1: 2013/12/25(水) 16:36:33.98
純一「そういえば、七咲ってラーメン好きだよね。」
七咲「はい。好きですけど、それがどうかしました?」
純一「好きなのはわかるよ。僕だって、お宝…いや、なんでもないよ。」
七咲「動作が挙動不審ですよ。先輩。」
純一「そ、それにしても、このお湯…」
七咲「最高ですよね。あそこの温泉に入浴剤が売っていたんです。」
純一「そ、そうなんだ……」
七咲「も、もしかして、嫌いでした?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387956993/
3: 2013/12/25(水) 16:38:55.75
純一「ううん、全然問題ないよ。むしろ七咲と入れるなんて最高だよ!」
七咲「ふふっ 先輩、大好きです。」
純一「僕もだよ七咲。」
七咲「先輩…」
純一「七咲…」
ガララララ
美也「にぃに、ここにいるの~…って、何これ、バター臭い!!」
七咲「キャッ!」
4: 2013/12/25(水) 16:39:38.17
純一「きゅ、急に入ってくるなよ!!」
美也「逢ちゃんとお風呂…ずっるーい!美也も入る―!!」
七咲「み、美也ちゃん?」
美也「って言いたいけど、美也はまんま肉マンを食べなければいけないのでーす!」
美也「てなわけで、2人とも、あんまり変なことしちゃダメだよ?」
純一「へ、変なことって何だよ。」
美也「んんーっと、ラーメン風呂に入るとか?」
七咲「美也ちゃん!」
純一「美也!」
5: 2013/12/25(水) 16:41:41.73
美也「はにゃ!?」
七咲「ラーメン風呂は変じゃないよ!」
純一「そうだ、ラーメン風呂は最高だ!!」
美也「絶対変だって!」
純一「美少女がつかったお風呂…最高の出汁じゃないか!」
純一「様々な美少女がつかったお湯…それでラーメンを作るなんて、一杯1万円はとれるよ!!」
七咲「先輩?」
純一「しかもこれは七咲スープ、ほのかに残る水着痕…健康的な肩甲骨…凄く舐めつくしたい、最後まで味わいたいよ!!」
美也「にぃに……」
七咲「先輩ってば///」
6: 2013/12/25(水) 16:48:21.15
七咲「きゃ、先輩…またあとで」
純一「七咲!」
美也「じゃあね~」
純一「ななさきーー!!」
純一「ま、どうせ家に泊まるんだから、美也の部屋にいるんだろうけどな。」
純一「……七咲スープか」
純一「これは、みそ味かな?」
純一「美味しい……」
純一「七咲スープ…七咲…汁…スープには麺……そうだ!!」
7: 2013/12/25(水) 16:51:05.43
美也「にしし、逢ちゃんは今日、美也の部屋でお泊りね」
七咲「わ、私は先輩と一「だめ!」」
美也「にぃにと一緒にいると、変態さんが移っちゃうよ?」
七咲「先輩と一緒…///」
美也「照れる所じゃなーい!」
七咲「で、でも…先輩が可哀想じゃない?」
美也「いいの!」
七咲「先輩の足音…」
美也「わかるの!?」
8: 2013/12/25(水) 16:51:52.14
七咲「先輩……」
美也「自分の部屋に言ったみたいだね。にしし♪」
七咲「私たちも寝よっか、美也ちゃん。」
美也「えー、もっとお話ししようよ―!」
純一「七咲!」
美也「ちょっと、部屋に行ったんじゃないの?それに、乙女の部屋に勝手に入らないでよ。」
純一「悪いな、美也。」
七咲「先輩、どうしたんですか?」
純一「さっき風呂で考えたんだ。」
七咲「何をですか?」
純一「その前に、僕の部屋に来ないか?」
七咲「いいんですか!?」
9: 2013/12/25(水) 16:54:32.20
純一「もちろんだよ。」
美也「ダメ!逢ちゃんは美也と寝るの。」
七咲「美也ちゃん…」
美也「ね、一緒に寝ようよ―。あ、お菓子もあるよ?」
七咲「ごめんね。先輩が呼んでるから…」
純一「美也、すまんな。」
美也「にぃにの馬鹿!」
純一「行こう、七咲」
七咲「美也ちゃんはいいんですか?」
美也「フンだ!」
10: 2013/12/25(水) 16:55:32.86
純一「あとで謝るさ。」
七咲「…そうですね。」
七咲「じゃあまたね。」
純一「おやすみ、美也」
美也「2人のバーカ どうぞ、ご幸せに!!」
11: 2013/12/25(水) 16:57:27.13
純一「とりあえず、自由に座ってくれ」
七咲「じゃあ失礼します。よいしょ。」
純一「な、七咲?」
七咲「座れって言ったのは、先輩ですよ?」
純一「確かに、言ったけどさ、膝の上って…」
七咲「ふふっ、先輩の膝…座り心地は悪いですけど、暖かいですね。」
七咲「そうだ、向かい合ってみませんか?」
純一「七咲!?」
12: 2013/12/25(水) 16:58:34.46
七咲「逢」
純一「逢?」
七咲「名字じゃなくて、名前で呼んでほしいんです。」
純一「な、なな「逢」」
純一(よし、七咲、いや、逢の目をしっかり見て…)
七咲「……先輩?」
純一「逢」
七咲「そ、そんなに見つめられて…」
純一「クリスマスだな」
逢「そうですね。」
純一「逢…」
逢「そういえば、話ってなんですか?」
13: 2013/12/25(水) 16:59:19.72
逢「別れ話だったら、泣いちゃいます……」
純一「そんなわけないよ!逢は最高だよ!」
逢「ふふっ、からかっただけですよ」
純一「大事な話なんだ」
逢「大事な話…(クリスマスに大事な…別れじゃない…もしかして)」
純一「逢」
逢「ひゃう!!」
純一「逢?」
逢「だ、だいじょうぶでふ///」
純一「実はさ、さっきお風呂で考えていたんだけど……」
逢「お風呂ですか?」
純一「ああ。僕たちって、実はラーメンなんじゃないかな?」
14: 2013/12/25(水) 17:04:45.88
純一「や、やっぱり、だめ?」
逢「全く、大事な話って言うから…プロポーズだと思ったのに…」ボソッ
純一「ご、ごめん…逢……変なことを言って」
逢「でも、考えていることは同じかもしれませんね。」
純一「逢?」
逢「私も、先輩とお風呂に入っている時に思ったんです。」
純一「それって」
逢「私は先輩にとってはラーメンのスープ」
逢「だって、先輩の事を思うと…私の体からスープ…汁が出てくるんです」
逢「でも、ラーメンってスープだけじゃ成り立たないんですよ。」
純一「麺の出番だね!」
逢「はい♪」
15: 2013/12/25(水) 17:05:23.55
純一「逢!」
逢「きゃ、急に抱きしめられたら…///」
純一「初めてだから…失敗するかもしれないけど、僕、頑張るよ!」
逢「お互い初めてですね。」
純一「あ、でも…アレがない」
逢「もしかして、コレの事ですか?」
純一「な、なんで…逢が!?もしかして、逢って男だったのか!?」
逢「ちがいます!」
純一「よかった…でもそれならどうして?」
逢「先輩…実はコレ、家から持ってきちゃいました」
16: 2013/12/25(水) 17:05:57.45
逢「両親の部屋に隠してあったのをコッソリ」
純一「なんて悪い子なんだ…いや、その後の事も考えてあるから、いい子なのか?」
逢「先輩、一緒に…なりませんか?」
純一「一緒に……」
逢「ん…」
純一「んっ」
逢「優しく、お願いしますね。」
純一「ああ…」
17: 2013/12/25(水) 17:07:33.88
~~~~~~~~~~~~~~
純一「おはよう……」
七咲「美也ちゃん、おはよう…イタタ」
美也「あれ、2人ともどうしたの?凄く疲れてるみたいだけど?」
純一「昨日、2人でちょっとな」
逢「そ、そうなの、だからね」
美也「2人とも、変なの…まさか!」
純一「ち、違うよ…僕らはラーメンを作っていただけだよ。」
逢「そ、そうなの!」
美也「ならなんで、2人とも腰をおさえてるの?」
美也「ラーメンなら、インスタントがあるじゃん。」
純一「て、手造りだったんだ。」
逢「め、麺はコシが命だから…ね?美也ちゃん」
18: 2013/12/25(水) 17:08:22.83
美也「怪しい…けど、それ以上にずるい!」
純一「ず、ずるい?」
美也「2人で、美也に内緒でラーメン食べるなんて、」
美也「それも手作りなんて…ずるい、ずーるーいー!!」
美也「美也も食べたい!」
純一「悪いな、美也 このラーメンは2人前なんだ。」
美也「美也が仲間はずれ!?」
純一「今度まんま肉マン買ってやるからな?」
美也「じゃあ許す!」
純一(なんとか、誤魔化せたな)
逢「先輩、また作りましょうね。」
純一「逢…」
19: 2013/12/25(水) 17:08:57.18
逢「スープの中には、麺が入っていないと、ラーメンじゃないですから。」
逢「今度は水着でしますか?」ボソッ
純一「それって……」
逢「ラーメンは、トッピングも大事ですよ?」
純一「逢!」
美也「朝からいちゃつかないでよ…」
美也「そうだ、2人とも…何味食べたの?味噌?醤油?」
20: 2013/12/25(水) 17:09:39.64
純一「えーっと......七咲味かな?」
21: 2013/12/25(水) 17:11:35.90
以上で終わりです。
クリスマス、楽しんできます。
メリークリスマス
22: 2013/12/25(水) 17:15:33.52
爆ぜろ
乙
乙
23: 2013/12/25(水) 18:11:21.44
いい感じに変態だった
乙
乙
引用元: 七咲逢「先輩、召し上がれ♪」
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