1: 2014/01/26(日) 23:33:09.66
コーデリア「う~ん」

ラベール「…それで兄さんがね…」

ウィル「うん」

ラベール「…行商のキャラバンに混ざるには…」

ウィル「うん」


https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390746789/

2: 2014/01/26(日) 23:44:15.16
コーデリア「どうしたらいいかな?」


ナルセス「私に聞くな。わかる訳ないだろう」

コーデリア「そんなこと言わないで聞いてよ」

コーデリア「もう十年くらいの付き合いなのに未だに単なる友達付き合い」

コーデリア「そろそろ気づいて欲しいんだよ私の気持ち」

コーデリア「私がどれだけウィルを守りたいのか」

コーデリア「どれだけウィルを大事に思っているかを」

ナルセス「くだらん話を聞かされる私の気持ちも理解してもらいたいな」


4: 2014/01/27(月) 00:01:20.27
コーデリア「というわけで私とウィルが恋人になれるように作戦を立てます」

ナルセス「どうして、というわけなのかわからないが」

コーデリア「ラベールさん美人だから強敵だよ。頑張らなきゃね」

ナルセス「君は頑張って私の話を聞いてくれ」

ナルセス「もう休みたいんだが。ヴィジランツも引退した。老後はゆったり…」

コーデリア「具体的には私とウィルの絆をラベールさんに見せつけたいんだ」

ナルセス「そうかね」

コーデリア「計画開始!おー!」

ナルセス「ウィル、早く来てくれ…」

5: 2014/01/27(月) 00:08:02.02
ウィル「コーディー、こんなとこにいた!探したんだよ!」

ウィル「ナルセスさんに迷惑掛けちゃだめだよ。タイラーさんから連絡があったんだ」

ウィル「さっ来て」

コーデリア「迷惑掛けてないよ。相談してたんだよ」

コーデリア「すごく大切な話なんだから。ねっ、ナルセスさん」

ナルセス「ああ、じつはコーデリアはウィルのことがす…」

コーデリア「わーっ!わーっ!」

ウィル「?」

6: 2014/01/27(月) 00:15:04.67
ナルセス「なんだこの赤頭巾は」

コーデリア「ナルセスさんデリカシーない!最低!」

ナルセス「?」

ウィル「いいから、来てコーディー。話があるんだ」

コーデリア「むー」

コーデリア「」ギュッ

ウィル「わっ!」

ナルセス「いきなり抱きついたな」

ナルセス「今日は一段と子供っぽい」

ウィル「」


7: 2014/01/27(月) 00:58:47.64
サガフロ2とかすごく期待

14: 2014/01/27(月) 11:53:33.45
ウィル「どうしたんだいコーディー、こんなにしがみついてきて?」

ウィル「しかも何か怒ってるみたいだし」

コーデリア「なんでもないし!」ギュッ

ウィル「そう」

ナルセス「…」

ウィル「…」

ウィル「」ナデナデ

15: 2014/01/27(月) 14:30:22.70
ウィル「ええと…」

ナルセス「何か用事があったんだろう?」

ウィル「せっかくラウプホルツまで来たんだから観光ぐらいしようかな、って」

ナルセス「ラウプホルツは景色がいいからな」

ウィル「それでコーディーも誘おうと思ったんですけど…」

コーデリア「」プクー

ウィル「…コーディー、怒ってる?」

コーデリア「…怒ってないよ」

ウィル「……」

コーデリア「ラベールさんもいっしょ?」

ウィル「いや、ふたりでだよ」

ウィル「どうして?」

コーデリア「…」

コーデリア「…いく」

20: 2014/01/27(月) 21:35:40.20
ウィル「…おっ、来てくれるんだコーディー?」

コーデリア「」コクリ

ウィル「楽しみだね」

コーデリア「」コクリ

ウィル「…なんか話て」

ナルセス「お前らは変わらないな」

ナルセス「いつまでも子供っぽい」

ウィル「…僕もですか?」

ナルセス「ああ」


22: 2014/01/27(月) 21:45:30.15
ウィル「じゃあ行ってきます」

ナルセス「ああ」


~ラウプホルツ~

コーデリア「…私の格好おかしくない?」

ウィル「いつもどおり可愛いよ」

コーデリア「もっとおしゃれしてくれば良かったかな?」

ウィル「その服装がいいんだよ」

ウィル「頭巾にふりふりした服、とっても似合ってる」

ウィル「いつもその格好でいてほしいくらい」

コーデリア「」

コーデリア「…ウィルはずるいなぁ…なんでそんなこと言えるの?」

ウィル「ずるいって何が?」

コーデリア「そういうことを平気で言うとこ」

23: 2014/01/27(月) 21:52:51.69
ウィル「よくわからないけど」

ウィル「手でも繋ごうかな、ほら?」

コーデリア「…ん」

ウィル「確かにラウプホルツはキレイな街だな」

ウィル「いつも秋みたい」

コーデリア「うん」

ウィル「今日はコーディーあんまし喋らないね…つまらない?」

コーデリア「」ブンブン


24: 2014/01/27(月) 22:02:51.13
ウィル「まあよくわからないけど、行こうか?」

コーデリア「うん」ギュッ

ウィル(すごい握りしめられてる)

ウィル(…そういえば)

ウィル(最近なんかコーディー子供っぽいんだよね)

ウィル(どうしたんだろ?)


26: 2014/01/27(月) 22:19:25.29
ウィル「やっぱりヴェスティアより寒いなぁ」ブルッ

コーデリア「雪国が近いからだね」
ウィル「だね」

コーデリア「寒いなら私の頭巾貸すよ?これあったかいんだ」
ウィル「大丈夫…だけど、確かにあったかそうだねその頭巾」

コーデリア「…岩荒野あたりは辛いんだけどね…この服装も…」

ウィル「可愛いのにね」
コーデリア「うん、でもここは過ごしやすいよ」

ウィル「僕はこれからが辛いよ…」ブルッ

コーデリア「…ウィル薄着だもんね」

コーデリア「じゃあここでしっかり準備して行かないとね」

ウィル「うん、そうだね」

コーデリア「ウィルの服は私が選んであげる。しっかり暖かいのをね」

ウィル「ありがとうコーディー」

27: 2014/01/27(月) 22:23:24.37
こんな感じでウィルとコーディーがいちゃいちゃするだけの話ですが大丈夫ですかね?

>>25
このふたりも行くんでしょうかね?

33: 2014/01/27(月) 23:31:06.44
ウィル「じゃあ僕もコーディーに服、選んであげるね。あんまりセンスないけど」

コーデリア「そんなことないよ」

コーデリア「ウィルに任せるよ。信じてるから」

ウィル「ありがとう。頑張るよ」

ウィル「あと、服もだけど装備もいいやつ選ばなきゃね」

コーデリア「うん、しっかり準備しないとね」

コーデリア「ヴァイスラント探検に行くんだもんね」

ウィル「ああ」

ウィル「じゃあ出発だー」

コーデリア「おー!」

ラベール「あら?」

35: 2014/01/27(月) 23:42:44.41
ウィル「ラベールさん!」

コーデリア「むむむ…」

ラベール「奇遇ね、宿の外で会うなんて」

ラベール「あなた達も観光と旅の準備よね?」

ウィル「ええ、ラベールさんも?」

ラベール「そうよ。ここは見どころも施設も充実してるもの」

ラベール「いっしょに旅してるんだし、私も同行していいかしら?」

ラベール「大勢の方が楽しいわよ」

ウィル「ええと…」

コーデリア「…」グスッ

ウィル(…なんて悲しそうな顔するんだいコーディー)

ウィル(ラベールさん苦手なの?)

ウィル(うーん…)

ウィル「ラベールさん、すみませんが…」


36: 2014/01/27(月) 23:53:00.86
タイラー「ウィル!」

ウィル「タイラーさん」

タイラー「お前たちも旅の支度か?」

ウィル「はい」

タイラー「そうか、俺もだ」

タイラー「もし良かったらみんなで…ラベールさんもいるようだし…」

ラベール「みんなで街をまわるのね?」

コーデリア「うう…」

コーデリア「…せっかくのウィルとのでーとが…」

タイラー「…」

タイラー 「ラベールさん…」

ラベール「どうかしました?」

37: 2014/01/28(火) 00:01:02.60
タイラー「…ラベールさんはこの街詳しいですか?」

ラベール「調べた情報くらいですけど…それなりに」

タイラー「案内して頂けます?行きたい所があるんですが…」

ラベール「ええ。私にわかる所なら」

タイラー「ありがとう」

タイラー「…ああ、それから」

タイラー「ウィルたちには買ってほしい物があるんだ。二人に任せてもいいかな?」

ウィル「はい?」

コーデリア「?」

38: 2014/01/28(火) 00:08:04.34
~~~

ウィル「タイラーさんとラベールさん行っちゃったね」

ウィル「タイラーさん何の用事だろ?」

ウィル「…で、またふたりっきりだねコーディー」

コーデリア「うんうんっ」ギュッ

ウィル「急にご機嫌だねコーディー。いったいどうしたの?」

コーデリア「えへへ、ないしょ」

ウィル「?」

コーデリア(ありがとうタイラーさん)

39: 2014/01/28(火) 00:11:01.57
タイラー「うまくやれよ」

タイラー「ふふっ」

ラベール「ええと…ここは…地図は…」

42: 2014/01/28(火) 11:49:08.65
ガヤガヤ

ウィル「さすがに人が多いな」

ウィル「はぐれないようにねコーディー」

コーデリア「うん」

キャッキャッウフフ

コーデリア「…カップルいっぱい…」

ウィル「確かにね」

コーデリア「」ピトッ

ウィル「…コーディー、くっつきすぎ」

コーデリア「こうしないとはぐれちゃうもん」

ウィル「歩きにくいよ?」

コーデリア「私は歩きやすいもん」

ウィル「…もういいよ」

ウィル「商店街はあっちかな?タイラーさんに頼まれたものも買わないと」

コーデリア「うん」
コーデリア「あと服もね」

ウィル「もちろん装備も」


43: 2014/01/28(火) 12:00:01.77
コーデリア「えへへ、お買い物楽しみだね」

ウィル「やっぱりご機嫌だ」

コーデリア「うん、そりゃあね当たり前だよ…だって…」

ウィル「…だって…何?」

コーデリア「…ないしょ…鈍いウィルには教えてあげない」

ウィル「…ひどいやコーディー。僕がどうして鈍いのさ?」

コーデリア「そういうとこ」

コーデリア「…でもそんなところがウィルだよね」

ウィル「よくわかんないよコーディー…」

コーデリア「わからなくてもいいよ…今は…」

コーデリア「そのうちわからせてあげるから…えへへ」

ウィル「…?」



44: 2014/01/28(火) 12:13:50.77
服屋

ウィル「…このコートいいかな?」

コーデリア「シンプルだけどかっこいいね」

コーデリア「ウィルにはこっちも似合いそう…シックな感じの」

ウィル「じゃあそれも着てみるね」

ウィル「コーディーにはこれとかどうかな?」

ウィル「ケープつきコート、モコモコ耳当ても…」

コーデリア「可愛い!」

ウィル「コーディーにはふりふりがよく似合うからね」

ウィル「…あと、このひらひらしてるやつとかもいいかも」

コーデリア「そっちもかわいい!」

コーデリア「じゃあ着てみるね」

ウィル「僕も」

コーデリア「着たら、ここで見せ合いっこしようね」

ウィル「うん」



45: 2014/01/28(火) 14:23:26.27
ウィル「…試着、試着と…」

ウィル「…確かに悪くないな」

ウィル「服を選ぶのも楽しいなぁ」

ウィル「よく誘ってくれるコーディーには感謝しないとね」

ウィル「最近毎日いっしょだし、おかげでずっと楽しいや」

ウィル「…そういやコーディー、ずいぶん甘えん坊になったな」

ウィル「…昔は」


コーデリア『私に任せて!』

コーデリア『若いからって侮らないでよね!』

コーデリア『これでも腕には自信があるんだよ!』

コーデリア『ディガーのウィルが行くなら、ヴィジランツの私も行かないとね』
コーデリア『ウィルの背中は私が守るからね』


ウィル「…いい子だよね」


46: 2014/01/28(火) 14:58:04.68
ウィル「昔はやんちゃだったよねコーディー。ずいぶん変わったなー」

ウィル「元気で、明るくてさ…それは今もだけど…」

ウィル「いっしょにいると楽しいくて飽きない」

ウィル「あと、意外と乙女で」

ウィル「……」



47: 2014/01/28(火) 15:02:16.54
ウィル「なんか頭がごちゃごちゃして来たな…」

ウィル「大事なのはコーディーが可愛くて、最近もっと可愛くなったってこと」

ウィル「あと僕がコーディーを…」

ウィル「…」


48: 2014/01/28(火) 15:08:26.04
~~~

コーデリア「私、ウィルとデートしてる…」

コーデリア「ウィルが私に服を選んでくれてる…」

コーデリア「ん~…」

コーデリア「…何度経験してもドキドキがなくならないよぉ…」

コーデリア「ずーっとこうしてたいなぁ」

コーデリア「私が前に出たら受け入れてくれるかな…?」

コーデリア「…ウィル」


49: 2014/01/28(火) 15:23:08.82
~~~

コーデリア「ウィルかっこいい!すごく似合ってる!」

ウィル「コーディーもすごく可愛いよ」

ウィル「美人が引き立つね」

コーデリア「…」

コーデリア「も~!」ポカポカ

ウィル「いたたっ!」

ウィル「コーディー、力つよい…」

コーデリア「あっ、ゴメンなさい…」

コーデリア「恥ずかしかったから…」

ウィル「…」

ウィル「恥ずかしがらずにみんなに見せちゃえ」

ウィル「コーディーは自信を持っていいよ」

ウィル「そのくらい可愛いんだから」

コーデリア「…ひゃ!」

コーデリア「ウィル、可愛いって言い過ぎ…恥ずかしいよ…」

ウィル「事実だし」

ウィル「ナルセスさんが本当のことは堂々と言えって言ってたよ」

コーデリア「う~…」

50: 2014/01/28(火) 15:32:02.31
コーデリア「…ほ、他の服も選んで来る…」

ウィル「待ってる、楽しみにね」

コーデリア「」タッタッタ

コーデリア「…やっぱりウィルってニブい」

コーデリア「ああいうこと、みんなに言ってないよね…」

コーデリア「はぁ…」


ウィル「…たまには僕だってアプローチするんだよ」

ウィル「…もうひと踏ん張りかな~」

52: 2014/01/28(火) 19:43:04.77
コーデリア「こんな姫っぽい服とか」

ーマリー姫が着てるようなやつー

ウィル「貴族のお嬢様風だね」

ウィル「上品できれいだよ。似合ってる」

コーデリア「こんなふりふり…」

ウィル「普段着もふりふりじゃない」

ウィル「似合ってるって。すごく可愛いよ」

コーデリア「…自信持ってもいい?」

ウィル「有頂天になってもいいくらい」

ウィル「じゃあ買いましょう」

コーデリア「うん」

ウィル「…じゃあ、あとこれは?」


53: 2014/01/28(火) 20:03:56.73
コーデリア「これ…恥ずかしいよぉ…」

ウィル「可愛いよ。セクシーだし」

ージニーちゃんが着てるみたいな服ー

コーデリア「…露出度…たかい…よぅ」

ウィル「でもおしゃれだよ」

ウィル「コーディースタイルいいから似合うよ」

ウィル「暖かいとこで着たらいいかな」

コーデリア「うん…」

コーデリア「…ホントに似合うカナ?」

ウィル「コーディーに似合わない服はない!」

ウィル「買おう!」

コーデリア「あぅ…」

コーデリア「…ウィルがなんかヘン…」

ウィル「」フンス

54: 2014/01/28(火) 20:21:48.17
ウィル「次はこれ!」

コーデリア「私ばっかり着てる…」

コーデリア「ずるい!ウィルも着て!」

ウィル「ゴメン、なんか楽しくて」

ウィル「コーディーがあんまりにも可愛くて」

コーデリア「も~」

コーデリア(可愛いってまた…)

ウィル「これかな?」

コーデリア「そう」
ウィル「…コーディー」

コーデリア「うん?」

ウィル「ちゃんと似合ってたからね」

コーデリア「…ありかと」


55: 2014/01/28(火) 21:10:52.19
ウィル「…こんなのは僕には似合わないと思うけど」

ーギュス様風のコートー

コーデリア「そんなことないよ」

コーデリア「王子さまみたいでかっこいい」

ウィル「ありがとう…」

ウィル「ごめんコーディー…着せ替えって恥ずかしいんだね…」

コーデリア「わかればいいよ」

コーデリア「まぁ、楽しいんだけどね」

コーデリア「私はこういうの」クルッ

ー口リータ風ドレスー

ウィル「…やっぱりふりふり大好きでしょ?」

コーデリア「…ばれた?」

ウィル「隠せてないから…」

ウィル「…ってか…何に着替えても頭巾ははずさないんだね」

コーデリア「これは私のトレードマークだから」

58: 2014/01/28(火) 21:25:00.96
ウィル「頭巾大好きだね」

コーデリア「うん。頭に乗せないと落ち着かないし」

ウィル「僕もその頭巾大好きだよ」

コーデリア「…もうはずさない…ずーっと…はずさない」

ウィル「?」

ウィル「…さて、そろそろ他のとこも見ようかな?」

コーデリア「うん!」


62: 2014/01/28(火) 21:41:16.46
大通り

ウィル「確かにその頭巾は可愛いよね」

コーデリア「この頭巾の良さわかってくれるの?」

ウィル「もちろん。あとは三つ編みの良さもわかるよ」

ウィル「民族衣装の素晴らしさもね」

コーデリア「ウィルは見る目があるねー、さすがだよ」

ウィル「ディガーですから」

コーデリア「目利きなわけだね」

コーデリア「…あれ」

ウィル「どうしたの?」

コーデリア「大声で叫ぶと願い事がかないます」

ウィル「この崖っぷちから古代遺跡、グールの塔に叫ぼう」

コーデリア「ふーん」

ウィル「へぇ」


?「俺は世界一のディガー!タイクーンウィリアムだぁっ!!!」


コーデリア「すごい大きな声…」

ウィル「真剣なんだな…」


?「メガリス完全制覇ぁっ!!!」

63: 2014/01/28(火) 21:45:47.41
こだま「まあああぁぁっ!!!」

?「こだまにバカにされたぁっ!!」

?「くそ~…」


コーデリア「…看板によると、こだまにまあぁ~、と言われると叶わないかも…だって」

ウィル「そうなんだ」


64: 2014/01/28(火) 21:48:14.03
コーデリア「私たちもやる?」

ウィル「いいね」

コーデリア「じゃあ私からね」

ウィル「うん」

65: 2014/01/28(火) 23:44:41.21
コーデリア「すぅ…」

コーデリア「ウィルが世界一のディガーになれますように!!!」

コーデリア「よし…」

コーデリア「いいよ、次ウィルね」

ウィル「コーディー、そんなに僕のこと…」

ウィル「…ありがとう」

コーデリア「ウィルの幸せが私の幸せだよっ」

コーデリア「さっ、ウィルも」

ウィル「…あれ、自分のお願いごともしなくていいの?」

コーデリア「欲張ったらお願いごと叶わなくなっちゃうもん」


66: 2014/01/29(水) 00:03:33.37
コーデリア「だからウィル、どうぞ」

ウィル「うん」

ウィル「じゃ、いくよ」

ウィル「すぅ…」

ウィル「コーディーがずーっと幸せでいられますように!!!!」

コーデリア「ウィル…」

ウィル「コーディーの幸せも僕の幸せさ、なんて」

ウィル「…なんだかテレちゃうね」

コーデリア「」ウルッ

コーデリア「」ギュウッ

ウィル「わあっ!?」

コーデリア「…ウィル」

コーデリア「私…幸せだよ…」ギュッ

ウィル「僕もだよ…」ナデナデ


タイラー「…」

タイラー「がんばれー」(小声)


ウィル「」ギュウッ

コーデリア「えへへ…」

68: 2014/01/29(水) 14:31:12.67
ウィル「次は武器屋かな」

コーデリア「うん」


ウィル「…ナルセスさんが砂漠越えをした時に、口が悪い冒険者に出会ったんだってさ…」

コーデリア「…ナルセスさんが言うならよっぽどだね」

ウィル「あはは」

コーデリア「最近、タイラーさんが酒場でモテモテらしいんだよ。知ってるウィル?」

ウィル「あの看板娘ちゃんもタイラーさんが好きらしいね」

コーデリア「タイラーさんは男の中の男だからね、仕方ないね」

コーデリア「ウィルはイケメンの中のイケメンだけど」

ウィル「コーディーこそ可愛いは正義って感じだけどね」

コーデリア「も~」

ウィル「ふふふ」

69: 2014/01/29(水) 16:34:45.63
武器屋

コーデリア「…この槍すごくいいよ」

コーデリア「…手によく馴染むし、重心がしっかりしててすごく振りやすい…」

コーデリア「…あっ、この槍軽いのに丈夫…」

コーデリア「…う~、この槍持ちやすい…」

ウィル「…コーディーは本当に槍が大好きだなぁ」

コーデリア「うん、大好き!」

ウィル「いい笑顔…とても槍を選んでる女の子の顔じゃない」

ウィル「槍の何が、彼女をこうまで惹きつけるのか…」

コーデリア「槍を舐めちゃだめだよウィル!」

コーデリア「機能的かつ合理的、攻防一体の武器なんだから!」

コーデリア「この槍たちが今日までの私たちを守ってくれたんだよ」

コーデリア「槍に感謝しなきゃ!」

ウィル「…うん、そうだね」

コーデリア「わかればよし!」フンス

70: 2014/01/29(水) 16:44:10.87
コーデリア「槍はすごいんだよー」

コーデリア「槍があるからウィルを守れるんだし」

コーデリア「槍があるからウィルといっしょに冒険できる」

コーデリア「…だから私は槍が大好きなんだよ」

ウィル「…剣や杖じゃいけないの?」

コーデリア「なんかしっくりこないんだもん」

コーデリア「はじめて使った武器なんだー。槍は初心者でもおすすめだって聞いたから」

コーデリア「昔から使ってるから、となりにウィルがいるくらい槍があると落ち着くんだよ」

ウィル「…よくわからないけど」

ウィル「僕といると安心することはわかったかな」



71: 2014/01/29(水) 16:49:16.37
ウィル「…じゃあさ、僕と槍、どっちがそばにあると落ち着く?」

コーデリア「もちろんウィル!」

ウィル「まさかのノータイム回答!」

コーデリア「あたりまえだよ!」

コーデリア「ウィルはかわりがどこにもないんだから!」


74: 2014/01/29(水) 19:07:19.12
コーデリア「考える必要すらないよ!」

コーデリア「ウィルは世界に一人しかいないんだから…」

ウィル「…コーディー…」

ウィル「ありがとう…」

コーデリア「ん…」


武器屋の客「」

武器屋の客「…素敵な恋ができるツールはありますか?」

武器屋「…探してみます」


75: 2014/01/29(水) 19:16:17.51

~レストラン~

ウィル「ここは評判の店なんだって」

コーデリア「へぇー」

コーデリア「確かにオシャレ」

ウィル「内装だけじゃなくて料理もおいしいみたいだね」

ウィル「ほら…」


パトリック「おいしいなぁ…」モグモグ

パトリック「…まったりとして、それでいてコクがある」

パトリック「素晴らしい!」


コーデリア「あの人、すごい真剣に食べてる…」

ウィル「よっぽど食にこだわりがあるんだねー」


77: 2014/01/29(水) 19:43:30.12
コーデリア「あ、出て来た」

ウィル「そうだね、食べようか」

コーデリア「いただきまーす」

ウィル「いただきます」

コーデリア「ん~、おいしー」モグモグ

ウィル「確かにおいしい」モグモグ

コーデリア「ん~」モグモグ

ウィル「…」

コーデリア「…」モグモグ

ウィル(…ほんとにおいしそうに食べるなぁ)

ウィル(かわいい)

ウィル「あ~ん」

コーデリア「…え?」

ウィル「ふふ…」

78: 2014/01/29(水) 19:54:54.53
コーデリア「…」

ウィル「あ~ん…のつもり…かな?」

コーデリア「もー、恥ずかしいよー」

ウィル「ごめんごめん」

コーデリア「えい!」

ウィル「わっ!?」

コーデリア「」モグモグ

コーデリア「いっかいだけね」

ウィル「あはは」


パトリック「…」

パトリック「愛があれば料理はもっとおいしくなるのですね…」

パトリック「勉強になりました」


79: 2014/01/29(水) 20:07:12.99
ウィル「…でね」

コーデリア「…うんうん」


コーデリア「…そういえば」

ウィル「何?」

コーデリア「夜の街でアレクセイ一味に潜入するとき、どうして私を選んでくれなかったの?」

コーデリア「今でも気になってるんだよね」

コーデリア「あのときの私、頼りなかったかな?」

コーデリア「あの頃は、といっても今でもだけど、どんなことでもウィルの役立ちたかったから、ちょっと傷ついちゃったんだよね」

コーデリア「別にウィルを責めてるわけじゃないよ?」

コーデリア「…でも、どうしても気になっちゃって、今さらだけど聞いていいかな?」

ウィル「…」

80: 2014/01/29(水) 20:53:29.10
ウィル「…コーディーが心配だったから」

ウィル「夜の街は治安が悪い所だって聞いたよ」

コーデリア「私だってヴィジランツだよ。自分の身くらいは…」

ウィル「うん…でもね…」

ウィル「アレクセイ一味は盗賊紛いの荒くれ者揃い」

ウィル「そんな所に可愛い女の子を行かせられるわけない」

ウィル「コーディーが強いとか信じてるとか関係ない」

ウィル「そんなこと、したら僕は自分が許せなくなる」

ウィル「好きな女の子をそんなところに行かせられるわけがない」

ウィル「だから頼めなかった」


81: 2014/01/29(水) 20:57:19.73
コーデリア「…ウィル」

ウィル「うん」

ウィル「もう、はっきり言うよ」

ウィル「コーディー、コーデリア、君が大好きだ」

ウィル「僕といっしょにいてほしい」

ウィル「…だめかな?」

コーデリア「…」

85: 2014/01/29(水) 22:29:09.38
ウィル「僕らがはじめて会ったのはヴェスティアの酒場だったね」

コーデリア「…うん」

ウィル「今でもしっかり思い浮かべられるよ」

ウィル「冒険者のパーティーに乗り遅れた君が息を切らせて入って来たのを」

ウィル「そのとき君を見て、なんて可愛い子なんだろうって思ったよ」

ウィル「こんな子と冒険できたらきっと楽しいだろうなって」

ウィル「恥ずかしいけどね」

ウィル「そのあと君と話せてすごく嬉しかったんだ」


91: 2014/01/30(木) 15:57:30.51
ウィル「多分一目惚れかな…あのときからずっと好きだったんだ」

ウィル「そして、いっしょに旅してるうちに、コーディーが優しくて、健気で、素直で、いつも一生懸命で…そんな女の子だってわかった」

ウィル「それで、ますます君のことが好きになった」

ウィル「おばさんのこととか、エッグのことで悩んでる時にもそばにいてくれてありがとう」

ウィル「コーディーみたいな子がいっしょにいてくれたおかげで、ずいぶん助けられたよ」

ウィル「本当にありがとう」

ウィル「君が好きです。これからもいっしょにいてください」

コーデリア「…」

92: 2014/01/30(木) 15:59:45.72
コーデリア「」グス

コーデリア「私もウィルが大好き…」

93: 2014/01/30(木) 16:35:44.70
コーデリア「女の子がヴィジランツになるのってやっぱり不安があったの」

コーデリア「ディガーとかヴィジランツには荒っぽい人が多いから」

コーデリア「だからウィルみたいな優しそうな男の子がいて、とっても安心したんだよ」

コーデリア「ウィルは私のこといつも気にかけてくれたよね」

コーデリア「おかげで何の心配もなく、馴染めたんだよ」

コーデリア「タイラーさんやナルセスもいい人たちで安心したけどね」

コーデリア「それからね」

コーデリア「ウィルといっしょにいるといつも楽しかった」

コーデリア「ウィルはいつでも一生懸命だから、そばにいると目が離せなくなっちゃうんだよね」

コーデリア「私は、そんなあなたの力になりたいと思ったの」

94: 2014/01/30(木) 16:39:59.05
コーデリア「ウィルが好きだから」

コーデリア「これからも一番近くであなたを守らせて?」

コーデリア「おねがい」

ウィル「…」

ウィル「こちらこそよろしくコーディー」

コーデリア「ずっとよろしくね、ウィル」

95: 2014/01/30(木) 16:51:07.55
ウィル「…ただ、守られっぱなしってのは恥ずかしいな。僕も男だし」

ウィル「僕もコーディーを守りたいな」

コーデリア「じゃあ私は、私を守ってくれるウィルの背中を守るよ」

ウィル「それなら安心たな」

コーデリア「安心だね」

ウィル「好きだよ、コーデリア」

コーデリア「私もだいすき」


ナルセス「はぁ…」

ナルセス「…なんでこの店で昼飯をとろうと思ったのか…」

ナルセス「…まぁ、おめでとうとだけ言っておくか」

ナルセス「おめでとう…ごちそうさま…」

96: 2014/01/30(木) 17:06:28.02
~~~

ラウプホルツ、夜

コーデリア「…ウィル、ウィル…」

ウィル「なんだい?」

コーデリア「呼んでみただけ…えへへ」

コーデリア「夜景…綺麗だね」

ウィル「うん」

ウィル「」ギュッ

コーデリア「なあにウィル?」

ウィル「抱きしめてみただけ」

コーデリア「えへへ…」

ウィル「あのさ…コーディー」

コーデリア「うん?」

ウィル「この冒険が終わったら結婚しようか?」

コーデリア「うん…」ギュッ

コーデリア「うん」

99: 2014/01/30(木) 17:19:58.20
~ワイド~

ウィルの家

ウィル「じゃあ行ってくるよ」

コーデリア「いってらっしゃいウィル」

ウィル「できるだけ早く帰るね」

コーデリア「待ってる。気をつけてね」

ウィル「じゃ!」

タイラー「お~い」

パトリック「早く行きましょう」

ウィル「今行きます!」

コーデリア「ウィル!」

ウィル「ん?」

コーデリア「私を選んでくれてありがとう」

ウィル「うん」


ーおしまいー

102: 2014/01/30(木) 17:29:28.38
おまけ

数年後

ナルセス「よしよし、リッチはかわいいなぁ」ナデナデ

リッチ「ばぶっ」

ナルセス「こいつらの子供とは思えん。いい子だ」

コーデリア「失礼だよナルセスさん」

コーデリア「私たちにそっくりだもんね~?」ギュッ

リッチ「ばぶ~♪」

ウィル「リッチもご機嫌だ」

ウィル「そういえば、ナルセスさん毎日来てません?」

ナルセス「来て悪いかな?」

ナルセス「よしよし、リッチー」ナデナデ

リッチ「ぶぶー」

ウィル「幸せだなぁ」

コーデリア「幸せだね」

リッチ「ばぶっ♪」


ーおまけおしまいー

103: 2014/01/30(木) 17:33:18.10
お目汚ししてすみません
読んで頂きありがとうございました
次はジニーちゃんやギュス様の話も書きたいです

106: 2014/01/30(木) 23:42:30.10
見て頂けて良かったです
サガフロ2のSSが増えますように

107: 2014/01/31(金) 09:55:51.87
HTML化したいんですが携帯ではれないのでお願いします。
すみません

112: 2014/02/01(土) 16:48:09.78
まだサガフロ2が結構愛されてて良かった

引用元: コーデリア「最近ウイルがラベールさんと仲がいい」