2: 2021/10/05(火) 06:31:01.237
これは俺がまだ「異世界」と呼ばれていた世界で生きていたころの話である。
ある日の昼下がり、俺はいつものように友人と魔物討伐に向かって歩いていた。

俺「なぁ、魔物がいない世界ってのがあると聞いたことがあるんだが、そんなものあるわけないよなw」

友人「そりゃぁないだろうwあったとしたらどんなにいいだろうか」

俺「もし、そんな世界に行けるとしたらお前は行くか?」

友人「喜んでいくねwこんないつ魔物に襲われて氏ぬかわからない世界で生きていくより断然平和じゃないか」

友人「俺はそんな世界があったとしたら行くか?」

俺「うーんw別にこの世界が嫌いってわけじゃないけどそっちの世界のほうが安全に暮らせるなら行ってみたいなw」

友人「確かに、魔物がいなければこの世界でも安心してみんなで暮らせるんだけどなぁ~」

俺「魔物がいなけりゃ俺たちがこうやって討伐しに行く手間もなくなるし、襲われて氏ぬやつもいなくなるだろうしなww」

3: 2021/10/05(火) 06:31:39.486
友人「だなwおっ!今日は魔物が全然いないじゃないか~ラッキー」

俺「ほんとだな、じゃあ軽装備で行って早く倒して帰るか~」

いつもの魔物が潜んでいる場所にやってきた俺と友人は魔物が数匹しか見えなかったから十分な回復と防具をつけずに魔物との戦闘に向かった
順調に魔物を倒しておくに進んでいくとたちまち二人の周りを濃い霧が囲い数メートル先さえ見えなきなってきた

友人「おーい!俺ー!魔物が思ってたより多いぞー!これちょっとまずくないかー!?」

俺「周りに気を付けろよー!魔物がとびかかってくるぞー!」
俺(やべぇな、どこに何がいるのか全く分からねぇぞ、、、)

???(がさっ、、、)

友人「ぐはっ!!!くそ、、思いっきり背中を何かに蹴られた、、俺!気をつけろ!」

俺(マジかよ、、この霧は魔物には影響しないのか!?)

4: 2021/10/05(火) 06:32:00.208
魔物1「ふはははは、いい気味だ!いつも我々の仲間を頃してく憎き人間が今じゃ手も足も出まいww」

魔物2「おい、大きな声で喋るな位置がばれるだろ」

魔物1「すまないねぇ、あまりにも無力な奴らを見たら滑稽で滑稽で」

魔物2「それに早く片付けないと今日お前の妹の15歳の誕生日じゃねぇか祝ってやれねえぞ」

魔物1「生きてたら15歳だったな、、、今はもういない。ったく余計な事思い出させるんじゃねぇ」

魔物1「気分が悪い、おいあれを早くあいつに付けてこい」

下っ端魔物「了解しやした!!」

6: 2021/10/05(火) 06:32:22.671
俺(くそっ、こっからどうしたらいいんだ。何とかしてこの魔物を探して倒さなければ、、)
 (待てよ、確かあいつらには)

俺「おい!友人!この前の魔物との闘い覚えてるか!?」

友人「お前が勇逸覚えた音魔法を使ったときか?それなら覚えているがお前の音魔法は攻撃力が全くなかったじゃないか!?」

俺「ああそうだ、攻撃には全くと言っていいほど向いていない、だが索敵には使えるようなんだ。
  この前読んだ本を真似してみたんだ、音を出して跳ね返ってくる音を拾って索敵する。」

友人「だけどオレは音魔法が使えねぇぞ!?どうやって探せばいいってんだ!」

俺「そこでだ、この音魔法に最後の回復薬を混ぜて使う!うまくいくかわかんねぇけど!」

友人「そうか、回復薬はあいつらにとって毒だ、その毒を受けたときにダメージが入るその時奴らはうっすらと背中が紋章が赤く点滅する、、」

俺「そういうことだ理解が早くて助かるぜ、お前はそこを見て倒してほしい、」

友人「了解だぜ、、まったく恐ろしい作戦を考えるなぁww」

俺「それじゃ行くぞ!」

友人「おう!ばっちこいやぁ!」

9: 2021/10/05(火) 06:33:46.852
こうして俺の考えた作戦で順調に魔物を減らしていきに終わりに近づいていった

俺「よし、結構居なくなったな、、そっちは大丈夫か~?」

友人「オレのほうも最後の一匹っぽいは!確実に頃してくる~」
  (潜伏からの、背中の紋章一突きだぜ)

俺(ふぅ、少し疲れたな、、、だが友人の為にも魔法を止めるわけにh...........)
 

10: 2021/10/05(火) 06:34:36.014
 グサッと俺は背中から剣で刺されていた。
腹まで貫通していて声も出せなかった、今まで味わったことがないくらいに痛かった
ザシュッ一気に剣が抜かれ血が大量にあふれ感覚がだんだんとなくなっていった。

俺「グッハッ、、、、、ぁぁぁぁ、、、、、、クソ、氏角を取られた」

友人「よし、終わった終わった~俺ーどこにいる~?こっちは終わったぞ~?」
  「、、ん?おーい俺ー!どこ行ったー!?霧で全然見えねぇよー大丈夫かー!返事しろー!」

そういって友人は俺を探しながら霧の中を彷徨っていたら奇跡的に出口にたどり着いた。
すっかり日が落ちていて友人は何度も俺を探しに戻ろうとしていたが、夜になると魔物が大量に沸き立ち入りができないようになっている

11: 2021/10/05(火) 06:35:00.882
魔物1「ははははははははは!これぞ傑作だ!自らの手で友を頃したというのに気づいておらんとはwww」

魔物2「そろそろ引くぞ」

魔物1「次ぎあうときは必ずお前も頃してやろう、ふははははははは」

翌日霧の晴れたこの場所で俺の氏体と赤く点滅するように細工された染料が俺の背中に付いていたのが発見された。

ここまでが俺が異世界にいたときの最期の話、そして今現在の話になる

12: 2021/10/05(火) 06:35:30.025
俺「、、、、ん?どこだここは、、、俺は確か背中を刺されて氏んだはずじゃ?そしてなんだここは巨大で輝くな塔がいくつもならんでいるではないか」
俺「それになんだこの高速で動く箱は!?」

俺「文字が書いてある、よくわからんがこの文字読めるぞ?し、ず、お、か、え、き?よくわからんがなんでこんなに沢山の種類がある言葉を使っているんだ!?」
俺「もうすでに三つの種類の文字を見たぞ、、、この言葉何年たっても使いこなせる気がしないぞ」

俺が混乱しながら『えき』というものの前をうろついていたら一人のおなごが話しかけてきた

おなご「すみません、、、何かお困りですか?それにその恰好何者ですか?」

俺(一瞬で俺が常人ではないことを見抜いた、、、このおなご只者ではないぞ、、、)

この時俺の格好はもとの世界で着ていた服を着ていて周りを歩いている人間みんな二度見する程度で派手だったように思える
この女の子の格好も周りと比べ少し目立っていた。かばんに人の絵が描かれた何かがびっしりとつけられていて手にはanimateと書かれた袋と駿河屋と書かれた袋を持っていた

俺「あぁ、すこし困っていてな、質問いいかね?」

おなご「はい、、いいですよ?」

13: 2021/10/05(火) 06:35:53.188
俺「ここはどこだ?ヒキツアラ(俺の住んでた村)はどこにある?魔物はここには生息していないのか?」

おなご「落ち着いてください!1つ1つ答えますから!」
おなご「まずここは日本という国の静岡というところです」
おなご「ヒキツアラというのは聞いたことないですしヤフーでググっても出てきません、何ですかヒキツアラって?」
おなご「魔物?そんなものいませんよ見た目が魔物っぽい物はよく痴漢してたり痴漢冤罪吹っ掛けてたりしてますけど」

もうすでに大半わからない
俺「な、なるほど、、、ところで君は何者なんだ?」

おなご「私はみさき、ただの大学生、、、よりもあなたのほうが何者なの!?明らかに異世界から来てる格好と言動じゃない!」

俺「俺の名前は俺だ異世界、、というのはどんなものなんだ?」

みさき「私たちが住んでるこの世界とは異なる世界、、、、っといってもほかの世界から来たあなたにとってはこっちが異世界かもしれないですね、、」

みさき「この世界ではあなたが思っているようなことはありませんし起こりません、
   もしあなたが魔法が使えたとしたらこの世界では魔法というものは使えずそもそも魔法という物自体存在しません」

14: 2021/10/05(火) 06:37:27.228
俺「、、、お前やけに異世界とやらに詳しじゃねぇか?なんでだ?」

みさき「漫画という空想でできた本が好きなのよ、その漫画に似たような場面がいくつかあったのよ」

俺「そのanimateって書かれた袋に入ってるヤリチンビXチ部って本はどんな世界の話なんだ?」

みさき「これは、、、世界を腐らせる本とでも言っておこうかしら、、、」

俺「そんな危険なもんお前が持っていて大丈夫なのか!?」

みさき「私は大丈夫、もう腐っているから。腐っているほうが幸せなのよ、、」

俺「変わった趣味持ってんだな」

みさき「それよりこれから先何していくの?」

俺「う~ん、とりあえずこの世界を楽しみながら元の世界への帰り方を調べるとするかな~」

みさき「それはいいけど、住むところとかお金とか大丈夫なの?」

俺「住むところは魔物がいないしどこでも寝れるからな、、、金はそこらへん歩いてる獣の皮をはぎっとって売って金にするわ」

みさき「おっけーあんた家っちきなさい」

俺「いいよ、俺はたぶん生きていけるからよ」

みさき「あなたが今までどんな生き方をしてきたか知らないけど法と警察の前ではあなたは無力よ」

俺「じゃあ、ありがたく住まわしてもらおう」

15: 2021/10/05(火) 06:37:49.731
みさき「その代わりと言ったらなんだけど、向こうの世界のこと話してくれない?」

俺「ええよ、俺もこの世界のことまだまだ知りたいし、、だがその前に腹が減ったぞ!ここらへんで牛や豚が生息しているところはどこかないのか?」

みさき「牛や豚だったものが美味しく食べられる場所があるわ、そこに連れて行ってあげる」

俺「自分で肉を調達しなくていいのか!?楽な世界だな~」

みさき「私からしたらすべてあんたのとこの世界がおかしいんだけどねw」
みさき「とりあえず車持ってくるからちょっと待ってて」

俺「くるま?なんだそれ?」

みさき「たぶんだけどあなたが高速で動く箱だ~とかそんな感じに考えてたものよ」

俺「あ、あれね」

俺はこうして日本という国の静岡というところでみさきというおなごと暮らすことになった

16: 2021/10/05(火) 06:45:43.973
おわり

引用元: 魔物がいない世界があるらしい