3: 2010/10/28(木) 15:20:01.46
律「へ?」

ギュ

梓「えへへ」

律「な、なななななな!?///」

唯「あずにゃんがりっちゃんに抱き着いた!?」ガーン

澪「梓、しっかりしろ!」

紬「あらあらうふふ」

5: 2010/10/28(木) 15:22:06.33
律「ちょ、梓苦し……離して」

梓「嫌です」

ギュウッ

梓「ぜーったい離しません、離さないんだから」グスン

律「あ、梓?」

唯「りっちゃんがあずにゃん泣かしたー」

澪「責任とれよ、律」

律「何の!?」

6: 2010/10/28(木) 15:23:36.66
紬「あらあらうふふ。ごめんなさい、今日のお菓子にアルコールが含まれていたみたい。少しだけど」フフ

紬「(まさか梓ちゃんがこれくらいで酔っちゃうなんて……。美味しいからいいけど)」

カメラ装備

律・唯・澪「えぇ!?」

律「どうすんだよ」ハァ

梓「にゃぁ~」スリスリ

律「あ、ちょ、くすぐったい!」
ガチャ

8: 2010/10/28(木) 15:25:35.84
和「律、いる?」

律「の、和!」

和「」

和「……お邪魔だったみたいね」

律「ち、ちがっ!」

梓「他の女と喋っちゃだめです」ジト

ギュウウ

律「う……///」

10: 2010/10/28(木) 15:28:20.54
唯「今日はもうずっとこのままだね!」

澪「お持ち帰り決定だな、律」ムスッ

紬「あらあらうふふ」

律「お持ち帰り言うな!ムギも笑わない!」

律「(どうすりゃいいんだよ~)」

梓「せんぱーい♪」ゴロゴロ

律「(か、可愛い///)」

11: 2010/10/28(木) 15:29:46.51
律「で、家に連れ帰ったのはいいけど……」

梓「みゃあ」ギュッ

律「……いい加減離れてくれ//」

律「(家に送ろうとしてもやだって暴れるし……)」ヤレヤレ

梓「……先輩」

律「え、なに?」

12: 2010/10/28(木) 15:31:42.18
梓「何でもないです」プイッ

律「(あ、離れた)」

律「あずさー?」ヒョイッ

梓「こ、こっち向かないで下さい!///」

律「ふえ?」

梓「……律先輩のバカ」グスッ

律「え、え!?」

13: 2010/10/28(木) 15:33:07.10
梓「何で、気付いてくれないんですか!」バッ

押し倒し

律「」

律「(あえ、何これ、どういう状況ですか梓さん!?)」

律「あ、あ、梓?///」

14: 2010/10/28(木) 15:35:04.41
梓「……バカ」

律「え?」

コテッ

律「……へ?」

梓「……ん」スースー

律「(寝ちゃった)」

15: 2010/10/28(木) 15:40:24.56
律「(……可愛いな)」ソッ

梓「りつ……」

律「!?」ビクッ

梓「……」スースー

律「寝言か……」ホッ

律「……私も寝るか。今日うち誰もいないから暇だし……」フアーァ

律「(梓に手掴まれてて動けないし……)」

律は、梓の隣に寝転ぶと目を瞑った。
次第に、意識が遠くなっていった。


16: 2010/10/28(木) 15:41:57.81
「……ぱいっ」

律「……んな」寝返り打ち

「……つせんぱいっ」

律「もうひょっと……」

梓「りつせんぱいっ!」

律「はひ!?」飛び起き

律「あ、あ、あれ?梓?何で梓がうちに……」

梓「何でじゃないですよ、私だって何も……!」

律「(……あぁ、思い出した。梓が酔って家に連れ帰ってきたんだっけ)」

律「梓、頭痛くないか?」

梓「へ?」

17: 2010/10/28(木) 15:43:45.21
梓「あ、そういえば少しズキズキします」

律「水飲む?」

立ち上がると、梓に尋ねる。

梓「あ、お願いします。……ってそんなことじゃなくってどうして私は先輩のお宅に!」

律「あー、うん」

律「(昨日さんざん抱きつかれたんだからちょっとくらい嘘言ってもいいよな!)」

律「忘れたのか、梓?私と律は一夜を共にした仲だろ」

18: 2010/10/28(木) 15:45:38.19
梓「」

律「」

梓「……え?」

律「……ん?」

梓「う、う、嘘ですよねっ!?」

律に詰め寄る梓。

律「え、えーっと……」フイッ

律「(ど、どうしよう、何か冗談なんて言い辛い雰囲気なんだけど……)」

梓「……、律先輩」

律「は、はいっ!」

19: 2010/10/28(木) 15:47:19.94
梓「……すいませんでした」ガバッ

律「へ?」

梓「それから、私をお嫁に貰ってやって下さい!」

律「」

律「……へ?」

20: 2010/10/28(木) 15:48:20.63
梓「宜しくお願いしますっ!」

律「え、いや、ちょ、落ち着け梓!一体何言って……!」

梓「私たちはもうそういう仲なんですよね!それなら私は律先輩にお嫁入りします!そうすれば万事OKです!」

律「え、いや、何が!」

梓「だめ、ですか?」ウルウル

律「(うっ……///)」

律「わ、わかったわかった。嫁に貰ってやる!」

21: 2010/10/28(木) 15:49:35.20
梓「!」パァッ

律「けどだな!」

梓「はい?」キョト

律「えっとその、あれだ!まだ嫁?とかそういうのって早いし、とりあえずまた今度ゆっくりと考えよう!」

梓「……」グスッ

律「わー!だから、ちょっと先延ばしするだけだって!別に急ぐこともないだろ!?私たちは今、もっと急がなきゃいけないことがあるんだし!」

梓「なんです?」

律「学校!」

梓「」

律「」

梓「もう、遅刻したら律先輩のせいですからねっ!」ダッ

律「知るかっ!っておい、ちょっと待て置いてくな!」


22: 2010/10/28(木) 15:53:09.50
律「はあー、なんか色々凄いことになっちまった……」ハァハァ

澪「おはよ、律。遅刻ぎりぎりセーフおめでとう」

律「どーも」

唯「りっちゃん、今日あずにゃんと登校してきたんだって!?朝帰りという奴ですな!」

律「誤解を招く言い方するな」

律「(ん?……でも梓はいわゆる“朝帰り”だと思ってるわけだよな……?)」

唯「あずにゃんと今会ったんだけど言ってたよ!それでりっちゃんがあずにゃんを
お嫁さんに……」

律「わーっ!」ガバ

23: 2010/10/28(木) 15:55:23.88
唯「ひょうひたの!?」

律「唯、それはだな……」

紬「お嫁さん!?」

律「む、ムギ!どこから涌いて出た!?」

澪「沸くなんて言い方失礼だろっ」ゴンッ

律「いひゃっ」

紬「いいのよ澪ちゃん!私は罵倒もどんとこい……話がずれたわ」コホンッ

紬「それで、どういうことかしら、りっちゃん?」

24: 2010/10/28(木) 16:07:09.75
律「どうって……」

紬「もしかして、本当にヤったの!?」

律「うあー!だからそういう誤解を招くような言い方すんなーっ!」

紬「でもお嫁に貰うってそういうことでしょ、ねえりっちゃん!」ガクガク

律「(う、頭が回る……)」グラングラン

律「と、とりあえずだなムギ……」

キーンコーンカーンコーン

澪「チャイムだ」

唯「席に戻らなきゃ!じゃあね、りっちゃん!」

紬「ちっ……」

律「(ムギが舌打ち!?)」

紬「りっちゃん、話はまた後で聞かせてもらうわ!」


25: 2010/10/28(木) 16:08:19.58
律「(あー、さっきはチャイム鳴って助かったけど……っていうか梓も何言い触らして……)」

律「(とりあえず、今日の放課後は部活休むか……。色々面倒なことになりそうだし)」

そして放課後。

律「悪い、澪。今日は部活休むわ」

澪「ん?わかったけど……。ムギとか唯が探してたぞ?」

律「あー、うん。謝っといて?」

澪「いいけど……。梓のこと、早くなんとかしろよな。どうせ律が梓に変なこと言ったから変な話になったんだろ?」

律「さすが澪しゃん」ハハッ

澪「伊達に幼馴染やってるわけじゃないからな」

律「まあ、なんとかするよ。っていうか梓もまさか本気じゃないだろうし……。じゃあまた明日な」

澪「じゃあな!」


26: 2010/10/28(木) 16:12:49.58
家到着!

律「あれ?メール来てる……。母さんからか」

母『暫く家に帰れそうにありません。ごめんねー。あと、父さんと聡も一緒にいるから!』

律「」

律「……どこ行ってんだ。何も聞いてねーぞおい。いや、寂しいわけじゃないけど」

ピンポーン

律「誰だ?」トコトコ

ガチャッ

律「」

梓「こんにちは、律先輩!」

27: 2010/10/28(木) 16:14:07.94
律「……、えっと、中野さん?」

梓「はい!大丈夫です、ちゃんと許可取って来ましたから!田井中さんの家にお世話になるって!」

律「いや、あの……」

梓「それに今、お家に誰も家にいらっしゃらないんですよね?あ、勘違いしないで下さいね、覗いてたとかいうわけじゃないですから」

律「(あー、もう何でもいーや……)」

律「で、梓は家に何しに来たの?」

梓「決まってるじゃないですか!律先輩のお嫁さんになるためです!花嫁修業です!」

律「」

律「(……まあ、親がいない間だけだったらいいか。何か断り難いし……家に誰かいてくれたほうが安心できるし……)」

梓「おじゃましまーす」

律「って早っ!まだ上っていいとか言ってないぞ!?」

梓「いいじゃないですか、私たち家族になるんですし」

律「……あぁ、そうだなもう何でも言ってくれ……」

28: 2010/10/28(木) 16:15:16.50

律「……」

梓「……」

テレビ『ワイワイガヤガヤ』

律「……梓」

梓「はい?」

律「……何かやらない?ずっと黙ったままテレビ見てるのつまんねーし」

梓「あー、そうですね。でも何をやるんです?」

律「とりあえず適当にゲームでも持ってくるか……。梓、その辺にあるお菓子適当に開けて食っといていいよ、ゲーム取ってくるし」

梓「はいー」

律「(花嫁修業とか言ってるけど完全にただのお客様だよな……)」トテトテ

ゲームを持ち帰る。
ガチャ

梓「りつせんぱーい♪」ガバッ

29: 2010/10/28(木) 16:16:23.48
律「あ、梓!?//」

梓「えへへー、律先輩あったかいですねえ」ギュウ

律「(こ、これは昨日と同じ……!)」

律「梓、今何食ってたんだ?」

梓「ほへ?これですよー」ガサゴソ

『洋酒入りとろけるちょこれーと』

律「やっぱりか……」ガクッ

梓「りーつ?」ヒョイ

顔覗きこむ。

律「///」ドキッ

律「あ、梓、ゲームしない?」

梓「やだ。りつに抱き着いてるのが良い」

律「(いやいや困るっての!私の理性その他諸々がさ!)」

30: 2010/10/28(木) 16:17:24.59
律「(っていうかさりげなくタメ口!?しかもりつって……。澪に似てる……
だめだ、本当にこのままじゃ……。梓は澪じゃないのに……っていうかもう、終わった
想いだろ……私は振られたんだから……)」

梓「……、りつ」

ギュッ

律「梓……?」

梓「……私を見てよ」

律「え?」

梓「私のこと、ちゃんと見てよ……っ」

31: 2010/10/28(木) 16:21:35.76
梓「ねえ、律先輩」グイッ

律「……梓」

梓「私じゃ、律先輩を温められないんですか」

律「……」

梓「私じゃ、澪先輩の代わりにはなれないんですか」

律「……、ごめん、今はまだ」

梓「……」

律「梓」

律「……あれ?寝てる……?」

梓「」スースー

律「(じゃあ今のは……、覚えてない?)」ホッ

律「(って何でほっとしてんだよ私は……。ちゃんと梓にごめんって伝えなきゃいけないのに……。けど、酔ってる状態だから間違えて言っちゃっただけなのかも。
それならまたちゃんと、梓と話せる、よな……?)」

32: 2010/10/28(木) 16:22:26.75
梓「」

梓「……」パチッ

梓「(律先輩、私の隣で寝ちゃった)」

律「」

梓「……、私、最低だなぁ」

梓「(酔った勢いでしか律先輩に甘えることが出来ないし、気持ちを伝えることも
出来ない……。今日はほんとは酔ってなかったけど……。本当の意味でちゃんと
素直になることが出来ない……。それに澪先輩の代わりなんて……無理だよね)」

梓「りつ……」

頬に触れる。

そして、そのまま短い口付けを落とした。

33: 2010/10/28(木) 16:23:41.36
律「……ん、寝ちゃってた……」フアーァ

律「もう夜か……。って、あれ?梓は……」

梓「律先輩、早く起きてください!晩御飯もうすぐで出来ますよ!勝手に食材とか使わせてもらいましたー」テヘッ

律「……。あー……うん、サンキュー、作ってくれて」

梓「当たり前じゃないですか、これも花嫁修業の一貫ですから!」

律「(よかった、やっぱりさっきのことは何も覚えてないみたいだな……)」

梓「律先輩、何ぼーっとしてるんですか?早く座ってください、出来ましたよ」

律「あ、うん」

34: 2010/10/28(木) 16:24:37.31
梓「はい、ご飯山盛りです。先輩、ご飯が好きなんですよね」ゴトッ

律「まあね」イタダキマス、パンッ

律「」モグモグ

梓「どうですか?」キラキラ

律「美味しいな!」ビックリ

梓「よかったです!さ、どんどん食べてください!」

律「あ、うん……。けど作りすぎ」

梓「」

梓「どんまいです」

35: 2010/10/28(木) 16:25:36.89
律「そんなあっさりと……」

梓「明日お弁当に入れて持っていけばいいじゃないですか」

律「やっぱり泊まる気なんだな……」

梓「もちろんです!何かいけませんか?」

律「いや……。というか、寧ろそうしてくれたほうが嬉しいっていうか……」

律「(私は何言い出すんだ!?けど、寂しいだけだし……うん、それだけだし、梓を引き止めちゃっていいよな……?)」

梓「……それは良かったです」ニコ

律「う、うん」

目を逸らして俯いた。

36: 2010/10/28(木) 16:26:32.83
晩御飯終了。

律「んじゃ風呂入るか。沸かしてくる」ヨイショ

梓「あ、大丈夫です。さっき沸かしておきました」

律「なんと……」

梓「どうぞどうぞ入ってきてください♪」

律「お、おう」

梓「それとも一緒に入りましょうか?」

律「え!?///」

梓「冗談ですよ、それくらいで赤くならないで下さい恥かしい」アハハ

律「ハハッ、だよ、な……」

梓「ちょっと期待とかしました?」

37: 2010/10/28(木) 16:28:47.52
律「し、してないしてない!//」

梓「変態ですね、いくら私の肌が見たいからって」ボソッ

律「いや、だからちげーし!」

律「(まあでも風呂二人くらいなら狭くないだろうし……、今寒いし私が入った後で梓が入ったらお湯冷めちゃうかも知れないし……)」モンモン

律「梓、やっぱ一緒に入る?」

梓「」

梓「変態!?」

律「……」ズーン

梓「……すみません、冗談です」

梓「さ、それじゃあ冷めないうちに入っちゃいましょう!」

41: 2010/10/28(木) 16:49:28.85
律「(で、風呂場に来たのはいいけど……)」

梓「(……脱衣所狭っ!)」

律「まあ、仕方無い。脱ぐか」

梓「へ?あ、はい!///」

律「いや、そこで赤くなるなよ!?大丈夫、別に見ねーし」

梓「じゃあ律先輩は奥で脱いでください。大丈夫です、私も見ませんから」

律「おぉ」ヌギヌギ

梓「……」ヌギヌギ

43: 2010/10/28(木) 16:53:47.36
律「っていうか、合宿とかでも一緒に入ってんだから別に気にすることない
よなあー」ハハッ

梓「……」ヌギヌギバサッ

律「(無言!?恥かしいんだけど!素面の梓はやっぱり酔ってるときみてーに
甘えてこないんだな……)」チラッ

律「(……あれ?梓の髪下ろした姿、澪に似てる……)」ボーッ

目が合い

梓「な、なに見てるんですか!?///」

律「わ、悪い///」カチューシャトリトリ

46: 2010/10/28(木) 16:57:41.01
梓「……///」プイッ

律「(あ、そっぽ向かれちゃった……)」

梓「(り、律先輩がカチューシャ外して……///さらにイケメン度UPですか!?)」

律「(あー、私のアホ!何見惚れてんだ!)」ヌギヌギバサッ

律「じゃ、じゃあ私先に入っとくから」

カラカラ
チャポーン

律「……はあ……」

48: 2010/10/28(木) 17:06:29.66
カラカラ

梓「失礼します……」

律「」ドキッ

梓「律先輩?」キョト

律「あ、いや……///のぼせちゃったのかも!」

梓「そんなに長い間浸かってないじゃないですか……」

律「まあまあ。そろそろ髪洗うよ。梓は寒いだろうし風呂浸かっとけ!」

梓「はあ?」

チャポーン

49: 2010/10/28(木) 17:10:16.49
梓「(律先輩って見た目よりももっと小さいんだな……)」ポーッ

律「」シャカシャカ

梓「(すごい、さすがうちのドラマー!頭洗うときもリズムに乗って!?)」

律「(あぁ、梓がいると思うと調子が狂う!)」シャッカシャッカ

シャワーザー

梓「あ、律先輩」

律「ん?」

梓「まだ後ろにシャンプー残ってますよ」ザバッ

53: 2010/10/28(木) 17:25:26.42
律「あ、ほんとだ」

梓「流してあげます」

律「え、いいよ別に!」

梓「いいからじっとしててくださいよ、目に入っちゃいますよ」

律「う、うん……」

シャワーザー

梓「(……律先輩の髪、本当にさらさらなんだなあ……)」

54: 2010/10/28(木) 17:36:03.63
梓「(ずっと触ってたいよ……)」ソッ

律「梓?手止まっちゃったけどどうしたんだ?」

梓「あ、すいません。終わりです」

律「ありがとな」ブルブル

梓「犬みたい……」プッ

律「あ、こら、今なんて言った!?」

梓「いえ、なんでもないです」ププッ

55: 2010/10/28(木) 17:39:54.62
律「こんにゃろ!」グリグリ

梓「い、痛いですって!」

律「今度笑ったら承知しねーからな!」フウ

梓「はいはい」ククッ

律「中野ー!」

律「(あ……今いつもどおりの感じに話せてる?そういえば、梓がこうやってちゃんと
笑ってるの見たの今日始めてな気がするし……)」

律「よかった……」ホッ

梓「何がです?」

律「ううん。ほら、今度は梓が座れよ。私が洗ってやる!」

57: 2010/10/28(木) 17:44:52.32
梓「え、いいですよ一人で洗います」

律「そんなこと言わないの!洗ってもらったんだし私も洗いたい!」

梓「子どもですか……」

律「いいからほらほら」グイッ

梓「(律先輩の手が私の肩に……//)」ストンッ

律「よし、それじゃあ目瞑れよ」

梓「は、はい……」ギュ

シャカシャカシャカ

律「痛くないか?」

58: 2010/10/28(木) 17:48:04.51
梓「あ、はい、気持ちいいです」

律「そーか、そんじゃあもっと気持ちよくしてやるぜっ!」

律「(って、この会話なんか工口くないか……?いや、何考えてる私は!)」

ジャカジャカジャカ

梓「い、痛いです、律先輩!」

律「あー、悪い!」

律「(焦って強くしちまった!気をつけないと!)」

シャカシャカ

梓「(あれ、このリズムは……)」

シャッカシャッカ

梓「(少し早いけど……)」

59: 2010/10/28(木) 17:52:59.92
律「~~♪」

梓「ふわふわ時間、ですか?」

梓「(律先輩の鼻歌!レアだ!)」

律「え、あぁ、うん。歌いたくなってなー」

ジャカジャカ

梓「 キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI ♪」

律「 揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ ♪」

いつもがんばる君の横顔
ずっと見てても気づかないよね
夢の中なら二人の距離縮められるのにな

61: 2010/10/28(木) 17:57:38.68
梓「(律先輩は、この曲を誰のことを想って歌ってるんだろう……)」チラッ

あぁ カミサマお願い
二人だけの

梓「(私のこと、じゃないよね……)」ズキッ

梓「痛っ!」

律「え!?目に入っちゃったか!?」

梓「みたいです……」

律「ちょっと調子に乗りすぎちゃったみたいだな。ごめんなー、梓」

シャワーザー

梓「いえ……」

梓「(二人だけのDream Timeください、か……。ずっとそう思ってたはずなのに、
何で実現した今、こんなに胸が痛いんだろう……)」

63: 2010/10/28(木) 18:02:36.33
律「よし、終わりっと」

シャワー止め

律「おー寒っ!」

梓「すいません先輩!」

律「いいっていいって。ほら、梓も浸かろうぜ?狭いけど」

梓「あ、はい」

チャポーン

律「(つーか……うちの風呂やっぱ狭すぎだろ!二人ならいけるとか考えた
私が悪かった!梓が近い……//)」

65: 2010/10/28(木) 18:08:07.76
梓「(あぁ、向かい合わせで座ってると律先輩の顔が凄い近い///)」

律「あ、梓!」

梓「はい?」

律「私の上に座るか?」

梓「……え?」

律「いや、変な意味で捉えないでくれよ!ほら、狭いしさ、胡坐かくからその
上に座ったらいいんじゃないかなーと……」シドロモドロ

梓「(律先輩の上に座る!?それって律先輩と密着……//)」

梓「えっと……」

律「私のことは気にしないでくれていいし!」

梓「そうはいわれましても……」

律「今のままよりはマシだろ?こんなに顔近くちゃ落ち着かないし……//」

79: 2010/10/28(木) 21:18:26.21
梓「わ、わかりました、失礼します//」

律「おう」

ストン

梓「(り、律先輩がさっきよりも近く感じるんですけど!先輩の太股が///)」アァ

律「くすぐった」

梓「はい?」

律「いや、梓の髪長いから顔に当たってさー」ケラケラ

梓「すいません」

律「謝るとこじゃねーし」ククッ

梓「(やっぱり律先輩はこんなに近くてもなんとも思ってないのかな……)」

86: 2010/10/28(木) 21:32:14.98
律「梓、もっと楽な姿勢しよーぜ?そんなかちんにならなくても」

梓「いえ、律先輩こそもっと適当に座ってくれていいですよ」

律「私はいいの」

突然、梓の髪に触れる。

梓「先輩?」

律「ん?いや、梓の髪、綺麗だなーと思ってさ。さっき髪洗ってるときも思って
たんだけど」

梓「そうですか?」

律「うん、それになんか澪の髪に似てる」

87: 2010/10/28(木) 21:36:01.43
梓「え」ズキッ

律「梓?」

梓「あ、いえ……。澪先輩と似てるなんて、そんなこと全然ないですよ」アハハ

律「まあ体型とかは正反対だよな」ケラ

梓「う……」

律「けどさ……」

髪に触れ続けながら。

梓「……なんですか」

律「やっぱ、なんか似てるんだよなあ、髪だけじゃなくって」

梓「……、そう、ですか」ズキズキ

89: 2010/10/28(木) 21:39:21.12
律「さて、と」スッ

梓「どうしたんですか?」

見上げて訊ねる。

律「そろそろほんとにのぼせそうだし上る。梓まだ入りたかったら入ってていいよ」

カラカラ

梓「……バカ」チャポン

90: 2010/10/28(木) 21:43:38.17
律「……」ハァ

律「(おかしーな、私……。何でこんな気持ちになるんだよ……)」フキフキ

律「さっさと着替えて梓が上る前に水でも飲んで頭冷やそ……」ボソ

部屋に戻る。

プルルルル♪

律「電話?誰だ?」

『着信:澪』

91: 2010/10/28(木) 21:48:07.97
律「……」ズキ

律「あー、もう、何でこんな罪悪感感じてんのかなあ、私」ハハ

律「(やっぱ私、さっきからおかしーわ……。澪からの電話でも全然嬉しく
なんねーんだもんな……。この罪悪感はどっちに対しての罪悪感なんかも
わからねー)」

プル、ル……ツー、ツー、ツー

律「あ、切れた」ホッ

水をコップに注ぐ。

律「また後で掛けなおせばいいか……」ゴクゴク

95: 2010/10/28(木) 22:07:54.22

梓「……もう帰ろっかな」

カラカラ

梓「(当たり前だけど、歓迎されてなかったみたいだし……)」フキフキ

梓「(勢いでお嫁にして下さいとかへんなこと言っちゃって……)」ハァ

服を着替えると、暫くその場に佇む。

梓「(ほんとは記憶だってちゃんとあるんだよね。確かに酔ってたときの記憶は
あんまりないけど、一応残ってるし……。律先輩と何もなかったことだって知ってる)」

梓「(全部知ってて、それなのにこんなふうに何も知らない振りして律先輩の傍
にいるなんて……)」

梓「最低だ……」グスッ

「何が?」

97: 2010/10/28(木) 22:13:03.20
梓「!?」ビクッ

律「何そんなに驚いてんだよ」ハハッ

梓「突然何も言わずに入ってくるから……吃驚しました」

律「悪うござんした。梓が遅いから何かあったのかと思って見に来たんだよ。
そしたらここでぼーっとしてるし。私のほうが驚いた」

梓「すいません……」

律「いいけどずっとここにいたら風邪ひくぞ?」

98: 2010/10/28(木) 22:19:31.06
梓「そうですね……」

律「……とりあえず向こう行こうぜ?」

手を掴む。

梓「!?///」

律「ほら、もう冷えてんじゃん」サスサス

梓「先輩の手、あったかい……//」

律「梓の手が冷たすぎるの。ほら、とりあえずこっから出るぞ」グイッ

梓「は、はい!」

102: 2010/10/28(木) 22:29:18.23

律「ほい」

温かいココアの入ったコップを梓の前に置く。

梓「ありがとうございます……」ゴクゴク

律「どう?美味いだろ?なんせりっちゃん特製ココアですから!」

梓「……普通のココアと何も変わらない気がするんですけど」

律「それは禁句だ!」

梓「美味しいですハハハ」

律「乾いた笑い漏らすんじゃねー」

103: 2010/10/28(木) 22:32:06.37
梓「でも……」

律「ん?なに?」

梓「味はあれですけど、温まりました」

律「そ。それならよかった」ニッ

梓「……///」フイッ

律「さて、飲んだらもう寝るか」

104: 2010/10/28(木) 22:34:45.83
梓「早くないですか?まだ10時回ったとこ……」

律「まあなー。でも今日は寒いし。梓、どこで寝る?」

梓「えっと、どこでもいいですけど……」

律「じゃあ私、梓の隣で寝ていい?ここに布団持ってくるしさ」

梓「へ!?」

律「やっぱだめ?」

梓「えっと、だめっていうかその……///」

105: 2010/10/28(木) 22:39:45.17
梓「(私の理性が持ちきるかどうか……っていう問題が……)」

律「大丈夫だって、変なことはしないから」ケラ

梓「(逆に私の理性がぶっ飛んじゃうかも知れないんですって!)」

律「おーさむっ」タタッ ガチャッ

梓「あ、律せんぱっ……!行っちゃった……」

梓「(ど、どうしよう、律先輩と隣で寝るなんて……//)」

107: 2010/10/28(木) 22:49:14.41
梓「(と、とりあえず落ち着こう……。だって、律先輩はまだ澪先輩のこと……)」

梓「……好きなんだもん」ボソ

梓「(自分で言ってて悲しくなってきた。やっぱだめだな、私は……)」

ガチャ

梓「あ、早かったですね……って布団一つ、ですか?」

律「悪い、梓……。これ、自分の部屋から取ってきたんだけど、他のお客用布団探して
もなかったんだよ……」

ドスッ

律「あー、重かった」ゼーハー

梓「すいません、私やっぱ……」

108: 2010/10/28(木) 22:54:17.15
律「帰ります、は無しだぜ?大体もう遅いし今日くらい泊まってけよ」

梓「……けど、御迷惑じゃ……」

律「いいの。っていうか、……私がいてほしいから」ボソ

梓「え?」

律「梓の言った通り、うちしばらく誰もいないんだよ、そんでちょっと寂しいっつーか、
寂しくないっつーか、だな……///」

梓「……」プッ

律「なっ!笑うんじゃねえ!///」

梓「(律先輩がいてほしいって言ってくれた……それだけでなんでこんなに嬉しく
なっちゃうんだろう。その理由が私と関係なくっても)」

律「もう!寝るぞ!」

111: 2010/10/28(木) 23:02:29.18
布団を敷くと、横になる。

律「ほら、梓もおいで」ポンポン

梓「えっと……ほんとに同じ布団で寝るんですか?」

律「仕方ないだろー、一つしかないんだから」

立ち上がると、迷う梓の手を掴んで無理矢理寝かせる。
そして、律もその隣に寝転んだ。

梓「(うわ、やっぱりやばい……///律先輩の顔が息がかかるほど近いよ///)」

律「寝れないんなら子守唄でも歌ってやろうか?」

梓「え、遠慮しますっ!」ゴロリ

律「あ、なんで背中向けるんだよー」

梓「(それこそ仕方無いじゃないですか!私の心臓が持ちません!)」

112: 2010/10/28(木) 23:03:38.62
>>109
同じく眠いんだけどどうすればいい……。
明日学校だしなorz

113: 2010/10/28(木) 23:06:16.15
律「まったくー」ハァ

梓「……」

律「……」

梓「…………」

律「…………、なあ、梓」

梓「……なんですか」

律「梓はさ、好きな人とか、いるの?」

梓「……なんなんですか、いきなり」

律「いや、聞きたくなって」ヘラリ

114: 2010/10/28(木) 23:09:00.78
梓「……いますよ」

梓「(私のすぐ隣に)」

律「そっか……」

梓「……律先輩、は」

律「なあ、梓」

梓の言葉を遮ると、背中を見詰めたまま、律は訊ねた。

律「ずっと好きだった奴がいるのに、突然心変わりするなんて、最低だと思う?」

115: 2010/10/28(木) 23:11:35.61
梓「……」ドキンッ

梓「そんなこと、……ないと思いますけど」

律「……ありがと」ゴロリ

寝返りを打ち、梓と背中合わせの状態になる。

梓「(……期待、してもいいのかな)」

律「(やっぱわかんねーや、自分の気持ち……なんとなく、こうしたらわかるかも
って思ったのに)」

129: 2010/10/29(金) 00:04:59.05
梓「……律先輩」

律「あー、ごめんな、変なこと聞いちゃって。もう寝ようぜ、おやすみ」

梓「あ……、はい」

律「……」

梓「……」

律「(もう寝たか?)」チラッ

梓「」スースー

133: 2010/10/29(金) 00:11:16.67
律「……」ヨイショ

梓を起こさないように布団から起き上がると、立ち上がった。
そのまま電気も点けずに机に置いてあった携帯を手に取って開ける。

『着信2件:澪』

アドレス帳を呼び出し、電話を掛ける。

プルルルル♪

澪『もしもし?律?』

律「寝てたか?」

134: 2010/10/29(金) 00:15:52.83
澪『ううん。歌詞書いてた。今日どうしたんだよ、全然電話に出ないし』

律「あー、悪ぃ」

澪『あのさ、律』

律「ん?」

澪『……気にしなくていいから。ほんとにもう、気にしなくていいから』

律「……うん」

澪『律、前に進めないのは私のせいなんだろ?』

律「それは自意識過剰だろ」

澪『そんなことない。きっとあのこと、気にしてる』

律「……澪、お前そんなこと話すために何度も電話してきたのか?」

135: 2010/10/29(金) 00:20:39.32
澪『……ごめん、違う』

律「知ってる」

澪『唯に告白した』

律「うん」ズキッ

澪『返事はまだだけど、付き合うことになるかも知れない』

律「……うん」

澪『それだけ』

律「そっか。頑張れよ」

澪『……ありがとな、律。いつも私の話、聞いてくれて』

律「気にすんな。今近くで梓寝てるしもう切るわ」

澪『あ、うん。律、最後にもう一度言わせて』

律「……うん」

澪『私のことなんかもう気にするな、バカ律』

ツー、ツー、ツー

137: 2010/10/29(金) 00:24:40.03
律「……うっせーよバカ澪」ヘラ

律「(あー、やっぱわかんねーよ……。澪の声聞いたって、梓の傍にいてみたって)」

律「寝よ……」

電気消すと、布団にもぐりこんだ。


140: 2010/10/29(金) 00:33:51.21
梓「……ん……」

気が付くと朝になっていた。

梓「……あ、律先輩」

律「」スースー

梓「(寒いと思ったら先輩が布団、取ってたんだ……)」ブルブル

時計を見る。

梓「」

梓「律先輩っ、起きてください今直ぐ!学校遅刻しちゃいますっ」

律「ふにゃ?」

梓「(ね、寝惚けてる律先輩が可愛い……//って、そんなこと考えてる暇じゃない!
さすがに二日連続で遅刻ぎりぎりは避けたいんだから!)」

142: 2010/10/29(金) 00:38:07.55
梓「先輩っ!」グワラグワラ

律「うぅ……ねみぃ」グウワラグウワラ

梓「キャベツ」

律「」パチッ

律「おう、おはよう、梓」

梓「(キャベツに反応して起きるなんて……)」

律「梓、今何時……」

梓「遅刻寸前ぎりぎり前です!」クワッ

律「は、はい!」


143: 2010/10/29(金) 00:43:50.46
梓「律先輩、寝起き、悪すぎ、ですっ」タタ

律「仕方ねえだろ、昨日、寝たの、遅かったんだし」タタタ

梓「(遅いって、あの時間で?……そういえば、律先輩携帯握りながら寝てたよね、
私が寝てる間誰かと話してたの……?)」

校門前に着く。

律「セーフ……」ゼーゼー

梓「朝から全力疾走は……」ハーハー

澪「きついな……」フゥ

律「」

梓「」

澪「え、なに?」

律「ななな、何でいるんだよ!?」

梓「澪先輩が遅刻しそうなんて……!」

144: 2010/10/29(金) 00:47:49.32
澪「仕方ないだろー、昨日あれからも中々眠れなくって……」

律「澪のことだから興奮して、だろ」

澪「へ、変な言い方するな!///」

梓「(あれから……?もしかして、律先輩は澪先輩と電話してたの?)」

律「梓?ぼーっとしてどうしたんだ?」

梓「あ、いえ!何でもないです!」

澪「私たちの教室、こっちだから。また放課後な、梓」

律「じゃーな」

梓「(……見慣れてるはずなのに、二人一緒の後姿。やな気持ちばっかに
なっちゃうよ……)」

146: 2010/10/29(金) 01:05:21.07

澪「あ、唯だ」

教室に向かっていると、突然澪が立ち止まる。

唯「えっと、澪ちゃん、りっちゃん、お、おはよう///」

澪「う、うん……///」

律「(初々しいなぁおい)」

律「私先教室行ってるわー」ヒラヒラ

教室の前に着いても、律は立ち止まらなかった。
そのまま通り過ぎる。
そして、非常階段の最上段でやっと足を止めた。

律「……やっぱ私、おかしーし……」

頭を抱える。

律「どうすりゃいいんだよ……」


149: 2010/10/29(金) 01:11:35.11
放課後。

唯「おいーっす!」

澪「あれ、まだ律だけ?」

律「うん、ムギ、なんかよくわかんねーけど取りに行くものがあるって言って
さっき部室出てった」

澪「へえ……」

律「上手くいったみたいだな?手なんか繋いじゃって」

澪「///」

唯「えへへ///」

ガチャ

梓「こんにちはー」

律「」ドキッ

紬「皆揃ってるかしらー?」ウフフ

151: 2010/10/29(金) 01:15:09.21
梓「うわっ、ムギ先輩!?」ビクッ

紬「あら、気が付かなかった?ずっと後ろ歩いてたんだけど」

梓「(知らない知らないそんなの知らない!)」ゾワッ

律「で、どうしたんだ、ムギ?」

紬「あ、そうそう。今日ね、祭りだって聞いたから」ニコニコ

澪「唯、ムギに言ったのか!?」

唯「言ってない言ってない!まだ言って無いよ!」

紬「あらあらうふふ。隠さなくてもわかるわよ。それでお祝いしようと思って
これ、持って来たの」

律「酒!?」

153: 2010/10/29(金) 01:19:53.60
紬「えぇ、でもノンアルコールだから大丈夫よ」ウフフ

律「なんだ……」ホッ

唯・澪「(本当かな……)」

梓「なんかよくわかりませんけど、練習は……?」

紬「まあまあ梓ちゃん」

椅子に梓を座らせる。
それにならって、皆も席に着く。

紬「それじゃあ盛大なパーティーを始めましょうか!」ウフフノフ

澪「な、なんか恥かしいんだけど、ムギ……」

唯「そんなことしなくても……」

紬「いいのいいの♪」

紬「(楽しみだわあ、これから起こること♪)」

155: 2010/10/29(金) 01:24:41.25
律「まあまあお二人さん」

梓「(……パーティー?お二人さん?)」ワケガワカラナイ

紬「ほらほら皆飲んで~♪梓ちゃんも♪」

チャポチャポ

梓「あ、どうもです」ゴクッ

唯「あれー、なんか楽しくなってきちゃった」

紬「唯ちゃん、もっと楽しみましょう!」

唯「うん、ムギちゃん!」

律「(うわー、ほんとの酔っ払いみたいになってきたぞ……本当にアルコール入って
ないんだろうな……)」

156: 2010/10/29(金) 01:35:59.92
トントン

澪「律」コソコソ

律「なに、まさか澪も酔って……!」

澪「酔ってない!第一飲んでないし……。えっと、まだちゃんとしたお礼言って
なかったから言おうと思って」

律「澪しゃんらしくない」

澪「う、うるさい、人がせっかく!」

梓「……」ジーッ

紬「梓ちゃん、もう一杯いかが?」

梓「いただきます」

コポコポ

梓「……」グビグビ

158: 2010/10/29(金) 01:47:10.38
澪「バカ律!」バシッ

律「い、いひゃいよ澪ひゃん……」ウゥ

ガタッ

律「ん?」

澪「梓?どうしたんだ?」

紬「あらあらうふふ」



梓「みーおせーんぱい♪」




ギュッ




律「」

163: 2010/10/29(金) 01:56:04.99
律「……え?」ズキン

澪「ちょ、梓!?///」アセアセ

唯「あー、あずにゃんが澪ちゃんに抱き着いてる~♪私も~♪」

澪「唯まで!?///」

紬「私も~♪」

澪「真似しなくていい!///」


律「(な、なんだよこれ……。なんで梓は私じゃなくって澪に……。何でこんなに
胸が苦しいんだ……)ズキズキ

梓「澪先輩~」ニャア

律「(……あ、そっか、私)」

164: 2010/10/29(金) 02:02:33.64
律「(昨日の罪悪感も、おかしー気持ちも全部……)」

律「好きだから、か……」

澪・唯「え?」

紬「Goodjobりっちゃん!」キラーン

律「なぁ、梓!」

澪に抱きついたままでいる梓に駆け寄る。

梓「……」ピクッ

律「梓、ごめん」

梓「」

166: 2010/10/29(金) 02:22:31.08
律「梓?」

紬「うふふ、唯ちゃん、澪ちゃん、私たち、ちょっと出ましょうか」カメラセット

唯「う、うん」

澪「いや、出たいのは山々なんだけど……、って、あれ?離れた」

梓はすっと澪から離れると、律に背を向けた。
それを見て、紬がにこにこしながら唯と澪の手を片方ずつ繋いで部室を出て行く。

律「皆、悪ぃ」

申し訳なさそうに謝ると、律は梓の背中に向き直った。
そして、その小さな背中に告げる。

律「梓、私の嫁にならないか?」

律「(……って、なんかちょっと違わない!?す、滑った!?)」

167: 2010/10/29(金) 02:26:16.63
梓「……律先輩」

律「ひゃい!」

律「(あーもう、私かっこ悪すぎだろ!)」

梓「それって、私が澪先輩に似てるから、ですか」

律「え?」

梓「律先輩、言いましたよね。私と澪先輩が似てるって。だからですか?私と
澪先輩を重ねてるんですか?」

168: 2010/10/29(金) 02:30:36.57
律「……」

ギュッ

振り向くことのない梓を、律は後ろから抱き締めた。

梓「……先輩!?///」

律「違うし。確かに、きっかけはそうだったかも知れないけど……でも、今は
澪と関係なく、梓のことが好き、なんだと思う」

梓「」

グスッ

律「あ、梓?」アセアセ

170: 2010/10/29(金) 02:35:48.31
梓「……変にかっこつけた先輩、変ですよ。私がお酒に酔った振りしてたとき
みたいに」

律「お酒に、酔った振り?」ビックリ

梓「……ほんとは全部知ってるんです、あの夜何もなかったことも、先輩が私に一度
今はまだ、なんて言って謝ったことも」

律「う……」

梓「私、ずるいんです。酔った振りしないと、酔わないと、自分自身の殻を破れないから。
そういうふうにしないと、律先輩に抱きつくことも出来なかったんです」

律「……」ギュ

梓「こんな私でも、それでも好きって言ってくれますか?」ポツリ

171: 2010/10/29(金) 02:41:39.53
律「」

梓「やっぱり……」

律「当たり前だろ」

梓「え?」

抱き締める腕の力をさらに強くする。

律「そんなことで嫌ってやんねーよ」ニッ

梓「……律先輩///」

律「改めて。梓。私の嫁になってください!」

梓「……もっとマシな言い方ないんですか、恥かしい」

律「だ、だって仕方ないだろー!///」

梓「仕方ないです、けどその前に、一夜を共にしなきゃいけませんね、律先輩?」ニコッ

終わる。

205: 2010/10/29(金) 20:08:16.54
――――― ――

律「(梓が家に来てからもうだいぶ経つけど……。いつになったらうちの親は
帰ってくるんだ……)」

あの日から数日が経った。
あの夜は、共に熱い夜を過ごしたことは言うまでもないだろう。
梓はその日から、ずっと田井中家に居座っていた。

梓「あ、律先輩、お皿洗っちゃうんで朝ごはん食べたんなら早く貸して下さい」

律「あ、うん。梓すっかり私の嫁さんみたいになってきたなあ」シミジミ

梓「どーもです。それより早く……」

律「梓ぁー」

ギュッ

梓「……誘ってるんですか?」

209: 2010/10/29(金) 20:28:13.52
律「……かも」

梓「もう……朝っぱらからなんて、律先輩ってやっぱり変態ですね」

律「なっ!別に関係ないだ……!?///」

チュ

梓「誘ってきたのは先輩なんですから、私は知りませんよ?」

律「わかってるし///でも梓だって、ヤりたいんだろ?///」

梓「うっさいです//」チュッ

律「んっ……///」

律「(梓の舌が……///何度も味わってるのに頭がクラクラする……///)」

211: 2010/10/29(金) 20:48:43.07
梓「……///」フゥ

律「梓……?///」

梓「ここで止めるって言ったらどうしますか、先輩?」

律「え……」

律「や、やだ……///」

梓「……プッ」

律「な、中野ォ!///」

梓「いただきます、律先輩♪」チュッ

律「……バカっ///」


212: 2010/10/29(金) 21:00:03.78
律「……///」ハァハァ

梓「……、もう1ラウンド、いきます?」ハァハァ

律「梓、朝から飛ばしすぎ……///」

梓「仕方ないじゃないですか。律先輩が工口い声で啼くんですから」フフフ

律「う、うるせー、言うな!///」カァア

梓「ちょっと舐めただけですぐに濡れますし……」

律「やめろー!///」

梓「何よりイくときの先輩は……」

律「中野ォ!///」

214: 2010/10/29(金) 21:10:38.23
イチャイチャ

梓「先輩ほんとに可愛かったですよ~」

律「だーっ、うるせー!///」

ガチャッ

律「」

梓「」

「ただいま~♪」

215: 2010/10/29(金) 21:33:51.37
律「母上ッ!?」

梓「(母上!?)」

律「(や、やべえ!私たちまだ服着てねえし……!)」オロオロ

梓「(り、律先輩のお母さん!?どうしようどうしようなんて挨拶したら……!///)」
ドキドキ

母「りつー、いないのー?」トコトコ

律「(ま、まずい、こっちの部屋来るっ!)」

律「梓、とりあえずお前押入れの中入っとけ!」グイッ

梓「へ!?」ポスッ

ピシャンッ
ガチャ

律「か、母さん遅かったな、お、おかえり!」アセアセ

母「」

218: 2010/10/29(金) 22:00:05.33
律「……」

母「……」

母「律、どうしてそんな格好してるの?」

律「え、えーっとその、暑かったっていうかー?」HAHAHA★

母「ふーん……私の娘ながら……アンタえろいわね♪」

律「!?」

梓「(お母様!?)」

220: 2010/10/29(金) 22:34:04.80
律「……あの、母さん……」

母「あらやだ、私ったら間違えちゃった」

律「え?」

母「言っちゃだめって言われてたんだっけ。それで、梓ちゃんはどこ?」

律「!?」ビクッ

律「な、な、何で知って……!?」

梓「(超能力者ですかお母さん!?)」

240: 2010/10/30(土) 12:01:06.05
母「あらやだ、また間違えちゃったわ」

律・梓「(何を!?)」

母「えーっと、こういうときなんて言うんだったかしら、そうそう、玄関にね、
靴が合ったから」ポンッ

律「し、しまったぁぁぁぁぁあ!」

梓「(……靴隠してましたけど。それに靴あっただけで私ってわかるわけない
じゃないですか)」

母「さ、もう隠さなくていいでしょ、梓ちゃんをさっさとお家に帰してあげないと」

律「う……」

梓「(なんか全部わかってるみたいな口調……。まさか見てたとかないよね。っていうか)」

梓「家に帰す!?」

ガラッ

242: 2010/10/30(土) 12:10:37.66
律「あ、梓お前、バカっ!」アワアワ

母「こんにちは、梓ちゃん」ニコオ

梓「(な、な、何か笑顔が怖いんですけどお母さん!?)」

律「あーもう仕方ねえ……。……とりあえず梓、服着ろ」ポイッ

梓「あ……///」キガエキガエ

母「あんたもね」ペイッ

律「う……///」キガエキガエ



母「それで……」ズズッ

母「梓ちゃんのことなんだけど」ニッコリ

律「……なんだよ?」ムス

梓「(うわあ、なにこれなにこれ)」

244: 2010/10/30(土) 12:29:55.19
母「うふふ」

梓「(何か誰かに似てる気がする……雰囲気が)」

母「まあそう怒らないで、沢庵でもどう?はい、梓ちゃん」

梓「あ、ありがとうございます」ポリポリ

母「琴吹マークの沢庵は美味しいわよねえ」ポリポリ

律・梓「」

律・梓「(まさか……)」

律「なあ母さん、どうして梓がうちにいるってわかったんだ?」

母「それは言わない約束してるから言えないの」ポリポリ

律「誰に言われた?」

母「秘密よー、そうねえ、沢庵さんってことにしといて」

梓「(もろ言ってるようなもんです、お母さん……)」

248: 2010/10/30(土) 13:20:29.26
律「(……ムギ、何した何喋った何やった!?)」

母「それでね、話を戻すけど」

梓「はあ……」

律「ちょっと待った!ストップ!」

母「何よ~?」ムウ

律「母さんが何言おうとしてるのか知らないけどさ、梓に変なことだけは言うなよ!?」

母「変なことって?」

律「それは……」

律「(もしムギが母さんに関わってたんなら、全部知られてる可能性、あるし……)」

梓「(反対、されるんじゃないかな、やっぱり……さっきも家に帰すみたいなこと
言ってたし……)」

249: 2010/10/30(土) 14:02:27.98
母「私はやっぱり反対よっ!」

律「ですよねー」

梓「」

律「」

梓「え、え?」

母「ってことだから、梓ちゃんにはお家に帰ってもらいましょう」ニコニコ

律「(母さん達が帰ってきたらそら帰ってもらうつもりだったけど……でも何で
そんな……)」

律「反対って、何でだよ!?」

梓「り、律先輩……っ」

251: 2010/10/30(土) 14:09:12.35
母「だって、当たり前じゃなーい?そういうことに理解がないつもりはないけど、
やっぱり同性同士っていうのは、ねえ……?」

梓「……」

律「っ!」

梓「先輩、私帰りますね」スッ

律「梓!?」

母「ごめんなさいね、梓ちゃん」

梓「いえ、よく考えてみたらそうですよね、おかしいですよね。こちらこそ
すみませんでした」ペコッ

母「いえいえ~♪」

律「」

252: 2010/10/30(土) 14:20:31.75
律「ちょ、ちょっと待てよ、梓!」

梓「……律先輩も御迷惑お掛けしてすみませんでした」

律「梓……」

梓「それじゃあ、お邪魔しました」スタスタ

ガチャンッ タタタッ

律「」

母「追いかける?」

律「!」

律「……当たり前だろ」ダッ

ガチャガチャバタンッ

母「あらあらうふふ」

ピリリリリ♪

母「あ、琴吹さん?ミッション成功よ♪」

『それは良かったです、お母さん♪また後日、りっちゃんの写真、送らせて頂きますね♪』

母「そうそう、それなんだけど、ついでに嫁の写真も宜しくね♪」

260: 2010/10/30(土) 19:10:03.01

律「(梓足速ぇーなおい!くそー、どこ行ったかわかんねー……)」タタタッ

律「はあ……一旦止まるか……」ハァハァ

「そんなことないよ~」

「大丈夫だって!絶対似合う!」

律「(……あ!唯と澪!?ちょっと様子見てみるか……)」コソッ

唯「澪ちゃんこそ似合うよ、してみなよー!」

澪「いや、私じゃなくって唯がすることに意義があるんだ!」

律「」

律「(猫耳だと……?)」

261: 2010/10/30(土) 19:11:47.14
律「よし、見なかったことにしよう。私の中の澪のイメージが崩れる」

澪「ってうわー、律!?」

律「あ、声出しちゃってた」アハハ

唯「りっちゃん、今までの見てたの?恥かしいよう///」

律「(おぉ、唯が珍しく真っ赤。いいもの見れた……って今はそんなこと思ってる
場合じゃなかった!)」

律「あのさ、澪、唯!梓見なかったか!?」

澪「え?見てないけど……」

唯「うん、私もあずにゃんは見てないよ?ムギちゃんならさっき見たけど。
そっちの草むらに隠れてビデオ撮ってたよ。何のビデオか知らないけど」

律「」

澪「」

263: 2010/10/30(土) 19:19:16.68
律「……ドンマイ、澪」ポンッ

澪「知らなかったことにする……」ズーン

唯「ほえ?」キョトン

律「唯、お前の頭は平和でいいな……とりあえず私は梓を探すし、じゃあな」

ダッ



梓「(思わず出てきちゃったけど……どうしよう……。けどもう、戻りようもないし)」

梓「律先輩……」

265: 2010/10/30(土) 19:32:01.86
梓「……うぅ」グスッ

「やっぱ子どもだなあ、梓は」ポンッ

梓「!?」

梓「り、り、律先輩!?」

律「まったく、足速いな梓……。おかげで探すのに苦労した」

梓「すみません……って、ここ謝るとこじゃないですよね」

律「そーそ」ニッ

梓「……律先輩」

律「なに?」

梓「抱き締めてください」

律「え……外だぞ?//」

梓「いいから」

律「……ったく……///」

ギュッ

梓「(律先輩のお母さんの言う通りだもん、やっぱり私たちの関係っておかしいんだ
よね……、だからもう……)」

266: 2010/10/30(土) 20:12:19.60
律「これでいい?///」

梓「……先輩」グッ

律「梓?」

梓「私たち、もう……」

律「言っとくけど、別れましょうとかいうのは聞かねーからな」

梓「!」ビクッ

律「第一さ、親の言うことなんかいちいち聞いてられっかよ。ほっときゃいいし」

梓「でも……」

律「ごちゃごちゃ言わない。梓はさ、その……私の、嫁、なんだからさ///」

267: 2010/10/30(土) 20:17:40.02
梓「自分で言って照れないで下さい恥ずかしい//」

律「仕方ねえだろー!こっちだってすっげー恥ずかしいんだからな、今の台詞!///」

梓「……」

律「……」

梓「」プッ

律「なっ!?///」

梓「なんだか……色々考え込んでたのがバカらしくなってきました」

梓「私、やっぱりずっと先輩と一緒にいたいです」

律「うん」

梓「ずっと律先輩と過ごして、それでいつか律先輩の立派なお嫁さんになってやるです!」

律「あぁ」ギュッ

律「帰ろう、私たちの家に、さ」

272: 2010/10/30(土) 21:46:13.65

ガチャリ

律「ただいまーっ……と」コソコソ

梓「何こそこそしてるんですか、律先輩。まるで泥棒みたいじゃないですか」コソコソ

律「そういう梓こそ!」

母「あら、お帰りなさい」

梓「!?」ビクッ

律「うわ、出た!」

母「扱いひどいわよー、律。まるでお化けかと思って見てみると実は美人な隣の家の
近所の人妻だった、みたいな目で見ないでよ」

律「いや、見てねーし。そんな目で見てねーし」

梓「というかなんですかその意味のわからない喩え……」

273: 2010/10/30(土) 21:53:33.58
母「まあひどい!それで?どうして戻ってきたの?」

律「……私と梓は」

梓「先輩!」ズイッ

律「梓?」

梓「お母さん、私、律先輩のことが好きです、大好きです、愛してると言っても
いいです!」

律「!?///」

母「ふんふん」

梓「律先輩に近付くために、酔ったふりしたりバカなこといっぱいしましたけど……
それくらい、律先輩のことが好きなんです!」

梓「だから……!」

母「だから?」

275: 2010/10/30(土) 22:04:17.79
梓「律先輩を下さい!」フンスッ

律「」

母「」

律「(ちょ、ちょっと待て、私を下さい!?///まるで結婚を決めた二人が親に挨拶
するときの決まり文句みたいじゃ……、あれ?そうなの?これってそうなの!?)」

梓「(い、言ってしまったあぁぁぁぁ!///)」

母「……」

律「(え、何、なんなのこの沈黙!?)」

梓「(うわー、もう今度こそだめだ……!)」

母「高校生の分際で」フンッ

律・梓「」

277: 2010/10/30(土) 22:28:10.75
母「羨ましいわねえーもう!いいわよ、もっとやりなさい!」

律・梓「え?」

母「別に元々反対はしてなかったわよう、ただ琴吹さんが面白いもの見れるって……」

母「あ、だめだめ、名前言っちゃったわ、琴ぶっきーさんってことにしといて!」

律「ムギ……」

梓「ムギ先輩……」

278: 2010/10/30(土) 22:29:55.95
母「梓ちゃん、さっさと律を貰っていってよ。律を啼かせるのは澪ちゃんだとばっかり
思ってたんだけど……」

律「はあ!?///」

母「梓ちゃん、あんなふうにうちの子を啼かせるなんて、あなた、凄いわ!」

梓「えーっと……///」

母「あ、先に言っておくけどもちろん挙式は外国でね。琴ぶっきーさんがいつでも
準備万端よって言ってたわ。けど、するなら高校出てからにしてね?後、ヤるのも
いいけどちゃんと……」

律「わかったわかった!もうそれ以上言うな!」

梓「(やっぱり見られてた、見られてたんだ……)」ハハハ

母「それで、田井中梓?それとも中野律?どっちにするの、あなたたち?」

律・梓「(……勝手に話進んでる!)」


280: 2010/10/30(土) 22:41:19.33

律「あー、やれやれ……」フゥ

梓「(やっと解放してもらえた……)」

律「(母さん、すっげーノリノリ……。けど、これでずっと梓と一緒にいれんのかな。
……まあ、梓の両親のことがあるけど。っていうかうちも父さんと聡帰ってきてないけど)」

律「ま、今はいっか……」ベッドダイブ

梓「……そうですね」ポスンッ

見詰め合う。

律「……なんか変な感じだな」ククッ

梓「そうですね……」フフッ

281: 2010/10/30(土) 22:57:46.73
律「なあ梓……」

梓「なんです?」

律「愛してるぞ」

梓「……誘ってるんですか」

律「うん」

梓「バカ」

チュッ

終わる。

282: 2010/10/30(土) 22:58:41.13
長々と、しかもぐだぐだと続けてすいません。
後日談とか蛇足だったなと……。
とりあえず最後まで見てくれた人に感謝!

287: 2010/10/30(土) 23:14:49.15
乙。

引用元: 梓「りーつせーんぱい♪」