
律「食べるか喋るかどっちかにしろよ~」コポポポ
唯「ひっひゃんはっほひぃ!うんぐっ!?」ビクッ
律「武勇伝武勇伝!ででんでんでんででんでん!ってか?もう古いだろ~」カチャカチャ
唯「んぐんんん!……!」ドンドン
律「ん?どうした?次は誰のネタだ?」ヒョイ
唯「……!?んんん!?」ジタバタ
律「あぁもう言わんこっちゃない!」ガタン
8: 2011/08/20(土) 02:08:10.46
唯「……!……!?」ドンドン
律「しっかりしろ!唯!」バンバン
唯「んく!ぷはぁっ!はぁ……はぁ……」
律「何やってんだよ」
唯「りっちゃんの愛を独り占めしたくて……」キラキラ
律「う……唯、お前……」
唯「欲張り過ぎたかな?」
律「……ん?いや、私の分は残しとけよ。そんな言い分で全部食われてたまるか」ペシン
唯「あ、バレた?」テヘ
律「すぐお茶淹れるから、もちっと待ってろ」
唯「は~い」
律「ほいよ、お待たせ」カチャカチャ
唯「りっちゃん気が効く~」
律「褒めても何も出ないぞ~」コポポポ
唯「じゃあやめとこ」ゴクゴク
律「おまっ!?現金な」
9: 2011/08/20(土) 02:09:33.26
唯「嘘だって~」ペシペシ
律「まぁ良いや。味は期待すんなよ?」
唯「ん~……ん!美味しいよりっちゃん!」
律「そうか?そりゃ良かった」
唯「うん!毎日飲みたい位!」
律「ま、毎日!?」
唯「うん。美味しいよ」
律「おまえ……毎日って意味分かって言ってんのか?」
唯「え?何が?」ゴクゴク
律「いや、いいや。いつもの事だもんな~」クイッ
唯「え~、なになに?気になる~」ウリウリ
律「ほれ、早く食べないと無くなっちゃうぞ」ヒョイパク
唯「あぁ!りっちゃん隊員卑怯なり~」ヒョイパク
律「大丈夫。プリッツも有るから」スッ
律「まぁ良いや。味は期待すんなよ?」
唯「ん~……ん!美味しいよりっちゃん!」
律「そうか?そりゃ良かった」
唯「うん!毎日飲みたい位!」
律「ま、毎日!?」
唯「うん。美味しいよ」
律「おまえ……毎日って意味分かって言ってんのか?」
唯「え?何が?」ゴクゴク
律「いや、いいや。いつもの事だもんな~」クイッ
唯「え~、なになに?気になる~」ウリウリ
律「ほれ、早く食べないと無くなっちゃうぞ」ヒョイパク
唯「あぁ!りっちゃん隊員卑怯なり~」ヒョイパク
律「大丈夫。プリッツも有るから」スッ
10: 2011/08/20(土) 02:11:32.84
唯「わ~い!りっちゃん大好き~」モグモグ
律「私も唯の事好きだぞ~」
唯「ありがと~」ヒョイパク
律「……う~ん」モグモグ
唯「おかわり!」ポリポリ
律「はいはい」コポポポ
唯「ありがと~」ヒョイパク
律「にしても、唯は一日中そんなんだな」
唯「ほんはんっへ?」モグモグ
律「ん~?食って寝て起きて家でもゴロゴロして。憂ちゃんが走り回ってるのが目に浮かぶよ」
唯「えへへ~、良いでしょ~」
律「ホント、憂ちゃんくれ!って感じ」
唯「駄目だよ~」ブー
律「冗談だって」
唯「私なら良いけど」
律「はぃ!?」
唯「だって、りっちゃんなら私の事世話してくれそうだし」
11: 2011/08/20(土) 02:13:03.34
律「そうゆう事かよ……」
唯「私と暮らすって事は安くないんだよりっちゃん」キリッ
律「憂ちゃんも大変そうだ」
唯「りっちゃん、時々でも代わってあげてよ」
律「いや、お前が自立しろよ」
唯「そんな殺生な」
律「全く、将来が心配だよ」
唯「進学出来るかどうか難しいもんねりっちゃんは」
律「いつの間に私の話にシフトしたよ。ていうかそれ唯も一緒だろ」
唯「一緒に頑張ろうね!りっちゃん!」
律「うん、頑張るけどさ」
唯「大学に行ったら、私の世話もヨロシクね!」ビシッ
律「……唯だけ落ちればいいのに」
唯「ヒドい!?」
律「ウソウソ。一緒に大学行こうな」ポンポン
唯「うん……」
12: 2011/08/20(土) 02:14:04.99
律「……不安か?」ナデナデ
唯「……うん。少し」
律「大丈夫だって!判定も上がった!しっかり勉強もしてる!私達は強い!」
唯「強いは違うんじゃないかな?」
律「やっぱり?」アハハ
唯「りっちゃん……ありがとう。一緒に大学行こうね!」
律「おう!」
唯「で、一緒に暮らそうね!」
律「え?」
唯「おはようからおやすみまで、一家に一りっちゃんだよ!」
律「まだその話引き摺ってんのかよ!」
唯「だって一人で暮らすとか不安でしょうがないし~」クネクネ
律「何を今更……自立する為の一人暮らしだろ?」
唯「そうだけどさぁ~」モジモジ
律「そもそも私達が二人で暮らすとかおかしいだろ……つ、付き合ってる訳でも無いのに」
13: 2011/08/20(土) 02:15:34.78
唯「りっちゃんなら良いよ?」
律「ふぇ?」キョトン
唯「りっちゃんなら大学居る間ずっと一緒に暮らせそうだし」
律「……それは暗に私に恋人が出来ないって言いたいのか?唯隊員」
唯「私も恋人作らなかったら、ずっと一緒に居れるもんね?」
律「そ……そりゃつまりお前」
唯「澪ちゃんとムギちゃんはホラ、直ぐに出来そうだし」
律「……うん。やっぱり私の事馬鹿にしてんじゃねぇか!」ガシッ グリグリ
唯「痛ただだだだだだ!?」グリグリ
律「ったく。馬鹿も休み休み言えっつの」
唯「うぐぅ……ちょっとしたギャグなのに~」ヒリヒリ
律「でもまぁ……一緒に暮らすってのは悪くないかもな」
唯「でしょでしょ!」
14: 2011/08/20(土) 02:17:46.40
律「じゃあもういっそ唯と付き合っちゃうか」
唯「あ、でも私安くないよ?」
律「そういやそうだったっけ……ん~、こづかい日前で手持ち無いし止めとこ」
唯「もぉ。冗談だってば~」
律「まぁ今日お菓子買い過ぎてアイス買い食いする金も無いしなぁ」
唯「なんでそんなにお菓子一杯買ったのさ」
律「そりゃ唯がケーキ無いってゴネるだろうと思って……あ」
唯「りっちゃん……私の為に?」ウルウル
律「……っていう事にしとけば理由になるだろ?」
唯「あ、はぐらかした」
律「良いじゃん。素直に喜んどけ」
唯「他に何が有るの?」
律「ん~っとなぁ、酢こんぶと~」スッ
唯「酢こんぶ選手はベンチで」ズイ
律「え~。じゃあ他にはサッポロポテトと~、プリングルスと~、アルフォートと~」
15: 2011/08/20(土) 02:20:18.05
唯「スゴイよりっちゃん、大漁だね!」
律「全部私のお金だけどな!」
唯「うん!ありがとう!」ガサガサ
律「いやいや、自分の方に寄せるなよ。一緒に食べようよ」
唯「もう、しょうがないなぁりっちゃんは。食い意地張っちゃって~」
律「……そんな扱いするなら帰るぞ?」
唯「食べ終わるまで待ってよ」
律「OK。じゃあ一緒に食べよう」
唯「そうだね」
律「んぐんぐ」モグモグ
唯「まぐまぐ。お茶おかわり」ヒョイパク
律「あいよ」コポポポ
唯「ありがとりっちゃん。さんきゅーりっちゃん」
16: 2011/08/20(土) 02:23:56.21
律「何で言いなおした?」
唯「大事な事だからだよ」
律「そか。二回言われて二倍嬉しい」ヒョイパク
唯「でしょ?」モグモグ
律「じゃあ私も唯が大事だから今度からゆいゆいって呼ぼうか」モグモグ
唯「じゃあ澪ちゃんもみおみおって呼んであげなよ」
律「みおみおねぇ。う~ん……」
* * *
澪『おはよう、律』
律『おはよう!みおみお』
澪『ん?』
律『みおみお一時間目の数学の宿題やった?』
澪『え、あぁ、当たり前だろ?』
律『じゃあ見せて!』
澪『駄~目~だ。自分でしっかりやれ』
律『え~!?間に合わないって~』
17: 2011/08/20(土) 02:25:33.50
澪『いい加減自分で勉強する癖を付けろ。って言っても今更か……』ハァ
律『ねぇみおみお~お願い~』ユサユサ
澪『ゆ~ら~す~な~。っていうかさ』ユサユサ
律『じゃあ見せて!』
澪『……しょうがないな、今回で最後だぞ』
律『やった!みおみお大好き!』
澪『取り敢えず変な呼び方するな!』
ゴンッ!
律『あ痛―っ!』
* * *
律「……あれ?何でか殴られたぞ?」
唯「まぁ、恥ずかしがるだろうね~」モグモグ
律「そうだな。ゆいゆいだけにしとくよ」
唯「じゃあ私もりっちゃんりっちゃんって呼ぶよ」
律「何その半端ない言い難さ」
18: 2011/08/20(土) 02:27:51.76
唯「りっちゃんアンドりっちゃんだよ」
律「訳が分からないよ」
唯「りっちゃんオブザりっちゃん、フォーザりっちゃん、オブザりっちゃんだよ」
律「私って一体何?ていうかオブザ二回出てんじゃん、メチャクチャじゃん」
唯「りっちゃんのりっちゃんによるりっちゃんの為のりっちゃんだよ」
律「イコール只のりっちゃんだよな」
唯「うん。でも大事だから二回言うよ?」
律「……そか、まぁ頑張れ」
19: 2011/08/20(土) 02:29:33.61
唯「……そういえば」
律「総入れ歯?」
唯「ポッキーゲームってさ」
律「うん」
唯「何するゲームなの?」
律「そりゃ……どっちが多く食べれるか競うんじゃないか?」
唯「食べちゃったら分かんないよね」
律「そうだな」
唯「それに、チューしちゃうよね」
律「しちゃう、なぁ」
唯「アレは良いの?」
律「……したい相手なら別に良いんじゃないか?」
20: 2011/08/20(土) 02:32:01.82
唯「そっか……じゃあする?」
律「はぁ!?で、でもプリッツはさっき全部食べたぞ」
唯「ん~、じゃあアルフォートで」
律「短っ!?」
唯「はい!ひっひゃんひっひゃん!」パク
律「うぇ!?」アワワワ
唯「はやふはやふ~」フリフリ
律「いや、あの、チューするって分かってそうゆうのをするのはだな……」アタフタ
唯「ん~?」ハムハム
律「もっと踏む段階が有るというか、何と言いますか」キョロキョロ
唯「モグモグ。ざんねん時間切れ~」
律「あ……」ショボン
唯「ホントりっちゃんりっちゃんって乙女だよね」ヤレヤレ
律「な、なにを~!」
唯「そゆトコも好きだよ」
律「あぅ」カァァ
21: 2011/08/20(土) 02:34:02.48
唯「何だかんだで私の世話焼いてくれる所も好きだし」
律「そりゃ、まぁ?私が好きでやってる事だから良いんだよ」
唯「私も世話されるの好き~」
律「いや、それは何か違うぞゆいゆい」ビシッ
唯「え~。お互い好きでやってるなら良いサイクルじゃない?」
律「和じゃないけど、こうやってニートが出来上がっていくんだな」ハァ
唯「世話されてるだけでニート!?」ガーン
律「お前が何もしなきゃ十分ニートだろ」コツン
唯「それもそっか」テヘ
律「一緒に暮らすにしても、役割分担はしっかり決めるぞ」
唯「そうだね!そうゆうのって良いよね!大事だよね!」ウキウキ
律「例えば私が掃除の日は!」ビッ
唯「お風呂にゆっくり浸かります!」ハイッ
律「繋がってない!」スパーン
唯「え~」
22: 2011/08/20(土) 02:36:59.74
律「例えば私が洗濯の日は?」
唯「りっちゃんりっちゃんに下着見られるの恥ずかしいな……」モジモジ
律「論点が違う!」スパーン
唯「あ、でもりっちゃんりっちゃんになら良いかな?」
律「つ、次!例えば私が風呂掃除の日は?」
唯「一番風呂は譲ります!」ハイッ
律「だから仕事を選べ!」スパーン
唯「オデコが痛いよ……」ヒリヒリ
律「はい!例えば私がご飯を作ったら?」
唯「誰よりも美味しく召し上がります!」ハイッ
律「よし!もうお前帰れ!」スパーン
唯「そんなご無体な!?勘弁してくだせぇお代官様~」
律「誰がお代官だ」
唯「家には腹を空かした妹が待ってるんですぅ」ヨヨヨ
律「事実だけど、そりゃお前の帰りを待ってるからだろ!」
23: 2011/08/20(土) 02:39:41.31
唯「それもそうだね。もうこんな時間だし」
律「おぉ、そうだな。そろそろ帰るか」
唯「だね。帰ろっか」
律「ゴミを片づけて~」ガサガサ
唯「カップを洗って~」ジャーカチャカチャ
律「なんだ?しっかり役割分担出来るじゃないかゆいゆい」
唯「もぅ、当たり前じゃん。りっちゃんりっちゃんったら私を何だと思ってるの?」プー
律「輝け!ニート候補生」
唯「そのイメージ、脱却します!」フンス
律「がんばれナイスニート、負けるなジャストニート」ガサガサ
唯「まだニートじゃないもん!」プンプン
律「そうだな、ならない様に頑張ろうな」ナデナデ
唯「……一緒に?」
律「おう、もちろん一緒に」ポンポン
唯「うん。頑張ろう!」
24: 2011/08/20(土) 02:41:25.71
律「よ~し、お片づけOK!」
唯「来た時よりも美しい!」
律「それじゃ帰るとしますか」
唯「晩御飯も待ってるしね」
律「待ってるのは憂ちゃんだろ?」
唯「分かってるよ~」
律「ホントかなぁ……」
唯「でもアレだよね」テクテク
律「アレ?」テクテク
唯「一緒に暮らす様になったら毎日りっちゃんりっちゃんの手料理が食べれるんだよね?」テクテク
律「いや、お前も料理覚えろって」テクテク
唯「ん~。ほら、得意分野を任せる方が良いかなって」テクテク
律「じゃあ私が毎日料理担当ならゆいゆいは何担当なんだよ?」テクテク
唯「毎日美味しく食べます!」フンス
律「いや、それは良いから。嬉しいけど」テクテク
唯「でしょ?」クルリ
25: 2011/08/20(土) 02:44:32.75
律「一緒にご飯作るとか良いかもな」テクテク
唯「お!それ魅力!」テクテク
律「何か、楽しそうに思えてきた」テクテク
唯「でしょでしょ!」パタパタ
律「受験……頑張らないとな」グッ
唯「そうだね」
律「大学行けなきゃ只の夢物語だもんな」
唯「頑張ろう!おー!」フンス
律「おー!」グッ
唯「受験を頑張るぞ~」テクテク
律「……」ニギニギ
唯「受験に負けないぞ~」クルクル
26: 2011/08/20(土) 02:47:24.54
律「あ~、ゆいゆい?」
唯「ん?なに?りっちゃんりっちゃん」クルリ
律「……やっぱりソレ言い難くないか?」
唯「うん。でもねぇ、気持ちを表すには言葉が大事なんだよ?」
律「十分伝わったからさ、舌噛む前に止めとけ」
唯「分かった~。私にも伝わったから唯で良いよ?」
律「そうか?ゆいゆいも可愛いと思うんだけどな」
唯「私可愛い?」
律「うん。この世で一番」
唯「言い過ぎだよ~。で、なに?りっちゃん」
律「あぁいや、手でも繋ぐか?って言おうと思ったんだけど」
唯「お~、良いお誘いですな~」
27: 2011/08/20(土) 02:49:07.63
律「じゃあ、ほい」スッ
唯「あ、でも火傷しない?」サッ
律「しないしない。させやしないさ」
唯「そっか。じゃあする」スッ
律「あ、でも安くないんだっけ」サッ
唯「もう、りっちゃんは特別にタダにしてあげるよ」
律「ホントか?」
唯「りっちゃんだけだよ?」
律「やった。じゃあお言葉に甘えて」
唯「うん」
ぎゅっ
END
28: 2011/08/20(土) 02:53:16.69
以上と相成ります。
少しでも楽しんでいただければ光栄です。
少しでも楽しんでいただければ光栄です。
29: 2011/08/20(土) 03:41:58.98
フヒヒヒヒヒwwwwwwwwww乙ですぞwwwwwwww
30: 2011/08/20(土) 03:49:41.06
唯と律の掛け合いがすごい楽しかった
乙!
乙!
引用元: 唯「りっちゃんりっちゃん」
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